JPH03180009A - カレントトランス - Google Patents

カレントトランス

Info

Publication number
JPH03180009A
JPH03180009A JP1319993A JP31999389A JPH03180009A JP H03180009 A JPH03180009 A JP H03180009A JP 1319993 A JP1319993 A JP 1319993A JP 31999389 A JP31999389 A JP 31999389A JP H03180009 A JPH03180009 A JP H03180009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
magnetic material
secondary coil
current transformer
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1319993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0666202B2 (ja
Inventor
Masayoshi Matsuda
正義 松田
Toshihiro Yamane
山根 敏宏
Yutaka Hirooka
裕 広岡
Kazunari Ishikawa
一成 石川
Hisanori Tanigaki
谷垣 久則
Matsuo Imai
今井 松雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1319993A priority Critical patent/JPH0666202B2/ja
Publication of JPH03180009A publication Critical patent/JPH03180009A/ja
Publication of JPH0666202B2 publication Critical patent/JPH0666202B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Transformers For Measuring Instruments (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種の音響機器、映像機器、産業機器などの電
源回路等で交流電流を電圧に変換するためのカレントト
ランスに関するものである。
従来の技術 従来この種のカレントトランスは第4図〜第6図に示す
ような構成であった。まず取り付は面に対して磁性材が
水平に挿入される横型構造のカレントトランスについて
第4図の斜視図、第5図の側面断面図を用いて説明する
。ボビンは中央に磁性材5a、5bが挿入される鉄心挿
入孔16を有しその外周に筒状部14が設けられている
。その上部両端にそれぞれ上端鍔7,7aが設けられ、
下部両端にそれぞれ下端鍔6,6aが設けられている。
更に片方の上端鍔7.下端鍔6には大電流が流れる略U
字状の太い導体4bの両脚が先端より上端rI47の穴
19に挿入され、更に上端鍔7゜下端鍔6を貫通しその
先端は下端鍔6より突出される。そのようにして−次コ
イル4を形成する。
更に二次コイル3と、−次コイル4とはプラスチックよ
り一体成型された絶縁板13によって分離される構造で
ある。
そのようなボビンの筒状部14に二次コイル3を規定数
巻回し、そのリード引出し線22を下端鍔6aに植設し
た金属ピン端子9の根元15に巻付けて、その後半田付
によって金属ピン端子9と二次コイル3の引出しリード
線22は接続される。更に二次コイル3の上部外周に絶
縁テープ17が巻回される。次にE型磁性材5a、5b
をそれぞれ左右よりボビン挿入孔16に挿入して固定し
閉磁路を構成する。尚磁性材5a、5bの形状はEE型
であってもEI型であってもE型であっても差支えない
。このようにして横型構造のカレントトランスを完成す
る。
次に取り付は面に対し磁性材が縦方向に挿入される縦型
構造のカレントトランスについて第6図の斜視図と第7
図の断面図を用いて説明する。ボビン構造については前
記に説明した横型構造のカレントトランスと同構造であ
り、巻線工程半田付の方法についても同様であるため説
