JPH066945A - 偏平型コイル - Google Patents

偏平型コイル

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Publication number
JPH066945A
JPH066945A JP4183192A JP18319292A JPH066945A JP H066945 A JPH066945 A JP H066945A JP 4183192 A JP4183192 A JP 4183192A JP 18319292 A JP18319292 A JP 18319292A JP H066945 A JPH066945 A JP H066945A
Authority
JP
Japan
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lead wire
winding
flat coil
portions
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP4183192A
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English (en)
Inventor
Koichi Muto
浩一 武藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH066945A publication Critical patent/JPH066945A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストック時におけるリード線部分の絡みやコ
イルのほつれ不良の発生を防止し、基板等への自動的な
実装を可能にできる偏平型コイルを提供する。 【構成】 線材10を環状に巻回して形成した巻回部分
11から引き出された一対のリード線部分12,13
を、巻回部分11の中心軸方向に間隔を置いた2つの端
面のうち一方の端面16に沿わせ、且つ、線材10の巻
回方向Yと交差する方向へ折曲する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏平型コイルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、小型モータ用や偏平モータ用の
偏平型コイルには、コイルの大きさを小さくするために
細い線材が使用される。そして、これらの細い線材を用
いた偏平型コイルではタップレス化が不可能なため、環
状に巻回された線材の両端を巻回部分から引き出して、
基板の電極部等へ半田付けするためのリード線としてい
る。ところで、基板等へ実装する前の段階の偏平型コイ
ルは、線材を単に所定数巻回したままの状態でストック
されるのが一般で、特に、線材の端部部分つまりリード
線は、巻回部分から50乃至60mm程度引き出されて
いるのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように従来はリード線が巻回部分から50乃至60m
m程度引き出されていたため、巻回部分や他のコイルに
絡まってほつれ不良を起こし易い不具合があり、また、
基板等への実装時には、絡まったリード線を解かなけれ
ばならず面倒であるという不具合があった。さらに、リ
ード線の長さが長いため、基板等への実装前にリード線
のプライマー処理を行ったり、基板の電極部等へ半田付
けした後に余ったリード線を切断しなければならなら
ず、面倒な処理が必要となると共に、基板等へ偏平型コ
イルを自動的に実装することが困難となり、線材のコス
ト面においても不利であった。
【0004】本発明は上述の問題に鑑みてなされたもの
で、ストック時における絡みやほつれ不良の発生を防止
し、基板等への実装前後に行う処理を簡略化することが
できると共に、基板等への自動的な実装を可能にでき、
線材のコストを低減することができる偏平型コイルを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、線材を環状に巻回して形成した巻回部分と、
前記線材の両端に設けられ、前記巻回部分から引き出さ
れた一対のリード線部分とを備える偏平型コイルであっ
て、前記各リード線部分は、前記巻回部分に沿って前記
線材の巻回方向と交差する方向に折曲されていることを
特徴とする。また、本発明は、前記巻回部分は、該巻回
部分の中心軸方向に間隔を置いた2つの面を備え、前記
リード線部分は前記2つの面のうちいずれか一方の面に
沿って配設されているものとした。
【0006】さらに、本発明は、前記偏平型コイルは、
前記各リード線部分を半田付けする電極部が設けられた
基板に、前記2つの面のうちいずれか他方の面を当て付
けて実装され、該各リード線部分は、前記電極部に対応
する箇所の前記巻回部分から引き出されているものとし
た。また、本発明は、前記各リード線部分のうち一方は
前記巻回部分の内周側から引き出され、他方は前記巻回
部分の外周側から引き出されているものとした。さら
に、本発明は、前記各リード線部分は、前記巻回部分の
内周側と外周側との間隔より短い長さで形成されている
ものとした。
【0007】
【作用】本発明の偏平型コイルによれば、リード線部分
