JPH0667814A - ディスクアレイ装置の転送データ復元方法 - Google Patents

ディスクアレイ装置の転送データ復元方法

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JPH0667814A
JPH0667814A JP4217740A JP21774092A JPH0667814A JP H0667814 A JPH0667814 A JP H0667814A JP 4217740 A JP4217740 A JP 4217740A JP 21774092 A JP21774092 A JP 21774092A JP H0667814 A JPH0667814 A JP H0667814A
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JP
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data
ecc
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channel
medium
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JP4217740A
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English (en)
Inventor
Takenori Kodama
剛範 兒玉
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はディスクアレイ装置の転送データ復
元方法に関し、ECCエラーの発生時に、エラーのあっ
たデータを高速で復元することにより、データ転送を高
速化し、バッファ容量を小容量化することを目的とす
る。 【構成】 記録媒体からデータを読みだした際ECCエ
ラーを検出し、:ECCエラーが1系統で発生した場
合ECCエラーのあったパスを切り離し他のデータで該
当するデータを復元する。:ECCエラーが複数系統
で発生した場合ECCシンドロームによるデータ復元を
試み訂正不可能なECCエラーが1つ以下ならば訂正不
可能なECCエラーの起きたパスを切り離し他のデータ
で復元する。:ECCエラーが複数系統で発生した場
合ECCシンドロームによるデータ復元を試み訂正不可
能なECCエラーが2つ以上ならば上位装置にエラーを
報告する。上記、、の切り分けを行って、ECC
エラーのあった転送データを復元する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パリティを付加したデ
ータを、複数の記録媒体に分散して記憶するデータ分散
型のディスク装置(以下この装置を「ディスクアレイ装
置」と呼ぶ)において、記録媒体から読みだしたデータ
を、チャネル(上位装置)へ転送する際、転送データの
誤りを検出して復元するディスクアレイ装置の転送デー
タ復元方法に関する。
【0002】近年、コンピュータシステムの高速化の要
望に伴い、DASD(DirectAccess St
orage Device)の高速化が要求されてい
る。このため、DASDに格納されるデータを複数の媒
体に並列分散し、低速のディスク装置を同期化して、高
速にアクセスする方式が採られるようになってきてい
る。
【0003】更にDASDでは、データの信頼性を追求
するシステムが市場に求められてきている。ところで、
ディスク装置においては、各媒体の欠陥は、ECCを使
って検査する。
【0004】そこで、このECCによるデータの復元、
または記録媒体からの再読み出しを高速に行わないと、
分散記憶をして、低速ディスクを高速にアクセスする上
記システムのメリットが引き出せない。
【0005】
【従来の技術】図11〜図15は、従来例を示した図で
あり、図11〜図15中、1はホスト、2はチャネル、
3はチャネルバス、4はディスクアレイ装置、5はシス
テム制御部、6はチャネル制御部、7はバッファ、8は
システム制御バス、9は分散・復元部、10は媒体制御
部、11はバッファ、12はECC回路、13はデバイ
ス(ディスク装置)、14はデータ分散バス、15は媒
