JPH067104Y2 - 排水用埋込み集水具 - Google Patents
排水用埋込み集水具Info
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- JPH067104Y2 JPH067104Y2 JP11268988U JP11268988U JPH067104Y2 JP H067104 Y2 JPH067104 Y2 JP H067104Y2 JP 11268988 U JP11268988 U JP 11268988U JP 11268988 U JP11268988 U JP 11268988U JP H067104 Y2 JPH067104 Y2 JP H067104Y2
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- rectangular tubular
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、浴室の洗場或いは厨房等の床面に設備され
る排水用埋込み集水具に関する。
る排水用埋込み集水具に関する。
(ロ)従来の技術 第5図は、従来の排水用埋込み集水具を示す斜視図であ
る。
る。
この集水具は、ステンレス板材にて平面形状が矩形の上
開口有底の桝体81を形成し、この桝体81の開口上周
に蓋板86厚みに対応する支承面部82を設け、且つこ
の支承面部82の外周に立上がりフランジ部83を形成
している。そして、この集水桝体81の底面一端部には
開口部84を設け、この開口部84に排水トラップ85
を取付けている。
開口有底の桝体81を形成し、この桝体81の開口上周
に蓋板86厚みに対応する支承面部82を設け、且つこ
の支承面部82の外周に立上がりフランジ部83を形成
している。そして、この集水桝体81の底面一端部には
開口部84を設け、この開口部84に排水トラップ85
を取付けている。
排水設備を施工するにあたっては、例えば浴室洗場の床
地面に、予め形成される排水用窪み穴(図示せず)に対
し、集水桝体81が嵌合する。この嵌合作業は、先ず排
水用窪み穴の穴底適所に下水管と接続する排水管を立ち
上がらせる。そして、この排水管にトラップ85を接続
し、集水桝体81を排水用窪み穴に嵌着させる。次い
で、集水桝体81と排水用窪み穴との嵌合間にモルタル
処理を施して、集水桝体81を床に固着し、集水桝体8
1を除く床面にタイルを接着する。この時、蓋板86及
びフランジ部83が床タイル面と面一に揃う。この集水
用排水具を使用すれば、単に排水用窪み穴に対し、集水
桝体を嵌着させるだけの簡易な作業により、排水設備を
完備させることが出来る。
地面に、予め形成される排水用窪み穴(図示せず)に対
し、集水桝体81が嵌合する。この嵌合作業は、先ず排
水用窪み穴の穴底適所に下水管と接続する排水管を立ち
上がらせる。そして、この排水管にトラップ85を接続
し、集水桝体81を排水用窪み穴に嵌着させる。次い
で、集水桝体81と排水用窪み穴との嵌合間にモルタル
処理を施して、集水桝体81を床に固着し、集水桝体8
1を除く床面にタイルを接着する。この時、蓋板86及
びフランジ部83が床タイル面と面一に揃う。この集水
用排水具を使用すれば、単に排水用窪み穴に対し、集水
桝体を嵌着させるだけの簡易な作業により、排水設備を
完備させることが出来る。
ところが、この集水桝体は、ステンレス板を絞り加工し
て形成したもので、桝体を構成する側壁及び端壁の板厚
みが極めて薄い。このため、排水用窪み穴への設備に際
し、桝体の自重及び桝体内部に流入する汚水重量によっ
て、両側壁が桝体内方向へ弾性変形し、且つ垂直荷重に
より桝体開口部のフランジ片が垂直方向、つまり桝体開
口面方向へ浮上がり、隣接するタイル床面との間に間隙
が生じ、水漏れの原因となる不利があった。また、桝体
の埋込み作業は、排水用窪み穴の穴底適所に位置する排
水管端面に対し、トラップの接続部を接続して固定する
ようになっている。このため、桝体の嵌合に際しては、
トラップの接続部と排水管とを位置合わせする必要があ
り、この位置決め作業及び接続作業に長時間を要する等
の不利があった。
て形成したもので、桝体を構成する側壁及び端壁の板厚
みが極めて薄い。このため、排水用窪み穴への設備に際
し、桝体の自重及び桝体内部に流入する汚水重量によっ
て、両側壁が桝体内方向へ弾性変形し、且つ垂直荷重に
より桝体開口部のフランジ片が垂直方向、つまり桝体開
