JPH0667100A - 光コネクタの切替装置 - Google Patents
光コネクタの切替装置Info
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- JPH0667100A JPH0667100A JP22016992A JP22016992A JPH0667100A JP H0667100 A JPH0667100 A JP H0667100A JP 22016992 A JP22016992 A JP 22016992A JP 22016992 A JP22016992 A JP 22016992A JP H0667100 A JPH0667100 A JP H0667100A
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- Japan
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- optical
- optical connector
- switching
- optical connectors
- switching device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光コネクタを円滑に切り替えることが可能な
光コネクタの切替装置を提供する。 【構成】 一組の光コネクタ11,12を配置する支持
部材13、一組の基準ピン14,14、各光コネクタを
突合せ方向に押圧する押圧手段15、光コネクタの一方
を基準ピンに対して直交方向に移動させて光通信線路を
切り替える一組の切替部材及び各切替部材を個々に駆動
して光コネクタを切替移動させる駆動手段を備えた光コ
ネクタの切替装置。押圧手段15は、各光コネクタ1
1,12と幅方向の少なくとも2箇所で点或いは線接触
して突合せ方向に押圧するプッシャ16と、プッシャに
押圧力を付与するばね17とにより構成されている。
光コネクタの切替装置を提供する。 【構成】 一組の光コネクタ11,12を配置する支持
部材13、一組の基準ピン14,14、各光コネクタを
突合せ方向に押圧する押圧手段15、光コネクタの一方
を基準ピンに対して直交方向に移動させて光通信線路を
切り替える一組の切替部材及び各切替部材を個々に駆動
して光コネクタを切替移動させる駆動手段を備えた光コ
ネクタの切替装置。押圧手段15は、各光コネクタ1
1,12と幅方向の少なくとも2箇所で点或いは線接触
して突合せ方向に押圧するプッシャ16と、プッシャに
押圧力を付与するばね17とにより構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバを使用した
光通信線路の切替に使用する光コネクタの切替装置に関
し、更に詳しくは、光コネクタを円滑に切り替える光コ
ネクタの切替装置に関する。
光通信線路の切替に使用する光コネクタの切替装置に関
し、更に詳しくは、光コネクタを円滑に切り替える光コ
ネクタの切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを使用した光通信線路の切替
に使用する光コネクタの切替装置は、例えば、特開平2
−89184号や特開平2−94990号公報等に開示
されており、このような切替装置の一例を、図8乃至図
10に基づいて以下に説明する光コネクタの切替装置1
は、光コネクタ2,3を互いに突合わせて配置する支持
部材4、基準ピン5,5、光コネクタ2,3を突合せ方
向に押圧する複数の押圧手段6、光コネクタ2,3を基
準ピン5,5に対して直交方向に移動させる4つの切替
手段7及び各切替手段7を駆動するソレノイド8を備え
ており、図示しない所定のケース内に液密的に収納され
ている。
に使用する光コネクタの切替装置は、例えば、特開平2
−89184号や特開平2−94990号公報等に開示
されており、このような切替装置の一例を、図8乃至図
10に基づいて以下に説明する光コネクタの切替装置1
は、光コネクタ2,3を互いに突合わせて配置する支持
部材4、基準ピン5,5、光コネクタ2,3を突合せ方
向に押圧する複数の押圧手段6、光コネクタ2,3を基
準ピン5,5に対して直交方向に移動させる4つの切替
手段7及び各切替手段7を駆動するソレノイド8を備え
