JP3670654B2 - 光回路部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光回路部品に関し、より詳細には、その入出力光ファイバの配線領域を小さくできるように改善を図った光回路部品に関するものである。
【0002】
近年、各国で実用導入を目指した光通信システムの検討が進められている。これらのシステムに用いられている光回路部品の一つに、光導波路で形成された導波型光回路部品が知られている。導波型光回路部品は、基板上に光導波路にて光回路を形成した光回路素子と、前記光回路の入出力導波路に接続された光ファイバとから構成される。光ファイバは、光回路素子の入出力としてだけでなく、光回路部品間を接続する光配線としての役割を果たす。この光配線に伴う光損失を最小限にするには、曲げ半径を約30mm以上にする必要があり、このため装置内に光配線領域を所定の値以上の面積を確保する必要がある。それゆえ、装置内の光配線領域を減らすことは、装置の小型化、言い換えると、光部品の実装高密度を上げることにつながる。
【0003】
【従来の技術】
近年のマルチメディアの進展により、画像情報等の種々の大容量データを高速、かつ、双方向伝送できる通信システムの開発が切望されており、光通信を利用した実用的なシステムの研究開発が各国で急速に進められている。それに伴い、種々の光部品開発が、最近盛んになっている。
【0004】
光部品には、レンズやミラー等を組み合わせたバルク型、光ファイバの融着等により形成する光ファイバ型、および、光導波路により形成する導波型がある。導波型は、薄膜作製技術とLSIの加工技術を組み合わせて作製され、光回路パラメータを高精度かつ任意に設定できることから、バルク型や光ファイバ型に比較して、高い集積度と高度な機能が実現でき、量産に適している。
【0005】
また、光部品間の接続には、配線として光ファイバが用いられており、導波型光回路素子(以下、光回路素子)の光入出力として光ファイバを用いることは不可欠である。
【0006】
図10は、従来の光回路素子の構成図で、この光回路は、アレー導波路回折格子と呼ばれる光回路である。アレー導波路回折格子(光回路素子)1000は、入力光導波路1001、出力光導波路1002、光導波路アレー1003、スラブ導波路1004にて構成され、基板1005上に形成されている。入力光導波路1001と出力光導波路1002は、それぞれ反対側の端面に配置されている。
【0007】
図11は、アレー導波路回折格子1100に入出力光ファイバ等を接続してモジュール化した光回路部品の構成図である。アレー導波路回折格子1100の入力光導波路1101上に、ガラス板1106を貼り付け、その端面に多心光ファイバ1103とファイバ固定用ブロック1104で構成した光ファイバ部品1105を接続した。同様に、出力光導波路1102上に、ガラス板1110を貼り付け、その端面に多心光ファイバ1107とファイバ固定用ブロック1108で構成した光ファイバ部品1109を接続した。
【0008】
アレー導波路回折格子1100は、温度を一定にして動作させるため、光回路素子を、熱伝導性基板1111を介してペルチェ素子1112に接着固定している。温度制御は、熱伝導性基板1111の温度をサーミスタ1113にて測定し、ペルチェ素子1112の電流を調整することで行う。
【0009】
図12は、アレー導波路回折格子をモジュール化した光回路部品をボード上に搭載した図である。光回路部品1200の入力光ファイバ1201と出力光ファイバ1202を、光コネクタ1203を介してボードの光インターフェースとなる光コネクタアダプタ1204に接続した。光ファイバ1201の端子はボード1205上で大きく曲げられて、光ファイバコネクタ1203に導かれる。この場合の曲げ半径は、曲げによる損失を無視できる程度に大きくする必要がある。曲げ半径は、使用するファイバにもよるが、標準的には30nm以上が必要である。
【0010】
なお、本発明に関連する従来技術を開示したものとして、以下のような特許文献1〜3のものがある。
【0011】
【特許文献1】
特開平5−107424号公報
【特許文献2】
特開平8−184720号公報
【特許文献3】
