JPH0727103U - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JPH0727103U
JPH0727103U JP5757093U JP5757093U JPH0727103U JP H0727103 U JPH0727103 U JP H0727103U JP 5757093 U JP5757093 U JP 5757093U JP 5757093 U JP5757093 U JP 5757093U JP H0727103 U JPH0727103 U JP H0727103U
Authority
JP
Japan
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case
resistance elements
resistance
electronic component
resistor
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Pending
Application number
JP5757093U
Other languages
English (en)
Inventor
幹男 辰口
克己 高木
Original Assignee
コーア株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by コーア株式会社 filed Critical コーア株式会社
Priority to JP5757093U priority Critical patent/JPH0727103U/ja
Publication of JPH0727103U publication Critical patent/JPH0727103U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケース内でほぼ一様の熱分散が得られ、ケー
ス表面の温度上昇が偏ることのない電子部品を提供す
る。 【構成】 抵抗値がほぼ同一の二つの抵抗エレメント1
1と12を直列に接続し、その端子13a,13bがケ
ース外に出るようにケース14に挿入し、ケース14内
に充填材を充填して抵抗エレメント11と12を固定す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電子部品に関し、とくに、電源装置などにおいて使用される電力形抵 抗器などの電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図1に示す一般にセメント抵抗器と呼ばれる電力形抵抗器があった。こ の抵抗器は、図2に示すように、その端子2a,2bがケース外に出るように、 抵抗エレメント1をセラミックスなどのケース3に挿入後、ケース3にセメント 4を充填したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例においては、次のような問題点があった。 すなわち、図1に示したように、端子2a,2bは、プリント板などに実装す ることを考慮して、抵抗器底面の中央からほぼ均等に配置する必要があった。こ のため、図2に示したように、軸方向に延出した抵抗エレメント1の一方のリー ド(図2では端子2a側)を折り曲げた後、ケース3へ挿入していた。このため 、ケース3の一方へ偏って配置された抵抗エレメント1で発生した熱は一様に分 散せず、抵抗エレメント1に近いケース3の表面ほど熱くなる欠点があった。
【0004】 このような抵抗器の使用に当たっては、熱くなる側の通風を良くしたり、熱く なる側に熱に弱い部品を近接させないなどの処置が必要になるが、このような処 置をユーザが施す必要がないように、許容電力の仕様値を小さく設定していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記の課題を解決することを目的としたもので、前記の課題を解決 する一手段として、以下の構成を備える。 すなわち、略平行状態に配置した所定の抵抗値を有する棒状の二つの抵抗エレ メントと、前記二つの抵抗エレメントをその長手方向に埋入する有底のケースと を備え、前記ケースの底側に位置する前記二つの抵抗エレメント端部の電極間を 短絡し、前記二つの抵抗エレメント他端部から延出するリードを前記ケースの開 放口から導出することを特徴とする。
【0006】
【作用】
以上の構成によれば、ケース内でほぼ一様の熱分散が得られ、ケース表面の温 度上昇が偏ることのない電子部品を提供できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案にかかる一実施例の電子部品を図面を参照して詳細に説明する。 以下、本考案を電力形抵抗器に適用する一実施例を説明するが、本考案は電力 形抵抗器に限定されるものではなく、他の種類の抵抗器や、他の電子部品にも適 用できる。
【0008】 図3は本実施例の電力形抵抗器の構成例を示す斜視図である。 同図において、11と12は略同一サイズの抵抗エレメントで、その一方の電 極はリード13cで互いに接続されて、二つの抵抗エレメントは直列接続されて いる。また、その他方の電極から延出されたリードは、セメント抵抗器の端子1 3a,13bとして利用される。なお、リード13cは、図4(a)に示すよう に、抵抗エレメントから延出された通常のリードを接続したものであってもよい し、あるいは、同図(b)に示すように、抵抗エレメントの電極に被せる二つの キャップ17を予め電線18で結んだものであってもよい。なお、同図(b)に おいて、二つのキャップ17を結ぶものは電線18に限らず、例えば、板状の導 体や細導線を編んだ編組状の導体であってもよい。また、同図(a)において、 二つのリードを接続するには、例えばスポット溶接,はんだ付け,カシメなどを 用いる。
【0009】 また、抵抗エレメントの種類は、製造する電力形抵抗器の仕様によって決定さ れるものであるが、金属皮膜形や巻線形などが好ましく、その抵抗値は、電圧や 電力(発熱)の分配から±10%の範囲とするのが好ましく、最も好ましいのは略 同一にすることである。 14は有底のケースで、セラミックスなどで形成する。なお、ケース14に用 いる材料は、耐熱性と放熱性に優れたものであればよい。また、金属を成形した ケース14を用いて、静電シールド効果を付与することもできる。
【0010】 図5は本実施例の完成状態の一例を示す図である。 同図において、15は充填物で、ケース14内に挿入された抵抗エレメント1 1と12を埋めて固定する。なお、充填物15は、抵抗エレメント11,12を 固定する目的のほかに、抵抗エレメント11,12で発生した熱をケース14に 能率良く伝える働きもする。従って、充填物15に用いる材料は、耐熱性と熱伝 導性に優れ充填しやすいものであればよく、例えば、耐熱性と熱伝導性を向上し たエポキシ樹脂などが好ましい。
【0011】 また、予めケース14内に所定量の充填物15を充填した後、抵抗エレメント 11と12を埋入し、充填物15を硬化してもよい。 このような構成を備えた本実施例の電力形抵抗器は、二つの抵抗エレメントが ほぼ均等に発熱するので、ケース14内でほぼ一様の熱分散が得られ、ケース1 4表面の温度上昇が偏るようなことはない。
【0012】 さらに、二つの抵抗エレメントにほぼ均等に電圧が分配されるので、使用電圧 および耐サージ電圧を向上することができ、二つの抵抗エレメントを直列に接続 するので、抵抗値が大きくなる方向に、製造できる抵抗値範囲を拡大することが できる。 また、二つの抵抗エレメントには互いに反対向きに電流が流れるので、電磁誘 導を低減することもできる。
【0013】 なお、図6に一例を示すように、使用電圧の仕様値が高い場合など、抵抗エレ メント11と12の接触を防ぐ目的で、両エレメント間に絶縁物のセパレータを 挟むこともある。 また、4,6,8,…本の抵抗エレメントを直列接続して、さらに許容電力,使用電 圧,耐サージ電圧などを高めることもできる。
【0014】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、二つの抵抗エレメントがほぼ均等に発熱するので、ケ ース内でほぼ一様の熱分散が得られ、ケース表面の温度上昇をほぼ均一にする効 果がある。さらに、二つの抵抗エレメントにほぼ均等に電圧が分配されるので、 使用電圧および耐サージ電圧を向上する効果があり、二つの抵抗エレメントを直 列に接続するので、抵抗値が大きくなる方向に、製造できる抵抗値範囲を拡大す る効果がある。また、二つの抵抗エレメントには互いに反対向きに電流が流れる ので、電磁誘導を低減する効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のセメント抵抗器の形状を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のセメント抵抗器の構成を示す斜視図であ
る。
【図3】本考案にかかる一実施例の電力形抵抗器の構成
例を示す斜視図である。
【図4】図3のリード13cの詳細例を示す図である。
【図5】本実施例の本実施例の完成状態の一例を示す図
である。
【図6】本考案にかかる一実施例の電力形抵抗器の他の
構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,12 抵抗エレメント 13a,13b 端子 14 ケース 15 充填物