ており、図示しない所定のケース内に液密的に収納され
ている。
【0003】光コネクタ2は、光ファイバ9の一端にフ
ェルール2aを取り付けたもので、フェルール2aの後
部に幅方向に突出させた鍔部2bが形成され、前部の突
合せ端面2cで他方の光コネクタ3と突合わされる。ま
た、フェルール2aは、幅方向両側に基準ピン5,5を
挿通するピン孔2d,2dが多心ファイバ9と平行に形
成され、各ピン孔2dは光コネクタ2が突合せ端面2c
に沿って幅方向に所定長さだけ移動可能なように幅方向
に長く形成されている。尚、他方の光コネクタ3も、光
コネクタ2と略同様に構成されているので、以下の説明
及び添付図面において、対応する構成部分に対応する符
合を使用して説明を省略する。
ェルール2aを取り付けたもので、フェルール2aの後
部に幅方向に突出させた鍔部2bが形成され、前部の突
合せ端面2cで他方の光コネクタ3と突合わされる。ま
た、フェルール2aは、幅方向両側に基準ピン5,5を
挿通するピン孔2d,2dが多心ファイバ9と平行に形
成され、各ピン孔2dは光コネクタ2が突合せ端面2c
に沿って幅方向に所定長さだけ移動可能なように幅方向
に長く形成されている。尚、他方の光コネクタ3も、光
コネクタ2と略同様に構成されているので、以下の説明
及び添付図面において、対応する構成部分に対応する符
合を使用して説明を省略する。
【0004】支持部材4は、基板4a上面の幅方向両側
に、夫々基準ピン5を支持する支持部4b〜4dが両端
及び中間の三箇所に設けられ、各支持部4b〜4dには
基準ピン5を挿通する挿通孔4eが形成されている。基
準ピン5は、光コネクタ2,3の切替に際し、ピン孔2
dの端部と当接することによりフェルール2aの幅方向
の移動位置を規制する。
に、夫々基準ピン5を支持する支持部4b〜4dが両端
及び中間の三箇所に設けられ、各支持部4b〜4dには
基準ピン5を挿通する挿通孔4eが形成されている。基
準ピン5は、光コネクタ2,3の切替に際し、ピン孔2
dの端部と当接することによりフェルール2aの幅方向
の移動位置を規制する。
【0005】押圧手段6は、スリップリング6aとばね
6bからなり、図示のように互いに突合わされた光コネ
クタ2,3の、一方のフェルール2aと支持部4b、他
方のフェルール3aと支持部4dとの間の四箇所に配置
され、フェルール2a,3aを夫々突合せ方向へと押圧
している。切替手段7は、ソレノイド8の駆動軸8aの
端部に取り付けられる支持アーム7aと支持アーム7a
の上部に取り付けられるプッシュヘッド7bとを有して
おり、プッシュヘッド7bにはプッシュピン7cと、ピ
ン7cを光コネクタ2,3の鍔部2b,3bの側面に当
接させる方向へ付勢するばね7dが収容され、ピン7c
は先端がプッシュヘッド7bから出没自在に収容される
と共に先端が鍔部2b,3b側へ突出している。
6bからなり、図示のように互いに突合わされた光コネ
クタ2,3の、一方のフェルール2aと支持部4b、他
方のフェルール3aと支持部4dとの間の四箇所に配置
され、フェルール2a,3aを夫々突合せ方向へと押圧
している。切替手段7は、ソレノイド8の駆動軸8aの
端部に取り付けられる支持アーム7aと支持アーム7a
の上部に取り付けられるプッシュヘッド7bとを有して
おり、プッシュヘッド7bにはプッシュピン7cと、ピ
ン7cを光コネクタ2,3の鍔部2b,3bの側面に当
接させる方向へ付勢するばね7dが収容され、ピン7c
は先端がプッシュヘッド7bから出没自在に収容される
と共に先端が鍔部2b,3b側へ突出している。
【0006】ソレノイド8は、支持部材4の下部に2つ
設けられ、幅方向に突出した駆動軸8aの両端に支持ア
ーム7a,7aが取り付けられている。
設けられ、幅方向に突出した駆動軸8aの両端に支持ア
ーム7a,7aが取り付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した光
コネクタの切替装置1においては、押圧手段6にスリッ
プリング6aとばね6bとを使用していることから、ス
リップリング6aと光コネクタ2,3とは面接触をする
ことになる。このため、光通信線路の切替に際して光コ
ネクタ2や光コネクタ3が、突合せ端面2c,3cに沿
って移動するときに、スリップリング6aとフェルール
2a,3aとの間に過度の摩擦抵抗が作用し、円滑な切
