JPH0668808U - 射出成形機のノズル - Google Patents

射出成形機のノズル

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JPH0668808U
JPH0668808U JP1183793U JP1183793U JPH0668808U JP H0668808 U JPH0668808 U JP H0668808U JP 1183793 U JP1183793 U JP 1183793U JP 1183793 U JP1183793 U JP 1183793U JP H0668808 U JPH0668808 U JP H0668808U
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JP
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nozzle
injection molding
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tip
molding machine
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JP1183793U
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Inventor
一雄 山本
Original Assignee
株式会社トーザイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の射出成形機や、各種の金型に比較的柔
軟に適応する射出成形機のノズルを提供する。 【構成】 ノズル1は、基部2と、中間部3と、先端部
4とからなり、ノズル1の内側には、基部2から中間部
3を通じて先端部2へと至る経路5が形成されている。
ノズル1の基部2は、先に述べたように射出成形機に接
続され、またノズル1の先端部4は、金型における成形
材料の入口に押し付けられる。加熱溶融された成形材料
が射出成形機からノズル1の経路5に圧送されると、成
形材料は、ノズル1の先端部4から金型の内側に射出さ
れ、この金型内を満たす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、加熱溶融された成形材料を射出成形機から金型へと導くためのノ ズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、この種のノズルは、射出成形機と金型間に介在し、射出成形機 に連結され、その先端を金型に押し付けられる。射出成形機は、成形材料を加熱 溶融し、この成形材料をノズルを介して金型内に射出する。これにより、成形材 料が金型内に満たされ、製品が形成される。
【0003】 ところで、ノズルは、例えば射出成形機にねじ込まれて接続されるが、そのネ ジのサイズが射出成形機の種類によって異なるので、1つのノズルを各種の射出 成形機によって共用することはできない。また、種々の金型に応じて、ノズルの 長さや先端形状を変更することがあるので、1台の射出成形機について、幾本か のノズルが作製される。このような理由から、新たなノズルをしばしば作製して いた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
一方、従来のノズルは、単体構造であって、その作製費用が高い。このため、 各種の射出成形機毎に、複数のノズルを作製することは、費用が嵩み、この結果 として製品コストも高くなった。
【0005】 そこで、この考案の課題は、各種の射出成形機や、各種の金型に比較的柔軟に 適応する射出成形機のノズルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案においては、ノズルは、射出成形機に接 続される基部と、金型に接する先端部と、これらの基部と先端部を連結する中間 部とを備えている。
【0007】
【作用】
この考案によれば、ノズルは、基部と、中間部と、先端部とからなる。このた め、例えば射出成形機を変更するときには、射出成形機に接続される基部だけを 変更すれば、このノズルを適応させることができる。また、金型の種類に応じて ノズルの長さや、先端形状を変更するときには、ノズルの中間部や、先端部だけ を変更すれば良い。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
【0009】 図1は、この考案に係わるノズルの一実施例を示す断面図である。この実施例 のノズル1は、基部2と、中間部3と、先端部4とからなり、基部2の右端の雄 ねじ2aが射出成形機(図示せず)にねじ込まれる。また、中間部3の右端と基 部2の左側との間にOリング6を介在させて、中間部3の右端の雄ねじ3aが基 部2の左側の雌ねじ2bにねじ込まれる。さらに、中間部3の左端と先端部4の 右側との間にOリング7を介在させて、中間部3の左端の雄ねじ3bが先端部4 の右側の雌ねじ4aにねじ込まれる。したがって、基部2が射出成形機に接続さ れ、基部2と先端部4が中間部3を介して連結される。
