JPH0669426A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0669426A
JPH0669426A JP21523292A JP21523292A JPH0669426A JP H0669426 A JPH0669426 A JP H0669426A JP 21523292 A JP21523292 A JP 21523292A JP 21523292 A JP21523292 A JP 21523292A JP H0669426 A JPH0669426 A JP H0669426A
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film
crsic
crsi
electric resistor
particles
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JP21523292A
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Tsunenori Yamauchi
経則 山内
Norio Yamamoto
憲郎 山本
Kenji Tamahara
賢二 玉原
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体装置に関し、更に詳しく言えば、電気抵
抗体及び該電気抵抗体を有するD/Aコンバータなどの
半導体装置に用いられる、薄膜からなる電気抵抗体を改
善する。 【構成】CrSiC膜から成る第1の電気抵抗体13a
と、CrSi膜から成る第2の電気抵抗体14aとの積
層体によって構成された抵抗体を有することを含み構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に関し、更に
詳しく言えば、電気抵抗体及び該電気抵抗体を有するD
/Aコンバータなどの半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】D/Aコンバータ、特に重み抵抗型或い
はラダー型D/Aコンバータにおいては、デジタル信号
をアナログ信号に変換するために、高精度で、熱的安定
度の高い電気抵抗体を用いることが必要である。更に、
半導体装置に適用するため配線層、特にアルミニウム膜
とのコンタクト性が要求される。
【0003】近年、このような要求を満たす電気抵抗体
として、その抵抗温度係数が約300ppm/℃程度と
低いCrSi(クロムシリコン)膜を用いる方法が提案
されている。
【0004】図6は、従来例の電気抵抗体を有する半導
体装置について説明する断面図である。図6において、
1は半導体基板、2は半導体基板上1上に形成されたシ
リコン酸化膜からなる絶縁膜、3は絶縁膜2上に形成さ
れたCrSi膜からなる電気抵抗体、4a,4bはアル
ミニウム膜からなる配線層で、電気抵抗体3に発生する
電圧又は電気抵抗体3で制限された電流を用いて比較器
などを制御する。従って、電気抵抗体3には、高精度
で、熱的な経時的安定度の高いものが要求され、かつ、
アルミニウム膜からなる配線層4a,4bとの接触抵抗
などが小さいこと、及び接触抵抗のばらつきが少ないこ
と、即ちコンタクト性の良いことが要求される。7は電
気抵抗体3や配線層4a,4bなどを被覆するPSG膜
5/シリコン窒化膜6の2層の絶縁膜からなるカバー絶
縁膜である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の半導
体装置では、CrSi膜を絶縁膜2上に形成して、電気
抵抗体3として用いていた。
【0006】このCrSi膜中のCr(クロム)が極め
て活性な金属であるので、高温条件下では、電気抵抗体
3の下層にある絶縁膜2内にCr粒子が拡散してしま
う。これにより、電気抵抗体3の抵抗値が時間とともに
変化し、例えば、300℃の温度で72時間、該電気抵
抗体3を放置すると、その抵抗値が約4%も変化した。
【0007】よって、D/Aコンバータなどのように、
高精度が要求される用途に用いられる場合にはこの抵抗
値の変化は無視できないほどになる。本発明はかかる従
来例の問題点に鑑み創作されたものであり、CrSi膜
を電気抵抗体として用いた場合に、その抵抗値の経時変
化が極めて少ない電気抵抗体を有する半導体装置の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、図
