JPH0666702U - 貼付薬 - Google Patents

貼付薬

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JPH0666702U
JPH0666702U JP008798U JP879893U JPH0666702U JP H0666702 U JPH0666702 U JP H0666702U JP 008798 U JP008798 U JP 008798U JP 879893 U JP879893 U JP 879893U JP H0666702 U JPH0666702 U JP H0666702U
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誠 日向
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誠 日向
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬理的作用と電気的作用の両方によって治療
効果を増進させることのできる貼付薬を提供する。 【構成】 布等のシート基材に鎮痛、消炎等のための薬
層を塗布した貼付薬において、電気化学ポテンシャルの
異なる2種の物質からなるシート片または線材3、4を
所定間隔分離してシート基材1上又は前記薬層2上に露
出した状態で配置した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、こりをほぐしたり、痛みを和らげたりするために布等のシート基 材に鎮痛、消炎等のための薬層を塗布した貼付薬に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の貼付薬は、図6、図7に示すように、シート基材である所定寸法の布1 の上に鎮痛、消炎のための薬を塗布して塗布薬層2を形成している。
【0003】 このような構成の貼付薬の塗布薬層2は、人体患部に貼着することにより、そ の患部に対する上述の鎮痛、消炎の効果を奏するとともに、その患部の皮膚に貼 着するための接着剤としての機能も有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の貼付薬は、布1上に塗布薬層2が形成されているので、薬理的には塗布 薬層2による鎮痛消炎作用が行われているが、充分満足のいく効果を奏している とは言えない。
【0005】 この考案は上記事情を考慮してなされたものであり、その目的は、薬理作用以 外に電気物理的作用により治療効果を促進することのできる貼付薬を提供するこ とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの考案は、布等のシート基材に鎮痛、消炎等のため の薬層を塗布した貼付薬において、電気化学ポテンシャルの異なる2種の物質か らなるシート片または線材を所定間隔分離して前記シート基材上又は前記薬層上 に露出した状態で配置したのである。
【0007】
【作用】
この考案による貼付薬においては、塗布薬層2は人体患部に対して鎮痛消炎等 の薬理作用を行ない、シート基材1上又は塗布薬層2上の電気化学ポテンシャル の異なる2種の物質は、人体から滲み出た汗によって水分を帯びた塗布薬層2を 介して相互に電気的に接続されるとともに、導電性を有する人体を通って電気回 路を形成し、貼付薬が貼付された患部を通して微電流を流すので、その患部の細 胞を活性化させ、人体の自己治癒力を促進するとともに前記薬理作用と相俟って 患部に対する治療効果を向上させる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案による貼付薬の一実施例を図面を用いて詳細に説明する。 図 1および図2はこの考案の一実施例を示す平面図および正面図であり、シート基 材としての所定寸法の布1の上に形成された塗布薬層2の上に、アルミニウム線 3と銅線4とが交互に所定間隔をおいて配置されている。アルミニウム線3と銅 線4とは塗布薬層2が多少変形してもこれに追従することができるように蛇行形 状となっており、これらの金属線は塗布薬層2自体が有する接着性により塗布薬 層上に接着されている。
【0009】 このような構成の貼付薬が塗布薬層2によりこりとか痛みを有する人体の患部 に貼付されると、塗布薬層2がその患部に接触するだけでなく、アルミニウム線 3および銅線4もその人体患部に接触する。これにより、人体患部に対して薬理 的な鎮痛消炎作用が行なわれると共に、アルミニウム線3と銅線4とにより、次 に述べるような電気的な鎮痛消炎作用も行われる。
【0010】 上述したアルミニウム線3と銅線4とは、人体から滲み出る汗によって水分を 帯びた塗布薬層2を介して相互に電気的に接続され、さらに導電性を有する人体 を介して電気回路が形成する。この電気回路には、アルミニウム線3と銅線4と の電気化学ポテンシャルが異なることにより、銅線をプラスとしアルミニウム線 をマイナスとする起電力が発生し微小電流が流れる。この微小電流はアルミニウ ム線3と銅線4との間の人体患部にも流れる。人体に微小な電流が流れると、そ の部分の細胞が活性化され血液その他の体液の循環が良くなり、その結果人体の 自己治癒力が促進され、塗布薬層の薬理効果と相俟って迅速にこりをほぐしたり 、痛みを和らげることができるのである。
【0011】 上記実施例ではアルミニウム線3と銅線4とを塗布薬層2上に取り付けた場合 を示したが、この考案はこれに限らず、例えば図3に示すように各金属線を塗布 薬層2に埋め込む、つまり上面が露出するようにして布1上に取り付けても良い 。
【0012】 また、アルミニウム、銅を金属線とせずに、図4に示すように、アルミニウム 箔5、銅箔6の2種の金属箔の小片を多数枚所定間隔をおいて交互に取り付けて も良い。この場合の人体を通して微電流の流れる様子を図5に示している。
【0013】 上記実施例では2種の電気化学ポテンシャルの異なる物質として、アルミニウ ムと銅を示したが、この考案はこれに限らず、その他の電気化学ポテンシャルの 異なる種々の物質の組み合わせが考えられる。2種の物質としては、上記以外に カーボンをプラスとしアルミニウムをマイナスとする組み合わせ等、両者の電気 化学ポテンシャルの差が大きいほど良い。また、これら電気化学ポテンシャルの 異なる2種の物質は箔の状態で使用することが好ましいが、皮膚に違和感がない 程度に柔軟性を有するシート状、線状または帯状の形でも使用することができる 。
【0014】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、この考案による貼付薬においては、電気化学ポテ ンシャルの異なる2種の物質からなるシート片または線材等を所定間隔分離して 前記シート基材上又は前記薬層上に露出した状態で配置したので電気化学ポテン シャルの異なる2種の物質は、人体から滲み出た汗によって水分を帯びた塗布薬 層を介して相互に電気的に接続されるとともに、導電性を有する人体を通して電 気回路を形成するので、貼付薬が貼付された患部には微電流が流れてその患部の 細胞を活性化させ、人体の自己治癒力を促進するとともに塗布薬層の薬理作用と 相俟って治療効果を増進させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による貼付薬の一実施例を示す平面図
である。
【図2】この考案による貼付薬の一実施例を示す正面図
である。
【図3】この考案による貼付薬の他の実施例を示す正面
図である。
【図4】この考案による貼付薬の更に他の実施例を示す
平面図である。
【図5】図4に示した貼付薬を人体に貼付した場合の微
電流の流れを示す説明図である。
【図6】従来の貼付薬を示す平面図である。
【図7】従来の貼付薬を示す正面図である。
【符号の説明】
1 布 2 塗布薬層 3 アルミニウム線 4 銅線 5 アルミニウム箔 6 銅箔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布等のシート基材に鎮痛、消炎等のため
    の薬層を塗布した貼付薬において、電気化学ポテンシャ
    ルの異なる2種の物質からなるシート片または線材を所
    定間隔分離して前記シート基材上又は前記薬層上に露出
    した状態で配置したことを特徴とする貼付薬。
JP1993008798U 1993-03-04 1993-03-04 貼付薬 Expired - Lifetime JP2596177Y2 (ja)

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