JP2004259520A - 照明器具用制御ブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】照明器具本体の制御ブロックケースに用いる材料の使用量を抑制しつつ、制御ブロックケース及び照明器具本体と制御基板間の絶縁を簡易的に高めることのできる照明器具を提供すること。
【解決手段】開口面2aを照明器具本体1に向けて取付けられる開口面2aを有する箱型の制御ブロックケース2と、制御ブロックケース2内の対向する側壁2bに設けた係止部2cによって係止される制御基板3と、制御基板3と制御ブロックケース2間に介在させて制御基板3の照明器具本体1に対向する面を覆って制御基板3と制御ブロックケース2とを絶縁する絶縁シート4と、を備えている。制御ブロックケース2内の対向する側壁2bには、側壁2bの紙面上での下側に、一対の制御基板3を係止する係止部2cを設けている。
【選択図】 図2
【解決手段】開口面2aを照明器具本体1に向けて取付けられる開口面2aを有する箱型の制御ブロックケース2と、制御ブロックケース2内の対向する側壁2bに設けた係止部2cによって係止される制御基板3と、制御基板3と制御ブロックケース2間に介在させて制御基板3の照明器具本体1に対向する面を覆って制御基板3と制御ブロックケース2とを絶縁する絶縁シート4と、を備えている。制御ブロックケース2内の対向する側壁2bには、側壁2bの紙面上での下側に、一対の制御基板3を係止する係止部2cを設けている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具用制御ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
調光等の制御を行う照明器具用制御ブロックは、一般に閉じた制御ブロックケースに収納された状態で照明器具本体に取り付けられる。この場合、制御ブロックケース設置部分は、照明器具本体と制御ブロックケースとの2重構造となっており、材料使用量を抑制できる余地があった。
【0003】
このような課題に対しては、特開平8−102212号公報に示されるものがある。このものは前述の制御ブロックケースに相当するユニットカバーの開放された上面側の縁部、言い換えれば、側壁と端壁とからなる周壁の上端部内面には夫々一対の爪が一体に突設されている。この爪の上部は、斜面で形成されている。各爪は、ユニットカバーの上面開放部を塞ぐように配置されたプリント配線板のパターン面における周縁部上面に引掛けられて、プリント配線板がユニットカバー内から外れないように保持している。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−102212号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例の構成においては、ユニットカバーが開口面を有しているため、ユニットカバーと照明器具本体の取り付け部では、照明器具本体のみの1重構造となっている。これにより、ユニットカバーと照明器具本体の2重構造のものに比べて、材料の使用量を抑制することができる。このものにおいては、照明器具本体とプリント配線板間は空気層により絶縁されているが、より絶縁性を高めることが品質上望ましい。また、ユニットカバーをアルミ等の金属材料で形成した場合には、プリント配線板とユニットカバー間の絶縁性を高めることも必要である。
【0006】
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、照明器具本体の制御ブロックケース(ユニットカバーに相当)に用いる材料の使用量を抑制しつつ、制御ブロックケース及び照明器具本体と制御基板間の絶縁を簡易的に高めることのできる照明器具用制御ブロックを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、開口面を照明器具本体に向けて取付けられる開口面を有する箱型の制御ブロックケースと、制御ブロックケース内の対向する側面に設けた係止部によって係止される制御基板と、制御基板と制御ブロックケース間に介在させて制御基板の片面又は両面を覆って制御基板と制御ブロックケースとを絶縁する絶縁シートと、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記絶縁シートは、両端部近傍に孔を有し、制御基板の片面を覆って当該孔を制御ブロックケースの対向する側面に設けた突起部に引掛けて係止するものであることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記絶縁シートは、制御ブロックケースの開口面近傍で絶縁シートの両端部を係止することにより略筒状に形成して、前記制御基板の両面を覆うものであることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3記載の発明において、前記制御ブロックケースは、照明器具本体への取付け前に制御ブロックケースの開口面を覆って装着され、照明器具本体への取付け時に脱着される板材を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
