JPH0667541A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH0667541A
JPH0667541A JP4225392A JP22539292A JPH0667541A JP H0667541 A JPH0667541 A JP H0667541A JP 4225392 A JP4225392 A JP 4225392A JP 22539292 A JP22539292 A JP 22539292A JP H0667541 A JPH0667541 A JP H0667541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hopper
developing device
main body
holder
retracted position
Prior art date
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Pending
Application number
JP4225392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tabata
義明 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0667541A publication Critical patent/JPH0667541A/ja
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 退避位置にある現像器とホッパーの再セット
時において、いずれか一方のセット忘れあるいは両者の
セット不良を防止する。 【構成】 2点鎖線で示した退避位置にあるホッパー2
を固定軸27を介して支持しているホルダー25を、そ
の枢軸26回りに回動させることにより固定軸27をセ
ット位置まで下降移動させるとき、ホッパー下面の下向
き傾斜面34が現像器上面の上向き傾斜面35に摺接
し、この摺接によって発生するホッパー荷重の水平ベク
トル分力によって現像器を強制的にセット位置へ移動さ
せる構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機、プリンタ
等の画像形成装置に関し、特に作像部の保守点検後や現
像剤の交換後に行う現像器とトナー供給用ホッパーのセ
ット不良もしくはセット忘れの防止に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば電子複写機は、作像部を構成する
感光体ドラム、クリーニング装置等の保守・点検や現像
剤の交換を一定期間毎に実施する必要があるが、前述の
作像部は通常、装置本体内において現像器の後方に配置
されており、また現像器上にはトナー供給用ホッパーが
設置されているため、作像部の保守・点検、現像剤交換
のいずれの場合においても、ホッパーを現像器上から退
避させた上で該現像器を感光体ドラムと近接対面するセ
ット位置から手前側へ退避させるという二段階の操作を
行わなければならない。このため、現像器とホッパーと
は従来よりそれぞれ独立してセット及び退避が行えるよ
うに構成されている。
【0003】図8は現像器とホッパーの従来の構成及び
配置態様を模式的に示すものである。なお、同図におい
て、後述する図1〜図4に示した本発明の実施例と共通
する構成部分には共通の符号を付している。図6におい
て、現像器1は感光体ドラム13と近接対面する後方セ
ット位置a1とその手前側の退避位置b1との間で装置
本体側に設けた第1ガイド手段(図示せず)に沿って前
後移動可能に配設されており、前記手前側退避位置b1
の更に手前側に配設された回動アーム15の回動操作に
よって該退避位置b1から後方セット位置a1へ強制的
に移動されるようになっている。
【0004】一方、現像器1にトナーを供給するホッパ
ー2は後方セット位置a1に位置する現像器1上に係合
する下方セット位置a2とその上方の退避位置b2との
間で本体側に設けた第2ガイド手段(図示せず)に沿っ
て上下移動可能に配設されており、その両側面には固定
軸27が突設されている。25はホルダーであって、こ
