JPH0670543A - 直列共振コンバータ - Google Patents

直列共振コンバータ

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JPH0670543A
JPH0670543A JP24143492A JP24143492A JPH0670543A JP H0670543 A JPH0670543 A JP H0670543A JP 24143492 A JP24143492 A JP 24143492A JP 24143492 A JP24143492 A JP 24143492A JP H0670543 A JPH0670543 A JP H0670543A
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JP
Japan
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resonance
switching element
feedback
current
power supply
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JP24143492A
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English (en)
Inventor
Kiyotsugu Ozu
清嗣 小津
Katsuhiko Yamamoto
克彦 山本
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】出力容量大きく、帰還用ダイオードの阻止能力
の非回復時スイッチング素子に流れるスパイク状電流に
よる損失や、スイッチング素子へのストレスの少ない直
列共振コンバータの提示にある。 【構成】図1のようにフルブリッジ回路を構成して帰還
用ダイオード(15),(30),(16),(29)
の逆方向阻止能力の非回復時、第1,第4スイッチング
素子(11),(28)または第2,第3スイッチング
素子(12),(27)のターンオン時、これらと直列
に第1または第2共振用インダクタ(25),(32)
が直列に入るようにして電流の立上りを抑制し、これに
よりスパイク状電流がスイッチング素子に流れないよう
にして目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は直列共振コンバータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源装置の一方式として、
例えば図2に示す構成をもつハーフブリッジ方式や、図
4に示すフルブリッジ方式の直列共振コンバータが従来
広く用いられている。図2に示すハーフブリッジ方式の
直列共振コンバータはそれぞれ直流電源(17)に接続
された、MOS−FETなどの第1,第2スイッチング
素子(11)(12)の直列回路と、第1,第2共振用
コンデンサ(13)(14)の直列回路と、第1,第2
帰還用ダイオード(15)(16)の直列回路、および
第1,第2スイッチング素子(11)(12)の接続点
と第1,第2帰還用ダイオード(15)(16)の接続
点との間に接続された、トランス(18)の1次巻線N
1 と第1共振用インダクタ(25)の直列回路と、第
1,第2帰還用ダイオード(15)(16)の接続点と
第1,第2共振用コンデンサ(13)(14)の接続と
の間に接続された第2共振用インダクタ(26)と、ト
ランス(18)の2次巻線N2 に接続された全波整流回
路を形成する整流用ダイオード(21)(22)と、そ
の出力側に接続された平滑用コンデンサ(23)と負荷
抵抗(24)よりなり、以下に説明するように動作す
る。第1スイッチング素子(11)をターンオンさせる
と、〔直流電源(17)→第1スイッチング素子(1
1)→トランス(18)の1次巻線N1 →第1共振用イ
ンダクタ(25)→第2共振用インダクタ(26)→第
2共振用コンデンサ(14)→直流電源(17)〕のル
ープと、〔第1共振用コンデンサ(13)→第1スイッ
チング素子(11)→トランス(18)の1次巻線N1
→第1共振用インダクタ(25)→第2共振用インダク
タ(26)→第1共振用コンデンサ(13)〕のループ
で共振電流i0 が流れる。また第2スイッチング素子
(12)をターンオンさせたときには、〔直流電源(1
7)→第1共振用コンデンサ(13)→第2共振用イン
ダクタ(26)→第1共振用インダクタ(25)→トラ
ンス(18)の1次巻線N1 →第2のスイッチング素子
(12)→直流電源(17)〕のループと、〔第2共振
用コンデンサ(14)→第2共振用インダクタ(26)
→第1共振用インダクタ(25)→トランス(18)の
1次巻線N1 →第2スイッチング素子(12)→直流電
源(17)〕のループとで共振電流i0 が流れる。ここ
