JPH0669051A - トランス - Google Patents
トランスInfo
- Publication number
- JPH0669051A JPH0669051A JP4222434A JP22243492A JPH0669051A JP H0669051 A JPH0669051 A JP H0669051A JP 4222434 A JP4222434 A JP 4222434A JP 22243492 A JP22243492 A JP 22243492A JP H0669051 A JPH0669051 A JP H0669051A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core guide
- wall
- core
- guide portion
- transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 各種電気機器に使用されるトランスにおい
て、形状の拡大をすることなく、絶縁距離を確保でき安
全規格への適合を可能とし、絶縁壁への半田付着及び、
絶縁壁の割れや変形を防止し高品質のトランスを提供す
ることを目的とする。 【構成】 左右のピン端子43それぞれに平行に突出し
その1次側のピン端子43に近接する側壁に切欠部49
をもつコアガイド部45と、1次巻線引出し溝44a側
のコアガイド部45と磁性材53の間に平行に掘り込ま
れ、底板55に設けられたコ字状絶縁壁57と相対する
段差部を有した下端鍔47に、コアガイド部45と磁性
材53の間に掘り込んだ段差部に相対するコ字状絶縁壁
57と、ピン端子43と平行に突出したコアガイド部4
5の外側に挿入されるリブ壁58を有した底板55を挿
入することで安全規格の適合と高品質なトランスとでき
る。
て、形状の拡大をすることなく、絶縁距離を確保でき安
全規格への適合を可能とし、絶縁壁への半田付着及び、
絶縁壁の割れや変形を防止し高品質のトランスを提供す
ることを目的とする。 【構成】 左右のピン端子43それぞれに平行に突出し
その1次側のピン端子43に近接する側壁に切欠部49
をもつコアガイド部45と、1次巻線引出し溝44a側
のコアガイド部45と磁性材53の間に平行に掘り込ま
れ、底板55に設けられたコ字状絶縁壁57と相対する
段差部を有した下端鍔47に、コアガイド部45と磁性
材53の間に掘り込んだ段差部に相対するコ字状絶縁壁
57と、ピン端子43と平行に突出したコアガイド部4
5の外側に挿入されるリブ壁58を有した底板55を挿
入することで安全規格の適合と高品質なトランスとでき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種の音響機器、映像機
器、家電機器、産業機器などに使用するトランスに関す
るものである。
器、家電機器、産業機器などに使用するトランスに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトランスは図4,図6の組立図、
図5,図7の断面図のような構成となっていた。
図5,図7の断面図のような構成となっていた。
【0003】図4,図5に示す従来例について説明す
る。図5において1次巻線6を巻回する1次側巻枠1の
下側にピン端子3と巻線の引出し溝2とピン端子3と平
行に突出したコアガイド部4を有した下端鍔5を左右に
形成するとともに、図4に示すような左右の下端鍔5を
連結する周壁7を持つ1次側巻枠1に1次巻線6を巻回
し、その引出しリード線8を引出し溝2を通して、ピン
端子3に巻付ける。次に、1次側巻枠1を覆う2次側巻
枠9を1次側巻枠1に挿入嵌合したのち、2次巻線10
を2次側巻枠9に巻回し、その引出しリード線8を引出
し溝2を通して、ピン端子3に巻付ける。
る。図5において1次巻線6を巻回する1次側巻枠1の
下側にピン端子3と巻線の引出し溝2とピン端子3と平
行に突出したコアガイド部4を有した下端鍔5を左右に
形成するとともに、図4に示すような左右の下端鍔5を
連結する周壁7を持つ1次側巻枠1に1次巻線6を巻回
