JP3949233B2 - 光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ相互をスプライス(永久接続)するための光ファイバ融着接続機において、光ファイバをクランプするために用いられる光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、光ファイバ融着接続機は、例えば図8に示すように、光ファイバを融着接続する対(図では一対)の放電電極15を備えており、この放電電極15間にセットされる光ファイバ13をクランプする光ファイバクランプ機構と、これらの操作機構およびコントローラーなどを有している。
【0003】
光ファイバクランプ機構は、例えば図7に示されるように、光ファイバ配列具10を有し、光ファイバ配列具10の表面には、光ファイバ13を整列させるための光ファイバ配列溝としてのV溝9が形成されている。この光ファイバ配列具10の近傍は固定ベース11が配設され、固定ベース11には、支軸12によって軸支されたアーム部材としてのクランプベース1が設けられており、クランプベース1は、図の矢印Aに示すように、基端側が固定ベースに対して回動自在に軸支されている。クランプベース1はコ字形状を呈しており、クランプベース1の先端側には支軸16により軸支されたファイバクランプ3が、図の矢印B方向に回動自在に設けられている。
【0004】
また、クランプベース1の基端側には突起部18が突設されており、この突起部18と前記固定ベース11との間に押圧印加ばね4が設けられている。押圧印加ばね4は、ファイバクランプ3によって光ファイバ13を押さえた状態で、図の矢印Cに示すように、ファイバクランプ3を光ファイバ13側に押圧するものである。なお、光ファイバ融着接続機には、図7に示したような光ファイバクランプ機構が例えば一対設けられている。
【0005】
光ファイバ融着接続機を用いて光ファイバ相互を融着接続するときは、前記のような対のクランプ機構を用いて、図8に示すように、第1,第2の光ファイバ13a,13bの端部を対向状態に保持し、それにより、光ファイバ13a,13bの軸合わせを行い、その状態で、対の放電電極15から両光ファイバ13a,13b端部に放電熱を与え、放電熱を受けて溶融した両光ファイバ13a,13b端部を、同図の矢印の方向に移動させて突き合わせている。両光ファイバ13a,13bは、この矢印方向への移動の際、V溝9とファイバクランプ3(図8には図示せず)に接触した状態でその接触面を滑って移動することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構において、ファイバクランプ3を光ファイバ13側に押圧する力は強い方が光ファイバ13のV溝9への収まりはよくなるが、前記のように光ファイバ13を融着接続するときに、光ファイバ13はV溝9とファイバクランプ3の接触面を滑って移動させられるために、この移動をスムーズに行うためには、光ファイバ13とV溝9およびファイバクランプ3との摩擦が大きくなりすぎないように前記押圧力を加減する必要があり、押圧力を例えば数グラムから数十グラム程度の微妙な値にする必要がある。
【0007】
しかしながら、図7に示したような従来の光ファイバクランプ機構においては、クランプベース1と固定ベース11との間に押圧印加ばね4が設けられていて、押圧印加ばね4によって、ファイバクランプ3を備えたクランプベース1を付勢して光ファイバ13側に押圧力を加えるため、ファイバクランプ3とクランプベース1の自重の影響や支軸12とクランプベース1との摩擦の大きさによる影響などを考慮する必要があり、押圧力の微妙な設定が困難であった。
【0008】
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、光ファイバを押圧する押圧力を適切に設定することができる光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、本第1の発明は、光ファイバを融着接続する対の放電電極を備えた光ファイバ融着接続機に配置され、放電電極間にセットされる光ファイバをクランプする光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構であって、表面に光ファイバ配列溝を形成した光ファイバ配列具と、該光ファイバ配列具近傍に配設される固定ベースとを有し、該固定ベースには基端側が固定ベースに対して回動自在に軸支されたアーム部材が設けられ、該アーム部材の先端側には光ファイバ配列具側に向けて突設する突き当て部が設けられ、該アーム部材の前記光ファイバ配列具方向への回動によって前記突き当て