JPH0670470B2 - 作業車の変速操作構造 - Google Patents

作業車の変速操作構造

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JPH0670470B2
JPH0670470B2 JP61086910A JP8691086A JPH0670470B2 JP H0670470 B2 JPH0670470 B2 JP H0670470B2 JP 61086910 A JP61086910 A JP 61086910A JP 8691086 A JP8691086 A JP 8691086A JP H0670470 B2 JPH0670470 B2 JP H0670470B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走行用の主変速装置及び副変速装置を直列に
配置し、主変速装置及び副変速装置の各々を、ポンプか
らの圧油を主制御弁及び副制御弁を介して、複数個の変
速用の油圧クラッチに供給し、これを択一的に作動させ
て多段ギヤ変速を行う油圧操作式に構成した作業車の変
速操作構造に関する。
〔従来の技術〕
作業車の一つである農用のコンバインの変速操作構造の
一例が、実開昭58-144143号公報に開示されている。
この構造では、ベルト伝達されてきたエンジンの動力
が、油圧操作式で前進3段後進1段の主変速装置、ギヤ
シフト式で高中低3段の副変速装置に伝達されるように
構成されており、主変速装置に作動用の圧油を供給する
圧油供給系に、漸次昇圧機構の一例であるアキュムレー
タを備えている。
このように主変速装置の圧油供給系に蓄圧作用のあるア
キュムレータを備えることにより、主制御弁を中立位置
(主変速装置のどの油圧クラッチにも圧力が発生してい
ない状態)から、操作して主変速装置の変速操作を行う
場合、油圧クラッチの急激な圧力の上昇がアキュムレー
タにより抑えられて、滑らかな動力の伝達が可能にな
る。
前述の構造では、副変速装置を変速操作する際に主クラ
ッチの入切操作を伴うので、近年では変速操作を簡略化
する為に、副変速装置も油圧操作式に構成することが考
えられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
アキュムレータの漸次昇圧機能は、圧力が上昇する途中
において働くものであり、アキュムレータにその容量分
の圧力が一度蓄えられてしまうと、アキュムレータから
圧力を抜かない限り、アキュムレータの漸次昇圧機能を
再び発揮させることはできない。
従って、前述の構造において主制御弁をある変速位置に
操作し、主変速装置のアキュムレータに容量分の圧力を
蓄えてしまっている状態での走行中に、油圧操作式の副
変速装置の変速操作を行っても、主変速装置側のアキュ
ムレータの漸次昇圧機能が働かない場合が多く、副変速
装置側の油圧クラッチの圧力が急激に上昇してショック
の生じる場合がある。
本発明は、油圧操作式で漸次昇圧機構を備えた主変速装
置に、油圧操作式の副変速装置を装備した場合におい
て、副変速装置の変速操作時のショックを抑えることを
目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の特徴は以上のような作業車の変速操作構造にお
いて、次のように構成することにある。つまり、 走行用の主変速装置及び副変速装置を直列に配置し、主
変速装置及び副変速装置の各々を、ポンプからの圧油を
主制御弁及び副制御弁を介して、複数個の変速用の油圧
クラッチに供給し、これを択一的に作動させて多段ギヤ
変速を行う油圧操作式に構成すると共に、 主制御弁による変速操作途中において、主変速装置用の
圧油供給系が一時的に開放され、再び圧油が主変速装置
の所望の油圧クラッチに供給される際に、圧力の急激な
上昇を抑える漸次昇圧機構を主変速装置用の圧油供給系
に備え、 副制御弁による変速操作に連動して、この変速操作途中
で主変速装置用の圧油供給系を開放し、副制御弁による
変速操作完了時に、主変速装置用の圧油供給系の開放を
閉じるアンロード部を備えてある。
〔作用〕
主制御弁をある変速位置に操作して、主変速装置の漸次
昇圧機構に容量分の圧力を蓄えてしまっている状態での
走行中に、副制御弁を操作して油圧操作式の副変速装置
の変速操作を行おうとしたとする。
