JP3091523B2 - 自動変速機におけるロックアップクラッチ制御装置 - Google Patents

自動変速機におけるロックアップクラッチ制御装置

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JP3091523B2
JP3091523B2 JP16402391A JP16402391A JP3091523B2 JP 3091523 B2 JP3091523 B2 JP 3091523B2 JP 16402391 A JP16402391 A JP 16402391A JP 16402391 A JP16402391 A JP 16402391A JP 3091523 B2 JP3091523 B2 JP 3091523B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の入力側に
配設されたトルクコンバータのロックアップクラッチの
作動制御を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用自動変速機のトルクコンバータ
には、入力側(ポンプ側)と出力側(タービン側)とを
直結するロックアップクラッチが配設されていることが
多い。このロックアップクラッチの作動制御装置として
は、ロックアップクラッチの作動制御油圧の給排制御を
行うロックアップコントロールバルブと、このロックア
ップコントロールバルブの作動制御用のパイロット油圧
の給排制御を行うソレノイドバルブとから構成されるも
のが従来から良く知られている(例えば、特開昭62−
127552号公報)。このような制御装置において
は、ソレノイドバルブがオンのまま故障した場合には、
ロックアップクラッチは係合したままで、エンジン出力
軸と駆動輪とは機械的に接続された状態のまま保持され
ることになり、車両を停止すると、エンスト(エンジン
ストップ)を起こすという問題がある。
【0003】このため、従来においては、ソレノイドバ
ルブからのパイロット油圧を、ロックアップクラッチを
係合させる速度段(中高速段)においてのみロックアッ
プコントロールバルブに作用させてこのバルブの作動制
御を行い、ロックアップクラッチを係合させない速度段
(低速段や、後進段)においてはパイロット油圧をロッ
クアップコントロールバルブに作用させないような構成
が採用されていた。なお、このような構成は、例えば、
パイロット油圧を、ロックアップクラッチを係合させな
い速度段設定用のシフトバルブを経由して、ロックアッ
プコントロールバルブに供給するようにして得ることが
できる。
【0004】自動変速機においては、車速が低いときに
は低速段が設定されるようになっており、車両を停止し
た場合には低速段(例えば、1速段)が設定された状態
で停止する。このため、このような構成を採用すれば、
ソレノイドバルブがオン状態のまま故障した場合にこの
まま車両を停止したとしても、停車時には速度段は低速
段であり、ロックアップコントロールバルブにはパイロ
ット油圧が作用しないので、ソレノイドバルブのオン・
オフの如何に拘らずロックアップクラッチは解放(オ
フ)状態となり、エンストが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような装置においては、ソレノイドバルブの故障時での
エンストを防止することはできるが、ロックアップコン
トロールバルブ自体が故障してこれがロックアップクラ
ッチを係合作動させる側に位置したままになったような
場合、例えば、ロックアップコントロールバルブのスプ
ールがスティックしてロックアップクラッチに係合作動
用油圧を供給する状態のまま動かなくなったような場合
には、エンストを防止することができないという問題が
ある。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
ソレノイドバルブの故障時のみならず、ロックアップコ
ントロールバルブが故障した場合においても、エンスト
の発生を防止することができるような構成のロックアッ
プクラッチ制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、ソレノイドバルブにより給排制
御されるパイロット油圧を受けて作動制御され、ロック
アップ制御油圧の給排制御を行うロックアップコントロ
ールバルブと、変速装置における複数の速度段のうちの
ロックアップが行われない速度段を設定する変速制御油
圧を受けて作動され、ロックアップ制御油圧の給排制御
を行うバックアップバルブとを有し、バックアップバル
ブは、ロックアップが行われない速度段が設定されてい
るときには、ロックアップコントロールバルブがロック
アップクラッチを係合させるように作動されている場合
でも、ロックアップ制御油圧の給排制御を行って前記ロ
ックアップクラッチを解放させることができるように構
成されている。
【0008】第1の本発明に係るロックアップクラッチ
制御装置は、ロックアップ油室内に供給されるロックア
ップ作動油圧を受けたロックアップピストンにより押圧
されて係合するタイプのロックアップクラッチに適用さ
れ、ロックアップコントロールバルブを、ロックアップ
作動油圧の供給源とロックアップ油室とを結ぶロックア
ップ油路内に配設されてこのロックアップ油路の開閉制
御を行うバルブから構成し、バックアップバルブを、ロ
ックアップ油路における上記供給源とロックアップコン
トロールバルブとの間に配設し、ロックアップが行われ
ない速度段が設定されているときにはロックアップ油路
を閉止するように構成する。
【0009】また、第2の本発明に係るロックアップク
ラッチ制御装置は、トルクコンバータ内圧を受けて押圧
されケーシングと当接係合するロックアップピストンに
よりロックアップが行われるタイプのロックアップクラ
ッチに適用され、ロックアップコントロールバルブを、
ロックアップピストンとケーシングの間に形成される背
圧室へトルクコンバータ内圧を導くロックアップ油路内
に配設されてこのロックアップ油路の開閉制御を行うバ
ルブから構成するとともに、このロックアップコントロ
ールバルブには、ロックアップ油路を閉止したときに、
背圧室と連通するバイパス油路を接続し、バックアップ
バルブをこのバイパス油路中に配設し、ロックアップが
行われない速度段が設定されているときにはバイパス油
路にトルクコンバータ内圧を導入し、これ以外の場合に
はバイパス油路をドレン側に連通させるように構成す
る。
【0010】
【作用】上記のような構成のロックアップクラッチ制御
装置を用いると、ロックアップクラッチを係合させない
速度段が設定されるときには、速度段設定用の変速制御
油圧に基づいて作動するバックアップバルブは、ロック
アップクラッチを解放するようにロックアップ制御油圧
の給排制御を行う。このため、たとえ、ロックアップコ
ントロールバルブが故障してロックアップクラッチを係
合させる状態のままとなっても、ロックアップが行われ