し、その引出しリード線8を引出し溝2を通して、ピン
端子3に巻付ける。次に、1次側巻枠1を覆う2次側巻
枠9を1次側巻枠1に挿入嵌合したのち、2次巻線10
を2次側巻枠9に巻回し、その引出しリード線8を引出
し溝2を通して、ピン端子3に巻付ける。
【0004】その後、ピン端子3の巻付けを半田付けす
ることで、半田接続をし、磁性材11を挿入したのち一
面が開口したケース12に挿入する。次に下端鍔5に植
設してあるピン端子3を挿入する貫通穴14とピン端子
3と平行に突出したコアガイド部4の間に組み込むリブ
壁15をもった底板13を挿入して完成品とする。
ることで、半田接続をし、磁性材11を挿入したのち一
面が開口したケース12に挿入する。次に下端鍔5に植
設してあるピン端子3を挿入する貫通穴14とピン端子
3と平行に突出したコアガイド部4の間に組み込むリブ
壁15をもった底板13を挿入して完成品とする。
【0005】次に、もう一つの従来例について、図6,
図7を用いて説明する。図7において、1次巻線26を
巻回する1次側巻枠21の下端にピン端子23と引出し
溝22と、磁性材31に隣接する部分に凹部36を有し
た下端鍔25を左右に形成する1次側巻枠21に1次側
巻線26を巻回し、その巻線の引出しリード線28を引
出し溝22を通して、ピン端子23に巻付ける。
図7を用いて説明する。図7において、1次巻線26を
巻回する1次側巻枠21の下端にピン端子23と引出し
溝22と、磁性材31に隣接する部分に凹部36を有し
た下端鍔25を左右に形成する1次側巻枠21に1次側
巻線26を巻回し、その巻線の引出しリード線28を引
出し溝22を通して、ピン端子23に巻付ける。
【0006】次に1次側巻枠21を覆う2次側巻枠29
を1次側巻枠21に挿入したのち、2次巻線30を2次
側巻枠29に巻回し、その引出しリード線28を引出し
溝22を通してピン端子23に巻付ける。
を1次側巻枠21に挿入したのち、2次巻線30を2次
側巻枠29に巻回し、その引出しリード線28を引出し
溝22を通してピン端子23に巻付ける。
【0007】その後、巻付け部分を半田付けすることで
半田接続をし、磁性材31を挿入したのち一面が開口し
たケース32に挿入する。次に下端鍔25に植設してあ
るピン端子23を挿入する貫通穴34と、挿入された磁
性材31の周辺に挿入される箱状のリブ壁35を設けた
底板33を挿入して完成品とする。
半田接続をし、磁性材31を挿入したのち一面が開口し
たケース32に挿入する。次に下端鍔25に植設してあ
るピン端子23を挿入する貫通穴34と、挿入された磁
性材31の周辺に挿入される箱状のリブ壁35を設けた
底板33を挿入して完成品とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般にトランスは用
途、種類、仕向地、容量、その他の理由によって各種の
安全規格に適合しなければならない。
途、種類、仕向地、容量、その他の理由によって各種の
安全規格に適合しなければならない。
【0009】このようなトランスにおいては、構造面、
材料面、電気特性面、その他、種々な規格を満足させる
ことが必要である。特に構造面においては、1次−2次
巻線間、1次巻線−磁性材間の絶縁距離が規制されてお
り、例えば、IEC規格では6.0mm以上が要求されて
いる。
材料面、電気特性面、その他、種々な規格を満足させる
ことが必要である。特に構造面においては、1次−2次
巻線間、1次巻線−磁性材間の絶縁距離が規制されてお
り、例えば、IEC規格では6.0mm以上が要求されて
いる。
【0010】これらの安全規格を満足させる方法とし
て、各種の構造が考えられているが、図4,図5におけ
る磁性材11と1次巻線6の引出しリード線8又は引出
しリード線8を巻付け半田接続したピン端子3間の絶縁
距離を確保する方法として、従来例の図4,図5の方法
が取られている。
て、各種の構造が考えられているが、図4,図5におけ
る磁性材11と1次巻線6の引出しリード線8又は引出
しリード線8を巻付け半田接続したピン端子3間の絶縁
距離を確保する方法として、従来例の図4,図5の方法
