JP3293926B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JP3293926B2
JP3293926B2 JP02980893A JP2980893A JP3293926B2 JP 3293926 B2 JP3293926 B2 JP 3293926B2 JP 02980893 A JP02980893 A JP 02980893A JP 2980893 A JP2980893 A JP 2980893A JP 3293926 B2 JP3293926 B2 JP 3293926B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機に関し、さ
らには自動変速機に備えられたエンブレ(エンジンブレ
ーキ)用摩擦係合要素を適正に作動させるための油圧制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は、その入出力軸間にギヤ比
が異なる複数のギヤ列を有しており、クラッチやブレー
キ等の摩擦係合要素を油圧により係脱制御することによ
って、それらギヤ列の中から動力伝達に用いるギヤ列を
選択し、エンジンの出力回転を変速して車両の駆動系に
伝達する。ただし、1速段においては、ワンウェイクラ
ッチまたはワンウェイブレーキにより動力伝達が行われ
るようになっている場合が多い。
【0003】その一方、減速時には、1速段に設定され
たときに、エンジンブレーキ作用により車両の制動効果
を得る必要がある。この際に、上記ワンウェイクラッチ
を介しては出力軸から入力軸への動力伝達を行うことで
きないので、いずれかの摩擦係合要素(エンブレ用摩擦
係合要素)を係合作動させることによって、出力軸から
入力軸への動力伝達を可能にする手法が採られることが
多い。また、自動変速機に取り付けられるトルクコンバ
ータには、ロックアップ作動手段が備えられる場合が多
いが、この場合には、ロックアップ作動手段に作動油圧
を供給する必要もある。
【0004】このため、エンブレ用摩擦係合要素および
ロックアップ作動手段の作動を制御する油圧回路とし
て、図6に示すものが従来用いられている。この油圧回
路は、エンブレ用摩擦係合要素B2と、シャトルバルブ
56を介してエンブレ用摩擦係合要素B2および図示し
ないトルクコンバータのロックアップクラッチ(L/
C)に選択的に作動油圧を供給するスイッチングバルブ
45と、このスイッチングバルブ45に対する作動油圧
の供給制御を行うソレノイドバルブ(作動圧制御手段)
SEと、シフトレバー等の操作に応じて選択される変速
レンジに対応する位置に切り換えられ、ソレノイドバル
ブSEに対して元圧であるライン圧を供給制御するマニ
ュアルバルブ25とから構成されている。なお、スイッ
チングバルブ45に、ロックアップ制御側への切換作動
を行わせるパイロット圧Ppの出力・停止制御を行うソ
レノイドバルブSDも有している。なお、このように、
1つのソレノイドバルブからの出力圧を、エンブレ制御
およびロックアップ制御に用いる方法は、米国特許4,
936,166号公報等において開示されている。
【0005】このように構成された油圧回路では、図に
示すように、マニュアルバルブ25が1レンジに対応す
る位置に切り換えられると、図示しないポンプから吐出
されて、レギュレータバルブにより調圧されたライン圧
P1がソレノイドバルブSEに供給される。そして、ソ
レノイドバルブSEを開弁作動させると、スイッチング
バルブ45にライン圧P1を有する作動油圧が入力され
る。
【0006】ここで、1レンジにおいては、ソレノイド
バルブSDが閉弁状態にされるので、スイッチングバル
ブ45にパイロット圧Ppが供給されず、そのスプール
46は、右端部に供給されるライン圧P1によって左動
され、作動油圧はエンブレ用摩擦係合要素B2に供給さ
れる。このため、ソレノイドバルブSEによるライン圧
の供給制御によりエンブレ用摩擦係合要素B2の係合を
制御し、エンジンブレーキの制御を行うことができる。
【0007】一方、マニュアルバルブ25が、Dレンジ
に設定されると、このマニュアルバルブバルブ25か
ら、開弁作動するソレノイドバルブSEを介してスイッ
チングバルブ45に作動油圧が入力される。ここで、D
レンジでは、ソレノイドバルブSDが開弁作動させれる
ので、スイッチングバルブ45の左端部にパイロット圧
Ppが供給され、右端部との受圧面積の関係からスイッ
チングバルブ45のスプール46が右動し、作動油圧は
ロックアップ作動手段に供給される。このため、このD
レンジでは、1速段が設定されても、エンジンブレーキ
は作用しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マニュ
アルバルブがDレンジ、即ち、エンジンブレーキの作用
が必要でないレンジに設定されたときに、ソレノイドバ
ルブSD自体の作動不良や、ソレノイドバルブSDが開
