JPH066683U - 突出し・外倒し兼用窓 - Google Patents
突出し・外倒し兼用窓Info
- Publication number
- JPH066683U JPH066683U JP044925U JP4492592U JPH066683U JP H066683 U JPH066683 U JP H066683U JP 044925 U JP044925 U JP 044925U JP 4492592 U JP4492592 U JP 4492592U JP H066683 U JPH066683 U JP H066683U
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- JP
- Japan
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- frame
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- window frame
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 同一構造の突出し窓と外倒し窓の窓枠と障子
間で互換性を持たせ、窓枠と障子を構成する形材と蝶番
の製作を簡素化する。 【構成】 窓枠1と、窓枠1内に室外側へ張り出し自在
に収納される障子5からなり、障子5が上枠2と下枠3
のいずれか一方に接続される蝶番10に接続されて窓枠1
に支持され、上枠2,または下枠3回りに開閉自在に収
納されたもので、上枠2と下枠3、及び上框6と下框7
がそれぞれ見込み方向に関して互いに対称な,もしくは
それに近い断面形状をすることにより窓枠1と障子5が
突出し窓用と外倒し窓用に兼用され、両窓を構成するた
めの形材と蝶番10の種類を削減し、その製作と管理を簡
素化するものである。
間で互換性を持たせ、窓枠と障子を構成する形材と蝶番
の製作を簡素化する。 【構成】 窓枠1と、窓枠1内に室外側へ張り出し自在
に収納される障子5からなり、障子5が上枠2と下枠3
のいずれか一方に接続される蝶番10に接続されて窓枠1
に支持され、上枠2,または下枠3回りに開閉自在に収
納されたもので、上枠2と下枠3、及び上框6と下框7
がそれぞれ見込み方向に関して互いに対称な,もしくは
それに近い断面形状をすることにより窓枠1と障子5が
突出し窓用と外倒し窓用に兼用され、両窓を構成するた
めの形材と蝶番10の種類を削減し、その製作と管理を簡
素化するものである。
Description
【0001】
この考案は突出し窓と外倒し窓のいずれにも使用される、突出し・外倒し兼用 窓に関するものである。
【0002】
突出し窓と外倒し窓はいずれも障子が窓枠の水平な軸回りに開閉し、軸の位置 が一定のまま室外側へ張り出す開閉方式であることから、蝶番の位置が変わるの みで共通した構造をしているが、障子の窓枠への支持位置が異なる理由から、両 窓は従来、種類の異なる窓として扱われ、それぞれに別個の外観が与えられてい る。
【0003】 すなわち、突出し窓と外倒し窓には専用の窓枠と障子が用意され、突出し窓用 と外倒し窓用の窓枠と障子にはそれぞれ断面形状の異なる形材が使用されている ため、従来の突出し窓と外倒し窓は共に同一の構造を持ちながらその構成には多 くの種類の形材を必要とし、また上框と下框の形状が異なることに伴い、蝶番の 形状も突出し窓用と外倒し窓用とで相違しているため、形材や蝶番の製作や管理 が煩雑化している。
【0004】 この考案は従来の突出し窓と外倒し窓の扱い上の相違による形材の煩雑化の問 題に着目してなされたもので、形材と蝶番を共用可能な窓を新たに提案しようと するものである。
【0005】
本考案では障子の支持位置が異なることによって枠や框の形状を上下で相違さ せることに構造上の必然性がないことに着目し、突出し窓用と外倒し窓用の窓枠 と障子に同一の外観を与えて両窓の形状を統一し、障子を上枠と下枠のいずれに も支持可能に窓枠内に収納することにより形材と蝶番の種類を削減し、その製作 を簡素化する。
【0006】 窓枠の上枠と下枠は見込み方向に関して互いに対称な,もしくはそれに近い断 面形状をし、また障子の上框と下框も同じく見込み方向に関して互いに対称な, もしくはそれに近い断面形状をし、窓枠と障子が共に上下対称な外観を持つこと によりいずれも突出し窓用と外倒し窓用に兼用される。
【0007】 窓枠と障子が突出し窓用と外倒し窓用に兼用され、突出し窓と外倒し窓の形状 が統一されることにより窓枠や框を構成する形材の種類が半減し、形材の製作と 管理が簡素化される。
