JPH06194537A - 多心光ファイバの調心装置 - Google Patents
多心光ファイバの調心装置Info
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- JPH06194537A JPH06194537A JP35964592A JP35964592A JPH06194537A JP H06194537 A JPH06194537 A JP H06194537A JP 35964592 A JP35964592 A JP 35964592A JP 35964592 A JP35964592 A JP 35964592A JP H06194537 A JPH06194537 A JP H06194537A
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- optical fibers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接続する多心の光ファイバ２ａ，２ｂを各心
毎に独立に調心する。 【構成】 調心子群６，13を、板状の調心子７を板方向
に摺動自在に隣接配置して構成する。調心子７の先端面
８とその隣の調心子７の板面10によって光ファイバ２
ａ，２ｂを収容支持するＶ溝11を形成する。各調心子７
は圧電素子12の伸縮変形により板方向に進退移動させ
る。調心子群13の調心子７は調心子群６の調心子７と交
差する方向の向きに配置する。接続対となる光ファイバ
２ａ，２ｂの調心は、調心子群６の各調心子７をＸ方
向、調心子群13の各調心子７をＹ方向に調心移動させる
ことにより行う。
毎に独立に調心する。 【構成】 調心子群６，13を、板状の調心子７を板方向
に摺動自在に隣接配置して構成する。調心子７の先端面
８とその隣の調心子７の板面10によって光ファイバ２
ａ，２ｂを収容支持するＶ溝11を形成する。各調心子７
は圧電素子12の伸縮変形により板方向に進退移動させ
る。調心子群13の調心子７は調心子群６の調心子７と交
差する方向の向きに配置する。接続対となる光ファイバ
２ａ，２ｂの調心は、調心子群６の各調心子７をＸ方
向、調心子群13の各調心子７をＹ方向に調心移動させる
ことにより行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ状多心光ファイ
バ心線等の多心光ファイバを融着接続する際に、接続す
る光ファイバ同士を調心（光軸合わせ）する多心光ファ
イバの調心装置に関するものである。
バ心線等の多心光ファイバを融着接続する際に、接続す
る光ファイバ同士を調心（光軸合わせ）する多心光ファ
イバの調心装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４には一般的な多心光ファイバの調心
接続方式が示されている。テープ状多心光ファイバ心線
１ａ，１ｂを融着接続する際には、各多心光ファイバ心
線１ａ，１ｂを端末処理によって多心の光ファイバ２
ａ，２ｂを露出させ、多心光ファイバ心線１ａの光ファ
イバ２ａはＶ溝ブロック３ａのＶ溝４内に収容して配列
し、多心光ファイバ心線１ｂの光ファイバ２ｂはＶ溝ブ
ロック３ｂのＶ溝４に収容して配列することで、光ファ
イバ１ａ側の多心光ファイバ２ａと光ファイバ心線１ｂ
の多心の光ファイバ２ｂとを一括して調心し、この状態
で、光ファイバ２ａと２ｂとの突き合わせ領域に放電電
極５ａ，５ｂから放電エネルギを与え、この放電エネル
ギの熱により、光ファイバ２ａ，２ｂの接続端部を溶融
し、光ファイバ２ａ，２ｂを融着接続している。
接続方式が示されている。テープ状多心光ファイバ心線
１ａ，１ｂを融着接続する際には、各多心光ファイバ心
線１ａ，１ｂを端末処理によって多心の光ファイバ２
ａ，２ｂを露出させ、多心光ファイバ心線１ａの光ファ
イバ２ａはＶ溝ブロック３ａのＶ溝４内に収容して配列
し、多心光ファイバ心線１ｂの光ファイバ２ｂはＶ溝ブ
ロック３ｂのＶ溝４に収容して配列することで、光ファ
イバ１ａ側の多心光ファイバ２ａと光ファイバ心線１ｂ
の多心の光ファイバ２ｂとを一括して調心し、この状態
で、光ファイバ２ａと２ｂとの突き合わせ領域に放電電
極５ａ，５ｂから放電エネルギを与え、この放電エネル
ギの熱により、光ファイバ２ａ，２ｂの接続端部を溶融
し、光ファイバ２ａ，２ｂを融着接続している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多心光
ファイバ２ａ，２ｂを融着接続する場合、多心の光ファ
イバ２ａと２ｂをＶ溝ブロック３ａ，３ｂのＶ溝４に収
容して一括して調心を行うものであるため、調心精度が
