JP2514203B2 - 車両の油圧式変速装置 - Google Patents
車両の油圧式変速装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両の油圧式変速装置に関する。
(従来の技術) 例えば芝刈り機、耕耘機等の各種車両において、駆動
輪と離間した箇所にエンジンや電動機等の動力源を配設
し、動力源の動力をオイルポンプ、オイルモータ等から
なる油圧式変速装置により変速して駆動輪に伝達するよ
うにしたものは、特公昭38−7172号公報や特公昭50−33
283号公報で知られている。
輪と離間した箇所にエンジンや電動機等の動力源を配設
し、動力源の動力をオイルポンプ、オイルモータ等から
なる油圧式変速装置により変速して駆動輪に伝達するよ
うにしたものは、特公昭38−7172号公報や特公昭50−33
283号公報で知られている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら特公昭38−7172号公報の如く、オイルモ
ータの出力軸を駆動輪の車軸に直接連結した場合には、
容量の大きなオイルポンプ、オイルモータを用いなけれ
ばならない不具合がある。
ータの出力軸を駆動輪の車軸に直接連結した場合には、
容量の大きなオイルポンプ、オイルモータを用いなけれ
ばならない不具合がある。
また、特公昭50−33283号公報では減速機構を設けて
オイルポンプ、オイルモータの小型化を図っているが、
減速機構を収容するリダクションケースとは別にケース
を設け、このケースに内にオイルポンプ、オイルモータ
の収容しているため、部品点数が増加すると共に油圧式
変速装置が大型化し、またオイルポンプ、オイルモータ
の冷却性に劣る不具合があった。
オイルポンプ、オイルモータの小型化を図っているが、
減速機構を収容するリダクションケースとは別にケース
を設け、このケースに内にオイルポンプ、オイルモータ
の収容しているため、部品点数が増加すると共に油圧式
変速装置が大型化し、またオイルポンプ、オイルモータ
の冷却性に劣る不具合があった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本
発明の目的は、オイルポンプ、オイルモータの冷却性を
確保し、部品点数の増加を抑制しつつコンパクト化を図
ることができる車両の油圧式変速装置を提供するにあ
る。
発明の目的は、オイルポンプ、オイルモータの冷却性を
確保し、部品点数の増加を抑制しつつコンパクト化を図
ることができる車両の油圧式変速装置を提供するにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため本発明の構成は、 駆動輪5と離間した箇所にエンジンや電動機等の動力
源9を配設した車両において、 駆動輪5の車軸33側に、該車軸33に接続する減速機構
19を収容したリダクションケース21を配設し、 動力源9の動力で駆動されるオイルポンプ15をリダク
ションケース21の外壁面に取着し、 前記オイルポンプ15の動力で駆動され、前記減速機構
19を駆動するオイルモータ17をリダクションケース21の
外壁面に取着し、 前記オイルポンプ15、オイルモータ17の少なくとも一
方を可変容量形とし、 前記リダクションケース21の内部をオイルポンプ15と
オイルモータ17のオイルタンクに構成し、 前記オイルポンプ15とオイルモータ17間を接続する油
路をリダクションケース21の壁部に形成した、 ことを特徴とする。
源9を配設した車両において、 駆動輪5の車軸33側に、該車軸33に接続する減速機構
19を収容したリダクションケース21を配設し、 動力源9の動力で駆動されるオイルポンプ15をリダク
ションケース21の外壁面に取着し、 前記オイルポンプ15の動力で駆動され、前記減速機構
19を駆動するオイルモータ17をリダクションケース21の
外壁面に取着し、 前記オイルポンプ15、オイルモータ17の少なくとも一
方を可変容量形とし、 前記リダクションケース21の内部をオイルポンプ15と
オイルモータ17のオイルタンクに構成し、 前記オイルポンプ15とオイルモータ17間を接続する油
路をリダクションケース21の壁部に形成した、 ことを特徴とする。
(作用) オイルモータ17と駆動輪5の車軸33間に減速機構19を
設けたので、容量の小さなオイルポンプ15、オイルモー
