JPH05303995A - 電界発光灯及びその製造方法 - Google Patents

電界発光灯及びその製造方法

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JPH05303995A
JPH05303995A JP4107127A JP10712792A JPH05303995A JP H05303995 A JPH05303995 A JP H05303995A JP 4107127 A JP4107127 A JP 4107127A JP 10712792 A JP10712792 A JP 10712792A JP H05303995 A JPH05303995 A JP H05303995A
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JP
Japan
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electroluminescent lamp
transparent electrode
current collecting
electrode
band
Prior art date
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Pending
Application number
JP4107127A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Mori
尚之 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4107127A priority Critical patent/JPH05303995A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋内、屋外装飾用等に用いられる大型の電界
発光灯を、輝度偏差なく均一に発光させる。 【構成】 高抵抗な透明電極4上に導電物からなる集電
帯11をクロス状に形成することを特徴とする。また、
長尺の透明導電フィルムを一定距離間欠移動して静止中
に集電帯をスクリーン印刷し、かつ印刷毎の集電帯の端
部を電気的に導通するように重ねて印刷することを特徴
とする。 【効果】 透明電極上に集電帯11をクロス状に形成す
ることにより、透明電極上の抵抗値を一定とし、電圧降
下を緩和して大型の電界発光灯を輝度偏差なく発光させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界発光灯及びその製造
方法に関し、特に屋内及び屋外装飾用等に利用される大
型電界発光灯の集電帯およびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の電界発光灯62は、図6に要部拡
大断面図で示すように、後述の積層体からなる略矩形の
平面形状を有する電界発光素子57をフッ素系樹脂等の
防湿性を有する外皮フィルム58、59により密閉封止
した構造を有する。
【0003】上記電界発光素子57は、下層から順に、
背面電極51、反射絶縁層52、発光層53、透明電極
54を積層・形成したものである。尚、図中55、56
は上記電界発光素子57の上下に配置されたポリアミド
等の吸湿フィルムからなる吸湿層である。ここで、透明
電極54の上には特公昭53-48603「可撓性電場発光灯」
や「電子技術」第23巻第3号「有機ELの構造特性と
応用」にも開示されているように、高抵抗値を示す透明
電極の表面抵抗による輝度偏差の発生を妨げ、リード電
極61と透明電極54の接触抵抗を下げ、透明電極54
の断線を防ぐため、銀ペーストのような良導電体からな
る集電帯60を形成してある。通常、集電帯60は図7
(a)〜(d)のように電界発光素子57の外周部にI
型、L型、コ型、ロ型の4種類の形状で形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記の構造の
電界発光灯において、屋内・屋外装飾用等に用いられる
大型電界発光灯(例えばA4サイズ以上)では、透明電
極の抵抗値が高く、従来の図7に示すような構造の集電
帯では集電帯から離れるにつれて透明電極の表面抵抗の
影響により、電圧降下が増加するため、輝度偏差(む
ら)が生じ、電界発光灯の大型化には限度があった。
【0005】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、輝度偏差のない大型の電界発光灯とその
製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電界発光灯で
は、少なくとも背面電極、反射絶縁層、発光層及び透明
電極を有する積層体を表裏から外皮フィルムで封止した
電界発光灯において、透明電極上の全面にクロス状また
非クロス状の集電帯を形成したことを特徴とする。ま
た、前記電界発光灯を製造する方法において、長尺の透
明電極フィルムを一定距離間欠移動して静止中に集電帯
をスクリーン印刷し、かつ印刷毎の集電帯の端部を電気
的に導通するように重ねて印刷する工程を含むことを特
徴とする。
【0007】
【作用】透明電極上に形成される集電帯をクロス状また
は非クロス状に形成することにより、高抵抗な透明電極
の抵抗値が減少かつ均一となり、電圧降下を減少でき、
大型電界発光灯を輝度偏差なく発光させることができ
る。
【0008】
【実施例】本発明における電界発光灯10の構造につい
て、第1の実施例を示す図1〜3を参照しながら説明す
る。
【0009】本発明の電界発光灯10は図1の要部拡大
断面図に示すように、下層から順に、アルミ箔からなる
背面電極1、有機バインダ中にチタン酸バリウム等の絶
縁物を分散した反射絶縁層2、有機バインダ中に蛍光体
を分散した発光層3、ITO4aと基材4bからなる透
明電極4を形成した電界発光素子7の上下にポリアミド
等の吸湿フィルム5、6を貼りつけ、フッ素系樹脂等か
らなる外皮フィルム8、9で封止した構造をしている。
この電界発光素子7の透明電極4のITO4aの表面に
は高抵抗値の透明電極の抵抗偏差におる輝度偏差を妨
げ、かつ表面側リード電極12と透明電極4の接触抵抗
を下げ、さらには透明電極4の断線を防ぐために銀等か
らなる導電性ペーストをスクリーン印刷等によって形成
したクロス状の集電体11が設けられる。
【0010】本発明の集電帯11は屋内・屋外装飾用等
の大型電界発光灯を実現するため、図2の平面図に示す
ようにクロス状に形成されている。図2において12は