替作動が阻害されるおそれがあるという問題があった。
コネクタの切替装置1においては、押圧手段6にスリッ
プリング6aとばね6bとを使用していることから、ス
リップリング6aと光コネクタ2,3とは面接触をする
ことになる。このため、光通信線路の切替に際して光コ
ネクタ2や光コネクタ3が、突合せ端面2c,3cに沿
って移動するときに、スリップリング6aとフェルール
2a,3aとの間に過度の摩擦抵抗が作用し、円滑な切
替作動が阻害されるおそれがあるという問題があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、光コネクタを円滑に切り替えることが可能な光コネ
クタの切替装置を提供することを目的とする。
で、光コネクタを円滑に切り替えることが可能な光コネ
クタの切替装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
を達成するため、光通信線路を構成する光ファイバの一
端に取り付けられ、互いに突合せ接続される一組の光コ
ネクタを配置する支持部材、該支持部材に支持される一
組の基準ピン、前記一組の光コネクタの各光コネクタと
前記支持部材との間に配置され、当該各光コネクタを突
合せ方向に押圧する押圧手段、前記基準ピンに対して直
交配置され、互いに突合せ接続された前記光コネクタの
一方を側面から押圧し、前記基準ピンに対して直交方向
に移動させて光通信線路を切り替える一組の切替部材及
び前記一組の切替部材の夫々に設けられ、各切替部材を
個々に駆動して光コネクタを切替移動させる駆動手段を
備えた光コネクタの切替装置において、前記押圧手段を
前記各光コネクタと幅方向の少なくとも2箇所で点或い
は線接触して突合せ方向に押圧するプッシャと、該プッ
シャに押圧力を付与するばねとにより構成したものであ
る。
を達成するため、光通信線路を構成する光ファイバの一
端に取り付けられ、互いに突合せ接続される一組の光コ
ネクタを配置する支持部材、該支持部材に支持される一
組の基準ピン、前記一組の光コネクタの各光コネクタと
前記支持部材との間に配置され、当該各光コネクタを突
合せ方向に押圧する押圧手段、前記基準ピンに対して直
交配置され、互いに突合せ接続された前記光コネクタの
一方を側面から押圧し、前記基準ピンに対して直交方向
に移動させて光通信線路を切り替える一組の切替部材及
び前記一組の切替部材の夫々に設けられ、各切替部材を
個々に駆動して光コネクタを切替移動させる駆動手段を
備えた光コネクタの切替装置において、前記押圧手段を
前記各光コネクタと幅方向の少なくとも2箇所で点或い
は線接触して突合せ方向に押圧するプッシャと、該プッ
シャに押圧力を付与するばねとにより構成したものであ
る。
【0010】
【作用】プッシャは、光コネクタと点或いは線接触し、
ばねにより光コネクタを突合せ方向に押圧する。このた
め、互いに突合わされた光コネクタは、プッシャによっ
て突合せ方向へ適宜の押圧力でバランス良く押圧され、
光通信線路の切替に伴なって光コネクタが移動しても、
プッシャと光コネクタとの間の摩擦抵抗が小さく、切替
操作が円滑に行われる。
ばねにより光コネクタを突合せ方向に押圧する。このた
め、互いに突合わされた光コネクタは、プッシャによっ
て突合せ方向へ適宜の押圧力でバランス良く押圧され、
光通信線路の切替に伴なって光コネクタが移動しても、
プッシャと光コネクタとの間の摩擦抵抗が小さく、切替
操作が円滑に行われる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図7に基
づいて詳細に説明する。光コネクタの切替装置10は、
光コネクタ11,12を互いに突合わせて配置する支持
部材13、基準ピン14,14、光コネクタ11,12
を突合せ方向に押圧する押圧手段15,15、光コネク
タ11,12を基準ピン14,14に対して直交方向に
移動させる切替部材20,20及び各切替部材20を駆
動するソレノイド25,25を備えており、基板10a
に設置した箱体10bと、この箱体10b上に被着され
る蓋10c(図2参照)とによって形成されるケース内
に液密的に収容されている。
づいて詳細に説明する。光コネクタの切替装置10は、
光コネクタ11,12を互いに突合わせて配置する支持
