JP2516374Y2 - 射出成形機のノズル - Google Patents

射出成形機のノズル

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JP2516374Y2
JP2516374Y2 JP1993000161U JP16193U JP2516374Y2 JP 2516374 Y2 JP2516374 Y2 JP 2516374Y2 JP 1993000161 U JP1993000161 U JP 1993000161U JP 16193 U JP16193 U JP 16193U JP 2516374 Y2 JP2516374 Y2 JP 2516374Y2
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JP
Japan
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molding material
nozzle
columnar portion
injection molding
path
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JP1993000161U
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English (en)
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JPH0653120U (ja
Inventor
一雄 山本
Original Assignee
株式会社トーザイ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、成形材料を加熱溶融
して金型内へ射出する射出成形機に関し、特に成形材料
を金型内へ導くためのノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、射出成形に利用される成
形材料は、予め色付けされていることが多く、この成形
材料を加熱溶融して成形すると、所望の色と形状の品物
を得ることができる。
【0003】ところで、品物に対して正確な色が要求さ
れ、微妙な色の差異が問題視される場合には、染料を成
形材料に添加して、色を調整しなければならないが、射
出成形機によって成形材料が混練されるので、染料は、
成形材料にほぼ混ざる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、正確な
色を得るためには、成形材料の混練が十分過ぎることは
なく、混練すればする程に、染料が成形材料に一様に混
ざるので、微妙な色の差異を識別して、正確な色を見出
すことができる。
【0005】そこで、この考案の課題は、より十分な混
練が可能な射出成形機のノズルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案は、加熱溶融された成形材料を金型内へと
導く射出成形機のノズルにおいて、このノズルを貫く前
記成形材料の経路に挿入配置される略円柱状の柱状部を
更に備え、この柱状部の外周には、前記成形材料が通過
する捩じられた複数の溝と、これらの溝に交差して、こ
れらの溝を分断する少なくとも1つの環状の括れとが形
成され、前記環状の括れの一方の側の各溝と、この環状
の括れの他方の側の各溝が相互に異なる方向に捩じれら
れている。
【0007】
【作用】この考案によれば、柱状部は、ノズルを貫く成
形材料の経路に挿入配置され、その外周には、捩じられ
た複数の溝と、環状の括れとが形成されている。成形材
料は、柱状部の外周を通過するに際し、この柱状部の各
溝によって捩じられ、環状の括れに流れ込んで、良好に
混練される。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0009】図1には、この考案に係わるノズルの一実
施例が示されており、この実施例のノズル1は、基部2
と、先端部3と、柱状部4とからなる。基部2の右側端
部には、ネジ5が形成されており、このネジ5を射出成
形機のシリンダにねじ込むことにより、この基部2がシ
リンダに接続される。また、この基部2の左側にも、ネ
ジ6が形成されており、ここには、先端部3がねじ込ま
れる。
【0010】基部2の中央には、経路7が形成され、ま
た先端部3の中央には、経路8が形成されている。これ
らの経路7,8は、一方の経路7に挿入されている柱状
部4を介して連なっている。
【0011】図2(a)には、柱状部4の側面が示され
ている。また、図2(b)には、図2(a)のA−A′
から見たときの正面が示され、図2(c)には、図2
(a)のB−B′から見たときの断面が示されている。
これらの図から明らかなように、この柱状部4の略中央
には、括れ11aが形成されており、その両側のふくら
みには、各溝11および各溝12がそれぞれ形成されて
いる。これらの溝11,12は、やや捩じれている。ま
た、左側の各溝11は、右側の各溝12とは逆の方向に
