JP2020021614A - 電源装置及び照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路基板に実装された素子の絶縁性を確保する絶縁カバーを、ケースに対して安定的に取り付ける。【解決手段】電源装置1は、ケース2と回路基板3と絶縁カバー4を備える。ケース2は、底壁20と第一側壁21と第二側壁22を有し、底壁20と対向する位置に開口29が形成される。回路基板3は、点灯回路を構成する複数の素子35が実装された回路基板であり、ケース2に収容される。絶縁カバー4は、回路基板3を覆うようにケース2に取り付けられる。第一側壁21は、第一規制部51を有する。第一規制部51は、絶縁カバー4に引っ掛かることで、絶縁カバー4が底壁20に沿って移動することを規制する。第二側壁22は、第二規制部52を有する。第二規制部52は、絶縁カバー4に引っ掛かることで、絶縁カバー4が底壁20に沿って移動することを規制する。【選択図】図3
Description
本発明は、電源装置とこれを備えた照明器具に関する。
電源装置と光源ユニットと器具本体を備える照明器具が、従来公知である(例えば特許文献1等参照)。電源装置は、光源ユニットを点灯させるための電力を供給する回路基板と、この回路基板を収容するケースを備える。
上記した照明器具の電源装置においては、回路基板に実装された複数の素子と周囲との間の電気的な絶縁性を確保するために、絶縁カバーをケースに取り付けることが好ましい。
本発明は、回路基板に実装された素子の絶縁性を確保する絶縁カバーを、ケースに対して安定的に取り付けることのできる電源装置と、これを備えた照明器具を提案することを、目的とする。
一態様に係る電源装置は、ケースと、回路基板と、絶縁カバーと、を備える。前記ケースは、底壁と、前記底壁の端部から延長された第一側壁と、前記底壁の前記端部とは反対側の端部から延長された第二側壁とを有し、前記底壁と対向する位置に開口が形成される。前記回路基板は、点灯回路を構成する複数の素子が実装され、前記ケースに収容される。前記絶縁カバーは、前記回路基板の前記開口を向く面を覆うように、前記ケースに取り付けられる。前記第一側壁は、前記絶縁カバーに引っ掛かることで前記絶縁カバーが前記底壁に沿って移動することを規制する第一規制部を有する。前記第二側壁は、前記絶縁カバーに引っ掛かることで前記絶縁カバーが前記底壁に沿って移動することを規制する第二規制部を有する。
一態様に係る照明器具は、前記電源装置と、前記電源装置からの電力供給で点灯する光源ユニットと、前記電源装置と前記光源ユニットを支持する器具本体と、を備える。
本発明は、回路基板に実装された素子の絶縁性を確保する絶縁カバーを、ケースに対して安定的に取り付けることができるという効果を奏する。
(一実施形態)
図1には、一実施形態の照明器具9を示している。
図1には、一実施形態の照明器具9を示している。
照明器具9は、電源装置1、光源ユニット92及び器具本体94を備える。
電源装置1は、光源ユニット92に対して点灯用の電力を供給するように構成されている。電源装置1の詳細な構造については後述する。
光源ユニット92は、図2に示すように、複数のLEDパッケージ921と、これら複数のLEDパッケージ921が実装されたプリント配線板923と、プリント配線板923が固定されたベース部材925と、透光性のカバー927を備える。カバー927は、透光性を有する合成樹脂(例えばアクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂)を用いて形成されている。
複数のLEDパッケージ921、プリント配線板923及びベース部材925は、一体に設けられている。カバー927は、複数のLEDパッケージ921を覆うように、ベース部材925に対して着脱自在に取り付けられる。
器具本体94は、光源ユニット92と電源装置1を支持するように構成されている。器具本体94は、例えば金属板を曲げ加工することにより、一方向に細長く形成されている。器具本体94の一面側に電源装置1と光源ユニット92が支持された状態において、電源装置1は、光源ユニット92に隠れる位置にある。
一実施形態の電源装置1の詳細な構造について、図3と図4に基づいて説明する。図3は電源装置1の分解斜視図である。図4には電源装置1の要部を示している。
以下の説明では、第一方向D1、第二方向D2及び第三方向D3を用いる。第一方向D1、第二方向D2及び第三方向D3は、それぞれが残りの2方向と直交する方向である。
電源装置1は、矩形箱型の外形を有する(図2参照)。第一方向D1は電源装置1の幅方向に相当し、第二方向D2は電源装置1の長さ方向に相当し、第三方向D3は電源装置1の高さ方向に相当する。図3等において、第三方向D3の一方の側が上側であり、第三方向D3の他方の側が下側である。
