JP2021162335A - 継手構造の検査方法および継手構造 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、輸送管路1は、農業用水などに使用される内圧用管路であって、複数の輸送管2が継手接続されている。各輸送管2は、ガラス繊維を含有した熱可塑性樹脂管であって、ここではガラス繊維強化ポリエチレン管が使用されている。輸送管2は、熱可塑性樹脂として高密度ポリエチレン材料を使用することで、耐薬品性、耐腐食性、耐摩耗性、耐衝撃性、および軽量性に優れた管となっており、さらに、ガラス繊維の配向によって管周方向に高剛性を備えた管となっている。
輸送管2は、電気融着継手構造によって接合される。すなわち、先ず、受口部4の内面および差口部5の外面をアセトンまたはエタノールなどを含浸させたタオルなどで清掃する。次いで、図3に示すように、接合される2つの輸送管2のうち、一方の輸送管2である第1輸送管の受口部4に対して、他方の輸送管2である第2輸送管の差口部5を第1輸送管の受口部4の先端部が2本の標線10の間に位置するまで挿入する。この状態において、受口部4の内面と差口部5の外面とが対向する。そして、接合される2つの輸送管2は、芯出しおよび仮固定され、さらに、スリングベルトなどの固定具で固定される。
図6に示すように、輸送管2の継手構造における流体の漏出検査方法の動作は、ステップS1からステップS7で構成される。先ず、ポンプ15を駆動し検査孔8を介して間隙部13に高圧水を注入する(ステップS1)。これにより、間隙部13には、高圧水が管周方向全体に行き渡るまで充填される。
(1)上記検査方法は、管本体3内部に充水しないことから時期によらず敷設直後から検査できるため、効率的に流体の漏出検査を行うことができ、工期を短縮できる。
(3)上記検査方法は、検査孔8を通して間隙部13に高圧流体を注入することで、テストバンドを使用せずに流体の漏出検査ができる。
(6)封止部として第2熱融着部12を設けることで、第1熱融着部11と第2熱融着部12を同時に融着できる。
(8)間隙部13に管周方向の連続溝である溝部9が設けられることで、間隙部13において受口部4の内面と差口部5の外面とが部分的に干渉している箇所が存在しても、間隙部13の管周方向の全周に亘って高圧流体を供給して流体の漏出検査ができる。
なお、以上のような輸送管路1および輸送管路1の検査方法は、さらに、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・ゴム22が位置ずれしないのであれば、取付溝23は設けなくてもよい。
・ゴム22は、水膨張ゴムを使用してもよい。水膨張ゴムは、止水材であって、受口部4の内面と差口部5の外面との間に水が浸入すると、ゴム弾性およびシール性により初期止水し、その後は水分を吸収して数倍(2〜3倍)の体積に膨張し、この自己体積膨張機能により確実に止水する。
・第1電熱体部6aおよび第2電熱体部6bは、電気的に接続されていれば、並列に接続されていてもよい。また、第1電熱体部6aと第2電熱体部6bとが電気的に接続されていなくてもよい。すなわち、接続部6cを設けず、第1電熱体部6aおよび第2電熱体部6bそれぞれに対して電熱線端子7を接続する構成としてもよい。
・溝部9は、受口部4に設けられてもよい。溝部9は、管周方向に複数設けられてもよく、受口部4および差口部5の両方に設けられてもよい。また、溝部9は、高圧流体が間隙部13の全周に行き渡るのであれば、設けられなくてもよい。
・ポンプ15は、真空ポンプであってもよく、間隙部13内の空気を吸引するようにしてもよい。この場合、正常状態であればポンプ15によって間隙部13内の気圧が減少し、第1熱融着部11および封止部の気密性が不十分であれば、外部から間隙部13内に空気が流入し、正常状態よりも気圧の減少の程度が小さくなる。
・輸送管2は、その強度が十分であればガラス繊維を含有しなくてもよい。また、材料は、高密度ポリエチレンでなくてもよく、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)、AS樹脂、アクリル樹脂(PMMA)などであってもよい。
・輸送管路1で輸送する流体としては、農業用水の他に、海水や下水であってもよいし、薬液であってもよい。また、液体だけでなく、ガスなどの気体の輸送に用いてもよい。
2…輸送管
3…管本体
4…受口部
5…差口部
6…電熱体部
8…検査孔
11…第1熱融着部
12…第2熱融着部
13…間隙部
15…ポンプ
16…圧力計
Claims (7)
- 流体を輸送する熱可塑性樹脂で構成された第1輸送管および第2輸送管の継手構造の検査方法において、
前記第1輸送管が備える受口部に前記第2輸送管が備える差口部を挿入し、前記差口部を挿入された前記受口部の第1位置において、前記受口部の内面と前記差口部の外面とを熱融着によって封止し、管軸方向の位置が前記第1位置よりも前記受口部の先端側である第3位置において、前記差口部を挿入された前記受口部と前記差口部とを封止した後に、
管軸方向の位置が前記第1位置と前記第3位置との間である第2位置において、前記受口部に配置された貫通孔を通じて、前記受口部と前記差口部との間の空間であって前記第1位置と前記第3位置との間の空間を加圧または減圧する
継手構造の検査方法。 - 前記貫通孔には、圧力計が設置され、
前記第1位置と前記第3位置との間であって、かつ、前記受口部と前記差口部との間を、前記貫通孔を通じて加圧または減圧し、前記圧力計で圧力を測定する
請求項1に記載の継手構造の検査方法。 - 前記差口部は、前記受口部と対向する外面であって、かつ、前記第1位置と前記第3位置との間に位置して、管周方向に連続して延びる溝部を備える
請求項1または2に記載の継手構造の検査方法。 - 熱可塑性樹脂で構成された第1輸送管および第2輸送管の継手構造であって、
前記第1輸送管は、受口部を備え、前記第2輸送管は、差口部を備え、
前記受口部は、管軸方向における第1位置において、内面を熱融着することで、前記受口部の内面と前記差口部の外面との間を封止する熱融着部と、
前記管軸方向における前記熱融着部より前記受口部の先端側の第2位置において、管厚方向に貫通した貫通孔とを備え、
前記継手構造は、前記管軸方向における前記貫通孔よりも前記受口部の先端側の第3位置において、前記受口部と前記差口部との間を封止する封止部を備える
継手構造。 - 前記熱融着部は、第1熱融着部であって、
前記封止部は、前記受口部において、前記貫通孔よりも前記受口部の先端側に設けられた第2熱融着部を備え、
前記第1位置および前記第3位置において、前記受口部の内面と前記差口部の外面とが熱融着され、前記第3位置に前記封止部を構成する
請求項4に記載の継手構造。 - 前記受口部は、前記第1熱融着部の位置に、第1電熱体部を備え、
前記第2熱融着部の位置に、第2電熱体部を備え、
前記第1電熱体部と前記第2電熱体部とは、電気的に接続されている
請求項5に記載の継手構造。 - 前記封止部は、シール部材で構成される
請求項4に記載の継手構造。
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JP7459351B1 (ja) | 2023-06-09 | 2024-04-01 | 株式会社クリコン | 水密試験方法 |
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