JPH05289516A - トナー補給装置 - Google Patents

トナー補給装置

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JPH05289516A
JPH05289516A JP4094208A JP9420892A JPH05289516A JP H05289516 A JPH05289516 A JP H05289516A JP 4094208 A JP4094208 A JP 4094208A JP 9420892 A JP9420892 A JP 9420892A JP H05289516 A JPH05289516 A JP H05289516A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー容器が案内枠に案内されたときのみト
ナー補給可能とする。 【構成】 トナーホツパー11上にトナーボトル12を
位置決めする。トナーボトル12をスライドさせると、
ボトルスライダ16が案内枠14に案内されてから、解
除片21が係合体18に当接する。係合体18がばね1
9に抗して揺動し、係合溝17から外れてロツク機構1
5が解除される。トナーボトル12がトナーホツパー1
1のトナー補給口11aと重なり、トナーがトナーホツ
パー11内に落下する。 【効果】 トナーが飛散することなく補給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等に使用するト
ナーをトナー容器からトナー槽に補給するためのトナー
補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機のトナー補給装置は、図1
6ないし図23の如く、複写機本体1の上部に内装され
たトナー槽(トナーホツパー)2にトナー容器(トナー
ボトル)3からトナーを補給するものである。
【0003】前記トナーホツパー2は、複写機本体1に
取付けられたカバーKに覆われ、トナーホツパー2上面
のトナー補給口2aには、スライド可能な開閉蓋4が配
されている。
【0004】前記トナーボトル3は、その開口部3aに
ボトルスライダ5が取付けられ、前記開口部3aを塞ぐ
ボトル蓋6がボトルスライダ5に着脱自在に外嵌されて
いる。
【0005】そして、トナーホツパー2にトナーボトル
3からトナーを補給するには、図17の如く、まず、ト
ナーホツパー2の上面を覆うカバーKを開ける。
【0006】次に、図18,19の如く、トナーホツパ
ー2の上面の位置決めピン2bにトナーボトル3の位置
決め孔3bを差し込むと同時に、開閉蓋4の突部4aに
ボトルスライダ5の長孔5aを嵌合する。
【0007】そして、図20の如く、トナーボトル3を
スライドさせて、ボトルスライダ5の両側を案内枠7に
案内させながら、トナーボトル3の開口部3aをトナー
補給口2aの上まで移動させる。これによって、開閉蓋
4が開放される。このとき、図21の如く、ボトルスラ
イダ5の下部のシール5bを抜き取り、図22の如く、
トナーボトル3の上部を数回軽くたたく。そうすると、
トナーがトナーホツパー2内に落下する。
【0008】空になつたトナーボトル3を元に戻すとき
には、図23の如く、上述とは逆の動作を行い、カバー
Kを閉じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のトナー補給装置
においては、トナー補給口2aを覆う開閉蓋4を手動で
簡単にスライドできる。このため、不用意に開閉蓋4を
スライドさせると、ゴミ等がトナー補給口2aからトナ
ーホツパー2内に侵入する恐れがあつた。
【0010】また、トナー補給時にトナーボトル3のボ
トルスライダ5が案内枠7に全く案内されていない場合
にでも、開閉蓋4をスライドさせることができる。この
とき、ボトルスライダ5のシール5bを剥がしてトナー
を落下させようとしてトナーボトル3を軽くたたくと、
トナーボトル3がぐらついて、トナーボトル3とトナー
補給口2aとの間に隙間が生じ、その隙間からトナーが
飛散して周囲を汚す恐れがあつた。
【0011】本発明は、上記に鑑み、ゴミ等の異物の侵
入を防ぎ、トナー容器が案内枠に案内されたときのみト
ナー補給可能とするトナー補給装置を提供しようとする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、トナー槽11のトナー補給口11aにト
ナー容器12からトナーを補給するためのトナー補給装
置において、前記トナー槽11は、その上面に前記トナ
ー容器12を仮置する仮置部11bと、前記トナー補給
口11aにトナー槽11の上面に沿って開閉自在に配さ