のホルダー25は本体両側壁間にわたって回動可能に架
着した枢軸26の両側に一体回動するように固着されて
いる。そして、各ホルダー25にそれぞれ対応するホッ
パー2の固定軸27が受止され、ホルダー25を正逆回
動操作することにより、該ホルダー25の両回動端に設
けた係止用軸受部28、29に固定軸27が係止され、
これによってホッパー2が下方セット位置a2と上方退
避位置b2との2位置で節度的に支持されるようにして
ある。
【0005】このような現像器1とホッパー2のセット
及び退避のための構成を有するものでは、作像部の保守
・点検や現像剤交換の際には、まず本体側壁の外面に突
出させたホルダー枢軸26に設けられた第2操作レバー
(図示せず)を回動操作してホルダー2を破線で示した
姿勢から実線で示した姿勢へとほぼ90度回動させるこ
とによりセット側係止用軸受部28に係止されているホ
ッパー2の固定軸27を退避側係止用軸受部29へ転移
させ、ホッパー2を上方退避位置b2へと上動させる。
次いで、本体側壁の外面に突出させたアーム枢軸18に
設けられた第1操作レバー(図示せず)を回動操作して
現像器1を後方セット位置a1でロックしている回動ア
ーム15を回動操作してロック解除した上で現像器1を
手前側退避位置b1へと後退させるようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来構成では作像部の保守・点検等の際に、ホッ
パー2と現像器1の都合2度の退避操作をそれぞれ独立
して個別に行わなければならないため、保守・点検等の
終了後、これらホッパー2と現像器1を再セットする際
にセット不良やセット忘れが度々発生するという問題点
があった。即ち、退避位置にあるホッパー2及び現像器
1を再びセット位置に戻すため、退避時とは逆の順序で
第1、第2操作レバーを操作するのであるが、この操作
は保守・点検や現像剤交換という一度実施すると長期間
にわたって実施されない性格の作業を行うときに限られ
るため、ともすると操作手順を忘れたり、誤ったりする
虞れが大きい。
【0007】このような誤操作として、例えば現像器1
をセットしたもののホッパー2を退避位置b2からセッ
ト位置a2へ戻し忘れた場合は、ホッパー2と現像器1
との間に空隙が生じることになるため、ホッパー2から
現像器1へトナーが供給されるとき、空隙からトナーが
飛散して機内を汚染するという不具合が生じる。また、
保守・点検時に作像部のセットが完了したものの現像器
1が正しくセット位置a1に位置していないような場
合、現像器1やホッパー2と作像部間を連動連結するた
めのギアが正しく噛合せず、そのまま駆動してギア破損
を招くといった事態も生じていた。
【0008】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたもので、共に退避位置にある現像器
とトナー供給用ホッパーとを、ホッパーのみのあるいは
いずれか一方のセット操作を行うことにより両方のセッ
トが同時に行われるようにして、セット不良やセット忘
れが極力防止されるようにすることを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の構成は、現像器を装置本体内の後方セ
ット位置とその手前側の退避位置との間で前記本体側に
設けた第1ガイド手段に沿って前後移動可能に配設する
一方、前記現像器へトナーを供給するホッパーを前記後
方セット位置に位置する現像器上に係合する下方セット
位置と、その上方の退避位置との間で前記本体側に設け
た第2ガイド手段に沿って上下移動可能に配設し、更に
前記ホッパーの下面に前方に向かって下方に傾斜する下
向き傾斜面を有する係合部を形成すると共に、前記現像
器の上面に該現像器が前記手前側退避位置に位置する状
態において前記ホッパーの下向き傾斜面と摺接可能な上
向き傾斜面を有する被係合部を形成したことに特徴を有
している。
【0010】また、本発明の第2の構成は、現像器を装
置本体内の後方セット位置とその手前側の退避位置との
間で前記本体側に設けた第1ガイド手段に沿って前後移
動可能に配設すると共に、前記本体の側壁に回動アーム
を回動可能に枢支し、この回動アームの一方向への回動
操作により前記現像器が後方セット位置へ強制移動され