そこで、本発明のように構成して前述の状態で変速操作
を開始すると、変速操作の途中で主変速装置用の圧油供
給系の開放され、主変速装置の油圧クラッチ及び漸次昇
圧機構から圧油が抜けて、この油圧クラッチが切り状態
になり、漸次昇圧機構が最初の状態に戻される。
その後、副変速装置の変速操作が終了して副変速装置の
油圧クラッチが入り操作されると、主変速装置用の圧油
供給系の開放が閉じられるので、主変速装置の油圧クラ
ッチ及び漸次昇圧機構にも圧油が供給され始める。
この場合、漸次昇圧機構が最初の状態に戻っているの
で、漸次昇圧機構もその漸次昇圧機能を働かせて圧力の
急激な上昇を抑えながら、主変速装置の油圧クラッチが
滑らかに入り操作されていくのである。これにより、主
及び副変速装置が直列に配置されているので、副変速装
置の変速操作時においても漸次昇圧機構が働いて、走行
系全体として動力が滑らかに伝達されていくのである。
〔発明の効果〕
以上のように、副変速装置の変速操作を行う場合、主変
速装置用の圧油供給系を一度開放して主変速装置の油圧
クラッチ及び漸次昇圧機構から圧油を抜くことによっ
て、副変速装置の変速操作時においても漸次昇圧機構を
充分に働かせてのショック少ない変速操作が可能にな
り、作業車の乗り心地を向上させることができた。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図に示すように、左右一対のクローラ走行装置
(1)を装備した車体(3)の中央に脱穀装置(2)を
搭載し、前部に引起し装置(4)、刈取装置(5)及び
刈取穀稈搬送装置(6)で構成された刈取前処理部
(7)を昇降自在に連結して、作業車の一つであるコン
バインを構成している。
次にコンバインの走行伝動系について説明する。第2図
に示すように車体(3)に搭載したエンジン(8)から
の動力は、脱穀装置(2)への伝動系と、走行用及び刈
取前処理部(7)の駆動用の伝動系に分岐される。後者
の分岐動力は、ミッションケース(9)の入力軸(10)
にベルト伝達される。又、入力軸(10)にテンションク
ラッチ(11)を介してベルト伝達されたのち、走行用と
刈取前処理部(7)の駆動用とに分岐される。
入力軸(10)の動力は、高低2段のギヤ変速装置(12)
を介してPTO軸(13)に取出され、テンションクラッチ
式の刈取クラッチ(14)を介して、刈取前処理部(7)
の入力軸(15)にベルト伝達される。又、入力軸(10)
の動力は、高中低3段の副変速装置(16)、前進3段後
進1段の主変速装置(17)及び操向クラッチ(18)を経
て、左右の車軸(19)に伝達されるように構成されてい
る。
主変速装置(17)は、各変速段をなす常咬ギヤ対の伝動
系に多板式の油圧クラッチ(20a),(20b),(20
c),(20d)を各々組込み、これら油圧クラッチ(20
a)〜(20d)に択一的に圧油を供給して所望の変速段で
の伝動を行う油圧操作式に構成されている。又、副変速
装置(16)も主変速装置(17)と同様に、高中2段をな
す常咬ギヤ対に2個の油圧クラッチ(21a),(21b)、
及び動力伝達の下手側の速度がある設定速度以下の場合
にのみ動力を伝達する低速段用のワンウェイクラッチ
(31)を組込んだ油圧操作式である。
次に、副及び主変速装置(16),(17)の油圧クラッチ
(20a)〜(20d),(21a),(21b)に圧油を供給する
圧油供給系について説明する。第1図に示すように、エ
ンジン(8)の分岐動力によって駆動されるポンプ(2
2)からの圧油が、油路(24)より主変速装置(17)の
油圧クラッチ(20a)〜(20d)に択一的に圧油を供給す
る主制御弁(23)に送られる。この主制御弁(23)は、
第1制御スプール(23a)と第2スプール(23b)とを同
時操作するように構成されており、第1及び第2制御ス
プール(23a),(23b)を変速位置(F1),(F2),
(F3),(R)に切換操作して、前進1速、2速、3速
及び後進1速の各油圧クラッチ(20a)〜(20d)に択一
的に圧油を供給するのである。
主制御弁(23)の第1制御スプール(23a)から第2制
御スプール(23b)への内部径路(23c)に分岐径路(2
5)を設けて、この分岐径路(25)にアキュムレータ(2
7)(漸次昇圧機構に相当)を連結している。これによ
り、主制御弁(23)を中立位置(N)から他の変速位置
