JPH07193738A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

Info

Publication number
JPH07193738A
JPH07193738A JP5330541A JP33054193A JPH07193738A JP H07193738 A JPH07193738 A JP H07193738A JP 5330541 A JP5330541 A JP 5330541A JP 33054193 A JP33054193 A JP 33054193A JP H07193738 A JPH07193738 A JP H07193738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
block body
pair
board
base plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5330541A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Morioka
政信 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5330541A priority Critical patent/JPH07193738A/ja
Publication of JPH07193738A publication Critical patent/JPH07193738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケース本体内への基板ブロック体とリアブロ
ック体の挿入作業を容易にする。 【構成】 基板群を有する基板ブロック体Cと外部接続
用コネクタ33を有するリアブロック体Dとを連結手段
32を介して一体的に固定し、この連結手段32はリア
ブロック体Dのリアパネル29に一対の基板端掛止爪部
34と一対の基板溝挿入片部35とを設け、基板ブロッ
ク体Cの第3リジット基板部22cの端部を一対の基板
端掛止爪部34に掛止した状態で第3リジット基板部2
2cを回転し、第3リジット基板部22cの一対の切欠
溝36に一対の基板溝挿入片部35を挿入し、この状態
で基板ブロック体Cとリアブロック体Dとをネジ39で
締結するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は単板式の小型のビデオカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラは放送局用、民生用及び産
業用に分類でき、民生用及び産業用の分野ではビデオカ
メラの小型化は応用範囲の拡大、使用する装置の小型化
等に供する。そして、本出願人は先に図12から図18
に示す小型のビデオカメラを提案した(特願平3−29
3463号出願書類参照)。
【0003】図12から図14において、ビデオカメラ
はケース本体A内にフロントブロック体Bと基板ブロッ
ク体Cとリアブロック体Dとが収納されている。フロン
トブロック体Bは、図15及び図16に詳しく示すよう
に、ケース本体Aの前面側に挿入され、フロント筒体7
にて外側がほぼ被われている。このフロント筒体7には
入光用の光路空間11が形成されていると共にフロント
筒体7の筒部10には後端に開口された光軸方向の切欠
溝10aが4箇所に形成されている。この筒部10の外
周にはネジ部10bが形成されていると共に筒部10の
後端には位置決め突起50が設けられている。そして、
この筒部10内には前方より順に画枠プレート13、光
学フィルタ14、パッキン部材15、バックプレート1
7に固定されたCCDパッケージ16(固体撮像素子パ
ッケージ)が挿入され、最後に調整リング部材18が前
記ネジ部10bに螺入されることによって上述の各部品
が固定されている。
【0004】基板ブロック体Cは、図12〜図14,図
17に示すように、インナーケース20とこのインナー
ケース20内に収納された3枚の基板50等とから成
る。3枚の基板50間は2枚のフレキシブル基板51で
それぞれ接続されて直線的に連結され、このように連結
された3枚の基板50はジグザクに折曲されて互いに平
行に配置されている。3枚の基板50には両面に電子部
品23がマウントされており、この3枚の基板50にて
ビデオ信号の処理回路が構成されている。又、一の基板
50はフレキシブル基板51aを介してフロントブロッ
ク体B側の基板50aと接続され、他の一の基板50は
フレキシブル基板51bを介してリアブロック体D側の
基板50bと接続されている。
【0005】インナーケース20は上部ケース部材20