第1の実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は、本実施形態の分解斜視図である。図2は、本実施形態の断面図である。
【0012】
本実施形態は、開口面2aを照明器具本体1に向けて取付けられる開口面2aを有する箱型の制御ブロックケース2と、制御ブロックケース2内の対向する側壁2bに設けた係止部2cによって係止される制御基板3と、制御基板3と制御ブロックケース2間に介在させて制御基板3の照明器具本体1に対向する面を覆って制御基板3を制御ブロックケース2及び照明器具本体1から絶縁する絶縁シート4と、を備えている。
【0013】
制御ブロックケース2は、例えばアルミ板等の金属板材を、開口面2aを有する箱型形状に形成したものである。制御ブロックケース2内の対向する側壁2bには、側壁2bの紙面上での下側に、一対の制御基板3を係止する係止部2cを設けている。係止部2cは、突起部2eと可動片2fからなるものである。突起部2eは、側壁2bの一部に略半円状の切り込みを入れて制御ブロックケース2の内側に押し込んだものである。また、可動片2fは、側壁2bを略コの字状に切り欠いて、切り欠いた部分で囲まれた部分を制御ブロックケース2内に収納した後に制御ブロックケース2の内側に押し込むものである。さらに、対向する側壁2bの中央部に、略コの字状に切り込みを入れて、切り込みを入れた部分を制御ブロックケース2の内側に押し込むことにより凸部2gを形成している。
【0014】
制御基板3は、ガラスエポキシ基板に銅箔の配線パターンを形成し、複数個の回路素子(図示はしない)を実装したもので、制御ブロックケース2内に収納されて、対向する側壁2bに設けた突起部2eと可動片2fの間に、挟みこまれて係止されている。
【0015】
絶縁シート4は、例えばアクリル等の絶縁体からなる板材を折り曲げて略コの字状に形成したもので、絶縁シート4の対向する側壁4aに略四辺形の固定孔4bを設けている。そして、図2に示すように、絶縁シート4は、制御基板3と制御ブロックケース2間に介在するように制御ブロックケース2内に収納され、制御基板3の照明器具本体1に対向する面3aを覆って制御ブロックケース2内の凸部2gに固定孔4bを引っ掛けることにより係止されている。
【0016】
以上の構成により、制御基板3と制御ブロックケース2間に絶縁シート4が介在するため、制御ブロックケース2及び照明器具本体1と制御基板3間の絶縁を簡易的に高めることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態を図3〜図5に基づいて説明する。図3は、本実施形態の分解斜視図である。図4は、本実施形態の絶縁シート4の斜視図である。図5は、本実施形態の断面図を示すものである。図6は、本実施形態の別例の絶縁シート4の斜視図である。図7は、本実施形態の別例の切り欠き4g近傍を示す図である。
【0017】
本実施形態の絶縁シート4は、制御ブロックケース2の開口面2aの近傍で絶縁シート4の両端部4dを係止することにより略筒状に形成して、制御基板3の両面を覆うものである。すなわち、絶縁シート4を、開口部4eを有する略筒状に形成している。そして、絶縁シート4の端部4d近傍には、孔4c及び爪部4fを設けている。この絶縁シート4は、開口部4eを紙面上での下方に向けて、制御ブロックケース2の内部に収納される。制御基板3は、制御ブロックケース2の対向する側壁2bに設けた突起部2eと可動片2fの間に挟みこまれて係止される。そして、図4及び図5に示すように爪部4fを孔4cに引っ掛けることによって、両端部4dを係止することにより略筒状に形成される。
【0018】
図6に、本実施形態の別例の斜視図を示す。この別例では、絶縁シート4の開口部4eを紙面上での下方向に設け、端部4dに一対の対応する略L字形状の切り欠き4gを設けて突起部4hを形成している。この形状において、絶縁シート4は、開口部4eを紙面上での下方に向けて、制御ブロックケース2の内部に収納される。図7(a)は、突起部4hが係止されていない状態を示す図である。この状態で、突起部4hを、図7(b)に示すように引っ掛けることにより両端部4dを係止する。なお、図7(b)のように係止時において、切り欠き4gの一部分である切り欠き辺4iが一直線上に存在するようにした場合には、係止時の収まりが良い。
(第3の実施形態)
第3の実施形態を図8〜図11に基づいて説明する。図8は、本実施形態の分解斜視図である。図9は、本実施形態の断面図である。図10は、本実施形態の別例の分解斜視図である。図11は、本実施形態の別例における断面図の一部を示す図である。
【0019】
本実施形態は、制御ブロックケース2に、照明器具本体1への取付け前に制御ブロックケース2の開口面2aを覆って装着され、照明器具本体1への取付け時に取り外される板材5を備えたものである。
【0020】
板材5は、制御ブロックケース2を有してなる照明器具用制御ブロックを補修部材として用いた場合に使用するもので、図8に示すように、制御ブロックケース2の開口面2aと略同寸法のアクリル板からなる。この板材5は、照明器具用制御ブロックの照明器具本体1への取り付け前には可動片2f及び爪部2i間に挟みこむようにして装着されている。そして、照明器具用制御ブロックを照明器具本体1へ取り付ける時点で取り外される。