部が前記光ファイバ配列溝を避けた光ファイバ配列具上面に光ファイバ配列溝とアーム部材との間に間隔を確保して当接する構成と成しており、該アーム部材には前記光ファイバ配列具の光ファイバ配列溝形成面側に少なくとも2本のシャフトが突設され、該シャフトには光ファイバ配列溝に配列した光ファイバを押さえるファイバクランプがシャフトに対して抜け止め状態で摺動自在に嵌合され、前記アーム部材先端側の突き当て部を前記光ファイバ配列具上面に当接させてファイバクランプによって光ファイバを押さえた状態で該ファイバクランプを光ファイバ側に押圧する押圧印加部材が該ファイバクランプと前記アーム部材との間に設けられていることを特徴として構成されている。
【0010】
また、本第2の発明は、光ファイバを融着接続する対の放電電極を備えた光ファイバ融着接続機に配置され、放電電極間にセットされる光ファイバをクランプする光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構であって、表面に光ファイバ配列溝を形成した光ファイバ配列具と、該光ファイバ配列具近傍に配設される固定ベースとを有し、該固定ベースには基端側が固定ベースに対して回動自在に軸支されたアーム部材が設けられ、該アーム部材には前記光ファイバ配列具の光ファイバ配列溝形成面側に少なくとも2本のシャフトが突設され、該シャフトには光ファイバ配列溝に配列した光ファイバを押さえるファイバクランプを抜け止め係止する係止部がシャフト先端側に設けられ、ファイバクランプはシャフトに対して抜け止め状態で摺動自在に嵌合され、前記シャフトの係止部を前記光ファイバ配列具上面の光ファイバ配列溝を避けた位置に当接させてファイバクランプによって光ファイバを押さえた状態で該ファイバクランプを光ファイバ側に押圧する押圧印加部材が該ファイバクランプと前記アーム部材との間に設けられていることを特徴として構成されている。
【0011】
上記構成の本第1の発明においては、アーム部材先端側の突き当て部を光ファイバ配列具上面に当接させ、本第2の発明においては、アーム部材に突設させた少なくとも2本のシャフト先端側の係止部を光ファイバ配列具上面に当接させ、それぞれ、ファイバクランプによって光ファイバを押さえた状態で、ファイバクランプとアーム部材との間に設けられている押圧印加部材によってファイバクランプを光ファイバ側に押圧する。そのため、アーム部材の自重がファイバクランプにかかったり、アーム部材とアーム部材を固定ベースに軸支するための支軸等との摩擦の影響も受けることなく、押圧印加部材による押圧力によって光ファイバはファイバクランプと光ファイバ配列溝との間にクランプされる。したがって、光ファイバを押圧する押圧力を微妙に設定することが可能となり、適切な押圧力でもって、光ファイバをファイバクランプと光ファイバ配列溝との間にクランプすることが可能となり、上記課題が解決される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。図1には、本発明に係る光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構の第1実施形態例が斜視図によって示されている。本実施形態例の光ファイバクランプ機構も、従来例と同様に、V溝9を形成した光ファイバ配列具10と、その近傍に配設される固定ベース11とを有し、固定ベース11には基端側が固定ベース11に対して回動自在に軸支されたクランプベース1が支軸12を介して設けられている。
【0013】
本実施形態例の光ファイバクランプ機構のクランプベース1は、従来例と異なり、その先端側に、光ファイバ配列具10に向けて突設する突き当て部8が設けられており、クランプベース1の光ファイバ配列具10の方向への回動によって、突き当て部8がV溝9を避けた光ファイバ配列具10の上面20に、V溝9とクランプベース1との間に間隔を確保して当接する構成と成している。また、クランプベース1には、光ファイバ配列具10のV溝9形成面側に2本のシャフト5が突設されており、シャフト5にはV溝9に配列した光ファイバ13を押さえるブロック形状のファイバクランプ3が、シャフト5に対して抜け止め状態で摺動自在に嵌合されている。
【0014】
なお、図2に示すように、ファイバクランプ3には段部19を有するシャフト嵌合穴14が形成されており、シャフト5の先端に形成された係止部6がシャフト嵌合穴14の段部19に係止された状態で、シャフト5がシャフト嵌合穴19に嵌合されることにより、前記の如く、ファイバクランプ3がシャフト5に対して抜け止め状態と成している。
【0015】
