JPH05335515A - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置の製造方法

Info

Publication number
JPH05335515A
JPH05335515A JP4166810A JP16681092A JPH05335515A JP H05335515 A JPH05335515 A JP H05335515A JP 4166810 A JP4166810 A JP 4166810A JP 16681092 A JP16681092 A JP 16681092A JP H05335515 A JPH05335515 A JP H05335515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
peripheral circuit
memory cell
transistor
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4166810A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Kuroda
英明 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4166810A priority Critical patent/JPH05335515A/ja
Publication of JPH05335515A publication Critical patent/JPH05335515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性が高くメモリセルのデータ保持特性も
優れている半導体記憶装置を少ないリソグラフィ工程で
製造する。 【構成】 周辺回路領域23における層間絶縁膜21、
44を除去しているので周辺回路領域23におけるコン
タクト孔の垂直段差が小さく、周辺回路領域23のトラ
ンジスタのみをLDD構造にしてメモリセル領域16の
トランジスタ17は非LDD構造にしているのでメモリ
セルに損傷が導入されない。そして、層間絶縁膜44の
除去と、層間絶縁膜44を除去する際のストッパになる
多結晶Si膜35の除去と、LDD構造用の側壁24を
形成するための層間絶縁膜21に対する異方性エッチン
グとを、同一のレジスト45をマスクにして行ってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、DRAMと称され
ている半導体記憶装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAMのメモリセルを構成するトラン
ジスタをLDD構造にすると、LDDスペーサとしての
ゲート電極の側壁を異方性エッチングで形成した時に半
導体基板に導入された損傷によって、メモリセルのデー
タ保持特性が低下する。そこで、センスアンプやデコー
ダ等が形成される周辺回路領域のトランジスタのみをL
DD構造にして、メモリセル領域のトランジスタは非L
DD構造にしたDRAMが考えられている。
【0003】図11〜14は、この様に周辺回路領域の
トランジスタのみをLDD構造にした積層キャパシタ型
DRAMの製造方法の一従来例を示している。この一従
来例では、図11に示す様に、Si基板11の表面にL
OCOS法でSiO2 膜12を形成して素子分離を行
い、SiO2 膜12に囲まれている素子活性領域の表面
にゲート酸化膜としてのSiO2 膜13を形成する。
【0004】そして、ポリサイド膜14でゲート電極を
形成し、このポリサイド膜14とSiO2 膜12とをマ
スクにして不純物をイオン注入して、N- 型の拡散層1
5a〜15dをSi基板11に形成する。以上で、メモ
リセル領域16の非LDD構造のトランジスタ17が完
成し、メモリセル領域16のポリサイド膜14がワード
線になる。
【0005】その後、層間絶縁膜21を全面に堆積さ
せ、メモリセル領域16のみを覆うレジスト22をマス
クにして層間絶縁膜21を異方性エッチングして、周辺
回路領域23のポリサイド膜14の側部に、層間絶縁膜
21から成る側壁24を形成する。
【0006】次に、ポリサイド膜14と側壁24とSi
2 膜12とレジスト22とをマスクにして不純物25
をイオン注入して、図12に示す様に、N+ 型の拡散層
26a、26bを周辺回路領域23のSi基板11に形
成する。以上で、周辺回路領域23のLDD構造のトラ
ンジスタ27が完成する。
【0007】その後、レジスト22を除去し、層間絶縁
膜31を全面に堆積させ、拡散層15bに達するコンタ
クト孔32を層間絶縁膜31、21等に開孔する。そし
て、多結晶Si膜33で記憶ノード電極を形成し、誘電
体膜34と多結晶Si膜35とを順次に全面に堆積さ
せ、レジスト36をマスクにして多結晶Si膜35と誘
電体膜34とをプレート電極のパターンに加工する。以
上で、メモリセル領域16のキャパシタ37が完成す
る。
【0008】次に、図13に示す様に、レジスト36を
除去した後、SiO2 膜41と減圧CVD法によるSi
N膜42とを順次に全面に堆積させ、レジスト43をマ
スクにしてメモリセル領域16のSiN膜42を除去す
