JPH0752666A - 油圧トランスミッション - Google Patents

油圧トランスミッション

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JPH0752666A
JPH0752666A JP5198172A JP19817293A JPH0752666A JP H0752666 A JPH0752666 A JP H0752666A JP 5198172 A JP5198172 A JP 5198172A JP 19817293 A JP19817293 A JP 19817293A JP H0752666 A JPH0752666 A JP H0752666A
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shaft
clutch
pump
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Toshitaka Hasegawa
利恭 長谷川
Masaru Iida
勝 飯田
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    • F16H47/00Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing
    • F16H47/02Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the volumetric type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T74/19023Plural power paths to and/or from gearing
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    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19149Gearing with fluid drive

Abstract

(57)【要約】 【目的】 汎用性のあるコンパクトな油圧トランスミッ
ションを得る。 【構成】 油圧ポンプPと油圧モータMをハウジング内
の上下に並べて配置し、油圧ポンプを駆動する入力軸5
aと第一伝動軸5bとの間に油圧作動型のクラッチDを
共通のハウジング内に収容して、単一のパワーユニット
に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動力取出軸(PTO軸)
を有する油圧トランスミッションの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から油圧トランスミッションは公知
となっており、例えば、実公平4−50180号公報の
技術がある。該技術は産業車両の走行駆動系に用いられ
る油圧トランスミッションにおいて、油圧ポンプと油圧
モータを上下に並べて配置することにより、油圧ポンプ
に係合する入力軸を延長してPTO軸として利用し、走
行駆動系以外の他のポンプや作業機を駆動させることが
開示されている。
【0003】また、実開昭63−27758号公報には
産業車両の走行輪の車軸を含むトランスアクスルが開示
され、油圧ポンプと油圧モータを上下に配置した前記形
式の油圧トランスミッションが付設され、また、トラン
スアクスルには、PTO軸が装備され、油圧トランスミ
ッションの入力軸からの伝動を断切する油圧作動型クラ
ッチを備え、油圧トランスミッションの出力軸と車軸と
の間にはトルク比を変更するための有段の変速装置を備
えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし前者のトランス
ミッションにおいて、PTO軸の動力の断接を行うクラ
ッチを設けるとなると、スペースがないためにケース外
に設けることになり、後者のトランスアクスルの場合に
は、油圧作動型クラッチをアクスルケース内に備えてい
るために産業車両の仕様によって種々のトランスアクス
ルを用意する必要があり、汎用性がなく、また、バルブ
等をトランスアクスルに設ける必要がある。そして、油
圧作動型クラッチの油圧源を別に設ける必要があったの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を解決するために、次のような手段を用いるものであ
る。即ち、油圧ポンプと油圧モータをハウジング内の上
下に並べて配置し、油圧ポンプに係合する入力軸と、ハ
ウジング外にその一端部が突出する第一伝動軸との間に
クラッチを配置して、前記ハウジング内に収容し、ま
た、該クラッチを油圧作動型に構成したものである。
【0006】また、前記油圧ポンプと油圧モータを接続
する閉回路に作動油を補給するチャージポンプを入力軸
上にて駆動し、該チャージポンプを前記油圧作動型クラ
