JPH0668003B2 - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH0668003B2
JPH0668003B2 JP62121614A JP12161487A JPH0668003B2 JP H0668003 B2 JPH0668003 B2 JP H0668003B2 JP 62121614 A JP62121614 A JP 62121614A JP 12161487 A JP12161487 A JP 12161487A JP H0668003 B2 JPH0668003 B2 JP H0668003B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱硬化性樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来ジアミノジフエニルメタンのような芳香族ポリアミ
ンが、耐熱性エポキシ樹脂用の硬化剤として知られてい
る(たとえば、垣内弘編「エポキシ樹脂」昭光堂刊)。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、これら硬化剤で硬化したエポキシ樹脂は耐衝撃
性が不足する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記硬化剤で硬化した硬化物と同程度の
耐熱性を有し、かつ耐衝撃性が著しく向上した硬化物を
与える熱硬化性樹脂組成物について鋭意検討した結果本
発明に至つた。
すなわち、本発明は一般式 〔式中RはHまたは炭素数1〜18のアルキル基、R′
とR″はH、フエニル基または炭素数1〜4のアルキル
基でありR′とR″は場合により相互に連結されて5ま
たは6員環を形成していてもよい。XはH、炭素数1〜
4のアルキル基または電子吸引基、nは0.1〜5であ
る。〕で示されるアミン化合物(A),イソシアネート基
含有ウレタンプレポリマー(B)およびエポキシ樹脂(C)と
からなることを特徴とする熱硬化性樹脂組成物である。
一般式(1)においてRの炭素数1〜18のアルキル基と
してはメチル基、エチル基,n−プロピル基,イソプロ
ピル基,n−ブチル基,tert−ブチル基,2−エチルヘ
キシル基,ラウリル基,ステアリル基などがあげられ
る。これらのうち好ましいものはメチル基とエチル基で
ある。複数個存在するRは1種に限定されることはな
く、2種以上が混在していてもよい。
一般式(1)においてR′,R″の炭素数1〜4のアルキ
ル基としてはメチル基,エチル基,n−プロピル基,イ
ソプロピル基,n−ブチル基,イソブチル基などがあげ
られる。R′とR″は同一でも、また異つていてもよ
い。R′とR″は、場合により相互に連結されて、炭素
数4または5の二価の炭化水素基たとえばCH
(mは4または5)となり、2個のアニリン骨格を連結
する炭素原子とともに5または6員環を形成していても
よい。R′,R″のうち好ましいものはH,、メチル基
およびフエニル基である。
一般式(1)においてXの炭素数1〜4のアルキル基とし
ては、メチル基、エチル基、n−プロピル基,イソプロ
ピル基,n−ブチル基,tert−ブチル基などがあげられ
る。電子吸引基としては、F,Cl,Brなどのハロゲン,
ニトロ基,トリフロロメチル基などがあげられる。Xの
うち好ましいものはH,メチル基,エチル基およびハロ
ゲンである。一般式(1)において複数個あるXは一種に
限定されることはなく、2種以上が混在していてもよ
い。
一般式(1)においてnは好ましくは1〜4である。nが
0.1未満であると耐熱性が低下し、nが5より大きいと
耐熱性は向上するが、耐衝撃性が悪くなる。
一般式(1)で示されるアミン化合物(A)を具体例で示す
と、たとえば、一般式(1)における各記号が表−1に示
される記号であるアミン化合物(A)があげられる。
アミン化合物(A)は公知の方法、たとえば炭素数1〜1
8のN−アルキルアリリンまたはN−アルキルアニリン
と1級アニリンの混合物を酸性条件下ケトンまたはアル
デヒドで縮合することにより得られるが、この方法に限
らず1級アニリンをケトンまたはアルデヒドと縮合した
後、N−アルキル化してもよく、あるいは縮合芳香族炭
化水素をニトロ化した後、還元し、更にN−アルキル化
してもよい。
一般式(1)であらわされるアミン化合物はnが整数の単
一化合物でもよいが、エポキシ樹脂との相溶性の点から
色々の単一化合物の混合物のほうがよく、好ましくはn
=0の化合物が0〜30%、n=1が10〜60%、n=2が
10〜50%、n=3〜5が0〜40%、n=6以上が0〜30