体制御バスを示す。
【0006】従来のディスクアレイ装置の一例を図11
に示す。図示のように、ディスクアレイ装置4は、シス
テム制御部5、チャネル制御部6、分散・復元部9、媒
体制御部10、デバイス(ディスク装置)13等で構成
されている。
【0007】この場合、デバイス(ディスク装置)13
は、#0〜#7からなる複数台の装置で構成されてお
り、これに合わせて、媒体制御部10も同数(#0〜#
7)設けられている。
【0008】チャネル制御部6には、バッファ7等が設
けてあり、媒体制御部10には、それぞれ、バッファ1
1と、ECC回路12等が設けてある。上記ディスクア
レイ装置4は、ホスト1及びチャネル2と接続して使用
するものであり、該チャネル2とチャネル制御部6の間
はチャネルバス3で接続されている。
【0009】また、システム制御部5とチャネル制御部
6、分散・復元部9、媒体制御部10等の間は、システ
ム制御バス8で接続されている。更に、分散・復元部9
と、媒体制御部10との間は、データ分散バス14で接
続され、媒体制御部10とデバイス13との間は、媒体
制御バス15で接続されている。
【0010】上記バッファ11は、例えば、リード/ラ
イト時のデータを一時格納す場合等に使用するものであ
る。ECC回路12は、エラー訂正のパターンを作りだ
したり、ECCエラーの検出処理等を行うものである。
分散・復元部9は、ライトデータを各デバイスに分散す
るための処理や、各デバイスからのリードデータを復元
する処理等を行うものである。
【0011】上記ディスクアレイ装置におけるリードデ
ータの転送タイミングチャートを図12〜図15に示
す。図12は、正常時の転送タイミングチャート(その
1)、図13は、正常時の転送タイミングチャート(そ
の2)を示し、図14は、ECCエラー検出時のタイミ
ングチャート(その1)、図15はECCエラー検出時
のタイミングチャート(その2)を示す。
【0012】なお、12〜図15において、t1、t
2、t3、・・t7・・は、それぞれ時刻を示す。この
例では、分散化した記録媒体上のデータを媒体制御部1
0が読みだして、ECCの検出処理等を行う。その結
果、正常であれば、図12、及び図13のようにデータ
転送を行うが、ECCエラーが検出された場合には、図
13及び図14のようにデータ転送を行う。
【0013】すなわち、ECCエラーが検出された時、
エラーが検出されたパスの媒体制御部10が、ECCに
よるデータ修正を試みながら(シンドロームによる修正
を試みながら)、次のデータをバッファ11に貯める。
【0014】そして、エラー部位がコレクタブル(訂正
可能)ならば、データを訂正し、他の媒体制御部10と
同期して、チャネル制御部6にデータを送出し、アンコ
レクタブル(訂正不可能)ならば、データの再読み出し
を行う。
【0015】なお、この方法では、記録媒体の再読み出
しを行う時間を短縮するために、ECCによる修正を、
バッファ11内のデータと、シンドロームコードを元に
ECC解析用の回路又は、プログラムで行っている。
【0016】一般に、上記のような従来のディスクアレ
イ装置では、個々の媒体でデータリード時のシンドロー
ムでエラーが検出された場合、:データリード動作を
停止し、シンドロームを固定化して、解析に入る方法、
:リードデータとシンドロームコードをバッファ11
に退避して、次のデータを記録媒体から読みながら、バ
ッファ11上で解析する方法、:データの再読み出し
を行う方法等がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1)、上記の方法では、1つのECCエラーが発生
した時に、データ復元に掛かる時間が大きい。従って、
データ転送が遅い。
【0018】(2)、上記の方法では、ECCの解析
に必要な時間を吸収するために、大量のバッファ(大容
量のバッファ)が必要になる。従って、装置が大型で高
価なものとなる。
【0019】(3)、上記の方法では、データの再読
み出しを行うため、データ転送に時間がかかる。従っ
て、高速データ転送が出来ない。本発明は、このような
従来の課題を解決し、ECCエラーの発生時に、エラー
のあったデータを高速で復元することにより、データ転