ファイバクランプ3とクランプベース1との間には押圧印加ばね4が設けられており、この押圧印加ばね4は、クランプベース1の先端側の突き当て部8を光ファイバ配列具10の上面に当接させてファイバクランプ3によって光ファイバ13を押さえた状態で、ファイバクランプ3を光ファイバ13側に押圧する押圧印加部材として機能する。
【0016】
なお、本実施形態例の光ファイバクランプ機構には、図示されていないクランプベース駆動手段が設けられており、光ファイバ配列具10のV溝9に光ファイバ13を配列した状態で、クランプベース駆動手段によってクランプベース1を光ファイバ配列具10側へ回動させて、クランプベース1の先端側の突き当て部8を光ファイバ配列具10の上面20に当接させる構成と成している。
【0017】
本実施形態例は以上のように構成されており、本実施形態例の光ファイバクランプ機構によって光ファイバ13をクランプするときには、融着接続される光ファイバ13を光ファイバ配列具10のV溝9に配列させ、その状態で、前記クランプベース駆動機構によってクランプベース1を支軸12を支点として光ファイバ配列具10側へ回動させ、クランプベース1の先端側の突き当て部8を光ファイバ配列具10の上面20に当接させる。そうすると、図2に示すように、光ファイバ13は光ファイバ配列具10のV溝9とファイバクランプ3との間にクランプされ、このとき、押圧印加ばね4の押圧力によってファイバクランプ3が光ファイバ13側に押圧され、光ファイバ13がファイバクランプ3と光ファイバ配列具10とによって保持される。
【0018】
本実施形態例によれば、上記のように、クランプベースの先端側に突き当て部8を設けて突き当て部8を光ファイバ配列具10の上面20に当接させてファイバクランプ3によって光ファイバ13を押さえ、この状態でファイバクランプ3を光ファイバ13側に押圧する押圧印加ばね4をファイバクランプ3とクランプベース1との間に設けて、押圧印加ばね4によってファイバクランプ3を光ファイバ13側に押圧するようにしたため、従来の光ファイバクランプ機構のようにクランプベース1の自重やクランプベース1と支軸12との摩擦力などを考慮することなく、押圧印加ばね4の付勢力によってファイバクランプ3を光ファイバ13側に押圧して光ファイバ13に押圧力を印加することができる。
【0019】
そのため、本実施形態例によれば、押圧印加ばね4の付勢力を微妙に調節することによって、光ファイバ13側に加えられる押圧力を微妙に設定することが可能となり、適切な押圧力でもって光ファイバをV溝9側に押圧することができる。
【0020】
図3の(a)には、本発明に係る光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構の第2実施形態例が側面図により示されており、同図の(b)には、(a)のA−A’断面図がクランプベース1の突き当て部8を省略した状態で示されている。本実施形態例は上記第1実施形態例とほぼ同様に構成されており、本実施形態例が上記第1実施形態例と異なる特徴的なことは、クランプベース1にシャフト5を介して2つ(一対)のファイバクランプ3を設けたことである。各ファイバクランプ3は、上記第1実施形態例と同様に、それぞれ2本のシャフト5を介してクランプベース1に取り付けられており、各ファイバクランプ3とクランプベース1との間にはそれぞれ押圧印加ばね4が設けられている。
【0021】
なお、本実施形態例において、光ファイバ配列具10a,10bの対向するV溝9はそれぞれ位置合わせされている。
【0022】
本実施形態例は以上のように構成されており、本実施形態例も上記第1実施形態例と同様に機能し、同様の効果を奏することができる。また、上記第1実施形態例の光ファイバクランプ機構を光ファイバ融着接続機に適用する場合には、2つの光ファイバクランプ機構を設けて、図8に示したように光ファイバ13を対向状態に保持することとなるが、本実施形態例では、図3の(b)に示すように、一対のファイバクランプ3によって、対向状態の光ファイバ13a,13b端部を保持することができる。
【0023】
しかも、本実施形態例では、光ファイバ配列具10aのV溝9と光ファイバ配列具10bのV溝9とが位置合わせされているために、例えば光ファイバ融着接続機に一対の光ファイバクランプ機構を設ける時に必要な光ファイバ配列具のV溝9の位置合わせ作業を省略することが可能となり、また、光ファイバ融着接続機に必要な部品点数を少なくすることができる。
【0024】