タ17を用いることができる。
設けたので、容量の小さなオイルポンプ15、オイルモー
タ17を用いることができる。
また、駆動輪5の車軸33側のリダクションケース21を
利用してオイルポンプ15、オイルモータ17を配設するよ
うにしたので、部品点数の増加を抑制し、油圧式変速装
置13のコンパクト化を図ることができる。
利用してオイルポンプ15、オイルモータ17を配設するよ
うにしたので、部品点数の増加を抑制し、油圧式変速装
置13のコンパクト化を図ることができる。
また、リダクションケース21の外壁面にオイルポンプ
15、オイルモータ17を取着したので、オイルポンプ15、
オイルモータ17の冷却性に優れる。
15、オイルモータ17を取着したので、オイルポンプ15、
オイルモータ17の冷却性に優れる。
また、オイルポンプ15、オイルモータ17の油路をリダ
クションケース21の壁部に形成したので、油路構造を簡
易化できる。
クションケース21の壁部に形成したので、油路構造を簡
易化できる。
(実施例) 以下、本発明の好適一実施例を添付図面に従って説明
する。
する。
第1図は芝刈り機の側面図、第2図は油圧式変速装置
の左側面図、第3図は同・右側面図、第4図は同・展開
図を示す。
の左側面図、第3図は同・右側面図、第4図は同・展開
図を示す。
1は歩行型の動力式芝刈り機、3は前輪、5は後輪、
7はハンドルで、エンジン9は前後輪3,5間に配設し、
エンジン動力により芝刈り用カッター11を回転駆動し、
またエンジン動力により油圧式変速装置13を介して左右
の後輪5を駆動する。
7はハンドルで、エンジン9は前後輪3,5間に配設し、
エンジン動力により芝刈り用カッター11を回転駆動し、
またエンジン動力により油圧式変速装置13を介して左右
の後輪5を駆動する。
油圧式変速装置13は左右の後輪5間に配設する。
油圧式変速装置13はエンジン動力により駆動されるオ
イルポンプ15と、オイルポンプ15により駆動されるオイ
ルモータ17と、減速機構19と、リダクションケース21等
を備える。
イルポンプ15と、オイルポンプ15により駆動されるオイ
ルモータ17と、減速機構19と、リダクションケース21等
を備える。
リダクションケース21は右側方に開放状のケース本体
23と、ケース本体23の右側部に取着された蓋体25で構成
し、リダクション室27には径の小さなギヤ29と径の大き
なギヤ31からなる減速機構19を収容する。
23と、ケース本体23の右側部に取着された蓋体25で構成
し、リダクション室27には径の小さなギヤ29と径の大き
なギヤ31からなる減速機構19を収容する。
リダクション室27にはオイルを注入し、リダクション
ケース21はオイルタンクを兼ねる。
ケース21はオイルタンクを兼ねる。
後輪5の車軸33はリダクションケース21の下部にシー
ル材35を介して横設し、車軸33には前記ギヤ31を取着す
る。
ル材35を介して横設し、車軸33には前記ギヤ31を取着す
る。
オイルポンプ15はリダクションケース21の上部の前面
37に取着し、オイルモータ17はリダクションケース21上
部の左側面39に取着する。
37に取着し、オイルモータ17はリダクションケース21上
部の左側面39に取着する。
実施例ではオイルポンプ15として斜板式可変容量アキ
シャルピストンポンプを用い、オイルモータ17として斜
板式固定容量アキシャルピストンモータを用いた。
シャルピストンポンプを用い、オイルモータ17として斜
板式固定容量アキシャルピストンモータを用いた。
オイルポンプ15はポンプケース41と、ポンプケース41
内に配設された駆動軸43と、ポンプケース41に傾斜動自
在に組み込まれた斜板45と、駆動軸43と一体に回動する
シリンダブロック47と、シリンダブロック47に組み込ま
れ斜板45のスラスト軸受46上で回転しつつ往復動する複
数のピストン49と、吸込ポート51と吐出ポート53が形成
された弁板55等を備える。
内に配設された駆動軸43と、ポンプケース41に傾斜動自
在に組み込まれた斜板45と、駆動軸43と一体に回動する
シリンダブロック47と、シリンダブロック47に組み込ま
れ斜板45のスラスト軸受46上で回転しつつ往復動する複
数のピストン49と、吸込ポート51と吐出ポート53が形成
された弁板55等を備える。
駆動軸43の前端はポンプケース41の前方に突出させ、