が取られている。
【0011】このような構成では、UL規格等の1.6
mm程度の絶縁距離の確保であれば、構造的に、無理せず
確保することは可能であるがIEC規格の6.0mmの絶
縁距離を確保しようとした場合は、コアガイド部4、リ
ブ壁15を高くする必要が出てくる。
mm程度の絶縁距離の確保であれば、構造的に、無理せず
確保することは可能であるがIEC規格の6.0mmの絶
縁距離を確保しようとした場合は、コアガイド部4、リ
ブ壁15を高くする必要が出てくる。
【0012】コアガイド部4、リブ壁15を高くするこ
とにより、トランス全高も高くなるという軽薄短小化と
逆向する形状になってしまうばかりでなく、コアガイド
部4の高さアップは、引出しリード線8の半田付時にお
ける、コアガイド部4への半田カスの付着を多く発生さ
せる。
とにより、トランス全高も高くなるという軽薄短小化と
逆向する形状になってしまうばかりでなく、コアガイド
部4の高さアップは、引出しリード線8の半田付時にお
ける、コアガイド部4への半田カスの付着を多く発生さ
せる。
【0013】また、高くなることによりコアガイド部4
のカケ、割れ等も発生しやすくなり品質的にも問題のあ
る構造となるほか、巻線配線の自動化への支障をきたす
ことになる。一方のリブ壁の高さアップは、底板13自
体のソリ変形をおこしやすくなるほか、組立の自動化に
当っても、組立精度の高精度化を必要とするなどの欠点
を有している。
のカケ、割れ等も発生しやすくなり品質的にも問題のあ
る構造となるほか、巻線配線の自動化への支障をきたす
ことになる。一方のリブ壁の高さアップは、底板13自
体のソリ変形をおこしやすくなるほか、組立の自動化に
当っても、組立精度の高精度化を必要とするなどの欠点
を有している。
【0014】次に、図6,図7の従来例の構成だと、前
記と同様にIEC規格の6.0mmを確保しようとした場
合、凹部36の掘り込み深さを大きくし、底板33にあ
る箱状のリブ壁35の高さを高くする必要がある。こう
した場合、凹部36の掘り込み深さが深いため、下端鍔
25と1次側巻枠21の接合部が少なくなり下端鍔25
の保持強度が弱くなり下端鍔25の割れが発生する。
記と同様にIEC規格の6.0mmを確保しようとした場
合、凹部36の掘り込み深さを大きくし、底板33にあ
る箱状のリブ壁35の高さを高くする必要がある。こう
した場合、凹部36の掘り込み深さが深いため、下端鍔
25と1次側巻枠21の接合部が少なくなり下端鍔25
の保持強度が弱くなり下端鍔25の割れが発生する。
【0015】また、底板33の箱状リブ壁35が高くな
ると、通常箱型リブでは発生しにくいはずの開口側変形
タワミが発生しやすくなるため、自動組立化が困難とな
るばかりでなく、金型構造の複雑化による金型費のアッ
プや歩留りの悪化をまねくことになるのである。
ると、通常箱型リブでは発生しにくいはずの開口側変形
タワミが発生しやすくなるため、自動組立化が困難とな
るばかりでなく、金型構造の複雑化による金型費のアッ
プや歩留りの悪化をまねくことになるのである。
【0016】そこで本発明は、リブ壁やコアガイド部の
膨大をすることなく絶縁距離の長い安全規格に適合さ
せ、かつ、割れ、変形などの発生しにくい構造と、品質
的にも優れたものとするものである。
膨大をすることなく絶縁距離の長い安全規格に適合さ
せ、かつ、割れ、変形などの発生しにくい構造と、品質
的にも優れたものとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、下端鍔にコアをはめこむコアガイド部とそ
のコアガイド部の1次側端子と平行したコアガイド部の
内側に段差部を設け、このコアガイド部を構成する周壁
の2次側端子に近接する側壁に切欠部を設けたコイルボ
ビンと、このコイルボビンの下端鍔の底面に組み込ま
れ、1次巻線端子側のコアガイド部と重なるように、か
つ、切欠部に対応する部分に切欠部にはまり合うコ字状
絶縁壁とピン端子に平行でコアガイド部外側に挿入する
凸部を突出するように設けた底板をはめ込むことによっ
て絶縁距離を確保した構成とするものである。
