JP2516480Y2 - 車両の油圧変速装置 - Google Patents

車両の油圧変速装置

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JP2516480Y2
JP2516480Y2 JP1989088632U JP8863289U JP2516480Y2 JP 2516480 Y2 JP2516480 Y2 JP 2516480Y2 JP 1989088632 U JP1989088632 U JP 1989088632U JP 8863289 U JP8863289 U JP 8863289U JP 2516480 Y2 JP2516480 Y2 JP 2516480Y2
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定徳 西村
吉次 三澤
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両の油圧変速装置の改良技術に関する。
(従来の技術) 例えば芝刈り機、耕耘機等の各種車両に、オイルポン
プ、オイルモータ等からなる油圧変速装置が搭載され、
この油圧変速装置によりエンジン出力を変速して駆動輪
へ伝達するものは特開昭63-301133号公報で知られてい
る。
上記特開昭63-301133号の油圧変速装置は、油路に切
換弁を介設したことを特徴とし、中立時には人為的に切
換弁を作動し、この切換弁によって油路中のオイルをリ
ダクションケースへ放出させる。結果、オイルモータを
フリー状態とする。
作業者は、オイルポンプが駆動されていても、オイル
モータと直動の車輪4,4がフリーとなり、車両を前・後
へ自由に移動できる。
(考案が解決しようとする課題) 前記切換弁の一端部がケース外へ露出している為、廻
りから芝の切片やゴミなどの異物が付着する虞れがあ
り、又ニュートラルレバー(走行用クラッチレバー)と
の連動装置が必要となる。
仍って、格別な防塵対策を付加しないで、防塵性に富
み上記の連動装置が不要な油圧変速装置が切望されてい
る。
(課題を解決するための手段) 上記要望に応えるために本考案は、(1)ハウジング
に揺動可能に取付けられピストンの移動範囲を変更する
べく揺動されることで変速状態や中立状態をつくりだす
変速用斜板と、オイルポンプの吐出ポートとオイルモー
タのインレットポート間を接続する油路と、オイルポン
プのインレット側の油路とを連通、遮断する切換弁を備
えた油圧変速装置において、前記切換弁は、油圧変速装
置のハウジングの内部に配置するとともに、変速用斜板
が変速状態から中立位置近辺に揺動されたとき、切換弁
が変速用斜板で押されて弁開となる弁体を備えているこ
とを特徴とする。または、(2)ハウジングに揺動可能
に取付けられピストンの移動範囲を変更するべく揺動さ
れることで変速状態や中立状態をつくりだす変速用斜板
と、オイルポンプの吐出ポートとオイルモータのインレ
ットポート間を接続する油路をオイルタンク側に連通、
遮断する切換弁を備えた油圧変速装置において、前記切
換弁は、油圧変速装置のハウジングの内部に配置される
とともに、変速用斜板が変速状態から中立位置近辺に揺
動されたとき、切換弁が変速用斜板で押されて弁開とな
る弁体を備えていることを特徴とする。
(作用) ハウジングに収納された切換弁は、同じくハウジング
に収納された変速用斜板にて作動される。
即ち、車両前進時には、切換弁は閉じていて、例えば
作業者がニュートラルレバー(走行用クラッチレバー)
を放すことで、変速用斜板が反前進側へ傾き、この変速
用斜板が切換弁のステムを押し出して切換弁を開く。高
圧・低圧側油路が切換弁を介して連通するのでオイルモ
ータ出力軸はフリーとなり車両は任意に人力にて移動可
能となる。
(実施例) 本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明す
る。
第1図は芝刈り機の側面図であり、歩行型動力芝刈り
機1は車体2の前後に前輪3,3と後輪4,4を備え、これら
前・後輪間に芝刈りブレード5とエンジン6を配設して
いる。
車体2後部からは斜め上方へハンドル7が延設され、
このハンドルの操作部分7aに変速レバー8a、スロットル
レバー8b及び走行用クラッチバー8cが揺動自在に取着さ
れている。
更に、後輪4,4間には油圧変速装置10が介設されてい
る。
第2図は本考案に係る油圧変速装置の正面図(車両側
面から見る)、第3図は同平面図、第4図は第2図のA
−A線断面図である。
油圧変速装置10は第2図に示す通り上部左にオイルポ
ンプ11、その右にオイルポンプ11に直交して設けたオイ