aと下部ケース部材20bとから成り、この上部ケース
部材20aと下部ケース部材20bで平行に配置された
3枚の基板50を略全面的に被っている。上部ケース部
材20aと下部ケース部材20bの前端側の上下対向位
置には基板支持スリット26がそれぞれ形成され、この
各基板支持スリット26に各基板50の前端の角が挿入
されている。又、上部ケース部材20aと下部ケース部
材20bの後方にも2つの基板支持スリット26が形成
され、この各基板支持スリット26に2枚の基板50の
後端側が挿入されている。即ち、インナーケース20は
基板支持スリット26によって3枚の基板50を一定間
隔に平行に保持した状態で収納している。
【0006】リアブロック体Dはリアパネル29を有
し、このリアパネル29はリア面部29aと連結プレー
ト部29bとから構成されている。リア面部29aには
外部接続用コネクタ33が取付けられ、連結プレート部
29bには上下一対の連結片部52が設けられている。
図18に詳しく示すように、この一対の連結片部52に
は基板支持溝53が2箇所にそれぞれ形成されていると
共に、ネジ孔37がそれぞれ形成されている。そして、
各基板支持溝53に2枚の基板50の後端部がそれぞれ
挿入されていると共にインナーケース20のネジ挿通孔
38に挿入されたネジ39がネジ孔37に螺入されてい
る。
【0007】上記ビデオカメラの組付けは、各ブロック
体B,C,Dをそれぞれ組立てると共に基板ブロック体
Cとリアブロック体Dとを上述の如く基板50の後端部
をリアパネル29の基板支持溝53に挿入し、且つ、ネ
ジ39でインナーケース20とリアパネル29とを連結
して基板ブロック体Cとリアブロック体Dを連結する。
そして、ケース本体Aの後方より基板ブロック体Cとリ
アブロック体Dをケース本体A内に挿入し、ネジ31で
固定する。次に、フレキシブル基板51aの先端側をフ
ロントブロック体Aにコネクタ(図示せず)を介して接
続し、このフロントブロック体Aをケース本体Aの前方
より挿入し、ネジ12で固定すれば完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記基
板ブロック体Cとリアブロック体Dとの連結は、基板5
0の後端部をリアパネル29の基板支持溝53に挿入
し、且つ、ネジ39でインナーケース20とリアパネル
29とを締結しているだけなので、両ブロック体C,D
は一体的には連結されず、基板支持溝53を支点として
回転し易い。従って、基板ブロック体Cとリアブロック
体Dを一体部材の如く取扱ってケース本体A内に挿入す
ることができず、スムーズな挿入作業の障害となってい
た。
【0009】また、両ブロック体C,Dを一体的に連結
するため、基板50自体をリアパネル29にネジ止めす
ること等が考えられるが、基板50にネジ挿入孔を設け
ることは基板の実装密度向上の障害となり、ビデオカメ
ラの小型化に反することになり採用できない。
【0010】そこで、本発明はケース本体内に基板ブロ
ック体とリアブロック体とをスムーズに挿入できるビデ
オカメラを提供することを課題とする。また、基板ブロ
ック体とリアブロック体との連結を基板の実装密度を極
力低下させることなく行うことができるビデオカメラを
提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明のビデオカメラは、CCDパッケージを有する
フロントブロック体と、ビデオ信号の処理回路を構成す
る基板群を有する基板ブロック体と、外部接続用コネク
タを有するリアブロック体とをケース本体内に収納し、
前記基板ブロック体とリアブロック体とを連結手段を介
して一体的に固定したものである。又、上記連結手段
は、リアブロック体のリアパネルに一対の基板端掛止爪
部と一対の基板溝挿入片部とを設けると共に基板ブロッ
ク体の基板の両側面に一対の切欠溝を設け、前記基板の
端部を前記一対の基板端掛止爪部に掛止させた状態で前
記基板を回転し前記一対の切欠溝に前記一対の基板溝挿
入片部をそれぞれ挿入すると共に前記基板の回転を阻止
するよう前記リアブロック体と前記基板ブロック体を固
定したものである。
【0012】
【作用】基板ブロック体とリアブロック体とを連結手段
を介して一体的に固定したので、ケース本体内の挿入に
際して双方のブロック体を一体部材の如く取扱いでき
る。また、部品実装不可域である基板端部を一対の基板
端掛止爪部の掛止箇所として利用し、基板にはその両側
面に一対の切欠溝を形成すれば良いため、連結のために
わずかのスペースを使用するだけで足りる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1から図11には本発明の一実施例が示されてい