弁作動したにもかかわらず、スイッチングバルブにおい
ていわゆるバルブスティックが発生することにより、ス
イッチングバルブがロックアップ制御側に切り換わらな
い場合が考えられる。このような場合には、ソレノイド
バルブSDから出力され、ロックアップ作動手段に供給
されるべき作動油圧が、エンブレ用摩擦係合要素に供給
されこれを係合作動させてしまうこととなり、車両がス
ムーズに走行できなくなるおそれがあるという問題があ
る。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、エンジンブレーキの作用が必要でない変
速レンジに設定されているときに、エンブレ用摩擦係合
要素に対する作動油圧の供給を確実に回避できるように
した自動変速機の油圧制御装置を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の油圧制御装置は、エンジンブレーキを作
用させるために係合作動するエンブレ用摩擦係合要素
と、ロックアップ作動手段およびエンブレ用摩擦係合要
素に対する作動油圧の供給制御を行う電磁弁と、ロック
アップ作動手段およびエンブレ用摩擦係合要素に電磁弁
から供給される作動油圧を選択的に供給する選択切換バ
ルブと、シフトレバー等の操作により選択される変速レ
ンジに対応する位置に切り換えられ、変速レンジに対応
する油圧供給切換制御を行うマニュアルバルブとを備え
て構成される。そして、電磁弁からエンブレ用摩擦係合
要素に作動油圧を供給するための圧力ライン上に、この
圧力ラインを開閉する開閉バルブを設け、マニュアルバ
ルブの位置切換に伴ってマニュアルバルブを介して供給
されるパイロット油圧を用いて開閉バルブの開閉作動を
制御するように構成し、マニュアルバルブがエンジンブ
レーキの作用が必要とされる変速レンジに対応する位置
に切換えられたときにマニュアルバルブから供給される
パイロット油圧を用いて開閉バルブにより圧力ラインを
開放させ、電磁弁により供給制御される作動油圧をエン
ブレ用摩擦係合要素に導いてその係合作動を制御する。
また、マニュアルバルブがエンジンブレーキの作用が不
要な変速レンジに対応する位置に切換えられたときにマ
ニュアルバルブから供給されるパイロット油圧を用いて
開閉バルブにより圧力ラインを閉止させてエンブレ用摩
擦係合要素を解放させる。
【0011】なお、選択切換バルブの作動油供給選択作
動を、マニュアルバルブがエンジンブレーキの作用が不
要な変速レンジに切り換えられたときにおいて変更設定
される速度段に対応して制御するように構成するのが望
ましい。
【0012】なお、開閉バルブが所定圧のパイロット圧
の供給を受けて圧力ラインを開放するように構成される
場合には、所定圧のパイロット圧を、マニュアルバルブ
がエンジンブレーキの作用が必要とされる変速レンジに
対応する位置に切換えられたときに、開閉バルブに供給
するように構成される。また、開閉バルブが所定圧のパ
イロット圧の供給を受けて圧力ラインを閉止するように
構成される場合には、所定圧のパイロット圧を、マニュ
アルバルブがエンジンブレーキの作用が不要な変速レン
ジに対応する位置に切換えられたときに、開閉バルブに
供給するように構成される。
【0013】
【0014】
【作用】これらの油圧制御装置では、マニュアルバルブ
が、エンジンブレーキの作用が必要とされる変速レンジ
に対応する位置に切り換えられたときには、このときに
マニュアルバルブから供給されるパイロット油圧を用い
て開閉バルブが開作動されて圧力ラインが開放されるの
で、電磁弁により供給制御される作動油圧を圧力ライン
を介してエンブレ用摩擦係合要素に導くことができ、電
磁弁によりエンブレ用摩擦係合要素の係合作動を制御す
ることができる。このように、エンジンブレーキの作用
が必要とされる変速レンジにおいては電磁弁による作動
油圧の供給制御によりエンジンブレーキの作動を確実に
制御できる。その一方、マニュアルバルブがエンジンブ
レーキの作用が不要とされる変速レンジに対応する位置
に切り換えられたときには、マニュアルバルブから供給
されるパイロット油圧を用いて開閉バルブが閉作動され
て圧力ラインが閉止されるので、たとえ電磁弁が作動不
良を起こして電磁弁から作動油圧が供給されたような場
合でも、開閉バルブにより作動油供給が遮断され、エン
ブレ用摩擦係合要素に対する作動油圧の供給は確実に阻
止される。これにより、エンジンブレーキの作用が不要
とされる変速レンジにて、エンジンブレーキが作用する
ような事態を確実に回避することができる。
【0015】また、本発明の油圧制御装置では、電磁弁
から供給される作動油圧を選択切換バルブによりロック
アップ作動手段およびエンブレ用摩擦係合要素に選択的
に供給するように構成しているため、電磁弁から供給さ
れる作動油圧がロックアップ作動手段およびエンブレ用
摩擦係合要素に同時に供給されるということが起こりえ