Ｖ溝４の加工精度に左右され、各光ファイバ２ａ，２ｂ
を高精度に調心するのが困難となり、接続損失が大きく
なるという問題があった。
ファイバ２ａ，２ｂを融着接続する場合、多心の光ファ
イバ２ａと２ｂをＶ溝ブロック３ａ，３ｂのＶ溝４に収
容して一括して調心を行うものであるため、調心精度が
Ｖ溝４の加工精度に左右され、各光ファイバ２ａ，２ｂ
を高精度に調心するのが困難となり、接続損失が大きく
なるという問題があった。
【０００４】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、多心の各光ファイバ
を高精度に調心することができる多心光ファイバの調心
装置を提供することにある。
なされたものであり、その目的は、多心の各光ファイバ
を高精度に調心することができる多心光ファイバの調心
装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明は、一方側の多心光ファイバと他方側の多心光ファ
イバを接続する際に互いに接続し合う多心光ファイバ同
士を調心する多心光ファイバの調心装置において、板状
をした複数の調心子をその先端側を段違いにして隣接配
置するとともに隣り合う一方側の調心子の先端面と他方
側の調心子の板面とで光ファイバを収容するＶ溝を形成
し、光ファイバを先端面で支えている各調心子には該調
心子を前記先端側の段違いの段差を可変する方向に移動
する駆動手段が連係されており、接続する一方側の多心
光ファイバを前記Ｖ溝内で収容支持する調心子群と他方
側の多心光ファイバをＶ溝内で収容支持する調心子群と
は調心子の向きを互いに交差する方向にして配置されて
いることを特徴として構成されており、また、前記一方
側の調心子群と他方側の調心子群に支持されて配列され
ている多心光ファイバの調心状態を光学系によって２軸
方向から観察する調心観察手段を備え、一方側調心子群
の各調心子は２軸観察方向の一方軸方向に板方向を合わ
せ、他方側調心子群の各調心子は２軸観察方向の他方軸
方向に板方向を合わせてそれぞれ配置されていることも
本発明の特徴的な構成とされている。
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明は、一方側の多心光ファイバと他方側の多心光ファ
イバを接続する際に互いに接続し合う多心光ファイバ同
士を調心する多心光ファイバの調心装置において、板状
をした複数の調心子をその先端側を段違いにして隣接配
置するとともに隣り合う一方側の調心子の先端面と他方
側の調心子の板面とで光ファイバを収容するＶ溝を形成
し、光ファイバを先端面で支えている各調心子には該調
心子を前記先端側の段違いの段差を可変する方向に移動
する駆動手段が連係されており、接続する一方側の多心
光ファイバを前記Ｖ溝内で収容支持する調心子群と他方
側の多心光ファイバをＶ溝内で収容支持する調心子群と
は調心子の向きを互いに交差する方向にして配置されて
いることを特徴として構成されており、また、前記一方
側の調心子群と他方側の調心子群に支持されて配列され
ている多心光ファイバの調心状態を光学系によって２軸
方向から観察する調心観察手段を備え、一方側調心子群
の各調心子は２軸観察方向の一方軸方向に板方向を合わ
せ、他方側調心子群の各調心子は２軸観察方向の他方軸
方向に板方向を合わせてそれぞれ配置されていることも
本発明の特徴的な構成とされている。
【０００６】
【作用】上記構成の本発明において、一方側の調心子群
の各Ｖ溝には接続する一方側の各光ファイバが収容さ
れ、他方側の調心子群のＶ溝には接続する他方側の各光
ファイバが収容される。この状態で、一方側の調心子群
の各調心子を駆動手段により先端側の段違いの段差を可
変する方向に移動することにより、Ｖ溝内に収容されて
いる光ファイバもその方向に移動して同光ファイバの光
軸の位置が調心子の移動方向に変位する。一方、他方側
の調心子群の各調心子をその先端側の段違いの段差を可
変する方向に移動することにより、その移動方向に他方
側の光ファイバの光軸が変位する。一方側の調心子群の
調心子と他方側の調心子群の調心子とは向きを互いに交
差する方向に配置されているので、一方側の調心子群の
調心子と他方側の調心子群の調心子は互いに交差する方
向に調心移動するので、一方側の調心子群の各調心子の
移動量と他方側の調心子群の各調心子の移動量とを調整
することにより、接続する多心光ファイバの接続対とな
る各光ファイバは独立に調心される。
の各Ｖ溝には接続する一方側の各光ファイバが収容さ
れ、他方側の調心子群のＶ溝には接続する他方側の各光
ファイバが収容される。この状態で、一方側の調心子群