ッチの作動油源としたのである。また、前記チャージポ
ンプを更に前記油圧作動型クラッチの潤滑油源したので
ある。また、この油圧作動型クラッチの断接操作バルブ
を前記共通のハウジングに配置したのである。また、前
記油圧ポンプの可動斜板を中立姿勢に自動復帰させる機
構を前記共通のハウジング内に配置したのである。ま
た、前記クラッチの断接時に連動して、その従動側を制
動するブレーキ装置を前記共通のハウジングに配置した
ものである。
【0007】また、前記油圧モータに係合する出力軸と
第二伝動軸の間に有段の変速装置を配置し、前記共通の
ハウジング内に収容し、また、前記出力軸を中空軸と
し、その中に前記第二伝動軸が挿通配置されて、該第二
伝動軸の前端部と後端部を前記共通のハウジングの前後
に突出配置したものである。
【0008】
【作用】このような手段を用いることによって、一つの
ハウジング内に油圧ポンプと油圧モータと、第一伝動軸
の動力を断接するクラッチが収容されて、コンパクトな
油圧トランスミッションとなり、汎用性のある単一のパ
ワーユニットが構成される。チャージポンプにより得ら
れる圧油は油圧式無段変速装置の閉回路内へ補給すると
共に、前記クラッチを油圧作動型にした時のクラッチの
作動油としても利用され、その油圧作動型クラッチの断
接を行う電磁バルブが共通のハウジングに設けられてい
るので、油路構成を簡単とする。
【0009】そして、入力軸とその延長上に配設された
第一伝動軸との間にはクラッチが介在されて、クラッチ
が「接」の時に動力が伝達されて、動力を伝達しない時
には、ブレーキ装置によって第一伝動軸は制動される。
また、油圧モータMは中空の出力軸より有段変速装置を
介して、出力軸と同心に設けた第二伝動軸に伝達される
ようになり、該第二伝動軸はハウジングの前後両側に突
出されて、両側よりトルク比が変更された動力が取り出
せる。
【0010】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に従って説明す
る。図1は本発明の油圧トランスミッションの側面断面
展開図、図2は図1におけるX−X断面図、図3は図1
におけるY−Y断面図、図4は図2におけるZ−Z断面
図、図5は油圧回路図、図6、図7、図8は本発明の油
圧トランスミッションを装着したトランズアクスルの模
式図である。
【0011】本発明の油圧トランスミッションのハウジ
ングはメインケース1と前蓋2と後蓋3からなり、メイ
ンケース1の前後の開口を前蓋2と後蓋3によって閉じ
る構成とし、該前蓋2の前面上部にポンプケース4を貼
設し、前蓋2とメインケース1との間に入力軸5aと出
力軸6aがそれぞれ前後方向に平行にベアリングを介し
て回転自在に軸支されている。
【0012】前記メインケース1は長手方向の略中央箇
所に仕切り壁1aが設けられ、該仕切り壁1aの中途部
より前方水平方向に仕切り壁1bを設けて、前蓋2と仕
切り壁1aとの間の上部にポンプ室Aを、下部にモータ
室Bを形成し、また後蓋3と仕切り壁1aとの間には変
速室Cを形成している。但し、前記仕切り壁1bは省く
ことが可能である。そして、前記前蓋2の下部前面にオ
イルフィルター7が付設され前蓋2の開口部2aを通じ
てモータ室M内の油がオイルフィルター7に取り込まれ
濾過された油が後述するチャージポンプCpのサクショ
ンポートに吸い込まれるようになっている。
【0013】前記入力軸5aの延長線上に第一伝動軸5
bが位置するように、同心で前後に対向して配されてお
り、その突き合わせ部は変速室C内に配設されて、入力
軸5aより後述するクラッチDを介して第一伝動軸5b
に動力が伝達されるようにし、該第一伝動軸5bの端部
は他の作業機を駆動できるように後蓋3より突出してい
る。また、入力軸5aの前端はエンジンの出力軸と連動
されて動力が伝達されるようにしており、ポンプケース
4内の入力軸5a上にはポンプギア9を固設してチャー
ジポンプCpを形成し、ポンプ室A内の入力軸5aによ
り油圧ポンプPが駆動され、後端は変速室C内において
クラッチDの摩擦板支持体10を外嵌し、端部に第一伝
動軸5bをベアリングを介して回転自在に挿入支持し、
更に、入力軸5a内に変速室Cに開口する油路5cを形
成して、前蓋2にて被覆された入力軸5aの油路受継部
から、前記チャージポンプCpが発生する圧油の一部を
クラッチDへの潤滑油として供給できるようにしてい
る。
【0014】前記油圧ポンプPはシリンダブロック11
を入力軸5a上にスプライン嵌合し、該シリンダブロッ
ク11にはピストン12・12・・・を出入自在に挿入
し、該ピストン12・12・・・頭部を可動斜板13に
当接している。該可動斜板13は図2に示すように両側
がトラニオン軸14に支持され、該トラニオン軸14の
両端はメインケース1と側蓋50に回転自在に支持さ
れ、トラニオン軸14一端のケース外に変速レバー15
が固設されて可動斜板13の角度を変更可能としてい
る。可動斜板13は図5に示すように、メインケース1
