JPH0669797U - 気密試験用治具 - Google Patents

気密試験用治具

Info

Publication number
JPH0669797U
JPH0669797U JP008789U JP878993U JPH0669797U JP H0669797 U JPH0669797 U JP H0669797U JP 008789 U JP008789 U JP 008789U JP 878993 U JP878993 U JP 878993U JP H0669797 U JPH0669797 U JP H0669797U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
pipe
peripheral surface
lid
joint portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP008789U
Other languages
English (en)
Inventor
真午 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP008789U priority Critical patent/JPH0669797U/ja
Publication of JPH0669797U publication Critical patent/JPH0669797U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】管体の端部に円筒状の継手部が熱融着された管
継手のその融着部の気密性を効率よく試験する。 【構成】管体11に熱融着によって接合された継手部1
2に気密試験用治具20が装着される。気密試験用治具
20は、継手部12の開口を覆う蓋体21に内挿体23
が取り付けられており、内挿体23が継手部12内に挿
入される。蓋体21がゴムパッキン22を介して継手部
12の開口端面に気密に圧接されると、内挿体23の先
端部に設けられたOリング27が管体11の内周面に気
密に圧接される。このような状態で、蓋体21の貫通孔
28から継手部12内が減圧される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、管体の端部に継手部が嵌合されて、例えば両者が熱融着により接合 された管継手におけるその管体と継手部の融着接合部分の気密性を試験するため に使用される気密試験用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
下水道等に使用される大径管では、管同士を接続する際には管体の端部外周面 に円筒状の継手部を嵌合して熱融着等により接合した管継手が使用されている。 このような管継手では、地中に敷設された後に管体と継手部との融着接合部から 漏水することがないように、その融着部の気密性について、敷設される前に予め 試験される。
【0003】 この気密試験は、通常、管体における継手部が装着されていない端面を気密に シールするとともに、管体の他方の端部に取り付けられた継手部の端面開口部を 気密にシールして、その管継手全体を減圧することにより行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような気密試験では、大径であって長尺の管継手における各端面開口部を 気密にシールしなければならず、その作業に非常に手間を要するという問題があ る。しかも、管継手内部全体の容積が大きいために、管継手の内部全体を減圧す るために長時間を要するという問題もある。
【0005】 本考案は、このような問題を解決するものであり、その目的は、管体と継手部 との接合部の気密性を短時間で、しかも、効率よく試験することができる気密試 験用治具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案の気密試験用治具は、管体と、その管体の端部外周面に嵌合して接合さ れた円筒状の継手部とを有する管継手における管体と継手部との接合部の気密性 を試験する気密試験用治具であって、継手部の開口端面に当接してその開口を気 密にシールする蓋体と、この蓋体が継手部の開口を気密にシールした際に先端部 が前記管体内に位置するようにこの蓋体に取り付けられた円柱状の内挿体と、前 記管体の内周面に全周にわたって気密に圧接するようにこの内挿体の先端部に取 り付けられたシール部材と、継手部内周面と内挿体外周面との間の空間に連通す るように前記蓋体および内挿体のいずれかに設けられており、その空間内を減圧 する手段が連結される貫通孔と、を具備するものであり、そのことにより上記目 的が達成される。
【0007】
【作用】
本考案の気密試験用治具は、内挿体を継手部の開口から内部に挿入して、蓋体 をその継手部の開口端面に気密に当接させると、内挿体先端部に設けられたシー ル部材が管体の内周面全周にわたって気密に圧接される。このような状態で、蓋 体および内挿体のいずれかに設けられた貫通孔に真空ポンプ等が連結されて、継 手部内周面と内挿体外周面との間の空間が減圧される。そして、その減圧状態が 維持されていることを確認して、継手部と管体との接合部の気密状態が検査され る。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。本考案の気密試験用治具は 、例えば、管体の一方の端部に継手部が熱融着された片受け管継手におけるその 熱融着部分の気密性を試験するために使用される。図1は、本考案の気密試験用 治具が装着された管継手の縦断面図である。管継手10は、直管状の管体11の 一方の端部に、円筒状の継手部12の端部が嵌合されている。この継手部12は 、管体11の端部外周面に熱融着によって接合されている。
【0009】 本考案の気密試験用治具20は、継手部12の開口端面に当接してその開口部 を覆う円板状の蓋体21を有している。この蓋体21の外周部は継手部12の端 部外周面に嵌合されるように継手部12側に突出している。蓋体21における継 手部12の開口端面に対向する面には、その開口端面に気密に当接するように、 円環状のゴムパッキン22が接着剤によって取り付けられている。
【0010】 この蓋体21におけるゴムパッキン22が取り付けられた端面の軸心部には、 この蓋体21とは同心状態に配置された円柱状の内挿体23の一方の端面が取り 付けられている。この内挿体23は、蓋体21が継手部12の端部に嵌合された 際に、この継手部12内を全長にわたって挿通する円柱状の連結部24と、この 連結部24の先端に同心状態で取り付けられた支持部25とを有しており、連結 部24および支持部25は蓋体21とは同心状態になっている。
【0011】 支持部25は管体11内に位置されており、その外径は、管体11の内径より も若干小さくなっている。そして、管体11内周面に近接して対向する支持部2 5外周面には、全周にわたって凹溝26が設けられており、この凹溝26内に、 管体11内周面に圧接されるOリング27が嵌入している。
【0012】 連結部24の外径は、支持部25の内径よりも若干小さくなっており、従って 、継手部12の内周面と連結部23の外周面との間に適当な空間が形成されてい る。
