JPH0747374B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPH0747374B2
JPH0747374B2 JP31457688A JP31457688A JPH0747374B2 JP H0747374 B2 JPH0747374 B2 JP H0747374B2 JP 31457688 A JP31457688 A JP 31457688A JP 31457688 A JP31457688 A JP 31457688A JP H0747374 B2 JPH0747374 B2 JP H0747374B2
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JP
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shaft
power transmission
transmission device
substrate
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定徳 西村
廣重 蒔田
牧郎 石本
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、油圧変速機構と差動機構とを具備した動力伝
達装置に関する。
(従来の技術) 例えばトラクタの動力伝達装置には、油圧ポンプと油圧
モータとからなる油圧変速機構と差動機構とを一まとめ
にしてコンパクト化を図るものがある。
この技術として、例えば実開昭61−139821号公報のミッ
ション装置が知られている。
(発明が解決しようとする課題) 前記実開昭61−139821号の第3図に明示されるように、
HST変速装置(11)と差動機構(21)とを夫々独立して
設けると、ミッションケース(17)とは別にHST変速装
置(11)の為のケースやハウジングが必要になり、結
果、部品数が増すとともに動力伝達装置は大きくなる等
の不具合がある。
(課題を解決するための手段) 前記不具合を解決すべく本発明は、ミッションケースと
このミッションケースを塞ぐ基板とで閉空間を形成し、
この閉空間に油圧ポンプと油圧モータと差動機構とを介
設するとともに、前記油圧ポンプの軸と油圧モータの軸
と差動機構の出力軸の夫々の一端を前記基板に軸支し、
他端をミッションケース壁に軸支して動力伝達装置を構
成する。
(作用) 動力伝達装置を組立てるには、先ず基板に油圧ポンプと
油圧モータと差動機構との軸端を挿通する。
油圧ポンプ軸と油圧モータ軸と差動機構の出力軸とを林
立させた基板にミッションケースを被せて、組立を完了
する。
(実施例) 本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。
第1図は本発明に係る動力伝達装置を搭載した芝刈機の
平面図である。
芝刈機の車体フレーム1の前後に前輪2,2と後輪3,3を備
え、前部にハンドル4を備え、中央部に座席5を備え、
この座席の下方から車体後部をカッタハウジング6で覆
い、このカッタハウジング6の下方に動力伝達装置10が
設けられている。Bはベルト、Pは動力伝達装置10の入
力軸11に嵌合しているプーリ、12R,12Lは動力伝達装置1
0の出力軸である。
第2図は動力伝達装置の断面図であり、前記動力伝達装
置10はミッションケース13とこのミッションケースの開
放側を塞ぐ基板14とで密閉容器を形成し、これの閉空間
Sに油圧ポンプ20と油圧モータ40と差動機構50とを介設
したものである。
前記油圧ポンプ20は、基板14の図示左取付面にボルトで
取付けられたポンプケース22と、このポンプケースに挿
通された油圧ポンプ軸23と、この油圧ポンプ軸の軸心に
対して傾斜してポンプケース22に取り付けられた斜板24
と、油圧ポンプ軸23とスプライン嵌合し油圧ポンプ軸23
と一体回動するシリンダブロック25と、このシリンダブ
ロックに組込まれ斜板24のスラスト軸受26上を移動して
往復運動する複数のピストン27…とからなる。
そして、前記油圧ポンプ軸23は、図示する如く左端部を
ミッションケース13に設けた軸受部13aに挿通するとと
もにベベルギヤ28をキー止めし、このべべルギヤに入力
軸11のベベルギヤ11aを噛合している。なお、前記入力
軸11は、ミッションケース13を貫通するとともに軸受を
介してミッションケース13に支承され、入力軸11のミッ
ションケース外側部分に駆動源から動力を受けるプーリ
Pを取付けている。
更に、油圧ポンプ軸23はその中間部分を軸受22aを介し
てポンプケース22に支承されるとともに、軸右端部は別
の軸受14aを介して基板14に支承されつつ基板14を貫通
し、この突出部23aにトロコイドポンプギヤ31を嵌合し
ている。このトロコイドポンプギヤは基板14の右側面に
ボルト取付けされるトロコイドポンプケース32とでオイ
ルを油圧ポンプ20の吸込ポート(図示せず)へ給油する
給油ポンプ30を構成する。
前記油圧ポンプ20の隣りに設けられた油圧モータ40は、
基板14の左側面にボルトで取付けられたモータケース42
と、モータケースに挿通された油圧モータ軸43と、この
油圧モータ軸の軸心に対して傾斜してモータケース42に
設けられている斜板44と、油圧モータ軸43とスプライン
嵌合し油圧モータ軸43と一体回動するシリンダブロック
45と、このシリンダブロックに組込まれた斜板44のスラ
スト軸受46上を移動して往復運動する複数のピストン47
…とからなる。
前記油圧モータ軸43は左端部をミッションケース13に設
けた軸受部13bに挿通するとともに、中央部を軸受42aを
介してモータケース42に支持せしめ、後端部を基板14に
設けた軸受14bに挿通せしめる。
前記油圧モータ40の図面下方に差動機構50が介設され、
この差動機構50はデフケース51と、リングギヤ52と、ピ
ニオンシャフト53と、デフピニオン54,54と、デフサイ
ドギヤ55,55と、出力軸12R,12Lとからなる周知な差動歯
車機構である。
そして、デフケース51の図示右端部は基板14に軸受箱14
cを介して取付けられている軸受14dに挿入され、デフケ
ースの左端部は軸受13cを介してミッションケース13に
取付けられている。
この差動機構50と前記油圧モータ40との間には、中間軸
60が介設され、この中間軸に設けた大歯車61を油圧モー
タ軸40のギヤ48に噛合するとともに、中間軸60の小歯車
62を差動機構50のリングギヤ52に噛合して、所謂歯車減
