JPH0668158B2 - 鍍金部を含む多色調リムの製造方法 - Google Patents
鍍金部を含む多色調リムの製造方法Info
- Publication number
- JPH0668158B2 JPH0668158B2 JP63031000A JP3100088A JPH0668158B2 JP H0668158 B2 JPH0668158 B2 JP H0668158B2 JP 63031000 A JP63031000 A JP 63031000A JP 3100088 A JP3100088 A JP 3100088A JP H0668158 B2 JPH0668158 B2 JP H0668158B2
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- JP
- Japan
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- plating
- rim
- color
- coating
- masking
- Prior art date
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多色調リムの製造技術に係り、特に２色成型
と鍍金処理によって多色調リムを製造する方法に関する
ものである。
と鍍金処理によって多色調リムを製造する方法に関する
ものである。
近年自動車等のランプ部品において、そのデザイン上の
要望からランプ部品を多色調に仕上げることが必要な場
合があるが、第６図に示すように、成型した合成樹脂製
リム１の表面を、黒色塗装部２と赤色塗装部３及びクロ
ム鍍金部４に塗り分ける、従来の鍍金及び塗装を含む多
色調の塗装方法では、一色ずつの塗装を行っている。
要望からランプ部品を多色調に仕上げることが必要な場
合があるが、第６図に示すように、成型した合成樹脂製
リム１の表面を、黒色塗装部２と赤色塗装部３及びクロ
ム鍍金部４に塗り分ける、従来の鍍金及び塗装を含む多
色調の塗装方法では、一色ずつの塗装を行っている。
即ち、３色に塗り分ける第６図のようなリムの場合、 （１）合成樹脂製リム１を鍍金槽中に浸漬して表裏全面
に鍍金処理を施し、クロム鍍金部４を形成する。
に鍍金処理を施し、クロム鍍金部４を形成する。
（２）次に製品完成時に必要と成るクロム鍍金部４と黒
色塗装部２にする部分にマスキングを施した後、赤色塗
装を行って赤色塗装部３を形成する。
色塗装部２にする部分にマスキングを施した後、赤色塗
装を行って赤色塗装部３を形成する。
（３）更に上記クロム鍍金部４と赤色塗装部３にマスキ
ングを施した上で、黒色塗装を行って黒色塗装部２を形
成する、 といった、その都度マスキングを行う多数の工程によっ
て塗装している。
ングを施した上で、黒色塗装を行って黒色塗装部２を形
成する、 といった、その都度マスキングを行う多数の工程によっ
て塗装している。
したがって、塗装の塗り分け工程が多いと鍍金処理のコ
ストアップと重なって、生産コストが大きくなるという
問題を有していた。
ストアップと重なって、生産コストが大きくなるという
問題を有していた。
本発明は、上記問題に鑑みて創案されたのであり、クロ
ム鍍金等の鍍金部分を含む多色調のリムを比較的廉価で
提供することができる、鍍金部を含む多色調リムの製造
方法を提唱することを目的とするものである。
ム鍍金等の鍍金部分を含む多色調のリムを比較的廉価で
提供することができる、鍍金部を含む多色調リムの製造
方法を提唱することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係る鍍金部を含む
多色調リムの製造方法は、合成樹脂によって成型するリ
ムを第一の色を持った成型部材に第二の色を持った成型
部材をインサート成型する所謂二色成型によってリム素
材を一体成型した後、該リム素材の鍍金処理を施そうと
する部分にマスキングを被着し、該マスキングを被着し
たリム素材の全体に温水によって容易に剥離可能な鍍金
用レジスト塗料を被覆した後、上記マスキングを剥離
し、該リム素材を鍍金層中に浸漬して鍍金処理を施した
後、その洗浄工程において前記鍍金用レジスト塗料も同
時に洗浄又は剥離して除去することを要旨とするもので
ある。
多色調リムの製造方法は、合成樹脂によって成型するリ
ムを第一の色を持った成型部材に第二の色を持った成型
部材をインサート成型する所謂二色成型によってリム素
材を一体成型した後、該リム素材の鍍金処理を施そうと