【0021】
これにより、板材5は、照明器具用制御ブロックの使用前には開口部2aを塞ぎ、照明器具用制御ブロックの取り扱い時に発生する静電気的、及び機械的なストレスを抑制することができる。
【0022】
また、本実施形態の別例を、図10及び図11に示す。この別例においては、制御ブロックケース2の側壁2hに、孔部2jを設ける。また、板材5の両端には、突起部5aを設ける。そして、板材5の取り付け時には、板材5の両端を開口面2aの中心方向にたわませ、板材5の両端の突起部5aを、孔部2jに挿入することで板材5を装着する。
【0023】
これにより、板材5は、開口部2aを塞ぐことになり、照明器具用制御ブロックの取り扱い時に発生する静電気的、及び機械的なストレスを抑制することができる。
【0024】
なお、図11に示すように板材5の突起部5aを、側壁2hの孔部2jから若干突出するようにしておけば、板材5の取り外し時に、突起部5aを制御ブロックケース2の外部から制御ブロックケース2の中心方向へ押しこむことで、板材5を、制御ブロックケース2から容易に取り外すことができる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1に係る発明は、開口面を照明器具本体に向けて取付けられる開口面を有する箱型の制御ブロックケースと、制御ブロックケース内の対向する側面に設けた係止部によって係止される制御基板と、制御基板と制御ブロックケース間に介在させて制御基板の片面又は両面を覆って制御基板と制御ブロックケースとを絶縁する絶縁シートと、を備えるようにしたので、制御ブロックケース及び照明器具本体と制御基板間の絶縁を一枚の絶縁シートで簡易的に高めることができる。
【0026】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記絶縁シートは、両端部近傍に孔を有し、制御基板の照明器具本体に対向する面を覆って当該孔を制御ブロックケースの対向する側面に設けた突起部に引掛けて係止するものであるようにしたので、制御基板が万が一制御ブロックケースから外れても、制御基板が器具本体に接触することを回避することができる。
【0027】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記絶縁シートは、制御ブロックケースの開口面近傍で絶縁シートの両端部を係止することにより略筒状に形成して、前記制御基板の両面を覆うものであるようにしたので、制御ブロックケースに絶縁シートを係止することなく、絶縁シートを覆うようにして絶縁シートを装着することができる。
【0028】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3記載の発明において、前記制御ブロックケースは、照明器具本体への取付け前に制御ブロックケースの開口面を覆って装着され、照明器具本体への取付け時に脱着される板材を備えるようにしたので、照明器具用制御ブロックの取り扱い時に発生する静電気的、及び機械的なストレスを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の分解斜視図である。
【図2】第1の実施形態の断面図である。
【図3】第2の実施形態の分解斜視図である。
【図4】第2の実施形態の絶縁シート4の斜視図である。
【図5】第2の実施形態の断面図を示すものである。
【図6】第2の実施形態の別例の絶縁シート4の斜視図である。
【図7】第2の実施形態の別例の切り欠き4g近傍を示す図である。
【図8】第3の実施形態の分解斜視図である。
【図9】第3の実施形態の断面図である。
【図10】第3の実施形態の別例の分解斜視図である。
【図11】第3の実施形態の別例における断面図の一部を示す図である。
【符号の説明】
1 照明器具本体
2 制御ブロックケース
2a 開口面
2b 側壁
2c 係止部
2e 突起部
2f 可動片
2g 凸部
2h 側壁
2i 爪部
3 制御基板
3a 面
4 絶縁シート
4a 側壁
4b 固定孔
4c 孔
4d 端部
4e 開口部
4f 爪部
4g 切り欠き
4h 突起部
4i 切り欠き辺
5 板材
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具用制御ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
調光等の制御を行う照明器具用制御ブロックは、一般に閉じた制御ブロックケースに収納された状態で照明器具本体に取り付けられる。この場合、制御ブロックケース設置部分は、照明器具本体と制御ブロックケースとの2重構造となっており、材料使用量を抑制できる余地があった。
【0003】