が巻回部分に沿って該線材の巻回方向と交差する方向に
折曲されているので、リード線部分が巻回部分や他のコ
イルに絡まってほつれ不良が生じることがなく、絡まっ
た部分を解く手間も不要となる。
【0008】また、各リード線部分が、偏平型コイルを
実装する基板に設けられた電極部に対応する箇所の前記
巻回部分から引き出されているので、基板の電極部等へ
リード線部分を半田付けする際には、リード線部分を電
極部等に届かせるのに必要な長さ分だけリード線部分を
巻回部分引き剥せばよく、よって、リード線部分が短く
なり、基板等への実装前に行うプライマー処理等の前処
理が簡略化され、絡みやほつれ不良の防止とあいまっ
て、基板等への偏平型コイルの自動実装が可能となる。
さらに、半田付け後に不要なリード線部分が生じないの
で、余ったリード線部分の切断工程が不要となり、基板
等への実装前後の処理が簡略化されると共に、線材の使
用量が少なくなってコストが低減される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例による偏平型コイルを示
す平面図、図2は同正面図、図3は図1に示す偏平型コ
イルを基板に実装した状態を示す平面図、図4は図3の
A−A線断面図である。
【0010】図1乃至図4において1は偏平型コイル
(以下、コイルと略記する)であり、このコイル1は図
1及び図2に示すように、線材10を環状に巻回した巻
回部分11と、前記線材10の両端に設けられ巻回部分
11から引き出された一対のリード線部分12,13と
を備えている。各リード線部分12,13は図1に示す
ように、巻回部分11の内周側14及び外周側15から
引き出されており、その引き出し箇所は図3に示すよう
に、コイル1が実装される基板2の電極部21,22に
臨む箇所とされている。
【0011】そして、リード線部分12,13は図2及
び図4に示すように、前記基板2の実装面に当接しな
い、巻回部分11の中心軸方向Xに間隔を置いた2つの
端面16,17のうち一方の端面16に沿い、且つ、図
1に示すように線材10の巻回方向Yと交差する方向へ
折曲されている。尚、巻回部分11の一方の端面16に
沿って折曲された各リード線部分12,13は、図1に
示すように、巻回部分11の内周側14と外周側15と
の間隔Zより短い長さで形成されており、本実施例では
1mm程度の長さとしている。
【0012】このような構成によるコイル1を基板2に
実装する際には、巻回部分11の他方の端面17を基板
2に当て付けて、各リード線部分12,13が基板2の
電極部21,22に臨むようにコイル1を位置させ、各
リード線部分12,13を、その先端が電極部21,2
2へ達するように巻回部分11から所定長さ引き剥し
て、該電極部21,22へ半田付けする。
【0013】以上説明したように本実施例のコイル1に
よれば、線材10を環状に巻回して形成した巻回部分1
1から引き出された一対のリード線部分12,13が、
巻回部分11の一方の端面16に沿い、且つ、線材10
の巻回方向Yと交差する方向へ折曲されているので、基
板2への実装前にコイル1を単体でストックする場合
に、リード線部分12,13が巻回部分11や他のコイ
ルに絡まることがなく、よって、ほつれ不良の発生を防
止し、絡まったリード線部分12,13を解く手間を省
くことができる。そして、巻回部分11の一方の端面1
6に沿って折曲された各リード線部分12,13を、巻
回部分11の内周側14と外周側15との間隔Zより短
い長さで形成したので、上述の効果をより顕著なものと
することができる。
【0014】また、各リード線部分12,13が、コイ
ル1が実装される基板2の電極部21,22に臨む箇所
から引き出されており、基板2への実装時には、電極部
21,22への半田付けに必要な長さ分だけ各リード線
部分12,13が巻回部分11から引き剥されるので、
リード線部分12,13の長さが不必要に長くなること
がなく、よって、コイル1の基板2への実装前に行うプ
ライマー処理等の前処理を簡略化することができる。さ
らに、半田付け後に不要なリード線部分が発生しないの
で、実装後の後処理も簡略化できるほか、線材10の使
用量を少なくしてコストを低減することができ、また、
余ったリード線部分の切断工程が不要となるので、基板
2へのコイル1の自動実装を可能とすることができる。
【0015】尚、本実施例では、各リード線部分12,
13が巻回部分11の内周側14及び外周側15からそ
れぞれ引き出されている構成について説明したが、両リ
ード線部分が共に巻回部分の内周側から引き出されてい
てもよく、或は、両リード線部分が共に巻回部分の外周
側から引き出されていてもよい。また、本実施例では、
コイル1が実装される基板2の電極部21,22に臨む
箇所から各リード線部分12,13が引き出されている
構成について説明したが、リード線部分の引き出し箇所
はこれに限定されない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、線
材を環状に巻回して形成した巻回部分から引き出された
一対のリード線部分が、前記巻回部分に沿って前記線材
の巻回方向と交差する方向に折曲されているので、偏平
型コイルを単体でストックする場合に、リード線部分が
巻回部分や他のコイルに絡まることがなく、よって、ほ
