JPH0670372U - 電子部品の取付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型撮像素子をレンズ部本体に正確に位置決
め固定するホルダーの構造。 【構成】 ホルダー２の内面に形成された位置決め保持
用のリブ５，５…の先端部を弾性変形可能な尖鋭突条５
ａ，５ａに形成し、撮像素子６をリブ５，５間に圧入固
定する構造にする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ビデオカメラ等の撮像機器に使われる撮像素子の取付け構造に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

図４は従来の撮像素子の取付け状態の断面図を示す。図において、レンズ部本 体１にホルダー２をはめ込み、該ホルダー２に水晶３を装着してゴム材のスペー サー４を被せた後、ホルダー２の直方体形状のリブ５，５…間に撮像素子６を装 着する。更に、マウンティング７、インシュレーター８、プリント基板９を重ね 、これらを一括してレンズ部本体１にネジ１０，１０で固定する。その後、撮像 素子６の端子６ａを基板９に半田付けする。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

撮像素子６をホルダー２のリブ５，５間に装着した状態では、リブ間の幅の公 差のバラツキにより図５に示すように撮像素子６との間にギャップｇが発生した り、或るいは幅が狭すぎて撮像素子６が入らなかったりし、撮像素子６の位置決 めが不確実になると云った不具合があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ホルダーの内面に形成された位置決め保持用のリブの先端部を弾性変形可能な 尖鋭突条に形成し、撮像素子をリブ間に圧入固定する構造にする。

【０００５】

【作用】

上述の構成により、撮像素子をホルダーのリブ間に容易に位置決め保持するこ とが出来る。

【０００６】

【実施例】 図１は本案の実施例の断面図、図２は撮像素子取付け状態の説明図、図３はホ ルダーの外観斜視図である。図において従来例と同一部分には同一番号を付し、 その説明を省略する。従来例と異なる点は、図２に示すようにホルダー６の一方 のリブ５，５の先端部に尖鋭突条５ａ，５ａを形成したことである。

【０００７】 撮像素子６の組立て方法としては、ホルダー２に水晶３を装着し、その上にス ペーサー４を被せる。次に、撮像素子６の対向する角部側面を、ホルダー２のリ ブ５，５…に沿わせて尖鋭突条５ａ，５ａに対して圧入するように挿入する。そ の際撮像素子６は、リブ５，５によって位置決めされる。それと共に尖鋭突条５ ａ，５ａの先端が変形することにより、部品のバラツキが吸収され撮像素子６が 確実に固定される。その後、マウンティング７及びインシュレーター８を挟んで プリント基板９をレンズ部本体１にネジ１０で固定し、撮像素子６の端子６ａ， ６ａを半田付けする。

【０００８】

【考案の効果】

撮像素子の小型化に伴って、撮像素子の取付け位置ズレは撮像範囲に大きな影 響を与えるが、本案のホルダーにより、撮像素子の取付け位置ズレを少なくする ことが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案の組立て断面図である。

【図２】本案の撮像素子取付け状態説明図である。

【図３】本案のホルダーの外観斜視図である。

【図４】従来例の組立て断面図である。

【図５】従来例の撮像素子取付け状態説明図である。

【符号の説明】

１ レンズ部本体 ２ ホルダー ５ リブ ５ａ 尖鋭突条 ６ 撮像素子

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電子部品の対向する角部の各２側面に当
   接するリブが形成されたホルダーであって、前記一方の
   角部に対向するリブの先端を尖鋭突条に形成し、前記電
   子部品挿入時前記突条の変形により、前記電子部品が位
   置決め保持されることを特徴とする電子部品の取付け構
   造。