送を高速化し、バッファ容量を小容量化することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1(A)はディスクアレイ装置の構成図、
図1(B)は転送データ復元方法の原理フローチャート
である。図1中、図11〜図15と同じものは、同一符
号で示してある。
【0021】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。すなわち、記録媒体を有する複数のデ
バイス13と、各デバイス13に対応した媒体制御部1
0を具備し、パリティを附加したデータを、複数の記録
媒体に分散記憶するディスクアレイ装置の転送データ復
元方法において、上記複数の記録媒体から読みだしたデ
ータを、上位装置であるチャネル2へ転送する際、各系
統のECCエラーを検出し、 :ECCエラーが1系統の記録媒体で発生した場合、
該ECCエラーのあったパスを切り離し、他のデータ
(パリティビット)で該当するデータを復元する。
【0022】:ECCエラーが複数系統の記録媒体で
発生した場合、ECCシンドロームによるデータ復元を
試み、その結果、訂正不可能なECCエラーが1つ以下
ならば、訂正不可能なECCエラーの起きたパスを切り
離し、他のデータ(パリティビット)で復元する。
【0023】:ECCエラーが複数系統の記録媒体で
発生した場合、ECCシンドロームによるデータ復元を
試み、その結果、訂正不可能なECCエラーが2つ以上
ならば、データ転送することなく、上位装置にエラーを
報告する。
【0024】上記、、の切り分けを行って、EC
Cエラーのあった転送データを復元するようにした。
【0025】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。図1(A)に示したディスクアレイ装置
において、各デバイス13の記録媒体から読みだしたデ
ータを、ディスクアレイ装置4からチャネル2へ転送す
る際、上記のようにしてエラーのあったデータを復元
し、データ転送する。
【0026】すなわち、図1(B)に示したように、記
録媒体からデータを読みだして、チャネル2へデータを
転送する際、 :ECCエラーが1系統の記録媒体で発生した場合
(ECCエラーが1つの場合)、該ECCエラーのあっ
たパスを切り離し、他のデータ(パリティビット)で該
当するデータを復元する。
【0027】:ECCエラーが複数系統の記録媒体で
発生した場合(ECCエラーが2以上の場合)、ECC
シンドロームによるデータ復元を試み、その結果、訂正
不可能なECCエラーが1つ以下ならば、訂正不可能な
ECCエラーの起きたパスを切り離し、他のデータ(パ
リティビット)で復元する。
【0028】:ECCエラーが複数系統の記録媒体で
発生した場合(ECCエラーが2以上の場合)、ECC
シンドロームによるデータ復元を試み、その結果、訂正
不可能なECCエラーが2つ以上ならば、データ転送す
ることなく、上位装置にエラーを報告する。
【0029】以上の、、の切り分けを行って、E
CCエラーの発生したデータを復元し、データ転送を行
う。上記のように、1つの記録媒体破損時に、データ補
償用として使う事が可能なパリティデータの記録媒体を
用いる。そして、1つの記録媒体のECCエラーが起き
た時に、パリティでデータを復元する(上記参照)。
【0030】また、同時に2つ以上の記録媒体でECC
エラーが発生した時、そのデータと、得られたシンドロ
ームコードをバッファ11に蓄え、次のデータ(リード
データ)を他のバッファ11に蓄えながら、エラーした
部位にシンドロームによるデータ修正を加えてデータの
復元を試みる(上記、参照)。
【0031】その結果、アンコレクタブルな記録媒体が
2つ以上にならない時、記録媒体からの再読みだしを行
わずに、上記構成のようにして、チャネル2へのデータ
転送を行う事が出来る。
【0032】一般的に、分散化した複数の記録媒体にお
いて、或るパスの記録媒体でECCエラーが検出され
て、他のパスの記録媒体の同一位置でECCエラーが起
こる事は極めて少ない。
【0033】そこで、ECCエラーが複数の記録媒体で
同時に起きない時、ECCエラーの起きた記録媒体のデ
ータを使わずに、パリティ記録媒体のデータを用いて、
データの復元を行う。このようにすれば、データの復元