でトランス(18)の1次巻線N1 と2次巻線N2 の巻
線比N1 /N2 をnとすれば、トランス(18)の2次
巻線N2 には1次巻線電流のn倍の電流が流れ、この共
振電流ni0 は整流用ダイオード(21)(22)より
全波整流され、平滑用コンデンサ(23)を充電して直
流電圧を負荷抵抗(24)に供給する。そこで今直流電
源(17)の電圧をEとすると、第1,第2平滑用コン
デンサ(13)(14)の充電電圧がE以下であれば、
第1,第2帰還用ダイオード(15)(16)には電流
が流れない。この領域をモードIと呼ぶ。このモードI
では負荷抵抗(24)の値を変化させても出力電圧は一
定であって、E/2nで与えられる。また第1,第2共
振用コンデンサ(13)(14)の充電電圧は負荷抵抗
(24)の値を小さくするに伴い上昇し、Eになって、
〔第1共振用コンデンサ(13)→直流電源(17)→
第2帰還用ダイオード(16)→第2共振用インダクタ
(26)→第1共振用コンデンサ(13)〕または〔第
2共振用コンデンサ(14)→第2共振用インダクタ
(26)→第1帰還用ダイオード(15)→直流電源
(17)→第2共振用コンデンサ(14)〕のループで
帰還電流i1 が流れ出す。この領域をモードIIと呼ぶ。
モードIIでは負荷抵抗(24)の値を変化させても、出
力電流は一定であり、動作周波数をf、また第1,第2
共振用コンデンサ(13)(14)の容量値C1 とする
と、その値は4fC1 nEで与えられる。モードIにお
ける第1スイッチング素子(11)または第2スイッチ
ング素子(12)を流れる共振電流i0 は、出力平均電
流をI0 、スイッチング素子をターンオンさせた時をt
=0とすれば、次の式(1)によって与えられる。
【0003】
【数1】 またこの時の最大出力容量PH は式(2)によって与え
られる。
【0004】
【数2】 PH =2C1 0 2 ………(2) ここでf0 は共振周波数で、f0 =1/(2π{2C1
(L1 +L2 )}1/2)である。モードIIにおける第1
スイッチング素子(11)、または第2スイッチング素
子(12)を流れる共振電流i0 は式(3)によって与
えられる。
【0005】
【数3】 また第1,第2帰還用ダイオード(15)または(1
6)を流れる帰還電流i1 は電流が流れ出すときの時間
をT0 とすれば、式(4)によって与えられる。
【0006】
【数4】 図3にモードIおよびモードIIにおける第1,第2スイ
ッチング素子(11)(12)および第1, 第2帰還用
ダイオード(15)(16)に流れる電流i0,i1
波形を示す。以上より、モードIでは出力電圧は一定で
あり、負荷抵抗(24)を小さくすると出力平均電流I
0 が増大し、式(1)からわかるように共振電流のピー
ク値が大きくなる。またモードIIでは式(3)からわか
るように共振電流i0 は負荷抵抗(24)に無関係に一
定であり、従って出力平均電流は一定である。負荷抵抗
(24)を小さくすると出力平均電圧V0 が小さくなり
式(4)からわかるように帰還電流i1 のピーク値は増
加する。
【0007】一方図4に示すフルブリッジ方式の直列共
振コンバータは、直流電源(17)にそれぞれ接続され
た、第1,第2スイッチング素子(11)(12)の直
列回路と、第3,第4スイッチング素子(27)(2
8)の直列回路と、接続点が第1,第2スイッチング素
子(11)(12)の接続点に接続された第1,第2帰
還用ダイオード(15)(16)の直列回路と、接続点
が第3,第4スイッチング素子(27)(28)の接続
点に接続された第3,第4帰還用ダイオード(29)
(30)の直列回路、および第1,第2帰還用ダイオー
ド(15)(16)の接続点と第3,第4帰還用ダイオ
ード(29)(30)の接続点間に接続された、トラン
ス(18)の1次巻線と共振用インダクタ(25)と共
振用コンデンサ(31)の直列回路とから形成され、以
下に説明するように動作する。第1,第4スイッチング
素子(11)(28)をターンオンさせると、〔直流電
源(17)→第1スイッチング素子(11)→トランス
(18)の1次巻線→共振用インダクタ(25)→共振
用コンデンサ(31)→第4スイッチング素子(28)
→直流電源(17)〕のループで共振電流が流れる。一
方第2,第3スイッチング素子(12)(27)をター
ンオンさせたときには、〔直流電源(17)→第3スイ
ッチング素子(27)→共振用コンデンサ(31)→共
振用インダクタ(25)→トランス(18)の1次巻線
→第2スイッチング素子(12)→直流電源(17)〕
のループで共振電流が流れる。ここでトランス(18)
の1次巻線(N1 )と2次巻線数(N2 )の比N1 /N
2 をnとすれば、2次巻線にはn倍の共振電流が流れる
ので、これらの共振電流を整流用ダイオード(21)
(22)により全波整流し、これにより平滑コンデンサ
(23)を充電すれば直流電圧が負荷抵抗(24)に供