ない速度段においてはバックアップバルブによりロック
アップクラッチが解放される。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施
例について説明する。まず、本発明に係るロックアップ
クラッチ制御装置の一例を図1を用いて説明する。トル
クコンバータ10は、ポンプ11,ステータ12および
タービン13からなる本体部と、ロックアップクラッチ
LCとから構成され、ロックアップクラッチLCはポン
プ11に接合されたケーシング14により囲まれた空間
内に配設されている。なお、ケーシング14はエンジン
出力軸に直結される。
【0012】ロックアップクラッチLCは、タービン1
3に取り付けられたクラッチプレート15aと、ケーシ
ング14に取り付けられるとともにクラッチプレート1
5aに対向して配設されたプレッシャープレート15b
と、ケーシング14内に挿入されてケーシング14との
間にロックアップ油室17を形成するロックアップピス
トン16とから構成される。ロックアップピストン16
の外周部はプレッシャープレート15bとの間にクラッ
チプレート15aを挟持するように対向して位置してお
り、油路17aを通ってロックアップ油室17内にロッ
クアップ制御油圧が供給されるとピストン16はこの制
御油圧により押圧されてプレッシャープレート15bと
の間にクラッチプレート15aを挟持する。これによ
り、ロックアップクラッチLCが係合され、ポンプ11
およびタービン13が一体回転する。このとき、ステー
タ12を支持するワンウェイクラッチ12aの作用を受
けてステータ12もポンプ11およびタービン13と一
体に回転する。
【0013】上記ロックアップ油室17内への作動油の
供給制御は、ロックアップコントロールバルブ4と、バ
ックアップバルブ2と、ソレノイドバルブ3とにより行
われる。なお、ロックアップ油室17へロックアップ制
御油圧を供給する油路5a,5b,5c内に図示のよう
に、バックアップバルブ2およびロックアップコントロ
ールバルブ4が直列に配設されている。
【0014】バックアップバルブ2は、右ポート2aに
作用する油路7aからの油圧を受けたときに左動されて
油路5aと5bを連通させ、左ポート2bに作用する油
路7bからの油圧を受けた場合には右動されて油路5a
を閉止するとともに油路5bをドレンに連通させる。右
側の油路7aには変速機における複数の速度段のうちの
ロックアップが行われる速度段(すなわち、中高速段)
を設定する変速制御油圧が導入され、左側の油路7bに
はロックアップが行われない速度段(すなわち、低速
段)を設定する変速制御油圧が導入される。
【0015】このため、ロックアップを行う速度段(例
えば、中高速段)が設定されているときには、右ポート
2aにこの速度段を設定する変速制御油圧が作用し左ポ
ート2bの油圧は零であるので油路5aと5bとが連通
される。一方、ロックアップを行わない速度段(例え
ば、低速段、後進段)が設定されているときには、左ポ
ート2bにはこの速度段設定用の変速制御油圧が作用し
右ポート2aの油圧は零であるので、油路5aは閉止さ
れ、油路5bはドレンに連通される。なお、このように
バックアップバルブ2は左右ポート2a,2bに作用す
る変速制御油圧を受けて強制的に切換作動されるもので
あるため、バルブスプールがステッィクするようなおそ
れがほとんどない。
【0016】ロックアップコントロールバルブ4は、ス
プリング4bの押力を受けてスプール4aが図示のよう
に右動されると、油路5bを閉止し、油路5cをドレン
に連通させる。なお、図において×印(バツ印)はその
ポートがドレンに開放していることを示し、これは以下
の図においても同様である。一方、スプール4aの右端
部には油路6bが繋がり、この油路6bはソレノイドバ
ルブ3を介して油路6aに繋がる。油路6aには所定油
圧が常に作用しており、ソレノイドバルブ3の作動制御
を行うことにより油路6bにはこの作動に応じてパイロ
ット油圧を発生させることができる。このパイロット油
圧はスプール4aの右端に作用してスプール4aを左動
させ、スプール4aが左動されると、油路5bと油路5
cとが連通する。このことから分かるように、ソレノイ
ドバルブ3の作動制御を行うことにより、ロックアップ
コントロールバルブ4の作動を制御して油路5bと5c
との連通を制御することができる。
【0017】以上の構成から分かるように、ロックアッ
プクラッチの作動制御は、ロックアップを行わせる速度
段が設定されているときにソレノイドバルブ3の作動を
制御することにより、ロックアップコントロールバルブ
4による油室17へのロックアップ制御油圧の供給を制
御して行われる。
【0018】ここで、ソレノイドバルブ3が故障した場
合を考える。ソレノイドバルブ3の故障によりこれが閉
止状態となり、油路6aから油路6bへの作動油の供給
が断たれ油路6bからのパイロット油圧が零となった場
合には、スプール4aはスプリング4bの押力により図
示のように右動した状態のままとなり、油路5cはドレ
ンに連通し、油路17内の油圧が零となってロックアッ
プクラッチLCは解放される。このため、この故障の場
合には、ロックアップクラッチLCは解放状態となり、
トルクコンバータ10を含む変速機を搭載した車両を、
走行レンジ(Dレンジ)状態のまま停止させたとしても
エンストのおそれはない。
【0019】一方、ソレノイドバルブ3の故障によりこ
れが開放状態となり、スプール4aの右端にパイロット
油圧が作用してスプール4aが左動したままの状態とな
った場合には、油路5cと5bとが常時連通する状態と
なる。このため、油路5bにロックアップ制御油圧が供
給されるとロックアップが行われ得る。但し、油路5b
と5aとの間にはバックアップバルブ2があり、油路5
bにはロックアップを行わせる変速段(中高速段)が設
定されている場合にのみロックアップ制御油圧が供給さ
れ、ロックアップを行わせない変速段(低速段)が設定
されている場合には、油路5bはドレンに連通される。
【0020】このため、ソレノイドバルブ3の故障によ
りロックアップコントロールバルブ4が油路5cと5b
とを常時連通させるような状態となった場合でも、ロッ
クアップを行わせない変速段、すなわち、低速段が設定
されるとロックアップクラッチは解放される。自動変速
機においては、車速が低いときには低速段が設定される
ようになっており、車両を停止した場合には低速段が設
定された状態で停止するため、このような故障のまま車
両を停止させても、ロックアップクラッチが解放された
状態で車両は停止し、エンストが起こることがない。
【0021】また、ロックアップコントロールバルブ4
自体が故障することもある。この故障によりスプール4
aがスティックして左動した状態のままとなると、油路
5cと5bとが常時連通し、ロックアップクラッチが係
合した状態となるおそれがある。このバルブ4において
は、スプール4aを右動させるのはスプリング4bの押
力でありこれをあまり強くすることができないため、ス