れた開閉蓋13と、トナー補給口11aの口壁に沿って
配され開閉蓋13を開閉方向に案内する案内枠14と、
前記開閉蓋13を閉状態で保持するロツク機構15とが
設けられ、前記トナー容器12は、トナー容器12の移
動により前記案内枠14に案内されて前記開閉蓋13を
開閉する開閉体16と、該開閉体16の開閉蓋13側に
形成され前記ロツク機構15を解除する解除片21とが
設けられ、トナー容器12の仮置時に解除片21からロ
ツク機構15までの距離が解除片21から案内枠14ま
での距離より大とされたものである。
【0013】請求項2による課題解決手段は、図1の如
く、ロツク機構15が、案内枠14に設けられた係合溝
17と、開閉蓋13に回動自在に配された係合体18
と、該係合体18を係合溝17と係合する方向に付勢す
る付勢体19とを備えたものである。
【0014】請求項3による課題解決手段は、図9の如
く、ロツク機構15が、案内枠14の両側に設けられた
一対の係合溝17と、開閉蓋13の両側に回動自在に配
された一対の係合体18と、両係合体18を係合溝17
と係合する方向に付勢する付勢体19とを備えたもので
ある。
【0015】
【作用】上記請求項1,2,3による課題解決手段にお
いて、トナー槽11の仮置部11bにトナー容器12を
載置して、トナー容器12を開閉蓋13の開放方向にス
ライドさせると、開閉体16が案内枠14に案内されて
から、開閉体16の解除片21がロツク機構15の係合
体18に当接して、係合体18を付勢体19に抗して回
動させる。このため、係合体18が係合溝17から外れ
てロツク機構15が解除される。そして、トナー容器1
2がトナー槽11のトナー補給口11aと連通し、トナ
ーがトナー槽11内に落下する。
【0016】
【実施例】
<第一実施例>図1は本発明の第一実施例を示すトナー
ボトルを載置したときのトナー補給装置の平面図、図2
はトナーボトルが案内枠に案内されたときのトナー補給
装置の平面図、図3はロツク機構が解除されたときのト
ナー補給装置の平面図、図4はトナー補給時のトナー補
給装置の平面図、図5は図1のA−A断面図、図6はト
ナーボトルの開口部部分の断面図、図7は係合体とトナ
ーボトルの解除片とを示す斜視図、図8は同じく係合体
と解除片との当接状態を示す斜視図である。
【0017】第一実施例では、トナー槽(トナーホツパ
ー)11のトナー補給口11aにトナー容器(トナーボ
トル)12からトナーを補給するためのトナー補給装置
において、前記トナーホツパー11は、その上面に前記
トナーボトル12を仮置する仮置部11bと、前記トナ
ー補給口11aにトナーホツパー11の上面に沿って開
閉自在に配された開閉蓋13と、トナー補給口11aの
口壁に沿って配され開閉蓋13を開閉方向に案内する案
内枠14と、前記開閉蓋13を閉状態で保持するロツク
機構15とが設けられ、前記トナーボトル12は、トナ
ーボトル12の移動により前記案内枠14に案内されて
前記開閉蓋13を開閉する開閉体(ボトルスライダ)1
6とが設けられたものである。
【0018】前記トナーホツパー11は、その上面が複
写機本体のカバーに覆われ、トナーを補給するためのト
ナー補給口11aが形成されている。
【0019】前記開閉蓋13は、トナーホツパー11の
上面の台板11cの両側に配された案内枠14に摺動自
在に案内されている。
【0020】前記ロツク機構15は、一側の案内枠14
に形成された係合溝17と、開閉蓋13に配され係合溝
17に係脱自在とされた係合体18と、該係合体18を
係合溝17と係合する方向に付勢する付勢体(引張ば
ね)19とを備えている。
【0021】前記係合体18は、開閉蓋13の内部に軸
18a周りに揺動自在に支持され、その一端部が外方向
に傾斜面18bを有する契形とされ、側面には開閉蓋1
3から出没自在な突部18cが形成されている。
【0022】前記ばね19は、係合体18の他端部と開
閉蓋13の内部との間に差渡されている。
【0023】次に、前記トナーボトル12について説明
すると、トナーボトル12は、図6ないし図8の如く、
筒状で、その一端に開口部12aが形成されている。
【0024】該開口部12aの周囲には、前記開閉蓋1
3に当接して開閉させる前記ボトルスライダ16が一体
形成されている。
【0025】該ボトルスライダ16は、前記案内枠14
内にスライド可能な幅とされ、前記開口部12aを塞ぐ
ボトル蓋20に着脱可能に外嵌されている。
【0026】また、ボトルスライダ16の開閉蓋13側
の端部には、開閉蓋13の一端部に形成された突起13
aを遊嵌する孔16aを有した遊嵌部材16bと、前記
ロツク機構15を解除する解除片21が一体形成されて