%程度の混合物である。酸性条件下、N−アルキルアニ
リンとケトンまたはアルデヒドの縮合により得られるア
ミン化合物は通常このような混合物である。
一般式(1)のアミン化合物を製造する際に用いられるア
ルデヒドとしてはホルムアルデヒド,アセトンアルデヒ
ドなどが、またケトンとしてはアセトン,メチルエチル
ケトン,メチルイソブチルケトン,アセトフエノン,シ
クロヘキサノンなどがあげられる。これらのうち好まし
いものは、ホルムアルデヒド,アセトアルデヒドおよび
アセトンである。
一般式(1)のアミン化合物の製造において、nはたとえ
ばxモルのN−メチルアニリンとyモルのホルムアルデ
ヒドから化合物(A)を製造するとき、次式により、計算
することができる。
n=(2y−x)/(x−y) イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(B)として
は高分子量ポリオールと過剰の有機ポリイソシアネート
からのプレポリマーがあげられる。
高分子量ポリオールとしてはポリエーテルポリオール、
ポリエステルポリオールおよびこれらの2種以上の混合
物が挙げられる。
ポリエーテルポリオールとしては、低分子ポリオール
(エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4
−,1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジ
エチレングリコール、ジプロピレングリコール、シクロ
ヘキシレングリコール、ビスフエノールAのエチレンオ
キサイド低モル付加物、N−メチルジエタノールアミン
などの2官能ポリオール;グリセリン、トリメチロール
プロパン、トリエタノールアミン、ペンタエリスリトー
ル、ソルビトール、シュークローズなどの3官能以上の
ポリオールなど)および/またはアミン類(アミノアル
コールたとえばモノエタノールアミン;脂肪族ポリアミ
ン、たとえばエチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン;脂環式ポリアミンたとえばイソホロンジアミン;複
素環式ポリアミンたとえばアミノエチルピペラジンな
ど)のアルキレンオキシド〔炭素数2〜4のアルキレン
オキシドたとえばエチレンオキシドプロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシドなどの一種または二種以上(ラン
ダムおよび/またはブロック)〕付加物、アルキレンオ
キシドの開環重合物(テトラヒドロフランの開環重合、
加水分解によるポリテトラメチレンエーテルグリコール
など)などが挙げられる。これらのうち好ましいものは
ポリエチレンエーテルポリオール、ポリプロピレンエー
テルポリオールおよびポリテトラメチレンエーテルポリ
オールである。
ポリエステルポリオールには低分子ポリオールおよび/
または分子量1000以下のポリエーテルポリオールとジカ
ルボン酸とを反応させて得られる縮合ポリエステルポリ
オールや、ラクトンの開環重合により得られるポリラク
トンポリオールなどが含まれる。
上記低分子ポリオールとしてはエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、1,4−,1,3−ブタンジオール、ネオベンチルグリコ
ール、1,6−ヘキサンジオール、;環状基を有する抵分
子ジオール類〔たとえば特公昭45−1474号記載の
もの;ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビス
(ヒドロキシエチル)ベンゼン、ビスフエノールAのエ
チレンオキサイド付加物など〕、およびこれらの2種以
上の混合物が挙げられる。
分子量1000以下のポリエーテルポリオールとしてはポリ
テトラメチレンエーテルポリオール、ポリプロピレンエ
ーテルポリオール、ポリエチレンエーテルポリオールお
よびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
ジカルボン酸としては脂肪族ジカルボン酸(コハク酸、
アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸など)、芳香族
ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸
など)、およびこれらの2種以上の混合物が挙げられ
る。
ラクトンとしてはε−カプロラクトンが挙げられる。
ポリエステルポリオールは通常の方法、たとえば(1)低
分子ポリオールおよび/または分子量1000以下のポリエ