プール4aのステッィクが生じる可能性がある。しかし
ながら、この場合においても、上記と同様にバックアッ
プバルブ2があるため、ロックアップを行わせない低速
段が設定されると、ロックアップクラッチLCは解放さ
れる。このため、ロックアップコントロールバルブ4が
故障した場合でも、少なくとも、低速段においてロック
アップクラッチLCは解放され、車両停止時にエンスト
が起こることがない。
【0022】以上においては、ロックアップクラッチL
Cの制御装置のみを取り出して説明したが、次に、この
制御装置を有した変速機およびその制御装置全体を例に
して説明する。この変速機は、図2に示すように、エン
ジン出力軸9に接続されたトルクコンバータ10と、こ
のトルクコンバータ10のタービン12に接続された変
速機入力軸8aを有する変速装置とから構成される。な
お、トルクコンバータ10は図1に示すものと同一であ
る。
【0023】この変速機は、変速機入力軸8a上に並列
に配置された第1、第2および第3遊星歯車列G1,G
2,G3を有する。各遊星歯車列はそれぞれ、中央に位
置する第1〜第3サンギヤS1,S2,S3と、これら
第1〜第3サンギヤに噛合してその回りを自転しながら
公転する第1〜第3プラネタリピニオンP1,P2,P
3と、このピニオンを回転自在に保持してピニオンの公
転と同一回転する第1〜第3キャリアC1,C2,C3
と、上記ピニオンと噛合する内歯を有した第1〜第3リ
ングギヤR1,R2,R3とから構成される。第1遊星
歯車列G1および第2遊星歯車列G2はダブルピニオン
式遊星歯車列であり、第1ピニオンP1および第2ピニ
オンP2は、図示のようにそれぞれ2個のピニオンギヤ
P11,P12およびP21,P22から構成される。
【0024】第1サンギヤS1は入力軸1に常時連結さ
れ、第1キャリアC1は常時固定されている。第1リン
グギヤR1は第3クラッチK3を介して第2サンギヤS
2に連結され、さらに第2サンギヤS2は第1ブレーキ
B1により固定保持可能となっている。第2キャリアC
2は第3キャリアC3と直結されるとともに出力ギヤ8
bに連結されており、第2キャリアC2および第3キャ
リアC3の回転が変速機の出力回転となる。第2リング
ギヤR2は第3リングギヤR3と直結され、これら両リ
ングギヤR2,R3は一体となって第2ブレーキB2に
より固定保持可能であり、且つ第2クラッチK2を介し
て変速機入力軸8aと係脱自在に連結されている。第3
サンギヤS3は第1クラッチK1を介して変速機入力軸
8aと係脱自在に連結されている。なお、第2ブレーキ
B2と並列にワンウェイブレーキB3が配設されてい
る。
【0025】以上のようにして各要素(第1〜第3サン
ギヤS1〜S3、第1〜第3キャリアC1〜C3および
第1〜第3リングギヤS1〜S3)、変速機入力軸8a
および出力ギヤ8bを連結して構成した変速機におい
て、第1〜第3クラッチK1〜K3および第1,第2ブ
レーキB1,B2の係脱制御を行うことにより、変速段
の設定および変速制御を行うことができる。具体的に
は、下記表1に示すように、係脱制御を行えば、前進5
速(1ST,2ND,3RD,4THおよび5TH)、
後進1速(REV)を設定できる。なお、各速度レンジ
での減速比(レシオ)は、各ギヤの歯数により変化する
が、表1にこのレシオの一例を参考として示している。
【0026】なお、この表1において、1STにおける
第2ブレーキB2に括弧を付けているが、これは第2ブ
レーキB2を係合させなくてもワンウェイブレーキB3
により駆動側の動力伝達がなされるからである。すなわ
ち、第1クラッチK1を係合させれば、第2ブレーキB
2を係合させなくても、1STのギヤ比での駆動側の動
力伝達は可能であり、1STが設定される。但し、駆動
側とは逆の動力伝達はできず、このため、第2ブレーキ
B2が非係合の1STはエンジンブレーキが効かない速
度段となり、第2ブレーキB2を係合させればエンジン
ブレーキの効く速度段となる。
【0027】
【表1】
【0028】次に、第1〜第3クラッチK1〜K3およ
び第1,第2ブレーキB1,B2の係脱制御を行うため
の制御装置を図3から図5に基づいて説明する。なお、
図3から図5はそれぞれ制御装置の各部を表し、これら
3つの図により1つの制御装置を構成している。なお、
各図の油路のうち、終端に丸囲みのアルファベット(A
〜I)がついているものは、他の図の同じアルファベッ
トがついた油路と繋がることを表している。
【0029】トルクコンバータ10およびこれに内蔵さ
れたロックアップクラッチLCの構成は図1と同一なの
で、同一部分に同一番号を付し、その説明は省略する。
また、ロックアップクラッチLCにおけるロックアップ
油室17へのロックアップ制御油圧の給排制御を行うロ
ックアップコントロールバルブ4の構成も図1と同一な
のでその説明を省略する。
【0030】この制御装置は、タンク90内からポンプ
91により供給される作動油により作動される。このた
め、ポンプ91から油路101に吐出された作動油は、
油路101aを介してレギュレータバルブ20に作用し
て所定のライン圧P1に調圧される。このライン圧P1
を有した作動油は図4の油路101に供給される。ポン
プ91からの吐出油のうち、一部はこのように油路10
1に供給されるのであるが、残りはレギュレータバルブ
20から油路151に送り出される。この油路151に
送られた作動油は、油路151aと151bとに別れ、
油路151aに流れる作動油はトルクコンバータ10内
に供給され、油路151bに流れる作動油は第1潤滑部
L1に供給されてこの部分の潤滑を行った後、タンク9
0内に戻される。
【0031】トルクコンバータ10内に送られた作動油
はこの内部を循環して油路153に排出され、この油路
153に繋がるT/Cチェックバルブ93を通って油路
154に送り出される。T/Cチェックバルブ93は油
路153の油圧を調圧する役割を有しており、この結
果、トルクコンバータ10内の油圧がT/Cチェックバ
ルブ93により所定油圧となるように調整される。油路
154に出された作動油は、オイルクーラ94を通って
冷却された後、第2潤滑部L2の潤滑を行い、タンク9
0内に戻される。
【0032】上記ライン圧P1に調圧された油路101
の作動油は、変速機の変速制御用として、図4および図
5からなる部分に供給される。この部分においては、運
転席のシフトレバーに繋がり運転者のマニュアル操作に
より作動されるマニュアルバルブ25と、5個のソレノ
イドバルブSA〜SEと、4つの油圧作動バルブ30,
35,40,45と、4つのアキュムレータ51〜54
と、5つの油圧センサPSとが配設されている。ソレノ
イドバルブSAおよびSCはノーマルオープンタイプの
バルブでソレノイドがオフのときにはこれらバルブは開
放されるが、ソレノイドバルブSB,SDおよびSEは
ノーマルクローズタイプのバルブでソレノイドがオフの
ときにはこれらバルブは閉止される。なお、バルブ30
を第1油圧リリーフバルブ、バルブ35を第2油圧リリ