特開平8−334648号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図12のように、光入出力がボード1205の同一端面に配置される場合、前記の従来技術では、光回路部品の入力光ファイバ1201および出力光ファイバ1202を同じ方向になるように配線するための領域が必要であった。それゆえ、小型の光回路部品においても、この光ファイバ配線領域のために、ボードの小型化、あるいは、部品を高密度に実装することが難しく、すなわち、装置の小型化ができない問題があった。また、光回路素子と光ファイバを接続する際に入力側と出力側を別々に行い、また、ボード内配線でも入力側と出力側で別々に行うために、部品数や工数が増え、コストを増加させていた。さらに、光回路素子への光ファイバ接続の際に、入出力導波路と入出力光ファイバの光軸が若干ずれることがあり、入力側光ファイバから入射した光信号の一部が迷光として、光回路素子内を伝搬後、別の出力光ファイバに結合してクロストークとなることがあり、光回路部品の性能を劣化させ、歩留りを落とすことがあった。特に、40dB以上の高いクロストークを有する光回路素子や、入出力導波路が同一直線上の対向した位置に配置された光回路素子で生じていた。
【0013】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光回路部品のボード内の光ファイバ配線領域とその配線工数の削減と、光回路素子への光ファイバの接続部品数とその工数の削減と、モジュール化による光回路部品性能劣化の抑制とを実現できる光回路部品を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、光導波路で構成された光回路と、該光回路に接続された入出力光導波路とが平面基板上に設けられており、該入出力光導波路に光を入出力する入出力光ファイバとを設けてなる光回路部品において、前記光回路がAWGであり、該AWGの少なくとも1つのスラブ導波路に調心用光導波路が接続されており、該調心用光導波路は前記平面基板上に設けられており、前記入出力光ファイバと前記入出力光導波路の端部とを接続するファイバ固定用ブロックを少なくとも1つ備え、少なくとも1つの前記調心用光導波路の端部が、前記入出力光導波路の端部とは、前記平面基板の異なる端面に配置されており、前記光回路の途中に設けられた曲げによって前記入出力光導波路が前記平面基板の同一の端面に配置され、該端面に前記入出力光ファイバが接続されていることを特徴とする。
【0018】
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記調心用光導波路が、前記AWGの2つのスラブ導波路にそれぞれ接続されていることを特徴とする。
【0019】
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、一方の前記スラブ導波路に接続された前記調心用光導波路の他の端部と、他方の前記スラブ導波路に接続された前記調心用光導波路の他の端部とが、前記平面基板の対向する端面にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
【0026】
上述したように、本発明は、以下の光回路素子の構成、部品構成、測定装置構成、部品製造方法を用いたことを主要な特徴とするものである。
【0027】
(i) 光回路素子の構成において、光回路の入力光導波路と出力光導波路を同一端面に配置する。
【0028】
(ii) 光回路を構成する光導波路の比屈折率差を入出力光ファイバよりも大きく設定する。
【0029】
(iii ) 光回路素子の構成において、光回路と光ファイバ部品の接続に用いる調心用光導波路を設け、その入出力端面の一方を、光回路の入出力導波路の少なくとも一方と同一端面に配置し、他方を別の端面に配置する。
【0030】
(iv) 光回路素子の構成において、あらかじめ回路内に調心用光導波路を設け、その入力導波路と出力導波路は異なる端面に配置する。
【0031】
(v) 測定装置構成において、光回路へ光を入力するための光ファイバと光回路素子からの光出力を受けるための光ファイバとを個別に保持して移動する装置を、光回路素子の入出力光導波路を有するほぼ同一端面側に配置する。