このような課題に対しては、特開平8−102212号公報に示されるものがある。このものは前述の制御ブロックケースに相当するユニットカバーの開放された上面側の縁部、言い換えれば、側壁と端壁とからなる周壁の上端部内面には夫々一対の爪が一体に突設されている。この爪の上部は、斜面で形成されている。各爪は、ユニットカバーの上面開放部を塞ぐように配置されたプリント配線板のパターン面における周縁部上面に引掛けられて、プリント配線板がユニットカバー内から外れないように保持している。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−102212号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例の構成においては、ユニットカバーが開口面を有しているため、ユニットカバーと照明器具本体の取り付け部では、照明器具本体のみの1重構造となっている。これにより、ユニットカバーと照明器具本体の2重構造のものに比べて、材料の使用量を抑制することができる。このものにおいては、照明器具本体とプリント配線板間は空気層により絶縁されているが、より絶縁性を高めることが品質上望ましい。また、ユニットカバーをアルミ等の金属材料で形成した場合には、プリント配線板とユニットカバー間の絶縁性を高めることも必要である。
【0006】
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、照明器具本体の制御ブロックケース(ユニットカバーに相当)に用いる材料の使用量を抑制しつつ、制御ブロックケース及び照明器具本体と制御基板間の絶縁を簡易的に高めることのできる照明器具用制御ブロックを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、開口面を照明器具本体に向けて取付けられる開口面を有する箱型の制御ブロックケースと、制御ブロックケース内の対向する側面に設けた係止部によって係止される制御基板と、制御基板と制御ブロックケース間に介在させて制御基板の片面又は両面を覆って制御基板と制御ブロックケースとを絶縁する絶縁シートと、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記絶縁シートは、両端部近傍に孔を有し、制御基板の片面を覆って当該孔を制御ブロックケースの対向する側面に設けた突起部に引掛けて係止するものであることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記絶縁シートは、制御ブロックケースの開口面近傍で絶縁シートの両端部を係止することにより略筒状に形成して、前記制御基板の両面を覆うものであることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3記載の発明において、前記制御ブロックケースは、照明器具本体への取付け前に制御ブロックケースの開口面を覆って装着され、照明器具本体への取付け時に脱着される板材を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
第1の実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は、本実施形態の分解斜視図である。図2は、本実施形態の断面図である。
【0012】
本実施形態は、開口面2aを照明器具本体1に向けて取付けられる開口面2aを有する箱型の制御ブロックケース2と、制御ブロックケース2内の対向する側壁2bに設けた係止部2cによって係止される制御基板3と、制御基板3と制御ブロックケース2間に介在させて制御基板3の照明器具本体1に対向する面を覆って制御基板3を制御ブロックケース2及び照明器具本体1から絶縁する絶縁シート4と、を備えている。
【0013】
制御ブロックケース2は、例えばアルミ板等の金属板材を、開口面2aを有する箱型形状に形成したものである。制御ブロックケース2内の対向する側壁2bには、側壁2bの紙面上での下側に、一対の制御基板3を係止する係止部2cを設けている。係止部2cは、突起部2eと可動片2fからなるものである。突起部2eは、側壁2bの一部に略半円状の切り込みを入れて制御ブロックケース2の内側に押し込んだものである。また、可動片2fは、側壁2bを略コの字状に切り欠いて、切り欠いた部分で囲まれた部分を制御ブロックケース2内に収納した後に制御ブロックケース2の内側に押し込むものである。さらに、対向する側壁2bの中央部に、略コの字状に切り込みを入れて、切り込みを入れた部分を制御ブロックケース2の内側に押し込むことにより凸部2gを形成している。
【0014】
制御基板3は、ガラスエポキシ基板に銅箔の配線パターンを形成し、複数個の回路素子(図示はしない)を実装したもので、制御ブロックケース2内に収納されて、対向する側壁2bに設けた突起部2eと可動片2fの間に、挟みこまれて係止されている。
【0015】
絶縁シート4は、例えばアクリル等の絶縁体からなる板材を折り曲げて略コの字状に形成したもので、絶縁シート4の対向する側壁4aに略四辺形の固定孔4bを設けている。そして、図2に示すように、絶縁シート4は、制御基板3と制御ブロックケース2間に介在するように制御ブロックケース2内に収納され、制御基板3の照明器具本体1に対向する面3aを覆って制御ブロックケース2内の凸部2gに固定孔4bを引っ掛けることにより係止されている。
【0016】
以上の構成により、制御基板3と制御ブロックケース2間に絶縁シート4が介在するため、制御ブロックケース2及び照明器具本体1と制御基板3間の絶縁を簡易的に高めることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態を図3〜図5に基づいて説明する。図3は、本実施形態の分解斜視図である。図4は、本実施形態の絶縁シート4の斜視図である。図5は、本実施形態の断面図を示すものである。図6は、本実施形態の別例の絶縁シート4の斜視図である。図7は、本実施形態の別例の切り欠き4g近傍を示す図である。