部材13、基準ピン14,14、光コネクタ11,12
を突合せ方向に押圧する押圧手段15,15、光コネク
タ11,12を基準ピン14,14に対して直交方向に
移動させる切替部材20,20及び各切替部材20を駆
動するソレノイド25,25を備えており、基板10a
に設置した箱体10bと、この箱体10b上に被着され
る蓋10c(図2参照)とによって形成されるケース内
に液密的に収容されている。
【0012】光コネクタ11,12は、共に構成が同一
であるので、一方の光コネクタ11のみについて説明
し、他方の光コネクタ12については、以下の説明及び
添付図面において対応する構成部分に対応する符合を使
用して説明を省略する。光コネクタ11は、テープファ
イバ等の多心ファイバ26の一端に直方体形状のフェル
ール11aを取り付けたもので、前部の突合せ端面で他
の光コネクタ12と突合わされる。フェルール11a
は、幅方向両側に基準ピン14,14を挿通するピン孔
11b,11bが多心ファイバ26と平行に形成されて
いる。各ピン孔11bは、光コネクタ11が突合せ端面
に沿って幅方向に所定長さだけ移動可能なように、図2
に示すように、幅方向における断面形状が幅方向に長い
台形に形成されている。
であるので、一方の光コネクタ11のみについて説明
し、他方の光コネクタ12については、以下の説明及び
添付図面において対応する構成部分に対応する符合を使
用して説明を省略する。光コネクタ11は、テープファ
イバ等の多心ファイバ26の一端に直方体形状のフェル
ール11aを取り付けたもので、前部の突合せ端面で他
の光コネクタ12と突合わされる。フェルール11a
は、幅方向両側に基準ピン14,14を挿通するピン孔
11b,11bが多心ファイバ26と平行に形成されて
いる。各ピン孔11bは、光コネクタ11が突合せ端面
に沿って幅方向に所定長さだけ移動可能なように、図2
に示すように、幅方向における断面形状が幅方向に長い
台形に形成されている。
【0013】支持部材13は、上面の幅方向両側に、夫
々基準ピン14を支持する支持部13a〜13dが両端
及び中間の四箇所に設けられ、各支持部13a〜13d
には基準ピン14を支持するV溝13eが形成されてい
る。基準ピン14は、光コネクタ11,12の切替に際
し、各ピン孔11b,12bの端部と当接することによ
りフェルール11a,12aの幅方向の移動位置を規制
する。
々基準ピン14を支持する支持部13a〜13dが両端
及び中間の四箇所に設けられ、各支持部13a〜13d
には基準ピン14を支持するV溝13eが形成されてい
る。基準ピン14は、光コネクタ11,12の切替に際
し、各ピン孔11b,12bの端部と当接することによ
りフェルール11a,12aの幅方向の移動位置を規制
する。
【0014】押圧手段15は、プッシャ16とばね17
からなり、図1に示すように、光コネクタ11と支持部
11a、光コネクタ12と支持部11dとの間に夫々配
置される。プッシャ16は、図3及び図4に示すよう
に、本体16aの両側に突出する鍔部16b,16bが
設けられ、鍔部16bには基準ピン14を挿通する挿通
孔16cが形成されている。また、プッシャ16は、本
体16aの前部両側に半球状に膨出させた半球部16
d,16dが形成されている。これにより、各プッシャ
16は、光コネクタ11や光コネクタ12の後部と点接
触し、2点で各光コネクタ11,12を突合せ方向へ適
宜の押圧力でバランス良く押圧するので、光コネクタ1
1,12は適切な状態で突合わされる。しかも、プッシ
ャ16と光コネクタ11あるいは光コネクタ12とは、
半球部16d,16dで点接触するため、光通信線路の
切替に際して光コネクタ11や光コネクタ12が幅方向
に移動しても、移動の際の摩擦抵抗が少なく切替操作が
円滑に行われる。
からなり、図1に示すように、光コネクタ11と支持部
11a、光コネクタ12と支持部11dとの間に夫々配
置される。プッシャ16は、図3及び図4に示すよう
に、本体16aの両側に突出する鍔部16b,16bが
設けられ、鍔部16bには基準ピン14を挿通する挿通
孔16cが形成されている。また、プッシャ16は、本
体16aの前部両側に半球状に膨出させた半球部16
d,16dが形成されている。これにより、各プッシャ
16は、光コネクタ11や光コネクタ12の後部と点接
