JPH0671114U - 磁場射出成形機の型締装置 - Google Patents

磁場射出成形機の型締装置

Info

Publication number
JPH0671114U
JPH0671114U JP1917393U JP1917393U JPH0671114U JP H0671114 U JPH0671114 U JP H0671114U JP 1917393 U JP1917393 U JP 1917393U JP 1917393 U JP1917393 U JP 1917393U JP H0671114 U JPH0671114 U JP H0671114U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
fixed
platen
ferromagnetic material
plate side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1917393U
Other languages
English (en)
Inventor
彰 盛井
尚徳 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP1917393U priority Critical patent/JPH0671114U/ja
Publication of JPH0671114U publication Critical patent/JPH0671114U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型32及び34から、可動盤14側及び固
定盤22側に伝導される熱の量を少なくする。 【構成】 固定盤22には、これと直交する向きに配置
される複数のタイバー30の一端が連結されている。可
動盤14は、タイバーによって案内されて固定盤に近づ
く方向及びこれから遠ざかる方向に移動可能である。固
定盤及び可動盤には、固定盤側強磁性材料製ブロック2
6及び可動盤側強磁性材料製ブロック12がそれぞれ取
り付けられている。固定盤側強磁性材料製ブロック及び
可動盤側強磁性材料製ブロックの外周には、固定盤側励
磁コイル24及び可動盤側励磁コイル10がそれぞれ配
置されている。固定盤側励磁コイルの固定盤側とは反対
側及び可動盤側励磁コイルの可動盤側とは反対側には、
固定盤側非磁性材料製カバー28及び可動盤側非磁性材
料製カバー16がそれぞれ配置されている。金型から非
磁性材料製カバー側を通って盤に至る経路には、可動盤
側断熱板18及び20がそれぞれ設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁場射出成形機の型締装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁場射出成形機の型締装置としては、実開昭60−158727号公報 に示されるようなものがある。これに示される磁場射出成形機の型締装置は、固 定盤側及び可動盤側にそれぞれ励磁コイルが設けられており、また、励磁コイル の金型側には非磁性材料製コイルカバーがそれぞれ設けられている。非磁性材料 製コイルカバーの内径部には、強磁性体材料製ブロックがそれぞれ設けられてい る。非磁性材料製コイルカバー及び強磁性体材料製ブロックの金型取付側の面は それぞれ同一平面とされている。すなわち、可動側金型及び固定側金型は、非磁 性材料製コイルカバー及び強磁性体材料製ブロックにまたがるように、それぞれ 配置されている。可動盤は、タイバーによって移動が案内されるようになってい る。可動盤を型締位置に位置させ、励磁コイルに通電することにより、固定盤( 強磁性体材料)→タイバー(強磁性体材料)→可動盤(強磁性体材料)→可動盤 側強磁性体材料製ブロック→金型(強磁性体材料)→固定盤側強磁性体材料製ブ ロック→固定盤の閉磁路に基づく所定の磁場が形成された状態で、金型のキャビ ティに磁性粉が混入された溶融樹脂を射出することにより、異方性樹脂磁石が成 形される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の磁場射出成形機の型締装置には、金型を所 定温度に維持することが困難であるという問題点がある。すなわち、磁性粉が混 入された溶融樹脂は、同じ温度の汎用溶融樹脂と比較して流動性が非常に悪く、 このため、金型の温度を、汎用樹脂成形の場合よりも高い80℃〜120℃に設 定しているが、金型から非磁性材料製コイルカバーを通って、熱容量の大きい両 盤側に熱が伝導されるので、金型の温度が下がりやすく、所定温度に維持するこ とが困難になる。 