る。これは、メモリセル領域16に対する水素化処理が
SiN膜42によって阻害されるのを防止するためであ
る。
【0009】次に、図14に示す様に、BPSG膜等の
層間絶縁膜44を全面に堆積させ、メモリセル領域16
のみを覆うレジスト45をマスクにすると共にSiN膜
42をストッパにして、周辺回路領域23の層間絶縁膜
44を等方性エッチングで除去する。そして、レジスト
45を除去した後、ビット線やAl配線等を形成して、
DRAMを完成させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図11〜1
4に示した一従来例では、周辺回路領域23のトランジ
スタ27のみをLDD構造にするためのレジスト22
と、プレート電極である多結晶Si膜35をパターニン
グするためのレジスト36と、メモリセル領域16のS
iN膜42を除去するためのレジスト43と、周辺回路
領域23の層間絶縁膜44を除去するためのレジスト4
5とを必要としている。従って、リソグラフィ工程が多
く、このDRAMを効率的には製造することができなか
った。
【0011】これに対しては、メモリセル領域のトラン
ジスタもLDD構造にしたり(例えば、特開平3−10
4140号公報)、メモリセル領域におけるプレート電
極のパターニングと周辺回路領域におけるLDD構造用
の側壁の形成とを同一のマスク層を用いて行ったりする
ことも考えられている。しかし、これらの製造方法で
も、上述の一従来例に比べてリソグラフィ工程が1つ少
なくなるだけである。
【0012】しかも、メモリセル領域におけるプレート
電極のパターニングと周辺回路領域におけるLDD構造
用の側壁の形成とを同一のマスク層を用いて行うと、メ
モリセル領域のトランジスタとビット線とのコンタクト
部もLDD構造になって、このコンタクト部における段
差が大きくなる。このため、メモリセル領域の平坦度が
低下して、プレート電極のパターニングよりも後の加工
が難しくなる。
【0013】また、上述の一従来例では、メモリセル領
域16のトランジスタ17と周辺回路領域23のトラン
ジスタ27との何れの拡散層15a〜15d、26a、
26bも、キャパシタ37の形成前に形成しているの
で、これらの拡散層15a〜15d、26a、26bが
その後に受ける熱処理の時間が長い。従って、何れのト
ランジスタ17、27でも短チャネル効果が大きく、ゲ
ート長を短くすることができなくて、集積度の高いDR
AMを製造することができなかった。
【0014】これに対しては、LDD構造のトランジス
タにおけるN- 型の拡散層をキャパシタの形成前に形成
し、N+ 型やP+ 型の拡散層はキャパシタの形成後に形
成することも考えられている。しかし、Nチャネルトラ
ンジスタのチャネル長はN-型の拡散層で決定されるの
で、この様な製造方法でも、短チャネル効果に対する対
策としては十分ではなかった。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体記憶装
置の製造方法は、メモリセル領域16と周辺回路領域2
3とを有しており、トランジスタ17とキャパシタ37
とでメモリセルが構成されている半導体記憶装置の製造
方法において、前記メモリセル領域16における前記ト
ランジスタ17と前記周辺回路領域23におけるトラン
ジスタ27とのゲート電極14上に第1の絶縁膜21を
形成する工程と、前記キャパシタ37のプレート電極3
5を前記周辺回路領域23の前記第1の絶縁膜21上に
残して前記メモリセル領域16でのみパターニングする
工程と、前記プレート電極35上に第2の絶縁膜44を
形成する工程と、前記メモリセル領域16のみを覆うマ
スク層45をマスクにして、前記周辺回路領域23にお
ける前記第2の絶縁膜44と前記プレート電極35とを
除去すると共に、前記第1の絶縁膜21に対する異方性
エッチングを行ってこの第1の絶縁膜21から成る側壁
24を前記周辺回路領域23における前記ゲート電極1
4の側部に形成する工程とを有している。
【0016】請求項2の半導体記憶装置の製造方法は、
メモリセル領域16と周辺回路領域23とを有してお
り、トランジスタ17とキャパシタ37とでメモリセル
が構成されている半導体記憶装置の製造方法において、
前記メモリセル領域16における前記トランジスタ17
と前記周辺回路領域23におけるトランジスタ27との
ゲート電極14上に第1の絶縁膜21を形成する工程
と、前記第1の絶縁膜21上に前記キャパシタ37を形
成する工程と、前記キャパシタ37上に第2の絶縁膜4
4を形成する工程と、前記メモリセル領域16のみを覆
うマスク層45をマスクにして前記周辺回路領域23に
おける前記第1及び第2の絶縁膜21、44を除去する
と共に、前記周辺回路領域23における前記トランジス
タ27の前記ゲート電極14と前記マスク層45とをマ
スクにしてこのトランジスタ27の拡散層15c、15
d、26a、26bを形成する工程とを有している。
【0017】
【作用】請求項1の半導体記憶装置の製造方法では、周
辺回路領域23における第1及び第2の絶縁膜21、4
4を層間絶縁膜としては除去しているので、周辺回路領
域23におけるコンタクト孔54の垂直段差が小さく、
