JP2636987B2 - 多心光ファイバ心線接続装置 - Google Patents

多心光ファイバ心線接続装置

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JP2636987B2
JP2636987B2 JP3205763A JP20576391A JP2636987B2 JP 2636987 B2 JP2636987 B2 JP 2636987B2 JP 3205763 A JP3205763 A JP 3205763A JP 20576391 A JP20576391 A JP 20576391A JP 2636987 B2 JP2636987 B2 JP 2636987B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多心光ファイバ心線接
続装置に関し、詳しくは、個々の心線に対して軸調心機
構を備え、多心の光ファイバ心線を同時に接続する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ心線のように、複数の光ファイバ
をまとめて被覆した高密度心線を接続する装置として多
心一括融着型の接続装置がある。従来この種の多心光フ
ァイバ心線接続装置では光ファイバ心線の軸合わせを図
6に示すようにV溝台のガイドだけによって行なってい
た。
【0003】すなわち、本図において、1は微動台2上
にクランプ部材3により把持された光ファイバテープ心
線であり、クランプ部材3にはハードクランプ3Aおよ
びソフトクランプ3Bが設けられていて、光ファイバ1
Aの先端部はV溝台4上に導かれた上、ソフトクランプ
3Bによって保持される。かくして微動台2を互いに矢
印方向に移動させることにより光ファイバ1Aの先端部
同士を近接させ、加熱融着手段5により溶融させて接続
が行なわれていたが、ここで、左右のV溝の寸法および
位置合わせが完全でないと、すべての光ファイバ1Aを
高精度に軸合わせすることができない。実際にはV溝の
寸法および位置合わせの高精度化には限界があり、光フ
ァイバ1Aに軸ずれ誤差が生じ易い。そして、この光フ
ァイバ1Aのコアにおける軸ずれは接続損失を左右する
最も大きな要因となる。
【0004】光ファイバは一般的にコア径50μmのグ
レーデッド形多モード光ファイバとコア径が数μmの単
一モード光ファイバとの2種類に大別でき、グレーデッ
ド形多モード光ファイバの多心接続の場合はコア径が5
0μmと比較的大きいため、ある程度の軸ずれ誤差は許
容され、上述したV溝のみで軸合わせを実施しても接続
損失を0.1dB以下に抑制することが可能であった。
【0005】しかし、単一モードの光ファイバのコア径
は数μmであるために、図7に示すように軸ずれ(単位
μm)による接続損失(dB)はグレーデッド形多モー
ド光ファイバに較べて非常に大きく、例えば、コア径5
μmの軸ずれ量が2μmであると、それに対応するグレ
ーデッド形多モード光ファイバの場合の理論上の接続損
失は0.066dBと非常に小さいのに対して、単一モ
ード光ファイバの場合は2dBと非常に大きくなる。
【0006】そこで、単一モード光ファイバの接続損失
を0.1dB以下にするには、軸ずれ量を0.49μm
以下に抑える必要がある。この軸ずれの制限はただ単に
V溝のガイドのみによる軸合わせで実現できるものでは
なく、多心であるテープ心線1の心線1本1本を独立に
位置合わせする形態の軸合わせ機構が必要となる。
【0007】図8の(a)および(b)は従来の単一モ
ード光ファイバの単心接続に使用されてきた高精度軸調
心機構の例をそれぞれ示す。これらには応力歪型とてこ
型とがあり、前者の機構では、図8の(a)に示すよう
な片もち梁6を、また後者の機構では図8の(b)に示
すようなてこ7を有し、不図示のモータによって駆動さ
れるマイクロメータ8の微動によってこれらの梁6また
は7が移動され光ファイバ1Aを支持しているV溝台4
を2次元的に微動させて軸合わせを行なっている。な
お、9は緩衝用のコイルばねである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た単一モード光ファイバの単心接続用装置では、光ファ
イバの1本ごとに片もち梁またはてこと、マイクロメー
タおよびその駆動源であるモータをそれぞれ2つずつ設
けなければならず、構成が大型化する上に、例えば10
心のテープ光ファイバの場合、光ファイバの間隔が約
0.25mmなので、このような空間に上記の機構を組
み込むことは不可能に近い。また、できたとしてもマイ
クロメータやモータなどを20個も必要とし、高価なも
のとなる。