ーテルポリオールを、ジカルボン酸もしくはそのエステ
ル形成性誘導体〔たとえば無水物(無水マイレン酸、無
水フタル酸など)、低級エステル(テレフタル酸ジメチ
ルなど)、ハライドなど〕と、またはその無水物および
アルキレンオキサイド(たとえばエチレンオキサイドお
よび/またはプロピレンオキサイド)と反応(縮合)さ
せる方法、あるいは(2)開始剤(低分子ポリオールおよ
び/または分子量1000以下のポリエーテルポリオール)
にラクトンを付加させる方法により製造することができ
る。これらのポリエステルポリオールのうちで好ましい
のは、ポリアルキレンアジペートたとえばポリエチレン
アジペート、ポリブチレンアジペート、ポリヘキサメチ
レンアジペート、ポリネオペンチルアジペート、ポリエ
チレンプロピレンアジペート、ポリエチレンブチレンア
ジペート、ポリブチレンヘキサメチレンアジペートおよ
びポリーε−カプロラクトンポリオールである。
また、有機ポリイソシアネートとしては従来からポリウ
レタン製造に使用されているものが使用できる。このよ
うなポリイソシアネートには炭素数(NCO基中の炭素
を除く)6〜20の芳香族ポリイソシアネート、炭素数2
〜18の脂肪族ポリイソシアネート、炭素数4〜15の脂環
式ポリイソシアネート、炭素数8〜15の芳香脂肪族ポリ
イソシアネートおよびこれらのポリイソシアネートの変
性物(ウレタン基、カルボジイミド基、アロフアネート
基、ウレア基、ビユーレツト基、ウレトジオン基、ウレ
トイミン基、イソシアヌレート基、オキサゾリドン基含
有変性物など)が含まれる。このようなポリイソシアネ
ートの具体例としては特開昭53-42294号公報記載のもの
例えば1,3−および1,4−フエニレンジイソシアネー
ト、2,4−および/または2,6−トリレンジイソシアネ
ート(TDI)ジフエニルメタン−2,4−および/または
4,4′−ジイソシアネート(MDI)、ナフチレン−1,5
−ジイソシアネート、m−およびp−イソシアナトフエ
ニルスルホニルイソシアネートなどの芳香族ポリイソシ
アネート;エチレンジイソシアネート、テトラメチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
ドデカメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル
ヘキサンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、
2,6−ジイソシアネートメチルカプロエート、ビス(2
−イソシアネートエチル)フマレート、ビス(2−イソ
シアネートエチル)カーボネート、2−イソシアネート
エチル−2,6−ジイソシアネートヘキサノエートなどの
脂肪族ポリイソシアネート;イソホロンジイソシアネー
ト、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水添MD
I)、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシク
ロヘキシレンジイソシアネート(水添TDI)、ビス
(2−イソシアネートエチル)4−シクロヘキセン−1,
2−ジカルボキシレートなどの脂環式ポリイソシアネー
ト;キシリレンジイソシアネート、ジエチルベンゼンジ
イソシアネートなどの芳香脂肪族ポリイソシアネート;
変性MDI(ウレタン変性MDI、カルボジイミド変性MDI、
トリヒドロカルビルホスフエート変性MDIなど)、ウレ
タン変性TDIなどのポリイソシアネートの変性物および
これらの2種以上の混合物が挙げられる。
有機ポリイソシアネートのうち好ましいものは芳香族ポ
リイソシアネートおよび脂環式ポリイソシアネートであ
る。
プレポリマー(B)の製造にあたり、有機ポリイソシアネ
ートと、高分子量ポリオールとの割合は、NCO基:活性
水素含有基の当量比が通常1:1.25〜2.5である。
プレポリマー(B)の製造は通常の方法で行なうことがで
き、たとえば、有機ポリイソシアネートと、高分子量ポ
リオールを通常20〜220℃、好ましくは50〜180℃で反応
させて得られる。
(B)のイソシアネート基含有(NCO%)は、通常0.6〜
8%、好ましくは、1.5〜6.5%である。
エポキシ樹脂(C)は、通常のものでよく、たとえば(1)フ
エノールエーテル系エポキシ樹脂〔ビスフエノール類と
エピクロルヒドリンとの縮合物,ノボラツクフエノール
樹脂とエピクロルヒドリンとの縮合物など〕、(2)エー
テル系エポキシ樹脂〔ポリオール,ポリエーテルポリオ
ールなどとエピクロルヒドリンとの縮合物など〕、(3)