周辺回路領域23における金属配線55の段差被覆性が
高い。また、第1の絶縁膜21から成る側壁24を周辺
回路領域23におけるゲート電極14の側部に形成して
いるので、周辺回路領域23のトランジスタ27のみを
LDD構造にすることができる。
【0018】そして、この様に周辺回路領域23のトラ
ンジスタ27のみがLDD構造になり、メモリセル領域
16のトランジスタ17とビット線55とのコンタクト
部はLDD構造にならないので、このコンタクト部にお
ける段差が大きくなることがない。このため、メモリセ
ル領域16の平坦度が低下せず、プレート電極35のパ
ターニングよりも後のメモリセル領域16における加工
が容易である。
【0019】一方、周辺回路領域23における第2の絶
縁膜44の除去と、この第2の絶縁膜44を除去する際
のストッパになる周辺回路領域23におけるプレート電
極35の除去と、周辺回路領域23における第1の絶縁
膜21に対する異方性エッチングとを、同一のマスク層
45をマスクにして行っているので、リソグラフィ工程
が少ない。
【0020】請求項2の半導体記憶装置の製造方法で
は、周辺回路領域23における第1及び第2の絶縁膜2
1、44を除去しているので、周辺回路領域23におけ
るコンタクト孔54の垂直段差が小さく、周辺回路領域
23における金属配線55の段差被覆性が高い。
【0021】また、キャパシタ37上の第2の絶縁膜4
4上でメモリセル領域16のみを覆うマスク層45と周
辺回路領域23におけるトランジスタ27のゲート電極
14とをマスクにしてこのトランジスタ27の拡散層1
5c、15d、26a、26bを形成しているので、こ
の拡散層15c、15d、26a、26bはキャパシタ
37の形成後に形成され、キャパシタ37の形成前に形
成される場合に比べて、拡散層15c、15d、26
a、26bがその後に受ける熱処理の時間が短い。従っ
て、周辺回路領域23におけるトランジスタ27の短チ
ャネル効果を軽減して、ゲート長を短くすることができ
る。
【0022】一方、周辺回路領域23における第1及び
第2の絶縁膜21、44の除去と、周辺回路領域23に
おけるトランジスタ27の拡散層15c、15d、26
a、26bの形成とを、同一のマスク層45をマスクに
して行っているので、リソグラフィ工程が少ない。
【0023】
【実施例】以下、積層キャパシタ型DRAMの製造に適
用した本願の発明の第1及び第2実施例を、図1〜10
を参照しながら説明する。なお、図11〜14に示した
一従来例と対応する構成部分には、同一の符号を付して
ある。
【0024】図1〜4が、第1実施例を示している。こ
の第1実施例でも、Si基板11の表面にLOCOS法
等でSiO2 膜12を形成して素子分離を行い、SiO
2 膜12に囲まれている素子活性領域の表面にゲート酸
化膜としてのSiO2 膜13を形成する。
【0025】そして、WやMo等を含むポリサイド膜1
4でゲート電極を形成し、このポリサイド膜14とSi
2 膜12とをマスクにして、Si基板11に不純物5
1としてのPhosを、20〜45keVの加速エネル
ギで1013cm-2以上のドーズ量にイオン注入する。な
お、ポリサイド膜14の代わりに多結晶Si膜を用いて
もよい。その後、層間絶縁膜21として、PSG膜、S
iO2 膜、減圧CVD法によるSiN膜またはこれらを
組み合わせたものを、数千Åの膜厚で全面に堆積させ
る。
【0026】イオン注入した不純物51はその後の熱処
理で拡散し、これによって、図2に示す様に、N- 型の
拡散層15a〜15dが形成されて、メモリセル領域1
6の非LDD構造のトランジスタ17が完成する。その
後、レジスト(図示せず)をマスクにした異方性エッチ
ングで、拡散層15bに達するコンタクト孔32を層間
絶縁膜21等に開孔する。
【0027】その後、コンタクト孔32を介して拡散層
15bにコンタクトする様に、減圧CVD法で多結晶S
i膜33を堆積させる。そして、多結晶Si膜33に不
純物としてAsまたはPhosを1020cm-3以上の量
にドープした後、この多結晶Si膜33を記憶ノード電
極のパターンに加工する。
【0028】その後、数nmの膜厚のSiN膜を減圧C
VD法で全面に堆積させ、このSiN膜の表面を数nm
の厚さに酸化して、誘電体膜34を形成する。そして、
不純物をドープした多結晶Si膜35と誘電体膜34と
のうちでメモリセル領域16におけるビット線とのコン
タクト部のみを除去する様に、これらの多結晶Si膜3
5等をパターニングする。従って、周辺回路領域23に
は全面に多結晶Si膜35等が残る。
【0029】次に、図3に示す様に、数千Åの膜厚のB
PSG膜である層間絶縁膜44をCVD法で全面に堆積
させ、800〜900℃程度の温度の熱処理で層間絶縁
膜44をフローさせて、メモリセル領域16を平坦化す
る。なお、BPSG膜の代わりに、BPSG膜とPSG
膜との2層膜や、SiO2 膜とBPSG膜とPSG膜と
の3層膜等の複合膜を用いてもよい。また、CVD法で
堆積させたBPSG膜上にレジストを塗布し、これらの
レジストとBPSG膜とをエッチバックして、平坦化を
行ってもよい。
【0030】その後、メモリセル領域16のみを覆うレ
ジスト45をパターニングし、このレジスト45をマス