の側方に開口した孔よりポンプ室A内に組み込まれ、そ
して、前記孔は側蓋50により閉鎖されて可動斜板13
は前述のように支持されることになる。
【0015】前記側蓋50側に支持されたトラニオン軸
14にはトルクバネ51が巻回されてあり、該バネ51
の両端は同方向に延伸して途中で交差し、可動斜板13
の側面に植設したピン13a及び側蓋50の内面に植設
した位置決めピン52を挟み込むようにしている。これ
により可動斜板13は位置決めピン52を基準にしてト
ルクバネ51、ピン13aを介して中立姿勢への自動復
帰力が与えられることになる。
【0016】また、前記前蓋2はセンタセクションを兼
用しており、そのポンプ室Aに位置する内面には前記シ
リンダーブロック11が回転自在となるように取付面を
形成し、また、モータ室Bに位置する内面に油圧モータ
Mのシリンダーブロック16の取付面も同様に形成して
おり、該取付面上にはそれぞれ一対のキドニーポートを
穿設して、前蓋2内に一対の油路20・21(図4)を
穿設して連通して、油圧ポンプPと油圧モータMの間で
閉回路を形成している。従って、油圧ポンプPと油圧モ
ータMとの組合せで正逆転で、かつ無段変速可能な第一
変速装置が構成されている。前記出力軸6aは中空軸と
し、その内部に第二伝動軸6bを挿通している。出力軸
6aは前蓋2とメインケース1の仕切り壁1aに回転自
在に支持されて、モータ室B内で油圧モータMのシリン
ダブロック16を係合し、該シリンダブロック16に油
圧ポンプPと同様にピストン17・17・・・を挿入し
て、該ピストン17・17・・・の頭部を固定斜板19
に当接させている。そして、変速室C内の出力軸6aの
端部上に歯車33aが固設されている。
【0017】前記第二伝動軸6bはハウジングを貫通し
て前蓋2と後蓋3にベアリングを介して回転自在に支持
され、前後両端をハウジング外に突出して産業車両の前
輪や後輪に動力を伝達できるようにし、変速室C内の第
二伝動軸6b上にスライド歯車34をスプライン嵌合
し、その一側に前記歯車33aを、他側に歯車35aを
配設し、該歯車35は回転自在に第二伝動軸6b上に遊
嵌されている。
【0018】そして、スライド歯車34の摺動によりス
ライド歯車34の内歯が選択的に歯車33aの歯部33
b又はと歯車35aの歯部35bに噛合可能とし、該ス
ライド歯車34は図3に示すように、スライドフォーク
39によって摺動され、該スライドフォーク39はハウ
ジング外に設けた副変速レバー40の回動によってフォ
ーク軸上をスライドする。歯車35a・33aはメイン
ケース1と後蓋3に回転自在に横架したカウンター軸3
6上に固定した中間歯車37・38とそれぞれ常時噛合
し、歯車摺動式の有段変速装置を構成し、前記副変速レ
バー40の回動によって高低2段のトルク比の変更が可
能となる。そして、前記チャージポンプCpからの圧油
分流弁22、チェックバルブ23・23を介して前記第
一変速装置へ作動油を補給できるようにしている。27
はチャージ圧を設定するリリーフバルブである。
【0019】そして、前記分流弁22はポンプケース4
内に設けられて、一方は閉回路の補給ポートへ送油さ
れ、他方は前蓋2の油路2a(図1)、メインケース1
の油路1c(図2、図3)、後蓋3の油路を介して、後
蓋3上に設けた電磁弁24に連通し、該電磁弁24の二
次側に油路3a(図1)から第一伝動軸5bの軸内に形
成した油路5dを介してクラッチDのクラッチケース2
5内に送油してピストン26を移動して摩擦板を圧接
し、入力軸5aから第一伝動軸5bへ動力を伝達すると
同時に、クラッチケース25を制動する為のブレーキ装
置Eを解除するようにしている。
【0020】つまり、前記ブレーキ装置Eは図3に示す
ように、クラッチDの側方に配設されて、変速室Cの側
方のメインケース1内にピストン29を収納するシリン
ダー1dを形成し、該ピストン29の中心を貫通して固
設したピストンロッド29aの先端を変速室C内へ突出
してブレーキパッド31を固設し、該ブレーキパッド3
1をクラッチケース25に当接可能に配置し、ピストン
ロッド29aの他側にはバネ30a・30bを外嵌し、
ブレーキパッド31をクラッチケース25に当接するよ
うに付勢している。そして、ブレーキパッド側のシリン
ダー1cの側面には油路1eが連通され、該油路1eは
前記電磁弁24の二次側の油路3aと連通し、クラッチ
Dが切りの時はクラッチケース25にブレーキパッド3
1を当接させて、第一伝動軸5bを制動するようにして
いる。図4における32はクラッチDの作動圧力を規定
する為の圧力調整弁である。また33は前記クラッチD
への潤滑油圧を規定する為の圧力調節弁である。
【0021】このような構成において、入力軸5aがエ
ンジン等の駆動源によって駆動されると、油圧ポンプP
が駆動され、変速レバー15を回動して可動斜板13が
傾倒されると、その回転方向及び回動量に従って、圧油
の送油方向及び送油量が決定されて、油圧モータMの出
力軸6aにはその送油方向及び送油量に合わせた回転方