【0032】
(vi) 部品構成において、上記の光回路素子に光ファイバ部品を接続した光回路部品である。
【0033】
(vii) 部品作製方法は、接続の際に、接続用光回路に光を導波して光ファイバ部品と調心を行い、必要に応じて、第1の光回路に光を導波して調心を行う。
【0034】
本発明は、光回路の入出力光導波路を同一端面に配置することにより、入出力光ファイバを光回路部品の同一方向に配置することができ、ボードや装置内での光ファイバ配線領域を削減でき、装置の小型が図れる。また、入力光導波路と出力光導波路を同一端面に隣接して配置すると、入力ファバと出力ファイバを一つの筐体内に収容した光ファイバ部品で光回路素子に接続もでき、部品数およびその工数を、従来のおおよそ半分にできる。また、入力光ファイバと出力光ファイバが対向しないので、接続時の入出力光ファイバと入出力光導波路の光軸ずれによる光回路部品性能劣化を防ぐことができ、歩留りを上げられる。さらに、光導波路部の屈折率差を高くすれば曲げ半径を小さくできるので、光回路内の狭い領域で光路を変えることが可能である。
【0035】
この光部品を、効率よく評価・作製するために、鋭意検討を行い、本発明の光回路素子の構成の他に調心用光導波路構成、接続用光回路構成、光回路測定装置構成、光ファイバ部品の接続方法を見出した。これらには以下の作用がある。
【0036】
本発明の光回路素子への光ファイバ部品接続において、従来のように接続する光回路に直接光を導波して調心する方法は、可能であるが、光回路素子に、本発明の接続に用いる調心用光回路を配置することで、従来の接続手順を利用した調心、接続ができ、1接続点あたりの接続効率をほぼ従来程度にできる。特に、入出力光導波路のなす角が0度である入出力導波路を同一端面に配置した構成では、入出力を同一の光ファイバ部品で一括して接続できる利点があるが、調心動作で入力と出力が同時に動いてしまうのに対し、本発明の構成をとることで、効率良く調心接続が行える。
【0037】
本発明における調心用導波路は、入力導波路と出力導波路が異なる端面に配置されるため、従来の光回路素子評価装置を用いて、素子自身の良・不良の検査のための調心用導波路として用いることができる。
【0038】
調心用光導波路を用いた素子評価は、性能を簡便に把握するのには適しており、素子段階での不良品の抽出に適している。ただし、スプリッタのように、この調心用光導波路を設けることが難しい光回路素子や、使用が厳しく、調心用光導波路だけでは性能を判断できない場合、全入出力で特性を測定する必要がある。従来の光入出力が対向した光回路素子の測定装置での測定は、できず、本発明の測定装置構成により、測定ができ、従来と同様の評価を行うことができる。
【0039】
以上のような構成により、本発明は、従来と比較して小型で低コストな装置を製造するための光回路部品を提供することが可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の光回路素子(光回路部品)の実施例1を示す図である。
光回路は、入力光導波路101、出力光導波路102、光導波路アレー103、スラブ導波路104、第1の調心用光導波路105、第2の調心用光導波路106、および測定補助用光導波路107を、基板108上に形成したアレー導波路回折格子100である。本光回路部品は、前述の図10に示した従来のアレー導波路回折格子1000の入力光導波路1001と出力光導波路1002を光回路素子の同一端面側に配置した構成である。
【0041】
調心用光導波路として、アレー導波路回折格子の一部端子を用いるため、一端を入出力導波路が配置される端面と隣接する端面に配置している。また、アレー導波路回折格子100は急峻な波長選択性を持つため、調心時の光源の波長によっては、微弱な光しか出力せず、調心が困難となることがある。それゆえ、測定補助用光導波路107を入力光導波路101の隣接位置に設けた。
【0042】