エステル糸エポキシ樹脂〔メタクリル酸グリシジルエス
テルとエステル性二重結合単量体(アクリロニトリルな
ど)との共重合物など〕、(4)グリシジルアミン系エポ
キシ樹脂〔アミン類とエピクロルヒドリンとの縮合物な
ど〕のようなグリシジル型エポキシ樹脂,および環状脂
肪族エポキシ樹脂,エポキシ化ポリブタジエン,エポキ
シ化大豆油などの非グリシジル型エポキシ樹脂があげら
れる。エポキシ樹脂の詳細については「基礎合成樹脂の
化学(新版)」(昭和50年度版)三羽忠広著,技報堂発
行371〜392頁に記載されている。エポキシ樹脂のうち好
ましいものはフエノールエーテル系エポキシ樹脂とグリ
シジルアミン系エポキシ樹脂である。こらのエポキシ樹
脂は単独で使用してもよく、または2種以上を混合して
使用してもよい。
本発明の硬化剤は、必要に応じ他のエポキシ樹脂硬化剤
と併用することができる。他のエポキシ樹脂硬化剤とし
ては芳香族アミン(4,4′−ジアミノジフエニルスルホ
ン,4,4′−ジアミノジフエニルメタン,N,N′−ジメ
チル−4,4′−ジアミノジフエニルメタン,N,N′−ジ
エチル−4,4′−ジアミノジフエニルメタン,N,N′−
ジメチル−3,3′−ジアミノジフエニルメタン),フエ
ノール系硬化剤{ビスフエノール類(ビスフエノール
A,ビスフエノールF,ビスフエノールSなど),フエ
ノール樹脂類(ノボラツクフエノール樹脂,ノボラツク
クレゾール樹脂),ビニルフエノールの重合物(ポリー
P−ビニルフエノールなど)}などがあげられる。この
場合、全硬化剤中の(A)と(B)の反応物の含量は通常5重
量%以上、好ましく20重量%以上である。(A)と(B)の反
応物の含有が5重量%未満では耐衝撃性向上の効果が少
い。
また、必要に応じオレフインオキサイド,グリシジルメ
タクリレート,スチレンオキサイド,フエニルグリシジ
ルエーテルなどの反応性希釈剤を加えてもよい。
アミン化合物(A),プレポリマー(B),エポキシ樹脂(C)
および必要に応じて加える他のエポキシ樹脂硬化剤およ
び反応性希釈剤は、エポキシ基とイソシアネート基の合
計の1当量に対し、エポキシ樹脂硬化剤の合計が活性水
素当量で通常0.5〜1.5、好ましくは0.9〜1.3の割合に配
合される。活性水素量比が0.5未満または1.5より大の場
合はエポキシ樹脂硬化物の耐熱性,および耐衝撃性が低
下する。
プリポリマー(B)の量はエポキシ樹脂硬化剤の全量と(B)
の合計100重量部に対して、通常50〜150%が、好ましく
は10〜60%である。(B)が5%未満では耐衝撃性の向上
に効果が少なく、150%より大では、耐熱性が低下す
る。
(A),(B)および(C)を配合して組成物とするにあたり、
アミン化合物(A)とプレポリマー(B)を、(A)の活性水素
含有基が(B)のNCO基より過剰の条件であらかじめ反応さ
せておき次いでエポキシ樹脂(C)を配合してもよく、
(A),(B)および(C)を同時に混合して(A)と(B)を系内で
反応させてもよく、また(B)と(C)を混合した中に(A)を
添加してもよい。
本組成物には必要に応じて、シリカ粉末,アルミ粉末,
マイカ,炭酸カルシウム,ミルドグラスフアイバー,ガ
ラス中空微小球,フエノール中空微小球,エポキシ中空
微小球などの充填材やアラミド繊維,炭素繊維,ガラス
繊維などの補強材を加えてもよい。これらの使用量は、
本組成物100重量部に対し通常0〜100%である。
本発明の組成物は予め、通常30〜200℃に予熱した金型
に注型した後、通常30〜200℃で0.1〜5時間、好ましく
80〜150℃で0.5〜2時間、加熱硬化して脱型することに
より、成形することができる。脱型後得られる成形品は
必要に応じて、通常、60〜180℃で、0.3〜100時間アフ
ターキユアして、製品化する。
〔実施例〕
以下実施例により本発明をさらに説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。実施例および比較例
中、部を重量部を示す。
実施例1. ポリプロピレンエーテルジオール(サンニツクスPP−
2000,三洋化成工業(株)製,分子量2000)100部と、
4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート部25とから
プレポリマー(NCO%=3.4%)を作成した。このプレポ
リマー100部と、表−1中Iのアミン化合物(活性水素
当量=113)47部を混合し、次いで、これに4,4′−ジア
ミノジフエニルメタン68部、およびビスフエノールA型
エポキシ樹脂(エピコート828,油化シエルエポキシ社
製,エポキシ当量188)308部を配合して液状の熱硬化性
