JPH0669445A - 半導体メモリ装置の製造方法 - Google Patents

半導体メモリ装置の製造方法

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JPH0669445A
JPH0669445A JP3027938A JP2793891A JPH0669445A JP H0669445 A JPH0669445 A JP H0669445A JP 3027938 A JP3027938 A JP 3027938A JP 2793891 A JP2793891 A JP 2793891A JP H0669445 A JPH0669445 A JP H0669445A
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JP
Japan
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film
source
semiconductor memory
drain diffusion
peripheral circuit
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Application number
JP3027938A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Nishihara
利幸 西原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】周辺回路部のソ−ス・ドレイン拡散層のみをシ
リサイド化した半導体メモリ装置を少ない工程で製造す
ることができる様にする。 【構成】セルプレ−ト34でメモリセルアレイ部13を
覆った状態で、周辺回路部14のソ−ス・ドレイン拡散
層24をシリサイド化する。このため、専用の被覆膜で
メモリセルアレイ部13を覆う必要がなく、この被覆膜
の堆積及びパタ−ニングという工程が不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、DRAM、特に、
積み上げキャパシタ型DRAMと称されている半導体メ
モリ装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Ti等の高融点金属を用いて拡散層を自
己整合的にシリサイド化するサリサイド技術は、コンタ
クト抵抗の低減や拡散層の低抵抗化に有効な手法であ
る。しかし、シリサイド化に伴うストレス等で半導体基
板に局所的な結晶欠陥が発生し、接合リ−クが発生する
場合がある。
【0003】このため、DRAMのメモリセルアレイ部
の拡散層をシリサイド化すると、保持デ−タが劣化する
場合がある。従って、DRAMにシリサイド化を適用す
る場合は、周辺回路部のみに用いるのが望ましく、これ
によって、保持デ−タの劣化を防止しつつアクセスの高
速化を図ることができる。
【0004】図4〜6は、この様なシリサイド化を適用
した積み上げキャパシタ型DRAMの製造方法の一従来
例を示している。この一従来例では、図4に示す様に、
Si基板11の表面に素子分離用のSiO2 膜12を形
成し、メモリセルアレイ部13と周辺回路部14との両
方にトライジスタ15を形成する。
【0005】そして、不純物を添加した多結晶Si膜か
ら成るゲ−ト電極16をSiO2 膜17で覆った後、シ
リサイド化を防止するためのSiO2 膜21を1000
Å程度の厚さで全面に堆積させる。なお、メモリセルア
レイ部13のゲ−ト電極16がワ−ド線になっている。
その後、レジストマスク22を用いたパタ−ニングによ
って、周辺回路部14のみからSiO2 膜21を除去す
る。
【0006】次に、図5に示す様に、レジストマスク2
2を除去してからTi膜23を全面に堆積させ、熱処理
を行う。この結果、SiO2 膜21に覆われているメモ
リセルアレイ部13のソ−ス・ドレイン拡散層24はシ
リサイド化されず、露出している周辺回路部14のソ−
ス・ドレイン拡散層24のみが自己整合的にシリサイド
化されて、その表面にTiシリサイド膜25が形成され
る。
【0007】次に、図6に示す様に、残ったTi膜23
を酸処理で除去し、ビット線26、層間絶縁膜27、キ
ャパシタ31の一方の電極である蓄積ノード32、キャ
パシタ絶縁膜33及びキャパシタ31の対向電極になる
セルプレ−ト34を順次に形成する。そして、層間絶縁
膜35を堆積させ且つ平坦化させた後、Al配線36を
形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の一従来
例では、周辺回路部14のソ−ス・ドレイン拡散層24
のみを選択的にシリサイド化するために、SiO2 膜2
1の堆積及びパタ−ニングという工程が追加的に必要で
ある。従って、この一従来例では製造工程が多い。
【0009】しかも、堆積させたSiO2 膜21の段差
が後工程にまで残るので、加工上不利である。従って、
この一従来例では、積み上げキャパシタ型DRAMを高
い歩留りで製造することができない。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体メモリ
装置の製造方法は、キャパシタ31の対向電極34でメ
モリセルアレイ部13を覆った状態で、周辺回路部14
のソ−ス・ドレイン拡散層24をシリサイド化してい
る。
【0011】請求項2の半導体メモリ装置の製造方法
は、周辺回路部14のソ−ス・ドレイン拡散層24とキ
ャパシタ31の対向電極34とを同時にシリサイド化し
ている。
【0012】
【作用】請求項1の半導体メモリ装置の製造方法では、
周辺回路部14のソ−ス・ドレイン拡散層24のみをシ
リサイド化するに際して、メモリセルアレイ部13のソ
−ス・ドレイン拡散層24のシリサイド化を防止するた
めに、専用の被覆膜でメモリセルアレイ部13を覆う必
要がない。従って、この被覆膜の堆積及びパタ−ニング
という工程が不要である。
【0013】請求項2の半導体メモリ装置の製造方法で
は、対向電極34を覆うための被覆膜を形成する必要が
ないので、この被覆膜の分の段差を軽減することができ
る。しかも、対向電極34を低抵抗化することができる
ので、電位が安定な対向電極34を形成することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、積み上げキャパシタ型DRAMの製造