する部分にマスキングを被着し、該マスキングを被着し
たリム素材の全体に温水によって容易に剥離可能な鍍金
用レジスト塗料を被覆した後、上記マスキングを剥離
し、該リム素材を鍍金層中に浸漬して鍍金処理を施した
後、その洗浄工程において前記鍍金用レジスト塗料も同
時に洗浄又は剥離して除去することを要旨とするもので
ある。
上記鍍金部を含む多色調を含むリムは、先ず二色成型に
よって成型と同時に色分けを行い、該色分けした部材の
一部を鍍金用レジスト塗料で被覆して鍍金処理を施し、
第三の色調を持たせるものであるから、二色の塗装工程
及びそのマスキング処理工程を省略することが可能とな
る。
よって成型と同時に色分けを行い、該色分けした部材の
一部を鍍金用レジスト塗料で被覆して鍍金処理を施し、
第三の色調を持たせるものであるから、二色の塗装工程
及びそのマスキング処理工程を省略することが可能とな
る。
また、鍍金処理を施すに際して塗装する鍍金用レジスト
塗料も、該鍍金用レジスト塗料が温水等によって容易に
洗浄又は剥離可能なものであるため、鍍金処理の最終洗
浄工程を温水にすることによって、特別な薬剤を用いた
剥離工程を増加することなく、鍍金用レジスト塗料の除
去と製品の洗浄工程を同時に完了することができる。
塗料も、該鍍金用レジスト塗料が温水等によって容易に
洗浄又は剥離可能なものであるため、鍍金処理の最終洗
浄工程を温水にすることによって、特別な薬剤を用いた
剥離工程を増加することなく、鍍金用レジスト塗料の除
去と製品の洗浄工程を同時に完了することができる。
以下、本発明に係る鍍金部を含む多色調リムの製造方法
を第１図乃至第５図に示す工程順に従って説明する。
を第１図乃至第５図に示す工程順に従って説明する。
この実施例は、リム１の前面側に、黒色塗装部２と赤色
塗装部３及びクロム鍍金塗装部４が現出するように色分
けするものである。
塗装部３及びクロム鍍金塗装部４が現出するように色分
けするものである。
第１工程（第１図） 第一の型枠５ａ，５ｂ及び６によって黒色（第一の色）
を持った合成樹脂素材によって黒色リム部７を成型す
る。
を持った合成樹脂素材によって黒色リム部７を成型す
る。
第２工程（第２図） 第一の型枠６を剥離し、第二の型枠８ａ，８ｂをセット
した状態で、赤色（第二の色）を持った合成樹脂素材に
よって赤色リム部９をインサート成型し、二色成型を完
了する。
した状態で、赤色（第二の色）を持った合成樹脂素材に
よって赤色リム部９をインサート成型し、二色成型を完
了する。
第３工程（第３図） 第一の型枠５ａ，５ｂと第二の型枠８ａ，８ｂを離型し
た後、鍍金処理を施そうとする部分１０にマスキング１
１を被着する。
た後、鍍金処理を施そうとする部分１０にマスキング１
１を被着する。
第４工程（第４図） マスキング１１のかかったリム１全体に、刷毛塗り又は
吹き付け塗装によって鍍金用レジスト塗料１２による塗
膜を形成した後、上記マスキング１１を剥離する。この
工程で使用する鍍金用レジスト塗料１２は、温水等で容
易に洗浄又は剥離可能な温水溶解性の鍍金用レジスト塗
料であることが好ましい。
吹き付け塗装によって鍍金用レジスト塗料１２による塗
膜を形成した後、上記マスキング１１を剥離する。この
工程で使用する鍍金用レジスト塗料１２は、温水等で容
易に洗浄又は剥離可能な温水溶解性の鍍金用レジスト塗
料であることが好ましい。
第５工程（第５図） 鍍金用レジスト塗料１２を被着したリム１を、鍍金槽
（図示せず）中に浸漬してクロム鍍金１３を施した後、
鍍金処理の最終工程によって温水を利用し、鍍金薬品を
洗浄除去すると同時に前記鍍金用レジスト塗料１２を洗
浄除去して、鍍金部を含む多色調のリム製品（第６図及
び第７図参照）を完成する。
（図示せず）中に浸漬してクロム鍍金１３を施した後、
鍍金処理の最終工程によって温水を利用し、鍍金薬品を
洗浄除去すると同時に前記鍍金用レジスト塗料１２を洗
浄除去して、鍍金部を含む多色調のリム製品（第６図及
び第７図参照）を完成する。
本発明に係る鍍金部を含む多色調リムの製造方法は、以
上のように構成したから、リムを成型すると同時に色分
けすることができる多色成型（実施例では二色成型を示
した）と温水溶解性の鍍金用レジスト塗料を使用したク
ロム鍍金によって、塗装工程とその各塗装工程のために
数回必要としたマスキング工程を省略することができる
ため、クロム鍍金ばかりでなく、種々の鍍金部分を含む
多色調のリムを比較的廉価に提供することができる特徴