樹脂組成物を得た。
実施例2. 実施例1.に記載されているプレポリマー100部,表−1
中Iのアミン化合物(活性水素当量=113)47,4,4′−
ジアミノジフエニルメタン68部,およびビスフエノール
A型エポキシ樹脂(エピコート828)808部を同時に配合
して液状の熱硬化性樹脂組成物を得た。
実施例3. ポリテトラメチレンエーテルジオール(PTMG2000,三洋
化成工業(株)社製,分子量2000)100部と、イソホロ
ンジイソシアネート22部とからプレポリマー(NCO%=
3.4%)を作成した。このプレポリマー100部と、表−1
中IIIの化合物(活性水素当量=129)54部とを混合し、
次いでこれにm−フエニレンジアミン36部、およびビス
フエノールA型エポキシ樹脂(エピコート828)308部を
配合して液状の熱硬化性樹脂組成物を得た。
実施例4. 実施例3に記載されているプリポリマー100部と、ビス
フエノールA型エポキシ樹脂(エピコート828)308部と
を、よく混合し、そこへ、表−1,IIIのアミン化合物5
4部を加えて、混合した。これに、更に、溶融したm−
フエニレンジアミン36部を加えることにより、液状の熱
硬化性樹脂組成物を得た。
比較例1. 表1中、Iのアミン化合物(活性水素当量47部),4,
4′−ジアミノジフエニルメタン68部,およびビスフエ
ノールA型エポキシ樹脂(エピコート828)を混合し
て、液状組成物を得た。
比較例2. 表1中,IIIのアミン化合物(活性水素当量=129)54
部,m−フエニレンジアミン36部,およびビスフエノー
ルA型エポキシ樹脂(エピコート828)308部を混合し
て、液状組成物を得た。
使用例1〜4,比較使用例1〜2 実施例1〜4および、比較例1〜2の液状組成物を、4
mm厚のモールド中に注入し、120℃×1時間+150℃×3
時間の条件で加熱硬化させて得たシート状成形物の物性
を測定した。結果を表−2に示す。
〔発明の効果〕 本発明の組成物は加熱硬化することにより耐熱性を有
し、耐衝撃性に優れた成形物を与える。
従来から使用されている4,4′−ジアミノジフエニルメ
タンなどの芳香族アミン系硬化剤と、エポキシ樹脂との
硬化物は、耐熱性はあるものの、耐衝撃性に劣る。しか
るに本発明の組成物は、加熱硬化することにより、芳香
族アミン−エポキシ樹脂系と、同程度の耐熱性を有し、
かつ、耐衝撃性の著しく向上した成形物が得られる。
また化合物(A)単独で(B)を使用せずにエポキシ樹脂を硬
化させた場合、耐熱性、耐衝撃性の良好な硬化物を与え
るが、(A)と(B)を用いると、耐熱性は低下せず、耐衝撃
性の更に向上した硬化物を与える。
上記効果を奏することから、本発明の組成物は自動車
用,電機用など高度の機械的物性を要求される用途に注
型,レジンインジエクシヨンなどの成型法を用いて使用
することができ有用である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−59839(JP,A) 特開 昭52−36194(JP,A) 特開 昭55−56172(JP,A) 特公 昭46−32914(JP,B1)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中RはHまたは炭素数1〜18のアルキル基、R′
    とR″はH、フエニル基または炭素数1〜4のアルキル
    基でありR′とR″は場合により相互に連結されて5ま
    たは6員環を形成していてもよい。XはH、炭素数1〜
    4のアルキル基または電子吸引基、nは0.1〜5であ
    る。〕で示されるアミン化合物(A),イソシアネート基
    含有ウレタンプレポリマー(B)およびエポキシ樹脂(C)と
    からなることを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(B)が高分子量ポリオールと、過剰の有機
    ポリイソシアネートからのプレポリマーである特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。
  3. 【請求項3】高分子ポリオールが、ポリエチレンエーテ
    ルポリオール,ポリプロピレンエーテルポリオール,ポ
    リテトラメチレンエーテルポリオール,ポリアルキレン
    アジペートおよびポリ−ε−カプロラクトンポリオール
    からなる群より選ばれるポリオールである特許請求の範
    囲第2項記載の組成物。
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