口面方向へ浮上がり、隣接するタイル床面との間に間隙
が生じ、水漏れの原因となる不利があった。また、桝体
の埋込み作業は、排水用窪み穴の穴底適所に位置する排
水管端面に対し、トラップの接続部を接続して固定する
ようになっている。このため、桝体の嵌合に際しては、
トラップの接続部と排水管とを位置合わせする必要があ
り、この位置決め作業及び接続作業に長時間を要する等
の不利があった。
そこで、本願出願人は、先に第3図に示すような排水用
埋込み集水具を提案し(実開昭63−81993号)、
上記従来の排水用集水具の不利を解決した。第3図に示
す集水具は、上下面を開口した角筒状本体71の開口上
周部に、蓋板75厚みに対応する水平状の蓋板支承面部
72を設け、この蓋板支承面部72の外周部に立ち上が
りフランジ部73を形成すると共に、角筒状本体71の
開口下周部には先端を垂直方向へ屈曲させたL字型アン
カー部74を突出させて構成している。
埋込み集水具を提案し(実開昭63−81993号)、
上記従来の排水用集水具の不利を解決した。第3図に示
す集水具は、上下面を開口した角筒状本体71の開口上
周部に、蓋板75厚みに対応する水平状の蓋板支承面部
72を設け、この蓋板支承面部72の外周部に立ち上が
りフランジ部73を形成すると共に、角筒状本体71の
開口下周部には先端を垂直方向へ屈曲させたL字型アン
カー部74を突出させて構成している。
この集水具によれば、角筒状本体71には汚水を受ける
底部がなく、角筒状本体71内に流入した汚水は直接、
排水用窪み穴4の底面に流下し、且つ排水される。従っ
て、角筒状本体71を排水用窪み穴4に取付ける際、従
来のようにトラップと窪み穴の立上がり排水管との困難
な位置決め作業が解消される。また、角筒状本体71は
底面がないため軽量であり、且つ開口下部の周囲にはフ
ランジ部73に平行するアンカー部74が形成してあ
る。従って、排水用窪み穴4と本体71との嵌合隙間に
モルタル処理を施す時、フランジ部73とアンカー部7
4との間にモルタルが侵入し固定される(第4図参
照)。これにより、角筒状本体71の周壁、つまり両側
壁はモルタルに埋め込まれたアンカー部74により外方
向へ引っ張られた状態で強固に固着され、角筒状本体7
1の自重によって両側壁が本体内方向へ弾性変形するこ
とがなく、フランジ部73の水平状態が保持される。従
って、フランジ部73とタイル床面6とは緊密に接合
し、水漏れ間隙の生じる虞れがない。
底部がなく、角筒状本体71内に流入した汚水は直接、
排水用窪み穴4の底面に流下し、且つ排水される。従っ
て、角筒状本体71を排水用窪み穴4に取付ける際、従
来のようにトラップと窪み穴の立上がり排水管との困難
な位置決め作業が解消される。また、角筒状本体71は
底面がないため軽量であり、且つ開口下部の周囲にはフ
ランジ部73に平行するアンカー部74が形成してあ
る。従って、排水用窪み穴4と本体71との嵌合隙間に
モルタル処理を施す時、フランジ部73とアンカー部7
4との間にモルタルが侵入し固定される(第4図参
照)。これにより、角筒状本体71の周壁、つまり両側
壁はモルタルに埋め込まれたアンカー部74により外方
向へ引っ張られた状態で強固に固着され、角筒状本体7
1の自重によって両側壁が本体内方向へ弾性変形するこ
とがなく、フランジ部73の水平状態が保持される。従
って、フランジ部73とタイル床面6とは緊密に接合
し、水漏れ間隙の生じる虞れがない。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記、第5図の従来例、及び第3図の本願出願人が先に
提案した排水用集水具は、いずれも角筒状本体(桝体8
1)71の開口上周部に蓋板75厚みに対応した深さの
蓋板支承面部(後部)72を一周形成したものである。
そして、蓋板75は平板状で、蓋板支承面部72に対応
する大きさに形成され、面内に多数の排水用小孔76を
備えている。角筒状本体71に対し、蓋板75を嵌着さ
せた状態において、蓋板75上面とフランジ73上面と
が面一に揃い、且つ蓋板75裏面外周は支承面部72上
面に密着状に接面するように設定してある(第4図参
照)。
提案した排水用集水具は、いずれも角筒状本体(桝体8
1)71の開口上周部に蓋板75厚みに対応した深さの
蓋板支承面部(後部)72を一周形成したものである。
そして、蓋板75は平板状で、蓋板支承面部72に対応
する大きさに形成され、面内に多数の排水用小孔76を