給される。この領域をモードIとよぶ。モードIでは負
荷抵抗(24)の値を変化させても出力電圧は一定でE
/2nで与えられる。共振用コンデンサ(31)の充電
電圧は、負荷抵抗(24)の値が小さくなるに伴い上昇
し、その電圧がEn になると、〔共振用コンデンサ(3
1)→共振用インダクタ(25)→トランス(18)の
1次巻線→第1帰還用ダイオード(15)→直流電源
(17)→第4帰還用ダイオード(30)→共振用コン
デンサ(31)〕のループで帰還電流が流れ出す。この
領域をモードIIとよぶ。モードIIでは例えば第1,第4
帰還用ダイオード(15)(30)に電流が流れている
時に第2,第3スイッチング素子(12)(27)がタ
ーンオンすると、第1,第4帰還用ダイオード(15)
(30)がターンオフするまで直流電源(17)の短絡
電流が流れる。また第1,第4帰還用ダイオード(1
5)(30)の電流が流れ終わってから、第2,第3ス
イッチング素子(12)(27)をターンさせると、直
流電源(17)の短絡電流は流れないが、トランス(1
8)の2次巻線へのエネルギ伝達の時間の比率が小さく
なり、エネルギ伝達効率が悪くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記した図2に示すハ
ーフブリッジ方式の直列共振コンバータでは、第1帰還
用ダイオード(15)または第2帰還用ダイオード(1
6)の逆方向阻止機能が回復しない間に、次のスイッチ
ング素子のターンオンが行われても、トランス(18)
の漏れインダクタンスと、第1共振用インダクタ(2
5)のインダクタンスにより、電流の立上りが抑制され
るため、スイッチング素子などに流れる電流はスパイク
状にならない。このため電流がスパイク状となることに
よる損失の増大,雑音の発生,更にはスイッチング素子
へのストレスを防いで、変換効率の低下やスイッチング
素子の寿命の低下を防ぐことができる。しかしその一方
ハーフブリッジ方式のコンバータでは前記(2)式によ
って最大出力容量PH が定まる。従ってこのハーフブリ
ッジ方式の直列共振コンバータにおいて出力容量の増大
を図るためには、出力電圧Eを一定としたとき、第1,
第2共振用コンデンサ(13)(14)の静電容量C1
を大にするか、共振周波数f0 を上げることが必要であ
る。しかし第1,第2共振用コンデンサ(13)(1
4)の容量を大にすると、共振周波数f0 の低下を生じ
て可聴周波数以上での制御範囲が狭くなる。また共振周
波数f0 を上げる方法として、第1, 第2共振用インダ
クタ(25)(26)の和のインダクタンス(L1 +L
2 )を小さくすることが考えられるが、これにも製作上
の一定の限度があり、結局ハーフブリッジ方式の直列共
振コンバータの出力容量の増大には困難がある。
【0009】これに対し図4に示した一般的なフルブリ
ッジ方式直列共振コンバータの最大容量PF は、図2に
示したハーフブリッジ直列共振コンバータの最大出力容
量PH に対して周知のように PF =8C1 0 2 によって与えられる。従って出力容量の大きいスイッチ
ング電源装置を得たい場合にはフルブリッジ方式が採用
される。しかしこのフルブリッジ方式の直列コンバータ
では、帰還用ダイオードの逆方向阻止機能が回復するま
で、スイッチング素子に大きなスパイク電流が流れるの
を防ぐことができない。このため損失の増加による変換
効率の低下や雑音の発生、更にはスイッチング素子への
ストレスの増大による寿命の低下などの問題がある。即
ち、図4のようなフルブリッジ方式の直流コンバータで
は、負荷抵抗(24)の抵抗値が小となり、充電電流が
増大して共振用コンデンサ(31)の充電電圧が上昇
し、この電圧が直流電源(17)の出力電圧Eを越える
と、第1,第4帰還用ダイオード(15)(30)また
は第2,第3帰還用ダイオード(16)(29)は、逆
方向阻止機能を失って電流が流れる。例えば第1,第4
帰還用ダイオード(15)(30)に共振電流が流れて
いるときに、第2,第3スイッチング素子(12)(2
7)がターンオンすると、直流電源(17)→第1帰還
用ダイオード(15)→第2スイッチング素子(12)
→直流電源(17)、或いは直流電源(17)→第3ス
イッチング素子(27)→第4帰還用ダイオード(3
0)→直流電源(17)に大きなスパイク電流が流れ、
第1,第4帰還用ダイオード(15)(30)がターン
オフするまで続く。このためスイッチング素子のターン
オン時の損失が増加して変換効率が低下し、またターン
オン時の損失の周波数が高いため空中へ伝搬し易く雑音
の原因となる。
【0010】この発明は出力容量を増大させるためにフ
ルブリッジ方式を採用しながらも、帰還電流をスイッチ
ング素子などを介することなく直流電源に帰還しうるよ
うに構成し、これにより帰還用ダイオードの逆方向阻止
機能が回復していなくとも、スパイク状電流がスイッチ