ず、ロックアップ係合状態でエンジンブレーキが作動す
るということを確実に防止できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。本発明に係る油圧油圧制御装
置を備えた自動変速機の動力伝達系の構成を図1に示し
ている。
【0017】この変速機は、エンジン出力軸9に接続さ
れたトルクコンバータ10と、このトルクコンバータ1
0のタービンに接続された変速機入力軸8aを有する変
速装置とから構成される。
【0018】この変速機は、変速機入力軸8a上に並列
に配置された第1、第2および第3遊星歯車列G1,G
2,G3を有する。各遊星歯車列はそれぞれ、中央に位
置する第1〜第3サンギヤS1,S2,S3と、これら
第1〜第3サンギヤに噛合してその回りを自転しながら
公転する第1〜第3プラネタリピニオンP1,P2,P
3と、このピニオンを回転自在に保持してピニオンの公
転と同一回転する第1〜第3キャリアC1,C2,C3
と、上記ピニオンと噛合する内歯を有した第1〜第3リ
ングギヤR1,R2,R3とから構成される。第1遊星
歯車列G1および第2遊星歯車列G2はダブルピニオン
式遊星歯車列であり、第1ピニオンP1および第2ピニ
オンP2は、図示のようにそれぞれ2個のピニオンギヤ
P11,P12およびP21,P22から構成される。
【0019】第1サンギヤS1は入力軸1に常時連結さ
れ、第1キャリアC1は常時固定されている。第1リン
グギヤR1は第3クラッチK3を介して第2サンギヤS
2に連結され、さらに第2サンギヤS2は第1ブレーキ
B1により固定保持可能となっている。第2キャリアC
2は第3キャリアC3と直結されるとともに出力ギヤ8
bに連結されており、第2キャリアC2および第3キャ
リアC3の回転が変速機の出力回転となる。第2リング
ギヤR2は第3リングギヤR3と直結され、これら両リ
ングギヤR2,R3は一体となって第2ブレーキB2に
より固定保持可能であり、且つ第2クラッチK2を介し
て変速機入力軸8aと係脱自在に連結されている。第3
サンギヤS3は第1クラッチK1を介して変速機入力軸
8aと係脱自在に連結されている。なお、第2ブレーキ
B2と並列にワンウェイブレーキB3が配設されてい
る。
【0020】以上のようにして各要素(第1〜第3サン
ギヤS1〜S3、第1〜第3キャリアC1〜C3および
第1〜第3リングギヤS1〜S3)、変速機入力軸8a
および出力ギヤ8bを連結して構成した変速機におい
て、第1〜第3クラッチK1〜K3および第1,第2ブ
レーキB1,B2の係脱制御を行うことにより、速度段
の設定および変速制御を行うことができる。具体的に
は、下記表1に示すように、係脱制御を行えば、前進5
速(1ST,2ND,3RD,4THおよび5TH)、
後進1速(REV)を設定できる。なお、各速度段での
減速比(レシオ)は各ギヤの歯数により変化するもので
あるが、表1にこのレシオの一例を参考として示してい
る。
【0021】なお、この表1において、1STにおける
第2ブレーキB2に括弧を付けているが、これは第2ブ
レーキB2を係合させなくてもワンウェイブレーキB3
により駆動側の動力伝達がなされるからである。すなわ
ち、第1クラッチK1を係合させれば、第2ブレーキB
2を係合させなくても、1STのギヤ比での駆動側の動
力伝達は可能であり、1STが設定される。但し、駆動
側とは逆の動力伝達はできず、このため、第2ブレーキ
B2、即ち、請求の範囲にいう「エンブレ用摩擦係合要
素」を係合させればエンジンブレーキの効く1速段とな
り、第2ブレーキB2が非係合の1STはエンジンブレ
ーキが効かない1速段となる。
【0022】
【表1】
【0023】次に、第1〜第3クラッチK1〜K3およ
び第1,第2ブレーキB1,B2の係脱制御を行うため
の油圧制御装置(本発明に係る油圧制御装置)を図2か
ら図4に基づいて説明する。なお、図2から図4はそれ
ぞれ油圧制御装置の各部を表し、これら3つの図により
1つの油圧制御装置を構成している。
【0024】なお、各図の油路のうち、終端に丸囲みの
アルファベット(A〜)がついているものは、他の図の
同じ丸囲みアルファベットがついた油路と繋がることを
表している。また、図において×印は、そのポートがド
レンに開放していることを示す。
【0025】変速制御用のブレーキ、クラッチの作動制
御は、図2の下部に示すタンク90内からポンプ91に
より供給される作動油の油圧を利用して行われる。ポン
プ91から油路101に吐出された作動油は、油路10
1aを介してレギュレータバルブ20に作用して所定の
ライン圧P1に調圧される。
【0026】なお、ポンプ91からの吐出油のうち、一
部はこのように油路101に供給されるのであるが、残
りはレギュレータバルブ20から油路151に送り出さ
れる。この油路151に送られた作動油は、トルクコン
バータ(T/C)のロックアップ制御用回路(図示せ
ず)に供給される。
【0027】上記ライン圧P1に調圧された油路101