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平行状態に配置した所定の抵抗値を有
    する棒状の二つの抵抗エレメントと、 前記二つの抵抗エレメントをその長手方向に埋入する有
    底のケースとを備え、 前記ケースの底側に位置する前記二つの抵抗エレメント
    端部の電極間を短絡し、 前記二つの抵抗エレメント他端部から延出するリードを
    前記ケースの開放口から導出することを特徴とする電子
    部品。
  2. 【請求項2】 前記二つの抵抗エレメントのサイズおよ
    び抵抗値は略同一であることを特徴とする請求項1記載
    の電子部品。
  3. 【請求項3】 熱伝導性の良い充填物によって前記二つ
    の抵抗エレメントを前記ケース内に埋入することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の電子部品。
JP5757093U 1993-10-25 1993-10-25 電子部品 Pending JPH0727103U (ja)

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JP5757093U JPH0727103U (ja) 1993-10-25 1993-10-25 電子部品

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JP5757093U JPH0727103U (ja) 1993-10-25 1993-10-25 電子部品

Publications (1)

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JPH0727103U true JPH0727103U (ja) 1995-05-19

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ID=13059509

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JP5757093U Pending JPH0727103U (ja) 1993-10-25 1993-10-25 電子部品

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015135860A (ja) * 2014-01-16 2015-07-27 ミクロン電気株式会社 抵抗器
JP2015211217A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 スマート エレクトロニクス インク 回路保護装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990122