JP2710932B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

Info

Publication number
JP2710932B2
JP2710932B2 JP62015451A JP1545187A JP2710932B2 JP 2710932 B2 JP2710932 B2 JP 2710932B2 JP 62015451 A JP62015451 A JP 62015451A JP 1545187 A JP1545187 A JP 1545187A JP 2710932 B2 JP2710932 B2 JP 2710932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
oil
power transmission
transmission device
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62015451A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63186069A (ja
Inventor
定徳 西村
廣重 蒔田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP62015451A priority Critical patent/JP2710932B2/ja
Publication of JPS63186069A publication Critical patent/JPS63186069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2710932B2 publication Critical patent/JP2710932B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は動力伝達装置に関し、更に詳細には、オイル
ポンプ、オイルモータ等を用いて構成した動力伝達装置
に関する。 (従来の技術) 例えば芝、草刈機、耕耘機等の各種作業機にはエンジ
ンや電動機等の動力源の動力が入力される入力部と、入
力部の動力を該入力部の動力入力方向とは異った向きに
取り出す動力伝達方向変換部と、動力源の動力を歯車等
の動力伝達部材で減速する減速機構と、減速された動力
源の動力で回動する出力取出軸と、前記入力部、動力伝
達方向変換部、出力取出軸を支持し、減速機構を収容す
るケースとを備えた動力伝達装置が設けられる。 そして動力伝達装置では従来、動力伝達方向変換部を
ベベルギヤを用いて構成している。 (発明が解決しようとする問題点) そのため従来の動力伝達装置はベベルギヤを用いるた
め組立作業が面倒で、また、コスト高になる不具合があ
った。 本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本
発明の目的は、簡易に組立作業を行え、コストダウンを
図ることができ、更にはコンパクト化を図ることができ
る動力伝達装置を提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記目的を達成するため、入力部の動力を該
入力部の動力入力方向とは異なった向きに取り出す動力
伝達方向変換部と、動力源の動力を歯車等の動力伝達部
材で減速する減速機構と、減速された動力源の動力で回
動する出力取出軸と、前記入力部、動力伝達方向変換
部、出力取出軸を支持し、減速機構を収容するケースと
を備えた動力伝達装置において、ケースの外壁面に夫々
オイルポンプとオイルモータを取り付け、入力部をオイ
ルポンプで構成し、オイルポンプをオイルモータに接続
して前記動力伝達方向変換部をオイルモータで構成し、
減速機構をオイルモータの出力軸と出力取出軸との間の
動力伝達経路中に介設し、オイルモータの出力軸を前記
ケース内に延出するとともに、この出力軸とケース内の
減速機構とを連動連結し、ケースの内部を、オイルポン
プとオイルモータのオイルタンクに構成したことを特徴
とする。 (作用) オイルポンプ(53)、オイルモータ(55)を利用して
動力伝達装置(15)を構成し、動力伝達装置(15)の組
立作業を簡易化し、コストダウンを図る。 また、作業機の如くオイル溜用のオイルタンクを備え
る車両では、該オイルタンクを利用して動力伝達装置
(15)を構成でき、部品点数の削減化を図れる。 また、減速機構(47)をオイルモータ(55)の出力軸
(103)以下に設けることによりオイルポンプ(53)、
オイルモータ(55)は高速回転で小型化することがで
き、シール面も少なくなってシール性を向上でき、高出
力を生み出すことが可能となる。 更に、仕切板(149)を設けることでオイルポンプ(5
3)への気泡等の混入を防止し、オイルポンプ(53)、
オイルモータ(55)は円滑に作動する。 (実施例) 以下、本発明の好適一実施例を添付図面に従って説明
