JP2003100140A - 放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents

放電灯点灯装置及び照明器具

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JP2003100140A
JP2003100140A JP2001290252A JP2001290252A JP2003100140A JP 2003100140 A JP2003100140 A JP 2003100140A JP 2001290252 A JP2001290252 A JP 2001290252A JP 2001290252 A JP2001290252 A JP 2001290252A JP 2003100140 A JP2003100140 A JP 2003100140A
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俊雄 辻
Michihiko Nishiie
充彦 西家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成が簡単で組立作業性を向上できる放電灯点
灯装置を得ることにある。 【解決手段】金属製のベースケース11及びこれに被嵌さ
れるカバーケース12間に電気部品31〜34が実装されたプ
リント配線基板16を配置し、この基板を、カバーケース
12の内面に沿って配置されたベース側絶縁シート14と、
ベースケース11の内面に沿って配置されたカバー側絶縁
シート15とで絶縁した放電灯点灯装置5を前提とする。
ベースケース11の両ベース側壁12bにストッパ溝25を
形成し、この溝25に対向する切欠き27をベース側絶縁シ
ート14に形成する。カバーケース12の両カバー側壁12b
に、ストッパ溝25を通ってこの溝の底面25aおよび一側
面25bに接する内向きのストッパ凸部41を形成する。こ
のストッパ凸部41にカバー側絶縁シート15を支持させた
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光ランプ等の放
電灯を点灯させる放電灯安定器、及びこの安定器を備え
た蛍光灯照明器具等の照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光ランプを点灯させる放電灯点灯装置
の中には、いわゆる電子安定器と称されるものが提供さ
れている。この安定器は、電気部品が実装されたプリン
ト配線基板を、金属製のベースケース及びカバーケース
間に配置した構成を備えている。そして、ベースケース
とカバーケースとの連結は、カバーケースの内側にこの
ケースの側壁から突出させた係止凸部を、前記側壁の内
側に重なるベースケースの側壁に開けた矩形の係止孔に
係合させて行なわれている。しかも、この連結とは別の
位置で、ベースケースに被さるカバーケースの嵌合深さ
を決めるストッパ凸部がベースケースの側壁に設けられ
ているとともに、カバーケースがベースケースの長手方
向に動かないようにする工夫が施されている。
【0003】このように従来は、ベースケースとカバー
ケースとの連結と、カバーケースの嵌合深さの位置決め
と、カバーケースの移動防止とを夫々別々の構成で実現
しているので、それらのための加工が多く必要で、構成
的な無駄が多い。
【0004】又、プリント配線基板を金属製のベースケ
ース及びカバーケースから電気的に絶縁するために、ベ
ースケースの形状に合わせて予め曲げ加工されたベース
側絶縁シートを、ベースケースの内面に沿って配置して
いるとともに、カバーカバーの形状に合わせて予め曲げ
加工されたカバー側絶縁シートを、カバーケースの内面
に沿って配置している。これら絶縁シートの両側部同士
はベースケース内で、このケースの幅方向に互いに重ね
合わされている。
【0005】しかし、前記カバー側絶縁シートは単にカ
バーケースの内側に収められているだけで、カバーケー
スには支持されていない。そのため、内側にカバー側絶
縁シートが収められたカバーケースを、ベースケースに
被嵌させて、両ケースを連結する際に、カバー側絶縁シ
ートが所定位置からずれたり脱落し易い。よって、この
ようなことがないように注意を払って組立て作業をする
必要があるので、その作業性が良くないとともに、自動
組立てにも適さない。
【0006】更に、ベースケースへのカバーケースの嵌
合により係止孔に係止凸部を係合させる場合には、カバ
ーケースの内側に突出する係合凸部によって、この凸部
が設けられたカバーケースの側壁、及び係止孔が設けら
れたベースケースの側壁の変形を伴う。そのため、ベー
スケースにカバーケースを被せるにはかなりの力が必要
であり、この点においても、組立て作業性が良くないし
かも、カバー側絶縁シートが所定位置からずれた状態
で、強引にカバーケースをベースケースに被嵌させる
と、カバー側絶縁シートのずれた部分が両ケースの側壁
間に挟まれて、絶縁性能を保証できなくなる等の製造上
好ましくない事態を招くことがある。
【0007】又、従来は、カバー側絶縁シートをカバー
ケースの形状に対応させて予め折り曲げているため、そ
の加工コストがかかる。しかも、このカバー側絶縁シー
トとベース側絶縁シートの両側部とが重複されているこ
とにより、絶縁シートの使用量が多い。したがって、絶
縁シートのコストが高く、それに応じて放電灯点灯装置
全体のコストも高くなっている。
【0008】その上、既述のようにベースケースにカバ
ーケースを被せるにはかなりの力が必要であるので、プ
リント配線基板に実装された電気部品とカバーケースの
内面とが接近している場合には、カバーケースを被せる
際の勢いで、カバーケースが撓んで前記電気部品が叩か
れて、この電気部品にストレスが掛かることがある。そ
れに伴い、叩かれた電気部品を介してプリント配線基板
が変形されて、この基板への電気部品の半田付け部分に
ストレスが加えられる。したがって、電気部品の破損や
半田クラックを招いて、放電灯点灯装置の品質を低下さ
せる恐れが考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、構成が簡単で組立て作業性を向上できる放
電灯点灯装置及びこの点灯装置を備えた照明器具を得る