の作動油は、変速機の変速制御用として、図2の上部,
図3および図4に示す部分に供給される。これら部分に
おいては、運転席のシフトレバーに繋がり運転者のマニ
ュアル操作により作動されるマニュアルバルブ25(図
4参照)と、該マニュアル操作を検出したコントローラ
(図示せず)によってオン・オフ制御がなされる5個の
ソレノイドバルブ(請求の範囲にいう「作動圧制御手
段」)SA〜SEと、これらマニュアルバルブ25の作
動とソレノイドバルブSA〜SEの作動とに応じて作動
する4つの油圧作動バルブ30,35,40,45と、
4つのアキュムレータ51〜54と、5つの油圧センサ
PSとが配設されている。
【0028】なお、ソレノイドバルブSAおよびSCは
ノーマルオープンタイプのバルブでソレノイドがオフの
ときにはこれらバルブは開放されるが、ソレノイドバル
ブSB,SDおよびSEはノーマルクローズタイプのバ
ルブでソレノイドがオフのときにはこれらバルブは閉止
される。
【0029】また、バルブ30を第1リリーフバルブ、
バルブ35を第2リリーフバルブと、バルブ40をブレ
ーキリリーフバルブと、バルブ45をスイッチングバル
ブ(請求の範囲にいう「選択切換バルブ」)と称する。
【0030】これら各バルブ25,SA〜SE,30,
35,40,45による作動油の供給制御により、変速
制御およびトルクコンバータのロックアップクラッチの
作動制御がなされるが、各ソレノイドバルブSA〜SE
の作動とこの作動に伴い設定される速度段との関係は下
記表2に示すようになる。なお、この表2におけるO
N,OFFはソレノイドのオン,オフを表すが、変速時
においてソレノイドがオンになっているときは、該ソレ
ノイドバルブは所望の変速特性が得られるようにデュー
ティ比に基づく制御がなされる。
【0031】
【表2】
【0032】上記制御について、以下に説明する。ま
ず、シフトレバーによりDレンジが設定され、マニュア
ルバルブ25のスプール26がD位置に移動した場合を
考える。図4において、スプール26の右先端フック部
がDで示す位置まで右動されてスプール26がD位置に
位置すると、油路101は油路103と連通し、これら
油路103にライン圧P1を有した作動油が送り込まれ
る。なお、油路103は、ソレノイドSCおよびソレノ
イドSEに繋がっており、ソレノイドSCおよびSEに
は常時ライン圧P1が作用する。さらに、ライン圧P1
を有した作動油は、油路101から分岐し、ソレノイド
SAに繋がる油路110にも送り込まれる。このため、
ソレノイドSAにも常時ライン圧P1が作用する。
【0033】また、レギュレータバルブ20を通じて油
路101に連通する油路102から分岐する油路102
b〜102eはそれぞれ、第1,第2リリーフバルブ3
0,35,ブレーキリリーフバルブ40およびスイッチ
ングバルブ45の各右端部に繋がる。このため、これら
各バルブ30,35,40,45のスプールはそれぞれ
ライン圧P1を受けて常時左方に押圧されている。
【0034】Dレンジが設定された場合には、エンジン
負荷および車速との関係に応じて速度段が決定され、こ
の速度段が得られるように各ソレノイドバルブSA〜S
Eの作動が表2に示されるように制御される。
【0035】以下、各速度段でのソレノイドバルブの作
動に伴うクラッチおよびブレーキの作動について説明す
る。まず、速度段として1速段(1ST)が設定される
場合を考える。この場合には、表2に示すように、ソレ
ノイドバルブSCのみがオンで他の4つはオフである。
このため、このときにはソレノイドバルブSAのみが開
放され、他のソレノイドは閉止される。
【0036】ソレノイドバルブSAには油路110から
ライン圧P1が作用しているため、このライン圧P1を
有した作動油がソレノイドバルブSAを通って油路12
0に流れる。油路120はマニュアルバルブ25に繋が
っており、マニュアルバルブ25がD位置にあるときに
は油路120は第1クラッチK1に繋がる油路121と
連通する。このため、ライン圧P1を有した作動油が第
1クラッチK1に供給され、第1クラッチK1が係合作
動する。なお、油路120から分岐した油路120a,
120bはそれぞれ、油圧センサPSおよび第1アキュ
ムレータ51の右端部に繋がっており、この第1アキュ
ムレータ51は、第1クラッチK1に供給される作動油
圧の急激な上昇を抑えて、ショックを低減させる働きを
有している。
【0037】また、油路121に繋がる油路121aを
介してライン圧P1が第1リリーフバルブ30のスプー
ル31の左端に作用するのであるが、受圧面積の差によ
り油路102bを介して作用する油圧力が勝るため、ス
プール31は図示のように左動した状態となる。
【0038】一方、第2クラッチK2に繋がる油路12
5はソレノイドバルブSBの出力側に繋がるのである
が、このソレノイドバルブSBが閉止されているため、
油路125はこのバルブSBの内部を介してドレンに繋