アレー導波路回折格子100は、基板108にシリコン基板を用い、シリコン基板上に石英系光導波路にて作製した。石英系光導波路は、火炎堆積法を用いてシリコン基板上に下部クラッド層とコア層からなる石英系光導波路膜を形成し、コア層をLSIのフォトリソグラフ技術と反応性イオンエッチング技術にて加工し、リッジ状のコアを形成した後、再び、火炎堆積法を用いて上部クラッド層となる石英系ガラス層を形成して作製した。
【0043】
コアとクラッドの比屈折率差は、0.75%であり、スラブ導波路104を除く光導波路のコア系は6μm×6μm矩形形状の単一モード光導波路である。この比屈折率差の導波路では、損失が無視できる許容曲げ半径は5mmであり、曲げに要する面積は小さい。すなわち、入出力導波路を同一端面に揃えるのに大きな面積を要しない。
【0044】
入出力ファイバの接続に先立ち、光回路素子の特性の良・不良を検査した。これには、上記の調心用光導波路105,106を用いることができる。
光回路素子100の特性測定は、第1の調心用光導波路105と第2の調心用光導波路106間を従来の測定装置で測定した後、さらに詳細に測定するために、図2に示す本発明の構成である入出力光ファイバと入出力光導波路を突き合わせる(バッティングする)測定装置で行った。
【0045】
本装置は、第1の光ファイバ201と、それを保持する第1の光ファイバ保持治具202と、それらを所望の位置に移動する第1の光ファイバ移動装置203と、第2の光ファイバ204と、それを保持する第2の光ファイバ保持治具205と、それらを所望の位置に移動する第2の光ファイバ移動装置206と、光回路素子207を保持するための光回路素子保持台208と、第1の光ファイバ201に接続した光源209と、第2の光ファイバ204に接続した光検出器210と、光検出器210の光強度から第1の光ファイバ移動装置203と第2の光ファイバ移動装置206を制御する制御装置211とで、構成する。
【0046】
この構成で光導波路への光ファイバ突き合わせは可能であるが、より簡単に、迅速に行うため、および従来の入出力構成を有する光回路素子を測定できるように、第3の光ファイバ212と、第3の光ファイバ保持治具213と、第3の光ファイバ移動装置214と、第2の光検出器215を組み込んでいる。第3の光ファイバ移動装置214は、第2の光検出器215の光強度により制御装置211にて制御される。
【0047】
第1の単一モードの光ファイバ201は、光源209からの光信号を、アレー導波路回折格子207の入力光導波路216に入射する。第2の単一モードの光ファイバ204は、アレー導波路回折格子207の出力光導波路217からの出力信号を光検出器210に入力するためのものである。本装置の光回路素子保持台208は、ペルチェ素子等を含み、光回路素子の温度制御ができる構成となっている。
【0048】
光回路素子保持台208は、斜線に示す部分が0.5mm程度高い段部となっており、光回路素子207の直交する縁を段部に当てるように支持台上に固定することで、導波路の位置を数μm程度の精度で決めることができる。それゆえ、光ファイバを所望の光導波路端に数μm程度の精度で移動できる。
【0049】
本構成に含まれていないが、多チャンネル光スイッチを介して、光源209、第1の光検出器210と、第1の光ファイバ201、第2の光ファイバ204、および第3の光ファイバ212との接続を切り替えれば、それぞれの光ファイバを適宜入力用、出力用とに切り替えることができる。
【0050】
本実施例では、次の手順で光導波路と光ファイバの突き合わせを行った。
手順1. 第1の光ファイバ201および第3の光ファイバ212を測定補助用光導波路218に突き合わせる。
【0051】
手順2. 第1の光ファイバ201および第3の光ファイバ212を調心する。
【0052】
手順3. 第1の光ファイバ201を突き合わせる入力光導波路216まで移動する。
【0053】
手順4. 第2の光ファイバ204を突き合わせる出力光導波路217まで移動する。
【0054】
手順5. 第1の光ファイバ201および第2の光ファイバ204を調心する。
【0055】
手順6. 特性測定後、手順3〜手順5を繰り返す。
【0056】
手順1と4では、光回路素子207を先に述べたように光回路素子保持台208に固定することで、光導波路の位置が精度良く決められるので、光導波路と光ファイバの位置ずれは数μm以下となる。
