JPH0336366Y2 - - Google Patents

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JPH0336366Y2
JPH0336366Y2 JP1986048181U JP4818186U JPH0336366Y2 JP H0336366 Y2 JPH0336366 Y2 JP H0336366Y2 JP 1986048181 U JP1986048181 U JP 1986048181U JP 4818186 U JP4818186 U JP 4818186U JP H0336366 Y2 JPH0336366 Y2 JP H0336366Y2
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conductive
conductor
iontophoresis
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metal plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、イオントフオレーゼ用導子に関す
る。特に、適用時の操作性に優れたイオントフオ
レーゼ用導子に関する。
〔従来の技術〕
近年、生体組織に電圧を負荷した時の作用につ
いて、多くの研究が行われており、イオン濃度の
変化は生体活動に欠かせない副産物、即ち、生体
組織をつかさどる諸因子であるということがわか
つてきた。この観点から、イオン滲透法(イオン
トフオレーゼ)を見直されている。〔Glass JM
etal.,Int.J.Dermatol19 519(1980);Russo J.,
Am.J.Hosp.Pharm.37 843(1980);Laurel Hu−
ghes,David M Maurice,ARCH
OPHTALMOL(USA)102 1825(1984)〕。
イオントフオレーゼは、直流電流による電気治
療であり、イオン化した分子に対する電極効果を
利用して、薬物を皮膚を通して浸透させる方法で
ある。従来、殺菌、静脈瘤性潰瘍、ケロイド、慢
性関節炎等に利用されている。
これら先行技術によるイオントフオレーゼは、
通常持続直流発生装置または断続直流発生装置の
出力端子と、薬物含浸脱脂綿等で金属板等の導電
性材を被覆してなる関導子および類似構成の不関
導子とを接続して使用されるものであるためその
実施はかなり煩雑であり、投薬方法として極めて
有効なものであるにもかかわらず、その普及は限
定されていた。これを解決するため、出力装置と
導子を連結するための電極が工夫されてきた(特
開昭58−116338号、特開昭58−110066号、特開昭
57−168675号参照)。これらは、いずれも導子中
央部に1個の連結のため端子を設けたものであ
る。
一方、たとえば関節炎や帯状疱疹の実際の治療
では、治療部位に合わせた形のパツトが要求され
るため、以前と同じように脱脂綿とアルミ箔を用
いた導子が使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のイオントフオレーゼ
用導子は、治療を意図する部位に応じて特定の形
状のものを用意する必要があり、既存のものを、
治療部位の形に応じて臨機応変に用いることが困
難である。
本考案の目的は、任意の治療部位に適用可能
で、かつ操作性良好なイオントフオレーゼ用導子
を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、導電性金属板の一面に薬液または
電解質液等用含浸部材を一体形成し、導電性金属
板の他面に少なくとも2個の出力接続用端子を突
設したことを特徴とするイオントフオレーゼ用導
子によつて達成される。
本考案において、当該端子は直接当該吸液性部
材の直上に設けてもよいが、通常は導電性材を介
して設けられる。
通常、導電性材は、含浸性部材の一面に一体的
に設けられる。ここに一体的なる概念は、当該導
電性材と含浸性部材とが、通常の条件下では容易
に分離しない状態であり、両者が前面的に接着な
いし粘着(これらを接合と総称することもある)
している場合のみならず、多くの点にて点接合し
ている場合をも包含するものである。
当該接合は、たとえば接着剤、粘着剤を使用す
る方法等によつて達成することが出来る。
接着剤、粘着剤は導電性のもの(たとえば、カ
ーボングラフアイト混入アクリル粘着剤、含水ゲ
ル様粘着剤等)を使用することが好ましい。非導
電性のものを使用する場合には、多くの点にて接
着剤あるいは粘着剤を適用して点接合とし、導電
性材と含浸性部材とが、可及的に多く面積にて直
接接触していることが要求され、かくして導電性
材と含浸性部材との間の通電が妨げられない。
導電性材は、電流を分散させるため、および出
力装置接続の接点として使用されるものであり、
かかる機能を有する材料、形状よりなるものであ
れば特に制限はなくたとえば導電性金属、具体的
にはアルミニウム、銀、ニツケル、ステンレス、
金、パラジウム、銅、プラチナ、イリジウム等が
例示され、通常は板状のものが使用される。ま
た、特に可撓性を有するものが好ましい。
本考案において使用される含浸性部材は薬物ま
たは電解質等を含浸させるためのものであり、薬
液、電解質溶液を含浸しうるものであれば特に限
定されず、従来既知のものを使用すれば十分であ
る。たとえば、不織布、紙、発泡体、多孔質膜等
が例示される。
具体的には不織布としては、綿、羊毛、ジユー
ト、ナイロン66、ナイロン6、アクリル、ビスコ
ースレイヨン、セルロースアセテート、セルロー