がり、第2クラッチK2は解放状態となる。なお、油路
125から分岐した油路125a,125bはそれぞ
れ、油圧スイッチPS,第2アキュムレータ52の右端
部に繋がっている。
【0039】第3クラッチK3に繋がる油路130はシ
ャトルバルブ57を介して、油路131もしくは133
に繋がる。油路131はマニュアルバルブ25に繋がっ
ており、マニュアルバルブ25がD位置にあるときには
油路131は、マニュアルバルブ25のスプール26内
に形成されたスプール内油路26aを介してドレンに繋
がる。
【0040】一方、油路133はソレノイドバルブSC
の出力側に繋がるのであるが、このソレノイドバルブS
Cはオンであるので油路133はこのバルブSCの内部
を介してドレンに繋がる。このため、第3クラッチK3
も解放状態となる。なお、油路133から分岐した油路
133a,133bはそれぞれ、油圧センサPS,第4
アキュムレータ54の右端部に繋がっている。また、同
じく油路133から分岐した油路175は、第1リリー
フバルブ30の中間部および第2リリーフバルブ35の
左端部に繋がっている。
【0041】第1ブレーキB1に油路145を介して繋
がる油路140はソレノイドバルブSDの出力側に繋が
るのであるが、このソレノイドバルブSDが閉止されて
いるため、油路140はこのバルブSDの内部を介して
ドレンに繋がり、第1ブレーキB1も解放状態となる。
なお、油路140から分岐した油路140a,140b
はそれぞれ、油圧スイッチPS,第3アキュムレータ5
3の右端部に繋がり、さらに同じく油路140から分岐
した油路141はスイッチングバルブ45に繋がってい
る。
【0042】第2ブレーキB2に繋がる油路167はシ
ャトルバルブ56を介して油路166もしくは170に
繋がる。油路170は、マニュアルバルブ25において
閉止される。一方、油路166はブレーキリリーフバル
ブ40に繋がるが、マニュアルバルブ25がD位置にあ
るときには、ブレーキリリーフバルブ40の左端につな
がる油路132,104はスプール内油路26aを介し
てドレンにつながるので、スプール41は、油路102
dを介して右端部に作用するライン圧P1によって左動
した状態になり、油路166を油路165から遮断す
る。このため、第2ブレーキB2に、ソレノイドバルブ
SEにより制御される作動油圧が供給されることはな
く、第2ブレーキB2も開放状態となる。したがって、
Dレンジにおける1速段(1ST)においては、エンジ
ンブレーキを作用させることはできない。
【0043】ただし、マニュアルバルブ25を図中に1
で示した1位置に移動させて、1レンジに切り換えたと
きにはエンジンブレーキが作用する。マニュアルバルブ
25が1位置にあるときは、油路104が油路101に
連通するので、ブレーキリリーフバルブ40の左端にラ
イン圧(パイロット圧)P1が作用し、そのスプール4
1を右動させる(これをブレーキリリーフバルブ40の
開作動という。)。一方、1レンジにおいてもDレンジ
における1速段と同様に、ソレノイドバルブSCがオン
であり、ソレノイドバルブSB,SDはオフであるた
め、スイッチングバルブ45のスプール46に右動力は
作用せず、スプール46は左動した状態にある。このた
め、油路166と油路165とが連通し、第2ブレーキ
B2につながる油路167は、油路166,165,ス
イッチングバルブ45および油路163を介してソレノ
イドバルブSEにつながる。したがって、表2に括弧書
きしたようにソレノイドバルブSEをオンにして開放さ
せれば、第2ブレーキB2に作動油圧を供給してこれを
係合作動させ、エンジンブレーキを作用させることがで
きる。
【0044】次に、2速段に変速する場合について考え
る。この場合には、ソレノイドバルブSDのみがオフか
らオンに切り換わる。この状態を1速段の状態と比較す
ると、ソレノイドバルブSDが開放される点のみが異な
る。このため、第1クラッチK1は係合されたままであ
る。また、ソレノイドバルブSDが開放されると、油路
103から分岐した油路105,105a,第2リリー
フバルブ35,油路106および油路145を介して第
1ブレーキB1にライン圧P1を有した作動油が供給さ
れこれが係合される。なお、この際、第3アキュムレー
タ53の作用により、ショックが軽減される。こうし
て、第1クラッチK1と第1ブレーキB1とが係合され
て2速段が設定される。
【0045】なお、ソレノイドバルブSDの開放によ
り、油路140および141を介してスイッチングバル
ブ45のスプール46の左端部にライン圧P1が作用す
る。ここで、前述のようにスプール46の右端にも油路
102eを介してライン圧P1が作用しているのである
が、受圧面積の差によりスプール46は右動される。B
このスプール46の右動により、油路163は油路16
4に連通する。この油路164は、前述したロックアッ
プ制御用回路につながっている。このため、表2に括弧