備えている。角筒状本体71に対し、蓋板75を嵌着さ
せた状態において、蓋板75上面とフランジ73上面と
が面一に揃い、且つ蓋板75裏面外周は支承面部72上
面に密着状に接面するように設定してある(第4図参
照)。
洗場の汚水は、洗場床面の傾斜により、蓋板の排水用小
孔より先に、蓋板外周と角筒状本体との嵌合間隙(第4
図「A」)に流入する。この間隙Aに流入した汚水は、
蓋板裏面外周が支承面部上面に完全に接面し、間隙Aの
下部が閉成されているため逃げ場がなく、閉成状態の間
隙(蓋板外周側面とフランジ立ち上がり面との間隙)A
に常時、プールし、悪臭の原因となる。また、長尺な蓋
板はそれ自体かなりの自重をもつため、単に蓋板の外周
面を蓋板支承面部で支承する時は、安定性・耐荷重性が
低く、蓋板が撓む等の欠点があった。
孔より先に、蓋板外周と角筒状本体との嵌合間隙(第4
図「A」)に流入する。この間隙Aに流入した汚水は、
蓋板裏面外周が支承面部上面に完全に接面し、間隙Aの
下部が閉成されているため逃げ場がなく、閉成状態の間
隙(蓋板外周側面とフランジ立ち上がり面との間隙)A
に常時、プールし、悪臭の原因となる。また、長尺な蓋
板はそれ自体かなりの自重をもつため、単に蓋板の外周
面を蓋板支承面部で支承する時は、安定性・耐荷重性が
低く、蓋板が撓む等の欠点があった。
この考案は、蓋板が強固に支承され、且つ蓋板と角筒状
本体との嵌合間隙に流入する汚水を完全に排水し得る衛
生的な排水用埋込み集水具を提供することを目的とす
る。
本体との嵌合間隙に流入する汚水を完全に排水し得る衛
生的な排水用埋込み集水具を提供することを目的とす
る。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この目的を達成させるために、この考案の排水用埋込み
集水具では、次のような構成としている。
集水具では、次のような構成としている。
排水用埋込み集水具は、上下面を開口した角筒状本体
と、この角筒状本体の上開口部に対し嵌脱可能に嵌着
し、面内に多数の集水用小孔を備えた蓋体とから成る排
水用埋込み集水具であって、前記角筒状本体の少なくと
も両側壁には、上記蓋体の足部を支承する支承面部を設
けると共に、蓋体の足部には適所に排水用の切欠き部を
形成して構成されている。
と、この角筒状本体の上開口部に対し嵌脱可能に嵌着
し、面内に多数の集水用小孔を備えた蓋体とから成る排
水用埋込み集水具であって、前記角筒状本体の少なくと
も両側壁には、上記蓋体の足部を支承する支承面部を設
けると共に、蓋体の足部には適所に排水用の切欠き部を
形成して構成されている。
このような構成を有する排水用埋込み集水具では、蓋体
は面内に排水用小孔を備えた平板部の外周に周壁状の足
部を備えた筺状に形成してある。そして、この周壁状の
足部の適所、つまり下端部に排水用切欠き部が開口して
ある。一方、角筒状本体側には例えば両側壁の高さ中央
に蓋体の足部下端を支承する支承面部が形成してある。
この支承面部の高さ位置は、角筒状本体に対し蓋体を嵌
着した時、つまり蓋体の足部下端が支承面部に支承され
た時、蓋体(平板部)の上面が角筒状本体の開口上面
(水平フランジ面)に面一に揃うように設定してある。
は面内に排水用小孔を備えた平板部の外周に周壁状の足
部を備えた筺状に形成してある。そして、この周壁状の
足部の適所、つまり下端部に排水用切欠き部が開口して
ある。一方、角筒状本体側には例えば両側壁の高さ中央
に蓋体の足部下端を支承する支承面部が形成してある。
この支承面部の高さ位置は、角筒状本体に対し蓋体を嵌
着した時、つまり蓋体の足部下端が支承面部に支承され
た時、蓋体(平板部)の上面が角筒状本体の開口上面
(水平フランジ面)に面一に揃うように設定してある。
これにより、蓋体と角筒状本体側壁との嵌合間隙に流入
する汚水は、間隙を通り、足部の切欠き部を介して連通
する排水用窪み穴へ直ちに流下する。従って、流下する
汚水は間隙にプールせず、従来のような悪臭が解消され
る。また、蓋体は集水用小孔を備えた平板部が直接、支
承面部に支承されるのではなく、周壁状の足部により支
承面部に支承されるから、耐荷重性が大きく安定した状
態で強固に支承され、蓋体が撓む等の虞れが解消され
る。
する汚水は、間隙を通り、足部の切欠き部を介して連通
する排水用窪み穴へ直ちに流下する。従って、流下する
汚水は間隙にプールせず、従来のような悪臭が解消され
る。また、蓋体は集水用小孔を備えた平板部が直接、支
承面部に支承されるのではなく、周壁状の足部により支