【0017】
本実施形態の絶縁シート4は、制御ブロックケース2の開口面2aの近傍で絶縁シート4の両端部4dを係止することにより略筒状に形成して、制御基板3の両面を覆うものである。すなわち、絶縁シート4を、開口部4eを有する略筒状に形成している。そして、絶縁シート4の端部4d近傍には、孔4c及び爪部4fを設けている。この絶縁シート4は、開口部4eを紙面上での下方に向けて、制御ブロックケース2の内部に収納される。制御基板3は、制御ブロックケース2の対向する側壁2bに設けた突起部2eと可動片2fの間に挟みこまれて係止される。そして、図4及び図5に示すように爪部4fを孔4cに引っ掛けることによって、両端部4dを係止することにより略筒状に形成される。
【0018】
図6に、本実施形態の別例の斜視図を示す。この別例では、絶縁シート4の開口部4eを紙面上での下方向に設け、端部4dに一対の対応する略L字形状の切り欠き4gを設けて突起部4hを形成している。この形状において、絶縁シート4は、開口部4eを紙面上での下方に向けて、制御ブロックケース2の内部に収納される。図7(a)は、突起部4hが係止されていない状態を示す図である。この状態で、突起部4hを、図7(b)に示すように引っ掛けることにより両端部4dを係止する。なお、図7(b)のように係止時において、切り欠き4gの一部分である切り欠き辺4iが一直線上に存在するようにした場合には、係止時の収まりが良い。
(第3の実施形態)
第3の実施形態を図8〜図11に基づいて説明する。図8は、本実施形態の分解斜視図である。図9は、本実施形態の断面図である。図10は、本実施形態の別例の分解斜視図である。図11は、本実施形態の別例における断面図の一部を示す図である。
【0019】
本実施形態は、制御ブロックケース2に、照明器具本体1への取付け前に制御ブロックケース2の開口面2aを覆って装着され、照明器具本体1への取付け時に取り外される板材5を備えたものである。
【0020】
板材5は、制御ブロックケース2を有してなる照明器具用制御ブロックを補修部材として用いた場合に使用するもので、図8に示すように、制御ブロックケース2の開口面2aと略同寸法のアクリル板からなる。この板材5は、照明器具用制御ブロックの照明器具本体1への取り付け前には可動片2f及び爪部2i間に挟みこむようにして装着されている。そして、照明器具用制御ブロックを照明器具本体1へ取り付ける時点で取り外される。
【0021】
これにより、板材5は、照明器具用制御ブロックの使用前には開口部2aを塞ぎ、照明器具用制御ブロックの取り扱い時に発生する静電気的、及び機械的なストレスを抑制することができる。
【0022】
また、本実施形態の別例を、図10及び図11に示す。この別例においては、制御ブロックケース2の側壁2hに、孔部2jを設ける。また、板材5の両端には、突起部5aを設ける。そして、板材5の取り付け時には、板材5の両端を開口面2aの中心方向にたわませ、板材5の両端の突起部5aを、孔部2jに挿入することで板材5を装着する。
【0023】
これにより、板材5は、開口部2aを塞ぐことになり、照明器具用制御ブロックの取り扱い時に発生する静電気的、及び機械的なストレスを抑制することができる。
【0024】
なお、図11に示すように板材5の突起部5aを、側壁2hの孔部2jから若干突出するようにしておけば、板材5の取り外し時に、突起部5aを制御ブロックケース2の外部から制御ブロックケース2の中心方向へ押しこむことで、板材5を、制御ブロックケース2から容易に取り外すことができる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1に係る発明は、開口面を照明器具本体に向けて取付けられる開口面を有する箱型の制御ブロックケースと、制御ブロックケース内の対向する側面に設けた係止部によって係止される制御基板と、制御基板と制御ブロックケース間に介在させて制御基板の片面又は両面を覆って制御基板と制御ブロックケースとを絶縁する絶縁シートと、を備えるようにしたので、制御ブロックケース及び照明器具本体と制御基板間の絶縁を一枚の絶縁シートで簡易的に高めることができる。
【0026】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記絶縁シートは、両端部近傍に孔を有し、制御基板の照明器具本体に対向する面を覆って当該孔を制御ブロックケースの対向する側面に設けた突起部に引掛けて係止するものであるようにしたので、制御基板が万が一制御ブロックケースから外れても、制御基板が器具本体に接触することを回避することができる。
【0027】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記絶縁シートは、制御ブロックケースの開口面近傍で絶縁シートの両端部を係止することにより略筒状に形成して、前記制御基板の両面を覆うものであるようにしたので、制御ブロックケースに絶縁シートを係止することなく、絶縁シートを覆うようにして絶縁シートを装着することができる。