に適用した本願の発明の第1及び第2実施例を、図1〜
3を参照しながら説明する。但し、図4〜6に示した一
従来例の場合と同一の構成部分には同一の符号を付し
て、適宜その説明を省略する。
【0015】図1〜3が、第1実施例を示している。こ
の第1実施例では、図1に示す様に、トランジスタ1
5、ビット線26、蓄積ノ−ド32、キャパシタ絶縁膜
33及びセルプレ−ト34までを順次に形成する。つま
り、ここまではサリサイド化を行わず、サリサイド化を
施さない積み上げキャパシタ型DRAMを製造する場合
と同様の工程を実行する。
【0016】その後、セルプレ−ト34をパタ−ニング
した時のレジストマスク37をそのまま用いて周辺回路
部14の絶縁膜をエッチバックし、周辺回路部14のソ
−ス・ドレイン拡散層24を露出させる。
【0017】次に、図2に示す様に、レジストマスク3
7を除去してからTi膜23を全面に堆積させ、熱処理
を行う。この時、セルプレ−ト34にもTi膜23が接
しており、セルプレ−ト34は不純物を添加した多結晶
Si膜から成っている。従って、周辺回路部14のソ−
ス・ドレイン拡散層24とセルプレ−ト34との両方の
表面にTiシリサイド膜25が自己整合的に形成され
る。
【0018】次に、図3に示す様に、残ったTi膜23
を酸処理で除去し、層間絶縁膜35の堆積及び平坦化後
に、Al配線36を形成する。
【0019】以上の様な第1実施例では、多結晶Si膜
を堆積させるのはセルプレ−ト34の形成工程が最後で
あり、Tiシリサイド膜25を形成した後には多結晶S
i膜の堆積工程がない。一方、多結晶Si膜の堆積に必
要な温度は600℃程度であるが、Al膜の堆積に必要
な温度は300〜400℃程度である。
【0020】このため、シリサイド化の後の全工程を比
較的低い温度で実行することができる。従って、Tiシ
リサイド膜25自体の抵抗は高温熱処理で上昇するがこ
の上昇がなく、Tiによる拡散炉の汚染を回避すること
もできる。
【0021】次に、第2実施例を説明する。この第2実
施例は、上述の第1実施例における図1の工程でセルプ
レ−ト34とレジストマスク37との間にSiO2 膜を
介在させ、このSiO2 膜でセルプレ−ト34を覆うこ
とによってセルプレ−ト34のシリサイド化を防止する
様にしたことを除いて、第1実施例と実質的に同様の工
程を有している。
【0022】ところで、上述の第1実施例では、セルプ
レ−ト34にもTiシリサイド膜25を形成したので、
低抵抗で電位が安定なセルプレ−ト34を形成すること
ができる。しかし、その一方で、Tiシリサイド膜25
からキャパシタ絶縁膜33へTiが拡散して、このキャ
パシタ絶縁膜33の絶縁耐圧が低くなる危険性がある。
【0023】しかし、この第2実施例では、セルプレ−
ト34にTiシリサイド膜25を形成しないので、キャ
パシタ絶縁膜33の絶縁耐圧が低くなるという危険性は
ない。
【0024】なお、以上の第1及び第2実施例の何れに
おいてもシリサイド化のためにTi膜23を用いたが、
Siと反応して自己整合的にシリサイド膜を形成する金
属であればよい。従って、例えばCo膜やW膜等をTi
膜23の代りに用いることもできる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の半導体メモリ装置の製造方法
では、メモリセルアレイ部を覆うための専用の被覆膜の
堆積及びパタ−ニングという工程が不要であるので、周
辺回路部のソ−ス・ドレイン拡散層のみをシリサイド化
した半導体メモリ装置を少ない工程で製造することがで
きる。
【0026】 請求項2の半導体メモリ装置の製造方法
では、キャパシタの対向電極を覆うための被覆膜の分の
段差を軽減することができ、しかも電位が安定な対向電
極を形成するこができるので、周辺回路部のソース・
ドレイン拡散層のみをシリサイド化した半導体メモリ装
置を高い歩留りで製造するこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の発明の第1実施例の一部を示す側断面
図である。
【図2】 図1に続く工程を示す側断面図である。
【図3】 図2に続く工程を示す側断面図である。
【図4】 本願の発明の一従来例の一部を示す側断面図
である。
【図5】 図4に続く工程を示す側断面図である。
【図6】 図5に続く工程を示す側断面図である。
【符号の説明】
13 メモリセルアレイ部 14 周辺回路部 24 ソース・ドレイン拡散層 25 Tiシリサイド膜 31 キャパシタ 34 セルプレート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランジスタとキャパシタとでメモリセル
    が構成されている半導体メモリ装置の製造方法におい
    て、 前記キャパシタの対向電極でメモリセルアレイ部を覆っ
    た状態で、周辺回路部のソ−ス・ドレイン拡散層をシリ
    サイド化する半導体メモリ装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記ソ−ス・ドレイン拡散層と前記対向電
    極とを同時にシリサイド化する請求項1記載の半導体メ
    モリ装置の製造方法。
JP3027938A 1991-01-29 1991-01-29 半導体メモリ装置の製造方法 Pending JPH0669445A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11145383A (ja) * 1997-10-30 1999-05-28 United Microelectron Corp 集積回路デバイスの製造方法
EP0862208A3 (en) * 1997-02-27 2004-09-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing the same
US6838320B2 (en) 2000-08-02 2005-01-04 Renesas Technology Corp. Method for manufacturing a semiconductor integrated circuit device

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