に本発明は、下端鍔にコアをはめこむコアガイド部とそ
のコアガイド部の1次側端子と平行したコアガイド部の
内側に段差部を設け、このコアガイド部を構成する周壁
の2次側端子に近接する側壁に切欠部を設けたコイルボ
ビンと、このコイルボビンの下端鍔の底面に組み込ま
れ、1次巻線端子側のコアガイド部と重なるように、か
つ、切欠部に対応する部分に切欠部にはまり合うコ字状
絶縁壁とピン端子に平行でコアガイド部外側に挿入する
凸部を突出するように設けた底板をはめ込むことによっ
て絶縁距離を確保した構成とするものである。
【0018】
【作用】この技術的手段による作用は次のようになる。
【0019】すなわち1次巻線の引出しリード線及びそ
の引出しリード線を巻付けしたピン端子と磁性材の絶縁
距離は、コイルボビンに設けた切欠部にはまり合う底板
に設けられたコの字状の絶縁壁と、コアガイド部の外側
すなわち、コアガイド部とピン端子の間に挿入されるリ
ブ壁により、コアガイド部を、サンドイッチした構造と
し絶縁距離として空間距離であった部分を沿面距離にす
ることで、絶縁距離の確保を可能とし、トランス形状の
下端鍔やコアガイド部リブ壁の拡大を防止するばかりで
なく、品質的にも優れた構造を可能とし、配線、組立の
自動化を図ることができるのである。
の引出しリード線を巻付けしたピン端子と磁性材の絶縁
距離は、コイルボビンに設けた切欠部にはまり合う底板
に設けられたコの字状の絶縁壁と、コアガイド部の外側
すなわち、コアガイド部とピン端子の間に挿入されるリ
ブ壁により、コアガイド部を、サンドイッチした構造と
し絶縁距離として空間距離であった部分を沿面距離にす
ることで、絶縁距離の確保を可能とし、トランス形状の
下端鍔やコアガイド部リブ壁の拡大を防止するばかりで
なく、品質的にも優れた構造を可能とし、配線、組立の
自動化を図ることができるのである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3を用い
て説明する。図1は本発明の一実施例の組立斜視図、図
2は本発明の一実施例の側面断面図、図3は本発明の一
実施例の拡大側面図である。
て説明する。図1は本発明の一実施例の組立斜視図、図
2は本発明の一実施例の側面断面図、図3は本発明の一
実施例の拡大側面図である。
【0021】図2において、1次巻線42を巻回する1
次側巻枠41の下端にピン端子43と1次巻線引出し溝
44a、2次巻線引出し溝44bと、左右のピン端子4
3のそれぞれに平行に突出しその1次側端子に近接する
側壁に切欠部49を持つコアガイド部45と1次巻線引
出し溝44a側のコアガイド部45と磁性材53の間に
平行に掘り込み、底板55に設けられたコ字状絶縁壁5
7と相対する段差部46を有した下端鍔47を持つコイ
ルボビンに、1次巻線42を巻回し、その1次巻線引出
しリード線48を1次巻線引出し溝44aを通して1次
側のピン端子43に巻付け配線する。
次側巻枠41の下端にピン端子43と1次巻線引出し溝
44a、2次巻線引出し溝44bと、左右のピン端子4
3のそれぞれに平行に突出しその1次側端子に近接する
側壁に切欠部49を持つコアガイド部45と1次巻線引
出し溝44a側のコアガイド部45と磁性材53の間に
平行に掘り込み、底板55に設けられたコ字状絶縁壁5
7と相対する段差部46を有した下端鍔47を持つコイ
ルボビンに、1次巻線42を巻回し、その1次巻線引出
しリード線48を1次巻線引出し溝44aを通して1次
側のピン端子43に巻付け配線する。
【0022】次に1次側巻枠41を覆う2次側巻枠50
を1次側巻枠41に挿入嵌合したのち、2次巻線51を
巻回し、その2次巻線引出しリード線52を2次巻線引
出し溝44bを通して、ピン端子43に巻付ける。その
後ピン端子43を半田して巻付け部を半田接続する。半
田接続後磁性材53を挿入したのち一面が開口したケー
ス54に挿入する。
を1次側巻枠41に挿入嵌合したのち、2次巻線51を
巻回し、その2次巻線引出しリード線52を2次巻線引
出し溝44bを通して、ピン端子43に巻付ける。その
後ピン端子43を半田して巻付け部を半田接続する。半