つれ不良の発生を防止し、絡まったリード線部分を解く
手間を省くことができる。また、各リード線部分を、偏
平型コイルを実装する基板に設けられた電極部に対応す
る箇所の前記巻回部分から引き出したので、基板の電極
部等へリード線部分を半田付けする際には、リード線部
分を電極部等に届かせるのに必要な長さ分だけリード線
部分を巻回部分引き剥せばよく、よって、リード線部分
が短くなり、基板等への実装前に行うプライマー処理等
の前処理を簡略化することができ、絡みやほつれ不良の
防止とあいまって、基板等への偏平型コイルの自動実装
を可能とすることができる。さらに、半田付け後に不要
なリード線部分が生じるのを防止して、余ったリード線
部分の切断工程を不要とすることができ、基板等への実
装前後の処理を簡略化することができると共に、線材の
使用量を少なくしてコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による偏平型コイルを示す平
面図である。
【図2】図1に示す偏平型コイルの正面図である。
【図3】図1に示す偏平型コイルを基板に実装した状態
を示す平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 偏平型コイル 10 線材 11 巻回部分 12,13 リード線部分 14 巻回部分内周側 15 巻回部分外周側 16,17 巻回部分端面 2 基板 21,22 電極部 X 巻回部分巻回軸方向 Y 線材巻回方向 Z 間隔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材を環状に巻回して形成した巻回部分
    と、 前記線材の両端に設けられ、前記巻回部分から引き出さ
    れた一対のリード線部分と、 を備える偏平型コイルであって、 前記各リード線部分は、前記巻回部分に沿って前記線材
    の巻回方向と交差する方向に折曲されている、 ことを特徴とする偏平型コイル。
  2. 【請求項2】 前記巻回部分は、該巻回部分の中心軸方
    向に間隔を置いた2つの面を備え、前記リード線部分は
    前記2つの面のうちいずれか一方の面に沿って配設され
    ている請求項1記載の偏平型コイル。
  3. 【請求項3】 前記偏平型コイルは、前記各リード線部
    分を半田付けする電極部が設けられた基板に、前記2つ
    の面のうちいずれか他方の面を当て付けて実装され、該
    各リード線部分は、前記電極部に対応する箇所の前記巻
    回部分から引き出されている請求項2記載の偏平型コイ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記各リード線部分は、前記巻回部分の
    内周側と外周側との間隔より短い長さで形成されている
    請求項1、2又は3記載の偏平型コイル。
  5. 【請求項5】 前記各リード線部分のうち一方は前記巻
    回部分の内周側から引き出され、他方は前記巻回部分の
    外周側から引き出されている請求項1、2、3又は4記
    載の偏平型コイル。
JP4183192A 1992-06-16 1992-06-16 偏平型コイル Pending JPH066945A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4183192A JPH066945A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 偏平型コイル

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JP4183192A JPH066945A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 偏平型コイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH066945A true JPH066945A (ja) 1994-01-14

Family

ID=16131388

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4183192A Pending JPH066945A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 偏平型コイル

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JP (1) JPH066945A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7573173B1 (en) * 2007-09-28 2009-08-11 Aximet Technology, Inc. Apparatus for axial magnetic field electric motor
JP2010027718A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Nittoku Eng Co Ltd 空芯コイル及びその巻線方法及び巻線装置

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