ルモータ15、オイルモータの下方に出力軸17を配置して
なる。
第3図に示す通りオイルポンプ11はエンジン6の出力
軸から延出したユニバーサル軸9に結合されたポンプ軸
11aと、この軸にスプライン嵌合したシリンダ部11bと、
このシリンダ部に擢嵌された複数のピストン11c…と、
これらピストンの先端にスラスト軸受11dを介して当接
する変速用斜板12、この斜板に先端が当接可能な中立用
切換弁20とからなり、これらがポンプケース11eに一括
収容されてなる。
前記変速用斜板12の軸はポンプケース11eに両端を支
承されるとともに、その一方がケース外へ延出し、この
軸端部12aに第2図に示す如きアーム12bが嵌合し、この
アーム12bの先端にワイヤ13の一端が係合し、ワイヤの
引き動作で図示右回転する。尚、アーム12bは、第3図
に示すコイル状リターンバネ12cにて、常時左回転方向
へ付勢されている。
又、この軸端部12aは斜板支持軸受カラーAを介して
孔Bを有したポンプケース11eに枢着されており、上記
カラーAを設けたことにより、ポンプケース11eの一端
に設けた大きな孔Bより変速用斜板12を入れ、上記カラ
ーAでこの軸端部12aを容易に支持でき、これらの組付
けが簡素化される。
上記オイルポンプ11と油路で連結するオイルモータ15
は(第4図参照)、モータ軸15aにシリンダ部15bをスプ
ライン15c…を軸受15dに当接してなり、これらをモータ
ケース15eに一括収納してなる。
更に、モータ軸15aは大きく延出し、小ギヤ15fを備え
る。一方、このモータ軸15aに平行に出力軸17が配置さ
れ、出力軸には大ギヤ17aが嵌め合され、上記小ギヤ15f
と大ギヤ17aとからなるギヤセットが単段減速機構を構
成する。図中、18aはオイルフィルタ、18bはナイフゲー
ジ18c付きオイルキャップであり、これらはポンプケー
ス11e、モータケース15eを含む油圧変速装置のハウジン
グ10aに収納、配置されている。
第5図は中立用切換弁の説明図であり、第3図で示し
た中立用切換弁20は円錐形弁体21と、この弁体から延び
るロッド22と、弁座23を具備するとともにロッド22をガ
イドするスリーブ24と、図示する如く弁体21を弁座23へ
押しつけるバネ25とからなる。
この切換弁20は、前記ロッド22が変速用斜板12によっ
て図右方へ押し出される位置に配置され、オイルポンプ
11の吐出ポート11fとオイルモータ15のインレットポー
ト15gとを結ぶ高圧側油路26の分岐高圧油路27出口を弁
体21の反弁座側背面21aに臨ませ、またオイルポンプ11
とオイルモータ15とを結ぶ低圧側油路28出口及びオイル
フィルタ18aから伸びるサクションパイプ出口18dを弁体
21の弁座側前面21bに臨むように油路中に介設する。
以上に述べた油圧変速装置の作用を次に述べる。
第5図において、オイルポンプ11から高圧オイルは高
圧側油路26を通って、オイルモータ15に送られ、オイル
モータ15のピストン15c…を前進せしめてモータ軸15aを
駆動し、作用が済んだオイルは低圧側油路28を通ってオ
イルポンプ11へ戻る。
モータ軸15aはギヤ15f,17aを介して出力軸17(第4図
参照)を回転して車両を前進させる。この間、分岐高圧
油路27は、弁体21、弁座23が密着している為に行き止り
になっている。
作業者が車両を停止するには、作業者は握っていた第
1図の走行用クラッチレバー8cを放す。ワイヤ13はリタ
ーンバネ12cで引張られているのでニュートラルレバー8
cをN方向へ揺動させるとともに第6図の変速用斜板12
をストッパ11gに当るまで左回転させる。
第6図(b)は、変速用斜板12が左回転した状態を示
し、同斜板12はロッド22を図右方へ押し出し、結果、弁
体21は弁座23と離間する。このことで、高圧側油路26は
低圧側油路28に連通する。又は、高圧側油路26は低圧側
油路28並びにサクションパイプ出口18d、オイルフィル
タ18aを介してオイル溜まりに連通する。オイルモータ1
5のピストン15c…に連通する高圧側油路26と低圧側油路
28とが連通するのでモータ軸15aはフリーとなり、出力
軸17もフリーとなるから車両は任意に移動可能となる。
第7図は第5図の別実施例を示す図であり、第5図の
弁体21をボール30、ロッド22をロッド31に変更したもの
であり、構成部品を簡単に出来る。
(考案の効果) 以上に述べた如く本考案は、中立切換弁を油圧変速機
のハウジングに収納し、同ハウジングに収納されている
変速用斜板で作動させるようにしたので、切換弁での芝
切片やゴミなどの異物の付着が皆無となり、容易に防塵
性を高めることができる。