捩じられている。
【0012】柱状部4の右端は、円錐形に形成されてい
る。また、この柱状部4の左側にも、括れ12aが形成
されており、この左側端には、鍔13が形成されてい
る。この鍔13には、複数の小孔13aが形成されてお
り、この鍔13の左側の面の中央には、突起13bが突
出している。
【0013】さて、基部2を射出成形機のシリンダにね
じ込んで、柱状部4を基部2の経路7に挿入し、更に先
端部3を基部2にねじ込むと、基部2と先端部3間に柱
状部4の鍔13が挟み込まれて、これにより柱状部4が
固定され、もってノズル1が完成する。この状態で、先
端部3の経路8を金型における成形材料の入口に押し当
て、射出成形機のシリンダ内で溶融している成形材料を
該シリンダから基部2の経路7へと圧送すると、この成
形材料は、基部2の経路7および先端部3の経路8を通
じて吐出され、経路8から金型内に射出される。この
際、成形材料は、基部2の経路7の内周壁面と柱状部4
間の隙間を通過する。つまり、成形材料は、柱状部4の
各溝11を通って柱状部4のほぼ中央の括れ11aに至
り、更に各溝12を通って左側の括れ12aに至り、こ
こから鍔13の各小孔13aを通じて先端部3の経路8
へと導かれていく。
【0014】ここで、柱状部4の各溝11,12が捩じ
られているので、成形材料は、各溝11によって捻られ
てから柱状部4のほぼ中央の括れ11aに溜まり、更に
各溝12によって再び捻られてから柱状部4の左側の括
れ12aに再び溜まり、最後に鍔13の各小孔13aを
介することとなる。したがって、成形材料は、柱状部4
を通過するに際して、十分に混練されることとなる。
【0015】このように上記実施例では、ノズル1によ
って成形材料が十分に混練されるので、染料を成形材料
に添加して、色を調整する場合は、正確な色を速やかに
見出して、微妙な色の差異を識別することが可能にな
る。
【0016】また、1つの色の成形材料の成形が終了し
て、他の色についての成形に移るときには、先端部3を
基部2から外して、柱状部4を抜き取り、この後に先端
部3を基部2に再び接続して、ノズル1の経路が空の状
態で、他の色の成形材料をノズル1の経路に圧送するこ
とにより、この経路を他の色の成形材料で満たし、更に
先端部3を基部2から再び外して、新たな柱状部4を基
部2に挿入し、先端部3を基部2に再び接続すれば、1
つの色から他の色についての成形へと速やかに移ること
ができる。
【0017】
【効果】以上説明したように、この考案によれば、成形
材料は、柱状部の外周を通過するに際し、柱状部の各溝
によって捩じられ、環状の括れに流れ込んで、良好に混
練される。このため、染料を成形材料に添加して、色を
調整する場合は、正確な色を速やかに得ることができ
る。また、先端部を基部から取り外して、柱状部の着脱
を簡単に行えるので、1つの色から他の色についての成
形へと速やかに移ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるノズルの一実施例を示す部分
断面図
【図2】この実施例のノズルにおける柱状部を示す図
【符号の説明】
1 ノズル 2 基部 3 先端部 4 柱状部 5,6 ネジ 7,8 経路 11,12 溝 13 鍔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱溶融された成形材料を金型内へと導
    く射出成形機のノズルにおいて、 このノズルを貫く前記成形材料の経路に挿入配置される
    略円柱状の柱状部を更に備え、 この柱状部の外周には、前記成形材料が通過する捩じら
    れた複数の溝と、これらの溝に交差して、これらの溝を
    分断する少なくとも1つの環状の括れとが形成され、 前記環状の括れの一方の側の各溝と、この環状の括れの
    他方の側の各溝が相互に異なる方向に捩じれられ射出
    成形機のノズル。
JP1993000161U 1993-01-07 1993-01-07 射出成形機のノズル Expired - Lifetime JP2516374Y2 (ja)

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JPH0653120U JPH0653120U (ja) 1994-07-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62117654A (ja) * 1985-11-15 1987-05-29 Maruyama Seisakusho:Kk スピ−ドスプレ−ヤ
JPS62134234A (ja) * 1985-12-06 1987-06-17 Miyagawa Kasei Kogyo Kk 射出成形用ノズル

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JPH0653120U (ja) 1994-07-19

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