の各調心子を駆動手段により先端側の段違いの段差を可
変する方向に移動することにより、Ｖ溝内に収容されて
いる光ファイバもその方向に移動して同光ファイバの光
軸の位置が調心子の移動方向に変位する。一方、他方側
の調心子群の各調心子をその先端側の段違いの段差を可
変する方向に移動することにより、その移動方向に他方
側の光ファイバの光軸が変位する。一方側の調心子群の
調心子と他方側の調心子群の調心子とは向きを互いに交
差する方向に配置されているので、一方側の調心子群の
調心子と他方側の調心子群の調心子は互いに交差する方
向に調心移動するので、一方側の調心子群の各調心子の
移動量と他方側の調心子群の各調心子の移動量とを調整
することにより、接続する多心光ファイバの接続対とな
る各光ファイバは独立に調心される。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１および図２には本発明の第１の実施例の要部
構成が示されている。これらの図において、テープ状多
心光ファイバ心線１ａ等の多心の光ファイバ２ａを支持
する調心子群６は板状をした複数の調心子７をＸ方向に
摺動自在に隣接配置して形成されている。各調心子７は
その先端側を段違い状態で配列されており、隣り合う一
方側の調心子７の先端面８と他方側の調心子７の板面10
とによってＶ溝11が形成され、この各Ｖ溝11に多心の各
光ファイバ２ａが収容支持される。
する。図１および図２には本発明の第１の実施例の要部
構成が示されている。これらの図において、テープ状多
心光ファイバ心線１ａ等の多心の光ファイバ２ａを支持
する調心子群６は板状をした複数の調心子７をＸ方向に
摺動自在に隣接配置して形成されている。各調心子７は
その先端側を段違い状態で配列されており、隣り合う一
方側の調心子７の先端面８と他方側の調心子７の板面10
とによってＶ溝11が形成され、この各Ｖ溝11に多心の各
光ファイバ２ａが収容支持される。
【０００８】先端面８に光ファイバ２ａを支持する各調
心子７の底面側には駆動手段として機能する圧電素子12
が連係配設されており、この圧電素子12に図示されてい
ない制御装置から駆動電圧を印加することにより、圧電
素子12はその電圧の極性と大きさに応じて伸縮変形を行
い、この伸縮変形により各調心子７は板方向であるＸ方
向に伸縮移動し、これにより、光ファイバ２ａをＸ方向
に調心移動する。
心子７の底面側には駆動手段として機能する圧電素子12
が連係配設されており、この圧電素子12に図示されてい
ない制御装置から駆動電圧を印加することにより、圧電
素子12はその電圧の極性と大きさに応じて伸縮変形を行
い、この伸縮変形により各調心子７は板方向であるＸ方
向に伸縮移動し、これにより、光ファイバ２ａをＸ方向
に調心移動する。
【０００９】他方側の調心子群13も複数の調心子７を隣
接配置して前記調心子群６と同様に構成されており、こ
の調心子群13の各調心子７は前記調心子群６の各調心子
７とその向きを交差する方向、この実施例では直交する
Ｙ方向の向きに配列されており、この調心子群13の各Ｖ
溝11にはテープ状多心光ファイバ１ｂの各光ファイバ２
ｂが収容支持される。この調心子群13の各調心子７は圧
電素子12の伸縮変形により、各調心子７がＹ方向に伸縮
移動し、各光ファイバ２ｂを独立に調心子７の板方向で
あるＹ方向に調心移動する構成となっている。
接配置して前記調心子群６と同様に構成されており、こ
の調心子群13の各調心子７は前記調心子群６の各調心子
７とその向きを交差する方向、この実施例では直交する
Ｙ方向の向きに配列されており、この調心子群13の各Ｖ
溝11にはテープ状多心光ファイバ１ｂの各光ファイバ２
ｂが収容支持される。この調心子群13の各調心子７は圧
電素子12の伸縮変形により、各調心子７がＹ方向に伸縮
移動し、各光ファイバ２ｂを独立に調心子７の板方向で
あるＹ方向に調心移動する構成となっている。
【００１０】前記調心子群６，13の間には光ファイバ２
ａ，２ｂの調心状態を観察するための光学系の調心観察
手段が設けられている。この調心観察手段は図２に示す
ように、光源ランプ14と、ミラー15と、撮像カメラ16を
有して構成されている。光源ランプ14から光源光Ａ，Ｂ
が光ファイバ２ａ，２ｂを透過して撮像カメラ16に導か
れており、光源光Ｂは調心子群６の各調心子７の板方向
と一致するＸ方向から光ファイバ２ａ，２ｂに入射し、
光ファイバ２ａ，２ｂを透過した後、ミラー15に反射し
て撮像カメラ16に入り込む。また、光源光Ａはミラー15
で反射した後、調心子群13の各調心子７の板方向の向き
と一致するＹ方向に進んで光ファイバ２ａ，２ｂを透過