速機構を構成している。中間軸60はミッションケース13
に設けた軸受13dと基板14に設けた軸受14eとで支承され
ている。
中間軸60の右端は基板14を貫通し、この突出部60aにブ
レーキドラム63がボルト止めされている。64はリンクで
あり、このリンク64を揺動することでブレーキシュー65
を径外方へ拡出し、このブレーキシューをブレーキドラ
ム63へ押し当てることで中間軸60を停止せしめる。
以上に述べた動力伝達装置は次に述べる要領で組立て
る。
基板14に軸受14a,14bを嵌合し、軸受14aに油圧ポンプ軸
23の突出部23aを挿通するとともに軸受14bに油圧モータ
軸43を挿通し、ポンプケース22及びモータケース42をボ
ルト止めして、基板14の図示左側面に油圧ポンプ20と油
圧モータ40とを取付ける。
次いで、油圧ポンプ軸の突出部23aにトロコイドポンプ
ギヤ31を取付け、トロコイドポンプケース32をボルトに
て基板14右側面に取付けて給油ポンプ30を完成する。
この状態で、油圧ポンプ20と給油ポンプ30と油圧モータ
40との作動テストを実施し、基板14に穿設した図示せぬ
油路と各ポンプ・モータの作動性能を確認する。
基板14に軸受14eを嵌合し、この軸受へ中間軸60の突出
部60aを挿通せしめ、突出部60aにブレーキドラム63を取
りつける。
更に、基板14に軸受14d付き軸受箱14cをボルト取付け
し、軸受14dへ出力軸12Rを挿通せしめる。
遅くとも、この時点で基板14は、図示左側面を上に向け
て水平に保持される。これにより、油圧ポンプ軸23と油
圧モータ軸43と差動機構の出力軸12Lと中間軸60とが基
板14上に林立する。
油圧ポンプ軸23にベベルギヤ28を取付け、油圧モータ軸
43にギヤ48を取付け、このギヤ48と中間軸60の大歯車61
との噛合並びに中間軸60の小歯車62と差動機構のリング
ギヤ52との噛合を調整する。
一方、ミッションケース13には入力軸12を取付けてお
き、このミッションケース13を前記軸類が林立している
基板14へ慎重に上方から被せる。各軸先端を夫々ミッシ
ョンケース13の軸受部13a〜13dへ嵌め合せて後に、ミッ
ションケース13と基板14とをボルト結合して動力伝達位
置10の組立を完了する。
次に動力伝達装置10の作動を説明する。
エンジン等の動力源にて駆動される入力軸11は油圧ポン
プ軸23を回動し、まず給油ポンプ30によりミッションケ
ース13内のオイルを吸込み・吐出して基板14内の図示せ
ぬ油路を介して油圧ポンプ20に補給する。
油圧ポンプ20はピストン27…にてオイルを吸込み加圧し
て油圧モータ40へ送り込む。このオイルは油圧モータの
ピストン47…を往復動せしめ、油圧モータ軸43を回転さ
せる。
油圧ポンプ20の斜板24の傾斜角度を変えることで油圧モ
ータ軸43を正転・停止・逆転できることは周知の通りで
ある。
この油圧モータ軸43がギヤ列を介して出力軸12R,12Lを
回転して車両を前・後進せしめる。
本実施例の動力伝達装置10は中間軸60にブレーキドラム
63、シュー65を備えているので出力軸12R,12Lにブレー
キをかけることが可能である。尚、ブレーキドラム63は
上記に限らず例えば油圧モータ軸43に設けても良い。
また、先に述べた動力伝達装置10の組立順序は代表例を
示したに過ぎず、適宜変更しても良い。
(発明の効果) 以上に述べたように本発明によれば、ミッションケース
と基板とで形成した閉空間に油圧ポンプ、モータ並びに
差動機構を介設したので差動機構をコンパクトに構成で
きるとともに基板上に内部機器を林立することが動力伝
達装置の組立を極めて容易にでき、以って組付け・分解
工数の大幅な削減を図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る動力伝達装置を搭載した芝刈機の
平面図、第2図は動力伝達装置の断面図である。 10……動力伝達装置 13……ミッションケース、14……基板 20……油圧ポンプ、40……油圧モータ 50……差動機構、S……閉空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミッションケースとこのミッションケース
    の開放側を塞ぐ基板とで閉空間を形成し、 この閉空間に油圧ポンプと油圧モータと差動機構とを介
    設するとともに、 前記油圧ポンプの軸と油圧モータの軸と差動機構の出力
    軸の夫々の一端を前記基板に軸支し、前記軸の他端をミ
    ッションケース壁に軸支したことを特徴とする動力伝達
    装置。
JP31457688A 1988-02-16 1988-12-13 動力伝達装置 Expired - Lifetime JPH0747374B2 (ja)

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JP31457688A JPH0747374B2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 動力伝達装置
EP19890123024 EP0373616B1 (en) 1988-12-13 1989-12-13 Hydraulically operated power transmission apparatus
DE1989609193 DE68909193T2 (de) 1988-12-13 1989-12-13 Hydraulisch betriebenes Getriebe.
US07/450,263 US5230519A (en) 1988-02-16 1989-12-13 Hydraulically operated power transmission apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JPH02162124A JPH02162124A (ja) 1990-06-21
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JPH057021U (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 三菱農機株式会社 作業車輌における油圧ポンプ

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JPH02162124A (ja) 1990-06-21

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