承面部に支承されるから、耐荷重性が大きく安定した状
態で強固に支承され、蓋体が撓む等の虞れが解消され
る。
(ホ)実施例 第1図は、この考案に係る排水用埋込み集水具の具体的
な一実施例を示す斜視図である。
な一実施例を示す斜視図である。
排水用埋込み集水具は、上下面を開口した枠体状の角筒
本体(角筒状本体)1と、この角筒状本体1の上開口部
に嵌脱可能に嵌着する蓋体2とから成る。
本体(角筒状本体)1と、この角筒状本体1の上開口部
に嵌脱可能に嵌着する蓋体2とから成る。
角筒状本体1は、ステンレス板材等の不銹資材にて、上
下面を開口した平面形状が矩形の枠体に形成されてい
る。この角筒状本体1の開口下周部、つまり両側壁1a
及び両端壁1bには、それぞれアンカー部3が突設され
ている。このアンカー部3は、角筒状本体1を構成する
両側壁1a、両端壁1bの下端部を、それぞれ直角に折
り曲げて後述するフランジ部12に平行する水平片部3
1を形成し、この水平片部31の先端部を更に直角に上
方へ屈曲させて、側壁1a及び端壁1bに対し、それぞ
れ平行な垂直片部32を設けて構成されている。
下面を開口した平面形状が矩形の枠体に形成されてい
る。この角筒状本体1の開口下周部、つまり両側壁1a
及び両端壁1bには、それぞれアンカー部3が突設され
ている。このアンカー部3は、角筒状本体1を構成する
両側壁1a、両端壁1bの下端部を、それぞれ直角に折
り曲げて後述するフランジ部12に平行する水平片部3
1を形成し、この水平片部31の先端部を更に直角に上
方へ屈曲させて、側壁1a及び端壁1bに対し、それぞ
れ平行な垂直片部32を設けて構成されている。
更に、この角筒状本体1の開口上周部、つまり両側壁1
a及び両端壁1bの高さほぼ中央を、外方へ屈曲させて
水平状の支承面部11を形成し、更にこの支承面部11
の外周部を立ち上がらせ、その先端を外方へ直角に屈曲
させて水平フランジ部12を設けている。そして、支承
面部11から立ち上がる立上がり壁13の高さは、後述
する蓋体2の足部21長さに対応させて設定してある。
a及び両端壁1bの高さほぼ中央を、外方へ屈曲させて
水平状の支承面部11を形成し、更にこの支承面部11
の外周部を立ち上がらせ、その先端を外方へ直角に屈曲
させて水平フランジ部12を設けている。そして、支承
面部11から立ち上がる立上がり壁13の高さは、後述
する蓋体2の足部21長さに対応させて設定してある。
前記蓋体2は、一定厚みを有するステンレス材で形成さ
れ、矩形状、つまり角筒状本体1の上開口部に嵌合する
大きさに形成された平板部21と、この平板部21の外
周縁より下方向へ向けて直角状に屈曲された周壁状の足
部22とから成る。平板部21の面内には、複数の集水
用小孔23が開設され、足部22、つまり周壁の適所下
端部には排水用の切欠き部24が開口してある。この蓋
体2を、上記角筒状本体1に嵌合させた状態(蓋体2の
足部22下端を支承面部11に支承させた状態)におい
て、平板部21表面と水平フランジ部12表面が面一に
揃うように設定してある。
れ、矩形状、つまり角筒状本体1の上開口部に嵌合する
大きさに形成された平板部21と、この平板部21の外
周縁より下方向へ向けて直角状に屈曲された周壁状の足
部22とから成る。平板部21の面内には、複数の集水
用小孔23が開設され、足部22、つまり周壁の適所下
端部には排水用の切欠き部24が開口してある。この蓋
体2を、上記角筒状本体1に嵌合させた状態(蓋体2の
足部22下端を支承面部11に支承させた状態)におい
て、平板部21表面と水平フランジ部12表面が面一に
揃うように設定してある。
このような構成を有する排水用埋込み集水具を使用し
て、例えば浴室洗場の排水設備を施工する場合は、洗場
に予め形成された排水用窪み孔4に対し、この角筒状本
体1を嵌合する。排水用窪み孔4の底面適所には、下方
の下水管から立ち上がらせた排水管5の管端面が臨出さ
せてある。
て、例えば浴室洗場の排水設備を施工する場合は、洗場
に予め形成された排水用窪み孔4に対し、この角筒状本
体1を嵌合する。排水用窪み孔4の底面適所には、下方
の下水管から立ち上がらせた排水管5の管端面が臨出さ
せてある。
角筒状本体1の排水用窪み穴4への取付けは、角筒状本
体1のフランジ部12を窪み穴4の開口周面に仮据えす
る。この時、角筒状本体1は窪み穴4に嵌合し、排水管
5の管端面は本体1の開口面内に位置する(第2図参
照)。従って、角筒状本体1は単に窪み穴4に嵌合する