触し、2点で各光コネクタ11,12を突合せ方向へ適
宜の押圧力でバランス良く押圧するので、光コネクタ1
1,12は適切な状態で突合わされる。しかも、プッシ
ャ16と光コネクタ11あるいは光コネクタ12とは、
半球部16d,16dで点接触するため、光通信線路の
切替に際して光コネクタ11や光コネクタ12が幅方向
に移動しても、移動の際の摩擦抵抗が少なく切替操作が
円滑に行われる。
【0015】ここで、プッシャ16は、半球状に膨出さ
せた半球部16dに代えて、半円筒状の円筒部としても
よく、この場合、プッシャ16と各光コネクタ11,1
2とは線接触する。尚、図3及び図4においては、切替
部材20及び多心ファイバ26は、説明の便宜上省略し
てある。
せた半球部16dに代えて、半円筒状の円筒部としても
よく、この場合、プッシャ16と各光コネクタ11,1
2とは線接触する。尚、図3及び図4においては、切替
部材20及び多心ファイバ26は、説明の便宜上省略し
てある。
【0016】切替部材20は、図5に示すように、光コ
ネクタ11,12を切替移動させる押圧アーム21と、
押圧アーム21をソレノイド25と連結させるばねシャ
フト22とを備えている。押圧アーム21は、押圧フィ
ンガ21a,21a、両フィンガ21a,21aを支持
部材13の下方で連結するブリッジ部21b及びブリッ
ジ部21bに基準ピン14と平行に設けられる被駆動フ
ィンガ21cを有しており、各押圧フィンガ21aの光
コネクタ11,12の側面と対向する面には半球状の突
起21dが形成されている。また、被駆動フィンガ21
cには、図2に示すように、ばねシャフト22を挿通す
る挿通孔21eが設けられ、被駆動フィンガ21c両側
の挿通孔21eの周囲には凹部21f,21fが形成さ
れている。
ネクタ11,12を切替移動させる押圧アーム21と、
押圧アーム21をソレノイド25と連結させるばねシャ
フト22とを備えている。押圧アーム21は、押圧フィ
ンガ21a,21a、両フィンガ21a,21aを支持
部材13の下方で連結するブリッジ部21b及びブリッ
ジ部21bに基準ピン14と平行に設けられる被駆動フ
ィンガ21cを有しており、各押圧フィンガ21aの光
コネクタ11,12の側面と対向する面には半球状の突
起21dが形成されている。また、被駆動フィンガ21
cには、図2に示すように、ばねシャフト22を挿通す
る挿通孔21eが設けられ、被駆動フィンガ21c両側
の挿通孔21eの周囲には凹部21f,21fが形成さ
れている。
【0017】ばねシャフト22は、一端にねじ部22
a、他端にソレノイド25の駆動軸25aと連結される
連結部22bが夫々形成され、連結部22bには係合溝
22cが設けられている。ばねシャフト22は、図2及
び図5に示すように、ねじ部22aに螺着したナット2
2d,22dに係止されるリング22eと一方の凹部2
1f及び連結部22bと他方の凹部21fとの間に夫々
付勢ばね23を介装して被駆動フィンガ21cに設けた
挿通孔21eに挿通される。
a、他端にソレノイド25の駆動軸25aと連結される
連結部22bが夫々形成され、連結部22bには係合溝
22cが設けられている。ばねシャフト22は、図2及
び図5に示すように、ねじ部22aに螺着したナット2
2d,22dに係止されるリング22eと一方の凹部2
1f及び連結部22bと他方の凹部21fとの間に夫々
付勢ばね23を介装して被駆動フィンガ21cに設けた
挿通孔21eに挿通される。
【0018】ソレノイド25は、図1に示したように、
基板10a上に箱体10bと隣接して設置され、図5に
示すように、駆動軸25aの先端に係合部25bが設け
られている。駆動軸25aは、箱体10bに形成したシ
ャフト孔10dから先端の係合部25bが箱体10b内
に挿通され、係合部25bに突設した係合ピン25c
を、連結部22bに設けた係合溝22cに係合させて、
駆動軸25aがばねシャフト22と連結される。このと
き、駆動軸25aは、図2に示すように、シャフト孔1
0dの周囲に配置する押え板27により、先端の係合部
25bと隣接する位置に形成した大径のシール部25d
とシャフト孔10dとの間にリング状のシール28を液
密的に取り付けて箱体10b内に挿通される。
基板10a上に箱体10bと隣接して設置され、図5に
示すように、駆動軸25aの先端に係合部25bが設け