田接続後磁性材53を挿入したのち一面が開口したケー
ス54に挿入する。
【0023】次に下端鍔47に植設してあるピン端子4
3を挿入させる貫通穴56と、コアガイド部45の側壁
の切欠部49に相対し、かつ、コアガイド部45と磁性
材53の間に掘り込んだ段差部46に相対するコ字状絶
縁壁57と、ピン端子43と平行に突出したコアガイド
部45の外側すなわちピン端子側に挿入されるリブ壁5
8を有した底板55を挿入して完成品とする。
3を挿入させる貫通穴56と、コアガイド部45の側壁
の切欠部49に相対し、かつ、コアガイド部45と磁性
材53の間に掘り込んだ段差部46に相対するコ字状絶
縁壁57と、ピン端子43と平行に突出したコアガイド
部45の外側すなわちピン端子側に挿入されるリブ壁5
8を有した底板55を挿入して完成品とする。
【0024】次にこの実施例における作用を説明する。
1次巻線42を巻回した1次側巻枠41に、2次側巻枠
50を挿入し、2次巻線51を巻回し、それぞれの引出
しリード線を、それぞれの引出し溝を通してピン端子4
3に巻付けた後半田接続し、磁性材53を挿入しケース
54に挿入し、ピン端子43を貫通させる貫通穴56
と、コ字状絶縁壁57、リブ壁58を持つ底板55を挿
入し組立を完成することで、安全規格適合に必要な、1
次巻線引出しリード巻付けピン端子−磁性材間の絶縁距
離は図3に示す矢印線の寸法とすることができるため、
要求絶縁距離の長い規格に対しても下端鍔や各種絶縁壁
を膨大させることなく、対応が可能となるばかりでな
く、絶縁壁の膨大による絶縁壁への半田カスの付着や変
形、ソリ、カケ等の発生を防止することができるのであ
る。
1次巻線42を巻回した1次側巻枠41に、2次側巻枠
50を挿入し、2次巻線51を巻回し、それぞれの引出
しリード線を、それぞれの引出し溝を通してピン端子4
3に巻付けた後半田接続し、磁性材53を挿入しケース
54に挿入し、ピン端子43を貫通させる貫通穴56
と、コ字状絶縁壁57、リブ壁58を持つ底板55を挿
入し組立を完成することで、安全規格適合に必要な、1
次巻線引出しリード巻付けピン端子−磁性材間の絶縁距
離は図3に示す矢印線の寸法とすることができるため、
要求絶縁距離の長い規格に対しても下端鍔や各種絶縁壁
を膨大させることなく、対応が可能となるばかりでな
く、絶縁壁の膨大による絶縁壁への半田カスの付着や変
形、ソリ、カケ等の発生を防止することができるのであ
る。
【0025】また、今回の実施例は、2重嵌合ボビンに
よる説明をしているが、テープ絶縁のボビンや3重嵌合
ボビンによるものでも、磁性材と特定巻線間の引出し配
線及び巻付けピン端子間の絶縁距離を確保する場合にも
本発明は有効に作用することはいうまでもない。
よる説明をしているが、テープ絶縁のボビンや3重嵌合
ボビンによるものでも、磁性材と特定巻線間の引出し配
線及び巻付けピン端子間の絶縁距離を確保する場合にも
本発明は有効に作用することはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、1次巻線側下端
鍔のコアガイド壁を、底板に設けたコ字状絶縁壁をコア
ガイド壁の内側に装着挿入しコアガイド壁の外側にリブ
壁を挿入し、コアガイド壁をサンドイッチする構成とす
ることにより、要求される絶縁距離の長い安全規格に対
しても、下端鍔や絶縁壁を膨大させることなく、規格へ
の適合が可能となるばかりでなく、絶縁壁膨大により半
田カス付着や、変形、ソリ、カケを防止し、品質的にも
優れ、巻線配線や組立の自動化の対応が可能となる優れ
たトランスを作ることが可能となるのである。
鍔のコアガイド壁を、底板に設けたコ字状絶縁壁をコア
ガイド壁の内側に装着挿入しコアガイド壁の外側にリブ
壁を挿入し、コアガイド壁をサンドイッチする構成とす
ることにより、要求される絶縁距離の長い安全規格に対
しても、下端鍔や絶縁壁を膨大させることなく、規格へ
の適合が可能となるばかりでなく、絶縁壁膨大により半
田カス付着や、変形、ソリ、カケを防止し、品質的にも
優れ、巻線配線や組立の自動化の対応が可能となる優れ
たトランスを作ることが可能となるのである。
