JPH0668213U - 車両用信号灯具 - Google Patents
車両用信号灯具Info
- Publication number
- JPH0668213U JPH0668213U JP1310393U JP1310393U JPH0668213U JP H0668213 U JPH0668213 U JP H0668213U JP 1310393 U JP1310393 U JP 1310393U JP 1310393 U JP1310393 U JP 1310393U JP H0668213 U JPH0668213 U JP H0668213U
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- light
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- vehicle body
- cut
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の車両用信号灯具において車体の側方か
らも点灯を確認できるように側方照射光が要求されると
きには、主照射光の一部を割いて側方照射光を生成する
ものであったので、その側方照射光を発生させた部分の
主照射光が暗くなり発光面に黒点を生じる問題点があっ
た。 【構成】 本考案により、側方照射光Sはインナーレン
ズ2背面に設けられる脚部22に反射カット23或いは
屈折カット24を施して発生させる構成とした車両用信
号灯具1としたことで、従来はレンズ2面を利用して発
生され、これにより前記レンズ2面の前記側方照射光S
を発生させる部分に生じていた黒点をないものとして課
題を解決するものである。
らも点灯を確認できるように側方照射光が要求されると
きには、主照射光の一部を割いて側方照射光を生成する
ものであったので、その側方照射光を発生させた部分の
主照射光が暗くなり発光面に黒点を生じる問題点があっ
た。 【構成】 本考案により、側方照射光Sはインナーレン
ズ2背面に設けられる脚部22に反射カット23或いは
屈折カット24を施して発生させる構成とした車両用信
号灯具1としたことで、従来はレンズ2面を利用して発
生され、これにより前記レンズ2面の前記側方照射光S
を発生させる部分に生じていた黒点をないものとして課
題を解決するものである。
Description
【0001】
本考案は例えば尾灯/制動灯など車両用の信号灯具に関するものであり、詳細 には、この信号灯具に車体の側方からの点灯の確認が要求されるときの構成に係 るものである。
【0002】
従来、この種の信号灯具90に車体の側方例えば80°方向からの点灯の確認 が要求される、即ち、側方照射光Sが要求されるときの構成の例を示すものが図 3であり、この信号灯具90のインナーレンズ91には主照射方向へ光源92か らの光を収束させる例えばフレネルレンズカットによるレンズカット91aが施 されると共に、その一部に前記光源92からの光を車体側方の80°方向へ屈折 させるプリズム状の側方用カット91bが設けられるものとされていた。
【0003】
しかしながら、前記した従来の構成においては、インナーレンズ91のレンズ 面の一部で側方照射光Sを得るものであったので、前記信号灯具90を主照射方 向側から観視するときには、側方照射光S用の側方用カット91bが設けられた 部分は主照射方向に光を放射しないものとなり、その部分が図4に示すように周 囲よりも暗い黒点状に観視されて観者に違和感を与え品質感を損なうと言う問題 点を生じ、この点の解決が課題とされるものとなっていた。
【0004】
本考案は前記した従来の課題を解決するための具体的な手段として、車体の前 後面に取付けられ、所定角度の車体の外側方向からの点灯の確認が行える側方照 射光が要求される車両用信号灯具において、前記側方照射光はインナーレンズ背 面に設けられる脚部の、光源よりも車体内側となる部分に設けられる反射カット と、光源よりも車体外側となる部分に設けられる屈折カットとの少なくとも一方 により生成されていることを特徴とする車両用信号灯具を提供することで、主照 射面を利用することなく側方照射光の発生を可能なものとして、前記した従来の 課題を解決するものである。
【0005】
つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。図1及び図2 に符号1で示すものは本考案に係る車両用信号灯具であり、この車両用信号灯具 1は車体の前面或いは後面に取付けられ、その主照射方向は車体の前方或いは後 方と取付けられた面の正面方向とされるものであり、且つ関係法規などにより所 定角度の車体の外側方向からの点灯の確認を可能とするように側方照射光Sが要 求されるものとされている点は従来例のものと同様である。
【0006】 また、本考案においても、前記車両用信号灯具1のインナーレンズ2のレンズ 面21には主照射方向に向かい光源3の光を平行光などに収束するフレネルカッ トなどによるレンズカット21aが施されるものである点も従来例と同様である が、本考案により前記した側方照射光Sはレンズ面21により発生されることは なく、前記インナーレンズ2の取付のためなどの目的で該インナーレンズ2の背 面側に設けられる脚部22を利用して発生されるものとされている。
【0007】 以下に上記の構成について更に詳細に説明を行えば、先ず、前記脚部22は図 2に示すようにインナーレンズ2の外縁部にこのインナーレンズ2をハウジング 4に取付ける目的で設けられたり、或いは、前記車両用信号灯具1を車体の曲面 に合致させる目的で前記インナーレンズ2に段差部Dが設けられたときに該段差 部Dを接続する目的で設けられるものであり、通常には前記した主照射方向に略 平行する厚み方向を有する壁面状として設けられているものである。
【0008】 本考案においては、前記脚部22の壁面を側方への照射方向にに略対峙させる 部分にレンズカットを施すことで前記した側方照射光Sを発生させるものであり 、前記脚部22が光源3の位置よりも車体内側となる部分であるならば全反射プ リズム状の反射カット23を設けることで光源3からの光を反射させて所定方向 に向かわせるものとする。また、前記脚部22の光源側にカットを設け、上記の 作用を補強することも自在である。