る。図1(a)はフロントブロック体Bの分解斜視図、
図2にはビデオカメラの斜視図、図3にはビデオカメラ
の分解斜視図、図4にはビデオカメラの縦断面図、図5
にはビデオカメラの横断面図がそれぞれ示されている。
図1から図5において、ビデオカメラはケース本体Aに
フロントブロック体Bと基板ブロック体Cとリアブロッ
ク体Dとが組付けられて構成されている。
【0014】ケース本体Aは熱伝導性の良い部材から成
り、横断面外形形状が八角形の細長い筒状を有してい
る。この八角形状は正八角形ではないが、光軸中心に対
して点対称に構成されている。具体的には四角形を基本
とし、その4つの面1の4角に45度の傾斜で切欠いた
傾斜面2を形成して構成されている。前記4つの面1に
は長手方向に数条の溝3を形成して総表面積が大きく構
成されていると共に各面1には位置決め用の溝部4がそ
れぞれ形成されている。図2に示す如く、カメラホルダ
40はこの溝部4で位置決めされてケース本体Aに装着
される。又、4つの傾斜面2の各前端部と3つの傾斜面
2の各後端部とにはネジ挿通孔6がそれぞれ形成されて
いる。
【0015】フロントブロック体Bは、図1(a)に詳
しく示すように、ケース本体Aの前方側に挿入される。
フロントブロック体Bのフロント筒体7はフロント部8
と取付部9と筒部10とが一体的に構成されている。そ
して、これらの全内側には入光用の光路空間11が構成
され、この光路空間11の縦断面は円形状に形成されて
いる。
【0016】フロント部8はケース本体Aの前端面に突
出して配置され、このフロント部8の前面にリング状の
レンズ取付基準面8aが形成されている。取付部9はケ
ース本体Aの内面寸法に対応する八角形状を有し、ケー
ス本体A内の前端側に配置されている。そして、このフ
ロント部8の4つの傾斜部にはネジ孔9aがそれぞれ形
成され、このネジ孔9aにケース本体Aのネジ挿通孔6
に挿入されたネジ12が螺入されている。このネジ12
の締結力でフロント筒体7がケース本体Aに固定されて
いる。
【0017】筒部10には光軸方向に延びる切欠溝10
aが4箇所に形成され、この各切欠溝10aは筒部10
の後端に開口している。この筒部10内には前方より順
に画枠プレート13、光学フィルタ14、パッキン部材
15、CCD(固体撮像素子)パッケージ16が挿入さ
れている。又、この筒部10の外周にはネジ部10bが
形成され、このネジ部10bに調整リング部材18が螺
入されている。
【0018】画枠プレート13は前記筒部10の内径と
同寸法の略円板状を有し、この中央には大きな長方形の
開口部13aが形成されている。この開口部13aの縦
横比はCCDパッケージ16の撮像面16aと同比に設
定されている。画枠プレート13の外周で、且つ、開口
部13aの4つの角に対応する位置には突部13bがそ
れぞれ一体的に設けられている。この4つの突部13b
は前記筒部10の各切欠溝10aにそれぞれ挿入され、
画枠プレート13はこの突部13bが切欠溝10aに係
止されることによって光軸方向以外の位置決めがなされ
ている。
【0019】光学フィルタ14は長方形状を有し、ロー
パスフィルタ、赤外線カットフィルタ等を積層して構成
されている。この光学フィルタ14の対角線寸法d1
前記光路空間11の径d2より若干大きく構成され、光
学フィルタ14はその4つの角が筒部10の各切欠溝1
0aにそれぞれ挿入されている。光学フィルタ14はそ
の4つの角が切欠溝10aに係止されることによって光
軸方向以外の位置決めがなされている。
【0020】パッキン部材15は、図6(a)及び図6
(b)に詳しく示すように、弾性材にて形成され、光路
空間11の径d2より若干小さい外径のリング状部15
aを有する。このリング状部15aの内側の開口部15
bは長方形状を有し、この開口部15bの縦横比はCC
Dパッケージ16の撮像面16aと同比に設定されてい
る。リング状部15aの前後面の各外周側で、且つ、上
下左右の4箇所にはフィルタ保持部15cとCCD保持
部15dがそれぞれ突設されている。リング状部15a
の前面とフィルタ保持部15cで構成される空間に前記
光学フィルタ14の後側が挿入されている。リング状部
15aの後面とCCD保持部15dで構成される空間に
CCDパッケージ16の前側が挿入されている。
【0021】また、リング状部15aと各フィルタ保持
部15c及びCCD保持部15dとの外周端面には突部
15eがそれぞれ突設され、リング状部15aの中心に
対して対向する突部15e間の寸法は光路空間11の径
とほぼ同一に構成されている。又、リング状部15aの
外周端面で、且つ、開口部15bの対角線延長上の位置
には係止突部15fがそれぞれ突設されており、この各
係止部突部15fは前記筒部10の各切欠溝10aにそ
れぞれ挿入されている。