する。 第1図は動力芝刈機の要部切欠き平面図、第2図は動
力伝達装置の断面展開図、第3図は同・一部断面側面
図、第4図は弁板の平面図を示す。 (1)は動力芝刈機、(3)は前輪、(5)は後輪、
(7)はカッターハウジング、(9)は動力源としての
エンジン、(11)はハンドルで、カッターハウジング
(7)内の草刈用のカッター及び後輪(5),(5)は
エンジン(9)の動力で駆動する。 左右の後輪(5),(5)間を接続する車軸(13)上
には減速機構を含む動力伝達装置(15)を配設し、エン
ジン(9)の動力は軸(17)、継手(19)、軸(21)、
継手(23)を経て動力伝達装置(15)に入力され、動力
伝達装置(15)から車軸(13)に伝達され後輪(5)を
駆動し、また、芝刈用のカッターは動力伝達装置(15)
の手前の適宜箇所から取出されたエンジン動力で回転駆
動される。 前記動力伝達装置(15)はエンジン(9)の動力が入
力される入力部(25)と、入力部(25)の動力を該入力
部(25)の動力入力方向とは異なった向きに取り出す動
力伝達方向変換部(27)と、エンジンの動力を減速する
減速機構(147)と、粒送取出軸(13)と、ケース(2
9)とを備え、実施例では車軸(13)が出力取出軸を兼
ねている。 前記ケース(29)はケース(29)本体と、蓋体(33)
とを備え、ケース(29)にはほぼ円板状の空間部(35)
が画成された下部(37)と、空間部(35)を有する上部
(41)とを形成し、ケース(29)の内部にオイルを封入
してケース(29)内部をオイルタンクとして用い、図中
(43)はオイル上面を示す。 前記ケース本体(31)の前壁(45)上部には草刈機
(1)の前方で且つ斜め上方を向く平坦な取付面(47)
を形成し、側壁(49)上部には草刈機(1)の外側方を
向く平坦な取付面を形成する。 前記入力部(25)と動力伝達方向変換部(27)は夫々
オイルポンプ(53)、オイルモータ(55)で構成し、実
施例ではオイルポンプ(53)として斜板式可変容量アキ
シャルピストンポンプを用い、オイルモータ(55)とし
て斜板式固定容量アキシャルピストンモータを用いた。 前記オイルポンプ(53)はポンプケース(57)と、ポ
ンプケース(57)に挿通されエンジン動力で回動される
駆動軸(59)と、駆動軸(59)の軸心に対して傾斜して
ポンプケース(57)に取り付けられた斜板(61)と、駆
動軸(59)とスプライン係合し駆動軸(59)と一体回動
するシリンダブロック(63)と、シリンダブロック(6
3)に組み込まれ斜板(61)のスラスト軸受(65)上を
移動して往復運動を行う複数のピストン(67)と、吸込
ポート(69)及び吐出ポート(71)が形成された弁板
(73)を備える。 前記オイルポンプ(53)は前記取付面(47)に取付
け、前記斜板(61)の駆動軸(59)に対する傾斜角は外
部からの操作により任意の値に設定できるように構成す
る。 前記駆動軸(59)は入力部(25)の入力軸を兼ね、継
手(23)により軸(21)に連結する。前記駆動軸(59)
の一端はシール部材(75)、軸受(77)を介してポンプ
ケース(57)の軸受部(79)で支持し、他端は前壁(4
5)の孔(81)で支持する。 前記吸込ポート(69)にオイルを供給する吸込路(8
3)は側壁(49)の下部前寄り箇所に取付けたフィルタ
ー(85)、側壁(49)に形成した油路(87)、前壁(4
5)に形成した油路(89)で構成し、吐出ポート(71)
からの圧油を導く吐出路(91)は前壁(45)に形成した
油路(93)、側壁(49)に形成した油路(95)で構成
し、図中(97)は止め栓、(99)は弁板(73)位置決め
用のノックピンを示す。 前記オイルモータ(55)はモータケース(101)と、
モータケース(101)内に配設された出力軸(103)と、
出力軸(103)の軸心に対して傾斜してモータケース(1
01)に設けられた斜板(105)と、出力軸(103)とスプ
ライン係合し出力軸(103)と一体回動するシリンダブ
ロック(107)と、シリンダブロック(107)に組み込ま
れ斜板(105)のスラスト軸受(106)上を移動して往復
運動を行う複数のピストン(109)と、インレットポー
ト(111)及びアウトレットポート(113)が形成された
弁板(115)を備える。 前記オイルモータ(55)は前記取付面(51)に取付け
る。 前記出力軸(103)の一端は軸受(116)を介してモー
タケース(101)の軸受部(117)で支持し、他端を側壁
(49)の孔(119)を挿通させて蓋体(33)側に延出さ
せ、該延出部(103A)の端部を蓋体(33)の軸受(12
1)で支持し、延出部(103A)にはスプライン係合させ
てギヤ(123)を取り付ける。 前記インレットポート(111)は前記吐出路(91)に
連通させ、アウトレットポート(113)からのオイルを
ケース(29)内に戻す戻し路(125)は側壁(49)に形