ング素子などに流れないようにして、損失の増大などを
防いだフルブリッジ方式の直列共振コンバータを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の上記目的は図
1に示す手段、即ち直流電源(17)にそれぞれ接続さ
れた、第1,第2スイッチング素子(11)(12)の
直列回路と、第3,第4スイッチング素子(27)(2
8)の直列回路と、第1,第2帰還用ダイオード(1
5)(16)の直列回路と、第3,第4帰還用ダイオー
ド(29)(30)の直列回路と、上記第1,第2スイ
ッチング素子(11)(12)の接続点と、第1,第2
帰還用ダイオード(15)(16)の接続点間に接続さ
れた第1トランスの1次巻線(18)と第1共振用イン
ダクタ(25)の直列回路と、上記第1,第2帰還用ダ
イオード(15)(16)の接続点と、上記第3,第4
帰還用ダイオード(29)(30)の接続点に接続され
た、第2共振用インダクタ(26)と共振用コンデンサ
(31)の直列回路と、上記第1,第2帰還用ダイオー
ド(29)(30)の接続点と、第3,第4スイッチン
グ素子(27)(28)の接続点間に接続された、第3
共振用インダクタ(32)と第2トランスの1次巻線
(33)の直列回路と、上記第1,第2トランス(1
8)(33)の2次巻線N2 にそれぞれ接続された、第
, 第2全波整流回路を形成するダイオード(21)
(22)および(34)(35)と、上記第1,第2全
波整流回路の並列接続端に負荷(24)と共に接続され
た平滑用コンデンサ(23)とを備えた構成により達成
される。
【0012】
【実施例】この発明にかかる直列共振コンバータは以下
のように動作する。第1スイッチング素子(11)と第
4スイッチング素子(28)がターンオンされると、
〔直流電源(17)→第1スイッチング素子(11)→
第1トランス(18)の1次巻線N1 →第1共振用イン
ダクタ(25)→第2共振用インダクタ(26)→共振
用コンデンサ(31)→第3共振用インダクタ(32)
→第2トランス(33)の1次巻線N1 →第4スイッチ
ング素子(28)→直流電源(17)〕のルートでスイ
ッチング素子などに図3のように共振電流i0 が流れ
る。次に第2スイッチング素子(12)と第3スイッチ
ング素子(27)がターンオンされると、〔直流電源
(17)→第3スイッチング素子(27)→第2トラン
ス(33)の1次巻線N1 →第3共振用インダクタ(3
2)→共振用コンデンサ(31)→第2共振用インダク
タ(26)→第1共振用インダクタ(25)→第1トラ
ンス(18)の1次巻線N1 →第2スイッチング素子
(12)→直流電源(17)〕のルートで第1,第2ト
ランス(18)と(33)の1次巻線N1 に、図3のよ
うにt=T1 から逆方向の電流が流れる。そこで今第1
, 第2トランス(18)(33)の1次,2次巻線比を
nとすれば、それぞれのトランスの1次巻線N1 に流れ
た電流のn倍の共振電流が、それぞれの2次巻線N2
流れ、そのそれぞれは整流用ダイオード(21)(2
2)と(34)(35)により整流され、更に平滑用コ
ンデンサ(23)により平滑されて負荷抵抗(24)に
与えられる。次に負荷抵抗(24)の抵抗値が小さくな
り、共振用コンデンサ(31)の直流電源(17)によ
る充電電圧が上昇して、その電圧値が直流電源(17)
の出力電圧と等しくなると、第1,第2,第3,第4帰
還用ダイオード(15)(16)と(29)(30)は
逆方向阻止機能を失う。このため図3のように共振電流
0 がt=0からt=T0 まで流れたのち、共振用コン
デンサ(31)の充電電荷が、〔共振用コンデンサ(3
1)→第2共振用インダクタ(26)→第1帰還用ダイ
オード(15)→直流電源(17)→第4帰還用ダイオ
ード(30)→共振用コンデンサ(31)〕のルート
で、図3のt=T0 から放電して直流電源(17)に帰
還される。また図3のように共振電流i0 がt=T1
ら流れたのち、共振用コンデンサ(31)の充電電荷
が、〔共振用コンデンサ(31)→第3帰還用ダイオー
ド(29)→直流電源(17)→第2帰還用ダイオード
(16)→第2共振用インダクタ(26)→共振用コン
デンサ(31)〕のルートでt=T2 から放電して直流
電源(17)に帰還される動作を行う。
【0013】以上の動作説明から明らかなように、この
発明にかかるフルブリッジ方式直列共振コンバータで
は、第1,第2トランス(18)(33)の2次側への
エネルギ伝達率を上げるために、図3でt=T0 からt
=T1 までの時間が短くでき共振用コンデンサ(31)
の放電電流が流れ切らないうちに、即ち第1,第4帰還
用ダイオード(15)(30)または第2,第3帰還用
ダイオード(16)(29)の逆方向阻止作用が回復し
ないうちに、第1,第4スイッチング素子(11)(2
8)または第2,第3スイッチング素子(12)(2