られている。駆動軸25aは、箱体10bに形成したシ
ャフト孔10dから先端の係合部25bが箱体10b内
に挿通され、係合部25bに突設した係合ピン25c
を、連結部22bに設けた係合溝22cに係合させて、
駆動軸25aがばねシャフト22と連結される。このと
き、駆動軸25aは、図2に示すように、シャフト孔1
0dの周囲に配置する押え板27により、先端の係合部
25bと隣接する位置に形成した大径のシール部25d
とシャフト孔10dとの間にリング状のシール28を液
密的に取り付けて箱体10b内に挿通される。
【0019】以上のように構成される本発明の光コネク
タの切替装置10は、箱体10b内に屈折率整合剤等を
充填して使用され、何れか一方のソレノイド25を作動
させることにより押圧アーム21を駆動し、光コネクタ
11,12の一方を幅方向に移動させて多心ファイバ2
6を構成している光ファイバ、即ち、光通信線路を切替
える。
タの切替装置10は、箱体10b内に屈折率整合剤等を
充填して使用され、何れか一方のソレノイド25を作動
させることにより押圧アーム21を駆動し、光コネクタ
11,12の一方を幅方向に移動させて多心ファイバ2
6を構成している光ファイバ、即ち、光通信線路を切替
える。
【0020】この切替状態を、例えば図2に基づいて更
に詳しく説明すると、ソレノイド25の駆動軸25aが
繰り出されると、ばねシャフト22が図中左方へ移動
し、押圧アーム21、従って光コネクタ11が左方へ移
動して光通信線路が切替えられる。このとき、ばねシャ
フト22が図中左方へ移動すると、リング22eと一方
の凹部21fとの間に介装した付勢ばね23が伸びるの
に対し、連結部22bと他方の凹部21fとの間に介装
した付勢ばね23は縮む。このため、連結部22bと他
方の凹部21fとの間に介装した付勢ばね23から被駆
動フィンガ21cに作用するばね力により、押圧アーム
21には常に所定の押圧力が作用し、光コネクタ11は
所定の位置保持力で切替状態が保持される。
に詳しく説明すると、ソレノイド25の駆動軸25aが
繰り出されると、ばねシャフト22が図中左方へ移動
し、押圧アーム21、従って光コネクタ11が左方へ移
動して光通信線路が切替えられる。このとき、ばねシャ
フト22が図中左方へ移動すると、リング22eと一方
の凹部21fとの間に介装した付勢ばね23が伸びるの
に対し、連結部22bと他方の凹部21fとの間に介装
した付勢ばね23は縮む。このため、連結部22bと他
方の凹部21fとの間に介装した付勢ばね23から被駆
動フィンガ21cに作用するばね力により、押圧アーム
21には常に所定の押圧力が作用し、光コネクタ11は
所定の位置保持力で切替状態が保持される。
【0021】また、切替装置10の上記構造から明らか
なように、切替部材20は、押圧アーム21、ばねシャ
フト22及び付勢ばね23のみから構成され、ばねシャ
フト22の係合溝22cに係合ピン25cを係合させる
だけで、ソレノイド25の駆動軸25aとばねシャフト
22とを簡単に連結させることができ、構成部品数が少
ないので部品管理も楽である。
なように、切替部材20は、押圧アーム21、ばねシャ
フト22及び付勢ばね23のみから構成され、ばねシャ
フト22の係合溝22cに係合ピン25cを係合させる
だけで、ソレノイド25の駆動軸25aとばねシャフト
22とを簡単に連結させることができ、構成部品数が少
ないので部品管理も楽である。
【0022】また、切替装置10を組立てる際は、箱体
10bの上方から構成部材を組み込むことができるた
め、組立作業が非常に容易である。しかも、切替装置1
0は、構成部材を箱体10b内に組み込み、駆動手段た
るソレノイド25は箱体10bに隣接して設けるため、
上下方向における高さを適宜の高さに抑えられる。更
に、この切替装置10においては、光コネクタ11,1
2を突合せ方向に押圧する押圧手段15を、プッシャ1
6とばね17とで構成し、プッシャ16には本体16a
の前部両側に半球状に膨出させた半球部16d,16d
を形成したので、光コネクタ11や光コネクタ12の後
部と点接触し、2点で各光コネクタ11,12を突合せ
方向へ適宜の押圧力でバランス良く押圧する。このた
め、光コネクタ11,12は、適切な状態で突合わさ
れ、接続ロスを低く抑えることができるうえ、プッシャ