明は省略する。磁性材5a、5bの挿入方法について説
明すると、ボビンの磁性材挿入孔16に■型磁性材5a
を挿入し、更にボビン上端鍔7.7aの上部より略コの
字状の磁性材5bを前記I型磁性材5aに突合せて固定
し閉磁路を構成する。尚磁性材5a。
5bの形状をUIにしU部の片脚をボビンの磁性材挿入
孔16に挿入し1部をボビン上端鍔7の側面に取り付け
ても差支えないものとする。次に磁性材5bと略U字形
状導体よりなる一次コイル4、二次コイル3との間に絶
縁板13aを挿入して縦型構造のカレントトランスを完
成する。
発明が解決しようとする課題 第4図に示すような横型構造のカレントトランスでは磁
性材5a、5bがトランス本体を取り付けるプリント基
板に対し水平に位置し、磁性材5a。
5bより発生するブラックスは水平方向になる。
その結果、リーケージフラックス18についてもプリン
ト基板に対し水平に発生することになる。
従って、トランスの近くにり、C,R,半導体等の部品
が取り付けられていた場合、リーケージフラックス18
により回路が影響を受はノイズが発生する原因のひとつ
とされている。対策として、それらの部品をトランスよ
り離したり、リーケージフラックスの影響が少ない位置
に配置したりする方法がとられている。そのためプリン
ト基板の面積が大きくなったりトランスを離す等、回路
上の制約を受ける等の問題があった。更にこのようなト
ランスは使用される電子機器によってそれぞれ安全規格
が定められており、例えば洗濯機ではUL560.電子
レンジではUL923が適用され、−次〜異極間、−次
〜二次間、−次〜磁性材間等の絶縁距離と、それぞれの
絶縁厚み等が定められている。このトランスの絶縁構造
について第5図を用いて説明する。略U字状の導体より
なる一次コイル4の背部4aと二次コイル3の絶縁距離
はA+Bの空間寸法となり、又−次コイル4の背部4a
と磁性材5bとの絶縁距離はC’+Dの空間寸法となる
。これらの寸法を規定値以上確保するため、−次コイル
4の背部4aの位置は上端鍔7の側面外側X方向に大き
くし、かつ上端鍔7の上部Z方向に大きくすることで、
絶縁距離を確保する構造であった。そのため、ボビンの
上端鍔7aの高さ寸法′Eは大きくなり、かつ、上端鍔
7の側面外側X方向の寸法Fについても大きくする必要
があった。その結果トランス形状が大きくなり、ボビン
、磁性材のコストアップにつながると共に、プリント基
板における取り付は面積が大きくなる。更に一次コイル
4の背部4aの高さ位置のバラツキによって絶縁距離は
大きくバラツキ、品質を保証するため検査工程でシビア
な目視による外観検査を要し検査自動化できない大きな
理由とされていた。その上、電気性能的には一次コイル
4と二次コイル3の間の距離は小さい程、結合が密とな
り、微少電流に対しての応答性能が良好となるが、上記
にて説明したように安全規格をクリヤーするため規定の
絶縁距離を確保しなければならず、結果として一次コイ
ル4と二次コイル3の間の距離は大きくなり結合は疎結
合となり応答性能等の電気的性能は悪くなるという欠点
があった。
次に第4図に示した横型構造のものと同形状で金属ピン
端子9及び−次コイル4を、ボビン鍔の側面に取り付け
て、トランス取り付は面に対し磁性材が垂直に挿入され
た縦型構造のカレントトランスについて第8図を用いて
説明する。
−次コイル4と、二次コイル3、又は−次コイル4と磁
性材5a、5bの間の絶縁構造については第4図に示す
ものと全く同様であるため説明は省略する。カレントト
ランスを取り付けるプリント基板に対し磁性材が垂直に
位置し磁性材5a。
5bより発生するり一ケージフラックス18をプリント
基板に交鎖するような構造とするため、二次コイル3の
引出し線22を接続する金属ピン端子9は上端鍔7の側
面に磁性材5bの挿入方向と同方向に植設され、更に二
次コイル3のリード引出し線22が通過するリード引出
し溝10をコイル4の背部4aを挟んで一対設ける。尚
−次コイル4は、略U字形状で太線径よりなる導体4b
の両端の先端より、上端鍔7から、下端鍔6に貫通した
一対の穴19に挿入し、更に貫通させて、下端鍔6より
突出した一次コイル4の先端4b’を形成する。次に、
その先端4b’を直角に下端鍔6の外側方向でかつ磁性
材5b、5aの挿入方向に折曲して、プリント基板に取