成した油路(127)、側壁(49)の下部後寄り箇所に形
成した開口(129)により構成し、図中(131)は止め
栓、(135)は弁板(115)位置決め用のノックピンを示
す。 前記車軸(13)の部分(13A)はシール部材(137),
(137)を介してケース(29)下部内に挿通し、該部分
(13A)にピン(139)、カラー(141),(143)でギヤ
(145)を取り付け、ギヤ(123),(145)を噛合させ
てエンジンの回転速度を減速する減速機構(147)を構
成する。 そして前記フィルター(85)の背面にねじ(148)で
仕切板(149)を取り付け、ケース(29)内を仕切板(1
49)によりフィルター(85)側と減速機構(147)側と
に仕切り、図中(151),(153)は夫々出力軸(10
3)、カラー(141)挿通用の孔を示す。 本実施例は前記のように構成したので、エンジン
(9)の動力でオイルポンプ(53)の駆動軸(59)が回
動し、駆動軸(59)の回動によりシリンダブロック(6
3)回動して各ピストン(67)を往復動させ、オイルを
フィルター(85)、吸込路(83)、吸込ポート(68)か
ら吸込み、吐出ポート(71)、吐出路(91)、インレッ
トポート(111)からオイルモータ(55)に供給する。
そして、オイルモータ(55)の各ピストン(109)を往
復動させてシリンダブロック(107)を回動し、シリン
ダブロック(107)の回動で出力軸(103)を回動し、エ
ンジン(9)の動力は減速機構(147)を経て車軸(1
3)に伝達され、オイルはアウトレットポート(113)、
戻し路(125)からケース(29)内に戻される。 従って本実施例によれば、既存のオイルポンプ、オイ
ルモータにより動力伝達装置(15)を構成でき、従って
従来のベベルギヤを排除して動力伝達装置(15)の組立
作業を簡易化し、コストダウンを図れる。 また、動力式芝刈機(1)の如くオイル溜用のオイル
タンクをもともと備える車両では、既設のオイルタンク
を利用して動力伝達装置(15)を構成でき、従って部品
点数の削減化を図りつつ動力伝達装置(15)を構成でき
る。 また、減速機構(147)をオイルモータ(55)の出力
軸(103)以下に設けることによりオイルポンプ(5
3)、オイルモータ(55)は高速回転で小型化でき、従
ってこれら油圧機器(53),(55)をコンパクト化で
き、また、シール面も少なくなってシール性を向上で
き、高出力を生み出すことができる。 更に、ケース(29)内を仕切板(149)によりフィル
ター側(85)と減速機構(147)側とに仕切ったので、
ギヤ(123),(145)の噛合により生ずる気泡や鉄粉等
のオイルポンプ(53)、オイルモータ(55)への混入を
防止でき、オイルポンプ(53)、オイルモータ(55)は
円滑に作動する。 尚、実施例ではオイルポンプ(53)、オイルモータ
(55)をケース(29)の外側に取付けた場合について説
明したが、オイルポンプ(53)、オイルモータ(55)は
ケース(29)の内部に設けてもよい。 また、実施例ではオイルポンプ(53)としてアキシャ
ルピストンポンプを用い、オイルモータ(55)としてア
キシャルピストンモータを用いた場合について説明した
が、オイルポンプ(53)、オイルモータ(55)の形式は
実施例のものに限らず、他の形式のものを用いてもよ
い。 (発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、簡易
に組立作業を行え、コストダウンを図ることができ、更
にはコンパクト化を図ることができる動力伝達装置を得
ることができる。又、ケースの外壁面に夫々オイルポン
プとオイルモータを取り付けているので、冷却効率を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は動力芝刈機の要部切欠き平面図、第2図は動力
伝達装置の断面展開図、第3図は同・一部断面側面図、
第4図は弁板の平面図である。 尚図中、(1)は動力芝刈機構、(3)は前輪、(5)
は後輪、(9)はエンジン、(11)はハンドル、(13)
は車軸、(15)は動力伝達装置、(53)はオイルポン
プ、(147)は減速機、(149)は仕切板である。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.動力源の動力が入力される入力部と、 入力部の動力を該入力部の動力入力方向とは異なった向
    きに取り出す動力伝達方向変換部と、動力源の動力を歯
    車等の動力伝達部材で減速する減速機構と、減速された
    動力源の動力で回動する出力取出軸と、前記入力部、動
    力伝達方向変換部、出力取出軸を支持し、減速機構を収
    容するケースとを備えた動力伝達装置において、 前記ケースの外壁面に夫々オイルポンプとオイルモータ
    を取り付け、 前記入力部を前記オイルポンプで構成し、 前記オイルポンプをオイルモータに接続して前記動力伝