【0022】さらに、リング状部15aの前面の内周側
には開口部15bの外周に沿って圧着突部15gが設け
られている。リング状部15aの前面にはこの圧着突部
15gと各フィルタ保持部15c及び各係止突部15f
との間を結ぶリブ部15hがそれぞれ突設されている。
【0023】CCDパッケージ16は、図1(a)及び
図1(b)に詳しく示すように、その外形形状が長方形
状を有し、その対角線寸法d1は前記光路空間11の径
2より若干大きく構成されている。このCCDパッケ
ージ16の前面側にはアスペクト比4:3の長方形の撮
像面16aが設けられ、この撮像面16aの前方はガラ
ス体16bで被われている。又、CCDパッケージ16
の後面にはバックプレート17が固定され、このバック
プレート17は前記筒部10の内径より若干大きい寸法
の略円板状を有する。そして、図1(b)に示す如く、
CCDパッケージ16はその4つの角が筒部10の各切
欠溝10aにそれぞれ挿入され、4つの角が切欠溝10
aに係止されることによって光軸方向以外の位置決めが
なされている。尚、この実施例ではCCDパッケージ1
6の外形形状が長方形状であるが正方形状のものでも本
発明を適用できる。
【0024】調整リング部材18はその内周にネジ部1
8aが形成されており、このネジ部18aが前記筒部1
0のネジ部10bに螺入されている。調整リング部材1
8の後端面にはリング状の押圧部18bが設けられ、こ
の押圧部18bが前記バックプレート17の後面を押圧
している。即ち、調整リング部材18はバックプレート
17を介してCCDパッケージ16をパッキン部材15
に押圧している。
【0025】基板ブロック体Cは、図3及び図8に示す
如く、インナーケース20とこのインナーケース20内
に収納される基板群とから主に構成される。基板群はリ
ジット基板部の中間の一層がフレキシブル基板部を構成
する2枚のリジットフレキシブル基板21,22から構
成され、一方のリジットフレキシブル基板21はフロン
ト側リジット基板部21aと第1リジット基板部21b
とこの双方の基板部21a,21b間を接続するフレキ
シブル基板部21cとから成る。フロント側リジット基
板部21aは前記調整リング部材18の後面に配置さ
れ、フロント側リジット基板21aには前記CCDパッ
ケージ16の各端子16cがハンダ付けされている。
【0026】他方のリジットフレキシブル基板22は第
2リジット基板部22aとフレキシブル基板部22bと
第3リジット基板部22cとフレキシブル基板部22d
とリア側リジット基板部22eとから成る。リア側リジ
ット基板部22eは下記するリアパネル29側に固定さ
れ、リア側リジット基板22eには下記する外部接続用
コネクタ33の各端子がハンダ付けされている。第1リ
ジット基板部21bと第2リジット基板部22aと第3
リジット基板部22cとは一定間隔を置いて平行に配置
され、これら各リジット基板部21b,22a,22c
の両面には電子部品23がそれぞれマウントされてい
る。
【0027】第1リジット基板部21bと第2リジット
基板部22aとの間は第1コネクタ24を介して電気的
に接続されている。第2リジット基板部22aと第3リ
ジット基板部22cとの間には第2コネクタ25が介在
され、この第2コネクタ25によっても双方の基板部2
2a,22cが電気的に接続されている。
【0028】第1リジット基板部21bと第2リジット
基板部22aとは同一長さであるが、第3リジット基板
部22cはこれらよりも長寸法に構成されている。この
第3リジット基板部22cの延長部分には大寸法で、且
つ、高発熱の電子部品であるコンバータ23aがマウン
トされている。
【0029】基板ブロック体Bはこの第3リジット基板
部22cを介して下記する連結手段32によりリアブロ
ック体Dに固定される。
【0030】インナーケース20は導電性、バネ性があ
り、且つ、熱伝導性の良好な部材にて構成され、上部ケ
ース部材20aと下部ケース部材20bとから成る。上
部ケース部材20aは略平板状をなし、下部ケース部材
20bは略コ字状をなし、上部ケース部材20aと下部
ケース部材20bで第1〜第3リジット基板部21b,
22a,22cを略全面的に被っている。上部ケース部
材20aと下部ケース部材20bの前端側の上下対向位
置には基板支持スリット26がそれぞれ形成され、この
各基板支持スリット26に第1〜第3リジット基板部2
1b,22a,22cの前端の角が挿入されている。第
1〜第3リジット基板部21b,22a,22cは基板
支持スリット26と前記第1及び第2コネクタ24,2
5によって一定間隔を保持した状態でインナーケース2
0内に収納されている。
【0031】また、上部ケース部材20aと下部ケース
部材20bには内側に突出した舌片状の部品圧接片27
が数ケ所に設けられ、この各部品圧接片27が発熱の大
きい電子部品23,コンバータ23aにその板バネ力に
より圧接している。反対に、上部ケース部材20aと下
部ケース部材20bの構成する4面全てには外側に突出
した舌片状のケース圧接片28がそれぞれ設けられ、こ
の各ケース圧接片28が前記ケース本体Aの上下左右の
内面にその板バネ力により圧接している。従って、基板
ブロック体Cはケース本体A内にその内面に対して微少
の間隙を有し、且つ、ケース圧接片28の板バネ力を受
けた状態で収納されている。
【0032】さらに、上部ケース部材20aと下部ケー
ス部材20bには各基板部21c,22a,22cのバ
リ部分に対応する位置に小孔19が形成されている。即
ち、各基板部21c,22a,22cはそれぞれ製造段
階では多数の同一種の基板部が微寸法の連結部を介して
連結されており、後に連結部で切断して構成される。そ
して、この切断に際してバリ部分ができ、これを除去処
理すると作業効率が非常に悪くなる。そこで、各基板部
21c,22a,22cのバリ部分に対応する位置に小
孔19を形成し、バリ部分を残した状態でもインナーケ
ース20内にきっちりと収納可能とするものである。
【0033】リアブロック体Dはリアパネル29を有
し、このリアパネル29はリア面部29aと連結プレー
ト部29bとから成る。リア面部29aの3方向の角位
置にはネジ孔30が形成され、このネジ孔30にケース
本体Aのネジ挿通孔6に挿入されたネジ31が螺入され
ている。リアブロック体Dはこのネジ31の締結力でケ
ース本体Aの後端側に固定されている。また、リア面部
29aには外部接続用コネクタ33が固定され、この外
部接続用コネクタ33よりビオデ信号が出力等される。
【0034】連結手段32は、図9(a),(b)に詳
しく示すように、基板ブロック体Cとリアブロック体D
とを一体的に固定するもので、連結プレート部29bの
上下端より突設された一対の基板端掛止爪部34と、同
じく連結プレート部29bの上下端より突設された一対
の基板溝挿入片部35とを有する。この一対の基板溝挿
入片部35の反基板端係止爪部側には傾斜突部35aが
設けられている。
【0035】また、第3リジット基板部22cの上下両
端には切欠溝36がそれぞれ形成されている。そして、
一対の基板端掛止爪部34に第3リジット基板部22c
の端部が掛止されていると共に一対の基板溝挿入片部3
5が切欠溝36に挿入されている。第3リジット基板部
22cの後端から切欠溝36の端面までの長さL1に対
して連結プレート部29bの基板端掛止爪部34から基
板溝挿入片部35の傾斜突部35a端面までの長さL2
が同一又は若干長く設定されている。又、一対の切欠溝
36の端面間の寸法L3に対して一対の基板溝挿入片部
35間の寸法L4が同一又は若干長く設定されている。
【0036】また、一対の基板溝挿入片部35の先端側
にはネジ孔37がそれぞれ形成されていると共にインナ
ーケース20の上部ケース部材20aと下部ケース部材
20bとにはネジ挿通孔38がそれぞれ形成されてい
る。そして、この各ネジ挿通孔38に挿入されたネジ3
9が基板溝挿入片部35のネジ孔37に螺入されてい
る。
【0037】上記フロントブロック体Bの組付けは、フ
ロント筒体7の後方より筒部10内の光路空間11に画
枠プレート13、光学フィルタ14、パッキン部材1
5、バックプレート17に固定されたCCDパッケージ
16の順で挿入し、その後に調整リング部材18を筒部
10の螺入すれば、図10に示す如くフロントブロック
体Bの組付けが一応完了する。次に、レンズ取付基準面
8aの位置と固体撮像基準面の位置との間の距離Lを光
学測距装置にて測定しながら調整リング部材18を例え
ば時計方向に回転する。すると、調整リング部材18の
押圧部18bがネジ部18aのピッチ分だけフロント側
に変位し、図10にて仮想線で示すように、パッキン部
材15が弾性変形で圧縮されてCCDパッケージ16が
フロント側に変位する。
【0038】また、調整リング部材18を反時計方向に
回転すると、調整リング部材18の押圧部18bがリア
側に変位し、パッキン部材15が弾性変形で伸長されて
CCDパッケージ16がリア側に変位する。このように
して上記距離Lを所定値に合わせてフランジバック調整
を終えた後に、筒部10と調整リング部材18間に亘っ
て接着剤を塗布して調整リング部材18を回転不能とす
る。
【0039】上記組付けにおいて、CCDパッケージ1
6はその4つの角を筒部10の各切欠溝10aに挿入す
ることによって光路空間11内に挿入されるため、図1
(b)に示す如く、CCDパッケージ16の対角線寸法
1が光路空間11の径d2より若干大きいCCDパッケ
ージ16を収納することができる。そして、CCDパッ
ケージ16はその4つの角が各切欠溝10aに係止され
ることによって回転方向の位置決めがさなれるため、C
CDパッケージ16は位置決め部品なしに直接フロント
筒体7に位置決めされる。光学フィルタ14も同様に光
路空間11内に収納され、且つ、フロント筒体7に位置
決めされる。
【0040】また、パッキン部材15はその4つの係止
突部15fを筒部10の各切欠溝10aに挿入すること
によって光路空間11内に挿入される。そして、調整リ
ング部材18の押圧力で圧縮の弾性変形が生じ、その開
口部15bの寸法が縮む方向に変形する。ここで、開口
部15bの対角線延長上に位置する係止突部15fは切
欠溝10bに係止されているため、係止突部15fがね
じれ変形に対する拘束点となる。そのため、図7にて仮
想線で示す如く、開口部15bの4つの角付近は回転ね
じれによる弾性変形が生じず開口部15bの内側方向へ
の弾性変形量が少なく光路のケラレを起すことがない。
【0041】又、圧着突部15gと各フィルタ保持部1
5cとはリブ部15hを介して接続されているため、図
7にて仮想線で示す如く、リブ部15h付近の係止突部
15fの部分は開口部15bの内側方向への弾性変形量
が少なく光路のケラレを起すことがない。
【0042】上記基板ブロック体Cの組付けは、先ずフ
ロント側リジット基板部21aをフロント側ブロック体
Bに、リア側リジット基板部22eをリア側ブロック体
Dにそれぞれハンダ付けで固定する。
【0043】次に、図8に示すように、第1リジット基
板部21cと第2リジット基板部22aとを第1コネク
タ24を介して接続し、且つ、第2リジット基板部22
aと第3リジット基板部22cとを第2コネクタ25を
介して接続し、第1〜第3リジット基板部21c,22
a,22cを略平行に配置する。次に、この第1〜第3
リジット基板部21c,22a,22cをインナーケー
ス20の上部ケース部材20aと下部ケース部材20b
で被い、上部及び下部ケース部材20a,20bの各基
板支持スリット26に各基板部21c,22a,22c
の角を挿入する。
【0044】次に、図9(a)に示す如く、第3リジッ
ト基板部22cの後端部をリアパネル29の基板端掛止
爪部34に掛止する。そして、この掛止状態を保持しな
がらリアパネル29の連結プレート部29bの面に第3
リジット基板部22cの面を合せるようA矢印方向に回
転する。すると、第3リジット基板部22cの一対の切
欠溝36にリアパネル29の各基板溝挿入片部35が挿
入される。この状態よりさらにA矢印方向に回転する
と、基板溝挿入片部35の傾斜突部35aが切欠溝36
に挿入され、図9(b)に示す如く、リアパネル29の
連結プレート部29bと第3リジット基板部22cの双
方の面が突き合わされる。この状態では上記した第3リ
ジット基板部22cのL1,L3寸法より連結プレート部
29bのL2,L4寸法が同一又は若干大きいため第3リ
ジット基板部22cは圧縮力を受けて連結プレート部2
9bに仮止めされる。
【0045】ここで、第3リジット基板部22cは、部
品実装不可域である基板端部を一対の基板端掛止爪部3
4の掛止箇所として利用し、第3リジット基板部22c
にはその両側面に一対の切欠溝36を形成すれば良いた
め、連結のためにわずかのスペースのみが使用されてい
る。
【0046】次に、上部ケース部材20aと下部ケース
部材20bの各ネジ挿通孔38に挿入したネジ39をリ
アパネル29のネジ孔37に螺入する。すると、図11
に示す如く、基板ブロック体Cとリアブロック体Dとは
この連結手段32を介して一体的に固定されると共に基
板ブロック体Cとフロントブロック体Bとはフレキシブ
ル基板部21bを介して連結される。このように構成さ
れたブロック群を、そのリアブロック体D側からケース
本体Aの前方より挿入する。基板ブロック体Cとリアブ
ロック体Dは連結手段32を介して一体的に固定されて
いるため、一体部材の如く取扱いでき挿入作業が容易で
ある。そして、フロントブロック体Bまで完全に挿入す
ると、ネジ12をネジ挿入孔6を介してフロント筒体7
のネジ孔9aに螺入してフロントブロック体をケース本
体Aに、ネジ31をネジ挿通孔6を介してネジ孔30に
螺入してリアブロック体Dをケース本体Aにそれぞれ固
定すれば完了する。
【0047】このように組付けられたビデオカメラに振
動・衝撃が加わると、この振動・衝撃が各ケース圧接片
28で緩衝されて基板ブロック体Cに伝わる。又、イン
ナーケース20の基板支持スリット24に挿入されて基
板21が支持されているため、基板ブロック体Cに伝わ
った振動・衝撃が直接基板21に伝達されることなく多
少緩衝されて基板21に伝わる。以上より基板21には
外部からの振動・衝撃が十分に弱められて伝わるため、
小型の電子部品のマウントに適する。
【0048】また、基板21はその各角が上部ケース部
材20aと下部ケース部材20bの基板支持スリット2
4に挿入されて支持されているので、基板21を支持す
るために必要なスペースが少なくて済む。従って、基板
総面積に対する部品実装面積の割合が大きくなるため基
板21自体を小さくできビデオカメラの小型化に供す
る。
【0049】また、リアブロック体Dとの連結では第3
リジット基板部22cに上下一対の切欠溝36のみを形
成すれば良いため、連結のために必要なスペースが少な
くて済む。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、基板
ブロック体とリアブロック体とを連結手段を介して一体
的に固定したので、双方のブロック体を一体部材の如く
取扱いできケース本体内にスムーズに挿入できるという
効果がある。
【0051】また、連結手段はリアパネルの一対の基板
端掛止爪部に基板の端部を掛止させた状態で基板を回転
してリアパネルの一対の基板溝挿入片部を基板の一対の
切欠溝に挿入し、且つ、この状態で基板の回転を阻止す
るようリアブロック体と基板ブロック体とを固定するよ
う構成したので、部品実装不可域である基板端部を一対
の基板端掛止爪部の掛止箇所として利用し、基板にはわ
ずかのスペースしか必要ない一対の切欠溝のみを形成す
れば良いため、基板の実装密度をほとんど低下させるこ
とがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はフロントブロック体の分解斜視図、
(b)はCCDパッケージの収納状態を示す断面図(実
施例)。
【図2】ビデオカメラの斜視図(実施例)。
【図3】ビデオカメラの分解斜視図(実施例)。
【図4】ビデオカメラの縦断面図(実施例)。
【図5】ビデオカメラの横断面図(実施例)。
【図6】(a)は前方から見たパッキン部材の斜視図、
(b)は後方から見たパッキン部材の斜視図(実施
例)。
【図7】パッキン部材の正面図(実施例)。
【図8】基板ブロック体の分解斜視図(実施例)。
【図9】(a)及び(b)は基板ブロック体とリアブロ
ック体との連結工程をそれぞれ説明する斜視図(実施
例)。
【図10】フロントブロック体の断面図(実施例)。
【図11】ビデオカメラの組付け状態を示す斜視図(実
施例)。
【図12】ビデオカメラの分解斜視図(実施例)。
【図13】ビデオカメラの縦断面図(実施例)。
【図14】ビデオカメラの横断面図(従来例)。
【図15】フロントブロック体の分解斜視図(従来
例)。
【図16】フロントブロック体の断面図(従来例)。
【図17】基板ブロック体の分解斜視図(従来例)。
【図18】基板ブロック体とリアブロック体の連結状態
を示す斜視図(従来例)。
【符号の説明】
A…ケース本体 B…フロントブロック体 C…基板ブロック体 D…リアブロック体 16…CCDパッケージ 21,22…リジットフレキシブル基板(基板群) 22c…第3リジット基板部(基板) 32…連結手段 33…外部接続用コネクタ 34…基板端掛止爪部 35…基板溝挿入片部 35a…傾斜突部 36…切欠溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CCDパッケージを有するフロントブロ
    ック体と、ビデオ信号の処理回路を構成する基板群を有
    する基板ブロック体と、外部接続用コネクタを有するリ
    アブロック体とをケース本体内に収納し、前記基板ブロ
    ック体とリアブロック体とを連結手段を介して一体的に
    固定したことを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 連結手段は、リアブロック体のリアパネ
    ルに一対の基板端掛止爪部と一対の基板溝挿入片部とを
    設けると共に基板ブロック体の基板の両側面に一対の切
    欠溝を設け、前記基板の端部を前記一対の基板端掛止爪
    部に掛止させた状態で前記基板を回転し前記一対の切欠
    溝に前記一対の基板溝挿入片部をそれぞれ挿入すると共
    に前記基板の回転を阻止するよう前記リアブロック体と
    前記基板ブロック体を固定したことを特徴とする請求項
    1に記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 一対の基板溝挿入片部には基板の回転が
    進むにつれて回転抵抗を増加させる傾斜突部を設けたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のビデオカメラ。