した後、撮像カメラ16に入り込む。撮像カメラ16により
光源光Ａを観察することにより、各光ファイバ２ａ，２
ｂのＹ方向のずれが周知の画像処理によって求められ
る。同様に、光源光Ｂを撮像カメラ16で観察することに
より、光ファイバ２ａ，２ｂのＸ方向のずれが画像処理
によって求められる。このように、光ファイバ２ａ，２
ｂを光源光Ａ，Ｂの２軸方向、つまり、Ｘ，Ｙ方向（具
体的には光ファイバ２ａ，２ｂをＸ，Ｙ両方向から透過
した光源光の経路方向）から観察することにより、光フ
ァイバ２ａ，２ｂのＸ，Ｙ方向のずれが求められるので
ある。
ａ，２ｂの調心状態を観察するための光学系の調心観察
手段が設けられている。この調心観察手段は図２に示す
ように、光源ランプ14と、ミラー15と、撮像カメラ16を
有して構成されている。光源ランプ14から光源光Ａ，Ｂ
が光ファイバ２ａ，２ｂを透過して撮像カメラ16に導か
れており、光源光Ｂは調心子群６の各調心子７の板方向
と一致するＸ方向から光ファイバ２ａ，２ｂに入射し、
光ファイバ２ａ，２ｂを透過した後、ミラー15に反射し
て撮像カメラ16に入り込む。また、光源光Ａはミラー15
で反射した後、調心子群13の各調心子７の板方向の向き
と一致するＹ方向に進んで光ファイバ２ａ，２ｂを透過
した後、撮像カメラ16に入り込む。撮像カメラ16により
光源光Ａを観察することにより、各光ファイバ２ａ，２
ｂのＹ方向のずれが周知の画像処理によって求められ
る。同様に、光源光Ｂを撮像カメラ16で観察することに
より、光ファイバ２ａ，２ｂのＸ方向のずれが画像処理
によって求められる。このように、光ファイバ２ａ，２
ｂを光源光Ａ，Ｂの２軸方向、つまり、Ｘ，Ｙ方向（具
体的には光ファイバ２ａ，２ｂをＸ，Ｙ両方向から透過
した光源光の経路方向）から観察することにより、光フ
ァイバ２ａ，２ｂのＸ，Ｙ方向のずれが求められるので
ある。
【００１１】これら光源光Ａ，Ｂの観察による画像処理
によって求められた光ファイバ２ａ，２ｂのずれ情報は
図示されていない制御装置に送られる。制御装置はこの
ずれ情報に基づき、対応する調心子群６，13の圧電素子
12にずれを修正する電圧が印加され、この電圧により調
心子群６における調心子７のＸ方向の調心移動と調心子
群13における調心子７のＹ方向の調心移動が行われて、
接続し合う各光ファイバ２ａ，２ｂは軸ずれなく調心さ
れる。
によって求められた光ファイバ２ａ，２ｂのずれ情報は
図示されていない制御装置に送られる。制御装置はこの
ずれ情報に基づき、対応する調心子群６，13の圧電素子
12にずれを修正する電圧が印加され、この電圧により調
心子群６における調心子７のＸ方向の調心移動と調心子
群13における調心子７のＹ方向の調心移動が行われて、
接続し合う各光ファイバ２ａ，２ｂは軸ずれなく調心さ
れる。
【００１２】本実施例によれば、各光ファイバ２ａ，２
ｂは独立して調心が行われるので、従来例のようにＶ溝
ブロック３ａ，３ｂで一括的に調心を行う場合に比べ、
調心精度が格段に高められ、これにより、極めて接続損
失の小さい光ファイバ２ａ，２ｂの融着接続が可能とな
る。
ｂは独立して調心が行われるので、従来例のようにＶ溝
ブロック３ａ，３ｂで一括的に調心を行う場合に比べ、
調心精度が格段に高められ、これにより、極めて接続損
失の小さい光ファイバ２ａ，２ｂの融着接続が可能とな
る。
【００１３】また、光ファイバ２ａ，２ｂの調心を行う
場合には、調心子群６の調心子７はＸ方向に、調心子群
13の調心子７はＹ方向に、つまり、調心子７の板方向に
進退移動（圧電素子12の伸縮移動）を行えばよいので、
装置構成が簡易となり、装置コストを安価にできるとと
もに、調心もし易くなり、短時間のうちに高精度の調心
作業を終了させることができ、調心作業の作業効率を大
幅にアップさせることができる。
場合には、調心子群６の調心子７はＸ方向に、調心子群
13の調心子７はＹ方向に、つまり、調心子７の板方向に
進退移動（圧電素子12の伸縮移動）を行えばよいので、
装置構成が簡易となり、装置コストを安価にできるとと
もに、調心もし易くなり、短時間のうちに高精度の調心
作業を終了させることができ、調心作業の作業効率を大
幅にアップさせることができる。
【００１４】さらに、本実施例では調心状態を光源光
Ａ，Ｂの２軸の観察方向、つまり、Ｘ方向とＹ方向の２
方向によって観察し、その一方側の観察方向を調心子群
６の調心子７の板方向に一致させ、他方側の観察方向を
調心子群13の調心子７の板方向に一致させているので、
光ファイバ２ａ，２ｂのずれ修正の制御がし易くなり、
これにより、圧電素子12の制御回路の構成も簡易化でき
る。
Ａ，Ｂの２軸の観察方向、つまり、Ｘ方向とＹ方向の２