書きにしたように、ソレノイドバルブSEをオンにすれ
ば、そこから出力された作動油圧によりロックアップク
ラッチを制御することができる。
【0046】次に、3速段に変速する場合について考え
る。この場合には、ソレノイドバルブSCおよびSDの
みがオンからオフに切り換わり、すべてのソレノイドバ
ルブがオフとなる。これにより2速段の状態から、ソレ
ノイドバルブSCが開放され、ソレノイドバルブSDが
閉止される。なお、ソレノイドバルブSAが開放されて
いるため、第1クラッチK1は係合されたままである。
また、ソレノイドバルブSDがオフにされるので、油路
145はソレノイドバルブSDの内部を介してドレンに
連通する。このため、第1ブレーキB1が解放される。
【0047】一方、ソレノイドバルブSCが開放される
と、ライン圧P1を有した作動油が油路133に供給さ
れる。このため、ライン圧P1を有した作動油は、シャ
トルバルブ57を介して第3クラッチK3に供給され、
第3クラッチK3が係合作動する。この際、第4アキュ
ムレータ54の作用によりショックが軽減される。この
ようにして第1クラッチK1および第3クラッチK3が
係合されて3速段が設定される。
【0048】なお、3速段においては、ソレノイドバル
ブSDがオフにされ、油路145はソレノイドバルブS
Dの内部を介してドレンに連通することにより、油路1
40および141を介してスイッチングバルブ45に作
用していた油圧も零となり、この油圧によるスプール4
6に対する押圧力がなくなる。しかし、ソレノイドバル
ブSCがオフになることによって、油路133,175
を通じて第2リリーフバルブ35の左端にライン圧P1
が作用し、受圧面積の関係よりスプール36は右動す
る。このため、油路103につながる油路105aと油
路178とが連通してスイッチングバルブ45の左端に
ライン圧P1が作用し、スイッチングバルブ45のスプ
ール46は右動した状態になる。このため、ソレノイド
バルブSEをオンにすれば、ロックアップクラッチの制
御を行うことができる。
【0049】次に、3速段から4速段に変速する場合に
ついて考える。この場合には、ソレノイドバルブSBお
よびSCのみがオフからオンに切り換わる。これにより
3速段の状態から、ソレノイドバルブSBが開放され、
ソレノイドバルブSCが閉止される。なお、ソレノイド
バルブSAが開放されているので、第1クラッチK1は
係合されたままである。また、ソレノイドバルブSCが
閉止されると、3速段の場合とは逆に第3クラッチK3
へのライン圧P1の供給が断たれてこれが解放される。
【0050】このため第1リリーフバルブ30のスプー
ル31は再び図示のように左動されるので、ライン圧P
1を有した作動油が油路103から第1リリーフバルブ
30を介して油路107に供給され、さらに開放された
ソレノイドバルブSBから油路125を介して第2クラ
ッチK2に供給されこれが係合作動する。この際、第2
アキュムレータ52の作用によりショックが軽減され
る。このようにして第1クラッチK3および第2クラッ
チK2が係合され、4速段が設定される。
【0051】なお、ソレノイドバルブSBがオンである
ので、油路125cを通じて第2リリーフバルブ35の
左端から2番目のポートにライン圧P1が作用し、スプ
ール36が右動する。このため、スイッチングバルブ4
5の左端にライン圧P1が作用し、スイッチングバルブ
45のスプール46は右動した状態になる。このため、
ソレノイドバルブSEをオンにすれば、ロックアップク
ラッチの制御を行うことができる。
【0052】次に、4速段から5速段に変速する場合に
ついて考える。この場合には、ソレノイドバルブSAが
オフからオンに切り換わりソレノイドバルブSCがオン
からオフに切り換わる。これにより4速段の状態から、
ソレノイドバルブSAが閉止され、ソレノイドバルブS
Cが開放される。ソレノイドバルブSAが閉止される
と、油路120,121を介してのライン圧P1の供給
が断たれ、第1クラッチK1が解放される。また、ソレ
ノイドバルブSAの閉止により油路121aの油圧も零
となり、第1リリーフバルブ30のスプール31は左動
状態のままである。同時にソレノイドバルブSBはオン
のままであるので、第2クラッチK2は係合状態のまま
保持される。
【0053】一方、ソレノイドバルブSCが開放される
と既に説明したように、ライン圧P1を有した作動油が
油路133に供給され、さらに、シャトルバルブ57を
介して第3クラッチK3に供給され、これを係合作動さ
せる。この際にも、第4アキュムレータ54の作用によ
り、ショックが軽減される。このようにして第2クラッ
チK2および第3クラッチK3が係合されて5速段が設
定される。なお、5速段においても、4速段と同様にし
て、ロックアップクラッチの制御を行うことができる。
【0054】以上のようにしてDレンジにおける各速度
段の設定を行うことができ、さらに2速段から5速段に
おいてはロックアップ制御を行うことができる。ただ