【0057】
手順2では、光源209と第2の光検出器215を用いて、光ファイバの位置と光強度を制御装置211にて測定し、光強度が最大となる位置へ光ファイバを自動的に移動する。これにより、光導波路と光ファイバは、ほぼ0.1μm以下の位置ずれで突き合わさる。この精度は、光ファイバ移動装置の機械精度で主に決まるので、機械精度が上がれば、さらに正確に合わせることができる。
【0058】
手順3では、手順2での導波路の位置を基準にできるので、光導波路と光ファイバの位置ずれは1μm以下となる。
【0059】
手順4では、光導波路と光ファイバの位置ずれは数μm以下となる。この状態では、第1の光ファイバ201と入力導波路216の位置ずれ損失と、第2の光ファイバ204と出力導波路217での位置ずれ損失は、合計で1dB程度である。それゆえ、光源209の光周波数を調整して、第1の光検出器210での光強度が最大となるようにする。
【0060】
次に、手順5にて、手順2と同様に光導波路と光ファイバの位置ずれをほぼ0.1μm以下にできる。この後、アレー導波路回折格子200の特性は、光源209の光波長を掃引しながら、第1の光検出器210にて光強度を測定した。全入出力の組について以上の測定を繰り返し、光回路素子207の全入出力での光学特性を測定した。作製した光回路素子207は、透過域での損失は、2.5dB以下であり、隣接チャネルクロストークは、30dB以上と良好な特性であった。本装置構成により、これまでの装置構成ではできなかった本発明の光回路素子光学特性を高精度に測定できた。光回路素子207の特性確認後、光ファイバ接続を行った。光ファイバには、比屈折率差が0.3%の1.3μm零分散ファイバを用いた。
【0061】
図3は、アレー導波路回折格子に、光ファイバ部品を接続した光回路部品を示す図である。光回路素子300の入出力導波路側の上面にガラス板305を貼り付け、多心光ファイバ306とファイバ固定用ブロック307で構成される入力導波路用光ファイバ部品308を入力導波路301に接続し、多心光ファイバ309とファイバ固定用ブロック310で構成される出力導波路用光ファイバ部品311を出力導波路302に接続したものである。なお、光回路としては、AWG(Arrayed Waveguide Grating;アレイド・ウエイブガイド・グレーティング)を用いることができる。
【0062】
本実施例では、多心ファイバアレーに8心のリボンファイバを用いた。この光部品を作製するために、始めに、光回路素子300に、ガラス板305を貼り付けた後、入出力導波路端面の研磨を行った。次に、光ファイバ部品308を入力光導波路301に接続するために、単心の光ファイバにて、調心用の光を第2の調心用光導波路304に入射した。光ファイバと第2の調心用光導波路304との調心には、第1の調心用導波路303を用いて行った。
【0063】
次に、入力光導波路用光ファイバ部品308を、光回路素子300の基板に平行、垂直、回転の3方向に対して調心した。調心は、入力導波路301からの光強度が最大となるように行った。光ファイバ部品308の接続固定を行った後、出力導波路302と光ファイバ部品311を接続するために、光ファイバ部品308の光ファイバより光を入力して、出力光導波路302と光ファイバ部品311の調心を行った後、接続固定を行った。
【0064】
図3では省略したが、図11の従来のモジュール構成と同様に、光回路素子300の温度を一定にして動作させるため、光回路素子を熱伝導性基板とペルチェ素子を熱伝導性ペーストにて接着固定し、サーミスタを熱伝導性基板に固定していた。
【0065】
図4は、アレー導波路回折格子をモジュール化した光回路部品をボードに搭載した図である。ボードサイズは、図12のボード1205と同じである。光回路部品400の光ファイバ401を、光コネクタ402を介してボードの光インターフェースとなる光コネクタアダプタ403に接続した。図12の従来の光回路部品では、ボード内に1個した搭載できなかったが、本実施例では、2個搭載できる。本発明の構成により、光ファイバの配線領域を削減できた効果である。
【0066】
