JPH10189250A - エレクトロルミネッセンス及びその製造方法 - Google Patents

エレクトロルミネッセンス及びその製造方法

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JPH10189250A
JPH10189250A JP8356434A JP35643496A JPH10189250A JP H10189250 A JPH10189250 A JP H10189250A JP 8356434 A JP8356434 A JP 8356434A JP 35643496 A JP35643496 A JP 35643496A JP H10189250 A JPH10189250 A JP H10189250A
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満夫 岩村
Masaaki Sato
正昭 佐藤
Katsuhiko Noguchi
克彦 野口
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Kawaguchiko Seimitsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱い、信頼性、コスト低減、小型化等を
妨げる。 【解決手段】 発光層2の上面に透明電極層1と透明防
湿シート7を、下面に絶縁反射層3と背面電極層4を印
刷形成し、絶縁層12は、背面電極層4の下面の一部を
覗くスルーホール11と、発光層2、絶縁反射層3及び
背面電極層4の側面を覆う如く形成する。背面電極用端
子6をスルーホール11に形成して背面電極層4と導通
させ、透明電極用端子5を透明電極層1の下面から絶縁
層12の側面の一部に延び、透明電極層1と導通させる
如く形成する。EL層集合体より、各画素毎に切断、分
離し、背面電極用端子6部分及び透明電極用端子5部分
とインバータ9の出力端子部分を一体的に接合し、イン
バータ9のインバータ用入力端子9aの一部分を除いた
全域に透明のコーテング層13を形成する。機器の小型
化、高信頼性、コスト低減が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレクトロルミネッ
センス及びその製造方法に係わり、更に詳しくはエレク
トロルミネッセンス発光素子とインバータを一体にした
一体型のエレクトロルミネッセンス及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理機器の発展に伴い、より
高い表示品位のフラットパネルディスプレイへの期待が
増している。フラットパネルディスプレイには液晶(L
CD)、プラズマ(PDP)、エレクトロルミネッセン
ス(EL)、蛍光表示管(VFD)等があるが、最近は
カラー化が可能で、且つ優れた表示品位を有するELデ
ィスプレイが注目されている。
【0003】携帯電話機等には夜間、数字ボタン等が良
く見えるようにEL発光素子が設けられているものが多
い。これらの携帯用は携帯しながら使用するので、その
駆動には直流乾電池が使用される。前記EL発光素子
は、交流電源を必要とするために乾電池の直流電源を交
流電源に変換し、更に電圧を昇圧するインバータと接続
して使用される。
【0004】交流駆動型の薄膜EL素子の基本構成は、
2枚の電極の間に絶縁層に挟まれた発光層が配置されて
いる。その電極間に交流電圧が印加され、発光層中の電
界強度がある一定値を越えると、発光層中の発光中心原
子が励起され、この原子固有の波長の発光が得られる。
従って、EL発光素子の発光輝度や発光色等の特性は発
光層によって略決定される。
【0005】図5は従来の一般的なEL発光素子の構造
を示す断面図である。図5において、EL層10の構成
は、1は最上面に形成された透明電極(ITO電極)層
で、2は発光層、3は絶縁層、4は背面電極層と積層さ
れている。前記両電極層1及び4からは、それぞれ透明
電極用リード端子5a及び背面電極用リード端子6aが
端部に配設されている。前記両リード端子5a及び6a
の一部分を除いた全面に透明防湿シート7が覆ってい
る。更に、前記透明電極用リード端子5a及び背面電極
用リード端子6aからは、リード線或いはフレキシブル
ケーブル8で、インバータ9に接続されている。前記イ
ンバータ9から交流電圧を前記透明電極層1及び背面電
極層4に印加することにより、前記発光層2が発光して
周囲の表示部材等を照明する。必要とする交流電圧はそ
の用途により異なるが、概ね35〜150V程度の電圧
の範囲で使用される。
【0006】上記EL発光素子の製造方法の概要を説明