1(a)〜(c),図2(d)〜(f)に示すように、
基体11と、該基体11上に形成されたCrSiC膜か
ら成る第1の電気抵抗体13aと、該第1の電気抵抗体
13a上に形成されたCrSi膜から成る第2の電気抵
抗体14aと、前記第1の電気抵抗体13a及び前記第
2の電気抵抗体14aに接続して電流又は電圧を印加す
る一対の電気的接続体16a,16bとを有する半導体
装置によって達成され、第2に、図4(a)〜(c),
図5(d)〜(f)に示すように、基体21と、該基体
21上に形成されたCrSiC膜から成る第1の電気抵
抗体23aと、該第1の電気抵抗体23a上に形成され
たCrSi膜から成る第1の電気抵抗体24aと、該第
2の電気抵抗体24a上に形成されたCrSiC膜から
成る第3の電気抵抗体25aと、前記第1の電気抵抗体
23a,第2の電気抵抗体24a及び第3の電気抵抗体
25aに接続して電流又は電圧を印加する一対の電気的
接続体27a,27bとを有する半導体装置によって達
成される。
【0009】
【作 用】本発明に係る半導体装置によれば、第1に、
図2(f)に示すように、絶縁膜12とCrSi膜から
成る第2の電気抵抗体14aとの間にCrSiC膜から
成る第1の電気抵抗体13aが形成されている。
【0010】ところで、第1の電気抵抗体13aを構成
するCrSiC膜は、CrSi膜に比してその膜質が緻
密であり、これを絶縁膜に面して形成し、高温条件に置
いた場合、CrSiC膜から絶縁膜内へのCr粒子の拡
散が極めて少ない。
【0011】このため、高温条件下でも、第1の電気抵
抗体13aを絶縁膜12上に形成することで、Cr粒子
が第1の電気抵抗体13aから、下層の絶縁膜内へ拡散
することを極力抑止できる。
【0012】従って、抵抗値の経時変化が極めて少ない
電気抵抗体を有する半導体装置が得られる。第2に、図
5(f)に示すように、絶縁膜22の上に、CrSiC
膜から成る第1の電気抵抗体23a,CrSi膜から成
る第2の電気抵抗体24a,CrSiC膜から成る第3
の電気抵抗体25aが順次形成されている。
【0013】このため、第1の発明と同様に、第2の電
気抵抗体24aの下層にある絶縁膜内へのCr粒子の拡
散を極めて少なくすることができ、かつ、第2の電気抵
抗体24aの上にCrSiC膜から成る第3の電気抵抗
体25aを設けていることから、該第3の電気抵抗体2
5aの上にカバー絶縁膜が形成された場合にCr粒子の
拡散を極力抑止することが可能になる。
【0014】これにより、第1〜第3の電気抵抗体の上
下に形成されている絶縁膜の両方へのCr粒子の拡散を
抑止できるので、Cr粒子の拡散防止がより確実にな
り、抵抗値の経時変化が極めて少ない電気抵抗体を有す
る半導体装置を得ることが可能になる。
【0015】
【実施例】(1)第1の実施例 次に、図面を参照しながら本発明の実施例について説明
する。図3は、本発明の各実施例の電気抵抗体の形成に
用いられる反応性スパッタ装置の構成図である。
【0016】図3において、31はチャンバ、32はチ
ャンバ31内にスパッタガスを導入するガス導入口、3
3はチャンバ31内を減圧するために排気するととも
に、使用済みのガス等をチャンバ外へ排出する排気口、
34はターゲット36を載置し、RF電源37の一方の
端子と接続する電極、35はウエハ20を載置し、直列
に接続されたRF電源37の他方の端子と接続する電
極、38はRF電源37と電極34,35とを接続する
配線である。
【0017】次に、図1(a)〜(c),図2(d)〜
(f)を参照しながら、本発明の第1の実施例の電気抵
抗体を有する半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図1(a)に示すように、熱酸化によりシリコン
基板(基体)11上に膜厚約4000Åのシリコン酸化
膜(絶縁膜)12を形成する。
【0018】次いで、シリコン基板11を反応性スパッ
タ装置の電極35上に載置するとともに、クロムシリコ
ン(CrSi)からなるターゲット36を電極34にセ
ットする。続いて、排気口33からチャンバ31内を排
気して減圧したのち、ガス導入口32から30%のCH
4 ガスを含むArガスを導入し、圧力を3mTorr に保持
する。次に、RF電源37をオンして電極34,35間
に0.5kWのRF電力を印加する。これにより、CH
4 ガスを含むArガスがプラズマ化し、Arイオンがタ
ーゲット16に衝突してCrSi粒子が電界によりシリ