クにすると共に周辺回路領域23の全面に残しておいた
多結晶Si膜35をストッパにして、NH4 FとHFと
の混合液等で層間絶縁膜44を等方性エッチングする。
そして更に、同じレジスト45をマスクにして、多結晶
Si膜35と層間絶縁膜21とを連続して異方性エッチ
ングする。以上で、メモリセル領域16のキャパシタ3
7が完成すると共に、周辺回路領域23のポリサイド膜
14の側部に、層間絶縁膜21から成る側壁24が形成
される。
【0031】次に、レジスト45を除去した後、ポリサ
イド膜14と側壁24と層間絶縁膜44等とをマスクに
して、周辺回路領域23のうちでNチャネル領域にはA
sをPチャネル領域にはBまたはBF2 を夫々1015
-2以上のドーズ量にイオン注入して、図4に示す様
に、N+ 型の拡散層26a、26bとP+ 型の拡散層
(図示せず)とを形成する。以上で、周辺回路領域23
のLDD構造のトランジスタ27が完成する。
【0032】その後、数百〜1000Å程度の膜厚のP
SG膜またはSiO2 膜またはPSG膜とSiN膜との
2層膜等である層間絶縁膜52をCVD法で全面に堆積
させ、拡散層15a、26bに達するコンタクト孔5
3、54を層間絶縁膜52、44、21等に開孔する。
そして、WやMo等を含むポリサイド膜や高融点金属膜
等をパターニングして、ビット線55を形成する。そし
て更に、層間絶縁膜(図示せず)を堆積させ、周辺回路
領域23におけるAl配線用のコンタクト孔(図示せ
ず)、Al配線(図示せず)及び表面保護膜(図示せ
ず)を形成して、DRAMを完成させる。
【0033】図1〜4に示した以上の様な第1実施例と
図11〜14に示した一従来例とを比較すると、この第
1実施例では2つのリソグラフィ工程が削減されてい
る。また、既述の別の従来例と比較しても、この第1実
施例では1つのリソグラフィ工程が削減されている。
【0034】図5〜10は、第2実施例を示している。
この第2実施例でも、ポリサイド膜14でゲート電極を
形成するまでは、上述の第1実施例と実質的に同様の工
程を実行する。この第2実施例では、その後、乾燥O2
雰囲気中で800〜1000℃程度の温度の熱酸化を行
って、数〜数十nmの膜厚のSiO2 膜56をポリサイ
ド膜14の表面に成長させる。
【0035】次に、図6に示す様に、数十nmの膜厚の
多結晶Si膜57を減圧CVD法で全面に堆積させ、周
辺回路領域23のみを覆うレジスト43を多結晶Si膜
57上でパターニングする。そして、レジスト43をマ
スクにして、SiO2 膜12、13、56に対して高い
選択比で、多結晶Si膜57を等方性エッチングする。
その後、レジスト43とポリサイド膜14とSiO2
12とをマスクにして、N- 型の拡散層15a、15b
を形成するための不純物61としてPhosまたはAs
またはSbを、Si基板11に1012〜1014cm-2
ドーズ量にイオン注入する。
【0036】次に、上述の第1実施例と同様の工程を経
て、図7に示す様に、多結晶Si膜35の堆積までを行
う。そして、この第2実施例では、この状態から直ちに
多結晶Si膜35をプレート電極のパターンに加工し
て、キャパシタ37を完成させる。
【0037】次に、再び上述の第1実施例と同様の工程
を経て、図8に示す様に、層間絶縁膜44の等方性エッ
チングまでを行う。そして、この第2実施例では、この
状態から、レジスト45をマスクにして、引き続き層間
絶縁膜21と多結晶Si膜57とを等方性エッチングし
て除去する。その後、レジスト43とポリサイド膜14
とSiO2 膜12とをマスクにして、N- 型の拡散層1
5c、15dを形成するための不純物62としてPho
sまたはAsを、Si基板11に1012〜1014cm-2
のドーズ量にイオン注入する。
【0038】次に、図9に示す様に、レジスト45を除
去し、膜厚が数百nmのSiO2 膜または多結晶Si膜
をCVD法で全面に堆積させる。そして、これらのSi
2膜等の全面をエッチバックして、周辺回路領域23
のポリサイド膜14の側部に、SiO2 膜等からなる側
壁24を形成する。
【0039】その後、第1実施例と同様の工程を経て、
+ 型の拡散層26a、26bとP+ 型の拡散層(図示
せず)とを周辺回路領域23に形成し、更に図10に示
す様に層間絶縁膜52やビット線55等を形成して、D
RAMを完成させる。
【0040】以上の様な第2実施例では、図8からも明
らかな様に、メモリセル領域16のキャパシタ37を形
成した後に周辺回路領域23のトランジスタ27の拡散
層15c、15d、26a、26bを形成しているの
で、これらの拡散層15c、15d、26a、26bが
その後に受ける熱処理の時間が短い。従って、周辺回路
領域23におけるトランジスタ27の短チャネル効果を
軽減して、ゲート長を短くすることができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の半導体記憶装置の製造方法で
は、周辺回路領域における金属配線の段差被覆性が高く
且つメモリセル領域における加工も容易であるので信頼
性が高く、しかも周辺回路領域のトランジスタのみをL
DD構造にすることができるのでメモリセルに損傷が導
入されなくてメモリセルのデータ保持特性が優れている
半導体記憶装置を製造することができるにも拘らず、リ