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明の放電灯点灯装置は、ベース主
壁、及びこのベース主壁から折り曲げられたベース側壁
を有し、これらベース側壁の夫々に複数のストッパ溝が
形成された金属製のベースケースと、このベースケース
の内面に沿って配置されるとともに前記ストッパ溝に対
向する切欠きが形成されたベース側絶縁シートと、カバ
ー主壁、及びこのカバー主壁から折り曲げられるととも
に、前記ストッパ溝を通ってこの溝の底面および側面に
接する内向きのストッパ凸部が1以上形成されたカバー
側壁を有し、これらカバー側壁を前記ベース側壁の外面
に重なるように配置して前記ベースケースに連結された
金属製のカバーケースと、前記ストッパ凸部に支持され
て前記カバーケースの内面に沿って配置されたカバー側
絶縁シートと、前記両絶縁シートで包まれるように前記
ベースケースとカバーケースとの間に配置され、かつ、
電気部品が実装されたプリント配線基板と、を具備した
こと特徴としている。
【0011】この発明において、ベースケース及びカバ
ーケースを作る金属には、熱伝導性に優れる軽金属、例
えばアルミニューム合金を好適に使用できる。又、この
発明において、絶縁シートは、弾性がなくてもよいが、
弾性を有するシートを用いる方が好ましく、そのような
弾性絶縁シートとしてルミラー(商品名)を好適に使用
できる。又、この発明において、ストッパ凸部は、請求
項3又は4に記載の構成とすることができ、切起こして
構成する場合にも、その切起こしの方向は問わない。
【0012】請求項1の発明においては、ベースケース
及びカバーケースに対してプリント配線基板を電気的に
絶縁する絶縁シートのうち、カバー側絶縁シートを、カ
バーケースの両側壁に形成したストッパ凸部に支持させ
たので、ベースケースにカバーケースを被嵌させる際
に、カバー側絶縁シートが所定位置からずれたり脱落す
ることを抑制できる。そして、前記被嵌に伴って、スト
ッパ凸部がベースケースのストッパ溝の底面に当たるの
で、ベースケースに対するカバーケースの嵌合深さが決
められる。更に、ストッパ凸部は、ストッパ溝の側面に
当たることが可能であって、それにより、ベースケース
の長手方向に対するカバーケースの移動が防止される。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載のカバ
ー側絶縁シートが、撓んだ状態であって、このシートの
幅方向中間部を前記カバー主壁の内面に弾性的に接触さ
せたことを特徴としている。
【0014】この発明においては、カバー側絶縁シート
を、その撓みを利用して、ストッパ凸部だけではなくカ
バー主壁の内面にも支持させて、カバーケースの内面に
沿ってカバー側絶縁シートを安定して配置できる。
【0015】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
のストッパ凸部を前記カバー側壁から切起こして形成
し、このストッパ凸部の側縁を前記ストッパ溝の底面に
接触させるとともに、前記ストッパ凸部の根元を前記ス
トッパ溝の側面に接触させたことを特徴としている。
【0016】この発明においては、切起こしからなるス
トッパ凸部でカバー側絶縁シートを支持し、かつ、この
凸部の側縁がベースケースのストッパ溝の底面に当たっ
て、ベースケースに対するカバーケースの嵌合深さが決
められる。更に、ストッパ凸部の根元が、ストッパ溝の
側面に当たることが可能であって、それにより、ベース
ケースの長手方向に対するカバーケースの移動が防止さ
れる。
【0017】請求項4の発明は、請求項1又は2に記載
のストッパ凸部が、前記カバー側壁に平行に入れた切込
み間の部分を前記カバーケースの内側に突出させて形成
され、このストッパ凸部の側縁を前記ストッパ溝の底面
に接触させるとともに、前記ストッパ凸部の根元を前記
ストッパ溝の側面に接触させたことを特徴としている。
【0018】この発明においては、平行な切込み間の部
分を突出させてなるストッパ凸部でカバー側絶縁シート
を支持し、かつ、この凸部の側縁がベースケースのスト
ッパ溝の底面に当たって、ベースケースに対するカバー
ケースの嵌合深さが決められる。更に、ストッパ凸部の
根元が、ストッパ溝の側面に当たることが可能であり、
それによって、ベースケースの長手方向に対するカバー
ケースの移動が防止される。
【0019】請求項5の発明は、請求項1から4の内の
いずれか1項に記載のケース側壁から前記カバーケース
の内側に突出された連結凸部を、前記ベース側壁に設け
た連結用通孔に通して、前記ベースケースと前記カバー
ケースとを連結したことを特徴としている。
【0020】この発明においては、ベースケースにカバ
ーケースを被嵌させた状態で、ケース側壁から連結凸部
を内側に突出させてベース側壁の連結用通孔に通すこと
により、ベースケースとカバーケースとを連結できる。
【0021】請求項6の発明は、請求項1から5の内の
いずれか1項に記載のプリント配線基板を前記ベース主
壁から切起こした基板支えで支持し、前記連結用通孔
を、その孔縁の一部が前記プリント配線基板の前記ベー
ス主壁とは反対側の板面の高さと略一致するように前記
ベース側壁に設け、この連結用通孔に通された前記連結
凸部と前記基板支えとで前記プリント配線基板を厚み方
向両側から挟むようにしたことを特徴としている。
【0022】この発明においては、ベースケースとカバ
ーケースとを連結するのに、連結凸部を連結用通孔に通
すことに伴って、この連結凸部が、基板支えで支持され
たプリント配線基板のベース主壁とは反対側の板面を押
えるので、この凸部と基板支えとで、プリント配線基板
を厚み方向両側から挟んで支持できる。
【0023】請求項7の発明は、請求項5又は6に記載
の連結凸部が、前記プリント基板の板面と対向する傾斜
した側縁を有して、根元から先端に向けて先細状に形成
されているとともに、その根元側部分の幅を前記連結用
通孔の高さ寸法より狭くしたことを特徴としている。
【0024】この発明においては、連結凸部を連結用通
孔に通す際に、この凸部がプリント配線基板に引っ掛る
ことを、連結凸部の傾斜した側縁で防止できるととも
に、この連結凸部の根元側部分でプリント配線基板の板
面を押えることができる。
【0025】又、前記課題を解決するために、請求項8
に係る発明の照明器具は、シャーシと、このシャーシに