し、各速度段において、ソレノイドバルブSCが誤作動
してオフにならなかったり(3速段)、ソレノイドバル
ブSBが不具合の発生によりオンにならなかったり(4
速段,5速段)して、スイッチングバルブ45の左端に
パイロット圧であるライン圧P1を供給できない事態が
起こり得る。また、スイッチングバルブ45においてス
プール46がスティック状態になって、左動した状態か
ら動かない事態も起こり得る。このような場合に、従来
のように、油路163と油路165とが直接つながって
いたのでは、ロックアップクラッチを作動させるために
ソレノイドバルブSEを開放したにもかかわらず、第2
ブレーキB2に作動油圧が供給され、エンジンブレーキ
が作用してしまうことになる。
【0055】しかし、この油圧制御装置では、2速段か
ら5速段設定時においては、ブレーキリリーフバルブ4
0のスプール41によって油路166は油路165から
遮断されており、さらに、ブレーキリリーフバルブ40
の内部を通じてドレンにつながっている。このため、ス
イッチングバルブ45が右動しなかった場合でも、第2
ブレーキB2に作動油圧が供給され、これが係合作動し
てエンジンブレーキが作用してしまうような事態を、確
実に回避することができる。
【0056】ところで、上記実施例では、ブレーキリリ
ーフバルブ40がライン圧(パイロット圧)P1の供給
を受けて開作動するものである場合について説明した
が、本発明に係る油圧制御装置はこれに限られるもので
はない。例えば、図5に示すように、ブレーキリリーフ
バルブ40′がライン圧(パイロット圧)P1の供給を
受けて閉作動するものである場合でもよい。なお、図5
中に示した番号は図4中の番号に対応するものである。
【0057】図5に示すブレーキリリーフバルブ40′
とマニュアルバルブ25′は、図4に示したブレーキリ
リーフバルブ40とマニュアルバルブ25に若干の変更
を加えたものである。即ちブレーキリリーフバルブ4
0′における左から2番目のポートには油路165が接
続され、中央のポート(図4において油路165が接続
されていたポート)はドレンにつながれている。
【0058】一方、マニュアルバルブ25′は、図4に
示したマニュアルバルブ25の右端部に2つのポートを
新設するとともに、スプール26の右端部に図示のよう
な変更を加えたものである。そして、それら2つの新設
ポートのうち1つには油路101から分岐した油路10
1bが接続され、もう1つにはブレーキリリーフバルブ
40′の左端ポートにつながる油路104が接続されて
いる。なお、図4に示したマニュアルバルブ25と同じ
ポートから延びる油路132は、同マニュアルバルブ2
5において油路104が接続されていたポートに接続さ
れている。
【0059】このように構成された油圧回路では、マニ
ュアルバルブ25′がDレンジに対応するD位置に切換
えられたときは、油路101bと油路104が連通し
て、ブレーキリリーフバルブ40′の左端部にライン圧
(パイロット圧)P1が供給される。このため、ブレー
キリリーフバルブ40′のスプール41′が右動(閉作
動)し、油路165と油路166を遮断する。しかし、
マニュアルバルブ25′が1レンジに対応する1位置に
切換えられたときは、マニュアルバルブ25′のスプー
ル26′によって油路101bが閉止され、かつ油路1
04は、スプール内油路26a′を通じてドレンにつな
がる。このため、上記ライン圧P1がブレーキリリーフ
バルブ40′の左端部から排出され、スプール41′は
左動(開作動)する。こうして、油路165と油路16
6とが開通され、エンジンブレーキを作用させることが
できる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明の油圧制御装置で
は、マニュアルバルブが、エンジンブレーキの作用が必
要とされる変速レンジに対応する位置に切り換えられた
ときにマニュアルバルブから供給されるパイロット油圧
を用いて開閉バルブが開作動され、電磁弁により供給制
御される作動油圧を圧力ラインを介してエンブレ用摩擦
係合要素に導いてエンブレ用摩擦係合要素の係合作動を
制御することができる。その一方、マニュアルバルブが
エンジンブレーキの作用が不要とされる変速レンジに対
応する位置に切り換えられたときには、マニュアルバル
ブから供給されるパイロット油圧を用いて開閉バルブが
閉作動されて圧力ラインが閉止されるので、たとえ電磁
弁が作動不良を起こして電磁弁から作動油圧が供給され
たような場合でも、開閉バルブにより作動油供給が遮断
され、エンブレ用摩擦係合要素に対する作動油圧の供給
は確実に阻止される。このように、エンジンブレーキの
作用が必要とされる変速レンジにおいては電磁弁による
作動油圧の供給制御によりエンジンブレーキの作動を確
実に制御できるとともに、エンジンブレーキの作用が不
要とされる変速レンジにて、エンジンブレーキが作用す
