JPH0668710A - 照光装置 - Google Patents

照光装置

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JPH0668710A
JPH0668710A JP24588792A JP24588792A JPH0668710A JP H0668710 A JPH0668710 A JP H0668710A JP 24588792 A JP24588792 A JP 24588792A JP 24588792 A JP24588792 A JP 24588792A JP H0668710 A JPH0668710 A JP H0668710A
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弘幸 小泉
Yukio Endo
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型のランプを使用した場合であっても、機
器の基板に装着されるリード線の間隔を広くして自動実
装を容易にし、また外力の吸収機能に優れた照光装置を
提供する。 【構成】 ランプ21の発光部22から延びるリード線
24a,24bは第1の曲げ部Bにより互いに逆方向に
曲げられ、さらに第2の曲げ部Cにより曲げられて、W
2の間隔にて互いにほぼ平行に延びている。ソケット3
1の凹部33内の底面にはリード線24aと24bの間
に介入する仕切板34と、各リード線24a,24bを
外部に導く挿通穴35a,35bが形成されている。リ
ード線24aと24bはその間隔W2を広くでき、また
曲げ部BとCではその弾性変形により、外力を吸収でき
るようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等の内部から
フロントパネル等に光を照射し、フロントパネルの照光
部を照光させる照光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用電子機器などにおいて、フ
ロントパネルの動作表示を夜間などでも確認できるよう
に内部から光を照射する照光装置が使用されている。こ
の種の照光装置は、機器内の基板に直接取り付けられる
もので、直径が2.4mm〜3.2mm程度の小型のラン
プを使用したものが一般的である。
【0003】図8は車載用機器に使用されている従来の
照光装置を示す斜視図で、図9は使用されているランプ
を単体で示す斜視図である。この照光装置には、直径φ
が約3.2mmのランプ1が使用されている。このラン
プ1の発光部2は透明ガラス材により中空に形成され、
内部が真空とされた後に底面3の封止部3aにより封止
されている。この封止部3aを境にして前記発光部2の
内外には、2本のリード線4a,4bが導出されてい
る。これらのリード線4a,4bはいわゆるジメット線
と称されるもので直径が0.25mm〜0.2mm程度の
細い導線であり、約1.25mm程度の間隔W0を開け
て平行に延びている。前記発光部2の内部にて、両リー
ド線4aとリード線4bとの間にフィラメント5が接続
されている。
【0004】この種の照光装置を機器のプリント基板に
実装する場合、他の電子部品とともに自動実装すること
が望ましいが、仮に図9に示すランプ1を単体にて自動
実装する場合には、図10に示すようにランプ1から延
びるリード線4a,4bがテープTに所定のピッチにて
取り付けられる。このテープTが送られる過程で、リー
ド線4a,4bが切断線Sにて切断され、テープTから
分離されたランプ1がプリント基板に実装されることに
なる。
【0005】ところが、図9に示す直径φが3.2mm
程度の小径のランプでは、リード線4aと4bの間隔W
0が狭いため、プリント基板のスルーホールの間隔が狭
くなりすぎスルーホールを含む電極パターンを形成する
ことができない。さらに図9に示す従来のランプ1で
は、リード線4a,4bの間隔W0のばらつきが大き
く、さらにリード線4a,4bそのものが細く軟弱であ
るため、自動実装によりリード線4a,4bをプリント
基板のスルーホールに挿入するのは実質的に不可能であ
る。さらに単体のランプをプリント基板に自動実装する
場合、リード線がスルーホールに挿入された後にランプ
1が基板方向に押さえ付けられるが、このとき封止部3
aに応力が作用して発光部2が破壊されやすい問題もあ
る。
【0006】したがって、図9に示す小型のランプ1を
照光装置として使用する場合に、図8に示すようなソケ
ット7が使用されるのが一般的である。このソケット7
は樹脂材料などの絶縁材により形成されたものであり、
表面には前記ランプ1を収納する穴部8が形成されてい
る。
【0007】図10に示す照光装置では、前記穴部8に
ランプ1が収納され、ソケット7の底面に設けられた孔
(図示しない)から前記リード線4a,4bが引き出さ
れ、このリード線4a,4bが、ソケット7の側面に設
けられた端子9との接続部10に巻き付けられ半田付け