が高速に出来る。
【0034】また、ECCエラーが複数の記録媒体で発
生しても、その内、アンコレクタブルなものが、復元出
来ないデータを使わずに、パリティで復元出来る範囲な
ら、コレクタブルなデータと、パリティを使う事によっ
て、媒体から再読みだし(少なくとも媒体の1回転の時
間だけ待たされる)を行う必要が無くなる。
【0035】このように、ECCエラーの出現個数と、
エラーの内容によって、パリティから復元するか、EC
Cの復元によるか、再読みだしによるか(エラー報告を
した場合、再読み出しとなる)を切り分けて制御するこ
とにより、データの復元が高速に出来る。
【0036】その結果、データ転送が高速化し、バッフ
ァの小容量化を達成出来る。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図10は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2〜図10中、図1、図11〜図15と同じもの
は、同一符号で示してある。また、17、21はMPU
(マイクロプロセッサ)、18、22はコントロールス
トレッジ、19はチャネルインターフェイス制御部、2
0、23はバッファ制御部を示す。
【0038】(ディスクアレイ装置の構成の説明)・・
・図2、図3参照 本実施例のディスクアレイ装置の構成を図2に示す。図
示のように、ディスクアレイ装置4は、システム制御部
5、チャネル制御部6、分散・復元部9、媒体制御部1
0、デバイス(ディスク装置)13等で構成されてい
る。
【0039】この場合、デバイス(ディスク装置)13
は、#0〜#7及び#P(パリティ用のデバイス)から
なる複数台の装置で構成されており、これに合わせて、
媒体制御部10も同数(#0〜#7及び#P)設けられ
ている。
【0040】上記ディスクアレイ装置4は、ホスト1及
びチャネル2と接続して使用するものであり、該チャネ
ル2とチャネル制御部6の間はチャネルバス3で接続さ
れている。
【0041】また、システム制御部5とチャネル制御部
6、分散・復元部9、媒体制御部10等の間は、システ
ム制御バス8で接続されている。更に、分散・復元部9
と、媒体制御部10との間は、データ分散バス14で接
続され、媒体制御部10とデバイス13との間は、媒体
制御バス15で接続されている。
【0042】上記バッファ11は、リード/ライト時の
データを一時格納するものである。ECC回路12は、
エラー訂正のパターンを作りだしたり、ECCエラーの
検出処理等を行うものである。分散・復元部9は、ライ
トデータを各デバイスに分散するための処理や、各デバ
イスからのリードデータを復元する処理等を行うもので
ある。
【0043】上記図2に示したディスクアレイ装置の一
部詳細図を図3に示す。図示のように、システム制御部
5には、MPU(マイクロプロセッサ)17と、CS
(コントロールストレッジ)18とが設けてある。
【0044】チャネル制御部6には、チャネルインター
フェース制御部(CHIFC)19と、バッファ7と、
バッファ制御部20が設けてある。媒体制御部10に
は、バッファ11と、バッファ制御部23と、ECC回
路12と、MPU(マイクロプロセッサ)21と、CS
(コントロールスチレッジ)22とが設けてある。
【0045】(システム制御部における転送データの復
元処理方法の説明)・・・図4参照 ディスクアレイ装置4が、チャネル2の発行したリード
コマンドに従い、テバイス12の記憶媒体からデータを
リードし、該リードデータを、チャネル2へ転送する
際、上記システム制御部5では、次のようにして転送デ
ータの復元処理を行う。なお、図4の各処理番号は、カ
ッコ内に示す。
【0046】先ず、システム制御部5では、チャネル2
からリードコマンドを受け取るまで待つ(S1)。その
後、システム制御部5がリードコマンドを受け取ると、
該システム制御部5は、媒体制御部10に、該当位置の
データを転送するように指示する(S2)。
【0047】次に、システム制御部5では、媒体制御部
10からのレスポンスをみて、:ECCエラー無し、
:1つのECCエラー有り、:2つ以上のECCエ
ラー有りを判断する(S3)。そして、その結果によ
り、次の各処理を行う。