るように構成する一方、前記現像器へトナーを供給する
ホッパーを前記後方セット位置に位置する現像器上に係
合する下方セット位置とその上方の退避位置との間で前
記本体側に設けた第2ガイド手段に沿って上下移動可能
に配設すると共に、前記本体側壁にホルダーを回動可能
に枢支し、このホルダーに前記ホッパーの側面に突設し
た固定軸を受止させ、該ホルダーの正逆回動操作により
前記ホッパーが前記下方セット位置と上方退避位置との
2位置で節度的に支持されるように構成し、更に前記回
動アームの枢軸と前記ホルダーの枢軸とを回転伝達機構
を介して連動連結し、現像器とホッパーとのセット位置
側への移動動作を同期させたことに特徴を有している。
【0011】
【作用】上記本発明の第1の構成によると、作像部の保
守・点検等の必要から現像器を手前側退避位置に、ホッ
パーを上方退避位置にそれぞれ位置させた状態から、前
記保守・点検等の作業終了後、現像器とホッパーとをそ
れぞれのセット位置に戻すときは、現像器を退避位置で
放置したまま、ホッパーのみ下降移動させると、ホッパ
ー係合部の下向き傾斜面の前端寄り側部分が現像器被係
合部の上向き傾斜面の後端寄り側部分に干渉し、次いで
ホッパーの下降移動に従って該ホッパーの自重により前
記下向き傾斜面が上向き傾斜面に摺接し、これら両傾斜
面の摺接によって発生するホッパー荷重の後方へのベク
トル分力により現像器が第1ガイド手段に沿って強制的
に後方へ移動させられる。そして、ホッパーが下方セッ
ト位置に達したとき、現像器が同時に後方セット位置に
到達するものであり、ホッパーの下降操作のみでホッパ
ーと現像器とを同時にセット位置に復帰させることがで
きる。
【0012】上記本発明の第2の構成によると、現像器
とホッパーとが共に退避位置にあるとき、回動アームを
回動操作すると、該アームが回動に伴って後方へ傾倒し
つつ現像器を後方セット位置へ強制的に押動する。この
回動アームの回動動作は該アームの枢軸から回動伝達機
構を介してホルダーの枢軸に伝達され、アームの回動と
同時にホルダーを回動させる。その結果、ホルダーに受
止された固定軸が下動し、ホッパーが現像器の移動と同
時に移動して下方セット位置に復帰する。この動作はホ
ッパーを下降させるためにホルダーを回動操作すること
によっても行える。この場合は、ホルダーの回動動作が
回転伝達機構を介して回動アームの枢軸に伝達される。
また、ホルダーを逆回動させてホッパーを退避位置まで
上昇移動させると、回動アームが現像器のロックを解除
する方向に回動するので、ホルダーの退避後は回動アー
ムを操作することなく現像器を退避させることができ
る。
【0013】
【実施例】図1〜図4は本発明の第1実施例を示してい
る。図1は本実施例における現像器1と、この現像器1
にトナーを供給するホッパー2とからなる現像部の構成
を模式的に示す断面図である。図1において、前記ホッ
パー2の下端部にはトナー補給口3が開口させてあり、
このトナー補給口3にトナー補給ローラ4が装備されて
いる。現像器1は前記トナー補給口3とセット時におい
て対面するトナー受入口5を上面に開口させてあり、現
像ローラ6、トナー濃度検知センサ7、穂切りステー
8、現像仕切板9、撹拌ローラ10、撹拌スパイラル1
1、混合ローラ12等を有している。
【0014】このような構成の現像部においては、トナ
ー濃度検知センサ7によって現像器1内に収められた現
像剤中のトナー量の不足が検知されると、トナー補給ロ
ーラ4が動作して必要量のトナーがホッパー2から現像
器1内に給送される。このトナーは混合ローラ12によ
って現像剤と混合され、撹拌スパイラル11、撹拌ロー
ラ10によってキャリアと撹拌された後、現像ローラ6
の表面にキャリアに保持されたトナーを現出する。この
トナーは現像ローラ6と近接対面している作像部の感光
体ドラム13の潜像に応じてその表面に電着される。
【0015】図2は本実施例における現像器とホッパー
のセット及び退避の態様を模式的に示し、また図3はホ
ッパーの装置本体への取付構造を示すものである。な
お、図2では現像器1及びホッパー2のセット状態を実
線で示し、退避状態を2点鎖線で示している。図2にお
いて、現像器1は感光体ドラム13と近接対面する後方
セット位置a1と、その手前側の退避位置b1との間で