【0009】 また、前記脚部22が光源3の位置よりも車体外側となる部分であるならば屈 折プリズム状或いはフレネルレンズ状の屈折カット24を設けることで光源3か らの光を屈折させて所定方向に向かわせるものであり、このときに前記脚部22 の光源3の位置よりも車体内側の面を採用するか、或いは車体外側の面を採用す るかの選択は自在であり、例えば前記インナーレンズ2に段差部Dが設けられな い場合などには当然に車体内側の面が採用されるものとなる。また、更には内側 、外側双方の面を使用することも自在である。
【0010】 上記のようにして所定方向に向かうものとされた光は、更に前記インナーレン ズ2を覆うアウターレンズ5を透過して最終的に側方照射光Sと成るものであり 、従って、前記反射カット23或いは屈折カット24に設定される光の向かう方 向は前記アウターレンズ5に施されるレンズカット5aによる屈折或いは拡散な どの条件を考慮して行われるものとなる。
【0011】 次いで、上記の構成とした本考案の作用及び効果について説明を行えば、本考 案により脚部22に反射カット23或いは屈折カット24を設けることで側方照 射光Sを発生させる構成としたことで、インナーレンズ2のレンズ面21には前 記側方照射光Sを発生させるための構成の何物も不要となり、これにより前記レ ンズ面21の全面を主照射方向への発光に使用可能とするものとなり、即ち、レ ンズ面21における黒点の発生などを防止する。
【0012】 また、上記の構成としたことで側方照射光Sは従来全く使用されていなかっ た脚部に入射される光を用いて得られるものとなり、これにより主照射方向側に 向かう光に対しては、例えば光量の減少或いは配光特性の変化など如何なる影響 も与えないものとして実施が可能となる。
【0013】
以上に説明したように本考案により、側方照射光はインナーレンズ背面に設け られる脚部に反射カット或いは屈折カットを施して発生させる構成とした車両用 信号灯具としたことで、従来はレンズ面を利用して発生され、これにより前記レ ンズ面の前記側方照射光を発生させる部分に生じていた主照射方向から観視した ときの黒点をないものとして、観者に違和感を与えることをなくしこの種の車両 用信号灯具の品質向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【0014】 また、従来はこの種の車両用信号灯具としては全く使用されていなかった脚部 に入射される光源からの光を用いて前記側方照射光を得る構成としたことで、主 照射方向側に対しては、例えば光量の減少或いは配光特性の変化など如何なる影 響も与えないものとなり、性能の確保にも優れた効果を奏する。
【図1】 本考案に係る車両用信号灯具の一実施例を一
部を破断した状態で示す正面図である。
部を破断した状態で示す正面図である。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【図3】 従来例を示す断面図である。
【図4】 従来例の点灯状態を示す説明図である。
1……車両用信号灯具 2……インナーレンズ 21……レンズ面 22……脚部 23……反射カット 24……屈折カット 3……光源 4……ハウジング 5……アウターレンズ D……段差部 S……側方照射光
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の前後面に取付けられ、所定角度の
車体の外側方向からの点灯の確認が行える側方照射光が
要求される車両用信号灯具において、前記側方照射光は
インナーレンズ背面に設けられる脚部の、光源よりも車
体内側となる部分に設けられる反射カットと、光源より
も車体外側となる部分に設けられる屈折カットとの少な
くとも一方により生成されていることを特徴とする車両
用信号灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1310393U JPH0668213U (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 車両用信号灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1310393U JPH0668213U (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 車両用信号灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668213U true JPH0668213U (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=11823822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1310393U Pending JPH0668213U (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 車両用信号灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0668213U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021190308A (ja) * | 2020-05-29 | 2021-12-13 | 市光工業株式会社 | 車両用灯具 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP1310393U patent/JPH0668213U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021190308A (ja) * | 2020-05-29 | 2021-12-13 | 市光工業株式会社 | 車両用灯具 |
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