JP3284332B2 - El素子 - Google Patents

El素子

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JP3284332B2 JP26415196A JP26415196A JP3284332B2 JP 3284332 B2 JP3284332 B2 JP 3284332B2 JP 26415196 A JP26415196 A JP 26415196A JP 26415196 A JP26415196 A JP 26415196A JP 3284332 B2 JP3284332 B2 JP 3284332B2
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秀嗣 池田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はEL素子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、EL素子(無機EL
素子)20は、透明ベースフィルム21上に形成された
透明電極22上に、発光層23、絶縁層24、背面電極
25、保護膜27が順次積層されており、図示しないが
両電極22,25に引き出し電極を介して駆動回路から
電圧が加えられることにより発光層が発光するものであ
る。従来、実用に際してはこのEL素子20は金属製ケ
ース26などに収納して用いられている。
【0003】
【解決しようとする課題】上記従来の構成では、EL素
子20端面に透明電極22が露出し金属製ケース26に
接触するため、金属製ケース26全体が透明電極22
介して駆動回路と導通することになる。従来、駆動回路
はこの金属製ケース26に接地されることがあるが、金
属製ケース26と透明電極22とが短絡すると、誤動作
や動作不良が発生することになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】の金属等の導電性部品
と当接し得る透明電極の外周部に、透明電極の発光層側
の面から透明ベースフィルムに至るまで切り込みを入れ
て溝状の切欠部形成して、外周部と残りの部分とを電
気的に分断しているので、透明電極の端面が金属製ケー
スなど導電製物質と接触しても、透明電極の切欠部の内
側及び駆動回路とEL素子外部の導電製物質の電気的
導通はない。したがって、EL発光動作に悪影響を及ぼ
すことはない。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、透明ベースフィルム上
に形成された透明電極と背面電極との間に発光層が存在
するEL素子において、透明電極には、当該透明電極が
他の導電性部品と当接し得る外周部に、発光層側の面か
ら透明ベースフィルムに至るまで切り込みを入れて当該
外周部残りの部分とを電気的に分断する溝状の切欠部
が形されているものである。
【0006】好ましくは、背面電極の外側は保護膜にて
被われている。
【0007】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示している。完成
状態のEL素子Aの構成を簡単に説明すると、透明ベー
スフィルム1上に形成された透明電極2上に、さらに、
発光層3、絶縁層4、背面電極5が順次積層形成され、
背面電極5の外側は絶縁性の保護膜6により被われてい
る。そして、図示しないが、透明電極2及び背面電極5
にはそれぞれ引き出し電極が接合され、各引き出し電極
は駆動回路に接続されている。そして、駆動回路から引
き出し電極を介して、透明電極2及び背面電極5に交番
電界が加わると、発光層3が発光するものである。
【0008】このEL素子Aの具体的な構成を、その製
造方法とともに説明すると、まずポリエチレンテレフタ
レート(PET)の透明ベースフィルム1上に真空蒸着
などにより酸化インジウム・スズ(ITO)からなる透
明電極2を形成してシート状にする。そして、この透明
電極2側から透明ベースフィルム1に至るまでカッティ
ングプロッターなどの機械を用いて切り込みを入れ、溝
状の切欠部7を形成する。この切欠部7は、この実施例
では完成状態のEL素子の外周に沿うように全周にわた
って形成されている。従って、透明電極2のうち、切欠
部7の内側2aと外側2bとは分離され電気的に遮断さ
れている。なお、図示しない引き出し電極は透明電極2
の内側2aに接合され、外側2bとは導通しないように
してある。
【0009】この透明電極2の上に、硫化亜鉛に銅をド
ープした発光体とフッ素樹脂バインダーとを混合・攪拌
したインクを印刷して発光層3を形成し、その上に、高
誘電体であるチタン酸バリウムとフッ素樹脂バインダー
とを混合・攪拌したインクを印刷して絶縁層4を形成し
ている。そしてその上にカーボンペーストを印刷して背
面電極5を形成している。背面電極5の外側には、ポリ
イミドなどの絶縁性の保護膜6がコーティングされてい
る。切欠部7には発光層3が流入して隙間を塞いでい
る。
【0010】このEL素子Aを金属製ケースBなどに収
納した場合、透明電極2の端面がケースB内面に接触す
るが、透明電極2の外側2bは切欠部7によって内側2
aに対し絶縁されているので、引き出し電極及び駆動回
路との電気的導通はない。したがって、金属製ケースが
透明電極端面と接することにより駆動回路と導通してE
L駆動に悪影響を及ぼすという従来の問題点は、本発明
の構成を採用することにより解消される。
【0011】また、このようなEL素子を大量生産する
場合、図2に示すように、大面積の透明ベースフィルム
8上に透明電極9を形成し、完成時のEL素子外形(1
点鎖線にて図示)に実質的に沿うように切欠部10を多
数形成し、その後発光層、絶縁層、背面電極を積層形成
してから、上記EL素子外形(1点鎖線)通りに切断・
分離する。
【0012】本発明は、金属ケース内に挿入する場合に
限られず、透明電極端面が導電性の物質に接触する可能
性がある場合に広く有効である。また、溝状の切欠部の
形状は、EL素子外形に沿うのでなく発光形状の外形に
沿うのでもよい。上記実施例のように、発光形状の外側
かつEL素子外形の内側において1周するように切欠部
が形成してあると、4辺が全て金属製ケースなどの導電
性部品と接触してもこれらが透明電極を介して駆動回路
と導通するおそれがないので、様々なケースに装着する
場合に対応可能であるが、これに限られるものではな
い。例えば、1辺に挿入口を有するポケット状のケース
に挿入する場合には、この挿入口に対応する部分では透
明電極に切欠部が設けられず他の3辺にのみ切欠部が設
けられていても、本発明の効果を発揮し得る。このよう
に、導電性の部品と接する可能性のある部分のみに切欠
部を設け他の部分と分断すればよい。切欠部は、透明電
極のうち、導電性の部品と接する可能性のある部分を、
それ以外の部分に対し電気的に遮断するように分断し得
れば、その形状などは特に問わない。
【0013】
【発明の効果】本発明によると、透明電極端面が金属製
ケースなどの導電性物質と接触しても導通することがな
いので、EL駆動に悪影響を及ぼすことがない。したが
って、EL素子と接触するケースなどの部材の材質の選
択に制限がなく、絶縁塗装などの加工も不要となるな
ど、このEL素子を用いると発光装置の設計上の自由度
が増すとともに製造が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るEL素子の要部拡大断面図
【図2】本発明に係るEL素子大量生産工程を示す説明
【図3】従来のEL素子の要部拡大断面図
【符号の簡単な説明】
2 透明電極 3 発光層 5 背面電極 6 保護膜 7 切欠部 A EL素子 B 金属製ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−280390(JP,A) 実開 平1−148700(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 33/00 - 33/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明ベースフィルム上に形成された透明
    電極と背面電極との間に発光層が存在するEL素子にお
    いて、 上記透明電極には、当該透明電極が他の導電性部品と当
    接し得る外周部に、上記発光層側の面から上記透明ベー
    スフィルムに至るまで切り込みを入れて当該外周部
    りの部分とを電気的に分断する溝状の切欠部が形成され
    ていることを特徴とするEL素子。
  2. 【請求項2】 上記背面電極の外側は保護膜にて被われ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のEL素子。
JP26415196A 1996-10-04 1996-10-04 El素子 Expired - Fee Related JP3284332B2 (ja)

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