第1ガイド手段14に沿って前後移動可能に配設されて
いる。この第1ガイド手段14の構成は特に限定される
ものではないが、例えば図示のような現像器1の移動方
向に沿って配設したスライド可能な軌条状のものとする
ことができる。15は現像器1を手前側退避位置b1か
ら後方セット位置a1へ強制移動させるための回動アー
ムであって、この回動アーム15は手前側退避位置b1
に位置する現像器1の前面よりも更に前方に配設されて
いる。より具体的には、現像器1が内装されている装置
本体16(図3参照)の左右両側壁17の前方下部に軸
受(図示せず)を設け、これら軸受間にわたって枢軸1
8を回動自在に架着すると共に、該枢軸18の両側に一
対程度の回動アーム15を一体回動するように固着して
いる。また、枢軸18は一端部を本体側壁17から外方
へ突出させ、その突出端部に第1操作レバー19を一体
的に取付けてある。更に、回動アーム15の先端には現
像器前面に転接させる転接ローラ20を設けて第1操作
レバー19の操作がスムーズに行えるようにしている。
【0016】ホッパー2は後方セット位置aに位置する
現像器1上に係合する下方セット位置a2と、その上方
の退避位置b2との間で第2ガイド手段21に沿って上
下移動可能に配設されている。この第2ガイド手段21
はホッパー2の左右側壁22外面にそれぞれ下方が開放
した逆V字形状の一対のガイド部材23を前後に設ける
と共に、本体両側壁17の対応する位置にガイドピン2
4を突設し、これらのガイドピン24にガイド部材23
を上下摺動自在に嵌合支持させたものとしている。な
お、該第2ガイド手段21はガイド部材23を上下逆転
させた状態で本体側に設け、ガイドピン24をホッパー
2側に設けるようにしてもよく、その他ガイド部材23
に代えて長孔をホッパー2または本体側の一方に設ける
など、諸種の態様が実施可能である。
【0017】25はホッパー2を下方セット位置a2と
上方退避位置b2の2位置で節度的に保持するホルダー
であって、このホルダー25はホッパー2の後方近傍を
ほぼ平行に横切る形で本体左右側壁17間にわたって回
動可能に架着された枢軸26に一体回動するように固着
されている。このホルダー25も前記回動アーム15と
同様に枢軸26の両側に一対設けられるもので、ホッパ
ー2の後端部両側面外方に突出するように設けた固定軸
27の突出軸端部を受止する係止用軸受部28、29を
有している。該軸受部は一方28がセット側係止用軸受
部としてホッパー2が下方セット位置a2に位置すると
きに固定軸27を嵌合受止するものであり、他方29が
退避側係止用軸受部としてセット側係止用軸受部28に
対しほぼ90度角度変位し、かつ該セット側軸受部28
よりもホッパー移動のストローク分だけ枢軸26の中心
から離間させた位置に形成され、ホッパー2を上方退避
位置b2に位置させるときに固定軸27を嵌合受止する
ものである。また、セット側係止用軸受部28と退避側
係止用軸受部29との間には固定軸25をいずれかの軸
受部側へ案内する円弧状のガイド面30がこれらの軸受
部28、29と連続して形成されている。31は枢軸回
動用の第2操作レバーであって、ホルダー枢軸26の本
体側壁17より外方に突出させた軸端部に取付けられて
いる。
【0018】いま、作像部の保守・点検等の必要から、
現像器1とホッパー2とを退避させるときは、まず第2
操作レバー31を矢印p方向に回動操作してホルダー2
5をほぼ90度回動変位させる。このホルダー25の回
動によりホッパー2の固定軸27はセット側係止用軸受
部28から離脱し、ガイド面30を経て退避側係止用軸
受部29に嵌合受止され、これによってホッパー2が第
2ガイド手段21に沿ってほぼ垂直に上動して現像器1
との係合が解除され、最終的に上方退避位置b2で節度
的に、つまり重力作用や振動等による下方セット位置a
2への自然復帰移動を規制された状態で支持される。次
いで、第1操作レバー19を矢印q方向に回動操作して
回動アーム15をほぼ90度回動変位させる。この回動
アーム15の回動により、該アーム先端の転接ローラ2
0が現像器1の前面から離間し、現像器1の後方セット
位置a1での回動アーム15によるロック状態が解除さ
れる。従って、現像器1を手動によって手前側へ引く