該部分にユニバーサルジョイント57を介してエンジン側
の出力軸59を連結する。
該部分にユニバーサルジョイント57を介してエンジン側
の出力軸59を連結する。
斜板45の傾斜角はピン61を支点とするレバー63の揺動
により設定し、レバー63の揺動はハンドル7側に設けた
変速レバー65に操作により行う。実施例では前進、ニュ
ートラル、後進に切り換え可能であり、第1図中66はス
ロットルレバーを示す。
により設定し、レバー63の揺動はハンドル7側に設けた
変速レバー65に操作により行う。実施例では前進、ニュ
ートラル、後進に切り換え可能であり、第1図中66はス
ロットルレバーを示す。
オイルモータ17はモータケース67と、モータケース67
内に配設された出力軸69と、モータケース67に組み込ま
れスラスト軸受により構成された斜板71と、出力軸69と
一体に回動するシリンダブロック73と、シリンダブロッ
ク73に組み込まれ斜板71上で回転しつつ往復動する複数
のピストン75と、インレットポート77とアウトレットポ
ート79が形成された弁板81を備える。
内に配設された出力軸69と、モータケース67に組み込ま
れスラスト軸受により構成された斜板71と、出力軸69と
一体に回動するシリンダブロック73と、シリンダブロッ
ク73に組み込まれ斜板71上で回転しつつ往復動する複数
のピストン75と、インレットポート77とアウトレットポ
ート79が形成された弁板81を備える。
出力軸69の右端はリダクション室27に突出させ、該部
分に前記ギヤ29を取着する。
分に前記ギヤ29を取着する。
次に、第5図乃至第8図を参照してオイルポンプ15と
オイルモータ17の油路について説明する。
オイルモータ17の油路について説明する。
第5図は第2図のV矢視から視たリダクションケース
の図、第6図は第5図のVI矢視図、第7図は第5図のVI
I−VII線断面図、第8図は油圧回路図を示す。
の図、第6図は第5図のVI矢視図、第7図は第5図のVI
I−VII線断面図、第8図は油圧回路図を示す。
まず、オイルポンプ15にオイルを供給する吸込路83
は、下端がリダクション室27に開口84しリダクションケ
ース21の左側壁85内で上方に延出する油路87と、油路87
に接続し左側方に延出する油路89と、油路89の左端に接
続し上下方向に延出する油路91と、油路91の上端に接続
し前後方向に延出する油路93と、油路93の前端に接続し
右側方に延出して吸込ポート51に接続する油路95で構成
する。
は、下端がリダクション室27に開口84しリダクションケ
ース21の左側壁85内で上方に延出する油路87と、油路87
に接続し左側方に延出する油路89と、油路89の左端に接
続し上下方向に延出する油路91と、油路91の上端に接続
し前後方向に延出する油路93と、油路93の前端に接続し
右側方に延出して吸込ポート51に接続する油路95で構成
する。
前記開口84にはオイルフィルタ97を取着し、図中99は
遮蔽板を示す。
遮蔽板を示す。
オイルポンプ15の吐出ポート53とオイルモータ17のイ
ンレットポート77を接続する油路101は、吐出ポート53
に接続し左側方に延出する油路103と、油路103の左端に
接続し下方に延出する油路105と、油路105に接続し後方
に延出してインレットポート77に接続する油路107で構
成する。
ンレットポート77を接続する油路101は、吐出ポート53
に接続し左側方に延出する油路103と、油路103の左端に
接続し下方に延出する油路105と、油路105に接続し後方
に延出してインレットポート77に接続する油路107で構
成する。
オイルモータ17のアウトレットポート79とオイルポン
プ15の吸込ポート51を接続する油路109は、アウトレッ
トポート79に接続して上方に延出する油路111と、この
油路111に接続する前記油路93と油路95により構成し、
オイルポンプ15とオイルモータ17間は閉鎖回路で接続す
る。
プ15の吸込ポート51を接続する油路109は、アウトレッ
トポート79に接続して上方に延出する油路111と、この
油路111に接続する前記油路93と油路95により構成し、
オイルポンプ15とオイルモータ17間は閉鎖回路で接続す
る。
吸込路83を構成する前記油路91は下端を前記油路107
に接続し、油路91の上下に夫々チェック弁113,115を配
設する。
に接続し、油路91の上下に夫々チェック弁113,115を配