ーフバルブ、バルブ40をブレーキリリーフバルブ、バ
ルブ45をスイッチングバルブと称する。
【0033】これらマニュアルバルブ25の作動とソレ
ノイドバルブSA〜SEの作動とに応じてこれら各バル
ブが作動され、変速制御およびロックアップクラッチL
Cの作動制御がなされる。この場合での各ソレノイドバ
ルブSA〜SEの作動とこの作動に伴い設定される速度
段との関係は下記表2に示すようになる。なお、この表
2におけるON,OFFはソレノイドのON,OFFを
表す。
【0034】
【表2】
【0035】上記制御について、以下に説明する。ま
ず、シフトレバーによりDレンジが設定され、マニュア
ルバルブ25のスプール26がD位置に移動した場合を
考える。図4においては、スプール26はN位置にあ
り、右先端フック部がDで示す位置まで右動されてスプ
ール26はD位置に位置する。この移動により、油路1
01から分岐した油路102は油路103と連通し、油
路103にライン圧P1を有した作動油が送り込まれ
る。
【0036】このライン圧P1を有した作動油は、油路
101から分岐する110にも流れ、油路110から油
路115と油路111とにさらに分岐する。油路115
はさらにソレノイドSAに繋がる油路116とソレノイ
ドSCに繋がる油路117とに分岐しており、両ソレノ
イドSAおよびSCには常時ライン圧P1が作用する。
また、油路111から分岐する油路111aおよび11
1bはそれぞれ第1および第2油圧リリーフバルブ3
0,35の右端部に繋がり、油路111はブレーキリリ
ーフバルブ40の右端部に繋がり、さらに、油路112
を介してスイッチングバルブ45の右端部にも繋がる。
このため、これら各バルブ30,35,40,45のス
プールはそれぞれライン圧P1を受けて常時左方に押圧
されている。
【0037】Dレンジが設定された場合には、エンジン
負荷および車速との関係に応じて速度段が決定され、こ
の速度段が得られるように各ソレノイドバルブSA〜S
Eの作動が表2に示されるように制御される。このた
め、各速度段でのソレノイドバルブの作動に伴うクラッ
チおよびブレーキの作動について説明する。
【0038】まず、速度段として1速段(1ST)が設
定される場合を考える。この場合には、表2に示すよう
に、ソレノイドバルブSCのみがオンで他の4つはオフ
である。このため、このときにはソレノイドバルブSA
のみが開放され、他のソレノイドは閉止される。但し、
ソレノイドバルブSEは1速段ではエンジンブレーキ作
動制御に用いられ、エンジンブレーキを作動させる場合
には、これがオンにされる。ソレノイドバルブSAには
油路116からライン圧P1が作用しているため、この
ライン圧P1を有した作動油がソレノイドバルブSAを
通って油路120に流れる。油路120はマニュアルバ
ルブ25に繋がっており、マニュアルバルブ25がD位
置にあるときには油路120は油路121と連通する。
このため、ライン圧P1を有した作動油が油路121を
通って第1クラッチK1に供給され、第1クラッチK1
が繋合される。なお、油路120には第1アキュムレー
タ51および油圧センサPSが繋がっている。なお、油
路121に繋がる油路121aを介してライン圧P1が
第1油圧リリーフバルブ30の左端に作用するのである
が、受圧面積の差により油路111aを介して作用する
油圧力が勝るため、このバルブ30のスプール31は図
示のように左動した状態である。
【0039】一方、第2クラッチK2に繋がる油路12
5はソレノイドバルブSBに繋がるのであるが、このソ
レノイドバルブSBが閉止されているため、油路125
はこのバルブSBを介してドレンに繋がり、第2クラッ
チK2は解放状態となる。第3クラッチK3に繋がる油
路130はシャトルバルブ57を介して、油路131も
しくは133に繋がる。油路131は油路132を介し
てマニュアルバルブ25に繋がっており、マニュアルバ
ルブ25がD位置にあるときには油路132はドレンに
連通する。一方、油路133もマニュアルバルブ25に
繋がるとともに、D位置においては油路134と繋が
る。この油路134はソレノイドバルブSCに繋がるの
であるが、このソレノイドバルブSCはオフであるので
油路134はこのバルブSCを介してドレンに繋がる。
このため、第3クラッチK3も解放状態となる。第1ブ
レーキB1に繋がる油路140はソレノイドバルブSD
に繋がるのであるが、このソレノイドバルブSDが閉止
されているため、油路140はこのバルブSDを介して
ドレンに繋がり、第1ブレーキB1も解放状態となる。
【0040】第2ブレーキB2に繋がる油路167はシ
ャトルバルブ56を介して油路166もしくは170に
繋がる。油路166はブレーキリリーフバルブ40、油
路165、スイッチングバルブ45および油路163を
この順に介してソレノイドバルブSEに繋がる。このた
め、第2ブレーキB2はソレノイドバルブSEにより係
合制御することができ、これにより1速段でのエンジン
ブレーキの作動制御を行うことができる。すなわち、1
速段ではソレノイドバルブSEの作動制御を行うことに
より、エンジンブレーキの作動制御を行うことができ
る。なお、油路170は、シャトルバルブ58を介して
油路171もしくは172に繋がるが、油路171およ
び172はともにマニュアルバルブ25を介してドレン
に繋がる。
【0041】以上のようにして1速段が設定されるので
あるが、このときでのロックアップクラッチLCの作動
を考える。ロックアップクラッチLCはロックアップコ
ントロールバルブ4から油路161を介して供給される
油圧により作動されるのであるが、油路161に繋がる
油路160はブレーキリリーフバルブ40に繋がるとと
もに1速段の状態ではこのバルブ40を介してドレンに
繋がっている。このため、ロックアップコントロールバ
ルアブ4のスプール4aがスティックして左動した状態
となっても、ロックアップ油室17内への作動油供給は
行われず、ロックアップクラッチLCが係合されること
がない。すなわち、この場合には、ブレーキリリーフバ
ルブ40がバックアップバルブとしての作用を行う。
【0042】なお、ロックアップコントロールバルブ4
の作動制御を行うパイロット圧を供給する油路164
は、スイッチングバルブ45に繋がるとともに1速段で
はこのバルブ45を介してドレンに繋がっている。この
ため、1速段ではロックアップコントロールバルブ4に
よりロックアップクラッチLCを係合作動させるような
パイロット圧の供給が行われることもない。
【0043】次に、2速段に変速する場合について考え
る。この場合には、ソレノイドバルブSDのみがオフか
らオンに切り換わる。この状態を1速段の状態と比較す
ると、ソレノイドバルブSDが開放される点のみが異な
る。このため、第1クラッチK1は係合されたままであ
る。ソレノイドバルブSDが開放されると、油路145
を介して第1ブレーキB1にライン圧P1を有した作動
油が供給されこれが係合される。この結果、第1クラッ