図3に示すように、電源装置1は、板金に曲げ加工を施すことで断面U字状に形成されたケース2と、ケース2に収容される回路基板3と、同じくケース2に収容される放熱部材6と、回路基板3を覆うようにケース2に取り付けられる絶縁カバー4を備える。電源装置1は更に、回路基板3をケース2に固定するための固定具7を備える。
まず、ケース2について説明する。
ケース2は、第二方向D2に長い矩形状の底壁20と、底壁20の第一方向D1の第一端部から図3の上側に延長された第一側壁21と、底壁20の第一方向D1の第二端部から上側に延長された第二側壁22を有する。
底壁20の第一方向D1の第一端部と第二端部は、第一方向D1において互いに反対側に位置する。第一側壁21と第二側壁22は、互いに平行である。本文中で用いる平行の文言は、厳密な意味での平行に限定されず、略平行な場合も含む。
ケース2は更に、底壁20の第二方向D2の第一端部から、図3の上側に延長された第三側壁23と、底壁20の第二方向D2の第二端部から上側に延長された第四側壁24を有する。
底壁20の第二方向D2の第一端部と第二端部は、第二方向D2において互いに反対側に位置する。第三側壁23と第四側壁24は、互いに平行である。
ケース2は、底壁20と対向する位置に、開口29を有する。ケース2の底壁20、第一側壁21、第二側壁22、第三側壁23及び第四側壁24に囲まれた収容空間は、開口29を通じて外部に開放される。
次に、回路基板3について説明する。
回路基板3は、第二方向D2に長い矩形状のプリント基板である。回路基板3は、第三方向D3において互いに反対側を向く一対の面31,32を有する。以下においては、一対の面31,32のうち、図3の上側を向く面31を第一面31と称し、図3の下側を向く面32を第二面32と称する。
回路基板3の第一面31には、点灯回路を形成する複数の素子35が、実装されている。回路基板3がケース2に収容された状態において、回路基板3は、第一面31が開口29側を向き、かつ第二面32が底壁20側を向く姿勢となる。
次に、放熱部材6について説明する。
放熱部材6は、空気よりも熱伝導率が高く、かつ弾性を有する部材である。放熱部材6は、第二方向D2に長い板状の外形を有する。放熱部材6は、例えばシリコーン樹脂を用いて形成される。
放熱部材6は、回路基板3の第二面32に対向する姿勢で、ケース2に収容される。放熱部材6と回路基板3は、ケース2に収容された状態で、互いに平行に位置する。
ケース2内において、放熱部材6が回路基板3の第二面32に対して直接的に又は間接的に接触することで、回路基板3からの発熱は、放熱部材6を介して効率的に放熱される。
次に、絶縁カバー4について説明する。
絶縁カバー4は、回路基板3の第一面31を覆うようにケース2に取り付けられる第一絶縁カバー41と、回路基板3の第二面32を覆うようにケース2に取り付けられる第二絶縁カバー42を含む。
第一絶縁カバー41と第二絶縁カバー42は共に、電気絶縁性を有する材料(例えば樹脂)を用いて、断面U字状に形成されている。
第一絶縁カバー41は、第二方向D2に長い矩形状の中央板410と、中央板410から延長された第一側板411と、中央板410から延長された第二側板412を有する。第一側板411は、中央板410の第一方向D1の第一端部から、図3の下側に延長されている。第二側板412は、中央板410の第一方向D1の第二端部から下側に延長されている。
中央板410の第一方向D1の第一端部と第二端部は、第一方向D1において互いに反対側に位置する。第一側板411と第二側板412は、互いに平行である。第一絶縁カバー41は、中央板410と対向する位置(中央板410よりも下側の位置)に、開口419を有する。
第二絶縁カバー42は、第二方向D2に長い矩形状の中央板420と、中央板420から延長された第一側板421と、中央板420から延長された第二側板422を有する。第一側板421は、中央板420の第一方向D1の第一端部から、図3の上側に延長されている。第二側板422は、中央板420の第一方向D1の第二端部から上側に延長されている。
中央板420の第一方向D1の第一端部と第二端部は、第一方向D1において互いに反対側に位置する。第一側板421と第二側板422は、互いに平行である。第二絶縁カバー42は、中央板420と対向する位置(中央板420よりも上側の位置)に、開口429を有する。