り付けられる一次コイル4の端子を形成する。以上のよ
うにプリント基板に対して磁性材が垂直に位置する縦型
構造のカレントトランスであるが、−次コイル4には大
電流を流すため一般には1,2φ〜1.5φの線径が用
いられている。ボビン下端鍔7,6の穴19に貫通させ
、突出した先端4b’を直角に折曲する際、曲げ応力が
大きいことにより、ボビンと一次コイル4b’の折り曲
げ支点部が応力を受けてボビンが破壊したり、又−次コ
イル4b’自身の弾性により直角に折曲しても、復元し
寸法精度が出ない等の欠点があった。更に二次コイル3
と一次コイル4の絶縁構造について第8図のピン端子側
よりみた第9図を用いて説明すると、上端鍔7に設けた
リード引出し溝の中に通された二次コイル3のリード引
出し線22と、−次コイル4の背部4aの距離は、引出
し溝10の壁10°を介してa+b十c ’の沿面距離
の値となる。仮に電子機械工業規格適用の5S−19の
鉄心のサイズでは外径寸法チは19.On、口は5.0
mm、、ハは4.5閣となる。成型可能な適正肉厚へを
0.7nnとし、ボビンと磁性材5a、5bとのクリア
ランスの寸法ト、及びりは、それぞれ0.2閣とし、更
に一次コイル4の線径ホを1.2mmφとした場合、上
端鍔7に設けたリード引出し溝10の寸法ヌはバー(ホ
+へ十ト+り十寸法公差)となり、4、5− (1,2
+ 0.7 + 0.2 + 0.2 + 0.5 )
=1.7+mとなる。従ってヌ=e+d十すの寸法とな
る。又、−次コイル4aと二次コイル3のリード引出し
線22の間の絶縁厚みの肉厚すはUL923の場合で0
.8nn必要であるため、残りは1.7−0.8=0.
9mでe+dの寸法を確保しなければならない。従って
磁性材5bの外径寸法チの19閣ではこのような規格適
合のカレントトランスは実用上不可能となり、この規格
をクリヤーするためには1ランク上のチの寸法を24m
1t+にした5S−24タイプの磁性材を使う必要があ
る。結果として鉄心外径寸法は5−大きくなりカレント
トランスは大型化し、磁性材、ボビン等が大きくなり、
部品のコストのアップだけにとどまらず、取り付は面積
が大きくなり、又高さ寸法も大きくなる等多くの欠点を
有する。
以上のように第8図に示すような縦型構造のカレントト
ランスは机上では考えられるが多くの欠点を有するため
実用化されていないのが実態である。
次に第6図に示すような縦型構造のカレントトランスに
ついて説明する。磁性材5a、5bがトランスの取り付
は面であるプリント基板に対し垂直に位置し磁性材5a
、5bより発生するり一ケージフラックス18はプリン
ト基板に対し垂直に発生する方向になる。前記した横型
構造のカレントトランスのリーケージフラックスに対す
る影響を低減するための対策とした構造である。第7図
の断面図を用いて絶縁構造を説明する。前述したように
使用する機器によって絶縁距離が規格で定められており
、−次コイル4の背面部4aと磁性材5bとの絶縁距離
はA+Dとなり、又−次コイル4aと二次コイル3の絶
縁距離はA+B十〇の寸法となる。更にボビン下端鍔6
の下面より突出した一次コイル4と二次コイル3との絶
縁距離はG+Hの寸法となる。
電気性能だけを満足するためには二次コイル3の巻線高
さ■が必要であるが安全規格をクリヤーするため、以上
説明したような個所について、規定の寸法を必要としな
ければならない。その結果、ボビン上端鍔7のX方向の
寸法Fと2・方向の寸法Eを大きくする必要がある。
又ボビン下端鍔6の高さ寸法Eaについても安全規格を
クリヤーするため大きくする必要があり、結果としてカ
レントトランスの横方向、又は高さ方向の寸法は大きく
なり、ボビン、磁性材が大きくなることによりコストア
ップにつながると共にプリント基板における取り付は面
積が大きくなる。
更に一次コイル4はボビン成型品にアウトサートされ、
ており穴19中に挿入する工程のため背部4aの高さ位
置が2方向にバラツキやすく、その結果、前記絶縁距離
A+DまたはA+B+Cはバラツクことになり、品質を
保証するための検査工程でシビアな目視検査をする必要
がある。そのため検査の自動化が困難でコスト的に高く
つく等多くの欠点を有していた。
以上のようにカレントトランス自体の外観形状は大きく
なりコスト的にアップするばかりでなくユーザープリン
ト基板における取り付は面積がアップし、又高さ寸法も