向及び回転数が得られる。そして、第二変速装置のスラ
イド歯車34を歯車33aに噛合させると、該出力軸6
aより歯車33a、スライド歯車34を介して第二伝動
軸6bに低トルク出力され、スライド歯車34を歯車3
5aに噛合させると、該出力軸6aより歯車33a、中
間歯車38、カウンター軸36、中間歯車37、歯車3
5a、スライド歯車34を介して第二伝動軸6bに高ト
ルクが出力される。
【0022】そしてまた、クラッチDを電磁弁24によ
り選択的に入り操作した時には入力軸5aの回転が第一
伝動軸5bを通じてハウジング外へ出力される。以上の
構成をした油圧トランスミッションは汎用のパワーユニ
ットとして様々の仕様をした産業車両に、例えば図6、
図7,図8に示すようなトランズアクスル用として装着
され、この時に前記後蓋3はトランズアクスルケースに
対する取付基板として機能する。そして、前記第一伝動
軸5bはPTO軸の駆動源に、また、第二伝動軸6bは
車軸の駆動源となるのである。即ち、図6に示す100
が前記油圧トランスミッションを装着するトランズアク
スルケースであり、その内部に入力軸102、減速歯車
機構103、差動装置104、車軸105を互いに連動
連結して収容している。前記後蓋3より突出する第二伝
動軸6bの後端にジョイント101が装着され前記入力
軸102が連結される。また、トランズアクスルケース
100の後壁には、減速歯車機構110及びリアPTO
軸111を有するPTOケース108が装着され、その
入力軸109にはジョイント107b、ジョイント軸1
07及びジョイント106を介して前記後蓋3より突出
する前記第一伝動軸5bの後端が接続される。
【0023】また、図7に示すトランズアクスルケース
100の内部には前記入力軸109と前記PTO軸11
1が一体的に収容されており、入力軸109とリアPT
O軸111との間には出力トルク比を変更するための歯
車切替式の有段変速装置が設けられている。リアPTO
軸111のための入力軸109及び車軸105のための
入力軸102の前端にジョイント106、101を介し
て前記第一伝動軸5b及び第二伝動軸6bが接続されて
いる。また、図7に示すトランズアクスルケース100
では前記第二伝動軸6bに接続する前記入力軸102が
ベベルギアを介して差動装置104に接続され、また、
リアPTO軸111の他にミッドPTO軸115が装備
されており、前記第一伝動軸5bに接続する入力軸10
9とリアPTO軸111との間を動力断接自在なクラッ
チ113が、また該入力軸とミッドPTO軸115との
間を動力断接自在なクラッチ114が備えられて、その
切替の組合せでリアPTO軸111のみ駆動したり、ミ
ッドPTO軸115のみ駆動したり、また、両方のPT
O軸を駆動したりすることができるようになっている。
本発明の油圧トランスミッションは上述の形態に限ら
ず、他の形態のトランズアクスルにも適用可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので次の
ような効果を奏するものである。即ち、請求項1の如く
入力軸と、PTO軸の駆動源となる第一伝動軸の間にク
ラッチを配設するよう構成し、また、油圧ポンプと油圧
モータとクラッチが一つのハウジング内に収納されるよ
う構成したので、トランスミッションをコンパクトにで
き、汎用性のある単一のパワーユニットに構成できたの
である。
【0025】請求項2の如くクラッチを油圧作動型とし
たので、クラッチの断接操作が確実に行えるようにな
り、第一伝動軸に確実に動力を伝えることができ、ま
た、請求項3の如くチャージポンプを油圧作動型クラッ
チの作動油源としたので、閉回路に供給するチャージポ
ンプの圧油の一部を利用して同クラッチを作動すること
が可能となって、特別に作動油圧源を設ける必要がな
く、低コストにできるのである。また、請求項4に示す
如く前記チャージポンプを更に前記油圧作動型クラッチ
の潤滑油源としたので、閉回路に供給するためのチャー
ジポンプの圧油の一部を利用して、油圧作動型クラッチ
を確実に潤滑することが可能となり、潤滑油源を特別に
設ける必要がなくなり低コストにできる。
【0026】また、請求項5の如く油圧作動型クラッチ
の断接操作バルブをハウジングに配置したので、チャー
ジポンプからクラッチまでを接続する油路の間に同バル
ブを配設して、配管構成が簡単となるのであり、また、
請求項6に示す如く前記油圧ポンプの可動斜板を中立姿
勢に自動復帰させる機構を前記共通のハウジング内に配
置したので、該機構はゴミ・錆等の外部異物の影響を受
けることなく、長期間にわたって可動斜板が中立姿勢へ
自動復帰する機能を維持することができる。また、請求
項7の如く構成したブレーキ装置をハウジングに配置し
たので、クラッチを切って第一伝動軸に動力を伝えない
ようにしたときに同軸を制動することができるようにな
り、作業機を短時間で停止することができ、作業してい
ないときには第一伝動軸のつれ廻り回転を阻止するので