方向によって観察し、その一方側の観察方向を調心子群
６の調心子７の板方向に一致させ、他方側の観察方向を
調心子群13の調心子７の板方向に一致させているので、
光ファイバ２ａ，２ｂのずれ修正の制御がし易くなり、
これにより、圧電素子12の制御回路の構成も簡易化でき
る。
【００１５】図３には本発明の第２の実施例の要部構成
が示されている。この実施例は、各調心子群６，13の調
心子７を直接隣接して配列配置せずに、調心子７間に固
定板17を介設したことを特徴としており、それ以外の構
成は前記第１の実施例と同様である。前記固定板17を調
心子７間に介設することで、調心子７を板方向に移動す
るとき、その移動が隣側の調心子７の光ファイバに機械
的影響が及ぶのを完璧に防止することができる。
が示されている。この実施例は、各調心子群６，13の調
心子７を直接隣接して配列配置せずに、調心子７間に固
定板17を介設したことを特徴としており、それ以外の構
成は前記第１の実施例と同様である。前記固定板17を調
心子７間に介設することで、調心子７を板方向に移動す
るとき、その移動が隣側の調心子７の光ファイバに機械
的影響が及ぶのを完璧に防止することができる。
【００１６】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ことはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記各実施例では調心子７の駆動手段を圧電素子12により
構成したが、この駆動手段は調心子７を板方向に移動で
きる機構を備えたものであればよく、他の様々な手段を
用いて構成することができる。
ことはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記各実施例では調心子７の駆動手段を圧電素子12により
構成したが、この駆動手段は調心子７を板方向に移動で
きる機構を備えたものであればよく、他の様々な手段を
用いて構成することができる。
【００１７】また、上記各実施例では、調心子群６の調
心子７と調心子群13の調心子７の向きを互いに直交する
方向に交差させたが、これを他の角度で交差させるよう
にしてもよい。この場合には、光ファイバ２ａ，２ｂの
調心状態を観察する２軸観察方向の角度を調心子群６，
13の調心子７間の角度に合わせ、２軸観察方向の一方軸
方向を調心子群６の調心子７の板方向に一致させ、２軸
観察方向の他方軸方向を調心子群13の調心子７の板方向
に一致させることとなる。
心子７と調心子群13の調心子７の向きを互いに直交する
方向に交差させたが、これを他の角度で交差させるよう
にしてもよい。この場合には、光ファイバ２ａ，２ｂの
調心状態を観察する２軸観察方向の角度を調心子群６，
13の調心子７間の角度に合わせ、２軸観察方向の一方軸
方向を調心子群６の調心子７の板方向に一致させ、２軸
観察方向の他方軸方向を調心子群13の調心子７の板方向
に一致させることとなる。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、調心子を調心移動させ
て、接続する多心の光ファイバを単心毎に独立に調心で
きるようにしたものであるから、従来例のようにＶ溝ブ
ロックを用いて複数の光ファイバを一括して調心する場
合に比べ、調心精度が飛躍的に高められ、これにより、
接続損失の極めて小さい良好な光ファイバの融着接続が
可能となる。
て、接続する多心の光ファイバを単心毎に独立に調心で
きるようにしたものであるから、従来例のようにＶ溝ブ
ロックを用いて複数の光ファイバを一括して調心する場
合に比べ、調心精度が飛躍的に高められ、これにより、
接続損失の極めて小さい良好な光ファイバの融着接続が
可能となる。
【００１９】また、調心を行う場合には、調心子をその
板方向に移動すればよいので、装置構成が簡易となり、
本発明の優れた調心装置を安価に提供することができ
る。
板方向に移動すればよいので、装置構成が簡易となり、
本発明の優れた調心装置を安価に提供することができ
る。
【００２０】さらに、前記の如く、調心子を板方向に移
動するだけで調心を行うことができるので、調心がし易
くなり、調心の作業時間も極めて短時間で済み、調心の
作業効率を高めることができるとともに、調心子を調心
移動する制御回路の複雑化を避けることができる。
動するだけで調心を行うことができるので、調心がし易
くなり、調心の作業時間も極めて短時間で済み、調心の
作業効率を高めることができるとともに、調心子を調心
移動する制御回路の複雑化を避けることができる。
【図１】本発明の第１の実施例を示す要部構成図であ
る。
る。
【図２】同実施例における調心子の配列と調心観察手段
