JPH0669307U - エンジンのオイルクーラ装置 - Google Patents

エンジンのオイルクーラ装置

Info

Publication number
JPH0669307U
JPH0669307U JP1698993U JP1698993U JPH0669307U JP H0669307 U JPH0669307 U JP H0669307U JP 1698993 U JP1698993 U JP 1698993U JP 1698993 U JP1698993 U JP 1698993U JP H0669307 U JPH0669307 U JP H0669307U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
oil cooler
cylinder block
thermostat
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1698993U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2593476Y2 (ja
Inventor
達也 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP1993016989U priority Critical patent/JP2593476Y2/ja
Publication of JPH0669307U publication Critical patent/JPH0669307U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2593476Y2 publication Critical patent/JP2593476Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンのシリンダブロックに装着され、エ
ンジン冷却水により冷却されるオイルクーラ装置の、サ
ーモスタットの着脱を容易にするとともに全高を低く
し、感熱精度も向上する。 【構成】 シリンダブロック1にオイルクーラ3を装着
したオイルクーラカバー10をボルト17で締着する。
オイルクーラ3はシリンダブロック1に設けられたウォ
ータジャケット2に収納されている。オイルクーラカバ
ー10の一端に、シリンダブロック1に直角に、先端に
感熱部22を有するサーモスタット21を内設したハウ
ジング20を嵌入し、ボルト23で締着する。感熱部2
2はシリンダブロック1に設けられた感熱室4に収納さ
れている。したがって、サーモスタットの着脱はハウジ
ンク20を着脱すればよいので容易となり、全高も低
く、エンジン供給直前のオイル温度を感知できるため感
熱精度も良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジン冷却水により冷却される、サーモスタットを備えたエンジ ンオイルクーラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来のオイルクーラ装置の断面図であり、シリンダブロック1の側面に オイルクーラ3を装着したオイルクーラカバー30が着脱可能に装着されている 。オイルクーラ3はシリンダブロック1に設けられたエンジン冷却水を流通させ るウォータジャケット2の中に収納されている。オイルクーラカバー30にはバ イパス通路31が設けられ、バイパス通路31の一端にはシリンダブロック1に 設けられたオイル通路6に連通するオイル入口32と、オイルクーラ3に連通す るクーラ入口33とが設けられている。バイパス通路31の他端には感熱室35 が設けられ、感熱部41を備えたサーモスタット40がシリンダブロック1の取 付面に並行に、ふた42により固着されている。感熱部41はオイル温度を感知 してバルブを開閉し、バイパス通路31と感熱室35との通路の開閉を司る。感 熱室35は、オイルクーラ3のクーラ出口34と連通しており、また、シリンダ ブロック1に設けられた図示しないオイルフィルタへの通路5に連通する穴43 を有している。
【0003】 作用を説明すると、エンジン始動時、オイル温度が低い時はサーモスタット4 0は開いており、バイパス通路31と感熱室35とは連通しているため、オイル は図3の点線に示すようにオイル入口32からバイパス通路31を経て感熱室3 5に至り、通路5から流出するためオイルは冷却されない。オイルの温度が上昇 してくると感熱部41はオイル温度を感知してサーモスタット40は次第に閉じ はじめ、入口32から流入したオイルは一部実線で示すようにオイルクーラ3を 通ってクーラ出口34から感熱室35に至る。したがって、オイルは一部冷却さ れる。オイルの温度が更に上昇するとサーモスタット40は完全に閉じ、オイル は全量実線のようにオイルクーラ3を通過し、冷却される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成によれば、サーモスタット40はシリンダブロック取付面に対して並 行に装着されているため、シリンダブロック1の取付面からオイルクーラカバー 30の最大高さH2 が大きくなり、また、サーモスタット40を取り外す場合、 ふた42を取り外したのち感熱室35からサーモスタット40を抜き出す必要が あり、サーモスタットの点検、交換等がやりにくく面倒である。
【0005】 また、サーモスタット40の感熱部41はシリンダブロック1の外部に装着さ れたオイルクーラカバー30の感熱室35に収納されているため、感熱精度が良 くないという問題がある。