大きくなり更には検査の自動化が困難で品質、生産性、
コスト面で多くの欠点を有していた。
課題を解決するための手段 上記課題を解決する本発明の技術的手段は、ボビンを二
次コイル周上ボビンと一次コイル用下ボビンとに分離し
、その下ボビンは中央に磁性材を貫通させる孔を設けた
平板状のプラスチック成型品で、下面の磁性材を挿入す
る孔を介して相対向する下端鍔の片方に二次コイルのリ
ード線が接続される金属ピン端子を数本植設し、かつそ
の反対側である上面には略U字形状で先端両脚部中央が
下方に直角に折曲した導体よりなる一次コイルがはまり
込む凹部と、その下方に折曲した略U字状の先端が貫通
する2個の穴を設けた構造とし前記略U字状導体の一次
コイルを、下ボビンの凹部と穴に挿入嵌合して一次コイ
ル組立済みボビンを完成し、更に中央に磁性材を貫通さ
せると共に外周に二次コイルを巻回するプラスチック成
型品よりなる筒状部を有し、この筒状部の上下端に上端
鍔、及び下端鍔を設け、下端鍔の下面に、前記下ボビン
の凹部の中央にはめ合せた略U字状の導体を押えると共
に下ボビンの凹部の両側よりはさみ込む略E字形状の突
起を設けた上ボビンを、前記下ボビンに嵌合し固着した
構成としたものである。
作用 この技術的手段による作用は略U字形状で先端両脚部中
央が下方に直角に折曲した導体よりなる一次コイルを凹
部と貫通する穴を有した下ボビンに挿入嵌合し、更に下
ボビンの下端鍔上面に設けた凹部にはめ合せ、かつ前記
略U字形状の導体よりなる一次コイルを押えるような突
起を有した上ボビンを互いに嵌合して固着した構造によ
り、トランスを取り付ける面であるプリント基板に対し
磁性材を垂直に位置する構造とし、リーケージフラック
スもプリント基板に対し交鎖する方向とする。又、略U
字形状の一次コイルを下ボビンと上ボビンでサンドイッ
チ状にはさみ込み、かつ下ボビンの凹部に上ボビンの突
起がはまり込む構造により、−次コイルと二次コイルの
絶縁距離をプラスチック絶縁の沿面距離にて確保するこ
とで規格をクリヤーする構造である。
実施例 以下本発明の一実施例について説明する。
まずボビンの構造について第3図を用いて説明する。プ
ラスチック成型品よりなる板状の下ボビン1は中央に磁
性材を貫通する穴16を設け、上面に略U字形状で先端
両脚部中央を下方に直角に折曲した導体よりなる一次コ
イル4がはめ合せされる凹部8を設け、又−次コイル4
の先端両脚が挿入され貫通される穴19を設ける。更に
、鉄心挿入孔16には段差20が設けられ、下ボビン1
の下面には鉄心挿入孔16を介し一対よりなる下端鍔6
a、6bを設け、一方の下端鍔6aに数本の金属ピン端
子9が植設されている。又、下端鍔6a、6bの側面に
は上ボビン2が固着される係合用段差21が設けられて
いる。そのような下ボビン1の穴19に一次コイル4の
両脚先端を挿入し、徐々に押し込みなから凹部8に収納
する。最後まで押し込むと下端鍔6bの下面より一次コ
イル4の先端が規定寸法突出する。そのようにして−次
コイル4の組立工程を完了する。次に上ボビン2につい
て説明すると中央に磁性材を挿入する孔16aを設け、
外周にプラスチック成型品よりなる筒状部14を設け、
更にその上下端にそれぞれ上端鍔7.下端鍔6を設ける
。又下端鍔6の側面には磁性材を介して一対に位置する
引出し溝10゜10aを設け、更にその両端側面にそれ
ぞれ下ボビン1の係合用段差21に当接する凸部12を
設ける。又、下端鍔6の下面には下ボビン1の磁性材挿
入孔16に設けた段差20に入り込む突起11a、下端
鍔6aに設けられた段差20aにはまり込む構造の突起
11cが設けられ、更に下ボビン1の凹部8に収納され
た一次コイル4を押える構造の突起11bが設けられて
いる。以上のような構造の上ポビン2を前記−次コイル
4を組立完了した下ボビン1に上部より嵌合し下ボビン
1の係合用段差21に上ボビン2の凸部12を押し込ん
で固着化し上ボビン2と下ボビン1を一体化する。
次に二次コイルを巻回する工程について本発明のトラン
スの側面断面図第2図Aを用いて説明する。上ボビン2
の筒状部14に規定線径で規定数巻回し、リード引出し
溝10を通して下ボビン1の下端鍔6aに設けられた規
定の金属ピン端子9の根元15に巻付は接続される。
更に半田デイツプ等により金属ピン端子9とリード引出
し線22は半田付によって接合される。その後第1図に