いる。
【0027】前記孔16aは、開閉蓋13のスライド方
向のみ前記突起13aを移動可能とする形状となつてい
る。
【0028】前記解除片21は、三角形状で、その頂点
部分が係合体18の先端部の傾斜面18bに当接するよ
う位置決めされている。また、トナーボトル12をトナ
ホツパー11の仮置部11bに仮置した時に、解除片2
1が係合体18に当接するまでの距離は、ボトルスライ
ダ16が案内枠14に案内されるまでの距離より大とさ
れている。このため、ボトルスライダ16がトナーホツ
パー11の案内枠14に案内されたときのみ、ロツク機
構15が解除される。
【0029】なお、図中22は、開閉蓋13のスライド
を停止する停止部材である。また、図示しないが、ボト
ル蓋20には、トナーホツパー11の上面に形成された
位置決めピンに係合する位置決め孔が形成されており、
ボトルスライダ16には、トナーボトル12の開口部1
2aをシールするフイルムシール12bが剥離可能に接
着されている。
【0030】上記構成において、トナーホツパー11の
上面を覆うカバーを開けて、トナーボトル12からトナ
ーホツパー11にトナーを補給する場合、まず、トナー
ホツパー11上の仮置部11bにトナーボトル12を仮
置して位置決めする。
【0031】このとき、図1の如く、トナーボトル12
の遊嵌部材16bがトナーホツパー11の突起13aに
係合される。トナーボトル12を開閉蓋13の開放方向
にスライドさせると、トナーボトル12のボトル蓋20
からボトルスライダ16が外れて、図2の如く、ボトル
スライダ16は案内枠14に案内され始める。
【0032】なおもスライドさせていくと、ボトルスラ
イダ16の解除片21が係合体18の傾斜面18bに当
接して、図3の如く、係合体18はばね19に抗して内
側に揺動し、係合溝17から抜けて開閉蓋13内に引込
む。このため、係合体18の突部18cが係合溝17か
ら外れてロツク機構15が解除される。
【0033】そして、遊嵌されている開閉蓋13の突起
13aが遊嵌部材16bの孔16aの一端部に当接する
ことで、ボトルスライダ16とともに開閉蓋13がスラ
イドする。
【0034】トナーボトル12の開口部12aがトナー
ホツパー11のトナー補給口11aと重なるところまで
スライドすると、開閉蓋13は停止部材22によりそれ
以上移動しない。開口部12aのフイルムシール12b
を剥がすと、トナーがトナーホツパー11内に落下す
る。また、トナー補給後には、上述の逆の動作を行つ
て、開閉蓋13を閉じ、ボトルスライダ16がボトル蓋
20と嵌合する。
【0035】このように、トナーボトル12のボトルス
ライダ16が案内枠14に案内されたときのみ、ロツク
機構15が解除されて開閉蓋13が開放するため、トナ
ーボトル12とトナーホツパー11のトナー補給口11
aとに隙間が生じず、トナーが飛散することなく補給で
きる。
【0036】なお、ボトルスライダ16の解除片21が
形成された一側が案内枠14に案内され、他側が案内枠
14に乗り上げたまま案内される場合も考えられるが、
図4の如く、ボトルスライダ16と案内枠14との嵌合
部の幅を大きくすれば、トナー補給時にトナーボトル1
2がほとんどぐらつかず、その上、ボトルスライダ16
と案内枠14とが密接するため、ボトルスライダ16の
両側が案内枠14に完全に乗り上げたときと比べトナー
飛散が少なくなる。
【0037】さらに、ロツク機構15は、外部から開放
することができず、解除片21が形成されたボトルスラ
イダ16でのみ解除可能であるため、使用すべきトナー
が入つたトナーボトル12でのみ補給可能となり、誤つ
たトナー補給を防止できる。
【0038】<第二実施例>図9は第二実施例を示すト
ナーボトルを載置したときのトナー補給装置の平面図、
図10はトナーボトルが案内枠に案内されたときのトナ
ー補給装置の平面図、図11はロツク機構が解除された
ときのトナー補給装置の平面図、図12はトナー補給時
のトナー補給装置の平面図、図13は図9のB−B断面
図、図14は係合体とトナーボトルの解除片とを示す斜
視図、図15は同じく係合体と解除片との当接状態を示
す斜視図である。
【0039】第二実施例のトナー補給装置は、図9ない
し図15の如く、係合体18が開閉蓋13の両側に配さ
れ、係合体18を解除する解除片21がボトルスライダ
16に遊嵌部材16bを挟んで形成されている。また、
ばね19が両側の係合体18の間に差渡されている。他
の構成部材および動作は第一実施例と同様である。
【0040】このように、トナーボトル12のボトルス
ライダ16の両側が確実に案内枠14に案内されたとき
のみロツク機構15が解除されるため、トナーボトル1