チK1と第1ブレーキB1とが係合されて2速段が設定
される。
【0044】なお、ソレノイドバルブSDの開放によ
り、油路140,141および142を介してブレーキ
リリーフバルブ40およびスイッチングバルブ45にも
ライン圧P1を有した作動油が作用し、この油圧P1に
より両バルブ40,45のスプール41,46が右方に
押圧される。前述のように、スプール41,46の右端
にもライン圧P1が作用しているのであるが、受圧面積
の差によりスプール41,46はともに右動される。こ
れらスプール41,46の右動により、1速段において
繋がっていたソレノイドバルブSEと第2ブレーキB2
との連通が断たれ、第2ブレーキB2に繋がる油路16
6はブレーキリリーフバルブ40を介してドレンに繋が
る。このため、2速段では第2ブレーキB2は常時解放
される。
【0045】ところが、ブレーキリリーフバルブ40の
スプール41の右動により、ライン圧P1が供給されて
いる油路104と油路160とが連通される。油路16
0はロックアップコントロールバルブ4および油路16
1を介してロックアップ油室17に繋がり得る油路であ
り、このため、2速段ではロックアップコントロールバ
ルブ4の作動を制御すれば、ロックアップクラッチLC
の作動制御が可能な状態となる。
【0046】また、スイッチングバルブ45のスプール
46の右動により、ソレノイドバルブSEに繋がる油路
163がこのスイッチングバルブ45を介して油路16
4に繋がる。この油路164はロックアップコントロー
ルバルブ4にパイロット油圧を供給する油路であり、こ
のため、2速段ではソレノイドバルブSEの作動制御を
行えば、ロックアップコントロールバルブ4の作動制御
を行ってロックアップクラッチLCの作動を制御するこ
とができる。
【0047】次に、3速段に変速する場合について考え
る。この場合には、ソレノイドバルブSCおよびSDの
みがオンからオフに切り換わり、すべてのソレノイドバ
ルブがオフとなる。これにより2速段の状態から、ソレ
ノイドバルブSCが開放され、ソレノイドバルブSDが
閉止される。このようにソレノイドバルブSAが開放さ
れているため、第1クラッチK1は係合されたままであ
る。ソレノイドバルブSDが閉止されると、油路145
への油圧供給がなくなり、油路145はソレノイドバル
ブSDを介してドレンに連通する。このため、第12ブ
レーキB1が解放される。同時に、油路140,141
および142を介してブレーキリリーフバルブ40およ
びスイッチングバルブ45に作用していた油圧も零とな
り、この油圧による両バルブ40,45のスプール4
1,46への押圧力がなくなる。
【0048】一方、ソレノイドバルブSCが開放される
と、ライン圧P1を有した作動油が油路134に供給さ
れる。この油路134はマニュアルバルブ25を介して
油路133に繋がるため、ライン圧P1を有した作動油
は、シャトルバルブ57から第3クラッチK3に供給さ
れて第3クラッチK3が係合される。このようにして第
1クラッチK1および第3クラッチK3が係合されて3
速段が設定される。
【0049】なお、ソレノイドバルブSCの開放によ
り、油路133に供給されるライン圧P1を有した作動
油はこの油路133に繋がる油路175,176,17
7を介して第1および第2油圧リリーフバルブ30,3
5並びにスイッチングバルブ45の左側に作用し、これ
らのバルブ内のスプール31と、36および37と、4
6とを右動させる。さらに、第2油圧リリーフバルブ3
5のスプール36,37の右動により、油路104aか
ら油路178を介してブレーキリリーフバルブ40の左
側にライン圧P1を有した作動油を導き、このバルブ4
0のスプール41も右動させる。
【0050】このため、3速段においても2速段の場合
と同様に、ブレーキリリーフバルブ40を介して油路1
04と油路160とが連通されてロックアップクラッチ
LCの作動制御が可能な状態となり、さらに、スイッチ
ングバルブ45を介してソレノイドバルブSEに繋がる
油路163が油路164に繋がり、ソレノイドバルブS
Eの作動制御によりロックアップコントロールバルブ4
の作動制御を行ってロックアップクラッチLCの作動を
制御することができる。
【0051】次に、3速段から4速段に変速する場合に
ついて考える。この場合には、ソレノイドバルブSBお
よびSCのみがオフからオンに切り換わる。これにより
3速段の状態から、ソレノイドバルブSBが開放され、
ソレノイドバルブSCが閉止される。このようにソレノ
イドバルブSAが開放されているので、第1クラッチK
1は係合されたままである。ソレノイドバルブSCが閉
止されると、3速段の場合とは逆に第3クラッチK3へ
のライン圧P1の供給が断たれてこれが解放される。同
時に、油路175,176,177を介した第1および
第2油圧リリーフバルブ30,35並びにスイッチング
バルブ45の左側へのライン圧P1の供給も断たれ、且
つ油路104aから油路178を介してのブレーキリリ
ーフバルブ40の左側へのライン圧P1の供給も断たれ
る。
【0052】このため第1油圧リリーフバルブ30のス
プール31は再び図示のように左動されるので、ライン
圧P1を有した作動油が油路103から第1油圧リリー
フバルブ30を介して油路107に供給され、さらに開
放されたソレノイドバルブSBから油路125を介して
第2クラッチK2に供給されこれが繋合される。このよ
うにして第1クラッチK3および第2クラッチK2が係
合されて4速段が設定される。
【0053】なお、開放されたソレノイドバルブSBを
通った作動油は油路126にも供給され、この油路12
6に繋がる油路127および128を介して第2油圧リ
リーフバルブ35およびスイッチングバルブ45の左側
に作用する。このため、両バルブ35,45のスプール
36,46が右動される。さらに、第2油圧リリーフバ
ルブ35のスプール36の右動により、油路104aか
ら油路178を介してブレーキリリーフバルブ40の左
側にライン圧P1を有した作動油を導き、このバルブ4
0のスプール41も右動させる。
【0054】このため、4速段においても2速段および
3速段の場合と同様に、ブレーキリリーフバルブ40を
介して油路104と油路160とが連通されてロックア
ップクラッチLCの作動制御が可能な状態となり、さら
に、スイッチングバルブ45を介してソレノイドバルブ
SEに繋がる油路163が油路164に繋がり、ソレノ
イドバルブSEの作動制御によりロックアップコントロ
ールバルブ4の作動制御を行ってロックアップクラッチ
LCの作動を制御することができる。
【0055】次に、4速段から5速段に変速する場合に
ついて考える。この場合には、ソレノイドバルブSAが
オフからオンに切り換わりソレノイドバルブSCがオン
からオフに切り換わる。これにより4速段の状態から、
ソレノイドバルブSAが閉止され、ソレノイドバルブS
Cが開放される。ソレノイドバルブSAが閉止される
と、油路120,121を介してのライン圧P1の供給