    達方向変換部をオイルモータで構成し、 前記減速機構をオイルモータの出力軸と出力取出軸との
    間の動力伝達経路中に介設し、 前記オイルモータの出力軸を前記ケース内に延出すると
    ともに、この出力軸とケース内の減速機構とを連動連結
    し、 前記ケースの内部を、オイルポンプとオイルモータのオ
    イルタンクに構成した、 ことを特徴とする動力伝達装置。 2.前記オイルタンク内には、オイルポンプの吸込口側
    と減速機構とを仕切る仕切り板が設けられている前記特
    許請求の範囲第1項記載の動力伝達装置。
JP62015451A 1987-01-26 1987-01-26 動力伝達装置 Expired - Lifetime JP2710932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62015451A JP2710932B2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26 動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62015451A JP2710932B2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26 動力伝達装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63186069A JPS63186069A (ja) 1988-08-01
JP2710932B2 true JP2710932B2 (ja) 1998-02-10

Family

ID=11889166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62015451A Expired - Lifetime JP2710932B2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26 動力伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2710932B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4314259Y1 (ja) * 1967-09-12 1968-06-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63186069A (ja) 1988-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5031403A (en) Axle driving apparatus
US4870820A (en) HST (hydro-static-transmission) system driving speed changing apparatus
US4922787A (en) HST (hydrostatic transmission) housing axle driving apparatus
US6427442B2 (en) Hydrostatic transaxle
US4257370A (en) Combined gear cover and mount for an internal combustion engine
US5090949A (en) Variable speed transaxle
JPH0771895B2 (ja) 車軸駆動装置
US10167937B2 (en) Modular hydrostatic transmission
JP2710932B2 (ja) 動力伝達装置
JP2702475B2 (ja) 動力伝達装置
JP2702476B2 (ja) 動力伝達装置
US10859148B1 (en) Modular porting manifold and motor end cover for hydrostatic transmission
JP2501330B2 (ja) 動力伝達装置
JP2542383B2 (ja) 油圧式変速装置
JP2500860B2 (ja) 車両の油圧式変速装置
JP2672964B2 (ja) 車軸駆動装置
JP2514204B2 (ja) 車両の油圧式変速装置
JP2551942B2 (ja) 車両の動力伝達装置
JP2514203B2 (ja) 車両の油圧式変速装置
JP2589303B2 (ja) 動力伝達装置
JPH0587409B2 (ja)
JP2506113B2 (ja) 車両の油圧式変速装置
JPH0747374B2 (ja) 動力伝達装置
JPH0722524Y2 (ja) 油圧変速装置
JPS63301133A (ja) 車両の油圧式変速装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term