本考案は、上記のような課題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、金型から非磁性材料製部材を通って盤側に至る経路に断熱部材を設 けることにより上記課題を解決する。すなわち本考案の磁場射出成形機の型締装 置は、固定盤(22)と、固定盤(22)と直交する向きに配置されるとともに これに一端が連結される複数のタイバー(30)と、タイバー(30)によって 案内されて固定盤(22)に近づく方向及びこれから遠ざかる方向に移動可能な 可動盤(14)と、固定盤(22)及び可動盤(14)にそれぞれ取り付けられ る又はこれと一体の固定盤側強磁性材料製ブロック(26)及び可動盤側強磁性 材料製ブロック(12)と、固定盤側強磁性材料製ブロック(26)及び可動盤 側強磁性材料製ブロック(12)の外周にそれぞれ配置される固定盤側励磁コイ ル(24)及び可動盤側励磁コイル(10)と、固定盤側励磁コイル(24)の 固定盤(22)側とは反対側及び可動盤側励磁コイル(10)の可動盤(14) 側とは反対側にそれぞれ配置される固定盤側非磁性材料製カバー(28)及び可 動盤側非磁性材料製カバー(16)と、を有するものを対象にしており、固定盤 (22)と固定盤側非磁性材料製カバー(28)との間に固定盤側断熱板(20 )を設けるとともに、可動盤(14)と可動盤側非磁性材料製カバー(16)と の間に可動盤側断熱板(18)を設けてある。なお、固定盤側非磁性材料製カバ ー(28)の固定盤(22)側とは反対側の面に、固定盤側強磁性材料製ブロッ ク(26)よりも外周側に金型(32・34)の外形よりも大きい寸法の固定盤 側断熱板(40)を設けるとともに、可動盤側非磁性材料製カバー(16)の可 動盤(14)側とは反対側の面に可動盤側強磁性材料製ブロック(12)よりも 外周側に金型(32・34)の外形よりも大きい寸法の可動盤側断熱板(38) を設けるようにすることもできる。なお、かっこ内の符号は実施例の対応する部 材を示す。
【0005】
【作用】 金型の熱は、断熱部材によって非磁性材料製カバーから盤に伝導されることが 防止される。すなわち、金型から強磁性材料製ブロックを介して盤に伝導される だけとなり、金型から盤に伝導される熱の量を従来よりも著しく少なくすること ができる。これにより、金型を所定の温度に維持することが容易になるので、流 動性のよくない磁石成形用の樹脂を用いた場合であっても、ショートショットや 磁場成形特有の磁性粉の配向不良などの不具合を生じることなく、成形を行うこ とができる。
【0006】
【実施例】
図1に本考案の第1実施例を示す。外周に可動盤側励磁コイル10を有する可 動盤側強磁性材料製ブロック12(例えば強磁性鋼を用いる)が可動盤14の中 央部に取り付けられている。可動盤側励磁コイル10及び可動盤側強磁性材料製 ブロック12の外周を包囲するように可動盤側非磁性材料製カバー16(例えば 非磁性鋼を用いる)が配置されている。可動盤14と可動盤側非磁性材料製カバ ー16との間には、可動盤側断熱板18が配置されている。すなわち、可動盤側 非磁性材料製カバー16は、可動盤側断熱板18を介して可動盤14に取り付け られている。可動盤側強磁性材料製ブロック12及び可動盤側非磁性材料製カバ ー16の可動盤14に対する取付面とは反対側の面は同一平面17となるように してある。すなわち、可動盤側強磁性材料製ブロック12の厚さ寸法と、可動盤 側非磁性材料製カバー16及び可動盤側断熱板18のそれぞれの厚さ寸法の和の 寸法とは等しくしてある。固定盤22に対しても可動盤14側と同様の構成の固 定盤側断熱板20、固定盤側励磁コイル24、固定盤側強磁性材料製ブロック2 6、及び固定盤側非磁性材料製カバー28が設けられており、固定盤側非磁性材 料製カバー28及び固定盤側強磁性材料製ブロック26の固定盤22への取付面 とは反対側の面は同一平面29としてある。これらの構成は可動盤14側のもの と基本的に同様であるが、固定盤側強磁性材料製ブロック26のノズル進入穴2 6aの径が可動盤側強磁性材料製ブロック12のエジェクタロッド穴12aの径 よりも大きい点のみが相違している。可動盤14は、可動盤側非磁性材料製カバ ー16、可動側金型32などとともにタイバー30によって案内されることによ り、図示の型閉位置と、これよりも図中左方の型開位置との間を移動可能である 。