(F1),(F2),(F3),(R)に切換えた場合に、圧
力が急激に上昇しないようにして、発進時のショックを
和らげるように構成している。そして、第1制御スプー
ル(23a)には、刈取前処理部(7)に動力を伝達する
刈取クラッチ(14)の切り操作用のシリンダ(28)も接
続してある。
油路(24)には各油圧クラッチ(20a)〜(20d)(21
a),(21b)に潤滑用の油を供給する油路(29)、及び
副制御弁(26)に連通する油路(30)が設けられてい
る。この副制御弁(26)は、副変速装置(16)における
高速用の油圧クラッチ(21a)に圧油を供給する高速位
置(H)、中速用の油圧クラッチ(21b)に圧油を供給
する中速位置(M)、及び両油圧クラッチ(21a),(2
1b)から圧油を抜く低速位置(L)を持っており、低速
位置(L)において動力はワンウェイクラッチ(31)を
介して伝達される。
そして、高速位置(H)と中速位置(M)の間に、主変
速装置(17)用の各油圧クラッチ(20a)〜(20d)主制
御弁(23)及び副変速装置(16)用の両油圧クラッチ
(21a),(21b)から圧油を抜くリリーフ部(32)(ア
ンロード部に相当)を備えている。
従って、副制御弁(26)を低速位置(L)又は中立位置
(M)としての走行中に、副制御弁(26)を高速位置
(H)に切換操作すると、操作途中でリリーフ部(32)
を通過する。この瞬間に主変速装置(17)の圧油供給
系、及び副変速装置(16)の両油圧クラッチ(21a),
(21b)からリリーフ部(32)を介して圧油が抜け、副
制御弁(26)が高速位置(H)に位置したときに、副変
速装置(16)の高速用の油圧クラッチ(21a)に圧油が
供給されると同時に、主変速装置(17)及び油圧クラッ
チ(20a)〜(20d)にもアキュムレータ(27)の蓄圧作
用によって、ゆっくりと圧油供給されるのである。
〔別実施例〕
前述の実施例では副制御弁(26)において高速位置
(H)と中速位置(M)の間にのみリリーフ部(32)を
設けていたが、中速位置(M)と低速位置(L)の間に
もリリーフ部(32)を設けてもよい。又、アキュムレー
タ(27)に代えて、モジュレーティングリリーフバルブ
を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る作業車の変速操作構造の実施例を示
し、第1図は圧油供給系統図、第2図は主及び副変速位
置、並びに動力の伝達径路を示す図、第3図はコンバイ
ンの全体側面図である。 (16)……副変速装置、(17)……主変速装置、(20
a),(20b),(20c),(20d)……主変速装置の油圧
クラッチ、(21a),(21b)……副変速装置の油圧クラ
ッチ、(22)……ポンプ、(23)……主制御弁、(26)
……副制御弁、(27)……漸次昇圧機構、(32)……ア
ンロード部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行用の主変速装置(17)及び副変速装置
    (16)を直列に配置し、 前記主変速装置(17)及び副変速装置(16)の各々を、
    ポンプ(22)からの圧油を主制御弁(23)及び副制御弁
    (26)を介して、複数個の変速用の油圧クラッチ(20
    a),(20b),(20c),(20d),(21a),(21b)に
    供給し、これを択一的に作動させて多段ギヤ変速を行う
    油圧操作式に構成すると共に、 前記主制御弁(23)による変速操作途中において、前記
    主変速装置(17)用の圧油供給系が一時的に開放され、
    再び圧油が主変速装置(17)の所望の油圧クラッチ(20
    a),(20b),(20c),(20d)に供給される際に、圧
    力の急激な上昇を抑える漸次昇圧機構(27)を主変速装
    置(17)用の圧油供給系に備え、 前記副制御弁(26)による変速操作に連動して、この変
    速操作途中で前記主変速装置(17)用の圧油供給系を開
    放し、前記副制御弁(26)による変速操作完了時に、前
    記主変速装置(17)用の圧油供給系の開放を閉じるアン
    ロード部(32)を備えてある作業車の変速操作構造。
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