【0006】 本考案は上記の問題点に着目してなされたもので、サーモスタットの着脱が容 易で、オイルクーラカバーの最大高さを低くして全体をコンパクトにし、さらに 、感熱精度も良好なエンジンのオイルクーラ装置を提供することを目的としてい る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的達成のため、本考案に係るエンジンのオイルクーラ装置の第1の考 案においては、エンジンのシリンダブロックに装着され、エンジン冷却水により 冷却されるオイルクーラ装置において、前記オイルクーラ装置が具備するサーモ スタット21をオイルクーラカバー10内のハウジングに20に内設し、前記ハ ウジング20が着脱自在に装着されたことを特徴としており、第2の考案におい ては、前記サーモスタットの先端の感熱部がシリンダブロック内に配設されてい ることを特徴としている。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、エンジンのシリンダブロックに装着されたオイルクーラ装 置に、サーモスタットを内設したハウジングをシリンダブロックに直角の方向に 着脱自在に装着し、サーモスタットの先端の感熱部をシリンダブロック内に配設 したため、サーモスタットの着脱は容易となり、オイルクーラ装置の高さも低く なり、また、オイルをエンジンに供給する直前に感熱部を挿入したこととなって 感熱精度が向上する。
【0009】
【実施例】
以下に本考案に係るエンジンのオイルクーラ装置の実施例について、図面を参 照して説明する。図1はオイルクーラ装置の断面図であり、図2は図1のA−A 断面を示すサーモスタットの詳細断面図である。エンジンのシリンダブロック1 にはオイルクーラ3を装着したオイルクーラカバー10がボルト17により締着 されている。オイルクーラ3はシリンダブロック1に設けられたエンジン冷却水 を通すウォータジャケット2に収納されている。オイルクーラカバー10の一端 にはオイル入口11、オイルクーラ3に連通するクーラ入口12、クーラ出口1 3およびオイル入口11に連通するバイパス通路14が設けられている。オイル クーラカバー10の他端にはクーラ出口13に連通する冷却オイル室15とバイ パス通路14に連通するバイパスオイル室16とが設けられ、両室ともシリンダ ブロック1に設けられた感熱室4に連通している。感熱室4は図示しないオイル フィルタに至る通路5と連通している。冷却オイル室15およびバイパスオイル 室16に貫通して、先端に感熱部22を有するサーモスタット21を内設したハ ウジング20がボルト23で締着されている。感熱部22はシリンダブロック1 の感熱室4に収納されている。
【0010】 次に作用について説明する。図1は感熱室4を通過するオイルの温度が予め定 められた温度よりも高い場合のオイルの流れを示しており、感熱部22により高 い温度を感知したサーモスタット21は冷却オイル室15を開き、バイパスオイ ル室16を閉じる。そのため、オイル入口11から入った高温のオイルは矢印の ごとく、クーラ入口12からオイルクーラ3に入ってウォータジャケット2のエ ンジン冷却水により冷却され、クーラ出口13から冷却オイル室15を経て感熱 室4に至り、通路5から流出する。
【0011】 オイルの温度が予め定められた温度より低い場合には、サーモスタット21は 図2に示すように冷却オイル室15を閉じ、バイパスオイル室16を開く。した がって、オイルポンプからウォータジャケット2を経た矢印方向のオイルはオイ ル入口11からバイパス通路14を通りバイパスオイル室16を経て感熱室4に 流れる。この場合オイルは冷却されない。オイルの温度が中間にある場合には、 オイルはオイルクーラ3とバイパス通路14との両方に流れ、オイルは一部冷却 される。
【0012】 感熱部22はシリンダブロック1内の感熱室4に収納されているため、エンジ ンに供給される直前のオイルの温度を感知することとなり感熱精度は向上する。 また、サーモスタット21の先端の感熱部22が感熱室4に収納されているた め、シリンダブロック1の側面からオイルクーラ装置の最外側までの高さH1 は 小さくなる。そして、サーモスタットの着脱は、ボルト23を着脱し、ハウジン グ20を着脱することによって容易に行うことができる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したごとく、本考案はエンジンのシリンダブロックに装着された、冷 却水により冷却されるオイルクーラのサーモスタットをハウジングに内設し、ハ ウジングをオイルクーラカバーにシリンダブロックに対して直角方向にボルトに より着脱自在に締着した。そのため、ハウジングを着脱することによりサーモス タットを容易に点検、交換することが可能となった。また、サーモスタットの先 端の感熱部をシリンダブロックの内部に収納したため、シリンダブロックの端面 からオイルクーラの最外側までの高さが低くなり、全体がコンパクトになるとと もに、感熱部がエンジンにオイルを供給する直前のオイル温度を感知する位置に 配設されているため感熱精度の良好なエンジンのオイルクーラ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のオイルクーラ装置の断面図である。
【図2】本考案のオイルクーラ装置のサーモスタット部
の詳細断面図である。
【図3】従来のオイルクーラ装置の断面図である。
【符号の説明】 1 シリンダブロック 2 ウォータジャケット 17、23
ボルト 3 オイルクーラ 20 ハウ
シング 4 感熱室 21 サー
モスタット 5 通路 22 感熱
部 10 オイルクーラカバー 11 オイル入口 12 クーラ入口 13 クーラ出口 14 バイパス通路 15 冷却オイル室 16 バイパスオイル室

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダブロックに装着さ
    れ、エンジン冷却水により冷却されるオイルクーラ装置
    において、前記オイルクーラ装置が具備するサーモスタ
    ット21をオイルクーラカバー10内のハウジングに2
    0に内設し、前記ハウジング20が着脱自在に装着され
    たことを特徴とするエンジンのオイルクーラ装置。
  2. 【請求項2】 前記サーモスタットの先端の感熱部がシ
    リンダブロック内に配設されていることを特徴とする請
    求項1のエンジンのオイルクーラ装置。
JP1993016989U 1993-03-12 1993-03-12 エンジンのオイルクーラ装置 Expired - Lifetime JP2593476Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993016989U JP2593476Y2 (ja) 1993-03-12 1993-03-12 エンジンのオイルクーラ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993016989U JP2593476Y2 (ja) 1993-03-12 1993-03-12 エンジンのオイルクーラ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0669307U true JPH0669307U (ja) 1994-09-30
JP2593476Y2 JP2593476Y2 (ja) 1999-04-12

Family

ID=11931447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993016989U Expired - Lifetime JP2593476Y2 (ja) 1993-03-12 1993-03-12 エンジンのオイルクーラ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2593476Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236796A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Toyota Motor Corp オイル供給装置
JP2012097948A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Toyota Motor Corp シリンダブロックのオイルクーラ取付構造
KR101399728B1 (ko) * 2010-06-15 2014-05-28 현대중공업 주식회사 2행정 엔진용 에어 쿨러 블록 구조물

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236796A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Toyota Motor Corp オイル供給装置
KR101399728B1 (ko) * 2010-06-15 2014-05-28 현대중공업 주식회사 2행정 엔진용 에어 쿨러 블록 구조물
JP2012097948A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Toyota Motor Corp シリンダブロックのオイルクーラ取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2593476Y2 (ja) 1999-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4938185A (en) Engine cooling arrangement
JPH0669307U (ja) エンジンのオイルクーラ装置
JPS6138326B2 (ja)
JP4067248B2 (ja) 水冷式内燃機関におけるシリンダヘッドの構造
CN110242384A (zh) 发动机润滑集成模块
JPH0513945Y2 (ja)
JPS61171814A (ja) エンジンのブロ−バイガス還元装置
CN109723514A (zh) 一种机油滤清冷却模块
JP2993214B2 (ja) エンジンの冷却装置
JP3014874B2 (ja) 内燃機関における冷却装置
JPS6319542Y2 (ja)
JPH0618034Y2 (ja) エンジンのオイルク−ラ
JPH0949428A (ja) エンジンの水冷装置
JPH0513944Y2 (ja)
JPH089370Y2 (ja) 内燃機関の冷却水アウトレット部材
KR950006916Y1 (ko) 자동차 냉각장치의 써모스탯 공기배출장치
KR0138367Y1 (ko) 수온조절장치
JPS6035825Y2 (ja) 感温弁
JPS6131175Y2 (ja)
JPH063128Y2 (ja) 内燃機関のオイルクーラー
JPH0349997Y2 (ja)
JP2555550Y2 (ja) V型エンジン
JPH0713458B2 (ja) エンジンのシリンダブロツク構造
JP2552003Y2 (ja) 強制循環式水冷エンジンの水冷装置
JPS6040818Y2 (ja) 自動車用内燃機関の冷却装置