【0010】 図2は、組み立てられたノズル1を示しており、このノズル1の内側には、基 部2から中間部3を通じて先端部2へと至る経路5が形成されている。ここで、 ノズル1の基部2は、先に述べたように射出成形機に接続され、またノズル1の 先端部4は、金型(図示せず)における成形材料の入口に押し付けられる。加熱 溶融された成形材料が射出成形機からノズル1の経路5に圧送されると、この成 形材料は、ノズル1の先端部4から金型(図示せず)の内側に射出され、この金 型内を満たす。したがって、このノズル1は、従来のノズルと比較して、同等の 作用を果す。
【0011】 さて、このような構成において、ノズル1が接続される射出成形機の種類を変 更する場合は、ノズル1の基部2だけを取り替えれば良い。すなわち、異なる種 類の射出成形機に接続できる構造を右端に有する別の基部を作製し、この別の基 部を該射出成形機に接続する。また、この別の基部の左側には、図1に示す基部 2と同一の雌ねじ2bを形成し、ここに中間部3をねじ込む。さらに、この中間 部3に先端部4をねじ込めば、ノズルが形成される。このノズルは、図1に示す ノズル1と比較すると、基部だけが異なる。
【0012】 また、異なる種類の金型に適応するように、図1に示すノズル1の長さを変更 する場合は、図1に示す中間部3と異なる長さであって、かつ図1に示す中間部 3と同一の雄ねじ3aおよび雌ねじ3bを右端および左端に有する別の中間部を 作製し、この別の中間部を図1に示す中間部3の代わりに基部2と先端部4の間 に介在させれば良い。
【0013】 さらに、異なる種類の金型に適応するように、図1に示すノズル1の先端形状 を変更する場合は、図1に示すノズル1と異なる先端形状であって、かつ図1に 示す先端部4と同一の雌ねじ4aを右端に有する別の先端部を作製し、この別の 先端部を図1に示す先端部4の代わりに中間部3にねじ込めば良い。
【0014】 したがって、射出成形機の種類を変更したり、金型の種類を変更する場合は、 基部2、中間部3、および先端部4のうちのいずれかを選択的に変更すれば良く 、従来のようにノズル全体を作製して変更することと比較すると、時間を要さず 、かつ費用が安くて済む。
【0015】 なお、ノズルの先端は傷み易く、従来は、ノズルの先端が傷んだときにもノズ ル全体を変更していた。しかしながら、この実施例のノズル1を利用していれば 、先端部4を変更するだけで済む。
【0016】 また、ノズル1の先端部4と中間部3の接続構造、および基部2と中間部3の 接続構造を統一するとともに、射出成形機に対する基部2の接続構造を各種の射 出成形機に逐一適応させて、各種の射出成形機にそれぞれの基部2を接続すれば 、各種の射出成形機の相互間で、先端部4と中間部3を共用することができる。 この場合、先端部4の個数と、中間部3の個数を最小限で済ますことができるの で、費用を節約することができる。さらに、先端部4、中間部3、基部2毎に、 幾つかの種類のものを規格化して予め作製しておき、これらを組み合わせること により多様なノズルを形成できるようにしても良い。この場合、多様な注文に対 して、即座に応じることができるばかりでなく、ノズルの量産が可能になるので 、コストの低減に結びつく。
【0017】 ところで、ノズル1の先端4と中間部3が着脱可能であることから、図3に示 すように柱状体11をノズル1の経路5に配設できる。つまり、先端部4を中間 部3から一旦外して、柱状体11を中間部3の経路に挿入し、先端部4を中間部 3にねじ込んで、柱状体11の鍔12を先端部4と中間部3の間に挟み込めば、 柱状体11を固定することができる。
【0018】 図4(a)には、柱状体11の側面が示されている。また、図4(b)には、 図4(a)のA−A′から見たときの正面が示され、図4(c)には、図4(a )のB−B′から見たときの断面が示されている。これらの図から明らかなよう に、この柱状体11は、ほぼ中央で括れており、その両側のふくらみには、各溝 13および各溝14がそれぞれ形成されている。これらの溝13,14は、やや 捩じれている。また、この柱状体11の右端は、円錐形に形成されている。さら に、この柱状体11の左側も、括れており、この左側端には、鍔12が形成され ている。この鍔12には、複数の小孔12aが形成されており、この鍔12の左 側の面の中央には、突起12bが突出している。
【0019】 このようなノズル1を通じて、加熱溶融された成形材料を射出成形機から金型 内へと射出すると、成形材料は、ノズル1の経路5の内周壁面と柱状体11間の 隙間を通過する。つまり、成形材料は、柱状体11の各溝13を通って柱状体1 1のほぼ中央の括れに至り、更に各溝14を通って左側の括れに至り、ここから 鍔12の各小孔12aを通じて先端部3へと導かれていく。
【0020】 この通過に際し、成形材料は、十分に混練されることとなる。このため、染料 を成形材料に混入しているときには、成形材料を斑なく彩ることができる。
【0021】 ここで、射出成形機としては、プランジャー式、インラインスクリュー式等が あるが、前者のプランジャー式のものでは、後者のインラインスクリュー式と比 較すると、加熱溶融された成形材料の混練が十分に行われないので、このため染 料を成形材料に添加したときには、柱状体11を内蔵したノズル1が格別に有効 である。
【0022】 また、後者のインラインスクリュー式のものでは、加熱溶融した成形材料を混 練しつつ射出するので、柱状体11がノズル1に内蔵されてなくても構わないが 、柱状体11を内蔵したノズル1を利用すれば、正確な色を速やかに見出して、 微妙な色の差異を識別することが可能になる。