【0048】:ECCエラー無しの場合の処理。 この場合、システム制御部5は、分散・復元部9に対し
てパリティのパス(デバイス#Pのパス)を切り離すよ
うに指示する(S6)。その後、システム制御部5は、
各媒体制御部10、分散・復元部9、チャネル制御部6
に対して、各媒体制御部10内のバッファ11上のデー
タを、チャネル制御部6内のバッファ7に転送するよう
に指示する(S7)。
【0049】続いて、チャネル制御部6からのレスポン
スを見て、正常にデータ転送されなかった場合には(S
8)、チャネル2にエラーを知らせる(S11)が、チ
ャネル2に正常にデータが転送された(CRCエラー無
し)場合には(S8)、チャネル制御部6に、チャネル
2へのデータ転送を指示する(S9)。
【0050】そして、正常にデータ転送が終了しなけれ
ば、チャネル2にエラーを知らせる(S11)が、正常
にデータ転送が終了した場合には、転送ブロックが全て
転送されたかどうかを判断する(S10)。
【0051】その結果、転送ブロックが全て転送された
場合には、上記S1の処理に戻るが、全て転送されなけ
れば、上記S3の処理に戻る。 :1つのECCエラー(1系統のECCエラー)有り
の場合の処理。
【0052】上記S3の処理で、1つのECCエラー有
りと判断された場合、システム制御部5は、分散・復元
部9にECCエラーが起きた系統のパスを切り離すよう
に指示する(S6)。その後システム制御部5では、上
記S7〜S11の処理を行う。
【0053】:2つ以上のECCエラー(2系統のE
CCエラー)有りの場合の処理 上記S3の処理で、2つ以上のECCエラー有りと判断
された場合は、システム制御部5は、媒体制御部10に
対して、ECCシンドロームによる修正(データの復
元)を行うように指示する(S4)。
【0054】その後、媒体制御部10からのレスポンス
を見て、ECCエラーを起こした媒体の内、アンコレク
タブルな媒体が2つ以上有る時は(S5)、チャネル2
にエラーを知らせる(S11)。
【0055】しかし、ECCエラーを起こした媒体の
内、アンコレクタブルな媒体が1つ以下の時は(S
5)、システム制御部5は、分散・復元部9にECCエ
ラーが起きたパスを切り離すように指示する(S6)。
その後、上記S7〜S11の処理を行う。
【0056】(ディスクアレイ装置全体の転送データ復
元処理の説明)次に、システム制御部以外の処理も含め
たディスクアレイ装置全体の転送データの復元処理を説
明する。
【0057】:ECCエラーが無い時の処理 (A−1):チャネル2より、チャネルインターフェー
ス制御部19を介して、システム制御部5がリードコマ
ンドを受け取る。
【0058】(A−2):システム制御部5は各媒体制
御部10に、リード(Read)を指示する。 (A−3):各媒体制御部10は、各ECC回路12の
初期化を行う。
【0059】(A−4):各媒体制御部10は、各デバ
イス13を制御して、データを各媒体制御部10のバッ
ファ11に取り込む。 (A−5):各媒体制御部10は、所定の量のデータを
取り込んだら、各ECC回路12からシンドロームコー
ドを、各媒体制御部10に設けたバッファ11内のEC
C格納領域に格納する。
【0060】(A−6):各媒体制御部10は、シンド
ロームコードに従って、システム制御部5に、データ1
ブロックリード終了時のステイタスを送る。 (A−7):システム制御部5は、各媒体制御部10か
ら送られてくるステイタスを見て、ECCエラーが無い
ことを確認する。
【0061】(A−8):システム制御部5は、分散・
復元部9に対してパリティのパス(デバイス#Pのパ
ス)を切り離すように指示する。 (A−9):システム制御部5は、各媒体制御部10、
分散・復元部9、チャネル制御部6に対して、各媒体制
御部10内のバッファ11上のデータを、チャネル制御
部6内のバッファ7に転送するように指示する。
【0062】(A−10):各媒体制御部10は、他の
媒体制御部と同期をとって分散・復元部9にデータを送
る。また、分散・復元部9は、各媒体から来るデータの
内、パリティ媒体(デバイス#Pの媒体)からのデータ
を除いたものをチャネル制御部6に送る。
【0063】チャネル制御部6は、分散・復元部9から
来るデータを、チャネル制御部6内のバッファ7に格納