【0007】 次に、この第1実施例の作用を説明する。型締した状態で可動盤側励磁コイル 10及び固定盤側励磁コイル24に電流を流すと、これによって発生する磁束は 強磁性体部を通る。すなわち、固定盤22→タイバー30→可動盤14→可動盤 側強磁性材料製ブロック12→可動側金型32→固定側金型34→固定盤側強磁 性材料製ブロック26→固定盤22の閉磁路を作る。こうすることによって、キ ャビィティ36内の成形品中の磁性粉末を磁場によって配向させることができる 。磁束は、型締装置が完全な閉磁路を形成しているので、キャビティに効率よく 導かれ、所定の磁場を形成することができる。可動側金型32から可動盤側非磁 性材料製カバー16に伝導された熱が可動盤側断熱板18によって遮断されるの で、可動盤14に伝導されず、可動側金型32の温度を所定温度に維持すること ができる。同様にして固定側金型34の熱も固定盤側断熱板20によって遮断さ れるので、固定盤22に伝導されず、固定側金型34の温度を所定温度に維持す ることができる。これにより、流動性の悪い磁性粉入りの溶融樹脂を用いた場合 であっても、良好な流動性を保ったままキャビティ36に射出することができ、 ショートショットや磁場成形特有の磁性粉の配向不良などの不具合を生じること なく異方性樹脂磁石を成形することができる。
【0008】 次に図2に本考案の第2実施例を示す。この第2実施例においては、可動盤側 断熱板38が、可動盤側非磁性材料製カバー16と可動側金型32との間に、可 動盤側強磁性材料製ブロック12よりも外周側に設けられており、また、固定盤 側断熱板40が、固定盤側非磁性材料製カバー28と固定側金型34との間に、 固定盤側強磁性材料製ブロック26よりも外周側に設けられている。可動盤側断 熱板38及び固定盤側断熱板40の外形寸法は、金型32・34の外形よりも大 きい寸法とされている。その他の構成は、第1実施例のものと同様である。
【0009】 この第2実施例の作用は、可動側金型32から直接可動盤側非磁性材料製カバ ー16に熱が伝導されることはなく、また、固定側金型34から直接固定盤側非 磁性材料製カバー28に熱が伝導されることはないという点を除けば、第1実施 例の場合と同様である。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば金型から板に伝導される熱量を従来より も少なくすることができるので、金型の温度を所定温度に維持することが容易に なり、磁石成形用の樹脂のような流動性のよくない溶融材料を用いた場合であっ ても、成形不良や磁性粉の配向不良を生じることなく成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の磁場射出成形機の型締装置を示す図で
ある。
【図2】本考案の他の磁場射出成形機の型締装置を示す
図である。
【符号の説明】
10 可動盤側励磁コイル 12 可動盤側強磁性材料製ブロック 14 可動盤 16 可動盤側非磁性材料製カバー 18 可動盤側断熱板 20 固定盤側断熱板 22 固定盤 24 固定盤側励磁コイル 26 固定盤側強磁性材料製ブロック 28 固定盤側非磁性材料製カバー 30 タイバー 32 可動側金型 34 固定側金型 36 キャビティ 38 可動盤側断熱板 40 固定盤側断熱板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定盤(22)と、固定盤(22)と直
    交する向きに配置されるとともにこれに一端が連結され
    る複数のタイバー(30)と、タイバー(30)によっ
    て案内されて固定盤(22)に近づく方向及びこれから
    遠ざかる方向に移動可能な可動盤(14)と、固定盤
    (22)及び可動盤(14)にそれぞれ取り付けられる
    又はこれと一体の固定盤側強磁性材料製ブロック(2
    6)及び可動盤側強磁性材料製ブロック(12)と、固
    定盤側強磁性材料製ブロック(26)及び可動盤側強磁
    性材料製ブロック(12)の外周にそれぞれ配置される
    固定盤側励磁コイル(24)及び可動盤側励磁コイル
    (10)と、固定盤側励磁コイル(24)の固定盤(2
    2)側とは反対側及び可動盤側励磁コイル(10)の可
    動盤(14)側とは反対側にそれぞれ配置される固定盤
    側非磁性材料製カバー(28)及び可動盤側非磁性材料
    製カバー(16)と、を有する磁場射出成形機の型締装
    置において、 固定盤(22)と固定盤側非磁性材料製カバー(28)
    との間に固定盤側断熱板(20)を設けるとともに、可
    動盤(14)と可動盤側非磁性材料製カバー(16)と
    の間に可動盤側断熱板(18)を設けたことを特徴とす
    る磁場射出成形機の型締装置。
  2. 【請求項2】 固定盤(22)と、固定盤(22)と直
    交する向きに配置されるとともにこれに一端が連結され
    る複数のタイバー(30)と、タイバー(30)によっ