ソグラフィ工程が少ないのでこの半導体記憶装置を効率
的に製造することができる。
【0042】請求項2の半導体記憶装置の製造方法で
は、周辺回路領域における金属配線の段差被覆性が高い
ので信頼性が高く且つ周辺回路領域におけるトランジス
タの短チャネル効果を軽減してゲート長を短くすること
ができるので集積度が高い半導体記憶装置を製造するこ
とができるにも拘らず、リソグラフィ工程が少ないので
この半導体記憶装置を効率的に製造することができ
る。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の第1実施例の最初の製造工程にあ
る積層キャパシタ型DRAMの側断面図である。
【図2】図1に続く製造工程を示す側断面図である。
【図3】図2に続く製造工程を示す側断面図である。
【図4】図3に続く製造工程を示す側断面図である。
【図5】本願の発明の第2実施例の最初の製造工程にあ
る積層キャパシタ型DRAMの側断面図である。
【図6】図5に続く製造工程を示す側断面図である。
【図7】図6に続く製造工程を示す側断面図である。
【図8】図7に続く製造工程を示す側断面図である。
【図9】図8に続く製造工程を示す側断面図である。
【図10】図9に続く製造工程を示す側断面図である。
【図11】本願の発明の一従来例の最初の製造工程にあ
る積層キャパシタ型DRAMの側断面図である。
【図12】図11に続く製造工程を示す側断面図であ
る。
【図13】図12に続く製造工程を示す側断面図であ
る。
【図14】図13に続く製造工程を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
14 ポリサイド膜 15c 拡散層 15d 拡散層 16 メモリセル領域 17 トランジスタ 21 層間絶縁膜 23 周辺回路領域 24 側壁 26a 拡散層 26b 拡散層 27 トランジスタ 35 多結晶Si膜 37 キャパシタ 44 層間絶縁膜 45 レジスト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセル領域と周辺回路領域とを有し
    ており、トランジスタとキャパシタとでメモリセルが構
    成されている半導体記憶装置の製造方法において、 前記メモリセル領域における前記トランジスタと前記周
    辺回路領域におけるトランジスタとのゲート電極上に第
    1の絶縁膜を形成する工程と、 前記キャパシタのプレート電極を前記周辺回路領域の前
    記第1の絶縁膜上に残して前記メモリセル領域でのみパ
    ターニングする工程と、 前記プレート電極上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記メモリセル領域のみを覆うマスク層をマスクにし
    て、前記周辺回路領域における前記第2の絶縁膜と前記
    プレート電極とを除去すると共に、前記第1の絶縁膜に
    対する異方性エッチングを行ってこの第1の絶縁膜から
    成る側壁を前記周辺回路領域における前記ゲート電極の
    側部に形成する工程とを有する半導体記憶装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 メモリセル領域と周辺回路領域とを有し
    ており、トランジスタとキャパシタとでメモリセルが構
    成されている半導体記憶装置の製造方法において、 前記メモリセル領域における前記トランジスタと前記周
    辺回路領域におけるトランジスタとのゲート電極上に第
    1の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜上に前記キャパシタを形成する工程
    と、 前記キャパシタ上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記メモリセル領域のみを覆うマスク層をマスクにして
    前記周辺回路領域における前記第1及び第2の絶縁膜を
    除去すると共に、前記周辺回路領域における前記トラン
    ジスタの前記ゲート電極と前記マスク層とをマスクにし
    てこのトランジスタの拡散層を形成する工程とを有する
    半導体記憶装置の製造方法。
JP4166810A 1992-06-02 1992-06-02 半導体記憶装置の製造方法 Pending JPH05335515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4166810A JPH05335515A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 半導体記憶装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4166810A JPH05335515A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 半導体記憶装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05335515A true JPH05335515A (ja) 1993-12-17

