JPH0667380A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH0667380A
JPH0667380A JP22416192A JP22416192A JPH0667380A JP H0667380 A JPH0667380 A JP H0667380A JP 22416192 A JP22416192 A JP 22416192A JP 22416192 A JP22416192 A JP 22416192A JP H0667380 A JPH0667380 A JP H0667380A
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JP
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silver halide
mol
coupler
silver
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JP22416192A
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Naoko Oguri
尚子 小栗
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高感度で、発色性に優れ、現像処理変動性も
改良され、しかも生保存性でのカブリ上昇も小さいハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料を提供すること。 【構成】 一般式CU 一般式A 支持体上に、青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲ
ン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真
構成層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料におい
て、該赤感性ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも一層に、
上記一般式CUで表されるカプラーの少なくとも1種と
上記一般式Aで表される非発色性化合物の少なくとも1
種を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀カラー写真
感光材料に関し、高感度で処理安定性に優れ、かつ、生
試料の保存性が良好なハロゲン化銀写真感光材料に関す
る。
【0002】
【発明の背景】ハロゲン化銀カラー写真感光材料には、
通常イエローカプラー、シアンカプラー、マゼンタカプ
ラーが組合わされて用いられる。このうち、シアンカプ
ラーとしては、たとえば特開昭56-65134号、同58-11864
3号に記載された2位にウレイド基を有するフェノール
系シアンカプラーが、漂白工程または漂白定着工程で還
元退色を生起しないカプラーとして知られている。
【0003】しかしながら、かかるシアンカプラーを用
いたカラー感光材料は、生保存性、特に高温、高湿下で
カブリが増大するという欠点を有していることが分か
り、これらの改良が望まれていた。
【0004】
【発明の目的】本発明の第一の目的は、高感度で処理安
定性に優れ、かつ、生試料の保存性に優れたハロゲン化
銀写真感光材料を提供することにある。
【0005】
【発明の構成】本発明の目的は、下記ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料によって達成される。
【0006】支持体上に、青感性ハロゲン化銀乳剤層、
緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤
層を含む写真構成層を有するハロゲン化銀カラー写真感
光材料において、該赤感性ハロゲン化銀乳剤層の少なく
とも一層に、下記一般式CUで表されるカプラーの少な
くとも1種と下記一般式Aで表される非発色性化合物の
少なくとも1種を含有することを特徴とするハロゲン化
銀カラー写真感光材料。
【0007】
【化3】
【0008】〔式中、Xは水素原子または発色現像主薬
の酸化体との反応により離脱する置換基を表す。R1
アリール基またはヘテロ環基を表し、R2は脂肪族基ま
たはアリール基を表し、R1またはR2で表される各基は
置換基を有するものを含み、R1またはR2により2量体
以上の多量体を形成するものを含む。〕
【0009】
【化4】
【0010】〔式中、R11はアルキル基、アルケニル基
またはアリール基を表し、R12およびR13はそれぞれ水
素原子、アルキル基、アルケニル基またはアリール基を
表す。ただしR11、R12およびR13の炭素数の総和は10
以上である。〕本発明に係る前記一般式CUで表される
シアンカプラーについて説明する。
【0011】
【化5】
【0012】式中、Xは水素原子又は芳香族第1級アミ
ン発色現像主薬とのカップリングにより離脱しうる基を
表す。R1はアリール基又はヘテロ環基を表し、R2は脂肪
族基又はアリール基を表し、R1又はR2で表される各基は
置換基を有するものを含み、R1又はR2により2量体以上
の多量体を形成するものを含み、R1,R2は単独で又は共
同して、一般式CUで表されるカプラー及び該カプラー
から形成される色素に耐拡散性を付与するに必要な形状
又は大きさを有する。
【0013】R1又はR2で表されるアリール基としては、
例えばフェニル基及びナフチル基が挙げられる。
【0014】R1又はR2で表される基の置換基としては、
例えばハロゲン原子ならびにニトロ、シアノ、アルキ