する。先ず、プラスチックフィルム等よりなる透明防湿
シート7に、2、3酸化インジウムを錫でドーピングし
て得られるITO粉末を蒸着し、或いは塗料化してスク
リーン印刷して透明電極層(ITO電極)1を形成す
る。更に、該透明電極層1の端部に銀塗料を印刷して給
電層とし、ここから透明電極用リード端子5aを形成す
る。
【0007】前記透明電極層1の上面に、硫化亜鉛(Z
nS)を蛍光母体と微量の金属やハロゲン元素の附活剤
を塗料化してスクリーン印刷で発光層2を形成する。
【0008】前記発光層2の上面に、チタン酸バリウム
を分散した塗料でスクリーン印刷して絶縁反射層3を形
成する。
【0009】前記絶縁反射層3の上面に、カーボンや銀
等の導電粉末を塗料化してスクリーン印刷して背面電極
層4を形成し、更にその端部に銀塗料で印刷して給電層
とし、ここから背面電極用リード端子6aを形成する。
【0010】最後にその上から、プラスチックフイルム
等の透明防湿シート7で覆い、上記両リード端子5a及
び6aの一部を除いて熱圧着して封止してEL層10が
完成される。
【0011】上述したEL層10の透明電極用リード端
子5aと前記背面電極用端子6aにはリード線或いはフ
レキシブルケーブル線8が半田付け或いは導電性接着剤
等を介して接合されたインバータ9と連結される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たEL発光素子には次のような問題点がある。即ち、E
L層とインバータが別体構造となっているため、前記接
続線を介して取り扱いせねばならず、機器内の取り付け
レイアウト構造、即ちインバータの配置場所及びリード
線或いはケーブル線の引き回し等に設計上配慮を必要と
する。また、組立、メンテナンス時のインバータ取り付
け及び配線取り付け等に負荷が掛かる。更に、コスト的
にも割高になる。また、リード線或いはケーブル線の引
き回し等で線が曲げられることにより、リード端子と接
続線との接合部に導通不良が発生し易い。これらの回数
が多くなってくると、接合部が剥がれたり、ケーブル線
が折れたりして導通不良の原因となる。また、作業中の
取り扱いでも予期せぬ様々な問題が起こり得る。更に、
機器そのものの小型化にも限度がある。など諸々の問題
が発生した。
【0013】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、EL層とインバータとを一体構
造とし、多数個取りして、更にコーテング層で固着する
ことにより、機器の小型化、高信頼性、コスト低減を実
現したエレクトロルミネッセンス及びその製造方法を提
供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるエレクトロルミネッセンスは、発光
層はその上面に、透明防湿シートで覆われた透明電極層
と、下面に絶縁反射層を介して背面電極層との2枚の電
極の間に挟まれ、前記2枚の電極層に配設された透明電
極用端子及び背面電極用端子にインバータから交流電圧
を印加することにより、前記発光層が発光するエレクト
ロルミネッセンスにおいて、前記透明防湿シートの下面
に形成した透明電極層と、該透明電極層の下面に形成し
た発光層と、該発光層の下面に形成した絶縁反射層と、
該絶縁反射層の下面に形成した背面電極層と、該背面電
極層の下面に該背面電極層の下面を覗くスルーホールを
有して前記発光層、絶縁反射層及び背面電極層の側面を
覆う如く形成した絶縁層と、該絶縁層に形成した前記ス
ルーホールに前記背面電極層と導通する背面電極用端
子、及び前記透明電極層の一部の下面から前記絶縁層の
側面及び下面の一部にまで延びて形成され、且つ前記透
明電極層と導通する透明電極用端子と、前記絶縁層の下
面側に前記背面電極用端子及び前記透明電極用端子と一
体的に接合、固定されて配設したインバータと、該イン
バータのインバータ用入力端子の一部を除いた表面全域
に形成した透明のコーテング層とで構成されたことを特
徴とするものである。
【0015】また、前記絶縁層はフッソ樹脂、エポキシ
樹脂又はポリエステル樹脂等の膨潤性防止樹脂で形成し
たことを特徴とするものである。
【0016】また、前記背面電極用端子及び前記透明電
極用端子はカーボンペースト又は銀ペースト等の導電性
部材で形成したことを特徴とするものである。
【0017】また、前記透明コーテング層は紫外線硬化
剤の入ったエポキシ樹脂又はアクリル樹脂等の紫外線硬
化型樹脂で形成したことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明におけるエレクトロルミネッ