図4には、本発明に係る光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構の第3実施形態例が斜視図によって示されている。また、図5には、図4のA−A’断面図が示されている。これらの図に示されるように、本実施形態例が上記第2実施形態例と異なる特徴的なことは、クランプベース1の先端側に突き当て部8を設けずに、シャフト5の先端側に設けられた係止部6を光ファイバ配列具10のV溝9を避けた上面20に当接させて、ファイバクランプ3によって光ファイバ13を押さえる構成としたことである。なお、本実施形態例では、シャフト5の係止部6がファイバクランプ3の光ファイバ押さえ面21よりも下部側(光ファイバ配列具10側)に少し突出している。
【0025】
本実施形態例は以上のように構成されており、本実施形態例では、シャフト5の係止部6を光ファイバ配列具10の上面20のV溝9を避けた位置に当接させてファイバクランプ3によって光ファイバ13を押さえた状態で、押圧印加ばね4によってファイバクランプ3を光ファイバ13側に押圧することにより、光ファイバ配列具10のV溝9に配列された光ファイバ13がV溝9とファイバクランプ3とにより保持される。
【0026】
本実施形態例でも、ファイバクランプ3とクランプベース1との間に押圧印加ばね4を設けて、この押圧印加ばね4によってファイバクランプ3を光ファイバ13側に押圧するために、上記第1、第2実施形態例と同様の効果を奏することができる。
【0027】
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記第2実施形態例では、1つのクランプベース1に一対のファイバクランプ3を設けたが、例えば図6に示すように、一対のクランプベース1を固定ベース11に設けて、それぞれのクランプベース1にシャフト5を介してファイバクランプ3を設けるようにしてもよい。
【0028】
また、上記各実施形態例では、ファイバクランプ3は2本のシャフト5に抜け止め状態で嵌合されてクランプベース1に取り付けられていたが、3本以上のシャフト5にファイバクランプ3を嵌合してクランプベース1に取り付ける構成としてもよい。
【0029】
さらに、上記各実施形態例では、シャフト5の先端側に係止部6を形成し、ファイバクランプ3のシャフト嵌合穴14は光ファイバ押さえ面21側に段部19を有する穴としたが、上記第1,第2実施形態例のように、クランプベース1の先端側に突き当て部8を形成する場合には、例えば図2の破線に示すように、シャフト5の途中に係止部6を設け、ファイバクランプ3の中央側に段部を形成してもよく、ファイバクランプ3がシャフト5に対して抜け止め状態で摺動自在に嵌合されていればよい。
【0030】
さらに、上記各実施形態例では、ファイバクランプ3を光ファイバ13側に押圧する押圧印加部材として押圧印加ばね4を設けたが、押圧印加部材はばね以外の他の弾性体により構成してもよい。
【0031】
さらに、上記第1、第2実施形態例では、クランプベース1はコ字形状を呈しており、上記第3実施形態例ではL字形状を呈していたが、クランプベース1の形状は特に限定されるものではなく適宜設定されるものである。
【0032】
さらに、上記各実施形態例では、クランプベース駆動手段を設け、クランプベース駆動手段によってクランプベース1を光ファイバ配列具10側へ回動させたが、クランプベース駆動手段は省略し、クランプベース1の回動を手動等によって行うようにしてもよい。
【0033】
さらに、上記各実施形態例では、光ファイバ配列具10に複数のV溝9を形成し、複数の光ファイバ13を一括してクランプすることができる光ファイバクランプ機構としたが、光ファイバ配列具10に1本のV溝9を形成し、1本の光ファイバをクランプする光ファイバクランプ機構としてもよい。また、光ファイバ配列具10に、V溝9以外の例えばU字形溝などの光ファイバ配列溝を形成してもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、光ファイバ配列具に配列した光ファイバを押さえるファイバクランプをアーム部材に設けた少なくとも2本のシャフトに対して抜け止め状態で摺動自在に嵌合し、第1の発明においては、アーム部材先端側の突き当て部を光ファイバ配列具上面に当接させ、第2の発明においてはシャフト先端側の係止部を光ファイバ配列具上面に当接させ、ファイバクランプによって光ファイバを押さえた状態でファイバクランプを光ファイバ側に押圧する押圧印加部材をファイバクランプとアーム部材との間に設けたものであるから、アーム部材の自重などを考慮することなく、押圧印加部材によってファイバクランプを光ファイバ側に押圧する押圧力を微妙に加減して適切な値に設定することができる。
【0035】