と、該現像器1は第1ガイド手段14に案内されながら
手前側退避位置b1に退避させられる。なお、退避位置
b2にあるホッパー2は固定軸27とホルダー25の退
避側係止用軸受部29との嵌合を解除すると共に第2ガ
イド手段21のガイド部材23とガイドピン24との係
合を解除すれば本体16から取り外すことができる。同
様に、現像器1も退避位置b1から更に手前側へ引き抜
くことにより本体16から取り出すことができる。
【0019】以上の構成は従来と同様であるが、本実施
例ではセット位置における現像器1とホッパー2との係
合構造に特徴を有し、ホッパー2を下降移動させる一つ
の操作により、同時に現像器1を後方へ移動させること
ができるようにした点で従来と大きく相違している。即
ち、図2において、ホッパー2の下面には下方に突出す
る逆三角形状の係合部32が形成され、一方、現像器1
の上面には前記ホッパー2の係合部32に対応してほぼ
同一形状で凹入させた被係合部33が形成されている。
従って、前記ホッパー2の係合部32の後辺部は前方に
向かって下方に傾斜する下向き傾斜面34に形成される
ものであり、また現像器1の被係合部33の後辺部は前
記ホッパー係合部32の下向き傾斜面34と平行な上向
き傾斜面35に形成されるものである。
【0020】図4において、前記両傾斜面34、35の
水平方向長さL1は現像器1の後方セット位置a1と手
前側退避位置b1間の移動ストロークS1と少なくとも
同一かそれよりやや長くして、現像器1が手前側退避位
置b1に位置する状態において、ホッパー係合部32の
突出稜線部32aが現像器被係合部33の後端稜線部3
3aと干渉可能とする必要がある。また、両傾斜面3
4、35の垂直方向長さL2はホッパー2の下方セット
位置a2と上方退避位置b2間の移動ストロークS2よ
りもやや短くして、ホッパー2を退避させたとき現像器
1の上面がホッパー係合部32に干渉することなく引き
抜くことができるようにする必要がある。
【0021】上記構成の係合手段を設けることにより、
本実施例では現像器1とホッパー2とをそれぞれ退避位
置b1、b2まで退避させた状態から、作像部の保守・
点検等を終了してセット位置a1、a2へ復帰させると
きは、第2操作レバー31を矢印p方向と反対方向に回
動操作してホルダー25を回動変位させることにより、
ホッパー2の固定軸27をホルダー25の退避側係止用
軸受部29から離脱させてホッパー2を第2ガイド手段
21に沿って下降移動させる。このホッパー2の下降移
動に従って係合部32の下向き傾斜面34が前端寄り部
分から現像器1の被係合部33の上向き傾斜面35に摺
接して行き、該上向き傾斜面35にホッパー2の荷重W
が加わる。このホッパー荷重Wの水平ベクトル分力W1
は傾斜面34、35が前述のように前方に向かって下方
に傾斜したものであるため、現像器1を後方へ移動させ
る方向に作用するので、該現像器1は係合部32と被係
合部33との係合が完了するまで、即ち現像器1並びに
ホッパー2のセット位置a1、a2への復帰が完了する
まで第1ガイド手段14に沿って強制的に後方へ移動さ
せられることになる。現像器1の後方セット位置a1へ
の復帰が完了した後は第1操作レバー19を矢印q方向
と反対方向へ回動操作して、回動アーム15を後方へ倒
し、現像器1を再びロックする。なお、両傾斜面34、
35の角度θは本実施例では45度前後に設定されてい
る。
【0022】図5、図6は本発明の第2実施例を示すも
ので、図5はこの実施例における現像器1とホッパー2
とのセット状態を、また図6は同退避状態をそれぞれ示
している。なお、この実施例における現像器並びにホッ
パーの基本構成及び現像器とホッパーのセット及び退避
のための動作系について前記第1実施例の構成及び作用
が共通している部分には共通の符号を付して、重複を避
けるためにその説明を省略する。この第2実施例では現
像器1とホッパー2とのセット及び退避に伴う回動アー
ム15とホルダー25の操作を連動させたことに特徴を
有し、現像器1とホッパー2とのいずれか一方のセット
または退避操作を行うことにより、同時に他方がセット
または退避のための動作をなし、あるいは態勢を整える
ことができるようにした点で従来と大きく相違してい
る。即ち、図5において、回動アーム15の枢軸18と