センスの製造方法は、発光層は、その上面に透明防湿シ
ートで覆う透明電極層と、下面に絶縁反射層を介して背
面電極層の2枚の電極の間に挟まれ、前記2枚の電極層
に配設された透明電極用端子及び背面電極用端子にイン
バータから交流電圧を印加することにより、前記発光層
が発光するエレクトロルミネッセンスの製造方法におい
て、多数個取りする前記透明防湿シートの上面に蒸着法
又はスクリーン印刷法等の被膜形成手段で透明電極層を
形成する透明電極層形成工程と、該透明電極層の上面に
複数個の画素からなる発光層をスクリーン印刷法等で形
成する発光層形成工程と、該発光層の各画素の上面に絶
縁反射層をスクリーン印刷法等で形成する絶縁反射層形
成工程と、該絶縁反射層の各画素の上面に背面電極層を
スクリーン印刷法等で形成する背面電極層印刷工程と、
該背面電極層の各画素の上面の一部にスルーホールを有
し、且つ発光層、絶縁反射層及び背面電極層の側面に至
る絶縁層を印刷等で形成する絶縁層形成工程と、該絶縁
層の各画素のスルーホールに前記背面電極用端子と、前
記露出した透明電極層の上面から前記絶縁層の側面を通
って上面に至る部分に透明電極用端子をスクリーン印刷
法等で形成する透明電極用端子及び背面電極用端子形成
工程と、からEL層集合体を形成し、該EL層集合体を
前記各画素毎にプレス等で切断、分離するEL層単体分
離工程と、該EL層に前記背面電極用端子部分及び透明
電極用端子部分と前記インバータの出力端子部分を接合
するインバータ接合工程と、該インバータ用入力端子の
一部分を除いた表面全域にディピング法等により透明の
コーテング層を形成するコーテング層形成工程と、から
なることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明におけ
るエレクトロルミネッセンス及びその製造方法について
説明する。図1〜図4は本発明の実施の形態であるEL
及びその製造方法に係わり、図1はEL層の一部切り欠
き斜視図、図2はEL発光素子の部分断面図、図3はE
L発光素子の製造方法を説明する工程図、図4はEL層
集合体の単体分離工程を示す斜視図である。図におい
て、従来技術と同一部材は同一符号で示す。
【0020】図1及び図2において、EL発光素子20
の構成について説明する。図2に示すように、7は透明
なプラスチックフィルムよりなる透明防湿シートで、そ
の下面に、ITO粉末を塗料化してスクリーン印刷によ
り透明電極層(ITO電極)1を形成する。該透明電極
層1の下面に形成する発光層2は、蛍光母体と金属やハ
ロゲン元素の附活剤を入れた塗料で印刷形成する。ま
た、絶縁反射層3は、チタン酸バリウムを入れた塗料で
印刷形成する。該絶縁反射層3の下面に、導電粉末を塗
料化してスクリーン印刷により背面電極層4を形成す
る。該背面電極層4の下面を覗くスルーホール11と前
記発光層2、絶縁反射層3及び背面電極層4の側面を覆
う如くスクリーン印刷により絶縁層12を形成する。該
絶縁層12に形成した前記スルーホール11に前記背面
電極層4と導通する背面電極用端子6、及び前記透明電
極層1の一部の下面から前記絶縁層12の側面及び下面
の一部にまで延びて形成され、且つ前記透明電極層1と
導通する透明電極用端子5とをスクリーン印刷により形
成する(図1のEL層14)。
【0021】9はインバータで、前記絶縁層12の下面
側にあって、前記背面電極用端子6と前記透明電極用端
子5と接続し一体的に接合、固着して配設する。13は
透明なコーテング層で、ディピング法により前記インバ
ータ9のインバータ用入力端子9aの一部を除いた表面
全域に形成されている。
【0022】図3及び図4において、その製造方法を説
明する。図3に示すように、先ず、透明電極層形成工程
Aで、多数個取りする大判の薄膜のプラスチックフィル
ムよりなる透明防湿シート7上に、2、3酸化インジウ
ムを錫でドーピングして得られた透明電極層1を従来方
法と同様に蒸着法、スパッタリング法、又はスクリーン
印刷法等で形成する。尚、前記したように、前記透明電
極層1を前記透明防湿シート7の全表面に形成したが、
EL層単体の大きさで所定箇所にのみ島状に形成しても
良いことは言うまでもない。
【0023】発光層形成工程Bで、前記透明電極層1の
上に、硫化亜鉛(ZnS)を蛍光母体と微量の金属やハ
ロゲン元素の附活剤を塗料化して、所定間隔で複数個、
配列された画素からなる発光層2を、従来方法と同様に
スクリーン印刷で所定の厚さ(例えば、60μm程度)
で形成する。前記発光層2の発光色は使用する附活剤に
よって選択される。
【0024】絶縁反射層形成工程Cで、前記各画素の発
光層2の上に、チタン酸バリウムを分散した塗料でスク