    て案内されて固定盤(22)に近づく方向及びこれから
    遠ざかる方向に移動可能な可動盤(14)と、固定盤
    (22)及び可動盤(14)にそれぞれ取り付けられる
    又はこれと一体の固定盤側強磁性材料製ブロック(2
    6)及び可動盤側強磁性材料製ブロック(12)と、固
    定盤側強磁性材料製ブロック(26)及び可動盤側強磁
    性材料製ブロック(12)の外周にそれぞれ配置される
    固定盤側励磁コイル(24)及び可動盤側励磁コイル
    (10)と、固定盤側励磁コイル(24)の固定盤(2
    2)側とは反対側及び可動盤側励磁コイル(10)の可
    動盤(14)側とは反対側にそれぞれ配置される固定盤
    側非磁性材料製カバー(28)及び可動盤側非磁性材料
    製カバー(16)と、を有する磁場射出成形機の型締装
    置において、 固定盤側非磁性材料製カバー(28)の固定盤(22)
    側とは反対側の面に、固定盤側強磁性材料製ブロック
    (26)よりも外周側に金型(32・34)の外形より
    も大きい寸法の固定盤側断熱板(40)を設けるととも
    に、可動盤側非磁性材料製カバー(16)の可動盤(1
    4)側とは反対側の面に可動盤側強磁性材料製ブロック
    (12)よりも外周側に金型(32・34)の外形より
    も大きい寸法の可動盤側断熱板(38)を設けたことを
    特徴とする磁場射出成形機の型締装置。
JP1917393U 1993-03-23 1993-03-23 磁場射出成形機の型締装置 Pending JPH0671114U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1917393U JPH0671114U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 磁場射出成形機の型締装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1917393U JPH0671114U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 磁場射出成形機の型締装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0671114U true JPH0671114U (ja) 1994-10-04

Family

ID=11991966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1917393U Pending JPH0671114U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 磁場射出成形機の型締装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0671114U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH025527Y2 (ja)
JPH0671114U (ja) 磁場射出成形機の型締装置
JPS588571B2 (ja) 射出成形における同時配向着磁法
JP3702036B2 (ja) 異方性樹脂磁石の製造方法および製造用金型
JPS62277710A (ja) プラスチツクマグネツト射出成形機
JP2666918B2 (ja) 磁性体部品のインサート装置
JPH0523307Y2 (ja)
JPS61208815A (ja) 磁場発生装置
JPH0521382Y2 (ja)
JP2524300B2 (ja) プラスチックマグネット射出成形機
JPH023856Y2 (ja)
JPH0521383Y2 (ja)
JP2800458B2 (ja) 異方性プラスチックマグネットの磁場成形装置
JPS59143312A (ja) プラスチツクマグネツト射出成形機の磁場発生装置
JPH0596577A (ja) 異方性樹脂磁石の射出成形方法およびその装置
JPS6213015A (ja) 磁石の製造方法
JPH0546966B2 (ja)
JPS62251109A (ja) 成形配向装置
JPH0349547A (ja) 半円筒状ラジアル異方性磁石の成形金型
JPS62209815A (ja) プラスチツクマグネツト射出成形機
JPH0375015B2 (ja)
JPH0236256Y2 (ja)
JPH05192983A (ja) 合成樹脂の流れ模様現出成形方法
JPH0622975Y2 (ja) 磁場射出成形機
JPH0372445B2 (ja)