取付けられた請求項1から7の内のいずれか1項に記載
の放電灯点灯装置と、前記シャーシに取付けられた放電
灯ソケットと、このソケットに取外し可能に支持されて
前記放電灯点灯装置で点灯される放電灯と、を具備した
ことを特徴としている。
【0026】この発明においては、請求項1から7の内
のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置を備えているか
ら、この点灯装置の構成が簡単でかつ組立て作業性を向
上できる照明器具を提供できる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、図1
〜図9を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
【0028】図1に示す照明器具1は、下面が開放した
細長い箱状のシャーシ2を備え、このシャーシ2の下面
は反射板3で塞がれている。シャーシ2の長手方向両端
部には放電灯ソケットとしての蛍光ランプソケット4が
夫々取付けられ、これらソケット4は反射板3の長手方
向両端部を貫通している。シャーシ2内にはいわゆる電
子安定器と称される放電灯点灯装置5が収容され、この
装置5により点灯される放電灯としての直管形蛍光ラン
プ6が、その長手両端を夫々ランプソケット4に取外し
可能に支持されるとともに反射板3の下側に配置されて
いる。
【0029】次に、放電灯点灯装置5を図2から図9を
参照して説明する。この点灯装置5は、図6及び図7に
示されるようにベースケース11及びカバーケース12
とを連結してなるケース体13と、ベース側及びカバー
側の絶縁シート14、15と、インバータ制御により電
力変換を行なって点灯制御をする回路ユニットをなすプ
リント配線基板16とを具備している。
【0030】ケース体13は、比較的薄い厚みで、か
つ、比較的細長い箱形容器状に形成されている。アルミ
ニューム合金のベースケース11は、平板状のベース主
壁11a、及びこのベース主壁11aの幅方向両側から
同方向に折り曲げられてベース主壁11aの片面に突出
する互いに平行なベース側壁11bを有して、断面コの
字状をなしている。
【0031】図3(A)に示すようにベース主壁11a
の長手方向両端部には夫々固定孔21が開けられてい
る。これら固定孔21にベースケース11の内側から通
される図示しないねじをシャーシ2にねじ込むことによ
り、放電灯点灯装置5がシャーシ2に取付けられる。放
電灯点灯装置5は図2(A)で示す姿勢とは上下逆様の
姿勢で取付けられ、この取付け状態ではベース主壁11
aの外面がシャーシ2の内面に接触して、放電灯点灯装
置5の熱をシャーシ2に放出するようになっている。
【0032】ベース主壁11aの長手方向両端部には、
その内側に起立する端部基板支え22が夫々一対切起こ
されている。各基板支え22は図4及び図7で代表する
ように段状の座部22aを有して例えばL字形状をなし
ている。図6及び図7で代表して示すようにベース主壁
11aの長手方向中間部には、その内側に起立する中間
部基板支え23が複数切起こされている。これら中間部
基板支え23の高さは座部22aの高さに等しい。
【0033】図2及び図3等に示すように左右一対のベ
ース側壁11bの長手方向両端部には、矩形状をなした
連結用通孔24が夫々開けられている。連結用通孔24
は、各ベース側壁11bに対して1つでもよく、或いは
3以上設けてもよいとともに、その孔形状も問わない。
【0034】左右一対のベース側壁11の夫々には、連
結用通孔24間に位置して、ベース側壁11の出幅方向
の先端縁に開放する少なくとも一対のストッパ溝25が
切欠いて形成されている。これらストッパ溝25は、図
6で代表するようにベース側壁11の長手方向に延びる
底面25aと、この底面25aの両端からベース側壁1
1の出幅方向に略直角に連続した側面25bとで区画さ
れ、コの字状をなしている。
【0035】ベース側絶縁シート14は、弾性を有する
シート状電気絶縁材、例えばルミラー(商品名)で形成
されている。このシート14は、予めベースケース11
の形状に対応して折り曲げられていて、ベースケース1
1の内面に沿って配置されている。この配置を可能とす
るために、ベース側絶縁シート14には、その配置状態
で中間部基板支え23が挿通する通孔(図示しない)
と、各連結用通孔24に個別に対向する矩形の孔26
(図4に代表して示す)と、各ストッパ溝25に個別に
対向する切欠き27(図3及び図7に代表して示す)と
が夫々形成されている。
【0036】このベース側絶縁シート14は、固定孔1
及び端部基板支え22を覆うことなくベースケース11
に収められるとともに、そのベース側壁11bの内面に
重なるように配置された部分の出幅は、図8に示すよう
にベース側壁11bの出幅よりも大きい。したがって、
ベース側絶縁シート14は前記ねじを用いたシャーシ2
への放電灯点灯装置5の取付けの邪魔にならないととも
に、ベースケース11へのプリント配線基板16の組込
みにも邪魔となることがない。
【0037】図6及び図7に示されるようにプリント配
線基板16は、例えばその一方の板面16aに符号31
〜34で代表する各種の電気部品を実装するとともに、
長手方向両端部に夫々電線コネクタ35を実装して、回
路ユニットを構成している。このプリント配線基板16
は、その長手方向両端部を端部基板支え22の座部22
aに支持されるとともに、長手方向中間部を中間部基板
支え23で支持されて、ベースケース11に組込まれて
いる。この組込み状態において、端部基板支え22の座
部22aから突出する部分により、プリント配線基板1
6はその長手方向に位置決めされている。
【0038】カバーケース12は、アルミニューム合金
製であって、図2(A)、図6、及び図7などに示され
るようにカバー主壁12a、このカバー主壁12aの幅
方向両側から同方向に折り曲げられてカバー主壁12a
の片面に突出する互いに平行なカバー側壁12b、及び
カバー主壁12aの長手方向両端からカバー側壁12b
と同方向に折り曲げられたカバー端壁12cを有してい
る。カバー主壁12aは、前記ベース主壁11aと平行
に設けられる平板状壁部と、この壁部とカバー側壁12
bとを接続して互いに逆方向に傾斜された傾斜状壁部と
から形成されている。
【0039】ベース側壁11bの外面に重なるように設