ル、アリール、アミノ、ヒドロキシ、アシル、アルコキ
シカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルス
ルホニル、アリールスルホニル、アルコキシスルホニ
ル、アリールオキシスルホニル、カルバモイル、スルフ
ァモイル、アシルオキシ、カルボンアミド、スルホンア
ミドの各基が挙げられ、該置換基の数は1〜5が好まし
く、2以上のとき、各置換基は同じでも異なってもよ
い。
【0015】R1への置換基として好ましいのは、ハロゲ
ン原子、アルキルスルホニル基、シアノ基である。
【0016】R2として好ましいのは、下記一般式CU―
IIで示されるものである。
【0017】
【化6】
【0018】式中、Jは酸素原子又は硫黄原子を表す。
kは0〜4の整数、lは0又は1を示し、kが2以上の
場合、複数個のR4は同一でも異なっていてもよい。R3
アルキレン基を表し、R4は置換基を表す。 R4で表され
る置換基としては、例えば、アルキル、アリール、アル
コキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、アシルオキシ、
アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキ
シ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキ
シカルボニル、アルキルチオ、アシル、アシルアミノ、
スルホンアミド、カルバモイル、スルファモイル等の各
基が挙げられる。
【0019】Xで表される離脱基としては、例えばハロ
ゲン、酸素原子又は窒素原子が直接カップリング位に結
合しているアリールオキシ基、カルバモイルオキシ基、
カルバモイルメトキシ基、アシルオキシ基、スルホンア
ミド基、コハク酸イミド基等が挙げられ、更には具体的
な例としては、米国特許3,476,563号、 同3,749,735号、
特開昭47‐37425号、 特公昭48‐36894号、 特開昭50‐10
135号、 同50‐117422号、 同50‐130441号、 同51‐10884
1号、 同50‐120334号、 同52‐18315号、 同53-105226号
等に記載されているものが挙げられる。2位にウレイド
基を有するフェノール系シアンカプラーは、他のシアン
カプラーと併用してもよく、その際の使用比率は10モル
%以上であることが好ましい。
【0020】次に2位ウレイド基を有するフェノール系
カプラーの具体例を示すが、これに限定されるものでは
ない。
【0021】
【化7】
【0022】
【化8】
【0023】
【化9】
【0024】
【化10】
【0025】
【化11】
【0026】
【化12】
【0027】
【化13】
【0028】
【化14】
【0029】
【化15】
【0030】
【化16】
【0031】
【化17】
【0032】
【化18】
【0033】上記例示した以外の、ウレイド基を有する
フェノール系カプラーのその他の具体例としては、例え
ば特開昭56‐65134号、 同57‐204543号、 同57‐204544
号、同57‐204545号、 同58‐33249号、 同58‐33253号、
同58‐98731号、 同58‐118643号、 同58‐179838号、 同5
8‐187928号、 同59‐65844号、 同59‐71051号、 同59‐8
6048号、 同59‐105644号、 同59‐111643号、 同59‐1116
44号、 同59‐131939号、 同59‐165058号、 同59‐177558
号、 同59‐180559号、同59‐198455号、 同60‐35731号、
同60‐37557号、同60‐49335号、 同60‐49336号、 同60
‐50533号、同60‐91355号、同60‐107649号、 同60‐1076
50号、同61‐2757号等に記載のものが挙げられる。
【0034】ウレイド基を有するフェノール系カプラー
の添加量は、 通常好ましくはハロゲン化銀1モル当り1.0
×10-3モル〜1.0モル、 より好ましくは5.0×10-3モル〜
8.0×10-1モルの範囲である。
【0035】本発明に係る一般式Aで表される非発色性
化合物について説明する。
【0036】R11、R12およびR13で表わされるアルキ
ル基としては、炭素数1〜32のものが好ましく、直鎖で
も分岐でもよい。
【0037】R11、R12およびR13で表わされるアルケ
ニル基としては、炭素数1〜32のものが好ましく、直鎖
でも分岐でもよい。
【0038】R11、R12およびR13で表わされるアリー
ル基としては、フェニル基が好ましい。
【0039】R11、R12およびR13で表される基はさら
に置換基を有してもよく、置換基としては、例えばアル
キル、アリール、アシルアミノ、スルホンアミド、アル
キルチオ、アリールチオ、ハロゲン原子、シクロアルケ
ニル、アルキニル、複素環、スルホニル、スルフィニ
ル、ホスホニル、アシル、カルバモイル、スルファモイ
ル、シアノ、アルコキシ、アリールオキシ、複素環オキ
シ、シロキシ、アシルオキシ、カルバモイルオキシ、ア
ミノ、アルキルアミノ、イミド、ウレイド、スルファモ
イルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシ
カルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、
アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル等の
基が挙げられる。
【0040】R11、R12およびR13の炭素数の総和は10