また、従来は、図1の光回路素子100のクロストークが45dB以上となる光周波数領域でも、図3の光ファイバ部品を接続した光回路部品では、30dB以下となることがあったが、本実施例では、光回路素子とほぼ同様の性能が維持された。本発明の構成により光ファイバと光導波路の位置ずれによる迷光の影響を回避でき、光回路部品の歩留りを改善できた。
【0067】
(実施例2)
図5は、本発明の実施例2を示す図で、光回路素子として、1×16光スイッチ500を用いている。1×16光スイッチは、1本の入力光導波路501、16本の出力光導波路502、15個の光スイッチエレメント503、および光スイッチエレメント間を、光導波路504で接続した構成である。
【0068】
本実施例では、入出力光ファイバの接続時の調心に用いるために、1×2のスプリッタ型の調心用光導波路505を1×16光スイッチを挟むように設け、2つの分岐端は、出力光導波路502の内の隣接光導波路間の中間に配置した。入出力光導波路の隣接光導波路間隔は、250μmとし、調心用光導波路505の2分岐側光導波路は、光回路素子端面で、隣接する出力光導波路502から125μmの位置に配置した。
【0069】
図6は、光スイッチエレメントの構成を示す図である。
2本の光導波路601を用い、2本の光導波路間隔を3μmまで近接した2つの方向性結合器602と、その間の一方の光導波路上にヒーター603を装荷したマッハ・ツェンダ干渉計型光スイッチである。図5の1×16光スイッチ500は、光導波路を実施例1と同様に作製した後、図6のヒーター603をTaNの蒸着・加工により形成した。実施例1と同様に、コアとクラッドの比屈折率差は0.75%、コア径6μm×6μmの単一モード光導波路である。
【0070】
本実施例では、図2に示す装置において光回路素子保持台208を移動させる光回路素子保持台移動装置702を加えた構成により光回路素子の検査を行った。光回路素子保持台移動装置702は、図2の制御装置211と接続した。
【0071】
光回路素子703は、1×16光スイッチ704を2回路アレー状に配置し、測定後、切断し、1回路ずつ使用した。測定方法は、実施例1と同様の手順で行った。図2の測定補助用光導波路218の替わりに、図7に示す調心用光導波路705を用いた。1回路測定後、光回路素子保持台移動装置702にて、光回路素子チップ703を移動し、2回路目の測定を行った。2回路とも、損失は、2dB以下、消光比は30dB以上と良好な特性を有していた。光回路素子特性を確認した後、光ファイバの接続を行った。
【0072】
図8は、1×16光スイッチに、光スイッチ部品を接続した光回路部品を示す図で、光回路素子800の入出力導波路側の上面にガラス板803を貼り付け、17心の多心光ファイバ804とファイバ固定用ブロック805で構成される光ファイバ部品806を入出力導波路802に接続したものである。なお、光回路としては、熱光学効果を利用した光スイッチ(TOSW;Thermal Optical Switch)を用いることができる。
【0073】
この光部品を作製するために、始めに、光回路素子800に、ガラス板803を貼り付けた後、入出力導波路802の端面研磨を行った。次に、調心用光導波路801を用いて、光ファイバ部品806を、光回路素子800の基板に平行、垂直、回転の3方向に対して調心する。調心は、調心用光導波路801での光強度が最大となるように行った。
【0074】
その後、光ファイバ部品806を125μm移動して接続固定を行った。光回路素子800は、光ファイバ部品806の水平移動方向と平行になるように固定しているので、接続前に光回路自体と調心を行わなくても、入出力光導波路802と光ファイバ部品806の光ファイバとの位置ずれはほとんどない。接続に伴う損失増加は、0.1dB以下であった。
【0075】
このように光回路の入出力導波路間に調心用光導波路を配置すると、光回路で再度調心することなく接続を低損失で行え、光ファイバ部品接続工程の時間を短縮できる。ただし、0.1dBの損失を考慮しなければならない光回路部品においては、本実施例のように調心用光導波路が光回路と交差することは望ましくなく、光回路での調心を行う方が望ましい。その場合、光回路構成、光ファイバ部品の接続方法を次の第3の実施例のようにすれば良い。光ファイバ部品接続後のクロストークは、光回路素子と同じであり、これまでの入出力光ファイバが対向した構成で生じることがあった迷光によりクロストーク劣化は観測されなかった。
【0076】
従来は、図11に示すように、入出力光ファイバを固定する工程が少なくとも2回以上必要であったが、本実施例では、1回のみの接続が可能となり、光ファイバ部品、およびその製造工程を半減できた。
【0077】
(実施例3)
図9は、本発明の実施例3を示す図である。本実施例の光回路部品は、1×8スプリッタ901を3回路分アレー状に配置し、調心用光導波路902を設けた1×8スプリッタアレー900に、実施例1,2と同様にガラス板903を貼り付け、27心の多心光ファイバ904とファイバ固定用ブロック905とにより構成した光ファイバ部品906を接続したものである。
【0078】
光回路素子900の光学特性測定は、図2の装置を用いて行った。損失は、10.2dB以下と良好な値であった。光回路素子の特性を確認した後、光ファイバの接続を行った。実施例1,2と同様に、図9の光回路部品を作製するために、始めに、光回路素子900に、ガラス板903を貼り付けた後、端面研磨を行う。次に、調心用光導波路902を用いて、光ファイバ部品906を、光回路素子900の基板に平行、垂直、回転の3方向に対して調心する。調心は、調心用光導波路902での光強度が最大となるように行った。その後、1×8スプリッター901に光ファイバ部品906を移動し、光回路で再度調心を行い、接続固定を行った。接続に伴う損失増加は、0.05dB以下であった。
【0079】
上述した実施例では、光回路素子の形状が長方形の一辺に入出力光導波路を配置したが、これに限定されるものでなく、例えば、光回路素子の形状が円弧、多角形等でも可能で、各々の入出力ファイバのなす角が90度以下であれば同様な効果が得られる。
【0080】
また、光導波路に石英系光導波路を用いたが、これに限定されるものでなく、例えば、多成分ガラス光導波路、LiNbO光導波路、半導体光導波路、プラスチック光導波路等を適用できる。
【0081】
また、入力光導波路と出力光導波路を指定して説明したが、これは説明のためであり、光回路の用い方により、入力導波路が出力導波路に、出力導波路が入力導波路になる。光回路素子に接続した光ファイバの呼称も同様である。
【0082】
図6及び図7の入出力光ファイバと入出力光導波路の位置合わせ(バッティング)をする装置にて、入力を上段の光ファイバに、出力を下段の光ファイバに配置したが、これに限定されるものでなく、光回路素子の測定の便宜に合わせて逆に配置することもできる。また、図6及び図7の入出力光ファイバは単心としたが、これに限定されず、多心アレーの光ファイバを用いることもできる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、装置を小型化できる実装効率の良い光回路部品が実現でき、光回路部品の製造工数の削減と光回路素子の性能劣化を抑制できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の光回路素子の斜視図である。
【図2】本発明の実施例1の測定装置の光ファイバと光導波路の位置合わせ装置構成図である。
【図3】本発明の実施例1の光回路部品の上面図である。
【図4】本発明の実施例1のボードの上面図である。
【図5】本発明の実施例2の光回路部品の上面図である。
【図6】本発明の実施例2の光スイッチエレメントの構成図である。
【図7】本発明の実施例2の光回路素子保持台付近の構成図である。
【図8】本発明の実施例2の光回路部品の上面図である。
【図9】本発明の実施例3の光回路部品の上面図である。
【図10】従来の光回路素子の斜視図である。
【図11】従来の光回路部品の斜視図である。
【図12】従来のボードの上面図である。
【符号の説明】
100 アレー導波路回折格子(光回路素子)
101 入力光導波路
102 出力光導波路
103 光導波路アレー
104 スラブ導波路
105 第1の調心用光導波路
106 第2の調心用光導波路
107 測定補助用光導波路
108 基板
201 第1の光ファイバ
202 第1の光ファイバ保持具
203 第1の光ファイバ移動装置
204 第2の光ファイバ
205 第2の光ファイバ保持具
206 第2の光ファイバ移動装置
207 アレー導波路回折格子(光回路素子)
208 光回路素子保持台
209 光源
210 光検出器
211 制御装置
212 第3の光ファイバ
213 第3の光ファイバ保持治具
214 第3の光ファイバ移動装置
215 第2の光検出器
216 入力光導波路
217 出力光導波路
218 測定補助用光導波路
300 アレー導波路回折格子(光回路素子)
301 入力光導波路
302 出力光導波路
303 第1の調心用光導波路
304 第2の調心用光導波路
305 ガラス板
306 多心光ファイバ
307 ファイバ固定用ブロック
308 入力光導波路用光ファイバ部品
309 多心光ファイバ
310 ファイバ固定用ブロック
311 出力光導波路用光ファイバ部品
400 光回路部品
401 光ファイバ
402 光ファイバコネクタ
403 光ファイバアダプタ
404 ボード
500 1×16光スイッチ(光回路素子)
501 入力光導波路
502 出力光導波路
503 光スイッチエレメント
504 光導波路
600 光スイッチエレメント
601 光導波路
602 方向性結合器
603 ヒーター
701 光回路素子保持台
702 光回路素子保持台移動装置
703 光回路素子チップ
704 1×16光スイッチ
705 調心用光導波回路
800 1×16光スイッチ(光回路素子)
801 調心用光導波路
802 入出力光導波路
803 ガラス板
804 多心光ファイバ
805 光ファイバ固定用ブロック
806 光ファイバ部品
900 1×8スプリッタアレー(光回路素子)
901 1×8スプリッタ
902 調心用光導波路
903 ガラス板
904 多心光ファイバ
905 ファイバ固定用ブロック
906 光ファイバ部品
1000 アレー導波路回折格子(光回路素子)
1001 入力光導波路
1002 出力光導波路
1003 光導波路アレー
1004 スラブ導波路
1005 基板
1100 アレー導波路回折格子(光回路素子)
1101 入力光導波路
1102 出力光導波路
1103 多心光ファイバ
1104 ファイバ固定用ブロック
1105 光ファイバ部品
1106 ガラス板
1107 多心光ファイバ
1108 ファイバ固定用ブロック
1109 光ファイバ部品
1110 ガラス板
1111 熱伝導性基板
1112 ペルチェ素子
1113 サーミスタ
1200 光回路部品
1201 入力光ファイバ
1202 出力光ファイバ
1203 光ファイバコネクタ
1204 光コネクタアダプタ
1205 ボード

Claims (3)

  1. 光導波路で構成された光回路と、該光回路に接続された入出力光導波路とが平面基板上に設けられており、該入出力光導波路に光を入出力する入出力光ファイバとを設けてなる光回路部品において、
    前記光回路がAWGであり、該AWGの少なくとも1つのスラブ導波路に調心用光導波路が接続されており、該調心用光導波路は前記平面基板上に設けられており、
    前記入出力光ファイバと前記入出力光導波路の端部とを接続するファイバ固定用ブロックを少なくとも1つ備え、
    少なくとも1つの前記調心用光導波路の端部が、前記入出力光導波路の端部とは、前記平面基板の異なる端面に配置されており、
    前記光回路の途中に設けられた曲げによって前記入出力光導波路が前記平面基板の同一の端面に配置され、該端面に前記入出力光ファイバが接続されていることを特徴とする光回路部品。
  2. 前記調心用光導波路が、前記AWGの2つのスラブ導波路にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1に記載の光回路部品。
  3. 一方の前記スラブ導波路に接続された前記調心用光導波路の他の端部と、他方の前記スラブ導波路に接続された前記調心用光導波路の他の端部とが、前記平面基板の対向する端面にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項2に記載の光回路部品。
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