【0023】 さらに、インラインスクリュー式のものでは、成形材料の色を変更しようとし ても、前の成形材料がスクリューの周りに残り易いので、この前の成形材料が新 たな色の成形材料に混ざって、新たな色への変更が困難である。すなわち、新た な色の成形材料を多量に射出しなければ、新たな色へと完全に変更されないので 、成形材料を無駄に消費することとなった。これに対し、プランジャー式のもの では、前の成形材料が排出され易いので、新たな色への変更が比較的容易である 。また、柱状体11を内蔵したノズル1は、先端部4、柱状体11、中間部3に 分解して、その内側を掃除することができる。このため、プランジャー式の射出 成形機と、柱状体11を内蔵したノズル1との組み合わせは、染料を成形材料に 充分に混練することができ、かつ色の変更も速やかにできるというインラインス クリュー式では得られない利点がある。
【0024】 図5(a),(b),(c),(d)には、柱状体の各変形例がそれぞれ示さ れている。図5(a)に示す柱状体21は、図4に示した柱状体11と比較する と、左側の各溝22が異なる。これらの溝22は、捩じられておらず、右側の各 溝23のみが捩じられている。
【0025】 図5(b)に示す柱状体31も、図4に示した柱状体11と比較して、左側の 各溝32が異なり、これらの溝32は、右側の各溝33とは逆の方向に捩じられ ている。
【0026】 図5(c)に示す柱状体41は、図4に示した柱状体11と比較すると、右側 の各溝42が異なる。これらの溝42は、捩じられておらず、左側の各溝43の みが捩じられている。
【0027】 図5(d)に示す柱状体51は、図4に示した柱状体11と比較すると、全長 が短くて中央が括れておらず、一列の各溝52のみが形成されている。
【0028】 また、柱状体を先端部4と中間部3の間に挟み込むだけでなく、図6に示すよ うに柱状体61を中間部3と基部2の間に挟み込むこともできる。勿論、2つの 柱状体をどちらにも挟み込んでも構わない。
【0029】 なお、ここでは柱状体が染料の混練に役立つ旨を述べたが、比重が異なる複数 種類の成形材料を混練したり、カーボン繊維等を成形材料に混練する場合にも、 この柱状体が有効であり、成形材料の均質化を可能にする。しかも、金型への射 出直前に、柱状体による混練が行われるので、異種材料が分離してしまう前に、 製品の成型を完了することができる。
【0030】
【効果】 以上説明したように、この考案によれば、射出成形機を変更するときには、射 出成形機に接続されるノズルの基部だけを変更すれば良く、またノズルの長さや 、先端形状を変更するときには、ノズルの中間部や、先端部だけを変更すれば良 いので、ノズルを比較的柔軟に適応させることができる。
【0031】 また、柱状体をノズルに内蔵すれば、成形材料を十分に混練できるので、染料 を成形材料に添加したときには、成形材料を斑なく彩ることができる。しかも、 このノズルを分解掃除することにより、色の変更を速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるノズルの一実施例を先端部
と、中間部と、基部とに分解して示す部分断面図
【図2】図1に示すノズルを組み立てて示す図
【図3】図1のノズルの先端部近傍を示す部分断面図
【図4】図3のノズルにおける柱状体を示す図
【図5】柱状体の各変形例を示す図
【図6】図1のノズルの基部近傍を示す部分断面図
【符号の説明】
1 ノズル 2 基部 3 中間部 4 先端部 5 経路 6,7 Oリング 11,21,31,41,51,61 柱状体 12 鍔 13,14 溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形材料を加熱溶融し、この成形材料を
    ノズルを介して金型内へと導く射出成形機において、 前記ノズルは、この射出成形機に接続される基部と、前
    記金型に接する先端部と、これらの基部と先端部を連結
    する中間部とを備える射出成形機のノズル。
  2. 【請求項2】 前記基部、前記中間部および前記先端部
    を通じて形成される成形材料の経路に挿入される略円柱
    状の柱状部を更に備え、 前記柱状部は、成形材料の経路よりも大きな径の鍔を有
    し、この鍔には、成形材料を通過させる孔が形成され、 前記柱状部の鍔は、前記先端部と前記中間部の間、およ
    び前記基部と前記中間部の間のうちのいずれかに挟み込
    まれ、これにより該柱状部が成形材料の経路に固定配置
    され、 前記柱状部の外周壁面には、成形材料が通過する溝を形
    成した請求項1に記載の射出成形機のノズル。
JP1183793U 1993-03-17 1993-03-17 射出成形機のノズル Pending JPH0668808U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017136765A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 剛 河田 射出ミキシングノズル

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62134234A (ja) * 1985-12-06 1987-06-17 Miyagawa Kasei Kogyo Kk 射出成形用ノズル
JPH02225017A (ja) * 1989-02-28 1990-09-07 Toshiba Corp 射出成形機用ノズル装置

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