7)がターンオンされても、従来のフルブリッジ方式コ
ンバータのように、各スイッチング素子とスパイク状の
電流が流れることがない。即ちこの発明では第1,第2
帰還用ダイオード(15)(16)の接続点と、第1,
第2スイッチング素子(11)(12)の接続点間に接
続された第1共振用インダクタ(25)、或いは第3,
第4帰還用ダイオード(29)(30)の接続点と、第
3,第4スイッチング素子(27)(28)の接続点間
に接続された第3共振用インダクタ(32)により、例
えば第1,第4帰還用ダイオード(15)(30)に帰
還電流が流れている間に、第2,第3スイッチング素子
(12)(27)がターンオンしても電流の立上りは抑
制されるので、スイッチング素子などにスパイク電流が
流れることがない。またこの発明にかかる直列共振コン
バータの最大出力容量PH は、前記した従来のフルブリ
ッジ方式直列共振コンバータと同様に、 P0 =8C1 0 2 によって与えられる。従って従来と同一の共振周波数お
よび同一容量の共振用コンデンサのもとに、出力容量と
してハーフブリッジ方式直列共振コンバータの4倍が得
られる。以上この発明について説明したが、第1,第3
共振用インダクタ(25)(32)として、第1,第2
トランス(18)(33)の漏れインダクタンスを活用
できることは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
によれば、損失や雑音の発生、更にはスイッチング素子
への電気的ストレスの小さい出力容量の大きな直列共振
コンバータを提供できるすぐれた効果を奏することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる直列共振コンバータの回路図
である。
【図2】従来のハーフブリッジ方式直列共振コンバータ
の回路説明図である。
【図3】図2の回路の動作説明用の波形図である。
【図4】従来のフルブリッシ方式直列共振コンバータの
回路説明図である。
【符号の説明】
(11) 第1スイッチング素子 (12) 第2スイッチング素子 (17) 直列電源 (18) 第1トランス (25) 第1共振用インダクタ (26) 第2共振用インダクタ (13) 第1共振用コンデンサ (14) 第2共振用コンデンサ (21) 整流用ダイオード (22) 整流用ダイオード (23) 平滑用コンデンサ (24) 負荷 (15) 第1帰還用ダイオード (16) 第2帰還用ダイオード (27) 第3スイッチング素子 (28) 第4スイッチング素子 (29) 第3帰還用ダイオード (30) 第4帰還用ダイオード (31) 共振用コンデンサ (32) 第3共振用インダクタ (33) 第2トランス (34) 整流用ダイオード (35) 整流用ダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源にそれぞれ接続された、第1,
    第2スイッチング素子の直列回路と、第3,第4スイッ
    チング素子の直列回路と、第1,第2帰還用ダイオード
    の直列回路と、第3,第4帰還用ダイオードの直列回路
    と、 上記第1,第2スイッチング素子の接続点と、第1,第
    2帰還用ダイオードの接続点間に接続された第1トラン
    スと第1共振用インダクタの直列回路と、 上記第1,第2帰還用ダイオードの接続点と、上記第
    3,第4帰還用ダイオードの接続点に接続された、第2
    共振用インダクタと共振用コンデンサの直列回路と、 上記第3,第4帰還用ダイオードの接続点と、第3,第
    4スイッチング素子の接続点間に接続された、第3共振
    用インダクタと第2トランスの直列回路と、 上記第1,第2トランスの2次巻線の出力をそれぞれ整
    流する回路と、 上記整流回路の並列接続出力を平滑して負荷に加える平
    滑回路を備えたことを特徴とする直列共振コンバータ。
JP24143492A 1992-08-19 1992-08-19 直列共振コンバータ Pending JPH0670543A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11920846B2 (en) 2018-10-02 2024-03-05 Lg Electronics Inc. Refrigerator
US11971204B2 (en) 2018-10-02 2024-04-30 Lg Electronics Inc. Refrigerator

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US11920846B2 (en) 2018-10-02 2024-03-05 Lg Electronics Inc. Refrigerator
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