リーン印刷で所定の厚さ(例えば、20μm程度)で絶
縁反射層3を形成する。
【0025】背面電極層形成工程Dで、前記各画素の絶
縁反射層3の上に、カーボンや銀等の導電粉末を塗料化
してスクリーン印刷で所定の厚さ(例えば、20μm程
度)で背面電極層4を形成する。
【0026】絶縁層形成工程Eで、前記各画素の背面電
極層4の上に、各画素の発光層2、絶縁反射層3、背面
電極層4の側面とにスクリーン印刷で所定の厚さ(例え
ば、30〜40μm)で絶縁層12を形成する。尚、前
記背面電極層4の上には一部にスルーホール11を形成
しておく。前記絶縁層12は前記背面電極層4等の膨潤
性を防止する樹脂、例えば、エポキシ樹脂、ポリエステ
ル樹脂、フッソ樹脂、シリコン樹脂等が好ましい。これ
らの樹脂を塗料化して、少なくとも30μm以上の厚さ
で形成する。1回のスクリーン印刷での印刷の厚さはせ
いぜい10〜15μmであるので、2〜3回の印刷工程
が必要である。
【0027】背面電極用端子及び透明電極用端子形成工
程Fで、カーボンペースト或いは銀ペースト導通の導電
性部材で、前記絶縁層12のスルーホール11に背面電
極層4と導通する背面電極用端子6と、前記絶縁層12
の側面から上面に至って前記透明電極層1と導通する透
明電極用端子5をスクリーン印刷で形成する。前記発光
層2から前記絶縁層12までの厚さは、100〜150
μmであるので、スクリーン印刷法で十分側面を印刷可
能である。尚、透明電極用端子5のコーナ部は導通不良
を起こさないよう十分な厚さが必要である。前記背面電
極用端子6及び透明電極用端子5は導電性の優れた材
料、例えば、カーボン或いは銀材料が望ましい。またこ
れらの端子部分はインバータ9と接合するので、前記絶
縁層12の表面より少し飛び出した状態で形成される。
【0028】図4に示すように、上記A〜F工程におい
て、EL層14は所定間隔で複数個配列された画素から
なるEL層集合体15が形成される。上記のA〜F工程
の各スクリーン印刷後には、それぞれ所定の温度で乾燥
工程が挿入される。
【0029】EL層単体分離工程Gで、前記EL層集合
体15をプレス等により直交するX方向16とY方向1
7に沿って各画素毎に切断、分離することにより、EL
層14ができる。
【0030】インバータ接合工程Hで、切断、分離され
たEL層14(図1又は図4)は、前記透明電極用端子
5と背面電極用端子6に、それに対応する一体的に形成
されたインバータ9の端子部分を、銀ロウペーストの加
熱接合方法、導電性接着剤或いは異方性接着剤等を使用
した接着方法により接合固着する。
【0031】コーテング層形成工程Iで、上記のA〜H
までの工程で形成されたインバータ付きEL発光素子
を、前記インバータ9のインバータ用入力端子9aを保
持して、透明な紫外線硬化型樹脂液槽に浸積する、即
ち、ディピング法にて前記インバータ9のインバータ用
入力端子の一部分を除いた全面に透明な紫外線硬化型樹
脂のコーテング層13を形成し、更に、紫外線照射によ
って硬化させる。前記紫外線硬化型樹脂としては紫外線
硬化剤の入ったエポキシ樹脂或いはアクリル樹脂等が使
用される。
【0032】以上述べた製造方法により、EL層14と
インバータ9が一体化され、更にコーテング層13で固
着され、小型化されたEL20が完成する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
EL発光素子は多数個取りする集合体で、殆どの工程が
スクリーン印刷法で積層して形成され、切断、分離され
たEL層とインバータが一体的に接合され、更に、コー
テング層で固着する構造のため、従来のリード線又はケ
ーブル等の接続線は不要となり、インバータの配置位置
設計及び接続線の配線廻り設計等の設計配慮が要らなく
なる。また、導通不良が激減し、一体的であるので取り
扱いが容易で、組立負荷が軽減される。また、多数個取
りのため生産コストが低減する。以上述べたように、機
器の小型化、高信頼性、コスト低減を実現したエレクト
ロルミネッセンス及びその製造方法を提供することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるEL層の一部切り
欠き斜視図である。
【図2】EL発光素子の部分断面図である。
【図3】図3はEL発光素子の製造方法を説明する工程
図である。
【図4】図4はEL層集合体の単体分離工程を示す斜視
図である。
【図5】従来のEL発光素子の部分断面図である。
【符号の説明】
1 透明電極層 2 発光層 3 絶縁反射層 4 背面電極層 5 透明電極用端子 6 背面電極用端子 7 透明防湿シート 9 インバータ 11 スルーホール 12 絶縁層 13 コーテング層 14 EL層 15 EL層集合体 16 X方向 17 Y方向