が断たれ、第1クラッチK1が解放される。また、ソレ
ノイドバルブSAの閉止により油路121aの油圧も零
となり、第1油圧リリーフバルブ30のスプール31は
左動状態のままである。同時にソレノイドバルブSBは
オンのままであるので、第2クラッチK2は係合状態の
まま保持される。
【0056】一方、ソレノイドバルブSCが開放される
と既に説明したように、ライン圧P1を有した作動油が
油路134に供給され、さらに、マニュアルバルブ2
5、油路133および油路130を介して第3クラッチ
K3に供給されて第3クラッチK3が係合される。この
ようにして第2クラッチK2および第3クラッチK3が
係合されて5速段が設定される。
【0057】なお、ソレノイドバルブSCの開放によ
り、油路133に供給されるライン圧P1を有した作動
油はこの油路133に繋がる油路175,176,17
7を介して第1および第2油圧リリーフバルブ30,3
5並びにスイッチングバルブ45の左側に作用し、これ
らのバルブ内のスプール36および37と、46とを右
動させる(第1油圧リリーフバルブ30内のスプール3
1は油路121aに作用する油圧が零なので右動しな
い)。さらに、第2油圧リリーフバルブ35のスプール
36,37の右動により、油路104aから油路178
を介してブレーキリリーフバルブ40の左側にライン圧
P1を有した作動油を導き、このバルブ40のスプール
41も右動させる。
【0058】このため、5速段においても2〜4速段の
場合と同様に、ブレーキリリーフバルブ40を介して油
路104と油路160とが連通されてロックアップクラ
ッチLCの作動制御が可能な状態となり、さらに、スイ
ッチングバルブ45を介してソレノイドバルブSEに繋
がる油路163が油路164に繋がり、ソレノイドバル
ブSEの作動制御によりロックアップコントロールバル
ブ4の作動制御を行ってロックアップクラッチLCの作
動を制御することができる。
【0059】以上、Dレンジにおける変速制御について
説明したが、次に、Nレンジが設定された場合を考え
る。この場合には、マニュアルバルブ25を介してクラ
ッチK1,K2,K3およびブレーキB1,B2がドレ
ンに接続し、これらすべてが開放されニュウートラル
(中立)状態となる。
【0060】次に、Rレンジが設定された場合を考え
る。この場合にはマニュアルバルブ25のスプール26
は左動され、油路102からライン圧P1を有する作動
油が油路132に供給される。また、全ソレノイドバル
ブSA〜SEがオフとなる。このため、第1クラッチK
1に繋がる油路121はマニュアルバルブ25において
ドレンに連通して第1クラッチK1が解放され、第2ク
ラッチK2に繋がる油路125はソレノイドバルブSB
からドレンに連通してこの第2クラッチK2も解放され
る。
【0061】第3クラッチK3に繋がる油路130はシ
ャトルバルブ57および油路131を介して油路132
に繋がるので、油路132に供給される作動油が第3ク
ラッチK3に供給され、この第3クラッチK3が係合さ
れる。第1ブレーキB1に繋がる油路145はソレノイ
ドバルブSDからドレンに連通して第1ブレーキB1が
解放される。
【0062】一方、第2ブレーキB2に繋がる油路16
7は、シャトルバルブ56から油路170,シャトルバ
ルブ58を介して油路171もしくは油路172に繋が
る。油路171はマニュアルバルブ25から油路120
を介してソレノイドバルブSAに繋がり、油路172は
マニュアルバルブ25から油路134を介してソレノイ
ドバルブSCに繋がる。両ソレノイドバルブSA,SC
はともにノーマルオープンタイプであり、このため、油
路171,172にライン圧P1を有した作動油が流
れ、第2ブレーキB2が係合される。このようにして第
3クラッチK3および第2ブレーキB2が係合されて後
進段が設定される。
【0063】この場合でのロックアップクラッチLCの
作動制御について説明する。ロックアップクラッチLC
はロックアップコントロールバルブ4から油路161を
介して供給される油圧により作動されるのであるが、油
路161に繋がる油路160はブレーキリリーフバルブ
40に繋がるとともに後進段の状態ではこのバルブ40
を介してドレンに繋がっている。このため、ロックアッ
プコントロールバルブ4のスプール4aがスティックし
て左動した状態となっても、ロックアップ油室17内へ
の作動油供給は行われず、ロックアップクラッチLCが
係合されることがない。すなわち、この場合にも、ブレ
ーキリリーフバルブ40がバックアップバルブとしての
作用を行う。
【0064】なお、ロックアップコントロールバルブ4
の作動制御を行うパイロット圧を供給する油路164
は、スイッチングバルブ45に繋がるとともに後進段で
はこのバルブ45を介してドレンに繋がっている。この
ため、後進段ではロックアップコントロールバルブ4に
よりロックアップクラッチLCを係合作動させるような
パイロット圧の供給が行われることもない。
【0065】以上説明した変速機においては、低速段
(1速段)および後進段においては、バックアップバル
ブとして作用するブレーキリリーフバルブ40によりロ
ックアップクラッチへの作動油の供給が断たれるように
なっているので、ロックアップコントロールバルブ4
や、ロックアップクラッチの作動制御用のソレノイドバ
ルブSEが故障したような場合でも、ロックアップクラ
ッチが係合することがない。ここで、この変速機を搭載
した車両をDレンジもしくはRレンジのまま停止させた
としても、車速停止時には変速段が1速段もしくは後進
段であり、ロックアップクラッチLCは必ず解放される
ので、エンストのおそれがない。
【0066】以上においては、ロックアップクラッチと
して、ロックアップ油室17内に供給される作動油圧を
受けたロックアップピストン16により押されて係合さ
れるタイプのものについて説明したが、次に、トルクコ
ンバータ内圧を受けて押圧されケーシングと当接係合す
るロックアップピストンによりロックアップが行われる
タイプのロックアップクラッチを用いる場合について、
図6を参照して説明する。トルクコンバータ60は、ポ
ンプ61,ステータ62およびタービン63からなる本
体部と、ロックアップクラッチ65とから構成され、ロ
ックアップクラッチ65はポンプ61に接合されたケー
シング64により囲まれた空間内に配設されている。な
お、ケーシング64はエンジン出力軸に直結される。
【0067】ロックアップクラッチ65は、タービン6
3に取り付けられたクラッチプレート66を有し、この
クラッチプレート66はケーシング64と対向するとと
もにケーシングとの間に背圧室67を形成している。こ
の背圧室67内の油圧がトルクコンバータ60の内圧よ
り低くなるとクラッチプレート66はこの内圧を受けて
図において左方に押圧され、ケーシング64の内側面に
当接してこれと係合される。これにより、ロックアップ
クラッチ65が係合され、ポンプ61およびタービン6
3が一体回転する。このとき、ステータ62を支持する