けられる左右一対のカバー側壁12bの夫々には、内向
きのストッパ凸部41が各ストッパ溝に個別に対応して
設けられている。これらストッパ凸部41は、ベース側
壁12bからカバーケース12の内側に折り曲げられ
て、対向するストッパ溝25及び切欠き27に交差する
切起こしで形成されている。カバー側壁12bの長手方
向両端部に位置するストッパ凸部41は図5(A)に示
すように互いに逆向きに切起こされている。
【0040】カバー側壁12bの夫々には、連結用通孔
24の夫々に個別に対応して連結凸部42が設けられて
いる。これら連結凸部42は、カバー側壁12bの長手
方向両端の角部に位置して、ベース側壁12bからカバ
ーケース12の内側に折り曲げられて、対向する連結用
通孔24に交差した切起こしで形成されている。カバー
側壁12bの長手方向両端部に位置する連結凸部42は
図5(A)に示すように互いに逆向きに切起こされるよ
うになっている。
【0041】図4で代表するように各連結用通孔24の
孔縁の一部、詳しくは、この通孔24のベース主壁11
a寄りの孔縁24aは、各基板支え22、23に支持さ
れたプリント配線基板16のベース主壁11aとは反対
側の板面16aの高さと略一致するように設けられてい
る。又、図4で代表するように各連結凸部42は、互い
に逆向きに傾斜する第1、第2の側縁42a、42bを
有して、根元42cから先端に向けて先細状をなす切起
こし舌片で形成され、その根元側部分の幅Aは連結用通
孔24の高さ寸法Bより僅かに小さくしてある。
【0042】カバー側絶縁シート15は、弾性を有する
シート状電気絶縁材、例えばルミラー(商品名)で形成
されている。このシート15は、図6に示すように幅方
向両縁をストッパ凸部41に支持され撓んだ状態でカバ
ーケース12の内面に沿って配置されている。この配置
を可能とするために、カバー側絶縁シート15は、自由
状態では図8中2点鎖線で示すように平板状をなしたも
のが使用されている。このシート15は、それを湾曲す
るように撓めてカバーケース12の内側に嵌め込むよう
にセットすることにより、その幅方向両縁をストッパ凸
部41上に引掛けて、突っ張るように配置される。
【0043】しかも、本実施形態において、撓んだカバ
ー側絶縁シート15は、その幅方向中間部をカバー主壁
12aの内面少なくとも1箇所に弾性的に接触させて支
持されている。このようにカバー側絶縁シート15を、
ストッパ凸部41だけではなくカバー主壁12aの内面
にも支持させることは、カバー主壁12aの内面に沿っ
てカバー側絶縁シート15を安定して配置でき、後述の
組立て作業でのカバー側絶縁シート15の不用意なずれ
や脱落をより確実に防止できる点で優れている。なお、
カバー側絶縁シート15の長手方向の動き止めはカバー
端壁12cで行われている。
【0044】以上のように既に折り曲げられた複数のス
トッパ凸部41を用いてカバー側絶縁シート15を内面
に支持したカバーケース12は、ベースケース11に対
してその上方から被嵌されて組み合わされる。この組合
せにおいて、各ストッパ凸部41の下側を向いている側
縁41aが対応するストッパ溝25の底面25aに当接
された時点で、ベースケース11に対するカバーケース
12の嵌合深さが決められる。この状態は図2(B)に
示される。同時に、各ストッパ凸部41の根元41bが
ストッパ溝25の一側面25bに接触可能であるので、
カバーケース12はベースケース11に対してその長手
方向にも位置決めされる。
【0045】この組合せ状態は図6に示されており、ベ
ース側絶縁シート14の両側片の出幅方向の先端縁と、
カバー側絶縁シート15の幅方向両側部とは、互いに近
接ないしは軽微に接する関係となり、両絶縁シート1
4、15は略筒状に連続するように組み合わされる。そ
れによって、プリント配線基板16がケース体13に対
して絶縁される。又、前記嵌合深さの規制により、最も
背丈が高い電気部品31の先端はカバー主壁12aの平
板部分に至近距離に接近され、それによって、ケース体
13が薄形となる設計となっている。なお、以上の組立
において、電線コネクタ35が取付けられているプリン
ト配線基板16の長手方向両端部は、夫々ケース体13
の外部に露出されている。
【0046】なお、この実施形態において、各ストッパ
凸部41は、図9(A)に示すように、カバー側壁12
bにその長手方向に平行に入れた切込み(図示しない
が、その跡を符号fで示す。)間の部分を、カバーケー
ス12の内側に突出させて設けることもでき、或いは、
又、図9(B)に示すように根元41bが先端より図9
において上寄り、つまり、カバー主壁12aの傾斜板部
側に位置するように切り起こして設けることもできる。
【0047】図9(A)に示すストッパ凸部41の場合
には、その側縁41bがストッパ溝25の底面25aに
当接して、ベースケース11に対するカバーケース12
の嵌合深さが決められ、ストッパ凸部41の少なくとも
一方の根元41bがストッパ溝25の一側面25bに接
触可能で、それにより、ベースケース11に対するカバ
ーケース12の長手方向の位置が決めされる。又、図9
(B)に示すストッパ凸部41の場合には、その下向き
の側面がストッパ溝25の底面25aに当接して、ベー
スケース11に対するカバーケース12の嵌合深さが決
められ、ストッパ凸部41の一側縁がストッパ溝25の
一側面25bに接触可能であり、それにより、ベースケ
ース11に対するカバーケース12の長手方向の位置が
決めされる。
【0048】以上の組合せ後には、連結用通孔24に既
に対向している連結凸部42をカバーケース12の内側
に突出するように外力を加えて折り曲げて、各連結凸部
42が対向している連結用通孔24に夫々通される。こ
の状態は図2(C)に示される。それにより、ベースケ
ース11とカバーケース12とが連結されて、カバー体
13が組立られる。
【0049】同時に、連結用通孔24に夫々通された各
連結凸部42の第2側縁42bの根元部側部分が、プリ
ント配線基板16の板面16aを押える。それにより、
各基板支え22、23と各連結凸部42とが、プリント
配線基板16がその厚み方向に挟まれて、この配線基板
16が固定されて、放電灯点灯装置5全体を組立てるこ
とができる。なお、既述の放電灯点灯装置5の組立は、
手動で実施することも、又も自動機械を用いて行なうこ
ともできる。
【0050】この場合、図4に示すA〜Eの各寸法から