等により接続固定される。ソケット7には剛性が高くし
かも間隔を十分に開けた端子9が延びているため、この
ソケット7をプリント基板に自動実装することは容易で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す照光装置に使用されるソケット7は、樹脂材料の本
体に端子9や接続部10を埋設して成形したものであ
り、非常に高価な部品となる。またランプ1を穴部8に
挿入し、リード線4a,4bを底部から引き出して接続
部10に巻き付け、さらに半田付けする作業は、手作業
となるため、図8に示す照光装置を組み立てる作業工程
が多く、結果的にコストの高いものとなる。
【0009】さらに、車載用機器などでは、照射光に彩
色を施すためにランプ1の発光部2に色付キャップを装
着する場合がある。図8に示す照光装置において、この
キャップを装着する場合には、キャップの基端を穴部8
と発光部2との間に差し込んで接着しなくてはならず、
その装着作業が非常に困難である。
【0010】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、小型のランプを使用した場合であっても、リード線
を直接電子機器の基板に自動装着することができまたリ
ード線の間隔を広くでき、且つ自動装着の際にリード線
の基部に作用する応力を緩和することができる照光装置
を提供することを目的とするものである。
【0011】さらに本発明は、発光部から延びる間隔の
狭いリード線の短絡を防止でき、また発光部の保護機能
が向上する照光装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による照光装置
は、発光部から2本のリード線が突出しており、この2
本のリード線には、発光部から突出して互いにほぼ平行
に延びる平行部と、この平行部での両リード線の中心を
含む仮想平面に交叉する方向で且つ互いに逆方向に曲げ
られた第1の曲げ部とをそれぞれ有し、この第1の曲げ
部を経て間隔が広がる方向に延びるそれぞれのリード線
はさらに第2の曲げ部にて曲げられ、前記発光部から離
れる方向に互いにほぼ平行に延ばされていることを特徴
とするものである。
【0013】また、上記発光部が装着される凹部を有す
るソケットが設けられ、このソケットの凹部内には、前
記平行部にて両リード線の間に介入する仕切板と、前記
第2の曲げ部にて曲げられた各リード線が挿通される挿
通穴とが形成されているものである。
【0014】
【作用】上記手段によれば、例えばリード線を従来のジ
メット線より太く剛性の高いものとし、このリード線を
第1の曲げ部を介して互いに間隔が広がる方向に延ば
し、さらに第2の曲げ部により互いにほぼ平行となるよ
うに曲げているため、リード線の間隔が広くなり、プリ
ント基板のスルーホールの間隔も広くなり、自動実装し
やすくなる。また前記第1と第2の曲げ部を設けること
により、自動実装の際の押圧力が前記曲げ部により弾性
的に吸収されるため、発光部からのリード線の突出部に
過大な応力が作用せず、よって発光部の破壊の発生を防
止できるようになる。
【0015】また、上記発光部が挿入されるソケットを
設けることにより、発光部の保護機能が高くなるのみな
らず、発光部から狭い間隔で延びるリード線の短絡を防
止できるようになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明に係る照光装置を示す分解斜視図、図2は一
部破断面を設けてソケットを示す拡大斜視図、図3はソ
ケットを示す図であり、(A)は上面図,(B)は
(A)におけるB−B線断面図、図4は図1に示す本発
明に係る照光装置の組み立て状態を示す図であり図1に
おけるIV−IV線断面図、図5は本発明に係る照光装
置を基板に装着する場合の作用説明図であり、(A)は
図4と同方向の断面図、(B)は図1におけるV−V線
断面図、図6は本発明に係る照光装置を基板に装着する
場合の作用を説明するための部分断面図、図7(A)は
ランプ単体を示す斜視図、(B)は比較例のランプの部
分斜視図である。図1に示す照光装置は、直径φがほぼ
3.2mmのランプ21と、このランプ21が収納され
るソケット31と、色付キャップ41とから構成されて
いる。
【0017】図7(A)に示すように、ランプ21には
発光部22が設けられている。この発光部22はガラス
材料により中空に形成され、内部が真空となって底面2
3の封止部23aにて封止されている。封止部23aを
境にして前記発光部22の内外には、2本のリード線2
4a,24bが挿入されている。このリード線24a,
24bは、直径が0.4mm程度で従来よりも剛性の高
いものが使用されている。このリード線24a,24b
が前記封止部23aから外方へ突出した部分では、互い
にほぼ平行な平行部Aとなっている。この平行部Aでの
両リード線の間隔W1は約1.25mm程度であり、図
9に示した従来例と同等である。発光部22内では、前