して、1ブロック分のデータをバッファ7に格納した
時、各ビットのCRCをチェックする。
【0064】そして、前段までの回路等に不備がないこ
とを確認して、システム制御部5に対して、データがバ
ッファ7に格納されたことを報告する。 (A−11):システム制御部5は、チャネル制御部6
に対して、チャネルインターフェイスにデータを送出す
るように指示し、チャネル制御部6は、チャネルインタ
ーフェイスにデータを送出する。
【0065】(A−12):システム制御部5は、上記
A−2のリード(Read)が完了するまで、上記A−
3からA−11までの処理を繰り返して行う。 :ECCエラーが1系統で発生(1つのECCエラー
が発生)した場合の処理 (B−1):チャネル2より、チャネルインターフェイ
ス制御部19を介してシステム制御部5が、リードコマ
ンドを受け取る。
【0066】(B−2):システム制御部5は、各媒体
制御部10に、リード(Read)を指示する。 (B−3):各媒体制御部10は、各ECC回路12の
初期化を行う。
【0067】(B−4):各媒体制御部10は、各デバ
イス13を制御して、データを各媒体制御部10内のバ
ッファ11に取り込む。 (B−5):各媒体制御部10は、所定の量のデータを
取り込んだら、各ECC回路12から、シンドロームコ
ードを、バッファ11のECC格納領域に格納する。
【0068】(B−6):各媒体制御部10は、シンド
ロームコードに従って、システム制御部5に、データ1
ブロックリード終了時のステイタスを送る。 (B−7):システム制御部5は、各媒体制御部10か
ら送られてくるステイタスを見て、ECCが1つである
ことを確認する。
【0069】(B−8):システム制御部5は、分散・
復元部9にECCエラーが起きたパスを切り離すように
指示する。 (B−9):システム制御部5は、各媒体制御部10、
分散・復元部9、チャネル制御部6に対して、各媒体制
御部10内のバッファ11上のデータを、チャネル制御
部6内のバッファ7に転送するように指示する。
【0070】(B−10):各媒体制御部10は、他の
媒体制御部と同期をとって分散・復元部9にデータを送
る。また、分散・復元部9は、各媒体から来るデータの
内、ECCエラーが起きたパスを切り離し、パリティ媒
体(デバイス#Pの媒体)を含む他のデータから、該当
パスのデータを復元しながらチャネル制御部6に送る。
【0071】チャネル制御部6は、分散・復元部9から
来るデータを、チャネル制御部6内のバッファ7に格納
して、1ブロック分のデータをバッファ7に格納した
時、各ビットのCRCをチェックする。
【0072】そして、前段までの回路等に不備がないこ
とを確認して、システム制御部5に対して、データがバ
ッファ7に格納されたことを報告する。 (B−11):システム制御部5は、チャネル制御部6
に対して、チャネルインターフェースにデータを送出す
るよう指示する。チャネル制御部6は、チャネルインタ
ーフェースにデータを送出する。
【0073】(B−12):システム制御部5は、上記
(S2)のリード(Read)が完了するまで、上記
(S3)から(S11)までの処理を繰り返して行う。 :ECCエラーが2系統以上で発生(2つ以上のEC
Cエラーが発生)し、アンコレクタブル(訂正不可能)
なものが1つ以下になる時の処理 (C−1):チャネル2より、チャネルインターフェイ
ス制御部19を介してシステム制御部5が、リードコマ
ンドを受け取る。
【0074】(C−2):システム制御部5は、各媒体
制御部10に、リード(Read)を指示する。 (C−3):各媒体制御部10は、各ECC回路12の
初期化を行う。
【0075】(C−4):各媒体制御部10は、各デバ
イス13を制御して、データを各媒体制御部10内のバ
ッファ11に取り込む。 (C−5):各媒体制御部10は、所定の量のデータを
取り込んだら、各ECC回路12から、シンドロームコ
ードを、バッファ11のECC格納領域に格納する。
【0076】(C−6):各媒体制御部10は、シンド
ロームコードに従って、システム制御部5に、データ1
ブロックリード終了時のステイタスを送る。 (B−7):システム制御部5は、各媒体制御部10か
ら送られてくるステイタスを見て、ECCエラーが2つ