を有するものであり、本発明実施後の経済的効果は、極
めて大きい。
上のように構成したから、リムを成型すると同時に色分
けすることができる多色成型（実施例では二色成型を示
した）と温水溶解性の鍍金用レジスト塗料を使用したク
ロム鍍金によって、塗装工程とその各塗装工程のために
数回必要としたマスキング工程を省略することができる
ため、クロム鍍金ばかりでなく、種々の鍍金部分を含む
多色調のリムを比較的廉価に提供することができる特徴
を有するものであり、本発明実施後の経済的効果は、極
めて大きい。
第１図乃至第５図は、本発明に係る鍍金部を含む多色調
リムの製造方法を工程順に示す模式説明図、 第６図は完成品リムの正面図、 第７図は第６図におけるVII−VII線拡大断面図である。 １…リム、２…黒色塗装部 ３…赤色塗装部、４…クロム鍍金部 ５，６…第一の型枠、７…黒色リム部 ８…第二の型枠、９…赤色リム部 １１…マスキング １２…鍍金用レジスト塗料 １３…クロム鍍金
リムの製造方法を工程順に示す模式説明図、 第６図は完成品リムの正面図、 第７図は第６図におけるVII−VII線拡大断面図である。 １…リム、２…黒色塗装部 ３…赤色塗装部、４…クロム鍍金部 ５，６…第一の型枠、７…黒色リム部 ８…第二の型枠、９…赤色リム部 １１…マスキング １２…鍍金用レジスト塗料 １３…クロム鍍金
Claims (1)
- 【請求項１】合成樹脂によって成型するリムを第一の色
を持った成型部材に第二の色を持った成型部材をインサ
ート成型する所謂二色成型によってリム素材を一体成型
した後、 該リム素材の鍍金処理を施そうとする部分にマスキング
を被着し、 該マスキングを被着したリム素材の全体に温水によって
容易に剥離可能な鍍金用レジスト塗料を被覆した後、上
記マスキングを剥離し、 該リム素材を鍍金層中に浸漬して鍍金処理を施した後、
その洗浄工程において前記鍍金用レジスト塗料も同時に
洗浄又は剥離して除去することを特徴とする鍍金部を含
む多色調リムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63031000A JPH0668158B2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | 鍍金部を含む多色調リムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63031000A JPH0668158B2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | 鍍金部を含む多色調リムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01208492A JPH01208492A (ja) | 1989-08-22 |
| JPH0668158B2 true JPH0668158B2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=12319309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63031000A Expired - Lifetime JPH0668158B2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | 鍍金部を含む多色調リムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0668158B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5865730A (ja) * | 1981-10-15 | 1983-04-19 | Mazda Motor Corp | プラスチツク部品の部分めつき方法 |
| JPS62133081A (ja) * | 1985-12-05 | 1987-06-16 | Toyota Motor Corp | 合成樹脂成形品の部分めつき方法 |
-
1988
- 1988-02-15 JP JP63031000A patent/JPH0668158B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01208492A (ja) | 1989-08-22 |
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