ワンウェイクラッチ62aの作用を受けてステータ62
もポンプ61およびタービン63と一体に回転する。一
方、背圧室67内にトルクコンバータ60の内圧を作用
させれば、クラッチプレート66への左右の押圧力がバ
ランスして上記係合が解放され、ロックアップクラッチ
65が解放される。
【0068】背圧室67は油路88を介してロックアッ
プコントロールバルブ70に繋がっており、このロック
アップコントロールバルブ70により油路88にトルク
コンバータ60の内圧と同じ油圧の作動油を供給するこ
とによりロックアップクラッチ65を解放し、油路88
をドレンに連通させることによりロックアップクラッチ
65を係合させることができる。
【0069】ロックアップコントロールバルブ70は
スプリング72により左方に押圧されたスプール71を
有し、このスプール71の右および左端にはそれぞれ油
路82bおよび油路81が繋がる。油路81には油路8
0および80aを介して常時所定油圧が供給されてお
り、スプール71はこの所定油圧による右方への押圧力
を受ける。一方、油路82bはロックアップ切換バルブ
73に繋がる。
【0070】ロックアップ切換バルブ73は、スプリン
グ75により下方に押圧されたスプール74を有し、こ
のスプール74の下端には油路85aが繋がる。油路8
5aに繋がる油路85には変速機における複数の速度段
のうちのロックアップが行われる速度段を設定する変速
制御油圧が導入される。このため、ロックアップを行う
速度段(中高速段)が設定されているときには、油路8
5aに所定の油圧が作用しスプール74はスプリング7
5に抗して上動され、図示のように油路82bは油路8
2aと繋がる。油路82aはオリフィス89の下流側に
位置しソレノイドバルブ79によりドレンに連通可能で
あるので、ソレノイドバルブ79の開閉制御を行うこと
により油路82a内の油圧制御を行うことができる。こ
のため、ソレノイドバルブ79により油路82bからロ
ックアップコントロールバルブ70の右側に作用する油
圧を制御してロックアップコントロールバルブ70の作
動制御を行うことができる。
【0071】一方、ロックアップを行わない速度段(低
速段、後進段)が設定されているときには、油路85a
内の油圧が零となり、スプール74は下動される。この
ため、油路82bは油路80cに繋がり、油路82bに
所定の油圧が作動し、ロックアップコントロールバルブ
70のスプール71は図示のように左動される。これに
より、油路88が油路86a,86bを介してトルクコ
ンバータ60内に連通し、ロックアップ油室67内にト
ルクコンバータ60の内圧が導入され、ロックアップク
ラッチ65は解放される。
【0072】以上のように、ロックアップを行わせる速
度段が設定されているときには、ソレノイドバルブ79
によるロックアップクラッチ65の係合制御を行うこと
ができ、ロックアップを行わせない速度段が設定されて
いるときにはロックアップクラッチ65は常時解放され
る。
【0073】ところで、ロックアップコントロールバル
ブ70のスプール71が右動された状態では、油路88
は油路87を介してバックアップバルブ76に繋がる。
バックアップバルブ76はスプリング78により下方に
押されたスプール77を有し、その下端に油路85bが
繋がる。油路85bは油路85に繋がるため、ロックア
ップを行わない速度段(低速段、後進段)が設定されて
いるときにはスプール77はスプリング78に押されて
下動され、油路87は油路86cと繋がる。一方、ロッ
クアップを行う速度段(中高速段)が設定されていると
きには、スプール74は図示のように上動され、油路8
7はドレンに繋がる。
【0074】通常では上述のように、ロックアップを行
わせない速度段が設定されている場合には、ロックアッ
プコントロールバルブ70のスプール71は左動されて
ロックアップ油室67内にトルクコンバータ60の内圧
が導入されロックアップクラッチ65は解放される。さ
らに、バックアップバルブ76があるので、ソレノイド
バルブ79の故障もしくはロックアップコントロールバ
ルブ70のスプール71のスティック等により、スプー
ル71が右動されるような事態となっても、ロックアッ
プを行わせない速度段(低速もしくは後進段)が設定さ
れているときには、油路87はバックアップバルブ76
を介して油路86cと連通し、ロックアップ油室67内
にトルクコンバータ60の内圧が導入される。
【0075】このため、図6の構成のロックアップ制御
装置を用いた場合には、ロックアップコントロールバル
ブ70や、ロックアップクラッチ65の作動制御用のソ
レノイドバルブ79が故障したような場合でも、ロック
アップを行わせない速度段(低速もしくは後進段)が設
定されているときにはロックアップクラッチが係合する
ことがない。このことから分かるように、この制御装置
を備えた変速機を搭載した車両をDレンジもしくはRレ
ンジのまま停止させたとしても、車速停止時には変速段
が1速段もしくは後進段となるので、ロックアップクラ
ッチは必ず解放され、エンストのおそれがない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロックア
ップクラッチ制御装置は、ソレノイドバルブにより給排
制御されるパイロット油圧を受けて作動制御され、ロッ
クアップ制御油圧の給排制御を行うロックアップコント
ロールバルブと、変速装置における複数の速度段のうち
のロックアップが行われない速度段を設定する変速制御
油圧を受けて作動され、ロックアップ制御油圧の給排制
御を行うバックアップバルブとを有し、バックアップバ
ルブは、ロックアップが行われない速度段が設定されて
いるときには、ロックアップコントロールバルブがロッ
クアップクラッチを係合させるように作動されている場
合でも、ロックアップ制御油圧の給排制御を行って前記
ロックアップクラッチを解放させることができるように
構成されているので、ロックアップクラッチを係合させ
ない速度段が設定されるときには、速度段設定用の変速
制御油圧に基づいて作動するバックアップバルブは、ロ
ックアップクラッチを解放するようにロックアップ制御
油圧の給排制御を行い、たとえ、ソレノイドバルブもし
くはロックアップコントロールバルブが故障してロック
アップクラッチを係合させる状態のままとなっても、ロ
ックアップが行われない速度段においてはバックアップ
バルブによりロックアップクラッチが解放される。
【0077】このため、このロックアップクラッチ制御
装置を備えた自動変速機を搭載した車両において、上記
ソレノイドバルブもしくはロックアップコントロールバ
ルブの故障が発生した場合に、この車両をDレンジもし
くはRレンジで走行中にそのまま停止させたとしても、
車速停止時には変速段が1速段もしくは後進段となるの
で、ロックアップクラッチは必ず解放され、エンストの
おそれがない。
【0078】なお、ロックアップ油室内に供給されるロ
ックアップ作動油圧を受けたロックアップピストンによ
り押圧されて係合するタイプのロックアップクラッチを