の２軸観察方向の関係を示す説明図である。
の２軸観察方向の関係を示す説明図である。
【図３】本発明の第２の実施例を示す要部説明図であ
る。
る。
【図４】従来の多心光ファイバ調心装置を融着接続を行
う放電電極とともに示す説明図である。
う放電電極とともに示す説明図である。
２ａ，２ｂ 光ファイバ ６，13 調心子群 ７ 調心子 ８ 先端面 10 板面 11 Ｖ溝 12 圧電素子
Claims (2)
- 【請求項１】 一方側の多心光ファイバと他方側の多心
光ファイバを接続する際に互いに接続し合う多心光ファ
イバ同士を調心する多心光ファイバの調心装置におい
て、板状をした複数の調心子をその先端側を段違いにし
て隣接配置するとともに隣り合う一方側の調心子の先端
面と他方側の調心子の板面とで光ファイバを収容するＶ
溝を形成し、光ファイバを先端面で支えている各調心子
には該調心子を前記先端側の段違いの段差を可変する方
向に移動する駆動手段が連係されており、接続する一方
側の多心光ファイバを前記Ｖ溝内で収容支持する調心子
群と他方側の多心光ファイバをＶ溝内で収容支持する調
心子群とは調心子の向きを互いに交差する方向にして配
置されている多心光ファイバの調心装置。 - 【請求項２】 一方側の調心子群と他方側の調心子群に
支持されて配列されている多心光ファイバの調心状態を
光学系によって２軸方向から観察する調心観察手段を備
え、一方側調心子群の各調心子は２軸観察方向の一方軸
方向に板方向を合わせ、他方側調心子群の各調心子は２
軸観察方向の他方軸方向に板方向を合わせてそれぞれ配
置されている請求項１記載の多心光ファイバの調心装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35964592A JPH06194537A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 多心光ファイバの調心装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35964592A JPH06194537A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 多心光ファイバの調心装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06194537A true JPH06194537A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18465564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35964592A Pending JPH06194537A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 多心光ファイバの調心装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06194537A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005292599A (ja) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 融着接続機、接続損失推定プログラムおよび接続損失推定方法 |
| KR101519554B1 (ko) * | 2013-12-16 | 2015-05-13 | 주식회사 제씨콤 | 원통형 피지지물을 위한 지지 유니트 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP35964592A patent/JPH06194537A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005292599A (ja) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 融着接続機、接続損失推定プログラムおよび接続損失推定方法 |
| JP4629994B2 (ja) * | 2004-04-01 | 2011-02-09 | 古河電気工業株式会社 | 融着接続機、接続損失推定プログラムおよび接続損失推定方法 |
| KR101519554B1 (ko) * | 2013-12-16 | 2015-05-13 | 주식회사 제씨콤 | 원통형 피지지물을 위한 지지 유니트 |
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