以上であり、好ましくは12〜36である。
【0041】以下に本発明の非発色性化合物の代表的具
体例を示すが本発明はこれらの化合物に限定されない。
【0042】
【化19】
【0043】
【化20】
【0044】
【化21】
【0045】本発明において、前記一般式CUで表され
るシアンカプラー(以下、シアンカプラーCUとい
う。)及び一般式Aで表される非発色性化合物(以下、
化合物Aという。)は、赤感性ハロゲン化銀乳剤層の少
なくとも一層に含有される。シアンカプラーCU及び化
合物Aをハロゲン化銀乳剤層中に含有せしめるために
は、従来公知の方法、例えば公知のジブチルフタレー
ト、トリクレジルホスフェート等の如き高沸点溶媒と酢
酸ブチル、酢酸エチル等の如き低沸点溶媒の混合液ある
いは低沸点溶媒のみの溶媒にシアンカプラーCU及び化
合物Aをそれぞれ単独で、あるいは併用して溶解せしめ
た後、界面活性剤を含むゼラチン水溶液と混合し、次い
で高速度回転ミキサー又はコロイドミルもしくは超音波
分散機を用いて乳化分散させた後、乳剤中に直接添加す
る方法を採用することができる。又、上記乳化分散液を
セットした後、細断し、水洗した後、これを乳剤に添加
してもよい。
【0046】本発明においては、本発明に係るシアンカ
プラーCUと化合物Aとを前記分散法によりそれぞれ別
々に分散させてハロゲン化銀乳剤に添加してもよいが、
両化合物を同時に溶解せしめ、分散し、乳剤に添加する
方法が好ましい。
【0047】化合物Aの添加量は、上記本発明に係るシ
アンカプラーCUの1gに対して、好ましくは0.01g〜
10g、さらに好ましくは0.1g〜3.0gの範囲である。
又、本発明に係る化合物Aは単独でも、2種以上を併用
してもかまわない。
【0048】本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳
剤としては、通常のハロゲン化銀乳剤の任意のものを用
いることができる。該乳剤は、常法により化学増感する
ことができ、増感色素を用いて、所望の波長域に光学的
に増感できる。
【0049】ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安
定剤等を加えることができる。該乳剤のバインダーとし
ては、ゼラチンを用いるのが有利である。
【0050】乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬
膜することができ、又、可塑剤、水不溶性又は難溶性合
成ポリマーの分散物(ラテックス)を含有させることが
できる。カラー写真感光材料の乳剤層には、カプラーが
用いられる。
【0051】更に色補正の効果を有しているカラードカ
プラー、競合カプラー及び現像主薬の酸化体とのカップ
リングによって現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロ
ゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤、カブリ剤、カブリ防止
剤、化学増感剤、分光増感剤、及び減感剤のような写真
的に有用なフラグメントを放出する化合物を用いること
ができる。
【0052】感光材料には、フィルター層、ハレーショ
ン防止層、イラジェーション防止層等の補助層を設ける
ことができる。これらの層中及び/又は乳剤層中には、
現像処理中に感光材料から流出するかもしくは漂白され
る染料が含有させられてもよい。感光材料には、ホルマ
リンスカベンジャー、螢光増白剤、マット剤、滑剤、画
像安定剤、界面活性剤、色カブリ防止剤、現像促進剤、
現像遅延剤や漂白促進剤を添加できる。
【0053】支持体としては、ポリエチレン等をラミネ
ートした紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、バ
ライタ紙、三酢酸セルロース等を用いることができる。
【0054】本発明の感光材料を用いて色素画像を得る
には露光後、通常知られているカラー写真処理を行うこ
とができる。
【0055】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。
【0056】以下の全ての実施例において、ハロゲン化
銀写真感光材料中の添加量は特に記載のない限り1m2
りのグラム数を示す。又、ハロゲン化銀、コロイド銀は
銀に換算して示した。
【0057】実施例1 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に示
すような組成の各層を順次支持体側から形成して、多層
カラー写真感光材料(試料1)を作製した。
【0058】 第1層;ハレーション防止層(HC−1) 黒色コロイド銀 0.20 UV吸収剤(UV−1) 0.20 カラードカプラー(CC−1) 0.05 カラードカプラー(CM−1) 0.05 高沸点溶媒(Oil−1) 0.20 ゼラチン 1.5 第2層;中間層(IL−1) UV吸収剤(UV−1) 0.01 高沸点溶媒(Oil−1) 0.01 ゼラチン 1.5 第3層;低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.8 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.8 増感色素(SD−1) 2.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−2) 2.