Family

ID=15838093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4166810A Pending JPH05335515A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 半導体記憶装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05335515A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6072241A (en) * 1997-09-09 2000-06-06 Fujitsu Limited Semiconductor device with self-aligned contact and its manufacture
KR100283269B1 (ko) * 1997-06-18 2001-04-02 가네꼬 히사시 반도체디바이스제조방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100283269B1 (ko) * 1997-06-18 2001-04-02 가네꼬 히사시 반도체디바이스제조방법
US6072241A (en) * 1997-09-09 2000-06-06 Fujitsu Limited Semiconductor device with self-aligned contact and its manufacture
US6333233B1 (en) 1997-09-09 2001-12-25 Fujitsu Limited Semiconductor device with self-aligned contact and its manufacture

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2765478B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US5192702A (en) Self-aligned cylindrical stacked capacitor DRAM cell
US6410991B1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JPH08236473A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10321814A (ja) Dramセルキャパシタ電極用の平坦化技法
JP2001196564A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH06151749A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US4760034A (en) Method of forming edge-sealed multi-layer structure while protecting adjacent region by screen oxide layer
JPH04317358A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08330539A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06232365A (ja) 半導体記憶装置のキャパシター製造方法
JPH09232427A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2820065B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0888333A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05335515A (ja) 半導体記憶装置の製造方法
JP2772375B2 (ja) 半導体記憶装置
US7037776B2 (en) Single polysilicon process for DRAM
JP3085831B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10303393A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH1197529A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3172229B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06302778A (ja) 半導体装置とその製造方法
JPH11135628A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0936319A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0669445A (ja) 半導体メモリ装置の製造方法