更に、切換弁を操作する格別な調整機構が不要となる
ので装置全体が簡単になり、小型化を図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は芝刈り機の側面図、 第2図は本考案に係る油圧変速装置の正面図(車両側面
から見る)、 第3図は同平面図、 第4図は第2図のA−A線断面図、 第5図は中立用切換弁の説明図、 第6図は(a),(b)は作用説明図、 第7図は第5図の別実施例を示す図。 10……油圧変速装置、10a……ハウジング 11……オイルポンプ、11f……吐出ポート 12……変速用斜板、15……オイルモータ 15g……インレットポート 20……中立用切換弁、22……ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石川 智明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−233262(JP,A) 特公 昭42−23299(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングに揺動可能に取付けられピスト
    ンの移動範囲を変更するべく揺動されることで変速状態
    や中立状態をつくりだす変速用斜板と、オイルポンプの
    吐出ポートとオイルモータのインレットポート間を接続
    する油路と、オイルポンプのインレット側の油路とを連
    通、遮断する切換弁を備えた油圧変速装置において、 前記切換弁は、油圧変速装置のハウジングの内部に配置
    されるとともに、変速用斜板が変速状態から中立位置近
    辺に揺動されたとき、切換弁が変速用斜板で押されて弁
    開となる弁体を備え、前記弁体が弁開となったときにオ
    イルポンプの吐出ポートとオイルモータのインレットポ
    ート間を接続する油路とオイルポンプのインレット側の
    油路とを連通して閉回路を開回路に変更し、常時開回路
    にすることを特徴とする車両の油圧変速装置。
  2. 【請求項2】ハウジングに揺動可能に取付けられピスト
    ンの移動範囲を変更するべく揺動されることで変速状態
    や中立状態をつくりだす変速用斜板と、オイルポンプの
    吐出ポートとオイルモータのインレットポート間を接続
    する油路をオイルタンク側に連通、遮断する切換弁とを
    備えた油圧変速装置において、 前記切換弁は、油圧変速装置のハウジングの内部に配置
    されるとともに、変速用斜板が変速状態から中立位置近
    辺に揺動されたとき、切換弁が変速用斜板で押されて弁
    開となる弁体を備え、前記弁体が弁開となったときにオ
    イルポンプの吐出ポートとオイルモータのインレットポ
    ート間を接続する油路をオイルタンク側に連通して閉回
    路を開回路に変更し、常時開回路にすることを特徴とす
    る車両の油圧変速装置。
JP1989088632U 1988-07-28 1989-07-28 車両の油圧変速装置 Expired - Lifetime JP2516480Y2 (ja)

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CA002022176A CA2022176C (en) 1989-07-28 1990-07-27 Hydraulic transmission for motor vehicle
DE69016868T DE69016868T2 (de) 1989-07-28 1990-07-30 Hydraulisches Getriebe für ein Motorfahrzeug.
EP90308362A EP0410819B1 (en) 1989-07-28 1990-07-30 Hydraulic transmission for motor vehicles
US07/559,896 US5094078A (en) 1989-07-28 1990-07-30 Hydraulic transmission for motor vehicle
US07/724,847 US5259193A (en) 1989-07-28 1991-07-02 Hydraulic transmission system
US07/741,254 US5119632A (en) 1988-07-28 1991-07-29 Hydraulic transmission for motor vehicle

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