るような事態を確実に回避することができる。また、電
磁弁から供給される作動油圧を選択切換バルブによりロ
ックアップ作動手段およびエンブレ用摩擦係合要素に選
択的に供給するように構成しているため、電磁弁から供
給される作動油圧がロックアップ作動手段およびエンブ
レ用摩擦係合要素に同時に供給されるということが起こ
りえず、ロックアップ係合状態でエンジンブレーキが作
動するということを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧制御装置を備えた自動変速機
のスケルトン図である。
【図2】上記油圧制御装置の一部を示す油圧回路図であ
る。
【図3】上記油圧制御装置の一部を示す油圧回路図であ
る。
【図4】上記油圧制御装置の一部を示す油圧回路図であ
る。
【図5】上記油圧制御装置の第2実施例を示す油圧回路
図である。
【図6】従来の油圧制御装置の一部を示す油圧回路図で
ある。
【符号の説明】 10 トルクコンバータ 20 レギュレータバルブ 25,25′ マニュアルバルブ 30 第1リリーフバルブ 35 第2リリーフバルブ 40,40′ ブレーキリリーフバルブ 45 スイッチングバルブ SA〜SE ソレノイドバルブ K1〜K3 クラッチ B1,B2 ブレーキ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックアップ作動手段を有するトルクコ
    ンバータを備えてなり、シフトレバー等の操作に応じて
    複数の変速レンジの設定が可能な自動変速機において、 エンジンブレーキを作用させるために係合作動するエン
    ブレ用摩擦係合要素と、 前記ロックアップ作動手段および前記エンブレ用摩擦係
    合要素に対する作動油圧の供給制御を行う電磁弁と、 前記ロックアップ作動手段および前記エンブレ用摩擦係
    合要素に、前記電磁弁から供給される作動油圧を選択的
    に供給する選択切換バルブと、 前記シフトレバー等の操作により選択される変速レンジ
    に対応する位置に切り換えられ、前記変速レンジに対応
    する油圧供給切換制御を行うマニュアルバルブとを備え
    てなる自動変速機の油圧制御装置であって、 前記電磁弁から前記エンブレ用摩擦係合要素に作動油圧
    を供給するための圧力ライン上に、この圧力ラインを開
    閉する開閉バルブを設け、 前記マニュアルバルブの位置切換に伴って前記マニュア
    ルバルブを介して供給されるパイロット油圧を用いて前
    記開閉バルブの開閉作動を制御するように構成し、 前記マニュアルバルブが前記エンジンブレーキの作用が
    必要とされる変速レンジに対応する位置に切換えられた
    ときに前記マニュアルバルブから供給されるパイロット
    油圧を用いて前記開閉バルブにより前記圧力ラインを開
    放させ、前記電磁弁により供給制御される作動油圧を前
    記エンブレ用摩擦係合要素に導いてその係合作動を制御
    し、 前記マニュアルバルブが前記エンジンブレーキの作用が
    不要な変速レンジに対応する位置に切換えられたときに
    前記マニュアルバルブから供給されるパイロット油圧を
    用いて前記開閉バルブにより前記圧力ラインを閉止させ
    て前記エンブレ用摩擦係合要素を解放させることを特徴
    とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記選択切換バルブの作動油供給選択作
    動を、前記マニュアルバルブが前記エンジンブレーキの
    作用が不要な変速レンジに切り換えられたときにおいて
    変更設定される速度段に対応して制御することを特徴と
    する請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉バルブが所定圧のパイロット圧
    の供給を受けて前記圧力ラインを開放するように構成さ
    れ、前記所定圧のパイロット圧を、前記マニュアルバル
    ブが前記エンジンブレーキの作用が必要とされる変速レ
    ンジに対応する位置に切換えられたときに、前記開閉バ
    ルブに供給するように構成したことを特徴とする請求項
    1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉バルブが所定圧のパイロット圧
    の供給を受けて前記圧力ラインを閉止するように構成さ
    れ、前記所定圧のパイロット圧を、前記マニュアルバル
    ブが前記エンジンブレーキの作用が不要な変速レンジに
    対応する位置に切換えられたときに、前記開閉バルブに
    供給するように構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の自動変速機の油圧制御装置。
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