そのため、本発明の光ファイバクランプ機構を光ファイバ融着接続機に適用することにより、光ファイバを融着接続する際に、光ファイバ配列具の光ファイバ配列溝とファイバクランプとの間に光ファイバを確実に保持し、さらに、その状態で、光ファイバを光ファイバ配列溝とファイバクランプとに接触させたまま光ファイバの軸心方向に移動させる操作もスムーズに行えるようにすることができるために、光ファイバ相互の融着接続を確実に、かつ、スムーズに行えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構の第1実施形態例を示す要部構成図である。
【図2】図1のA−A′断面図である。
【図3】本発明に係る光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構の第2実施形態例を示す要部構成図である。
【図4】本発明に係る光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構の第3実施形態例を示す要部構成図である。
【図5】図4のA−A′断面図である。
【図6】本発明に係る光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構の他の実施形態例を示す説明図である。
【図7】従来の光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構を示す説明図である。
【図8】光ファイバ融着接続機を用いた多心の光ファイバの融着接続方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 クランプベース
3 ファイバクランプ
4 押圧印加ばね
5 シャフト
6 係止部
8 突き当て部
9 V溝
10 光ファイバ配列具
11 固定ベース
Claims (2)
- 光ファイバを融着接続する対の放電電極を備えた光ファイバ融着接続機に配置され、放電電極間にセットされる光ファイバをクランプする光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構であって、表面に光ファイバ配列溝を形成した光ファイバ配列具と、該光ファイバ配列具近傍に配設される固定ベースとを有し、該固定ベースには基端側が固定ベースに対して回動自在に軸支されたアーム部材が設けられ、該アーム部材の先端側には光ファイバ配列具側に向けて突設する突き当て部が設けられ、該アーム部材の前記光ファイバ配列具方向への回動によって前記突き当て部が前記光ファイバ配列溝を避けた光ファイバ配列具上面に光ファイバ配列溝とアーム部材との間に間隔を確保して当接する構成と成しており、該アーム部材には前記光ファイバ配列具の光ファイバ配列溝形成面側に少なくとも2本のシャフトが突設され、該シャフトには光ファイバ配列溝に配列した光ファイバを押さえるファイバクランプがシャフトに対して抜け止め状態で摺動自在に嵌合され、前記アーム部材先端側の突き当て部を前記光ファイバ配列具上面に当接させてファイバクランプによって光ファイバを押さえた状態で該ファイバクランプを光ファイバ側に押圧する押圧印加部材が該ファイバクランプと前記アーム部材との間に設けられていることを特徴とする光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構。
- 光ファイバを融着接続する対の放電電極を備えた光ファイバ融着接続機に配置され、放電電極間にセットされる光ファイバをクランプする光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構であって、表面に光ファイバ配列溝を形成した光ファイバ配列具と、該光ファイバ配列具近傍に配設される固定ベースとを有し、該固定ベースには基端側が固定ベースに対して回動自在に軸支されたアーム部材が設けられ、該アーム部材には前記光ファイバ配列具の光ファイバ配列溝形成面側に少なくとも2本のシャフトが突設され、該シャフトには光ファイバ配列溝に配列した光ファイバを押さえるファイバクランプを抜け止め係止する係止部がシャフト先端側に設けられ、ファイバクランプはシャフトに対して抜け止め状態で摺動自在に嵌合され、前記シャフトの係止部を前記光ファイバ配列具上面の光ファイバ配列溝を避けた位置に当接させてファイバクランプによって光ファイバを押さえた状態で該ファイバクランプを光ファイバ側に押圧する押圧印加部材が該ファイバクランプと前記アーム部材との間に設けられていることを特徴とする光ファイバ融着接続機の光ファイバクランプ機構。
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JPH07306330A (ja) | 光ファイバの送り装置 |
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