だけで、従来のように排水管5の立ち上げ位置を調整す
る必要がない。次いで、排水用窪み穴4と角筒状本体1
との嵌合間隙に、モルタルを流し込み角筒状本体1を固
定する。この時、嵌合間隙に流し込まれるモルタルは、
第2図の断面図に示すように角筒状本体1のフランジ部
12とアンカー部3との空隙間に侵入し、アンカー部
(水平片部31)3でモルタルを支承する結果となる。
これにより、アンカー部3、特に水平片部31がモルタ
ルの垂直荷重を受けて下方へ押圧され、この押圧力で角
筒状本体1の両側壁1aが外方向への引張力を受け、水
平フランジ部12の水平状態が保持される。かくして、
角筒状本体1の自重により両側壁1aが本体1内方向へ
弾性変形しようとする力が吸収され、排水用窪み穴4の
外周、つまり洗場床面に貼着されたタイル6面と、フラ
ンジ部12とが緊密に接面し水漏れ間隙の発生が阻止さ
れる。
体1のフランジ部12を窪み穴4の開口周面に仮据えす
る。この時、角筒状本体1は窪み穴4に嵌合し、排水管
5の管端面は本体1の開口面内に位置する(第2図参
照)。従って、角筒状本体1は単に窪み穴4に嵌合する
だけで、従来のように排水管5の立ち上げ位置を調整す
る必要がない。次いで、排水用窪み穴4と角筒状本体1
との嵌合間隙に、モルタルを流し込み角筒状本体1を固
定する。この時、嵌合間隙に流し込まれるモルタルは、
第2図の断面図に示すように角筒状本体1のフランジ部
12とアンカー部3との空隙間に侵入し、アンカー部
(水平片部31)3でモルタルを支承する結果となる。
これにより、アンカー部3、特に水平片部31がモルタ
ルの垂直荷重を受けて下方へ押圧され、この押圧力で角
筒状本体1の両側壁1aが外方向への引張力を受け、水
平フランジ部12の水平状態が保持される。かくして、
角筒状本体1の自重により両側壁1aが本体1内方向へ
弾性変形しようとする力が吸収され、排水用窪み穴4の
外周、つまり洗場床面に貼着されたタイル6面と、フラ
ンジ部12とが緊密に接面し水漏れ間隙の発生が阻止さ
れる。
排水用窪み穴4に嵌着固定された角筒状本体1の上開口
部には、蓋体2が嵌着載置される。つまり、蓋体2の足
部22を支承面部11に載置させる。これにより、蓋体
2の自重が足部22を介して支承面部11により強固に
且つ安定して支承され、蓋体2が撓む等の虞れがない。
また、洗場に流された汚水は、平板部21の集水用小孔
23を介して排水用窪み穴4の底面に流入し、窪み穴4
の排水管5を介して下水管に排水される。
部には、蓋体2が嵌着載置される。つまり、蓋体2の足
部22を支承面部11に載置させる。これにより、蓋体
2の自重が足部22を介して支承面部11により強固に
且つ安定して支承され、蓋体2が撓む等の虞れがない。
また、洗場に流された汚水は、平板部21の集水用小孔
23を介して排水用窪み穴4の底面に流入し、窪み穴4
の排水管5を介して下水管に排水される。
一方、汚水は蓋体2の足部22と角筒状本体1の立ち上
がり壁部13との嵌合間隙(第2図「A〕)にも流入す
る。嵌合間隙Aは、下部において排水用の切欠き部24
を介して排水用窪み穴4に連通している。従って、この
間隙Aに流入する汚水は、この間隙Aを流下し、足部2
2の切欠き部24を経て直ちに排水用窪み穴4に流下す
る。従って、汚水は間隙Aにプールせず、従来のような
プール汚水による悪臭等の非衛生が解消される。
がり壁部13との嵌合間隙(第2図「A〕)にも流入す
る。嵌合間隙Aは、下部において排水用の切欠き部24
を介して排水用窪み穴4に連通している。従って、この
間隙Aに流入する汚水は、この間隙Aを流下し、足部2
2の切欠き部24を経て直ちに排水用窪み穴4に流下す
る。従って、汚水は間隙Aにプールせず、従来のような
プール汚水による悪臭等の非衛生が解消される。
尚、実施例では蓋体2の周壁状足部22を支承する支承
面部11を、角筒状本体1の周壁(両側壁1a、両端壁
1b)に一周するように形成した例を示したが、実施に
際しては、支承面部11は両側壁1aにのみ対向状に設
けても良い。
面部11を、角筒状本体1の周壁(両側壁1a、両端壁
1b)に一周するように形成した例を示したが、実施に
際しては、支承面部11は両側壁1aにのみ対向状に設
けても良い。
(ヘ)考案の効果 この考案では、以上のように、上下面を開口し、少なく
とも両側壁に支承面部を設けた角筒状本体に、切欠き部
を有する足部を備えた蓋体を嵌合することとしたから、