連結用通孔24の高さ位置と寸法とが決められている。
既述のように図4中符号Aは連結凸部42の根元の幅寸
法、Bは連結用通孔24の高さ寸法、又、Cはケース体
13の厚み寸法、Dはカバーケース12の上面から連結
凸部42の根元の上端までの寸法、Eはベースケース1
1の下面から連結凸部42が板面16aを押えた点まで
の寸法を示している。そして、B≧C−(D+E)、B
≧Aに設定されている。なお、寸法Eは、ベースケース
11の下面からプリント配線基板16の板面16aまで
の寸法Fと同じでもよい。
【0051】既述の組立手順から分かるように放電灯点
灯装置5は、カバー側絶縁シート15をカバーケース1
2の内面に沿って支持した状態で、ケース体13を組立
てることができるので、カバー側絶縁シート15が所定
位置からずれたり脱落することが抑制される。したがっ
て、ベースケース11にカバーケース12を被嵌させる
際の作業性を向上できる。しかも、自動機械を用いてケ
ース体13の組立てにも好適である。
【0052】そして、ケース体13の前記組立において
は、ベースケース11とカバーケース12との連結と、
カバーケース12のベースケース11に対する嵌合深さ
の位置決めと、カバーケース12の長手方向の移動防止
とを、カバー側絶縁シート15を支持したストッパ凸部
41とストッパ溝25との係合により実現できるので、
夫々の位置決めを個々に行なう必要がなく、よって、構
成が簡単である。
【0053】しかも、前記嵌合深さの位置決めは、スト
ッパ凸部41がストッパ溝25にその開放端から入り込
んで底面25aに当たることで実現できる。そのため、
ベース側壁11b及びカバー側壁12bを変形させる操
作力を必要とすることがなく、ベースケース11にカバ
ーケース12を単に被せるだけで極めて容易に行なうこ
とができる。
【0054】更に、前記のようにカバーケース12に外
力を加えないで済むので、組立て完了状態で電気部品3
1とカバーケース12の内面とが接近する構成であって
も、ベースケース11に被嵌されるカバーケース12が
電気部品31に勢いよく当たることがない。そのため、
ケース体13の組立てに伴って電気部品31が破損する
恐れがない。それに伴い、電気部品31を介してプリン
ト配線基板16が曲げられて、電気部品31〜34など
の半田付け部にストレスが波及する恐れがないから、放
電灯点灯装置5の耐久性などの品質低下の恐れもないも
のである。
【0055】又、既述のようにベース側壁11bの連結
用通孔24にケース側壁12bの連結凸部42を通して
ベースケース11とカバーケース12とを連結したの
で、ねじ部品などを用いることなく、容易に前記連結を
してケース体13を組立てることができる。
【0056】しかも、連結凸部42はプリント配線基板
16の板面16aを押えるから、ねじ部品などを用いる
ことなく、プリント配線基板16の固定を、ベースケー
ス11とカバーケース12との連結と同時に行なうこと
ができるとともに、この基板16を固定するための専用
の構成を不用とできるので、構成が簡単である。
【0057】又、既述のように組立てが容易であること
と相俟って、カバー側絶縁シート15には、カバーケー
ス12の形状に応じた曲げ加工を予め要しないので、絶
縁シート15のコストを低減できる。そのため、コスト
ダウンが可能である。しかも、カバー側絶縁シート15
は、図6に示すようにカバー主壁12aの内面の数カ所
に接して設けられるので、この内面と同形状とする必要
がなく、前記内面の延べ面積よりもカバー側絶縁シート
15を小さくできる。この点で、カバー側絶縁シート1
5の使用量を少なくできる。更に、カバー側絶縁シート
15は、ベース側絶縁シート14の側片部外面に重なり
合う部分を必要としないので、カバー側絶縁シート15
の使用量も少なくでき、この点からもコストダウンが可
能である。したがって、放電灯点灯装置5ひいてはこの
装置5を備える照明器具1のコストを低減できる。
【0058】なお、前記第1実施形態において、カバー
側絶縁シート15にカバー主壁12aの内面に当接する
個所を限定するために、必要に応じてカバー主壁12a
に向けて突出する稜線をつくるような曲げ加工をするこ
とは妨げない。
【0059】(第2の実施の形態)図10は本発明の第
2実施形態を示している。この実施形態は基本的には第
1実施形態と同様な構成であるので、同様構成部分には
第1実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用
の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第
2実施形態はカバー側絶縁シートに回路ユニット支えが
追加された点が第1実施形態とは異なる。
【0060】カバー側絶縁シート15の一部には、これ
を加熱して成形した比較的高さが低い回路ユニット支え
15aが一体に突設されている。この支え15aは、プ
リント配線基板16に実装された電気部品31〜34の
うちで、比較的重い電気部品、例えば巻き線が設けられ
たトランスなどの背丈が高い電気部品31に対応する位
置に形成されていて、この電気部品31の先端面に接触
している。
【0061】電気部品31はプリント配線基板16の幅
方向略中央部に実装されている。この電気部品31はプ
リント配線基板31の長手方向中央部に配置されること
が望ましい。前記接触において、前記回路ユニット支え
15aの先端部と電気部品31とを接着剤などを用いて
固定することは妨げない。又、以上の回路ユニット支え
15aは、対応する位置の電気部品の背丈に応じて突出
高さが異なるものなどを複数設けることができる。な
お、以上説明した点以外の構成は、図10に示されない
構成を含めて第1実施形態と同じであり、したがって、
第1実施形態と同様な作用効果がある。この他に、以下
の点で優れている。
【0062】すなわち、第2実施形態では、シャーシ2
に固定された放電灯点灯装置5の使用姿勢は、図10
(A)に示す通りであるから、自重で垂れ下がろうとし
ている回路ユニットを、その電気部品31に下側から接
するカバー側絶縁シート15の回路ユニット支え15a
を介してカバーケース12で支持できる。この支持によ
って、電気部品31から34などの自重を原因としてプ
リント配線基板16が下方に凸となるように湾曲するこ
とを防止できる。