設する。
また左壁部85の後部には上下方向に延出して前記油路
93,107に接続する油路117と、油路117に接続しリダクシ
ョンケース21内に開口する油路119を形成する。
93,107に接続する油路117と、油路117に接続しリダクシ
ョンケース21内に開口する油路119を形成する。
前記油路117には切換弁121を装入する。
切換弁121はハンドル7側に設けたニュートラルレバ
ー123にワイヤ125、アーム127を介して接続し、アーム1
27はリダクションケース21の上面129の左側にブラケッ
ト131を介して配設する。
ー123にワイヤ125、アーム127を介して接続し、アーム1
27はリダクションケース21の上面129の左側にブラケッ
ト131を介して配設する。
実施例では前記切換弁121は軸部121Aと二つの大径部1
21B,121Cからなるスプール弁で、上方の大径部121Bの周
面と軸部121Aの周面間を接続する油路121Dが形成されて
いる。そして、ニュートラルレバー123をハンドル7側
に揺動させた状態で第10図に示すように大径部121B,121
Cを介して油路93,107,119相互間を遮断し、ニュートラ
ルレバー123をハンドル7から離した状態で、第9図に
示すように、油路121D及び軸部121Aを介して油路93,10
7,119相互間を連通するように構成し、アーム127はスプ
リング133により油路93,107,119相互間を連通する方向
に付勢する。
21B,121Cからなるスプール弁で、上方の大径部121Bの周
面と軸部121Aの周面間を接続する油路121Dが形成されて
いる。そして、ニュートラルレバー123をハンドル7側
に揺動させた状態で第10図に示すように大径部121B,121
Cを介して油路93,107,119相互間を遮断し、ニュートラ
ルレバー123をハンドル7から離した状態で、第9図に
示すように、油路121D及び軸部121Aを介して油路93,10
7,119相互間を連通するように構成し、アーム127はスプ
リング133により油路93,107,119相互間を連通する方向
に付勢する。
次に油圧式変速装置13の作動について説明する。
エンジン側の出力軸59によりオイルポンプ15の駆動軸
43が回動する。
43が回動する。
前進時には、駆動軸43の回動によりシリンダブロック
47が回動して各ピストン49を往復動させ、オイルをオイ
ルフィルタ97、油路87,89,91、チェック弁113、油路93,
95を経て吸込ポート51から吸込み、吐出ポート53、油路
103,105,107を経てオイルモータ17のインレットポート7
7に供給する。そして、オイルモータ17の各ピストン75
を往復動させてシリンダブロック73を回動し、シリンダ
ブロック73の回動により出力軸69を回動し、エンジンの
動力は減速機構19を経て車軸33に伝達される。オイルは
アウトレットポート79から油路111,93,95を経てオイル
ポンプ15の吸込ポート51に循環される。この流れを第8
図に実線矢印で示す。
47が回動して各ピストン49を往復動させ、オイルをオイ
ルフィルタ97、油路87,89,91、チェック弁113、油路93,
95を経て吸込ポート51から吸込み、吐出ポート53、油路
103,105,107を経てオイルモータ17のインレットポート7
7に供給する。そして、オイルモータ17の各ピストン75
を往復動させてシリンダブロック73を回動し、シリンダ
ブロック73の回動により出力軸69を回動し、エンジンの
動力は減速機構19を経て車軸33に伝達される。オイルは
アウトレットポート79から油路111,93,95を経てオイル
ポンプ15の吸込ポート51に循環される。この流れを第8
図に実線矢印で示す。
変速は変速レバー65により斜板45の傾斜角を変化させ
て行い、ニュートラル時には斜板45に駆動軸43に対して
垂直となり、ピストン49は往復動せず、オイルは循環し
ない。
て行い、ニュートラル時には斜板45に駆動軸43に対して
垂直となり、ピストン49は往復動せず、オイルは循環し
ない。
後進時には、斜板45の傾斜角は前進時の傾斜角とは逆
向きになり、オイルを油路87,89,91、チェック弁115、
油路107,105,103を経て吐出ポート53から吸込み、吸込
ポート51、油路95,93,111を経てオイルモータ17のアウ