上記の第一絶縁カバー41と第二絶縁カバー42が組み合わさることで、箱型の絶縁カバー4が形成される(図4参照)。この状態で、第一絶縁カバー41の第一側板411と、第二絶縁カバー42の第一側板421が、第一方向D1において互いに重なって位置する。同様に、第一絶縁カバー41の第二側板412と、第二絶縁カバー42の第二側板422が、第一方向D1において互いに重なって位置する。
絶縁カバー4(つまり第一絶縁カバー41及び第二絶縁カバー42)が、回路基板3の第一方向D1の両側を覆い、かつ回路基板3の第三方向D3の両側を覆うことで、回路基板3に実装された複数の素子35の絶縁性が確保される。複数の素子35の絶縁性は、すなわち、複数の素子35とケース2の間の絶縁性であり、また、複数の素子35と器具本体94の間の絶縁性である。
次に、ケース2に対して絶縁カバー4を取り付けるための構造について、説明する。
まず、ケース2の第一側壁21に対して、絶縁カバー4(第一絶縁カバー41及び第二絶縁カバー42)を取り付けるための構造について説明する。
第一側壁21には、複数の突片511と、複数の突片513が形成されている。突片511と突片513は、それぞれケース2の内側に向けて切り起こされる部分である(図5参照)。
これらの突片511,513のそれぞれが、第一側壁21に対する絶縁カバー4の移動を規制する第一規制部51を構成する。第一規制部51は、第一側壁21のうち、底壁20に近い端部と底壁10から遠い端部を除いた領域に、形成される。
一実施形態においては、第一側壁21のうち第二方向D2に距離をあけた二箇所において、突片511と突片513が形成されている。第一側壁21の各箇所では、E字状の貫通溝215を設けることで、突片511と突片513が第三方向D3に距離をあけて並ぶように形成されている。
第二方向D2に距離をあけて位置する二つの突片511の関係において、両突片511は、互いに離れる方向に突出している。第二方向D2に距離をあけて位置する二つの突片513の関係において、両突片513は、互いに離れる方向に突出している。
各箇所の突片511は、ケース2の内側に向けて折られることで、第一絶縁カバー41に引っ掛かり、第一絶縁カバー41の移動を規制するように構成されている。
第一絶縁カバー41の第一側板411のうち、第二方向D2に距離をあけた二箇所には、突片511が引っ掛かるための切欠き4115が形成されている。切欠き4115は、第一側板411の一部が孔状(一実施形態では角孔状)に切り欠かれた部分である。各箇所の切欠き4115に対して、対応する突片511が挿入されることにより、第一絶縁カバー41がケース2の底壁20に沿って第二方向D2に移動することが、規制される。
第一側壁21の各個所において、突片513は、突片511の下側(つまり底壁20に近い側)に位置する。
各箇所の突片513は、ケース2の内側に向けて折られることで、第二絶縁カバー42に引っ掛かり、また、回路基板3に引っ掛かるように構成されている。
第二絶縁カバー42の第一側板421のうち、第二方向D2に距離をあけた二箇所には、孔状の切欠き4215が形成されている。各箇所の切欠き4215に対して、対応する突片513が挿入されることにより、第二絶縁カバー42が底壁20に沿って第二方向D2に移動することが規制される。
また、切欠き4215を通じて内側に挿入された突片513が、第一面31の第一方向D1の端縁部に当たることにより、回路基板3が上側(つまり底壁20から離れる側)に移動することが規制される。
次に、ケース2の第二側壁22に対して、絶縁カバー4(第一絶縁カバー41及び第二絶縁カバー42)を取り付けるための構造について説明する。
第二側壁22には、複数の突片521と、複数の突片523が形成されている。突片521と突片523は、それぞれケース2の内側に向けて突出するように切り起こされる部分である。
これらの突片521,523のそれぞれが、第二側壁22に対する絶縁カバー4の移動を規制する第二規制部52を構成する。第二規制部52は、第二側壁22のうち、底壁20に近い端部と底壁20から遠い端部を除いた領域に、形成される。
一実施形態においては、第二側壁22のうち第二方向D2に距離をあけた二箇所において、突片521と突片523が形成されている。第二側壁22の各箇所では、E字状の貫通溝225を設けることで、突片521と突片523が第三方向D3に距離をあけて並ぶように形成されている。
第二方向D2に距離をあけて位置する二つの突片521の関係において、両突片521は、互いに離れる方向に突出している。第二方向D2に距離をあけて位置する二つの突片523の関係において、両突片523は、互いに離れる方向に突出している。
各箇所の突片521は、ケース2の内側に向けて折られることで、第一絶縁カバー41に引っ掛かり、第一絶縁カバー41の移動を規制するように構成されている。