【0008】 また窓枠と障子が両窓に兼用され、障子が上枠と下枠のいずれにも支持可能に 収納されることにより蝶番は同一形状で、同一寸法のまま上枠と下枠のいずれの 側にも使用可能となり、蝶番が突出し窓用と外倒し窓用に兼用されることにより その種類も削減される。
【0009】 特に上枠と下枠、及び上框と下框がそれぞれ完全に対称な断面形状をする場合 には上枠と下枠、及び上框と下框にもそれぞれ同一の形材が使用され、より形材 の種類が削減される。
【0010】
以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて説明する。
【0011】 この考案の窓は窓枠1と、窓枠1内に室外側へ張り出し自在に収納される障子 5からなり、図1に示すように障子5が上枠2と下枠3のいずれか一方に接続さ れる蝶番10に支持され、上枠2,または下枠3回りに開閉自在に収納されること により突出し窓と外倒し窓のいずれにも対応するものである。
【0012】 窓枠1は図1,図2に示すように開口部の回りの本体枠11,11に固定され、障 子5は窓枠1に対して室外側から収納される。図示する実施例では上枠2と下枠 3及び縦枠4,4を、その各外周側から突設される取付部21,31,41,41を各本 体枠11側へ差し込み、その室外側から本体枠11に接続される押縁12によって固定 しているが、各枠2,3,4,4の本体枠11への固定方法は任意である。
【0013】 窓枠1の上枠2と下枠3は図1に示すように見込み方向に関して互いに対称な ,もしくはそれに近い断面形状をし、窓枠1は上下に対称な外観をしている。窓 枠1の両縦枠4,4も図2に示すように見込み方向に関して互いに対称な断面形 状をしており、上下と左右に完全に対称な外観をする場合には、窓枠1は天地返 しにより2通りの形材を使用することによって組み立てられる。
【0014】 上枠2と下枠3はそれぞれの外周側へ張り出す、上記の取付部21,31と、蝶番 10の一方の羽根板101 が固定される取付片22,32と、室内側で障子5の背面に当 接してその室内側への移動を規制する当接片23,33とを持ち、各取付片22,32の 室外側の面には上框6と下框7の各外周側へ張り出す張出片62,73がそれぞれ密 着する気密材13,13が、また各当接片23,33の室外側の面には上框6と下框7の 各背面にそれぞれ密着する気密材13,13が敷設される。
【0015】 障子5の上框6と下框7も同様に見込み方向に関して互いに対称な,もしくは それに近い断面形状をし、障子5も上下に対称な外観をしており、障子5はその 上框6と下框7のいずれの側にも蝶番10が接続可能で、上枠2と下枠3のいずれ の回りにも開閉可能に窓枠1内に収納される。図1に示す実施例ではガラス9の 框内への収納上、下框7を本体70と押縁71とから構成しているが、ガラス9が上 框6や下框7の各のみ込み溝を利用して収納可能である場合には下框7は上框6 と完全に対称な断面形状に形成される。障子5の両縦框8,8も図2に示すよう に互いに対称な断面形状をし、押縁71が本体70に一体化した場合は障子5も2通 りの形材のみの使用で組み立てが可能である。
【0016】 上框6の、上枠2の取付片22に対向する基片61と取付片22間の距離は下框7の 、下枠3の取付片32に対向する基片72と取付片32間の距離に等しく、この両距離 が等しいことと、窓枠1と障子5が上下対称な,もしくはそれに近い形状をして いることによって上枠2と上框6間と、下枠3と下框7間には同一形状,且つ同 一寸法の蝶番10が設置可能となっている。
【0017】 図1は切断線の上側に突出し窓の構成例を、下側に外倒し窓の構成例を示して いるが、ここに示すように突出し窓と外倒し窓とは共に同一の蝶番10が互いに反 転した状態で使用され、いずれの場合も窓枠1側の羽根板101 が上枠2や下枠3 の取付片22,32に、障子5側の羽根板102 が上框6や下框7の基片61,72にビス 14によって固定される。突出し窓の場合は図中の下側の蝶番10が、外倒し窓の場 合は上側の蝶番10がそれぞれ不在になる。
【0018】 障子5は突出し窓と外倒し窓のいずれの場合も図1に鎖線で示すように蝶番10 に支持されて蝶番10回りに開閉し、閉鎖時には蝶番10の有無に拘わらず上框6の 背面と張出片62が上枠2の気密材13,13に、下框7の背面と張出片73が下枠3の 気密材13,13にそれぞれ密着する。
【0019】 この窓は蝶番10の設置位置によって突出し窓と外倒し窓のいずれにもなること と、図示するように障子5の面が鉛直面に対して傾斜することにより天窓として も使用される。通常の天窓は実公昭57-59531号のように母屋,あるいは垂木上に 固定される台座上に載置されることから、障子の面の屋根面からの距離が大きく なるが、本考案の窓では上枠2と下枠3及び縦枠4,4の各取付部21,31,41, 41を室内側寄りに形成し、この取付部21,31,41,41を埋設することにより本体 枠11に固定していることにより障子5の本体枠11からの見込み方向の突出長さは 小さく抑えられている。