ホルダー25の枢軸26とは回転伝達機構36によって
連動連結され、これによって現像器1とホッパー2との
セット位置a1、a2側への移動動作を同期させるよう
に構成している。即ち、前記回転伝達機構36は本体1
6内の側壁17近傍において、回動アーム15の枢軸1
8とホルダー25の枢軸26とにそれぞれギア37、3
8を固着し、両ギア37、38を常時噛合させてなるも
のである。
【0023】このギアによる回転伝達機構36を設けた
ものでは、作像部の保守・点検等のために現像器1並び
にホッパー2を退避させたいときは、回動アーム15と
枢軸18を介して連動する第1操作レバー19を回動操
作することにより、図6に示すように、回動アーム15
が回動して現像器1のロックが解除されると同時に、ア
ーム枢軸18の回動が回転伝達機構36のギア37から
ギア38へと伝達され、ホルダー枢軸26が逆回動し
て、ホッパー2がホルダー25及び固定軸27を介して
上方退避位置b2に退避させられるものである。また、
作像部の保守・点検等の完了後、現像器1とホッパー2
とをセット位置a1、a2へ復帰させるときは、第1操
作レバー19を退避時とは逆方向に回動操作することに
より、現像器1が回動アーム15に押されて後方セット
位置a1に復帰すると同時に、回転伝達機構36及びホ
ルダー25も前述とは逆方向に動作してホルダー2を下
方セット位置a2に復帰させる。これによりホルダー2
の下面に設けた係合部と、現像器1の上面に設けた被係
合部とが係合する。この係合部の構成は前記第1実施例
の係合部32及び被係合部33をそのまま採用しても差
支えないが、本実施例では回動アーム15とホルダー2
5との一方の動作に他方の動作が従動するものであり、
従ってセット忘れやセット不良が起こり得ないものであ
るため、単なる係合機能、つまりホッパー2のトナー補
給口3と現像器1のトナー受入口5間におけるトナー飛
散を許す隙間発生の防止機能のみ有する周知の係合構造
を何ら問題なく採用できる。
【0024】なお、本実施例では現像器1のセット動作
を行う第1操作レバー19でもってホッパー2のセット
及び退避動作を兼ねることができるため、ホッパー2の
セット及び退避動作を行う第2操作レバー31を省略し
ているが、逆に第2操作レバー31のみを設けて、第1
操作レバー19を省略してもよく、あるいは両方の操作
レバー19、31を具備したものとしてもよい。また、
アーム枢軸18とホッパー枢軸26とが大きく離間して
いてギアのみで構成される回転伝達機構36を使用でき
ない機種では、例えば図7に示すように、回動アーム1
5の枢軸18に設けたギア37に本体側に設けた中間ギ
ア39を設け、該中間ギア39をホルダー枢軸26に設
けたギア38にタイミングベルト40を張設した構成を
採用することができる。更に、回転伝達機構36として
は、上記のようなギアやベルトを用いたものの他、相互
に係合する周面カムを用いたものなどを使用することが
できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるとき
は、共に退避位置にある現像器とトナー供給用ホッパー
とを、ホッパーのみあるいはいずれか一方のセット操作
を行うことにより、両方のセットを同時に完了すること
ができるので、セット不良やセット忘れが回避され、こ
のような不具合に伴うトナー飛散による機内等の汚染
や、現像器、ホッパーと作像部間の連動機構が破損する
といった問題を極力防止することができるという優れた
効果を奏するものとなった。
【0026】即ち、請求項1によるときは、現像器とホ
ッパーとのセット時において、ホッパーの係合部に設け
た下向き傾斜面が現像器の被係合部に設けた上向き傾斜
面とホッパーの下降移動に伴って摺接し、その摺接によ
って発生するホッパー荷重の後方へのベクトル成分によ
り現像器を強制的に後方へ移動させることができる。ま
た、請求項2によるときは、回動アームとホルダーの枢
軸を回転伝達機構を介して連動連結したことにより片方
の回動操作によって両方の枢軸が連動するので、現像器
とホッパーとのセット動作を同期させることができる上
に、ホッパーの退避と同時に現像器のセット位置でのロ