記リード線24aと24bの先端の間にフィラメント2
5が接続されている。
【0018】W1の間隔で封止部23aからほぼ平行に
突出したリード線24aと24bは、第1の曲げ部Bに
おいてそれぞれ直角にまたは直角に近い角度にて曲げら
れている。前記平行部Aにおける両リード線24a,2
4bのそれぞれの中心を含む面を仮想平面Eとしたと
き、前記第1の曲げ部Bでは、両リード線24aと24
bは、仮想平面Eに直交するまたは交叉するXa−Xb
方向へ互いに逆方向に曲げられている。
【0019】リード線24a,24bが、上記第1の曲
げ部BからXa−Xb方向へ互いに離れて延びることに
より両リード線の間隔が広げられ、さらに両リード線2
4aと24bは第2の曲げ部Cにより直角または直角に
近い角度にて曲げられている。第2の曲げ部Cにより曲
げられたリード線24a,24bはリード端子部Dとな
る。このリード端子部Dにおいて、リード線24aと2
4bは前記W1の間隔よりも広い間隔W2となってい
る。このW2の寸法は、発光部22の直径φよりも短い
値であり、例えばW2=2.5mm程度である。
【0020】リード線24aと24bが、第1の曲げ部
Bにおいて仮想平面Eと交叉する方向に互いに逆方向に
曲げられていることにより、リード端子部Dにおいて所
定の間隔W2を設定した場合に、第1の曲げ部Bと第2
の曲げ部Cとの間のリード線の寸法Lを長くとることが
できる。
【0021】図7(B)は比較例を示しているものであ
る。もし第1の曲げ部Bにおいて、リード線を仮想平面
Eに沿ってYa−Yb方向に曲げた場合、リード端子部
Dにおいてリード線24aと24bの間隔を前記と同等
のW2に設定した場合に、第1の曲げ部Bと第2の曲げ
部Cとの間のリード線の長さL1が非常に短くなる。本
実施例では、図7(A)に示すように、第1の曲げ部B
と第2の曲げ部Cとの間のリード線の寸法Lを長くする
ことにより、第1と第2の曲げ部B,Cでの曲げ作業が
容易になり、また間隔W2も高精度に設定できる。さら
に曲げ部間の寸法Lを長くすることにより、F方向など
の外部の力に対し、リード線が寸法Lの部分にて応力の
弾性吸収機能に優れることになる。
【0022】図2および図3に詳しく示すように、前記
ソケット31は樹脂材料などの絶縁材により形成されて
いるものであり、円筒部32の内側に、ランプ21の前
記発光部22が収納される凹部33が形成されている。
また凹部33の底部には、仕切板34が突出している。
図5(B)に示すように、発光部22が凹部33内に挿
入されると、前記平行部Aおよび第1と第2の曲げ部
B,Cの部分において、仕切板34が両リード線24
a,24bの間に介入する。よって両リード線24a,
24bが完全に隔絶され、リード線間の短絡を防止でき
る。また仕切板34がリード線24aと24bの間に介
入することにより、ソケット31に対するランプ21の
回転止めもできる。
【0023】前記円筒部32の内周部にはストッパ35
cが仕切板34を挟んで2箇所形成されている。これら
ストッパ35cは円筒部32の内周面から中心方向に突
出し、且つその高さは前記仕切板34の高さより若干高
く形成されている。このため、図5に示すようにストッ
パ35cにより凹部33内に段差が形成され、ランプ2
1が挿入されたときに、発光部22の底部外周縁部分が
このストッパ35cに当たり、発光部22の下方向への
挿入寸法が規制される。ソケット31の凹部33の底部
には、挿通穴35aと35bが形成されている。この挿
通穴35a,35bは前記仕切板34を挟む位置で且つ
円筒部32のストッパ35cの内側に隣接して位置して
いる。発光部22が凹部33内に挿入された状態で、各
リード線24a,24bのリード端子部Dがこの挿通穴
35a,35bから外部へ突出する。
【0024】図3(A)に示すように、ソケット31の
内底面には、前記挿通穴35aと35bが形成された部
分より低く削られた凹溝35dが形成されている。また
凹溝35dの底面と前記挿通穴35a,35bが形成さ
れている面との間には傾斜面35e,35eが形成され
ている。
【0025】前記色付キャップ41は、合成ゴムなどの
軟質な材料により形成されているものであり、オレンジ
またはブルーあるいはグリーンなどの所定の色が付けら
れている。図1,図4,図5(A)に示すように、ラン
プ21が円筒部32に装着された後、色付キャップ41
がランプ21に被せられ、ソケット31の円筒部32の
外周に弾性的に嵌着される。またこのとき発光部22の
上面がキャップ41によりソケット31の方向へ弾性的
に押圧される。色付キャップ41は自らの弾性力により
円筒部32の外周面に強固に装着されまたこのときに発
光部22が押さえ付けられるため、キャップ41の装着
作業が容易であるばかりでなく、キャップ41をソケッ
ト31に嵌着するだけでランプ21の固定ができる。そ
のため従来のように、接着材等を用いてランプ21とソ
ケット31を固定する必要がなくなる。