トレットポート79に供給する。
向きになり、オイルを油路87,89,91、チェック弁115、
油路107,105,103を経て吐出ポート53から吸込み、吸込
ポート51、油路95,93,111を経てオイルモータ17のアウ
トレットポート79に供給する。
そして、オイルモータ17の各ピストン75を往復動させ
て前進時とは逆向きにシリンダブロック73、出力軸69を
回動し、車軸33を逆転させる。オイルはインレットポー
ト77から油路107,105,103を経てオイルポンプ15の吐出
ポート53に循環される。この流れを第8図に点線矢印で
示す。
て前進時とは逆向きにシリンダブロック73、出力軸69を
回動し、車軸33を逆転させる。オイルはインレットポー
ト77から油路107,105,103を経てオイルポンプ15の吐出
ポート53に循環される。この流れを第8図に点線矢印で
示す。
そして前進、後進時において、ニュートラルレバー12
3をハンドル7から離間する方向に揺動させれば、切換
弁121の作動によりオイルはオイルモータ17に供給され
ず、オイルモータ17は停止し、車軸33はフリーの状態と
なる。
3をハンドル7から離間する方向に揺動させれば、切換
弁121の作動によりオイルはオイルモータ17に供給され
ず、オイルモータ17は停止し、車軸33はフリーの状態と
なる。
以上において、オイルモータ17の出力軸69と後輪5の
車軸33間に減速機構19を配設するようにしたので、オイ
ルポンプ15、オイルモータ17は低トルク高速度回転用、
即ち小型のもので足り、これら油圧機器15,17をコンパ
クト化できる。
車軸33間に減速機構19を配設するようにしたので、オイ
ルポンプ15、オイルモータ17は低トルク高速度回転用、
即ち小型のもので足り、これら油圧機器15,17をコンパ
クト化できる。
また、減速機構19を収容する車軸33側のリダクション
ケース21を利用し、このリダクションケース21にオイル
ポンプ15、オイルモータ17を取着したので、部品点数の
増加を抑制し、油圧式変速装置13のコンパクト化を図る
ことができる。
ケース21を利用し、このリダクションケース21にオイル
ポンプ15、オイルモータ17を取着したので、部品点数の
増加を抑制し、油圧式変速装置13のコンパクト化を図る
ことができる。
また、リダクションケース21の外面にオイルポンプ1
5、オイルモータ17を取着したので、オイルポンプ15、
オイルモータ17の冷却性に優れる。
5、オイルモータ17を取着したので、オイルポンプ15、
オイルモータ17の冷却性に優れる。
また、オイルポンプ15、オイルモータ17の油路をリダ
クションケース21の壁部に形成したので、油路構造を簡
易化できる。
クションケース21の壁部に形成したので、油路構造を簡
易化できる。
また、エンジン9と離間した箇所に油圧式変速装置13
を配設したので、オイルポンプ15、オイルモータ17はエ
ンジン9の振動を直接受けず、オイルポンプ15、オイル
モータ17の耐久性を向上できる。
を配設したので、オイルポンプ15、オイルモータ17はエ
ンジン9の振動を直接受けず、オイルポンプ15、オイル
モータ17の耐久性を向上できる。
尚、実施例においては、オイルポンプ15としてアキシ
ャルピストンポンプを用い、オイルモータ17としてアキ
シャルピストンモータを用いた場合について説明した
が、オイルポンプ15、オイルモータ17の形式は実施例の
ものに限らず、他の形式のものを用いてもよく、またオ
イルポンプ15、オイルモータ17の少なくとも一方に可変
容量形のものを用いればよい。
ャルピストンポンプを用い、オイルモータ17としてアキ
シャルピストンモータを用いた場合について説明した
が、オイルポンプ15、オイルモータ17の形式は実施例の
ものに限らず、他の形式のものを用いてもよく、またオ
イルポンプ15、オイルモータ17の少なくとも一方に可変
容量形のものを用いればよい。
また、実施例では油路にチェック弁113,115を設けて
前進と後進を行なわせるようにしたが、これらのチェッ
ク弁113,115を設けず前進のみを行う回路で構成しても
よい。
前進と後進を行なわせるようにしたが、これらのチェッ
ク弁113,115を設けず前進のみを行う回路で構成しても
よい。
また、オイルポンプ15とオイルモータ17を接続する油
路は閉鎖回路でも開放回路でもよい。