コン基板11に向かって飛散する。このとき、活性化さ
れたC粒子とCrSi粒子とが結合してシリコン基板1
1上のシリコン酸化膜12に達し、CrSiC膜が形成
されていく。
【0019】この状態を5分間保持して、シリコン酸化
膜12上に膜厚約200ÅのCrSiC膜13を形成す
る。次に、排気口33からチャンバ31内を排気して減
圧したのち、ガス導入口32から100%のArガスを
導入し、圧力を10mTorr に保持する。次に、RF電源
37をオンして電極34,35間に0.5kWのRF電
力を印加する。これにより、Arガスがプラズマ化し、
Arイオンがターゲット36に衝突してCrSi粒子が
電界によりシリコン基板11に向かって飛散する。この
とき、活性化されたCrSi粒子がシリコン基板11上
のCrSiC膜13に達し、CrSi膜が形成されてい
く。
【0020】この状態を6分間保持して、シリコン酸化
膜12上に膜厚約300ÅのCrSi膜14を形成する
(図1(b))。次いで、Cl2 ガスを用いたRIE(反
応性イオンエッチング)により、レジストパターン15
をマスクにしてCrSiC膜13及びCrSi膜14を
エッチング、除去し、ともに幅6μm,長さ90μmの
CrSiC膜13及びCrSi膜14からそれぞれなる
第1,第2の電気抵抗体13a,14aを形成する(図
1(c))。
【0021】次に、レジストパターン15を除去したの
ち、第1,第2の電気抵抗体13a,14aを被覆して
膜厚約0.7μmのアルミニウム膜16を形成する(図
2(d))。
【0022】次いで、燐酸と硝酸を用いたエッチングに
より、レジストパターン17をマスクにしてアルミニウ
ム膜16をエッチング・除去し、第1,第2の電気抵抗
体13a,14aの両端で接続し、第1,第2の電気抵
抗体13a,14aに電流又は電圧を印加する一対の配
線層(電気的接続体)16a,16bを形成する。次
に、窒素雰囲気中、温度450℃で30分間アニールし
て配線層16a,16bと第1,第2の電気抵抗体13
a,14aとのオーミック性を向上させる(図2
(e))。
【0023】その後、第1,第2の電気抵抗体13a,
14a及び配線層16a,16bを被覆して膜厚約1μ
mのシリコン酸化膜18/膜厚約3000Åのシリコン
窒化膜19を順次形成したのち、シリコン酸化膜18/
シリコン窒化膜19にワイヤボンディングのワイヤを接
続する開口部を形成すると、第1,第2の電気抵抗体1
3a,14aを有する半導体装置が作成される(図2
(f))。
【0024】以上のように、本発明の第1の実施例に係
る半導体装置によれば、図2(f)に示すように、シリ
コン酸化膜12と第2の電気抵抗体14aとの間にCr
SiC膜から成る第1の電気抵抗体13aが形成されて
いる。
【0025】ここで、CrSiC膜は、CrSi膜に比
してその膜質が緻密であるので、これをシリコン酸化膜
12上に形成した場合、高温条件下においても、Crの
絶縁膜内への拡散が極めて少ない。
【0026】このため、高温条件下でも、第1の電気抵
抗体13aをシリコン酸化膜12上に形成することで、
第1の電気抵抗体13aからCr粒子がシリコン酸化膜
12内へ拡散することを極力抑止できる。
【0027】従って、抵抗値の経時変化が極めて少ない
電気抵抗体を有する半導体装置を得ることが可能にな
る。すなわち、本実施例の半導体装置を300℃の温度
で72時間放置した場合でも、従来では電気抵抗体の抵
抗値の変動が約4%であったが、本実施例においては約
0.3%程度と、極めて少なくなる。
【0028】(2)第2の実施例 以下で、図3,図4(a)〜(c)及び図5(d)〜
(f)を参照しながら、本発明の第2の実施例の電気抵
抗体を有する半導体装置の製造方法について説明する。
【0029】まず、図4(a)に示すように、熱酸化に
よりシリコン基板(基体)21上に膜厚約4000Åの
シリコン酸化膜(絶縁膜)22を形成する。次いで、シ
リコン基板11を図3に示す反応性スパッタ装置の電極
35上に載置するとともに、クロムシリコン(CrS
i)からなるターゲット36を電極34にセットする。
続いて、排気口33からチャンバ31内を排気して減圧
したのち、ガス導入口32から30%のCH4 ガスを含
むArガスを導入し、圧力を3mTorr に保持する。次
に、RF電源37をオンして電極34,35間に0.5
kWのRF電力を印加する。これにより、CH4 ガスを
含むArガスがプラズマ化し、Arイオンがターゲット