フロントページの続き (72)発明者 野口 克彦 山梨県富士吉田市上暮地1丁目23番1号 株式会社シチズン電子内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光層はその上面に、透明防湿シートで
    覆われた透明電極層と、下面に絶縁反射層を介して背面
    電極層との2枚の電極の間に挟まれ、前記2枚の電極層
    に配設された透明電極用端子及び背面電極用端子にイン
    バータから交流電圧を印加することにより、前記発光層
    が発光するエレクトロルミネッセンスにおいて、前記透
    明防湿シートの下面に形成した透明電極層と、該透明電
    極層の下面に形成した発光層と、該発光層の下面に形成
    した絶縁反射層と、該絶縁反射層の下面に形成した背面
    電極層と、該背面電極層の下面に該背面電極層の下面を
    を覗くスルーホールを有して前記発光層、絶縁反射層及
    び背面電極層の側面を覆う如く形成した絶縁層と、該絶
    縁層に形成した前記スルーホールに前記背面電極層と導
    通する背面電極用端子、及び前記透明電極層の一部の下
    面から前記絶縁層の側面及び下面の一部にまで延びて形
    成され、且つ前記透明電極層と導通する透明電極用端子
    と、前記絶縁層の下面側に前記背面電極用端子及び前記
    透明電極用端子と一体的に接合、固定されて配設したイ
    ンバータと、該インバータのインバータ用入力端子の一
    部を除いた表面全域に形成した透明のコーテング層とで
    構成されたことを特徴とするエレクトロルミネッセン
    ス。
  2. 【請求項2】 前記絶縁層はフッソ樹脂、エポキシ樹脂
    又はポリエステル樹脂等の膨潤性防止樹脂で形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のエレクトロルミネッセン
    ス。
  3. 【請求項3】 前記背面電極用端子及び前記透明電極用
    端子はカーボンペースト又は銀ペースト等の導電性部材
    で形成したことを特徴とする請求項1記載のエレクトロ
    ルミネッセンス。
  4. 【請求項4】 前記透明のコーテング層は紫外線硬化剤
    の入ったエポキシ樹脂又はアクリル樹脂等の紫外線硬化
    型樹脂で形成したことを特徴とするエレクトロルミネッ
    センス。
  5. 【請求項5】 発光層はその上面に、透明防湿シートで
    覆われた透明電極層と、下面に絶縁反射層を介して背面
    電極層との2枚の電極の間に挟まれ、前記2枚の電極層
    に配設された透明電極用端子及び背面電極用端子にイン
    バータから交流電圧を印加することにより、前記発光層
    が発光するエレクトロルミネッセンスの製造方法におい
    て、多数個取りする前記透明防湿シートの上面に蒸着法
    又はスクリーン印刷法等の被膜形成手段で透明電極層を
    形成する透明電極層形成工程と、該透明電極層の上面に
    複数個の画素からなる発光層をスクリーン印刷法等で形
    成する発光層形成工程と、該発光層の各画素の上面に絶
    縁反射層をスクリーン印刷法等で形成する絶縁反射層形
    成工程と、該絶縁反射層の各画素の上面に背面電極層を
    スクリーン印刷法等で形成する背面電極層形成工程と、
    該背面電極層の各画素の上面の一部にスルーホールを有
    し、且つ発光層、絶縁反射層及び背面電極層の側面に至
    る絶縁層を印刷等で形成する絶縁層形成工程と、該絶縁
    層の各画素のスルーホールに前記背面電極用端子と、前
    記露出した透明電極層の上面から前記絶縁層の側面を通
    って上面に至る部分に透明電極用端子をスクリーン印刷
    法等で形成する透明電極用端子及び背面電極用端子形成
    工程と、からEL層集合体を形成し、該EL層集合体を
    前記各画素毎にプレス等で切断、分離するEL層単体分
    離工程と、該EL層の前記背面電極用端子部分及び透明
    電極用端子部分と前記インバータの出力端子部分を接合
    するインバータ接合工程と、該インバータ用入力端子の
    一部分を除いた表面全域にディピング法等により透明の
    コーテング層を形成するコーテング層形成工程と、から
    なることを特徴とするエレクトロルミネッセンスの製造
    方法。
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