第一絶縁カバー41の第二側板412のうち、第二方向D2に距離をあけた二箇所には、突片521が引っ掛かるための切欠き4125が形成されている。切欠き4125は、第二側板412の一部が孔状(一実施形態では角孔状)に切り欠かれた部分である。各箇所の切欠き4125に対して、対応する突片521が挿入されることにより、第一絶縁カバー41がケース2の底壁20に沿って第二方向D2に移動することが、規制される。
第二側壁22の各個所において、突片523は、突片521の下側(つまり底壁20に近い側)に位置する。
各箇所の突片523は、ケース2の内側に向けて折られることで、第二絶縁カバー42に引っ掛かり、また、回路基板3に引っ掛かるように構成されている。
第二絶縁カバー42の第二側板422のうち、第二方向D2に距離をあけた二箇所には、孔状の切欠き4225が形成されている。各箇所の切欠き4225に対して、対応する突片523が挿入されることにより、第二絶縁カバー42が底壁20に沿って第二方向D2に移動することが規制される。
また、切欠き4225を通じて内側に挿入された突片523が、第一面31の第一方向D1の端縁部に当たることにより、回路基板3が上側に移動することが規制される。
以上のように、一実施形態の電源装置1においては、ケース2の第一側壁21が、絶縁カバー4に引っ掛かるように構成された複数の第一規制部51を有し、ケース2の第二側壁22が、絶縁カバー4に引っ掛かるように構成された複数の第二規制部52を有する。
複数の第一規制部51は、第一絶縁カバー41に引っ掛かる二つの突片511と、第二絶縁カバー42に引っ掛かる二つの突片513を含む。複数の第二規制部52は、第一絶縁カバー41に引っ掛かる二つの突片521と、第二絶縁カバー42に引っ掛かる二つの突片523を含む。
一実施形態の電源装置1においては、絶縁カバー4が底壁20に沿って移動することを、ケース2の突片511,513,521,523を内側に折り曲げる簡単な工程で、効果的に規制することができる。そのため、一実施形態の電源装置1によれば、回路基板3に実装された複数の素子35の絶縁性を、安定的に確保することができる。
(変形例)
電源装置1及び照明器具9の各種の変形例について、以下に説明する。なお、変形例の説明において、既に説明した構成と同様の構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
電源装置1及び照明器具9の各種の変形例について、以下に説明する。なお、変形例の説明において、既に説明した構成と同様の構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
上記した電源装置1において、ケース2が有する複数の第一規制部51は、複数の突片511,513で形成され、複数の第二規制部52は、複数の突片521,523で形成されているが、第一規制部51と第二規制部52の構造はこれに限定されない。
例えば、図6A、図6Bに示す変形例1において、第一規制部51はブリッジ片515で形成され、第二規制部52はブリッジ片525で形成されている。
変形例1において、ブリッジ片515は、板金製の第一側壁21の一部が第一方向D1の内側(ケース2の内側)に向けて押し出された弧状の外形を有する。ブリッジ片515は、第一方向D1に弾性変形可能である。ブリッジ片525は、板金製の第二側壁22の一部が第一方向D1の内側(ケース2の内側)に向けて押し出された弧状の外形を有する。ブリッジ片525は、第一方向D1に弾性変形可能である。
変形例1において、第一絶縁カバー41の第一側板411には、ブリッジ片515が弾性的に嵌る開口部分(図示略)が形成され、第二側板412には、ブリッジ片525が弾性的に嵌る開口部分(図示略)が形成される。
変形例1では、一つのブリッジ片515と二つのブリッジ片525を、絶縁カバー4(第一絶縁カバー41)に対して弾性的に引っ掛ける簡単な工程で、絶縁カバー4の移動を規制することができる。
変形例1では、第一規制部51の個数(つまりブリッジ片515の個数)と、第二規制部52の個数(つまりブリッジ片525の個数)が互いに相違するので、絶縁カバー4(第一絶縁カバー41)を取り付けるときに向きを間違えることが防止される。
変形例1では図示を省略しているが、ケース2に対する第二絶縁カバー42の移動を、第一絶縁カバー41と同様に、ケース2に設けたブリッジ状の第一規制部51と第二規制部52で規制することも可能である。この場合も、第二絶縁カバー42に引っ掛かる第一規制部51と第二規制部52の個数を相違させることが好ましい。