以上あった時に、エラーの有る媒体制御部10に、EC
Cシンドロームによるデータ復元を試みるように指示す
る。そして、媒体制御部10からの復元結果のレスポン
スを見て、アンコレクタブルなECCエラーが1つ以下
であることを確認する。
【0077】(C−8):システム制御部5は、分散・
復元部9にECCエラーが起きたパスを切り離すように
指示する。 (C−9):システム制御部5は、各媒体制御部10、
分散・復元部9、チャネル制御部6に対して、各媒体制
御部10内のバッファ11上のデータを、チャネル制御
部6内のバッファ7に転送するように指示する。
【0078】(C−10):各媒体制御部10は、他の
媒体制御部と同期をとって分散・復元部9にデータを送
る。また、分散・復元部9は、各媒体から来るデータの
内、ECCエラーが起きたパスを切り離し、他のデータ
から該当パスのデータを復元しながらチャネル制御部6
にデータを送る。
【0079】チャネル制御部6は、分散・復元部9から
来るデータを、チャネル制御部6内のバッファ7に格納
して、1ブロック分のデータをバッファ7に格納した
時、各ビットのCRCをチェックする。
【0080】そして、前段までの回路等に不備がないこ
とを確認して、システム制御部5に対して、データがバ
ッファ7に格納されたことを報告する。 (C−11):システム制御部5は、チャネル制御部6
に対して、チャネルインターフェースにデータを送出す
るよう指示する。チャネル制御部6は、チャネルインタ
ーフェースにデータを送出する。
【0081】(C−12):システム制御部5は、上記
C−2のリード(Read)が完了するまで、上記C−
3からC−11までの処理を繰り返して行う。 (タイミングチャートによる説明)・・・図5〜図10
参照 上記処理によるデータ転送のタイミングチャートを図5
〜図10に示す。図5、図6は正常時のデータ転送タイ
ミングを示し、図7、図8はECCエラーが1つの系で
発生した場合のデータ転送タイミング、図9、図10
は、ECCエラーが2つ以上の系で発生し、アンコレク
タブルなものが1つ以下の場合のデータ転送タイミング
を示す。なお、各図とも、t1、t2、t3・・t7・
・は、時刻を示す。
【0082】また、図5〜図10において、チャネルバ
スは、図2のチャネルバス3上のデータ(復元されたデ
ータ)を示し、チャネルバッファは、図3のバッファ7
への取り込みデータ、或いは送出データを示す。
【0083】更に、データ分散バス#0〜#7及び#P
は、図2、図3に示した各系統のデータ分散バス14上
のデータ等を示し、媒体制御バッファ#0〜#7及び#
Pは、図2、図3に示したバッファ11の取り込みデー
タ、或いは送出データを示し、媒体制御バス#0〜#7
及び#Pは、図2、図3に示した媒体制御バス15上の
データ等を示している。
【0084】例えば、図5、図6に示した正常時のデー
タ転送では、時刻t1〜t2、t3〜t4、t5〜t
6、・・・の間で、順次リードデータを媒体制御バス上
に送り、媒体制御バッファに取り込む。
【0085】その後、データは、データ分散バスへ送
り、チャネルバッファに取り込んだ後、チャネルバスへ
送りだす。この様にして、順次リードデータをチャネル
へ転送する。
【0086】また、図7、図8では、図5、図6の場合
と同様にしてデータ転送を行うが、時刻t1〜t2でリ
ードしたデータに、1系統のECCエラーが発生してい
る。しかし、このECCエラーは、パリティで復元さ
れ、そのまま転送される。この場合、データの復元は高
速で行われ、遅延することなくデータ転送される。
【0087】更に、図9、図10でも図5、図6の場合
と同様にしてデータ転送を行うが、この場合には、時刻
t1〜t2でリードしたデータに、2系統のECCエラ
ーが発生している。
【0088】しかし、ECCシンドロームによるデタ復
元を試みた結果、アンコレクタブルなものが1つ以下に
なった例であり、このデータを他のデータで復元し、転
送している。
【0089】以上のようにして、ECCエラーのあった
データの復元処理を高速化し、リードデータの高速転送
を実現する。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1)、記録媒体からのリードデータ(読み出しデー