16に衝突してCrSi粒子が電界によりシリコン基板
11に向かって飛散する。このとき、活性化されたC粒
子とCrSi粒子とが結合してシリコン基板11上のシ
リコン酸化膜12上に達し、CrSiC膜が形成されて
いく。
【0030】この状態を5分間保持して、シリコン酸化
膜12上に膜厚約200ÅのCrSiC膜23を形成す
る。次に、排気口33からチャンバ31内を排気して減
圧したのち、ガス導入口32から100%のArガスを
導入し、圧力を10mTorr に保持する。次に、RF電源
37をオンして電極34,35間に0.5kWのRF電
力を印加する。これにより、Arガスがプラズマ化し、
Arイオンがターゲット16に衝突してCrSi粒子が
電界によりシリコン基板11に向かって飛散する。この
とき、活性化されたCrSi粒子がシリコン基板11上
のCrSiC膜23に達し、CrSi膜が形成されてい
く。
【0031】この状態を6分間保持して、シリコン酸化
膜22上に膜厚約300ÅのCrSi膜24を形成す
る。次いで、CrSiC膜23を形成した工程と同様に
して、CrSi膜24上に膜厚約200ÅのCrSiC
膜25を形成する(図4(b))。
【0032】次いで、Cl2 ガスを用いたRIE(反応性
イオンエッチング)により、レジストパターン26をマ
スクにしてCrSiC膜23,25及びCrSi膜24
をエッチング、除去し、ともに幅6μm,長さ90μm
のCrSiC膜23,CrSi膜24及びCrSiC膜
25からそれぞれなる第1,第2,第3の電気抵抗体2
3a,24a,25aを形成する(図4(c))。
【0033】次に、レジストパターン26を除去したの
ち、第1,第2,第3の電気抵抗体23a,24a,2
5aを被覆して膜厚約0.7μmのアルミニウム膜27
を形成する(図5(d))。
【0034】次いで、燐酸と硝酸を用いたエッチングに
より、レジストパターン28をマスクにしてアルミニウ
ム膜27をエッチング・除去し、第1,第2,第3の電
気抵抗体23a,24a,25aの両端で接続し、第
1,第2,第3の電気抵抗体23a,24a,25aに
電流又は電圧を印加する一対の配線層(電気的接続体)
27a,27bを形成する。次に、窒素雰囲気中、温度
450℃で30分間アニールして配線層27a,27b
と第1,第2,第3の電気抵抗体23a,24a,25
aとのオーミック性を向上させる(図5(e))。
【0035】その後、第1,第2,第3の電気抵抗体2
3a,24a,25a及び配線層27a,27bを被覆
して膜厚約1μmのシリコン酸化膜29/膜厚約300
0Åのシリコン窒化膜30を順次形成したのち、シリコ
ン酸化膜29/シリコン窒化膜30にワイヤボンディン
グのワイヤを接続する開口部を形成すると、第1,第
2,第3の電気抵抗体23a,24a,25aを有する
半導体装置が作成される(図5(f))。
【0036】以上のように、本発明の第2の実施例に係
る半導体装置によれば、図4(f)に示すように、シリ
コン酸化膜22の上に、CrSiC膜から成る第1の電
気抵抗体23a,CrSi膜から成る第2の電気抵抗体
24a,CrSiC膜から成る第3の電気抵抗体25a
が順次形成されている。
【0037】このため、第1の実施例と同様に、第2の
電気抵抗体24aの下層にあるシリコン酸化膜22への
Cr粒子の拡散を極めて少なくすることができ、かつ、
第2の電気抵抗体24aの上にCrSiC膜から成る第
3の電気抵抗体25aを設けていることから、該第3の
電気抵抗体25aの上に平坦化などの目的で形成される
シリコン酸化膜29へCr粒子が拡散することを極力抑
止することが可能になる。
【0038】これにより、第1〜第3の電気抵抗体24
a〜26aの上下に形成されているシリコン酸化膜2
2,29の両方へCr粒子が拡散することを抑止するこ
とができるので、抵抗値の経時変化が極めて少ない電気
抵抗体を有する半導体装置を得ることができる。
【0039】すなわち、本実施例の半導体装置を300
℃の温度で72時間放置した場合でも、従来ではその抵
抗値の変動が約4%であったが、本発明においてはその
変動が約0.1%程度と、極めて少なくなる。
【0040】(3)その他の実施例 なお、上記第1,第2の実施例においては、CrSiC
膜やCrSi膜の成膜の際に、図3に示す反応性スパッ
タリング装置を用いて成膜しているが、その成膜方法は
これに限らず、マルチチャンバタイプの装置を用いて
スパッタリングして成膜する方法や、メタンやプロパ