16と光コネクタ11,12との摩擦が小さく抑えられ
るため、切替作動も円滑に行われる。
10bの上方から構成部材を組み込むことができるた
め、組立作業が非常に容易である。しかも、切替装置1
0は、構成部材を箱体10b内に組み込み、駆動手段た
るソレノイド25は箱体10bに隣接して設けるため、
上下方向における高さを適宜の高さに抑えられる。更
に、この切替装置10においては、光コネクタ11,1
2を突合せ方向に押圧する押圧手段15を、プッシャ1
6とばね17とで構成し、プッシャ16には本体16a
の前部両側に半球状に膨出させた半球部16d,16d
を形成したので、光コネクタ11や光コネクタ12の後
部と点接触し、2点で各光コネクタ11,12を突合せ
方向へ適宜の押圧力でバランス良く押圧する。このた
め、光コネクタ11,12は、適切な状態で突合わさ
れ、接続ロスを低く抑えることができるうえ、プッシャ
16と光コネクタ11,12との摩擦が小さく抑えられ
るため、切替作動も円滑に行われる。
【0023】ここで、上記切替装置10においては、切
替部材20のばねシャフト22とソレノイド25の駆動
軸25aとを箱体10b内で連結させたが、図6に示す
ように、箱体10bの外部で、ばねシャフト22の係合
溝22cに係合ピン25cを係合させて連結させてもよ
い。更に、光コネクタは、図7に示す光コネクタ30の
ように、フェルール30aの多心ファイバ31の各光フ
ァイバ心線が露出する前部に、僅かに突出した突合せ部
30bを形成してもよい。このような構造とすると、他
の光コネクタ30と僅かに傾きをもって突合わされて
も、突合せ部30bによって光の伝達ロスに対する傾斜
の影響を小さく抑えることができる。尚、図中の符合3
2は、基準ピンである。
替部材20のばねシャフト22とソレノイド25の駆動
軸25aとを箱体10b内で連結させたが、図6に示す
ように、箱体10bの外部で、ばねシャフト22の係合
溝22cに係合ピン25cを係合させて連結させてもよ
い。更に、光コネクタは、図7に示す光コネクタ30の
ように、フェルール30aの多心ファイバ31の各光フ
ァイバ心線が露出する前部に、僅かに突出した突合せ部
30bを形成してもよい。このような構造とすると、他
の光コネクタ30と僅かに傾きをもって突合わされて
も、突合せ部30bによって光の伝達ロスに対する傾斜
の影響を小さく抑えることができる。尚、図中の符合3
2は、基準ピンである。
【0024】尚、上記実施例の切替装置においては、切
り替える光コネクタを多心ファイバの端部にフェルール
を取り付けた多心コネクタの場合について説明したが、
多心コネクタに限定されるものでないことはいうまでも
なく、単心ファイバの端部にフェルールを取り付けた単
心コネクタであっても切替可能である。
り替える光コネクタを多心ファイバの端部にフェルール
を取り付けた多心コネクタの場合について説明したが、
多心コネクタに限定されるものでないことはいうまでも
なく、単心ファイバの端部にフェルールを取り付けた単
心コネクタであっても切替可能である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
光コネクタの切替装置によれば、押圧手段を前記各光コ
ネクタと幅方向の少なくとも2箇所で点或いは線接触し
て突合せ方向に押圧するプッシャと、該プッシャに押圧
力を付与するばねとにより構成したので、プッシャが光
コネクタと点或いは線で接触して、突合せ方向へ適宜の
押圧力でバランス良く押圧する。このため、互いに突合
せ接続された光コネクタは、適切な状態で突合わされ、
接続ロスを低く抑えることができるうえ、プッシャと光
コネクタとの摩擦が小さく抑えられるため、切替作動も
円滑に行われる等の優れた効果を奏する。
光コネクタの切替装置によれば、押圧手段を前記各光コ
ネクタと幅方向の少なくとも2箇所で点或いは線接触し
て突合せ方向に押圧するプッシャと、該プッシャに押圧
力を付与するばねとにより構成したので、プッシャが光
コネクタと点或いは線で接触して、突合せ方向へ適宜の
押圧力でバランス良く押圧する。このため、互いに突合
せ接続された光コネクタは、適切な状態で突合わされ、
接続ロスを低く抑えることができるうえ、プッシャと光
コネクタとの摩擦が小さく抑えられるため、切替作動も
円滑に行われる等の優れた効果を奏する。