示すように磁性材5を磁性材挿入孔16aに挿入し閉磁
路を構成しカレントトランスを完成する。尚磁性材5は
E型、EI型。
EE型について、適用するものとし、挿入方法について
も交互挿入、突合せ挿入どちらでも使用するものとする
次に絶縁構造について本発明のカレントトランスの断面
図第2図AとBを用いて説明する。第2図Aは側面から
みた断面図を示す。−次コイル4と二次コイル3の絶縁
は上ボビン2のプラスチック成型品である下端鍔6によ
って完全に分離されている。又二次コイル3のリード引
出し線22と一次コイル4の絶縁距離は上ボビン2のプ
ラスチック成型品よりなるリード引出し溝の底部の肉厚
10゛によって遮蔽されているため沿面距離Jの値とな
る。
又、−次コイル4と磁性材5の絶縁構造は下ボビン1に
設けた段差16に上ボビン2の突起11aがはまり込む
構造となり絶縁距離はに+M+Lの寸法となる。又、下
ボビン1の穴19を貫通して突出した一次コイル4aと
磁性材5の絶縁距離は0+Nの沿面距離寸法となる。
次にカレントトランスの正面からみた絶縁構造を第2図
Bを用いて説明する。−次コイル4と二次コイル3は上
ポビン2のプラスチック成型品よりなる下端鍔6によっ
て完全に分離され、かつ遮蔽された構造であり、下端鍔
6の厚みを規定の絶縁厚みとすることで規格をクリヤー
することができる。又、−次コイル4と磁性材5の絶縁
構造は、下ボビン1に設けた凹部8の中間部に一次コイ
ル4がはまり込むと共に中間部に位置する一次コイル4
を上ボビン2の下端鍔6に設けた突起11bで押え、か
つ両端を突起11cと、突起11aで挟み込む構造であ
る。又、磁性材5の中脚5aと一次コイル4との絶縁距
離はQ+P+Hの寸法となる。磁性材5の背部5bと一
次コイル4の絶縁距離はQ+T+Sの寸法となる。
以上のように本発明は一次コイル4を下ボビン1と上ボ
ビン2でサンドイッチ状に挟み込み、下ボビン1の凹部
8と上ポビン1の突起11を互いにはめ合せ嵌合して一
次コイル4と二次コイル3、及び−次コイル4と磁性材
5の絶縁距離を沿面距離によって確保する構造である。
又、本発明のカレントトランス本体は第1図に示すよう
に縦型構造で、磁性材5はプリント基板面に対し垂直方
向に位置し、リーケージフラックス18もプリント基板
に対し垂直に発生する方向となる。従って第4図に示す
従来の横型構造のカレントトランスは、カレントトラン
スより発生するり一ケージフラックスがカレントトラン
スの近くに取り付けられた電子部品に対して影響を及ぼ
し、ノイズ等が発生する問題があったが本発明は、縦型
構造にすることでリーケージフラックスの影響を低減す
ることができた。同じような構造でリーケージフラック
スに対する影響を低減した第6図に示す縦型構造のカレ
ントトランス従来例のものがあるが本発明のものと絶縁
構造について比較してみる。
本発明のカレントトランスの第2図の断面図と、従来例
のカレントトラシスの第7図の断面図を用いて説明する
と、磁性材5と一次コイル4間の絶縁距離は従来例のカ
レントトランスではA+Dであり、本発明のカレントト
ランスではQ+S+Tとなる。仮に安全規格を適合させ
るため前記−次コイルと二次コイル間、−次コイルと磁
性材間の絶縁距離を3.2師とし絶縁厚みを0.7閣と
した場合従来例第7図では3゜2=A+D=A+0.7
となりAの値は2.5閣となる。本発明の第2図Bでは
T=0.7.0=1.0とした場合、3.2=Q+S+
T=1.0+S十0.7となり、S=1.5mとなる。
つまり従来例の上端鍔7の高さEの寸法は、空間距離A
を必要とするため2.5帥高くしなければならない。そ
の結果上端鍔7の高さEが大きくなり、ボビン高さ、磁
性材の高さについても空間距゛離Aの寸法分だけ大きく
なる。
し°かし本発明のカレントトランスでは、第2図Bのよ
うに下ボビン1の凹部81段差20に略U字形状の導体
よりなる一次コイル4をサンドイッチ状に挟んで上ボビ
ン2の突起11a、llb。
11cをはめ合せた構造とすることでプラスチック成型
品による沿面距離によって寸法を確保し結果として一次
コイル4が取り付けられた上ボビン2の下端鍔6の高さ
寸法Uは従来例のものと比較して小さくすることができ
る。つまり、従来例と本発明のトランスの鉄心断面積、
鉄心窓寸法二次コイル3の巻線スペースVを同じ寸法に