また、一実施形態と変形例1では、第一絶縁カバー41と第二絶縁カバー42を別体に設けているが、第一絶縁カバー41と第二絶縁カバー42を一体に設けることも可能である。この場合、例えば第一絶縁カバー41を、第二絶縁カバー42を開閉自在に閉じる蓋のように形成する。
また、一実施形態と変形例1では、ケース2が有する第一規制部51と第二規制部52を、絶縁カバー4に引っ掛かるように内側に向けて突出させているが、第一規制部51と第二規制部52の形態はこれに限定されない。例えば、絶縁カバー4が突片状又はブリッジ状の複数の突出部分を有してもよい。この場合、第一規制部51が、これら複数の突出部分のうち少なくとも一つが引っ掛かる形状を有し、第二規制部52が、複数の突出部分のうち少なくとも一つが引っ掛かる形状を有する。
また、電源装置1を備える照明器具9についても、上記のような構造に限定されない。一例として、照明器具9がパネル型の構造を有することも可能である。
(態様)
上記した実施形態及びこれの各種変形例から理解されるように、第1の態様の電源装置(1)は、以下の構成を備える。
上記した実施形態及びこれの各種変形例から理解されるように、第1の態様の電源装置(1)は、以下の構成を備える。
第1の態様の電源装置(1)は、ケース(2)と回路基板(3)と絶縁カバー(4)とを備える。ケース(2)は、底壁(20)と、底壁(20)の端部から延長された第一側壁(21)と、底壁(20)の該端部とは反対側の端部から延長された第二側壁(22)とを有し、底壁(20)と対向する位置に開口(29)が形成される。回路基板(3)は、点灯回路を構成する複数の素子(35)が実装された回路基板であり、ケース(2)に収容される。絶縁カバー(4)は、回路基板(3)の開口(29)を向く面(31)を覆うように、ケース(2)に取り付けられる。第一側壁(21)は、第一規制部(51)を有する。第一規制部(51)は、絶縁カバー(4)に引っ掛かることで、絶縁カバー(4)が底壁(20)に沿って移動することを規制する。第二側壁(22)は、第二規制部(52)を有する。第二規制部(52)は、絶縁カバー(4)に引っ掛かることで、絶縁カバー(4)が底壁(20)に沿って移動することを規制する。
第1の態様の電源装置(1)によれば、回路基板(3)に実装された複数の素子(35)の絶縁性を確保する絶縁カバー(4)を、ケース(2)に対して安定的に取り付けることができる。
第2の態様の電源装置(1)は、第1の態様との組み合わせにより実現される。第2の態様の電源装置(1)において、第一規制部(51)は、第一側壁(21)からケース(2)の内側に向けて突出する。第二規制部(52)は、第二側壁(22)からケース(2)の内側に向けて突出する。
第2の態様の電源装置(1)によれば、ケース(2)から突出する第一規制部(51)と第二規制部(52)を用いて、絶縁カバー(4)をケース(2)に対して安定的に取り付けることができる。
第3の態様の電源装置(1)は、第2の態様との組み合わせにより実現される。第3の態様の電源装置(1)において、第一規制部(51)は、第一側壁(21)の一部がケース(2)の内側に向けて切り起こされた形状の突片(511,513)である。第二規制部(52)は、第二側壁(22)の一部がケース(2)の内側に向けて切り起こされた形状の突片(521,523)である。
第3の態様の電源装置(1)によれば、ケース(2)から突片(511,513,521,523)を切り起こしたシンプルな構造で、絶縁カバー(4)をケース(2)に対して安定的に取り付けることができる。
第4の態様の電源装置(1)は、第2の態様との組み合わせにより実現される。第4の態様の電源装置(1)において、第一規制部(51)は、第一側壁(21)の一部がケース(2)の内側に向けて押し出された形状のブリッジ片(515)である。第二規制部(52)は、第二側壁(22)の一部がケース(2)の内側に向けて押し出された形状のブリッジ片(525)である。
第4の態様の電源装置(1)によれば、ケース(2)からブリッジ片(515,525)を押し出したシンプルな構造で、絶縁カバー(4)をケース(2)に対して安定的に取り付けることができる。
第5の態様の電源装置(1)は、第1から第4のいずれか一つの態様との組み合わせにより実現される。第5の態様の電源装置(1)において、第一側壁(21)は、第一規制部(51)を少なくとも一つ有する。第二側壁(22)は、第二規制部(52)を少なくとも一つ有する。第一規制部(51)の個数と、第二規制部(52)の個数は、互いに相違する。
第5の態様の電源装置(1)によれば、ケース(2)に対して絶縁カバー(4)を取り付けるときに、絶縁カバー(4)の向きを間違えることが防止される。
第1の態様の照明器具(9)は、第1から第5のいずれか一つの態様の電源装置(1)と、電源装置(1)からの電力供給で点灯する光源ユニット(92)と、電源装置(1)と光源ユニット(92)を支持する器具本体(94)を備える。