ックを解除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例における現像部を模式的
に示す断面図。
【図2】 その現像器とホッパーのセット及び退避の態
様を模式的に示す側面図。
【図3】 ホッパーの装置本体への取付構造を示す分解
斜視図。
【図4】 係合部と被係合部との係合状態を拡大して示
す側面図。
【図5】 本発明の第2実施例における現像器とホッパ
ーとのセット状態を示す斜視図。
【図6】 その現像器とホッパーとの退避状態を示す一
部省略斜視図。
【図7】 回転伝達機構の変形例を示す概略図。
【図8】 従来例を示す概略側面図。
【符号の説明】
1 現像器 2 ホッパー 14 第1ガイド手段 15 回動アーム 16 装置本体 17 本体側壁 18 回動アームの枢軸 21 第2ガイド手段 25 ホルダー 26 ホルダーの枢軸 27 固定軸 32 係合部 33 被係合部 34 下向き傾斜面 35 上向き傾斜面 36 回転伝達機構 a1 後方セット位置 a2 下方セット位置 b1 手前側退避位置 b2 上方退避位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像器を装置本体内の後方セット位置と
    その手前側の退避位置との間で前記本体側に設けた第1
    ガイド手段に沿って前後移動可能に配設する一方、前記
    現像器へトナーを供給するホッパーを前記後方セット位
    置に位置する現像器上に係合する下方セット位置と、そ
    の上方の退避位置との間で前記本体側に設けた第2ガイ
    ド手段に沿って上下移動可能に配設し、更に前記ホッパ
    ーの下面に前方に向かって下方に傾斜する下向き傾斜面
    を有する係合部を形成すると共に、前記現像器の上面に
    該現像器が前記手前側退避位置に位置する状態において
    前記ホッパーの下向き傾斜面と摺接可能な上向き傾斜面
    を有する被係合部を形成したことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 現像器を装置本体内の後方セット位置と
    その手前側の退避位置との間で前記本体側に設けた第1
    ガイド手段に沿って前後移動可能に配設すると共に、前
    記本体の側壁に回動アームを回動可能に枢支し、この回
    動アームの一方向への回動操作により前記現像器が後方
    セット位置へ強制移動されるように構成する一方、前記
    現像器へトナーを供給するホッパーを前記後方セット位
    置に位置する現像器上に係合する下方セット位置とその
    上方の退避位置との間で前記本体側に設けた第2ガイド
    手段に沿って上下移動可能に配設すると共に、前記本体
    側壁にホルダーを回動可能に枢支し、このホルダーに前
    記ホッパーの側面に突設した固定軸を受止させ、該ホル
    ダーの正逆回動操作により前記ホッパーが前記下方セッ
    ト位置と上方退避位置との2位置で節度的に支持される
    ように構成し、更に前記回動アームの枢軸と前記ホルダ
    ーの枢軸とを回転伝達機構を介して連動連結し、現像器
    とホッパーとのセット位置側への移動動作を同期させた
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP4225392A 1992-08-25 1992-08-25 画像形成装置 Pending JPH0667541A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104111598A (zh) * 2013-04-19 2014-10-22 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104111598A (zh) * 2013-04-19 2014-10-22 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置
JP2014211563A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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