設定して電気容量を全く同じにした場合について比較す
ると、本発明のカレントトランスの一次、二次コイル部
4.3を形成する高さはU+Vとなり、Uを小さくする
ことによりコイル部の高さU十Vを小さくすることが可
能となり、ひいては磁性材の窓寸法ルを小さくすること
につながりカレントトランスの高さも低くすることがで
きる。それに対して従来例の第7図のカレントトランス
では本発明の第2図BのUに対応する個所は下であり、
はぼ同寸法である。しかしながら、−次コイル4aの上
部に磁性材5bが近接している構造のため絶縁距離はA
+Dとなり、規定寸法確保するためには、前記にて説明
したようにAの寸法を大きく設定しなければならない。
そのため、ボビンの高さE、磁性材5bの高さは大きく
なり、カレントトランス自体の高さも大きくなる。
次に一次コイル4と二次コイル3の絶縁構造について本
発明のトランスの断面図第2図B、従来例のトランスの
断面図第7図を用いて説明する。
本発明の第2図Bに示すトランスは、−次コイル4と二
次コイル3は、上ボビン2のプラスチック成型品よりな
る下端鍔6によって完全に分離されている。必要とされ
るのは下端鍔6のプラスチックの厚みでありそのため一
次コイル4と二次コイル3の距離はQ十材厚となる。
一方、従来例のカレントトランスについては一次コイル
4aと二次コイル3との絶縁構造は、絶縁板13を介し
て並列に配置されている。上部が開放されている構造に
より絶縁距離はA+B+Cの寸法と−なる。二次コイル
3の巻線状態のバラツキによる片寄り等を考えると品質
保証の問題よりCの寸法は計算に入れることができない
。従って保証する絶縁距離はA+Bの沿面距離となる。
又ボビン下端鍔6より突出した一次コイル4と、二次コ
イル3の距離はG+Hとなる。前述したように二次コイ
ル3の巻線状態のバラツキによる片寄り等を考えると、
Hを大きくとる必要があるためボビン下端鍔6の高さE
aを大きくしなければならない。上述したように上端鍔
7の高さEも大きくなっているため、カレントトランス
の高さは更に大きくなり、セット実装上、セット自体が
大きくなる問題がある。又実用工高くなり過ぎて使用で
きないものは下端鍔6の高さEaを低くする必要があり
、その方法として一次コイル4と二次コイル3の沿面距
離Gの寸法を大きく設定している。その結果、上端鍔7
に設けた絶縁板13の寸法は大きくなり一次コイル4と
二次コイル3との距離が大きくなる。以上のように本発
明のものと比較スると一次コイル4と二次コイル3の距
離は本発明のものの方が小さくなり結合は密結合になり
、微小電流に対しての応答性能も大幅に良化することが
できる。
発明の詳細 な説明したように本発明はカレントトランスは磁性材が
取り付はプリント基板に対して垂直に挿入されている縦
型構造であり、−次コイル、二次コイルを二つに分離し
て形成し、それらをお互いに嵌合することで一体化した
構造、すなわち、−次コイルを形成する板状の下ボビン
の上面に凹部9段差穴部等を設け、略U字状の先端部を
下方に折曲した導体よりなる一次コイルを穴に貫通させ
ながら前記下ボビンの凹部に収納し、その後、下ボビン
の前記凹部と段差にはめ合せるような構造の突起を下端
鍔に有した上ボビンを、−次コイルを形成した下ボビン
に挿入嵌合して固着して一体化した構造である。いわゆ
る、略U字状の一次コイルをプラスチック成型品よりな
る上ボビンと下ボビンでサンドイッチ状に挟み込んで固
着化する構造であるため、−次コイルと二次コイル、次
コイルと磁性材との絶縁を下ボビンの凹部1段差に上ボ
ビンの突起を構造的にはめ合せてプラスチックの沿面距
離で確保する方法によりボビンの高さ、磁性材の高さが
小さくなり、部品コストが安くなるばかりでなくひいて
はカレントトランス自体の高さを小さくすることが可能
となる。又−次コイルが上ボビンと下ボビンで挟まれて
固着化されているため構造的に絶縁距離を保証すること
が可能となり従来例のように絶縁距離を保証するため一
次コイルの浮き、二次コイルの巻線片寄り等目視で外観
検査する必要がなく検査の自動化が容易となる。更には
一次コイルと二次コイルの絶縁をプラスチック成型ボビ
ンで行なう構造により、そのコイル間の距離を小さくす
ることが可能となり結合が密になり微少電流に対しての
応答性能が大幅に良化する。
又、本発明のカレントトランスは磁性材を取り付はプリ