【0026】図1ないし図5に示した照光装置では、直
径が約0.4mm程度の剛性の高いリード線24a,2
4bがソケット31から所定の間隔W2(=約2.5m
m)にてほぼ平行に突出しているため、この照光装置を
プリント基板に自動実装することが可能である。この場
合、図10に示したように、リード線24a,24bが
テープTに装着された状態で自動実装機に供給され、リ
ード線24a,24bを切断することにより照光装置を
テープTから分離し、装着アームにより照光装置を保持
してプリント基板に供給し、リード線24a,24bを
プリント基板のスルーホールに挿入することにより自動
実装される。リード線24a,24bはリード端子部D
において広い間隔W2となっているため、プリント基板
のスルーホールへの装着は容易である。
【0027】また自動実装の際には、リード線24a,
24bがプリント基板のスルーホールに挿入された後に
図5(A)にてFで示す方向から押されて、ソケット3
1がプリント基板の表面に押し付けられるが、本実施例
ではこの外力Fが作用したときに、発光部22の封止部
23aに強い応力が発生するのを防止できるようになっ
ている。その機能を説明すると、まず、図4に示すよう
にリード線24a,24bが第1の曲げ部Bにおいてほ
ぼ直角に曲げられているものであり、しかも発光部22
の底部とストッパ35cとの間に隙間δが形成されてい
る場合がある。この場合、ソケット31の内底面の凹溝
35dの部分でリード線24a,24bが変形できるよ
うになる。そのため外力Fが作用したときに、リード線
24a,24bの第1と第2の曲げ部BとCの弾性変形
により前記外力Fを吸収できる。
【0028】また、上記において、発光部22が外力F
に押され、リード線24a,24bが変形したとき、図
5に示すように、発光部22の底部周縁部がストッパ3
5c,35cに当たり、このときリード線24a,24
bの第1の曲げ部Bと第2の曲げ部Cの中間部分が、ソ
ケット31の内底部の凹溝35d内にて図5(A)に示
す形状に変形する。発光部22の底部周縁部には発光部
の外殻部22aがあり、この部分がストッパ35c,3
5cに当たることにより、発光部22の底部の中央部分
となる封止部23aに過大な力が作用するのが防止され
る。本実施例の場合、ストッパ35cが前記仕切板34
より高く形成されているが、ストッパ35cと仕切板3
4を同一の高さに形成すれば、仕切板34とストッパ3
5cにランプ21の底面が同時に当接され、さらに破損
防止効果が向上する。
【0029】次に、この種の照光装置のリード線24
a,24bが基板のスルーホールに挿入されると、基板
の裏側からリード線24a,24bの先端部がクリンチ
される。このときリード線24a,24bがクリンチ力
により引かれ、この引張力が発光部22の封止部23a
に及んで封止部23aが破損され易くなるが、本実施例
では、このクリンチ力に対して封止部23aを保護する
機能を有している。
【0030】このクリンチ力による保護機能を発揮させ
るためには、ランプ21をソケット31に挿入するとき
に、図5(A)に示すように、リード線24a,24b
の第1の曲げ部Bの曲げ角度を90度以下の鋭角にして
曲げ部Bを凹溝35d内に位置させておくことが必要で
ある。または、リード線24a,24bの曲げ状態を図
4に示すようにしておき、ランプ21をソケット31に
挿入した後、下方向の力により発光部22をソケット3
1内に押し込み、これにより、リード線24a,24b
を図5(A)に示す状態すなわちリード線24a,24
bが第1の曲げ部Bにおいて鋭角に曲げられ且つ曲げ部
Bが凹溝35d内に位置する状態としてもよい。
【0031】リード線24a,24bが図5(A)に示
す形状に曲げられた状態で照光装置を基板に実装し、リ
ード線24a,24bの先部を基板のスルーホールに挿
入し、基板の裏面にてリード線24a,24bの先部を
クリンチすると、このときのリード線24a,24bに
作用する引張力により、曲げ部BとCが変形し、図6に
示すように、第1の曲げ部Bがソケット31の底部の凹
溝35d内から持ち上がるように変形する。この変形に
より、リード線24a,24bに作用する引張力が吸収
され、リード線24a,24bに作用する引張力が発光
部22の封止部23aに直接及ぶのを防止でき、クリン
チ作業による封止部23aの破損を防止できる。
【0032】なお、図1ないし図5の実施例では、ラン
プ21とソケット31を組み合せたものを照光装置と
し、これ全体をプリント基板に実装するようにしている
が、図7(A)に示すランプ21をそのまま単体にて照
光装置として使用し、これを図10に示すようにテープ
Tに装着し、プリント基板に自動実装することもでき
る。この場合であっても、リード端子部Dにおいてリー
ド線24aと24bの間隔W2が十分に広くなっている
ため、このリード線24a,24bをプリント基板のス
ルーホールに挿入することは容易である。また外力Fが
作用したとき第1と第2の曲げ部B,Cによりこの力を