【0020】
この考案は以上の通りであり、窓枠の上枠と下枠、及び障子の上框と下框を見 込み方向に関して互いに対称な,もしくはそれに近い断面形状に形成することに より突出し窓と外倒し窓の形状を統一し、窓枠と障子を突出し窓用と外倒し窓用 に兼用させ、障子を上枠と下枠のいずれにも支持可能に窓枠内に収納したもので あるため、室外側に張り出す窓の窓枠や框を構成する形材の種類が削減され、併 せて蝶番が上枠と下枠のいずれの側にも使用可能となるため蝶番の種類も削減さ れ、形材と蝶番の製作と管理を簡素化することができる。
【図1】本考案の突出し窓と外倒し窓の構成例を示した
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1の横断面図である。
1……窓枠、2……上枠、21……取付部、22……取付
片、23……当接片、3……下枠、31……取付部、32……
取付片、33……当接片、4……縦枠、41……取付部、5
……障子、6……上框、61……基片、62……張出片、7
……下框、70……本体、71……押縁、72……基片、73…
…張出片、8……縦框、9……ガラス、10……蝶番、10
1 ,102 ……羽根板、11……本体枠、12……押縁、13…
…気密材、14……ビス。
片、23……当接片、3……下枠、31……取付部、32……
取付片、33……当接片、4……縦枠、41……取付部、5
……障子、6……上框、61……基片、62……張出片、7
……下框、70……本体、71……押縁、72……基片、73…
…張出片、8……縦框、9……ガラス、10……蝶番、10
1 ,102 ……羽根板、11……本体枠、12……押縁、13…
…気密材、14……ビス。
Claims (1)
- 【請求項1】 窓枠1と、窓枠1内に室外側へ張り出し
自在に収納される障子5からなり、上枠2と下枠3、及
び上框6と下框7はそれぞれ見込み方向に関して互いに
対称な,もしくはそれに近い断面形状をし、障子5は上
枠2と下枠3のいずれか一方に接続される蝶番10に接続
されて窓枠1に支持され、上枠2,または下枠3回りに
開閉自在に収納されていることを特徴とする突出し・外
倒し兼用窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP044925U JPH066683U (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 突出し・外倒し兼用窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP044925U JPH066683U (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 突出し・外倒し兼用窓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066683U true JPH066683U (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=12705052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP044925U Pending JPH066683U (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 突出し・外倒し兼用窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066683U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3105691B2 (ja) * | 1993-03-23 | 2000-11-06 | 花王株式会社 | メラニン抑制剤 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP044925U patent/JPH066683U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3105691B2 (ja) * | 1993-03-23 | 2000-11-06 | 花王株式会社 | メラニン抑制剤 |
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