表面側リード電極、13は裏面側リード電極であり、表
面側リード電極12はクロス状集電帯11の任意の端部
11b等と直接または導電性ペースト等で接続されてい
る。また、集電帯11のクロスの方向及び形状、交差角
等は任意でよいが、例えば市販の透明導電フィルムを使
用した場合、その抵抗率は300Ω/□程度であるた
め、給電部である集電帯からの距離と輝度偏差の関係は
図3に示すようになるので、最低輝度/最大輝度=輝度
偏差とすると、輝度偏差を90%以上にするためには、
駆動周波数が400Hzの場合、クロスした集電帯間の
平行距離aは700(=350×2)mm以下に、周波
数が1KHzの場合、集電帯間の平行距離aは460
(=230×2)mm以下にする必要がある。さらに、
屋内・屋外装飾用等に用いられる大型の電界発光灯は、
少なくとも1m以上離れた場所から見られると想定され
るため、集電帯11の帯幅bは、1.0mm以下であれ
ば、めだたず、かつ光の散乱により、ほぼ均一に面発光
しているように見える。また、電界発光素子7の周囲に
おいて、集電帯11の端部11a,11bが存在する部
分ではどこからでも集電帯の端部11a,11bから表
面側リード電極を導出することができ、ユーザーの様々
な要求にも対応できる。
【0011】次に、本発明に係わる第2実施例について
説明する。従来、1品種ごとに集電帯を設計していた
が、図4のように第1実施例で説明したスクリーン版を
用いて集電帯をスクリーン印刷し、次に透明導電フィル
ムをずらして再び同一スクリーン版で集電帯の端部が重
なるように位置合わせして印刷し、これを繰り返して印
刷することにより、クロス状の集電帯11が連続状態で
印刷された長尺な透明導電フィルム14を形成すること
ができる。ここで図4の破線間は1回に印刷できる範囲
である。これらを任意の大きさ、形状に切断すれば同一
のスクリーン版で、あらゆる大きさ、形状の電界発光素
子を作成することができ、効率的な生産が可能となる。
【0012】なお、集電帯11のクロスの方向、形状、
交差角等は図2に限定されることはなく、十分な開口部
と電気的に導通したクロス点があればどのようなもので
あってもよい。また、透明でなくてもよいが透明であれ
ばさらによい。
【0013】本発明の集電帯は上記のクロス状に限らず
図5の第3実施例に示すように非クロス状でもよい。要
は透明電極の全面に導通した集電帯が局在していればよ
い。また、上記実施例では集電帯11がITOの表面に
形成された場合について説明したが、ITOと基材の間
に形成してもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば透明電極上に集電帯をク
ロス状に形成することにより、A4以上の大型電界発光
灯を印加電圧を増加することなく輝度偏差なく均一に発
光させることができ、さらに表面側リード電極の導出位
置も制限がなくなり、様々な用途にも対応ができる。ま
た、透明電極フィルムを間欠移動して静止中に集電帯を
スクリーン印刷し、これを繰り返して連続した集電帯を
印刷形成することにより、任意の形状、大きさに対応で
きる効率的な生産ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す電界発光灯の要部
拡大断面図。
【図2】 本発明の第1実施例を示す電界発光素子の平
面図。
【図3】 給電部からの距離と輝度の関係を示す特性
図。
【図4】 本発明の第2実施例を示す長尺な集電帯を形
成した透明導電フィルムを示す平面図。
【図5】 本発明の第3実施例を示す電界発光素子の平
面図。
【図6】 従来の電界発光灯の要部拡大断面図。
【図7】 従来の電界発光素子の種々の集電帯を示す平
面図。
【符号の説明】
1 平面電極 2 絶縁層 3 発光層 4 透明電極 4a ITO 4b 基材 5 表面側吸湿フィルム 6 裏面側吸湿フィルム 7 電界発光素子 8 表面側外皮フィルム 9 裏面側外皮フィルム 10 電界発光灯 11 集電帯 11a,11b 集電帯の端部 12 表裏側リード電極 13 裏面側リード電極 14 長尺な透明導電フィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背面電極、反射絶縁層、発光層及び透明電
    極を有する積層体を表裏から外皮フィルムで封止した電
    界発光灯において、 前記透明電極上の全面にクロス状または非クロス状の集
    電帯が形成されたことを特徴とする電界発光灯。
  2. 【請求項2】前記電界発光灯が、A4サイズ以上の大型
    電界発光灯であることを特徴とする請求項1記載の電界
    発光灯。
  3. 【請求項3】前記集電帯の帯幅が1.0mm以下である
    ことを特徴とする請求項1記載の電界発光灯。
  4. 【請求項4】背面電極、反射絶縁層、発光層及び透明電
    極を積層し、各電極からリード電極を導出した状態で表
    裏から外皮フィルムで封止する電界発光灯の製造方法に
    おいて、 長尺の透明導電フィルムを一定距離間欠移動して静止中
    に集電帯をスクリーン印刷し、かつ印刷毎の集電帯の端
    部を電気的に導通するように重ねて印刷する工程を含む
    ことを特徴とする電界発光灯の製造方法。
JP4107127A 1992-04-27 1992-04-27 電界発光灯及びその製造方法 Pending JPH05303995A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1140369A (ja) * 1997-07-15 1999-02-12 Casio Comput Co Ltd 電界発光素子
JP2005197234A (ja) * 2003-12-08 2005-07-21 Fuji Photo Film Co Ltd エレクトロルミネッセンス素子
JP5125503B2 (ja) * 2005-03-23 2013-01-23 コニカミノルタホールディングス株式会社 有機el素子の製造方法
US8912086B2 (en) 2010-10-26 2014-12-16 Korea Institute Of Machinery & Materials Method for manufacturing transparent electrode using print-based metal wire and transparent electrode manufactured thereby

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