弾性的に吸収することができる。なお、ランプの外形φ
は3.2mmに限定されず、他の大きさのランプも使用
可能である。また発光部はランプ方式に限られず、発光
ダイオードや他の発光素子であっても同様に実施可能で
ある。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、小型のラ
ンプを使用した場合であっても、機器の基板に装着され
るリード線の間隔を広く形成でき自動実装などが容易に
なる。またリード線の曲げ形状は、平行部においてリー
ド線の中心を含む仮想平面に対し交叉する方向で且つ互
いに逆向きに曲げているため、リード線の先端の間隔
(W2)を例えば発光部の外形(φ)よりも小さい寸法
とした場合であっても、第1と第2の曲げ部との間の寸
法(L)を長くすることができ、リード線の曲げ作業が
容易でありまた前記間隔寸法を高精度に設定できる。ま
た第1と第2の曲げ部により外力に対し弾性的に吸収す
る機能を発揮でき、発光部の破損などを防止できる。
【0034】請求項2記載の発明では、ソケット内に発
光部を挿入することにより簡単に照光装置を組み立てる
ことができる。またソケット内部の仕切板により、発光
部から突出するリード線の短絡を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照光装置を示す分解斜視図であ
る。
【図2】一部破断面を設けてソケットを示す拡大斜視図
である。
【図3】ソケットを示す図であり、(A)は上面図,
(B)は(A)におけるB−B線断面図である。
【図4】図1に示す本発明に係る照光装置の組み立て状
態を示す図であり、図1におけるIV−IV線断面図で
ある。
【図5】本発明に係る照光装置を基板に装着する場合の
作用説明図であり、(A)は図4と同方向の断面図、
(B)は図1におけるV−V線断面図である。
【図6】本発明に係る照光装置を基板に装着する場合の
作用を説明するための部分断面図である。
【図7】(A)はランプ単体を示す斜視図、(B)は比
較例のランプの部分斜視図である。
【図8】従来の照光装置の斜視図である。
【図9】従来の照光装置のランプ単体を示す斜視図であ
る。
【図10】照光装置またはランプの自動装着作業の説明
図である。
【符号の説明】
21 ランプ 22 発光部 23 封止部 24a,24b リード線 25 フィラメント A 平行部 B 第1の曲げ部 C 第2の曲げ部 D リード端子部 31 ソケット 32 円筒部 33 凹部 34 仕切板 35a,35b 挿通穴 41 色付キャップ
フロントページの続き (72)発明者 小泉 弘幸 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内 (72)発明者 遠藤 由喜雄 東京都新宿区西新宿6−16−13第二丸善ビ ル 三和パーツ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部から2本のリード線が突出してお
    り、この2本のリード線には、発光部から突出して互い
    にほぼ平行に延びる平行部と、この平行部での両リード
    線の中心を含む仮想平面に交叉する方向で且つ互いに逆
    方向に曲げられた第1の曲げ部とをそれぞれ有し、この
    第1の曲げ部を経て間隔が広がる方向に延びるそれぞれ
    のリード線はさらに第2の曲げ部にて曲げられ、前記発
    光部から離れる方向に互いにほぼ平行に延ばされている
    ことを特徴とする照光装置。
  2. 【請求項2】 前記発光部が装着される凹部を有するソ
    ケットが設けられ、このソケットの凹部内には、前記平
    行部にて両リード線の間に介入する仕切板と、前記第2
    の曲げ部にて曲げられた各リード線が挿通される挿通穴
    とが形成されている請求項1記載の照光装置。
JP24588792A 1992-08-21 1992-08-21 照光装置 Expired - Fee Related JP3199483B2 (ja)

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JP2006121047A (ja) * 2004-08-03 2006-05-11 Lumileds Lighting Us Llc 半導体発光装置のためのパッケージ
JP2008252119A (ja) * 1997-07-07 2008-10-16 Asahi Rubber:Kk 発光ダイオード用透光性被覆材及び蛍光カラー光源
KR101230217B1 (ko) * 2011-01-27 2013-02-05 이성호 엘이디 조명등
CN113217883A (zh) * 2021-04-29 2021-08-06 深圳市永裕光电有限公司 一种发光二极管模块阵列及其led发光管

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