ント基板に対し垂直に位置する縦型構造であり、カレン
トトランスの近くに実装された他の電子部品に対してリ
ーケージフラックスの影響が少なく、ノイズの発生が低
減できる。その結果カレントトランスから他の電子部品
の距離を離す必要がなくなり、高密度、高実装化が可能
となる。 以上のように、本発明は、形状的に小型化で
き、品質面、コスト面、生産性面で大きな改善を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカレントトランス(以下トランスと呼
ぶ)の一実施例で斜視図、第2図Aは本発明のトランス
の側面からみた断面図、第2図Bは本発明のトランスの
正面からみた断面図、第3図は本発明のトランスの構成
部品斜視図、第4図ランスの側面からみた断面図、第6
図は従来の縦θ 型構造のカレントトランスの一実施例一斜視図、第7図
は従来の縦型構造のカレントトランスの側面からみた断
面図、第8図は従来の横型構造のカレントトランス第4
図のものをピン位置を変更して縦型構造としたトランス
の斜視図、第9図は第8図のカレントトランスの下側か
らみた拡大図である。 1・・・・・・下ボビン、2・・・・・・上ボビン、3
・・・・・・二次コイル、4・・・・・・−次コイル、
5・・・・・・磁性材、6・・・・・・下端鍔、7・・
・・・・上端鍔、8・・・・・・凹部、9・・・・・・
金属ピン端子、10・・・・・・リード引出し溝、11
・・・・・・突起、12・・・・・・凸部、13・・・
・・・絶縁板、14・・・・・・筒状部、15・・・・
・・根元、16・・・・・・磁性材挿入孔、17・・・
・・・絶縁テープ、18・・・・・・リーケージフラッ
クス、19・・・・・・穴、20・・・・・・段差、2
1・・・・・・係合用段差、22・・・・・・リード引
出し線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 中央に磁性材を貫通させる孔を設けた平板状のプラスチ
    ック成型品で、その下面の磁性材を貫通する孔に対して
    相対する一方の下端鍔に金属ピン端子を数本植設し、か
    つその反対側上面には、略U字状で先端両脚部中央が下
    方に直角に折曲した太い導体よりなる一次コイルがはま
    り込む凹部とその下方に折曲した略U字状の先端が貫通
    する穴を設けた下ボビンに、前記略U字状導体をはめ合
    せ、更に中央に磁性材を貫通させると共に外周に二次コ
    イルを巻回するプラスチック成型品よりなる筒状部を有
    し、この筒状部の上下端に上端鍔、及び下端鍔を設け、
    その下端鍔下面に、前記下ボビンの凹部の中央にはめ合
    した略U字状の導体を押えると共に下ボビンの凹部を両
    側よりはさみ込む略E字形状の突起を設けた上ボビンを
    、前記下ボビンに嵌合固着したカレントトランス。
JP1319993A 1989-12-08 1989-12-08 カレントトランス Expired - Fee Related JPH0666202B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1319993A JPH0666202B2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 カレントトランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1319993A JPH0666202B2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 カレントトランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03180009A true JPH03180009A (ja) 1991-08-06