【図1】本発明のトランスの一実施例における分解斜視
図
図
【図2】同側面断面図
【図3】同要部の拡大断面図
【図4】従来のトランスを示す分解斜視図
【図5】従来のトランスを示す側面断面図
【図6】従来のその他のトランスを示す分解斜視図
【図7】同側面断面図
41 1次側巻枠 42 1次巻線 43 ピン端子 44a 1次巻線引出し溝 44b 2次巻線引出し溝 45 コアガイド部 46 段差部 47 下端鍔 48 1次巻線引出しリード線 49 切欠部 50 2次側巻枠 51 2次巻線 52 2次巻線引出しリード線 53 磁性材 54 ケース 55 底板 56 貫通穴 57 コ字状絶縁壁 58 リブ壁
フロントページの続き (72)発明者 河崎 健太郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも1次巻線、2次巻線を巻装し下
端に上記両巻線の引出し線を接続する端子を植設した下
端鍔を設けるとともに、この下端鍔にコアをはめこむコ
アガイド部とそのコアガイド部の1次側端子と平行した
コアガイド部の内側に段差部を設け、このコアガイド部
を構成する周壁の1次側端子に近接する側壁に切欠部を
設けたコイルボビンと、このコイルボビンの下端鍔の底
面に組み込まれ、1次側の端子側のコアガイド部と重な
るように、かつ、切欠部に対応する部分に切欠部にはま
り合うコ字状絶縁壁とピン端子に平行でコアガイド部外
側に挿入する凸部を突出するように設けた底板と、上記
コイルボビンに組み込まれる磁心と、この磁心を組込ん
だコイルボビンに被せられるケースとにより構成される
トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4222434A JP2605554B2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4222434A JP2605554B2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0669051A true JPH0669051A (ja) | 1994-03-11 |
JP2605554B2 JP2605554B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=16782338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4222434A Expired - Fee Related JP2605554B2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605554B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005117039A1 (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Hanwa Alpha Denshi Co., Ltd. | トランス |
JP2007266639A (ja) * | 2007-07-11 | 2007-10-11 | Kanenori Tsunoda | トランス |
JP2015211153A (ja) * | 2014-04-28 | 2015-11-24 | 田淵電機株式会社 | 基板実装用トランス |
CN109841395A (zh) * | 2017-11-24 | 2019-06-04 | Tdk株式会社 | 绕组部件 |
US11232897B2 (en) | 2017-11-24 | 2022-01-25 | Tdk Corporation | Winding part |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP4222434A patent/JP2605554B2/ja not_active Expired - Fee Related
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