【0009】本発明の目的は、上述した従来の問題点を
解決すべく、コンパクトで個々の光ファイバコアをそれ
ぞれ独立して高精度に軸合わせ可能な多心光ファイバ心
線接続装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の形態
は、複数本の光ファイバ心線個々に載置される複数の
V型溝所定間隔で形成したV溝台と、前記V型溝の一
対の斜面の一方と対応する斜面が先端部にそれぞれ形成
され、所定間隔で配列する複数の第1微移動部材と、こ
れら第1微移動部材と交互に配置され、前記V型溝の一
対の斜面の他方と対応する斜面が先端部にそれぞれ形成
されて前記第1微動部材とで前記光ファイバ心線を個々
に受ける複数の第2微移動部材と、これら第1および第
2の微移動部材の基端側に一端部がそれぞれ連結されて
当該第1および第2の微移動部材の先端部の位置を個々
に変位させるための複数対の駆動素子と、これら駆動素
子をそれぞれ個々に駆動して前記第1および第2の微移
動部材の先端部の位置を個々に調整するための制御手段
と、前記駆動素子の他端部をそれぞれ支持する基台と
たことを特徴とする多心光ファイバ心線接続装置に
る。また、本発明による第2の形態は、複数本の光フ
ァイバ心線が個々に載置される複数のV型溝を所定間隔
で形成したV溝台と、前記V型溝の一対の斜面の一方と
対応する斜面が先端部にそれぞれ形成され、所定間隔で
配列する複数の第1微移動部材と、これら第1微移動部
材と交互に配置され、前記V型溝の一対の斜面の他方と
対応する斜面が先端部にそれぞれ形成されて前記第1微
動部材とで前記光ファイバ心線を個々に受ける複数の第
2微移動部材と、これら第1および第2の微移動部材の
基端側に一端部がそれぞれ連結されて当該第1および第
2の微移動部材の先端部の位置を個々に変位させるため
の複数対の駆動素子と、これら駆動素子の他端部がそれ
ぞれ連結された基台とを対向状態で2組具え、さらに一
方の組の前記光ファイバ心線と他方の組の前記光ファイ
バ心線との軸ずれ量を測定する軸ずれ量測定手段と、前
記軸ずれ量測定手段による測定結果に基づき、前記駆動
素子の駆動制御を個々に行って前記第1および第2の微
移動部材の先端部の位置を個々に調整するための制御手
段と、前記一方の組の光ファイバ心線と前記他方の組の
光ファイバ心線とを接続するための加熱融着手段とを具
えたことを特徴とする多心光ファイバ心線接続装置にあ
る。 ここで、第1および第2の微移動部材の基端部は、
V型溝の配列方向に沿った 軸線回りに回動自在に基台に
枢支されているものであってもよい。また、第1および
第2の微移動部材と前記基台とに対する前記駆動素子の
連結位置を、前記V型溝の長手方向に沿ってずらすこと
も有効である。
【0011】
【作用】本発明の第1の形態によると、V溝台のV型溝
に個々の光ファイバ心線を載置し、それらの接続端部を
第1および第2の微移動部材の先端部の斜面でそれぞれ
受ける。これら光ファイバ心線の接続端部の位置を微調
整する場合には、駆動手段によって調整すべき光ファイ
バ心線に対応した駆動素子を作動させることにより、こ
の駆動素子が連結された微移動部材の先端部の斜面の位
置がずれる結果、光ファイバ心線の接続端部の位置が微
調整される。 また、本発明の第2の形態によると、2組
のV溝台のV型溝に2組の光ファイバ心線をそれぞれ載
置し、それらの接続端部を第1および第2の微移動部材
の先端部の斜面で個々に受ける。そして、軸ずれ量測定
手段によって一方の組の前記光ファイバ心線と他方の組
の前記光ファイバ心線との軸ずれ量を測定し、この測定
結果に基づいて制御装置が個々の駆動素子の駆動制御を
行い、相互に対向する2組の光ファイバの接続端部を軸
合わせする。そして、加熱融着手段によって2組の光フ
ァイバの接続端部の融着接続を行う。
【0012】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例を示す。なお、こ
こで示される装置は従来例として示した図6において、
V溝台4の代わりに設けられるもので、その他の装置に
ついては同様のため省略してある。また、以下で、接合
される双方のテープ心線を融着させるための放電電極等
の手段は従来の光ファイバ心線接続装置と変わることが
ないのでその図面ならびに説明を省略する。
【0014】図1において、11は先に図6において示
たV溝台4の代わりに配置した本発明にかかる光ファ
イバ軸合せ用の微調整装置であり、本来、微動台2やV
溝台4、更にソフトクランプ3B等は図6のところで説
明したように加熱融着手段5の位置を中心にして一対が
対称配置されている。従い、本実施例においても図1に
示すように複数の光ファイバ微調整装置11が、同様に
して不図示の融着加熱手段を中心に対称配置されるもの
で、ここで、微調整装置11は複数の光ファイバ1Aの
個々に対して設けられている。なお、本実施例では、模
式的にその光ファイバ1Aの数を3本としたため、3組
の微調整装置11が基台10上に配設されている。
【0015】更にここで、微調整装置11は、それぞれ
が11Aおよび11Bの2つの微移動部材の組で構成さ
れるもので、その各々は、頂部にV溝台4のV形溝4A
に合せ、光ファイバ1Aをその両側から斜めに支持可能
なテーパ面12Aおよび12Bが形成された光ファイバ
支持部材13Aおよび13Bと基台10から立設され、
光ファイバ支持部材13Aおよび13Bのそれぞれ下面
に取付けられた圧電素子14Aおよび14Bとで構成さ
れている。また、これらの光ファイバ支持部材13Aお
よび13Bは、側面から見た場合、ほぼL字型に形成さ
れており、更にその圧電素子14Aおよび14Bが装着
される脚部13Cの長さはここで6つある支持部材別に
順次変えてある。かくして圧電素子14Aおよび14B
の複数組(ここでは3組)を光ファイバ1Aの狭い配列
間隔、例えば250μm程度の間隔の配列に対して斜め
に配置することにより、その素子間の間隔を十分に保つ
ことができる。また、(b)に示すように、これらの光
ファイバ微移動部材11Aおよび11Bはその光ファイ
バ支持部材13Aおよび13Bのテーパ面12Aおよび
12Bによって両側から光ファイバ1Aの先端部近傍を
支持すると共に、これら複数の光ファイバ支持部材とV
溝台4とは双方から弾性把持部材15によってソフトに
把持される。なお、(b)では図面を分り易くするため
に、実際には側面同士が密接する光ファイバ支持部材1
3A,13Bの間にすき間があるように記載されてい
る。
【0016】図2は上述した多心光ファイバ心線接続装
置により光ファイバ同士の軸合せのための調整を行う制
御用回路の構成の一例を示す。なおここでは、説明を分
り易くするために、V溝台やソフトクランプその他制御
に直接かかわりのない部材が省略されている。図2にお
いて、31は対向する光ファイバ端面同士間の軸ずれ量
を測定する軸ずれ量測定装置、32は軸ずれ量測定装置
31から入力された軸ずれ量に基づき、周知のPID制
御等によって個々の光ファイバ1Aに対しての適切な微
移動量に対応するアンプ駆動電圧を差動増幅器33に発
生させる制御器である。
【0017】ここで、軸ずれ量測定装置31としては、
ITVテレビと画像処理系とを組合せたものや互いに接
続される光ファイバ1A同士のコアを通過するパワーの
最大値に基づいて軸ずれ量を最小にする等の手段が考え
られるが、その他、TVカメラによって対向位置に保持
される光ファイバに対し、その対向する2方向からの透
通光の像をモニタリングし、画像処理することによって
軸ずれ量を求めるようにしてもよい。なお、対向する光
ファイバ同士の端面を近接させて、融着実施近傍に位置
させた状態で軸ずれ量測定装置31により測定された軸
ずれ量がさほど大きくない場合は片側の装置のみを操作
するだけで目的を達成することが可能である。
【0018】このように構成した多心光ファイバ心線接
続装置においては、図2に示したような制御用の回路に
よりアンプ33を介して個々の圧電素子14A,14
B,…を駆動することにより微移動部材11A,11B
の各組をそれぞれ上下に微動させることができる。
【0019】すなわち、図3において、その(a)に示
す光ファイバ1Aの場合はこれを上方に微移動させるこ
とによりこの光ファイバ1Aと対向する位置に保持され
る不図示の光ファイバと軸合せするもので、この場合は
この(a)の位置に保たれる光ファイバ1Aに対し、こ
れを支持する2つの光ファイバ支持部材13A,13B
の双方、つまり微移動部材11A,11Bの双方を同時
に上方に延伸させるべく、圧電素子14A,14Bに例
えば同じ複数の電圧を印加させてやればよい。また
(b)に示す光ファイバ1Aの場合は、この図で光ファ
イバ1Aの先端部を右方向に微移動させる例であり、こ
の場合は、この光ファイバ1Aの左方に位置する微移動
部材11Aのみをその圧電素子14Aを介して駆動す
る。
【0020】更にまた、(c)に示す光ファイバ1Aの
場合は、この図で光ファイバ1Aの先端部を左方向に微
移動させる例であり、この場合は、上記と反対に、この
光ファイバ1Aの右方に位置する微移動部材11Bのみ
をその圧電素子14Bを介して駆動すればよい。以上に
述べたようにして光ファイバ1Aの先端部を光ファイバ
と直交する2次元の面内で自由に微移動させることがで
きる。
【0021】なお、初期の軸ずれ量が比較的大きいよう
な場合には、まず、対称配置した上述の装置のうちいず
れか一方の基台10を先に微調整してすべての光ファイ
バの軸ずれ量の2乗値の和が最小になるようにしてお
き、その上でいずれか片方の基台10上の微移動部材の
みの操作を行うか、あるいは双方の基台上の微移動部材
をそれぞれ個別に操作すべく制御を行えばよい。
【0022】図4および図5は本発明の第2の実施例を
示す。本実施例は、光ファイバ微調整装置における個々
の微移動部材に、より一層安定化した確実な動作が期待
できるようにしたものである。なお、以下で先に第1の
実施例として図1〜図3のところで説明したものと同一
の機能を有する部材については原則的に同一符号を用い
てその説明を省略する。
【0023】図4において、21は第2実施例による微
調整装置であり、本例においてもかかる微調整装置21
は基台10上に支持されるもので、このような複数の微
調整装置21が図6のところで説明したように加熱融着
手段5を中心として一対が対称配置されることは変わり
はない。また、本例の場合も3組の微調整装置21が基
台10上に配置されている。さらにまた、本例の場合、
それぞれの微調整装置21は対をなす2つずつの微移動
部材で構成されている。なおここで、そのL字形をなす
微移動部材の基体をなす支持部材23は同一形状に形成
される。説明を分かり易くするために、図4の(b)に
示すように、これらの微移動部材をその左側から21
A,21B,21C,21D,21E,21Fと呼ぶこ
ととする。従って対をなす微移動部材21Aと21B,
21Cと21D、21Eと21Fのそれぞれにより3組
の微調整装置21が構成され、これらは、個々の装置2
1の支持部材23に取り付けられた圧電素子24A〜2
4Fによってそれぞれ基台10上に支持される。
【0024】また、本実施例による微移動部材21A〜
21Fの支持部材23には、図5の(a)〜(f)に示
すように、その底面側の異なる位置でそれぞれ対応する
圧電素子24A〜24Fと接続するための脚部26A〜
26Fが設けられると共に、微移動部材21A〜21F
の支持部材23はその端部が支持ピン28によって揺動
可能に支持される。なお、各微調整装置21の間には図
4の(b)に示すようにスペーサ30が介装されていて
隣接する微移動部材同士がその調整時に干渉しないよう
にしてある。
【0025】さて、このように構成した多心光ファイバ
心線接続装置による総体的な動作としては第1実施例の
ところで説明したところと変わりがないのでこれを省略
し、微調整装置21にかかわる部分の動作のみについて
説明する。
【0026】本実施例によれば、対を成す微移動部材
(21A,21B)、(21C,21D)および(21
E,21F)で構成される微調整装置21では、そのい
ずれもが互いに平行かつ同じL字型形状を有する支持部
材23を有し、その一端が支持ピン28によって基台1
0に支持されるもので、かくして安定した支持状態が得
られる。しかも隣接する微調整装置21間にスペーサ3
0を介装したことによってスペーサ30に双方から接触
し合う微移動部材、例えば図4で21Bと21Cの間で
の互いの微移動動作が干渉されるようなことがない。
【0027】また、各微移動部材21Aから21Fの支
持部材23底面における異なる位置に脚部26A〜26
Fを突設し、これらを介してそれぞれ板状の圧電素子2
4A〜24Fを基台10との間に配置したので、これら
圧電素子24A〜24Fへの電圧印加により個々の微移
動部材21A〜21Fを挺子の利用で動作させ、その頂
部に設けられている各テーパ面22(図4の(b)参
照)の上下微動を行わせることができ、コンパクトで、
しかもより安定した微調整動作が得られる機構を提供す
ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の多心光ファイバ心線接続装置に
よると、V溝台のV型溝の一対の斜面と対応する斜面が
先端部にそれぞれ形成された一対の微移動部材をV型溝
の数に応じて複数対配置し、これら微移動部材の基端側
に当該微移動部材の先端部の位置を個々に変位させるた
めの駆動素子をそれぞれ連結し、これら駆動素子を制御
手段によって個々に駆動するようにしたので、個々の光
ファイバ心線の調整代を大きくすることができるにも拘
らず、多心光ファイバ心線接続装置をコンパクトに構成
することが可能であり、しかも多心光ファイバ心線を高
精度に軸合わせして接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を側面,正面および上面か
ら見て示す構成図である。
【図2】本発明にかかる軸心合せのための制御用回路の
構成図である。
【図3】本発明による軸心合せ動作の説明図である。
【図4】本発明の第2実施例を側面および正面から見て
示す構成図である。
【図5】本発明の第2実施例にかかる微移動部材の各支
持部材の形状を示す側面図である。
【図6】従来の多心光ファイバ心線接続装置の構成図で
ある。
【図7】軸ずれ量と軸ずれによる接続損失との関係を示
す特性曲線図である。
【図8】従来の軸合せ装置の2例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 テープ心線 1A 光ファイバ 4 V溝台 4A 溝形 10 基台 11,21 微調整装置 11A,11B,21A〜21F 微移動部材 12A,12B,22 テーパ面 13A,13B,23 光ファイバ支持部材 14A,14B,24A〜24F 圧電素子 15 弾性把持部材 26A〜26F 脚部 28 支持ピン 30 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藪田 哲郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−150603(JP,A) 特開 昭57−4015(JP,A) 特開 昭61−245112(JP,A) 特開 平4−234006(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバ心線個々に載置さ
    れる複数のV型溝所定間隔で形成したV溝台と、 前記V型溝の一対の斜面の一方と対応する斜面が先端部
    にそれぞれ形成され、所定間隔で配列する複数の第1微
    移動部材と、 これら第1微移動部材と交互に配置され、前記V型溝の
    一対の斜面の他方と対応する斜面が先端部にそれぞれ形
    成されて前記第1微動部材とで前記光ファイバ心線を個
    々に受ける複数の第2微移動部材と、 これら第1および第2の微移動部材の基端側に一端部が
    それぞれ連結されて当該第1および第2の微移動部材の
    先端部の位置を個々に変位させるための複数対の駆動素
    子と、 これら駆動素子をそれぞれ個々に駆動して前記第1およ
    び第2の微移動部材の先端部の位置を個々に調整するた
    めの 制御手段と、前記駆動素子の他端部をそれぞれ支持する基台と を具
    たことを特徴とする多心光ファイバ心線接続装置。
  2. 【請求項2】 複数本の光ファイバ心線が個々に載置さ
    れる複数のV型溝を所定間隔で形成したV溝台と、 前記V型溝の一対の斜面の一方と対応する斜面が先端部
    にそれぞれ形成され、所定間隔で配列する複数の第1微
    移動部材と、 これら第1微移動部材と交互に配置され、前記V型溝の
    一対の斜面の他方と対応する斜面が先端部にそれぞれ形
    成されて前記第1微動部材とで前記光ファイバ心線を個
    々に受ける複数の第2微移動部材と、 これら第1および第2の微移動部材の基端側に一端部が
    それぞれ連結されて当該第1および第2の微移動部材の
    先端部の位置を個々に変位させるための複数対の駆動素
    子と、 これら駆動素子の他端部がそれぞれ連結された基台と
    対向状態で2組具え、 さらに一方の組の前記光ファイバ心線と他方の組の前記
    光ファイバ心線との軸ずれ量を測定する軸ずれ量測定手
    段と、 前記軸ずれ量測定手段による測定結果に基づき、前記駆
    動素子の駆動制御を個々に行って前記第1および第2の
    微移動部材の先端部の位置を個々に調整するための制御
    手段と、 前記一方の組の光ファイバ心線と前記他方の組の光ファ
    イバ心線とを接続するための加熱融着手段と を具えたこ
    とを特徴とする 多心光ファイバ心線接続装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の微移動部材の基端
    部は、前記V型溝の配列方向に沿った軸線回りに回動自
    在に前記基台に枢支されていることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の多心光ファイバ心線接続装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の微移動部材と前記
    基台とに対する前記駆動素子の連結位置は、前記V型溝
    の長手方向に沿ってずらされていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の多心光ファイバ心線接続
    装置。
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