誤動作がなく、安全性の向上に繋がる。
【0027】また、請求項8の如く出力軸と第二伝動軸
の間に有段の変速装置を設けたので、出力軸のトルク比
変更をハウジング内で行うことができ、請求項9の如く
ハウジングの前後に第二伝動軸を突出したので、ハウジ
ングの前後に動力を出力することができるようになり、
また、出力軸内に第二伝動軸を収納したので、トルク比
変更の動力を伝達するための伝動軸をハウジングの他の
部分を通す必要がなくなり、支持構成等を簡略化できて
コンパクトとなり、ハウジングの形状の自由度も増した
のである。このように、全体として油圧トランスミッシ
ョンをコンパクトに構成でき、油圧回路構成も簡単とな
り、第一伝動軸による定速回転及び第二伝動軸によるト
ルク比変更可能な無段変速回転の出力が可能となり、汎
用性の高い油圧トランスミッションとなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧トランスミッションの側面断面展
開図である。
【図2】図1におけるX−X断面図である。
【図3】図1におけるY−Y断面図である。
【図4】図2におけるZ−Z断面図である。
【図5】油圧回路図である。
【図6】本発明の油圧トランスミションを装着したトラ
ンズアクスルの模式図である。
【図7】本発明の油圧トランスミションを装着したトラ
ンズアクスルの模式図である。
【図8】本発明の油圧トランスミションを装着したトラ
ンズアクスルの模式図である。
【符号の説明】
P 油圧ポンプ M 油圧モータ Cp チャージポンプ D クラッチ E ブレーキ装置 1 メインケース 1c 油路 2 前蓋 3 後蓋 5a 入力軸 5b 第一伝動軸 6a 第一出力軸 6b 第二伝動軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと油圧モータをハウジング内
    の上下に並べて配置し、油圧ポンプに係合する入力軸
    と、ハウジング外にその一端部が突出する第一伝動軸と
    の間にクラッチを配置して前記ハウジング内に収容した
    ことを特徴とする油圧トランスミッション。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクラッチを油圧作動型に
    構成したことを特徴とする油圧トランスミッション。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の油圧トランスミッション
    において、油圧ポンプと油圧モータを接続する閉回路に
    作動油を補給するチャージポンプを入力軸にて駆動し、
    該チャージポンプを前記油圧作動型クラッチの作動油源
    としたことを特徴とする油圧トランスミッション。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の油圧トランスミッション
    において、前記チャージポンプを更に前記油圧作動型ク
    ラッチの潤滑油源としたことを特徴とする油圧トランス
    ミッション。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の油圧トランスミッション
    において、前記油圧作動型クラッチの断接操作バルブを
    前記共通のハウジングに配置したことを特徴とする油圧
    トランスミッション。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の油圧トランスミッション
    において、前記油圧ポンプの可動斜板を中立姿勢に自動
    復帰させる機構を前記共通のハウジング内に配置したこ
    とを特徴とする油圧トランスミッション。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の油圧トランスミッション
    において、前記クラッチの断接時に連動して、その従動
    側を制動するブレーキ装置を前記共通のハウジングに配
    置したことを特徴とする油圧トランスミッション。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の油圧トランスミッション
    において、前記油圧モータに係合する出力軸と第二伝動
    軸の間に有段の変速装置を配置し、前記共通のハウジン
    グ内に収容したことを特徴とする油圧トランスミッショ
    ン。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の油圧トランスミッション
    において、前記出力軸を中空軸とし、その中に前記第二
    伝動軸が挿通配置されて、該第二伝動軸の前端部と後端
    部を前記共通のハウジングの前後に突出配置したことを
    特徴とする油圧トランスミッション。
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