JPH0666202B2 JPH0666202B2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=18116551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1319993A Expired - Fee Related JPH0666202B2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 カレントトランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0666202B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0562018U (ja) * 1992-01-23 1993-08-13 株式会社トーキン コイルボビン
US6507261B1 (en) 2000-08-21 2003-01-14 Tamura Corporation Coil bobbin for current transformer
JP2009129938A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Nec Tokin Corp 巻線部品
JP2013051402A (ja) * 2011-08-01 2013-03-14 Sumitomo Electric Ind Ltd チョークコイル及びその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0562018U (ja) * 1992-01-23 1993-08-13 株式会社トーキン コイルボビン
US6507261B1 (en) 2000-08-21 2003-01-14 Tamura Corporation Coil bobbin for current transformer
JP2009129938A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Nec Tokin Corp 巻線部品
JP2013051402A (ja) * 2011-08-01 2013-03-14 Sumitomo Electric Ind Ltd チョークコイル及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0666202B2 (ja) 1994-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7167069B2 (en) Coil bobbin and transformer
US20100033284A1 (en) Resonance transformer and power supply unit employing it
KR102103567B1 (ko) 코일 장치
JPH10149932A (ja) 高圧トランス
KR101111189B1 (ko) 인덕터 단자대 및 이를 이용한 인덕터 장치
US4812798A (en) Electric transformer for microwave ovens
JP2017152534A (ja) コイル部品およびコイル部品の製造方法
JPH03180009A (ja) カレントトランス
JP7238440B2 (ja) コイル部品
JPH0481322B2 (ja)
JPH0799120A (ja) 面実装型コイル
JP3425914B2 (ja) リアクター
KR102173774B1 (ko) 코일 모듈 및 그 제조방법
JP2605554B2 (ja) トランス
JP3088788U (ja) 変圧器のコイルボビン
JPH0831381B2 (ja) 変成器
US20140240070A1 (en) Bobbin and coil component
JP2509590Y2 (ja) コイルボビン
KR200497937Y1 (ko) 커먼모드 초크 코일
CN216353733U (zh) 一种变压器骨架和变压器
JP2012234997A (ja) 低背トランス
JP2543890Y2 (ja) コンバータトランス
US20160027575A1 (en) Circuit board magnetic component with integrated ground structure and methods for manufacture
JP2727961B2 (ja) トランス
JPH04245607A (ja) トランス

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees