JPH0670216U - フライバックトランス - Google Patents

フライバックトランス

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Publication number
JPH0670216U
JPH0670216U JP1696093U JP1696093U JPH0670216U JP H0670216 U JPH0670216 U JP H0670216U JP 1696093 U JP1696093 U JP 1696093U JP 1696093 U JP1696093 U JP 1696093U JP H0670216 U JPH0670216 U JP H0670216U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
electrode
substrate
flyback transformer
bleeder
Prior art date
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Pending
Application number
JP1696093U
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English (en)
Inventor
勝行 藤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP1696093U priority Critical patent/JPH0670216U/ja
Publication of JPH0670216U publication Critical patent/JPH0670216U/ja
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  • Details Of Television Scanning (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フライバックトランスに内蔵されるセラミッ
ク基板において、その面上に形成したトップブリーダフ
ォーカスボリュームの信頼性の向上を図ること。 【構成】 セラッック基板10の縁部から切り込み11
a〜11cを設け、イン電極3aとボリューム抵抗体4
間の基板通路をS字状に形成する。このS字状部にブリ
ーダ抵抗体12を厚膜印刷し、そのパターン形状を波形
にする。こうするとイン電極3aとボリューム抵抗体4
間で、絶縁破壊が発生しにくくなる。又ブリーダ抵抗体
12の放熱効果が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テレビジョン受像機に用いられるフライバックトランスに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来のフライバックトランスの構造について図3及び図4を用いて説明する。 図3はトップブリーダフォーカスボリュームが組み込まれたフライバックトラン スの内部構造の一部を示す断面図であり、図4はこのフライバックトランスに用 いられるセラミック基板の平面図である。
【0003】 図3においてセラミック基板1はトップブリーダフォーカスボリュームを形成 する基板である。セラミック基板1の形状は図4に示すように長方形であり、そ の表面にブリーダ抵抗体2が厚膜印刷されている。ブリーダ抵抗体2は、セラミ ック基板1の一角に設けられたイン電極3aからボリューム抵抗体4の印刷され る所まで、蛇行状のパターンが形成されたものである。
【0004】 イン電極3aはフライバックトランスの出力コイルから発生した高電圧を印加 する電極であり、高圧発生器の端子となっている。又一方の電極3bは高圧出力 の負側となる電極である。ボリューム抵抗体4はブリーダ抵抗体2の端部から直 列に2箇所設けられており、その摺動部4aのパターンは円弧状である。又摺動 部4aの中心部には固定電極4bが印刷され、この固定電極4bに接続された引 出電極4cもセラミック基板1の縁部に印刷されている。図3に示すように、回 転軸4dは摺動部4aと固定電極4bを接続して回転するもので、可変電圧を出 力する。
【0005】 図3に示す内ケース5はセラミック基板1に形成されたブリーダ抵抗体2とボ リューム抵抗体4を外部から遮蔽する絶縁ケースであり、その両端部は直角に折 り曲げられ、中央部にはリブと、中央の開口された凸部が一体に形成されている 。そして2つの凸部にボリューム抵抗体4の回転軸4dが回転自在に保持されて いる。又内ケース5の外側には外ケース6が取り付けられている。外ケース6の 下部表面は開口され、内ケース5の凸部が挿入される。内ケース5と外ケース6 の内部空間には絶縁樹脂7が充填されている。絶縁樹脂7はフライバックトラン スの回路部を密閉し、絶縁性を確保するもので、例えばエポキシ樹脂が用いられ る。図4に示すようにセラミック基板1の右中央部には切り込み8が形成されて おり、その上部のスペースAには回路素子の印刷はされていない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように構成されたフライバックトランスにおいて、イン電極3aと電極3 b間に高電圧を印加し、ボリューム抵抗体4から分圧された電圧を出力して使用 すると、一部のフライバックトランスでは、イン電極3aから絶縁破壊すること があった。この場合の絶縁破壊は図4の波線で示すように、イン電極3aからセ ラミック基板1の表面を通り、ブリーダ抵抗体2の一部へ短絡したり、ボリュー ム抵抗体4の固定電極4cへ短絡したりしていた。
【0007】 又ブリーダ抵抗体2に電流が流れるとジュール熱が生じる。従来のフライバッ クトランスでは、ブリーダ抵抗体2のパターンがセラミック基板1の左側に偏っ て形成されているので、基板の発熱による温度上昇に偏りが生じていた。このた めセラミック基板1自身の放熱効果が悪く、フライバックトランスの信頼性が損 なわれるという問題点があった。
【0008】 本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、セラミック 基板内での絶縁破壊を防止すると共に、ブリーダ抵抗体とボリューム抵抗体の放 熱効果を向上させたフライバックトランスを実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は高圧発生器の高圧電極と接地電極間に、ブリーダ抵抗体とボリューム 抵抗体を夫々形成した基板を有するフライバックトランスであって、基板は、ブ リーダ抵抗体を含む通路部分の経路長が長くなるよう、基板縁部から切り込みが 形成されたものであり、ブリーダ抵抗体は、切り込みによって形成された通路部 分に、波形に印刷されていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
このような特徴を有する本考案によれば、高圧発生器の高圧電極と接地電極間 に、ブリーダ抵抗体とボリューム抵抗体を基板上に印刷する。そしてブリーダ抵 抗体を含む通路部分の基板には、切り込みが形成され、経路長が長くなるよう形 成されているで、基板表面に沿った放電路が長くなる。このため電極から放電が 発生しにくくなる。又ブリーダ抵抗体は波状に印刷されているため、発生するジ ュール熱も基板から効率良く放熱されることとなる。
【0011】
【実施例】
本考案の一実施例におけるフライバックトランスについて図1を参照しながら 説明する。図1は本実施例のフライバックトランスの内部に設けられるセラミッ ク基板の一例を示す平面図である。本実施例のフライバックトランスには、ボリ ューム抵抗体4,内ケース5,外ケース6、絶縁樹脂7が設けられることは従来 例と同一であり、それらの説明は省略する。
【0012】 図1において、セラミック基板10の外形は、図4に示すものとほぼ同一であ るが、複数の切り込み11a〜11cが形成されている点で異なる。切り込み1 1a,11cは夫々、セラミック基板10の右側縁部から左方に向かって一定幅 が切り欠かれたもので、切り込み11bは、切り込み11aと11cの間にあっ て、セラミック基板10の左側縁部から右方に向かって一定幅が切り欠かれたも のである。
【0013】 ブリーダ抵抗体12は、セラミック基板10の切り込み11a〜1cによって 形成されたS字状の通路部分に厚膜印刷によって作成された抵抗である。ブリー ダ抵抗体12のパターンは、イン電極3aの部分から短いピッチの波形となり、 ボリューム抵抗体4の部分にかけて基板表面に均一に分散するよう形成されてい る。
【0014】 このような形状のブリーダ抵抗体12は、切り込み11cによる基板の隘路の 部分で、ボリューム抵抗体4の摺動部4aの端部に接続され、従来例と同様に直 列接続された2つの摺動部4aを介して、電極3bに接続される。
【0015】 図2は、他の実施例を示すセラミック基板の平面図である。図2において、セ ラミック基板20の外形は、図1に示すものと同一であるが、1組の切り込み2 1しか形成されていない。切り込み21はセラミック基板20の右側縁部からL 字状となるよう切り欠かれたものである。セラミック基板20の右側の角部にイ ン電極3aが設けられ、鍵形に形成された基板面にブリーダ抵抗体22が厚膜印 刷されている。
【0016】 ブリーダ抵抗体22のパターンは、図1と同じくイン電極3aから短いピッチ の波形となり、ボリューム抵抗体4の部分にかけて基板表面に均一に分散するよ う形成されている。このような形状のブリーダ抵抗体22は、ボリューム抵抗体 4の摺動部4aの端部に接続され、図1と同様に直列接続された2つの摺動部4 aを介して、電極3bに接続される。
【0017】 以上のような形状にブリーダ抵抗12,22を構成すると、イン電極3aの部 分からブリーダ抵抗体に沿ったセラミック基板の長さが、従来に比べ約3倍とな った。このためイン電極3aと電極3b間に高電圧が印加しても、セラミック基 板の表面を通しての放電経路は3倍に拡大されることとなる。よって従来と同一 の印加電圧のもとでは、セラミック基板内における絶縁破壊が起こらなくなった 。
【0018】 又ブリーダ抵抗体12,22を、セラミック基板10,20に対して表面各部 に分散するよう夫々均一に形成しているため、抵抗体によるジュール熱もセラミ ック基板10,20に対し均一に吸収され、放熱効果が大幅に上昇した。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、フライバックトランスの基板において、ブリー ダ抵抗体を印刷する部分の形状を、切り込みを入れて抵抗体の通路長を長くした ので、基板表面を介しての電極間の経路が拡大される。このため絶縁破壊が起こ りにくくなると共に、ブリーダ抵抗体の放熱効果が向上し、信頼性の高いフライ バックトランスが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフライバックトランスにおいて、セラ
ミック基板の一実施例を示す平面図である。
【図2】本考案のフライバックトランスにおいて、セラ
ミック基板の他の実施例を示す平面図である。
【図3】従来のフライバックトランスの一部の内部構造
を示す断面図である。
【図4】従来のフライバックトランスにおけるセラミッ
ク基板の平面図である。
【符合の説明】
3a イン電極 3b 電極 4 ボリューム抵抗体 4a 摺動部 4b 固定電極 4c 引出電極 10,20 セラミック基板 11a〜11c,21 切り込み 12,22 ブリーダ抵抗体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧発生器の高圧電極と接地電極間に、
    ブリーダ抵抗体とボリューム抵抗体を夫々形成した基板
    を有するフライバックトランスであって、 前記基板は、 前記ブリーダ抵抗体を含む通路部分の経路長が長くなる
    よう、基板縁部から切り込みが形成されたものであり、 前記ブリーダ抵抗体は、 前記切り込みによって形成された通路部分に、波形に印
    刷されたものであることを特徴とするフライバックトラ
    ンス。
JP1696093U 1993-03-12 1993-03-12 フライバックトランス Pending JPH0670216U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1696093U JPH0670216U (ja) 1993-03-12 1993-03-12 フライバックトランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1696093U JPH0670216U (ja) 1993-03-12 1993-03-12 フライバックトランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0670216U true JPH0670216U (ja) 1994-09-30

Family

ID=11930682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1696093U Pending JPH0670216U (ja) 1993-03-12 1993-03-12 フライバックトランス

Country Status (1)

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JP (1) JPH0670216U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2605023A1 (en) * 2011-12-16 2013-06-19 Arteche Lantegi Elkartea, S.A. High-voltage voltage divider and connector comprising said divider

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