【0063】したがって、プリント配線基板16が割れ
る恐れがないとともに、電気部品31〜34などの半田
付け部にストレスが掛かる恐れがないから、放電灯点灯
装置5の耐久性などの品質低下の恐れもない。しかも、
回路ユニット支え15aはカバー側絶縁シート15と一
体であるので、構成が簡単で低コストである。なお、以
上のようにカバー側絶縁シート15を利用して回路ユニ
ットを下方から支える発明は、第1実施形態に記載の発
明とは関係なく、単独で実施可能である。
【0064】(第3の実施の形態)図11は本発明の第
3実施形態を示している。この実施形態は基本的には第
2実施形態と同様な構成であるので、同様構成部分には
第2実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用
の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。
【0065】この第3実施形態では、カバー側絶縁シー
トに熱成形された回路ユニット支え15aは、プリント
配線基板16の部品実装面(前記板面16a)に接し
て、これを下側から支持できる高さと大きさをもって形
成されている。この支え15aは、プリント配線基板1
6の長手方向中央部を下側から支持する位置に設けるこ
とが好ましいが、複数設けることもできる。なお、以上
説明した点以外の構成は、図11に示されない構成を含
めて第2実施形態と同じであり、したがって、第2実施
形態と同様な作用効果がある。
【0066】したがって、第3実施形態では、第2実施
形態と同様に簡単な構成でかつ安価にプリント配線基板
16の変形を防止できるから、プリント配線基板16が
割れる恐れがないとともに、電気部品31〜34などの
半田付け部にストレスが掛かる恐れがないから、放電灯
点灯装置5の耐久性などの品質低下の恐れもない。な
お、以上のようにカバー側絶縁シート15を利用して回
路ユニットを下方から支える発明は、第1実施形態に記
載の発明とは関係なく、単独で実施可能である。
【0067】(第4の実施の形態)図12は本発明の第
4実施形態を示している。この実施形態は基本的には第
1実施形態と同様な構成であるので、同様構成部分には
第1実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用
の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第
4実施形態は、第1実施形態の基板支えを省略し、その
代わりにベース側絶縁シートを用いてプリント配線基板
を支持するようにした点が第1実施形態とは異なる。
【0068】ベース側絶縁シート14の一部には、これ
を加熱して成形した1以上の基板支え凸部14aが一体
に突設されている。各基板支え凸部14aは先細状(な
お、段部を境に先端が小径となっている構成も含む。)
に形成されていて、その先端部はプリント配線基板16
に開けられた孔16bに通されている。それにより、各
基板支え凸部14aでベース側絶縁シート14上にプリ
ント配線基板16を支持できる。図12(B)に示すよ
うにプリント配線基板16の板面16aには連結凸部4
2が係合されているので、これら連結凸部42と各基板
支え凸部14aとでプリント配線基板16がその厚み方
向に動かないように位置決めされている。又、各連結凸
部42はプリント配線基板16がその長手方向に動くこ
とも防止している。なお、以上説明した点以外の構成
は、図12に示されない構成を含めて第1実施形態と同
じであり、したがって、第1実施形態と同様な作用効果
がある。この他に、以下の点で優れている。
【0069】すなわち、プリント配線基板16より強度
が低いベース側絶縁シート14と一体の各基板支え凸部
14aで、プリント配線基板16を位置決めしているか
ら、プリント配線基板16をベースケース11に収める
際に、このケース11によってプリント配線基板16が
傷つけられるおそれがないとともに、プリント配線基板
16に実装された電気部品のリードによってベース側絶
縁シート14が傷つけられることがない。
【0070】これに対して、ベースケース11から切起
こした基板支えにプリント配線基板16を載せる場合に
は、これらの基板支えにプリント配線基板16の半田面
が当たって傷つけられるおそれがあるとともに、基板支
えから誤ってプリント配線基板が外れた拍子に電気部品
のリードがベース側絶縁シート14に当たって、このシ
ート14が傷つけられることがある。又、ベースケース
11に基板支えを切起こす必要がないので、ベースケー
ス11に対する加工が簡単となり、このケース11を低
コストで得ることができる。
【0071】なお、以上のようにベース側絶縁シート1
4を利用してプリント配線基板16を支える発明は、第
1実施形態に記載の発明とは関係なく、単独で実施可能
である。しかも、この第4実施形態の発明においては、
ベースケース11に切起こした基板支えを併用してプリ
ント配線基板を支えるようにしても、ベースケース11
に切起こす基板支えの数を少なくできるのでよい。
【0072】(第5の実施の形態)図13は本発明の第
5実施形態を示している。この実施形態は基本的には第
4実施形態と同様な構成であるので、同様構成部分には
第4実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用
の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。
【0073】第5実施形態では、ベース側絶縁シート1
4の基板支え凸部14aに先細状の頭部14bを設け
て、相対的に頭部14bの直下の部分を細くしている。
頭部14bはプリント配線基板16の孔16bを挿通し
て、その直下の細い首状部分が孔16bに嵌合されると
ともに、頭部14bは孔16bの縁に引っ掛るように構
成されている。このような基板支え凸部14aを用いる
ことにより、組立て段階において基板支え凸部14aに
支持されたプリント配線基板16を前記頭部14bで外
れ止めすることができる。なお、以上説明した点以外の
構成は、図13に示されない構成を含めて第4実施形態
と同じである。
【0074】したがって、第5実施形態でも第4実施形
態と同様な作用効果を得られる。なお、以上のようにベ
ース側絶縁シート14を利用してプリント配線基板16