第1の態様の照明器具(9)によれば、回路基板(3)の絶縁性が安定的に確保された照明器具(9)を、提供することができる。
以上、電源装置とこれを備える照明器具について、実施形態及び各種の変形例に基づいて説明したが、電源装置と照明器具は上述の構成に限定されず、同様の作用効果を奏する範囲内において、適宜に設計変更を行うことが可能である。
1 電源装置
2 ケース
20 底壁
21 第一側壁
22 第二側壁
29 開口
3 回路基板
31 面(第一面)
35 素子
4 絶縁カバー
51 第一規制部
511 突片
513 突片
515 ブリッジ片
52 第二規制部
521 突片
523 突片
525 ブリッジ片
9 照明器具
92 光源ユニット
94 器具本体
2 ケース
20 底壁
21 第一側壁
22 第二側壁
29 開口
3 回路基板
31 面(第一面)
35 素子
4 絶縁カバー
51 第一規制部
511 突片
513 突片
515 ブリッジ片
52 第二規制部
521 突片
523 突片
525 ブリッジ片
9 照明器具
92 光源ユニット
94 器具本体
Claims (6)
- 底壁と、前記底壁の端部から延長された第一側壁と、前記底壁の前記端部とは反対側の端部から延長された第二側壁とを有し、前記底壁と対向する位置に開口が形成されたケースと、
点灯回路を構成する複数の素子が実装され、前記ケースに収容される回路基板と、
前記回路基板の前記開口を向く面を覆うように、前記ケースに取り付けられる絶縁カバーと、を備え、
前記第一側壁は、前記絶縁カバーに引っ掛かることで前記絶縁カバーが前記底壁に沿って移動することを規制する第一規制部を有し、
前記第二側壁は、前記絶縁カバーに引っ掛かることで前記絶縁カバーが前記底壁に沿って移動することを規制する第二規制部を有する
電源装置。 - 前記第一規制部は、前記第一側壁から前記ケースの内側に向けて突出し、
前記第二規制部は、前記第二側壁から前記ケースの内側に向けて突出する
請求項1の電源装置。 - 前記第一規制部は、前記第一側壁の一部が前記ケースの内側に向けて切り起こされた形状の突片であり、
前記第二規制部は、前記第二側壁の一部が前記ケースの内側に向けて切り起こされた形状の突片である
請求項2の電源装置。 - 前記第一規制部は、前記第一側壁の一部が前記ケースの内側に向けて押し出された形状のブリッジ片であり、
前記第二規制部は、前記第二側壁の一部が前記ケースの内側に向けて押し出された形状のブリッジ片である
請求項2の電源装置。 - 前記第一側壁は、前記第一規制部を少なくとも一つ有し、
前記第二側壁は、前記第二規制部を少なくとも一つ有し、
前記第一規制部の個数と、前記第二規制部の個数は、互いに相違する
請求項1から4のいずれか一項の電源装置。 - 請求項1から5のいずれか一項の電源装置と、
前記電源装置からの電力供給で点灯する光源ユニットと、
前記電源装置と前記光源ユニットを支持する器具本体と、を備える
照明器具。
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JP2018144264A JP2020021614A (ja) | 2018-07-31 | 2018-07-31 | 電源装置及び照明器具 |
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---|---|---|---|---|
JPH0462712A (ja) * | 1990-06-30 | 1992-02-27 | Tokyo Electric Co Ltd | 放電灯点灯装置 |
JP2002175718A (ja) * | 2000-12-07 | 2002-06-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電灯点灯装置 |
JP2004259520A (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-16 | Matsushita Electric Works Ltd | 照明器具用制御ブロック |
JP2010135291A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-06-17 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 電気機器及び照明器具 |
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