【図1】本発明の光コネクタの切替装置の斜視図であ
る。
る。
【図2】光コネクタの切替装置を幅方向に切断した断面
図である。
図である。
【図3】図1に示す切替装置における押圧手段の要部を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図4】図3に示す押圧手段の要部を示す平面図であ
る。
る。
【図5】切替部材を示す斜視図である。
【図6】ばねシャフトとソレノイドの駆動軸との連結に
関する変形例を示す断面図である。
関する変形例を示す断面図である。
【図7】光コネクタの変形例を示す平面図である。
【図8】従来の光コネクタの切替装置を示す正面図であ
る。
る。
【図9】図8の切替装置の平面図である。
【図10】図8の切替装置の側面図である。
10 光コネクタの切替装置 11,12 光コネクタ 13 支持部材 14 基準ピン 15 押圧手段 20 切替部材 21 押圧アーム 21a 押圧フィンガ 21b ブリッジ部 21c 被駆動フィンガ 21d 半球状の突起 21e 挿通孔 22 ばねシャフト 23 付勢ばね 25 ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 浩之 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 繁松 孝 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 誠 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 光通信線路を構成する光ファイバの一端
に取り付けられ、互いに突合せ接続される一組の光コネ
クタを配置する支持部材、該支持部材に支持される一組
の基準ピン、前記一組の光コネクタの各光コネクタと前
記支持部材との間に配置され、当該各光コネクタを突合
せ方向に押圧する押圧手段、前記基準ピンに対して直交
配置され、互いに突合せ接続された前記光コネクタの一
方を側面から押圧し、前記基準ピンに対して直交方向に
移動させて光通信線路を切り替える一組の切替部材及び
前記一組の切替部材の夫々に設けられ、各切替部材を個
々に駆動して光コネクタを切替移動させる駆動手段を備
えた光コネクタの切替装置において、前記押圧手段を前
記各光コネクタと幅方向の少なくとも2箇所で点或いは
線接触して突合せ方向に押圧するプッシャと、該プッシ
ャに押圧力を付与するばねとにより構成したことを特徴
とする光コネクタの切替装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22016992A JPH0667100A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 光コネクタの切替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22016992A JPH0667100A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 光コネクタの切替装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0667100A true JPH0667100A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16746971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22016992A Pending JPH0667100A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 光コネクタの切替装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0667100A (ja) |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP22016992A patent/JPH0667100A/ja active Pending
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