を支える発明は、第1実施形態に記載の発明とは関係な
く、単独で実施可能である。しかも、この第5実施形態
の発明においては、ベースケース11に切起こした基板
支え14aを併用してプリント配線基板16を支えるよ
うにしても、ベースケース11に切起こす基板支えの数
を少なくできるのでよい。
【0075】(第6の実施の形態)図14は本発明の第
6実施形態を示している。この実施形態は基本的には第
1実施形態と同様な構成であるので、同様構成部分には
第1実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用
の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第
6実施形態は、カバーケースのカバー端壁周りの構成が
第1実施形態とは異なる。
【0076】詳しくは、カバーケース12は、カバー主
壁12aとその幅方向両側に略直角に折り曲げられたカ
バー側壁12bとを有している。カバー主壁12aの長
手方向両端から夫々略直角に折り曲げられたカバー端壁
12cは、カバー側壁12bの相対向する内面間距離に
略等しい幅を有して形成されているとともに、その先端
縁はプリント配線基板16の部品実装面(前記板面16
a)に近接ないしは軽微に接するようになっている。
【0077】カバー側壁12bの長手方向両端部12b
eは、これらの間の壁部分よりも出幅が狭く形成され
て、それにより、この端部12beの根元においてカバ
ーケース12の内外を連通する開口45を設けている。
この開口45はプリント配線基板16に実装された電線
コネクタ35以外の電気部品が露出しない程度の大きさ
に形成されている。
【0078】このような開口45を設けたことにより、
電気部品において生じる熱が、ケース体13内にこもる
ことを少なくして、開口45を通してケース体13外に
前記熱を放出できる。しかも、開口45によって、カバ
ー端壁12cの根元と端部12beの根元との位置がず
らされる。そのため、これら根元相互の干渉がなくな
り、カバー端壁12cをケース主壁12aに対して所定
の曲げ角度で精度よく曲げることができる。
【0079】又、カバー側壁12bの長手方向両端部1
2beの根元部には、図14(B)に示すように夫々内
向き凸部46が突設されている。これらの凸部46は、
図14(C)(D)に示すように、1本の切りこみの片
側をほぼ1/4球面状をなすようにカバーケース12の内
側に突出させて形成されている。そして、各内向き凸部
46は、カバー端壁12cの幅方向両端部の裏面12b
bを支持するようになっている。
【0080】このようにカバー端壁12cを裏側から支
持したことにより、カバー端壁12cが表側から押され
た時に、このカバー端壁12cがカバーケース12の内
側に変形することを防止できる。そのため、プリント配
線基板16に実装されている電気部品にカバー端壁12
cが接触することが防止されるので、プリント配線基板
16に対する電気部品の配置の自由度を高めることがで
きる。なお、以上説明した点以外の構成は、図14に示
されない構成を含めて第1実施形態と同じであり、した
がって、この第6実施形態でも第1実施形態と同様な作
用効果がある。又、以上のように放熱促進用の開口45
を設けるとともに、カバー側壁12bに設けた内向き凸
部46でカバー端壁12cをその裏側から支持する発明
は、第1実施形態に記載の発明とは関係なく、単独で実
施可能である。
【0081】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0082】請求項1、3、4に係る発明によれば、カ
バー側絶縁シートが所定位置からずれたり脱落すること
を抑制しつつ、ベースケースにカバーケースを被嵌させ
ることができるので、組立て作業性を向上できるととも
に、この組立てに伴う、カバー側絶縁シートの支持用ス
トッパ凸部とストッパ溝との係合により、ベースケース
とカバーケースとの連結と、カバーケースの嵌合深さの
位置決めと、カバーケースの移動防止とができるので、
構成が簡単な放電灯点灯装置を提供できる。
【0083】請求項2に係る発明によれば、カバー側絶
縁シートをカバーケースの内面に沿って安定して支持で
きるので、組立ての際に、カバー側絶縁シートが所定位
置からずれたり脱落することをより抑制し易い放電灯点
灯装置を提供できる。
【0084】請求項5に係る発明によれば、ベース側壁
の連結用通孔にケース側壁の連結凸部を通すことによっ
て、ねじ部品などを用いることなく、ベースケースとカ
バーケースとを容易に連結可能な放電灯点灯装置を提供
できる。
【0085】請求項6、7に係る発明によれば、ベース
ケースとカバーケースとを連結する連結凸部を利用し
て、ねじ部品などを用いることなくプリント配線基板を
固定可能な放電灯点灯装置を提供できる。
【0086】請求項8に係る発明によれば、請求項1か
ら7の内のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置を備え
ているから、この点灯装置の構成が簡単でかつ組立て作
業性を向上できる照明器具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る照明器具を一部断
面して示す側面図。
【図2】(A)は図1の照明器具が備える本発明の第1
実施形態に係る放電灯点灯装置を示す斜視図。(B)は
図2(A)のZR部を示す拡大図。(C)は図2(A)
のYX部を示す拡大図。
【図3】図2(A)のZL部を拡大して示す側面図。
【図4】図2(A)のYL部を拡大して示す側面図。
【図5】(A)は図2の放電灯点灯装置を示す平面図。
(B)は図2の放電灯点灯装置を示す側面図。
【図6】図2の放電灯点灯装置を示す断面図。
【図7】図2の放電灯点灯装置の一部を分解して示す斜
視図。
【図8】図2の放電灯点灯装置を分解状態で示す断面
図。
【図9】(A)は第1実施形態に係る放電灯点灯装置の
カバーケースに形成されるストッパ凸部の他の例を示す
斜視図。(B)は第1実施形態に係る放電灯点灯装置の
カバーケースに形成されるストッパ凸部の更に他の例を
示す斜視図。
【図10】(A)は本発明の第2実施形態に係る放電灯
点灯装置を示す断面図。(B)は図10(A)の放電灯
点灯装置が備えるカバー側絶縁シートの一部を示す斜視
図。
【図11】本発明の第3実施形態に係る放電灯点灯装置