JP5330541A 1993-12-27 1993-12-27 ビデオカメラ Pending JPH07193738A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5330541A JPH07193738A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ビデオカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5330541A JPH07193738A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ビデオカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07193738A true JPH07193738A (ja) 1995-07-28

Family

ID=18233796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5330541A Pending JPH07193738A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ビデオカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07193738A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072523A1 (ja) * 2007-12-03 2009-06-11 Sony Corporation カメラモジュールおよび撮像装置
JP2010154105A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Toshiba Teli Corp カメラ組立構造
JP2015023344A (ja) * 2013-07-17 2015-02-02 キヤノン株式会社 撮像装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072523A1 (ja) * 2007-12-03 2009-06-11 Sony Corporation カメラモジュールおよび撮像装置
JP2009135853A (ja) * 2007-12-03 2009-06-18 Sony Corp カメラモジュールおよび撮像装置
US8102467B2 (en) 2007-12-03 2012-01-24 Sony Corporation Camera module and imaging device
JP2010154105A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Toshiba Teli Corp カメラ組立構造
JP2015023344A (ja) * 2013-07-17 2015-02-02 キヤノン株式会社 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7515202B2 (en) Compact camera module
JP3915513B2 (ja) 撮像装置
JPH10321827A (ja) 撮像装置及びカメラ
JP2002090603A (ja) 防水カメラ
JPH10233946A (ja) カメラの撮像素子保持構造
WO2001015433A1 (fr) Dispositif et appareil de prise d'images
JP3547869B2 (ja) 撮像装置
JP2000004386A (ja) 撮影レンズユニット
JPH07193738A (ja) ビデオカメラ
JPH07177400A (ja) ビデオカメラ
JPH05145815A (ja) ビデオカメラ
JP3303313B2 (ja) ビデオカメラ
JP3191350B2 (ja) ビデオカメラ
JP3191355B2 (ja) 固体撮像素子固定装置
JPH11295576A (ja) 電子撮像装置
JPH07184092A (ja) ビデオカメラ
JP2000069336A (ja) 撮像装置の取付け構造
JP3191351B2 (ja) ビデオカメラ
JPH05137036A (ja) ビデオカメラ
JP2002064735A (ja) ビデオカメラ
JP2002300441A (ja) 固体撮像素子の取り付け構造
JP2018189667A (ja) 撮像装置
JPH05137037A (ja) ビデオカメラ
JPH06326905A (ja) ビデオカメラ装置
JP5544860B2 (ja) 撮像ユニット及び撮像装置