ストリアセテート、ポリエステル等があり、特に
セルロースエステル、綿、ビスコースレイヨンが
好ましい。
紙としては、リンター紙、パルプ紙が好まし
い。
発泡体として、連続気泡のものが好ましく、ポ
リウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコ
ール等が好ましい。
多孔膜としては、セルローストリアセテート、
エチレンビニルアルコール、ポリアミド、ポリイ
ミド、ポリプロピレンなどが例示される。
本考案において、出力接続用端子は少なくとも
2個設けられるが、多数個設けることが好まし
い。当該各端子の間隔は、一般に10cm以下、好ま
しくは0.5〜10cm、さらに好ましくは1〜5cmの
間隔である。
本考案の導子は、含浸性部材に薬物を含浸させ
て皮膚に適用されるが、その際皮膚との接着を密
接にするために、粘着テープで固定する方法や、
含浸性部材に粘着剤層を設けることにより、皮膚
密着性をあげることができる。粘着剤層を設ける
場合、粘着剤が導電性でない場合には、多くの点
よりなる点状の粘着剤層を設けることにより、粘
着剤による絶縁が防止できる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本考案をより具体的に説
明する。
第1図は、折りヒダを有する導電性金属板1を
含浸性部材2の一面の直上に設けたものである。
含浸性部材2は、通常導電性の接着剤3にて接合
される。
本実施態様においては、当該ヒダが出力接続用
端子となるものであり、多くの出力接続用端子が
存在することになる。従つて、その内の任意の端
子に、平流発生装置の端子を接続することが出
来、適用部位の狭広、形状に応じて任意箇所で任
意の大きさ、任意の形状に切断して使用すること
が出来る。
第2図は、複数個の導電性テープ片Tを導電性
金属板1の一面に設けたものである。この際、導
電性テープの代わりに導電性ニツプル、ホツクを
使用してもよい。しかして、当該導電性テープ
片、導電性ニツプル、導電性ホツクが出力接続用
端子となる。
第3図は切り込み1aを入れた導電性金属板1
を含浸性部材2の一面の直上に設けたものであ
り、当該切り込みが出力接続用端子となる。
〔作用〕
本考案の導子は、多数、即ち少なくとも2個の
出力接続用端子を設けたので、これら端子中の任
意の端子と接続が可能であり、しかも少なくとも
一個の端子が存在する部位において切り取つて使
用することができる。また、出力接続用端子は導
電性金属板の片面に突出姿勢で設けられているの
で、平流発生装置の端子を容易に接続することが
できる。
〔効果〕
従つて、本考案のイオントフオレーゼ用導子
は、適用部位の狭広、形状に応じて任意箇所で任
意の大きさ、任意の形状に切断して使用すること
ができ、しかも平流発生装置の端子の接続作業が
容易に行え、操作性に優れるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一態様の断面図、第2図およ
び第3図は本考案の一態様の斜視図である。 1……導電性金属板、1a……切り込み、2…
…含浸性部材、3……接着剤層3、T……導電性
テープ片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 導電性金属板の一面に薬液または電解質液等
    用含浸部材を一体形成し、前記導電性金属板の
    他面に少なくとも2個の出力接続用端子を突設
    したことを特徴とするイオントフオレーゼ用導
    子。 (2) 出力接続用端子が10cm以下の間隔で存在する
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のイオントフオレーゼ用導子。
JP1986048181U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0336366Y2 (ja)

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JP1986048181U JPH0336366Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JPS62160949U JPS62160949U (ja) 1987-10-13
JPH0336366Y2 true JPH0336366Y2 (ja) 1991-08-01

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610066A (en) * 1979-07-05 1981-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd Dc motor
JPS5810066A (ja) * 1981-07-10 1983-01-20 株式会社アドバンス イオントフオレ−ゼ用プラスタ−構造体
JPS5937258U (ja) * 1982-09-02 1984-03-08 津田駒工業株式会社 糸切検知装置

Family Cites Families (2)

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JPS55154032U (ja) * 1979-04-21 1980-11-06
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JPS62160949U (ja) 1987-10-13

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