【0013】 蓋体21には、内挿体23における連結部24外周面と継手部12内周面との 空間と継手部12の外部とを連通する貫通孔28が設けられている。
【0014】 このような構成の気密試験用治具を使用して、管継手10における管体11と 継手部12との接合部の気密試験は次のように実施される。気密試験用治具20 は、管継手10における継手部12の開口から内挿体23の支持部25が挿入さ れて、蓋体21のゴムパッキン22が継手部12の開口端面に圧接される。この ような状態になると、内挿体23の先端部に設けられた支持部25が管体11内 に位置されて、支持部25に取り付けられたOリング27が管体11内周面に気 密状態で圧接される。
【0015】 このような状態で、蓋体21の貫通孔28が連結パイプを介して真空ポンプに 連結されて、内挿体23の連結部24外周面と継手部12内周面との間の空間内 が減圧される。真空ポンプと貫通孔28との間の連結パイプには、真空ゲージが 取り付けられており、連結部24外周面と継手部12内周面との間の空間内の圧 力がこの真空ゲージによって測定されるようになっている。この減圧によって蓋 体21は、継手部12に接近するように吸引されて、ゴムパッキン22が継手部 12の開口端面に気密状態で圧接される。
【0016】 真空ゲージによって、連結部24外周面と継手部12内周面との間の空間内が 所定の減圧状態になったことが確認されると、真空ポンプによる減圧が停止され る。そして、このような状態で所定時間が経過すると、真空ゲージによって、連 結部24外周面と継手部12内周面との間の空間内の圧力が確認される。このと き、真空ゲージによる測定値が当初の減圧状態に対して許容値以下に低下してい ない場合には、管体11と継手部12との融着接合部は、気密になっているもの とされる。これに対して、その空間内の圧力が許容値以下に低下している場合に は、管体11と継手部12との融着接合部が気密に接合されていないと判定され る。
【0017】 図2は本考案の気密試験用治具の他の実施例の縦断面図である。この実施例の 気密試験用治具30は、円筒状の内挿体33と、この内挿体33の一方の端部外 周面に軸方向に対して直交状態になったフランジ状の蓋体31とを有している。 これらの内挿体33と蓋体31とは一体に成形されている。蓋体31は、管継手 10における継手部12の外径よりも大きな外径を有しており、継手部12の開 口端面に対向して円環状のゴムパッキン32が、例えば接着剤によって取り付け られている。このゴムパッキン32は、継手部12の開口端面に気密状態で圧接 される。
【0018】 円筒状の内挿体33は各端面が開放されており、蓋体31が継手部12の開口 端面にゴムパッキン32を介して圧接されると、蓋体31の遠方側の先端部が、 管体11内に位置される。内挿体33は管体11の内周面よりも若干小さな外径 を有しており、その先端部外周面には、凹溝36が全周にわたって設けられてい る。そして、この凹溝36内に、管体11内周面に気密状態で圧接されるOリン グ37が嵌入されている。
【0019】 内挿体33における継手部12の内周面に対向する周面には、継手部12内周 面と内挿体33外周面との間の空間と内挿体33の内部とを連通する貫通孔38 が設けられている。
【0020】 本実施例の気密試験用治具30でも、内挿体33が継手部12の開口から挿入 されて、蓋体31に取り付けられたゴムパッキン32が継手部12の開口端面に 圧接される。これにより、内挿体33の先端部外周面に設けられたOリング37 が管体11内周面に気密状態で圧接される。
【0021】 このような状態で、貫通孔38に真空ポンプが連結されて、継手部12内周面 と内挿体33との間の空間が減圧されて、継手部12と管本体部との融着接合部 の気密性が検査される。
【0022】 なお、上記実施例では、直管状の管体11に継手部12が接合された管継手の 気密試験に関して説明したが、本考案の気密試験用試験具は、このような管継手 にのみ使用されるものではなく、湾曲した管体の端部に継手部が接合された管継 手、Y字型に分岐した管体のそれぞれの分岐端部に継手部が接合された管継手等 においても、本考案の気密試験用治具は使用される。
【0023】
【考案の効果】
本考案の気密試験用治具は、このように、継手部の開口を閉塞する蓋体に取り 付けられた内挿体の先端部に、管体内周面に気密に圧接されるシール部材が設け られているために、蓋体とシール部材との間の空間内を減圧することによって継 手部と管体との接合部の気密性が検査される。従って、継手部に本考案の気密試 験用治具を装着して減圧するだけでその接合部の気密性を検査することができ、 作業効率は著しく向上する。しかも、減圧する空間の容積が小さいために、気密 試験は短時間で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における気密試験用治具を管継
手に装着した状態の縦断面図である。
【図2】本考案の他の実施例における気密試験用治具を
管継手に装着した状態の縦断面図である。
【符号の説明】
10 管継手 11 管体 12 継手部 20 気密試験用治具 21 蓋体 22 ゴムパッキン 23 内挿体 24 連結部 25 支持部 27 Oリング 28 貫通孔 30 気密試験用治具 31 蓋体 32 ゴムパッキン 33 内挿体 37 Oリング 38 貫通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体と、その管体の端部外周面に嵌合し
    て接合された円筒状の継手部とを有する管継手における
    管体と継手部との接合部の気密性を試験する気密試験用
    治具であって、 継手部の開口端面に当接してその開口を気密にシールす
    る蓋体と、 この蓋体が継手部の開口を気密にシールした際に先端部
    が前記管体内に位置するようにこの蓋体に取り付けられ
    た円柱状の内挿体と、 前記管体の内周面に全周にわたって気密に圧接するよう
    にこの内挿体の先端部に取り付けられたシール部材と、 継手部内周面と内挿体外周面との間の空間に連通するよ
    うに前記蓋体および内挿体のいずれかに設けられてお
    り、その空間内を減圧する手段が連結される貫通孔と、 を具備する気密試験用治具。
JP008789U 1993-03-04 1993-03-04 気密試験用治具 Pending JPH0669797U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP008789U JPH0669797U (ja) 1993-03-04 1993-03-04 気密試験用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP008789U JPH0669797U (ja) 1993-03-04 1993-03-04 気密試験用治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0669797U true JPH0669797U (ja) 1994-09-30