の一部を示す断面図。
【図12】(A)は本発明の第4実施形態に係る放電灯
点灯装置を示す断面図。(B)は図12(A)の放電灯
点灯装置の一部を示す斜視図。
【図13】本発明の第5実施形態に係る放電灯点灯装置
の一部を示す断面図。
【図14】(A)は本発明の第6実施形態に係る放電灯
点灯装置の一端部を示す斜視図。(B)は第6実施形態
に係る放電灯点灯装置が備えるカバーケースを示す側面
図。(C)は図14(B)のX−X線に沿って示す断面
図。(D)は図14(C)のW−W線に沿って示す断面
図。
【符号の説明】
1…照明器具 2…シャーシ 4…蛍光ランプソケット(放電灯ソケット) 5…放電灯点灯装置 6…蛍光ランプ(放電灯) 11…ベースケース 11a…ベース主壁 11b…ベース側壁 12…カバーケース 12a…カバー主壁 12b…カバー側壁 13…ケース体 14…ベース側絶縁シート 15…カバー側絶縁シート 16…プリント配線基板 16a…プリント配線基板の板面 22…端部基板支え 23…中間部基板支え 24…連結用通孔 24a…連結用通孔の孔縁の一部 25…ストッパ溝 25a…ストッパ溝の底面 25b…ストッパ溝の側面 27…切欠き 31〜34…電気部品 41…ストッパ凸部 41a…ストッパ凸部の側縁 41b…ストッパ凸部の根元 42…連結凸部 42b…連結凸部の側縁 42c…連結凸部の根元
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 哲史 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 辻 俊雄 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 西家 充彦 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 山本 玄峰 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 Fターム(参考) 3K014 AA02 CA01 CA05 DA05 LA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース主壁、及びこのベース主壁から折
    り曲げられたベース側壁を有し、これらベース側壁の夫
    々に複数のストッパ溝が形成された金属製のベースケー
    スと、 このベースケースの内面に沿って配置されるとともに前
    記ストッパ溝に対向する切欠きが形成されたベース側絶
    縁シートと、 カバー主壁、及びこのカバー主壁から折り曲げられると
    ともに、前記ストッパ溝を通ってこの溝の底面および側
    面に接する内向きのストッパ凸部が1以上形成されたカ
    バー側壁を有し、これらカバー側壁を前記ベース側壁の
    外面に重なるように配置して前記ベースケースに連結さ
    れた金属製のカバーケースと、 前記ストッパ凸部に支持されて前記カバーケースの内面
    に沿って配置されたカバー側絶縁シートと、 前記両絶縁シートで包まれるように前記ベースケースと
    カバーケースとの間に配置され、かつ、電気部品が実装
    されたプリント配線基板と、を具備したこと特徴とする
    放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記カバー側絶縁シートが、撓んだ状態
    であって、このシートの幅方向中間部を前記カバー主壁
    の内面に弾性的に接触させたことを特徴とする請求項1
    に記載の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記ストッパ凸部を前記カバー側壁から
    切起こして形成し、このストッパ凸部の側縁を前記スト
    ッパ溝の底面に接触させるとともに、前記ストッパ凸部
    の根元を前記ストッパ溝の側面に接触させたことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記ストッパ凸部が、前記カバー側壁に
    平行に入れた切込み間の部分を前記カバーケースの内側
    に突出させて形成され、このストッパ凸部の側縁を前記
    ストッパ溝の底面に接触させるとともに、前記ストッパ
    凸部の根元を前記ストッパ溝の側面に接触させたことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記ケース側壁から前記カバーケースの
    内側に突出された連結凸部を、前記ベース側壁に設けた
    連結用通孔に通して、前記ベースケースと前記カバーケ
    ースとを連結したことを特徴とする請求項1から4の内
    のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記プリント配線基板を前記ベース主壁
    から切起こした基板支えで支持し、前記連結用通孔を、
    その孔縁の一部が前記プリント配線基板の前記ベース主
    壁とは反対側の板面の高さと略一致するように前記ベー
    ス側壁に設け、この連結用通孔に通された前記連結凸部
    と前記基板支えとで前記プリント配線基板を厚み方向両
    側から挟むようにしたことを特徴とする請求項1から5
    の内のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記連結凸部が、前記プリント基板の板
    面と対向する傾斜した側縁を有して、根元から先端に向
    けて先細状に形成されているとともに、その根元側部分
    の幅を前記連結用通孔の高さ寸法より狭くしたことを特
    徴とする請求項6に記載の放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 シャーシと、 このシャーシに取付けられた請求項1から7の内のいず
    れか1項に記載の放電灯点灯装置と、 前記シャーシに取付けられた放電灯ソケットと、 このソケットに取外し可能に支持されて前記放電灯点灯
    装置で点灯される放電灯と、を具備したことを特徴とす
    る照明器具。
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