タ)を、チャネルへ転送する際、データのリード時に発
生したECCエラーの個数と、コレクタブル(訂正可
能)か、アンコレクタブル(訂正不可能)かを判断しな
がら、データ復元を行うことにより、ECCエラーデー
タの復元を高速で処理出来る。
【0091】(2)、ECCエラーのあったデータを高
速で復元出来るから、チャネルへのリードデータの転送
が高速化出来る。 (3)、ECCエラーのあったデータを高速で復元出来
るから、媒体制御部等のバッファは、小容量のバッファ
で済む。従って、小型で、安価な装置が実現出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例におけるディスクアレイ装置の
構成図である。
【図3】図2の一部詳細図である。
【図4】本発明の実施例におけるシステム制御部の処理
フローチャートである。
【図5】正常時の転送タイミングチャート(その1)で
ある。
【図6】正常時の転送タイミングチャート(その2)で
ある。
【図7】ECCエラーが1つの系で発生した場合の転送
タイミングチャート(その1)である。
【図8】ECCエラーが1つの系で発生した場合の転送
タイミングチャート(その2)である。
【図9】ECCエラーが2つ以上の系で発生し、アンコ
レクタブルなものが1つ以下の場合の転送タイミングチ
ャート(その1)である。
【図10】ECCエラーが2つ以上の系で発生し、アン
コレクタブルなものが1つ以下の場合の転送タイミング
チャート(その2)である。
【図11】従来のディスクアレイ装置の構成図である。
【図12】従来の正常時における転送タイミングチャー
ト(その1)である。
【図13】従来の正常時における転送タイミングチャー
ト(その2)である。
【図14】従来のECCエラー検出時の転送タイミング
チャート(その1)である。
【図15】従来のECCエラー検出時の転送タイミング
チャート(その2)である。
【符号の説明】
2 チャネル 4 ディスクアレイ装置 5 システム制御部 6 チャネル制御部 7 バッファ 9 分散・復元部 10 媒体制御部 11 バッファ 12 ECC回路 13 デバイス(ディスク装置)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を有する複数のデバイス(1
    3)と、 各デバイス(13)に対応した媒体制御部(10)を具
    備し、 パリティを附加したデータを、複数の記録媒体に分散記
    憶するディスクアレイ装置の転送データ復元方法におい
    て、 上記複数の記録媒体から読みだしたデータを、上位装置
    (2)へ転送する際、各系統のECCエラーを検出し、 :ECCエラーが1系統の記録媒体で発生した場合、
    該ECCエラーのあったパスを切り離し、他のデータ
    (パリティビット)で該当するデータを復元する。 :ECCエラーが複数系統の記録媒体で発生した場
    合、ECCシンドロームによるデータ復元を試み、その
    結果、訂正不可能なECCエラーが1つ以下ならば、訂
    正不可能なECCエラーの起きたパスを切り離し、他の
    データ(パリティビット)で復元する。 :ECCエラーが複数系統の記録媒体で発生した場
    合、ECCシンドロームによるデータ復元を試み、その
    結果、訂正不可能なECCエラーが2つ以上ならば、デ
    ータ転送することなく、上位装置にエラーを報告する。 上記、、の切り分けを行って、ECCエラーのあ
    った転送データを復元することを特徴としたディスクア
    レイ装置の転送データ復元方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10240453A (ja) * 1997-02-28 1998-09-11 Nec Corp ディスクアレイ装置
JP2009545062A (ja) * 2006-07-24 2009-12-17 マーベル ワールド トレード リミテッド RAID(RedundantArrayofIndependentDisks)システム用のファイルサーバ

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