Family

ID=18528711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP008789U Pending JPH0669797U (ja) 1993-03-04 1993-03-04 気密試験用治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0669797U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021162335A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 タキロンシーアイシビル株式会社 継手構造の検査方法および継手構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021162335A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 タキロンシーアイシビル株式会社 継手構造の検査方法および継手構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105675231B (zh) 一种负压密封检测装置
JPH0669797U (ja) 気密試験用治具
JP3218724U (ja) 満空試験用プラグ及び満空試験装置
JP2014070950A (ja) 配管接続部の漏洩検査方法、漏洩検査用治具、漏洩検査用装置
JP2000155069A (ja) 漏水検査用プラグ
JPH09105698A (ja) 管継手の密閉性検査装置
JPH0894477A (ja) 管の漏洩検査装置
JP2001059794A (ja) 管接合部の気密検査方法および装置
JPH034915Y2 (ja)
JPS6027370B2 (ja) プラスチツク管端末接続部の気密検査方法
JPH11223572A (ja) 接合確認方法およびその装置
JP3481127B2 (ja) 管継手の密閉性検査装置
JPS628509Y2 (ja)
JPS63308290A (ja) ユニオン継手
JP4421554B2 (ja) 配管密閉治具
JPH0718235U (ja) 配管の漏洩計測用器具
JPH0127076Y2 (ja)
JPH0142366B2 (ja)
JPH0137251Y2 (ja)
JP2575975Y2 (ja) 気密タンク
JPH08261867A (ja) 管継手の密閉性検査装置
JPH09105699A (ja) 管継手の密閉性検査装置
JPH09105700A (ja) 管継手の密閉性検査装置
JPH0127075Y2 (ja)
JPS631549Y2 (ja)