【0028】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3記載の発明において、前記制御ブロックケースは、照明器具本体への取付け前に制御ブロックケースの開口面を覆って装着され、照明器具本体への取付け時に脱着される板材を備えるようにしたので、照明器具用制御ブロックの取り扱い時に発生する静電気的、及び機械的なストレスを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の分解斜視図である。
【図2】第1の実施形態の断面図である。
【図3】第2の実施形態の分解斜視図である。
【図4】第2の実施形態の絶縁シート4の斜視図である。
【図5】第2の実施形態の断面図を示すものである。
【図6】第2の実施形態の別例の絶縁シート4の斜視図である。
【図7】第2の実施形態の別例の切り欠き4g近傍を示す図である。
【図8】第3の実施形態の分解斜視図である。
【図9】第3の実施形態の断面図である。
【図10】第3の実施形態の別例の分解斜視図である。
【図11】第3の実施形態の別例における断面図の一部を示す図である。
【符号の説明】
1 照明器具本体
2 制御ブロックケース
2a 開口面
2b 側壁
2c 係止部
2e 突起部
2f 可動片
2g 凸部
2h 側壁
2i 爪部
3 制御基板
3a 面
4 絶縁シート
4a 側壁
4b 固定孔
4c 孔
4d 端部
4e 開口部
4f 爪部
4g 切り欠き
4h 突起部
4i 切り欠き辺
5 板材
Claims (4)
- 開口面が照明器具本体に向けて取付けられる開口面を有する箱型の制御ブロックケースと、制御ブロックケース内の対向する側面に設けた係止部によって係止される制御基板と、制御基板と制御ブロックケース間に介在させて制御基板の照明器具本体に対向する面又は制御基板の両面を覆って制御基板を制御ブロックケース及び照明器具本体から絶縁する絶縁シートと、を備えたことを特徴とする照明器具用制御ブロック。
- 前記絶縁シートは、両端部近傍に孔を有し、制御基板の照明器具本体に対向する面を覆って当該孔を制御ブロックケースの対向する側面に設けた突起部に引掛けて係止するものであることを特徴とする請求項1記載の照明器具用制御ブロック。
- 前記絶縁シートは、制御基板の両面を覆い、制御ブロックケースの開口面近傍で絶縁シートの両端部を係止することにより略筒状に形成したものであることを特徴とする請求項1記載の照明器具用制御ブロック。
- 前記制御ブロックケースは、照明器具本体への取付け前に制御ブロックケースの開口面を覆って装着され、照明器具本体への取付け時に取り外される板材を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の照明器具用制御ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003047278A JP2004259520A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 照明器具用制御ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003047278A JP2004259520A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 照明器具用制御ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004259520A true JP2004259520A (ja) | 2004-09-16 |
Family
ID=33113573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003047278A Pending JP2004259520A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 照明器具用制御ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004259520A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010277924A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 電気機器及び照明器具 |
JP2014053266A (ja) * | 2012-09-10 | 2014-03-20 | Ricoh Co Ltd | Led直管形ランプ及び照明装置 |
JP2016006785A (ja) * | 2015-08-26 | 2016-01-14 | アイリスオーヤマ株式会社 | 直管形ledランプ |
JP2020021614A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電源装置及び照明器具 |
-
2003
- 2003-02-25 JP JP2003047278A patent/JP2004259520A/ja active Pending
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