用いる場合には、ロックアップコントロールバルブを、
ロックアップ作動油圧の供給源とロックアップ油室とを
結ぶロックアップ油路内に配設されてこのロックアップ
油路の開閉制御を行うバルブから構成し、バックアップ
バルブは、ロックアップ油路における上記供給源とロッ
クアップコントロールバルブとの間に配設される。この
装置において、ロックアップが行われない速度段が設定
されているときにはバックアップバルブはロックアップ
油路を閉止するようになっており、このため、1速段も
しくは後進段のときにはロックアップクラッチは必ず解
放され、エンストのおそれがない。
【0079】また、トルクコンバータ内圧を受けて押圧
されケーシングと当接係合するロックアップピストンに
よりロックアップが行われるタイプのロックアップクラ
ッチを用いる場合には、ロックアップコントロールバル
ブを、ロックアップピストンとケーシングの間に形成さ
れる背圧室へトルクコンバータ内圧を導くロックアップ
油路内に配設されてこのロックアップ油路の開閉制御を
行うバルブから構成するとともに、このロックアップコ
ントロールバルブには、ロックアップ油路を閉止したと
きに、背圧室と連通するバイパス油路を接続し、バック
アップバルブをこのバイパス油路中に配設し、ロックア
ップが行われない速度段が設定されているときにはバイ
パス油路にトルクコンバータ内圧を導入し、これ以外の
場合にはバイパス油路をドレン側に連通させるように構
成される。このため、この場合にも1速段もしくは後進
段においてロックアップクラッチは必ず解放され、エン
ストのおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロックアップクラッチ制御装置を
示す油圧回路図である。
【図2】本発明に係るロックアップクラッチ制御装置が
用いられる自動変速機の構成を示すスケルトン図であ
る。
【図3】この自動変速機の変速制御装置を示す油圧回路
図である。
【図4】この自動変速機の変速制御装置を示す油圧回路
図である。
【図5】この自動変速機の変速制御装置を示す油圧回路
図である。
【図6】本発明に係るロックアップクラッチ制御装置の
異なる例を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
2 バックアップバルブ 3 ソレノイドバルブ 4 ロックアップコントロールバルブ 10 トルクコンバータ 11 ポンプ 12 ステータ 13 タービン 16 ロックアップピストン 17 ロックアップ油室 20 レギュレータバルブ 25 マニュアルバルブ 30 第1油圧リリーフバルブ 35 第2油圧リリーフバルブ 40 ブレーキリリーフバルブ 45 スイッチングバルブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックアップクラッチを有したトルクコ
    ンバータと、このトルクコンバータの出力軸に連結され
    るとともに複数の速度段が選択設定可能な変速装置とか
    らなる自動変速機において、 ソレノイドバルブにより給排制御されるパイロット油圧
    を受けて作動制御され、前記ロックアップクラッチの作
    動制御を行うためのロックアップ制御油圧の給排制御を
    行うロックアップコントロールバルブと、 前記複数の速度段を選択的に設定するための変速制御油
    圧を受けて作動され、前記ロックアップ制御油圧の給排
    制御を行うバックアップバルブとを有し、 前記バックアップバルブは、前記複数の速度段のうちの
    ロックアップが行われない速度段が設定されているとき
    には、前記ロックアップコントロールバルブが前記ロッ
    クアップクラッチを係合させるように作動されている場
    合でも、前記ロックアップ制御油圧の給排制御を行って
    前記ロックアップクラッチを解放させることができるよ
    うに構成されており、 前記ロックアップクラッチは、ロックアップ油室内に供
    給される前記ロックアップ作動油圧を受けたロックアッ
    プピストンにより押圧されて係合されるようになってお
    り、 前記ロックアップコントロールバルブは、前記ロックア
    ップ作動油圧の供給源と前記ロックアップ油室とを結ぶ
    ロックアップ油路内に配設されてこのロックアップ油路
    の開閉制御を行うバルブであり、 前記バックアップバルブは、前記ロックアップ油路にお
    ける前記供給源と前記ロックアップコントロールバルブ
    との間に配設され、前記ロックアップが行われない速度
    段が設定されているときには前記ロックアップ油路を閉
    止するバルブであることを特徴とするロックアップクラ
    ッチ制御装置。
  2. 【請求項2】 ロックアップクラッチを有したトルクコ
    ンバータと、このトルクコンバータの出力軸に連結され
    るとともに複数の速度段が選択設定可能な変速装置とか
    らなる自動変速機において、 ソレノイドバルブにより給排制御されるパイロット油圧
    を受けて作動制御され、前記ロックアップクラッチの作
    動制御を行うためのロックアップ制御油圧の給排制御を
    行うロックアップコントロールバルブと、 前記複数の速度段を選択的に設定するための変速制御油
    圧を受けて作動され、前記ロックアップ制御油圧の給排
    制御を行うバックアップバルブとを有し、 前記バックアップバルブは、前記複数の速度段のうちの
    ロックアップが行われない速度段が設定されているとき
    には、前記ロックアップコントロールバルブが前記ロッ
    クアップクラッチを係合させるように作動されている場
    合でも、前記ロックアップ制御油圧の給排制御を行って
    前記ロックアップクラッチを解放させることができるよ
    うに構成されており、 前記ロックアップクラッチは、前記トルクコンバータ内
    圧を受けて押圧されケーシングと当接係合するロックア
    ップピストンにより係合されるようになっており、 前記ロックアップコントロールバルブは、前記ロックア
    ップピストンと前記ケーシングの間に形成される背圧室
    へ前記トルクコンバータ内圧を導くロックアップ油路内
    に配設されてこのロックアップ油路の開閉制御を行うバ
    ルブであり、 前記ロックアップコントロールバルブには、前記ロック
    アップ油路を閉止したときに、前記背圧室と連通するバ
    イパス油路が接続しており、 前記バックアップバルブはこのバイパス油路中に配設さ
    れ、前記ロックアップが行われない速度段が設定されて
    いるときには前記バイパス油路に前記トルクコンバータ
    内圧を導入し、これ以外の場合には前記バイパス油路を
    ドレン側に連通させるようにしていることを特徴とする
    ロックアップクラッチ制御装置。
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