ンなどのように、Cを含むガスを反応ガスとして用いて
CrSiC膜をCVD法によって形成する方法や、C
イオンをCrSi膜に注入してCrSiC膜を形成する
方法などでも、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体装置によれば、第1に、絶縁膜と第2の電気抵抗体と
の間にCrSiC膜から成る第1の電気抵抗体が形成さ
れている。
【0042】このため、高温条件下でも、第1の電気抵
抗体を絶縁膜上に形成することで、第1の電気抵抗体か
らCr粒子がその下層の絶縁膜内へ拡散することを極力
抑止できるので、抵抗値の経時変化が極めて少ない電気
抵抗体を有する半導体装置が得られる。
【0043】第2に、絶縁膜の上に、CrSiC膜から
成る第1の電気抵抗体,CrSi膜から成る第2の電気
抵抗体,CrSiC膜から成る第3の電気抵抗体が順次
形成されている。
【0044】このため、第1の発明と同様に、第2の電
気抵抗体の下層にある絶縁膜内へのCr粒子の拡散を極
めて少なくすることができ、かつ、第3の電気抵抗体の
上に平坦化などの目的で形成される絶縁膜へCr粒子が
拡散することさえも抑止することが可能になる。
【0045】これにより、抵抗値の経時変化が極めて少
ない電気抵抗体を有する半導体装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る電気抵抗体を有す
る半導体装置の製造方法について説明する断面図(その
1)である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る電気抵抗体を有す
る半導体装置の製造方法について説明する断面図(その
2)である。
【図3】本発明の実施例の電気抵抗体の形成に用いられ
る反応性スパッタリング装置の構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る電気抵抗体を有す
る半導体装置の製造方法について説明する断面図(その
1)である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る電気抵抗体を有す
る半導体装置の製造方法について説明する断面図(その
2)である。
【図6】従来例の電気抵抗体を有する半導体装置につい
て説明する断面図である。
【符号の説明】
11,21 シリコン基板(基体)、 12,22 シリコン酸化膜(絶縁膜)、 13,23,25 CrSiC膜、 13a,23a 第1の電気抵抗体、 14,24 CrSi膜、 14a,24a 第2の電気抵抗体、 15,26 レジストパターン、 16,27 アルミニウム膜、 16a,16b,27a,27b 配線層、 17,28 レジストパターン、 18,29 シリコン酸化膜、 19,30 シリコン窒化膜、 25a 第3の電気抵抗体、 31 チャンバ、 32 ガス導入口、 33 排気口、 34,35 電極、 36 ターゲット、 37 RF電源、 38 配線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CrSiC膜から成る第1の電気抵抗体
    (13a)と、CrSi膜から成る第2の電気抵抗体
    (14a)との積層体によって構成された抵抗体を有す
    ることを特徴とする半導体装置。
JP21523292A 1992-08-12 1992-08-12 半導体装置 Withdrawn JPH0669426A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5818640A (en) * 1994-08-01 1998-10-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Sign illumination system and method
CN100431099C (zh) * 2006-10-26 2008-11-05 昆明理工大学 一种在单晶硅基底表面直接制备Cr-Si硅化物电阻薄膜的方法
CN109957764A (zh) * 2017-12-14 2019-07-02 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 水基液体环境用CrSiC复合涂层及其制备方法与应用

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