蓋体を角筒状本体に嵌着した状態において、蓋体は足部
と支承面部により強固に、且つ安定して支承され、蓋体
の撓み現象が解消される。また、足部には排水用切欠き
部が設けてあるため、蓋体と角筒状本体との嵌合間隙に
流入する汚水は、切欠き部を介して連通する排水用窪み
穴に直ちに流下する。従って、従来のように嵌合間隙に
汚水がプールしないから、悪臭の発生を防止し得、衛生
的である等、考案目的を達成した優れた効果を有する。
とも両側壁に支承面部を設けた角筒状本体に、切欠き部
を有する足部を備えた蓋体を嵌合することとしたから、
蓋体を角筒状本体に嵌着した状態において、蓋体は足部
と支承面部により強固に、且つ安定して支承され、蓋体
の撓み現象が解消される。また、足部には排水用切欠き
部が設けてあるため、蓋体と角筒状本体との嵌合間隙に
流入する汚水は、切欠き部を介して連通する排水用窪み
穴に直ちに流下する。従って、従来のように嵌合間隙に
汚水がプールしないから、悪臭の発生を防止し得、衛生
的である等、考案目的を達成した優れた効果を有する。
第1図は、実施例の排水用埋込み集水具を示す斜視図、
第2図は、実施例の排水用埋込み集水具を示す断面図、
第3図は、本願出願人が先に提案した排水用埋込み集水
具を示す斜視図、第4図は、第3図の断面図、第5図
は、従来の排水用埋込み集水具を示す斜視図である。 1:角筒状本体、2:蓋体、 11:支承面部、22:足部、 23:切欠き部。
第2図は、実施例の排水用埋込み集水具を示す断面図、
第3図は、本願出願人が先に提案した排水用埋込み集水
具を示す斜視図、第4図は、第3図の断面図、第5図
は、従来の排水用埋込み集水具を示す斜視図である。 1:角筒状本体、2:蓋体、 11:支承面部、22:足部、 23:切欠き部。
Claims (1)
- 【請求項1】上下面を開口した角筒状本体と、この角筒
状本体の上開口部に対し嵌脱可能に嵌着され、面内に多
数の集水用小孔を備えた蓋体とから成る排水用埋込み集
水具であって、 前記角筒状本体の少なくとも両側壁には、上記蓋体の足
部を支承する支承面部を設けると共に、蓋体の足部には
適所に排水用の切欠き部を形成してなる排水用埋込み集
水具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11268988U JPH067104Y2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 排水用埋込み集水具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11268988U JPH067104Y2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 排水用埋込み集水具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0233863U JPH0233863U (ja) | 1990-03-02 |
JPH067104Y2 true JPH067104Y2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=31351856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11268988U Expired - Lifetime JPH067104Y2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 排水用埋込み集水具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067104Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2522410Y2 (ja) * | 1992-04-09 | 1997-01-16 | 富山コンクリート工業株式会社 | 側溝における排水構造 |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP11268988U patent/JPH067104Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0233863U (ja) | 1990-03-02 |
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