2とトナーホツパー11のトナー補給口11aとに隙間
が生じず、より確実に重なり、トナーが飛散することな
く補給できる。
【0041】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、開閉蓋のロツク機構を開閉体の移動により解除
するようにしているが、このとき、開閉体の解除片が案
内枠に入らなければ、ロツク機構に当接しないよう設定
されているから、ロツク機構を解除するためには必ず開
閉体が案内枠に案内されることになる。したがって、従
来のように、開閉体が案内枠に乗り上げて案内されるこ
とがなく、開閉蓋の開状態では、開閉体とトナー補給口
の隙間から内部のトナーが飛散するのを防止できる。
【0043】特に、請求項3のように、開閉蓋の両側に
ロツク機構を設ければ、開閉体の両側が確実に案内枠に
案内されたときのみ開閉蓋が開放するので、ほぼ完全に
内部のトナーの外側への飛散を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示すトナーボトルを載置
したときのトナー補給装置の平面図
【図2】トナーボトルが案内枠に案内されたときのトナ
ー補給装置の平面図
【図3】ロツク機構が解除されたときのトナー補給装置
の平面図
【図4】トナー補給時のトナー補給装置の平面図
【図5】図1のA−A断面図
【図6】トナーボトルの開口部部分の断面図
【図7】係合体とトナーボトルの解除片とを示す斜視図
【図8】同じく係合体と解除片との当接状態を示す斜視
【図9】第二実施例を示すトナーボトルを載置したとき
のトナー補給装置の平面図
【図10】トナーボトルが案内枠に案内されたときのト
ナー補給装置の平面図
【図11】ロツク機構が解除されたときのトナー補給装
置の平面図
【図12】トナー補給時のトナー補給装置の平面図
【図13】図9のB−B断面図
【図14】係合体とトナーボトルの解除片とを示す斜視
【図15】同じくその係合体と解除片との当接状態を示
す斜視図
【図16】複写機の斜視図
【図17】トナーホツパー上面を開放したときの複写機
上部の斜視図
【図18】トナーボトルをトナーホツパーに載置すると
きのトナーホツパー上面の斜視図
【図19】トナーボトルを位置決めしたときのトナーホ
ツパー上面の斜視図
【図20】トナーボトルをスライドさせたときのトナー
ホツパー上面の斜視図
【図21】トナーボトルからフイルムシールを剥離した
ときの斜視図
【図22】トナーの補給時のトナーボトルの斜視図
【図23】トナーホツパーからトナーボトルを外すとき
のトナーホツパー上面の斜視図
【符号の説明】
11 トナー槽 11a トナー補給口 11b 仮置部 12 トナー容器 13 開閉蓋 14 案内枠 15 ロツク機構 16 開閉体 17 係合溝 18 係合体 19 付勢体 21 解除片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー槽のトナー補給口にトナー容器か
    らトナーを補給するためのトナー補給装置において、前
    記トナー槽は、その上面に前記トナー容器を仮置する仮
    置部と、前記トナー補給口にトナー槽の上面に沿って開
    閉自在に配された開閉蓋と、トナー補給口の口壁に沿っ
    て配され開閉蓋を開閉方向に案内する案内枠と、前記開
    閉蓋を閉状態で保持するロツク機構とが設けられ、前記
    トナー容器は、トナー容器の移動により前記案内枠に案
    内されて前記開閉蓋を開閉する開閉体と、該開閉体の開
    閉蓋側に形成され前記ロツク機構を解除する解除片とが
    設けられ、トナー容器の仮置時に解除片からロツク機構
    までの距離が解除片から案内枠までの距離より大とされ
    たことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトナー補給装置におい
    て、ロツク機構は、案内枠に設けられた係合溝と、開閉
    蓋に回動自在に配された係合体と、該係合体を係合溝と
    係合する方向に付勢する付勢体とを備えたことを特徴と
    するトナー補給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のトナー補給装置におい
    て、ロツク機構は、案内枠の両側に設けられた一対の係
    合溝と、開閉蓋の両側に回動自在に配された一対の係合
    体と、両係合体を係合溝と係合する方向に付勢する付勢
    体とを備えたことを特徴とするトナー補給装置。
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