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−3) 0.5×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−A) 1.0 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.05 DIR化合物(D−1) 0.002 高沸点溶媒(Oil−1) 0.5 ゼラチン 1.5 第4層;高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(Em−3) 2.0 増感色素(SD−1) 2.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−2) 2.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−3) 0.1×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−A) 0.25 シアンカプラー(C−B) 0.05 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.015 DIR化合物(D−1) 0.05 高沸点溶媒(Oil−1) 0.2 ゼラチン 1.5 第5層;中間層(IL−2) ゼラチン 0.5 第6層;低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 1.3 増感色素(SD−4) 5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−5) 1×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.25 マゼンタカプラー(M−2) 0.25 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.01 DIR化合物(D−3) 0.02 DIR化合物(D−4) 0.020 高沸点溶媒(Oil−2) 0.3 ゼラチン 1.0 第7層;高感度緑感性乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤(Em−3) 1.3 増感色素(SD−6) 1.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−7) 2.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−8) 0.5×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.05 マゼンタカプラー(M−2) 0.10 カラードマゼンタカプラー(CM−2) 0.05 DIR化合物(D−3) 0.01 高沸点溶媒(Oil−2) 0.2 ゼラチン 1.0 第8層;イエローフィルター層(YC) 黄色コロイド銀 0.1 色汚染防止剤(SC−1) 0.1 高沸点溶媒(Oil−3) 0.1 ゼラチン 0.8 第9層;低感度青感性乳剤層(BL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.25 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.25 増感色素(SD−10) 7×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.5 イエローカプラー(Y−2) 0.1 DIR化合物(D−2) 0.01 高沸点溶媒(Oil−2) 0.3 ゼラチン 1.0 第10層;高感度青感性乳剤層(BH) 沃臭化銀乳剤(Em−4) 0.4 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.4 増感色素(SD−9) 1×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−10) 3×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.30 イエローカプラー(Y−2) 0.05 高沸点溶媒(Oil−2) 0.15 ゼラチン 1.1 第11層;第1保護層(PRO−1) 微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm、AgI含有率2モル%) 0.4 UV吸収剤(UV−1) 0.10 UV吸収剤(UV−2) 0.05 高沸点溶媒(Oil−1) 0.1 高沸点溶媒(Oil−3) 0.1 ホルマリンスカベンジャ(HS−1) 0.5 ホルマリンスカベンジャ(HS−2) 0.2 ゼラチン 1.0 第12層;第2保護層(PRO−2) 界面活性剤(Su−1) 0.005 アルカリ可溶性マット化剤(平均粒径2μm) 0.05 ポリメチルメタクリレート (平均粒径3μm) 0.05 滑り剤(WAX−1) 0.04 ゼラチン 0.6 尚各層には上記組成物の他に塗布助剤Su−2、分散助
剤Su−3、硬膜剤H−1及びH−2、安定剤ST−
1、カブリ防止剤AF−1、AF−2を添加した。
【0059】Em−1 平均粒径0.46μm 平均沃化銀
含有率…7.0モル%、単分散性(分布の広さ14%)の表
面低沃化銀(2モル%)含有コア/シェル型乳剤 Em−2 平均粒径0.30μm 平均沃化銀含有率…2.0モ
ル%、単分散性(分布の広さ14%)の表面臭化銀含有コ
ア/シェル型乳剤 Em−3 平均粒径0.81μm 平均沃化銀含有率…7.0モ
ル%、単分散性(分布の広さ14%)の表面低沃化銀(1.
0モル%)含有コア/シェル型乳剤 Em−4 平均粒径0.95μm 平均沃化銀含有率…8.0モ
ル%、単分散性(分布の広さ14%)の表面低沃化銀(0.