路は閉鎖回路でも開放回路でもよい。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、オイ
ルポンプ、オイルモータの冷却性を確保し、部品点数の
増加を抑制しつつコンパクト化を図ることができる車両
の油圧式変速装置を得ることができる。
ルポンプ、オイルモータの冷却性を確保し、部品点数の
増加を抑制しつつコンパクト化を図ることができる車両
の油圧式変速装置を得ることができる。
第1図は芝刈り機の側面図、第2図は油圧式変速装置の
左側面図、第3図は同・右側面図、第4図は同・展開
図、第5図は第2図のV矢視から視たリダクションケー
スの図、第6図は第5図のVI矢視図、第7図は第5図の
VII−VII線断面図、第8図は回路図、第9図及び第10図
は切換弁の作動状態を示す断面図である。 尚図面中、5は後輪、7はエンジン、13は油圧式変速装
置、15はオイルポンプ、17はオイルモータ、19は減速機
構、21はリダクションケース、33は車軸、113,115はチ
ェック弁、121は切換弁である。
左側面図、第3図は同・右側面図、第4図は同・展開
図、第5図は第2図のV矢視から視たリダクションケー
スの図、第6図は第5図のVI矢視図、第7図は第5図の
VII−VII線断面図、第8図は回路図、第9図及び第10図
は切換弁の作動状態を示す断面図である。 尚図面中、5は後輪、7はエンジン、13は油圧式変速装
置、15はオイルポンプ、17はオイルモータ、19は減速機
構、21はリダクションケース、33は車軸、113,115はチ
ェック弁、121は切換弁である。
Claims (1)
- 【請求項1】駆動輪と離間した箇所にエンジンや電動機
等の動力源を配設した車両において、 駆動輪の車軸側に、該車軸に接続する減速機構を収容し
たリダクションケースを配設し、 動力源の動力で駆動されるオイルポンプをリダクション
ケースの外壁面に取着し、 前記オイルポンプの動力で駆動され、前記減速機構を駆
動するオイルモータをリダクションケースの外壁面に取
着し、 前記オイルポンプ、オイルモータの少なくとも一方を可
変容量形とし、 前記リダクションケースの内部をオイルポンプとオイル
モータのオイルタンクに構成し、 前記オイルポンプとオイルモータ間を接続する油路をリ
ダクションケースの壁部に形成した、 ことを特徴とする車両の油圧式変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13419087A JP2514203B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 車両の油圧式変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13419087A JP2514203B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 車両の油圧式変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63301126A JPS63301126A (ja) | 1988-12-08 |
JP2514203B2 true JP2514203B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=15122539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13419087A Expired - Lifetime JP2514203B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 車両の油圧式変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514203B2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-29 JP JP13419087A patent/JP2514203B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63301126A (ja) | 1988-12-08 |
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