5モル%)含有コア/シェル型乳剤
【0060】
【数1】
【0061】
【化22】
【0062】
【化23】
【0063】
【化24】
【0064】
【化25】
【0065】
【化26】
【0066】
【化27】
【0067】
【化28】
【0068】
【化29】
【0069】
【化30】
【0070】次に、上記試料1において、第3層及び4
層のハロゲン化銀乳剤層に添加するシアンカプラーC−
Aの代わりに等モルのシアンカプラーを表1に示すよう
に添加すると共に、Oil−2を表1に示した非発色性
化合物に置き換え、試料2〜20を作成した。
【0071】このようにして作製した各試料No.1〜20
を白色光を用いて1/100秒のウェッジ露光したのち、
下記の現像処理(A)を行った。
【0072】処理工程(38℃) 発色現像 3分15秒 漂 白 6分30秒 水 洗 3分15秒 定 着 6分30秒 水 洗 3分15秒 安定化 1分30秒 乾 燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。
【0073】 〈発色現像液〉 4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N-(β-ヒドロキシエチル) アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化カリウム 1.3g ニトリロ三酢酸・3ナトリウム塩(1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1リットルとする。(pH=10.2) 〈漂白液〉 エチレンジアミン四酢酸鉄(III) アンモニウム塩 100g エチレンジアミン四酢酸2アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10ml 水を加えて1リットルとし、アンモニア水を用いてpH=
6.0に調整する。
【0074】 〈定着液〉 チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1リットルとし、酢酸を用いてpH=6.0に
調整する。
【0075】 <安定液> ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(コニカ株式会社製) 7.5ml 水を加えて1リットルとする。
【0076】得られた上記試料1〜20を上記発色処理現
像工程に従って処理し、生じた色素画像について、光学
濃度計(コニカ株式会社製PDA−65型)を用いて赤感
性乳剤層の感度(最小濃度+0.1を与えるのに必要な露
光量の逆数)を測定した。表1に示す相対感度というの
は、試料No.1の感度を100としたときの相対値を示して
いる。
【0077】また、処理変動性を調べるため試料1〜20
を白色光を用いて1/100秒のウェッジ露光した後、前
記現像処理(A)における発色現像液のpHを10.4及び1
0.0に変化させて同様な処理を行い、赤色濃度の特性曲
線の直線部のガンマの変動値を比較した。ガンマ変動値
は、pH10.0のときのガンマ値Aに対するpH10.4のとき
のガンマ値Bの変化率であり、下記の式から求められる
値を示した。値が小さいほど、変化が小さいことを示
す。
【0078】ガンマ変動値={(B/A)−1}×100 さらに、試料1〜20を高温、高湿下(55℃、60%)で3
日間放置し、前述と同様のウエッジ露光及び発色現像処
理を行なって、赤感性層のカブリ濃度を測定し、放置前
の試料に対するカブリ濃度の差を求めた。
【0079】これらの結果を表1に示す。
【0080】
【表1】
【0081】表1から明らかなように比較カプラーを用
いた試料1及び2は、処理変動性は比較的小さいが感度
が低く、また生保存性におけるカブリ上昇が大きい。本
発明のカプラーと本発明外の非発色性化合物を用いた試
料3は、処理変動性が大きくまた生保存性も充分でな
い。これに対して本発明の試料は、感度が高く、処理変
動性も改良され、しかも生保存性でのカブリ上昇も小さ
い。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、高感度であり、現像処
理変動性も改良され、しかも生保存性でのカブリ上昇も
小さいハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供すること
ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、青感性ハロゲン化銀乳剤
    層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀
    乳剤層を含む写真構成層を有するハロゲン化銀カラー写
    真感光材料において、該赤感性ハロゲン化銀乳剤層の少
    なくとも一層に、下記一般式CUで表されるカプラーの
    少なくとも1種と下記一般式Aで表される非発色性化合
    物の少なくとも1種を含有することを特徴とするハロゲ
    ン化銀カラー写真感光材料。 【化1】 〔式中、Xは水素原子または発色現像主薬の酸化体との
    反応により離脱する置換基を表す。R1はアリール基ま
    たはヘテロ環基を表し、R2は脂肪族基またはアリール
    基を表し、R1またはR2で表される各基は置換基を有す
    るものを含み、R1またはR2により2量体以上の多量体
    を形成するものを含む。〕 【化2】 〔式中、R11はアルキル基、アルケニル基またはアリー
    ル基を表し、R12およびR13はそれぞれ水素原子、アル
    キル基、アルケニル基またはアリール基を表す。ただし
    11、R12およびR13の炭素数の総和は10以上であ
    る。〕
JP22416192A 1992-08-24 1992-08-24 ハロゲン化銀カラー写真感光材料 Pending JPH0667380A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5726003A (en) * 1996-08-15 1998-03-10 Eastman Kodak Company Cyan coupler dispersion with increased activity

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5726003A (en) * 1996-08-15 1998-03-10 Eastman Kodak Company Cyan coupler dispersion with increased activity

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