JP2596176Y2 - 絆創膏 - Google Patents
絆創膏Info
- Publication number
- JP2596176Y2 JP2596176Y2 JP1993008145U JP814593U JP2596176Y2 JP 2596176 Y2 JP2596176 Y2 JP 2596176Y2 JP 1993008145 U JP1993008145 U JP 1993008145U JP 814593 U JP814593 U JP 814593U JP 2596176 Y2 JP2596176 Y2 JP 2596176Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- wound
- adhesive tape
- bandage
- substances
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、傷口等を保護するた
めに所定長の接着テープの中央部分にパッドを有する絆
創膏の改良に関するものである。
めに所定長の接着テープの中央部分にパッドを有する絆
創膏の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の絆創膏は、図4に示すように、所
定長の接着テープ1の中央部分にパッド2が配置されて
いる。接着テープ1はパッド2を皮膚の傷口上に当接さ
せて固定するためのもので皮膚に貼着される。パッド2
はガーゼを数枚積層したもの或いは脱脂綿とガーゼを積
層したもので、傷口の上に当てられ、傷口が外部に露出
して他の物に触れたり、傷口に細菌等が侵入するのを防
止している。
定長の接着テープ1の中央部分にパッド2が配置されて
いる。接着テープ1はパッド2を皮膚の傷口上に当接さ
せて固定するためのもので皮膚に貼着される。パッド2
はガーゼを数枚積層したもの或いは脱脂綿とガーゼを積
層したもので、傷口の上に当てられ、傷口が外部に露出
して他の物に触れたり、傷口に細菌等が侵入するのを防
止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、従来
の絆創膏は接着テープ1上にパッド2が配置されている
だけで、パッド2は傷口を保護するのみで傷口を積極的
に治癒させる機能を有していない。
の絆創膏は接着テープ1上にパッド2が配置されている
だけで、パッド2は傷口を保護するのみで傷口を積極的
に治癒させる機能を有していない。
【0004】この考案は上記事情を考慮してなされたも
のであり、その目的は傷口等の治療効果を奏することの
できる絆創膏を提供することにある。
のであり、その目的は傷口等の治療効果を奏することの
できる絆創膏を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この考案では、所定長の接着テープの中央部分にパッド
を有する絆創膏において、電気化学ポテンシャルの異な
る2種の物質からなるシート片または線材をそれぞれ前
記パッドの左右に配置したのである。
この考案では、所定長の接着テープの中央部分にパッド
を有する絆創膏において、電気化学ポテンシャルの異な
る2種の物質からなるシート片または線材をそれぞれ前
記パッドの左右に配置したのである。
【0006】
【作用】この考案による絆創膏においては、パッド2は
傷口等を覆って外部からの影響を防止し、電気化学ポテ
ンシャルの異なる2種の物質は、パッドに吸収された体
液または水分を介して相互に電気的に接続されるととも
に、傷口部分等の皮膚を通して微電流を流すので、その
傷口部分等の細胞を活性化させ、人体の自己治癒力を促
進し、これによって傷口等が早期に治癒されることにな
る。
傷口等を覆って外部からの影響を防止し、電気化学ポテ
ンシャルの異なる2種の物質は、パッドに吸収された体
液または水分を介して相互に電気的に接続されるととも
に、傷口部分等の皮膚を通して微電流を流すので、その
傷口部分等の細胞を活性化させ、人体の自己治癒力を促
進し、これによって傷口等が早期に治癒されることにな
る。
【0007】
【実施例】以下、この考案による絆創膏の一実施例を図
面を用いて詳細に説明する。図1はこの考案に係る絆創
膏の接着面側を示す平面図であり、接着テープ1の中央
部分にはガーゼの積層或いは脱脂綿とガーゼの積層から
なるパッド2が配設されている。このパッドの左右には
パッドに接してアルミニウム箔3及び銅箔4がそれぞれ
配置され、これらの箔3、4は接着テープ1の上に接着
されている。なお、接着テープ1には適宜の間隔で従来
同様の通気孔5が多数形成されている。
面を用いて詳細に説明する。図1はこの考案に係る絆創
膏の接着面側を示す平面図であり、接着テープ1の中央
部分にはガーゼの積層或いは脱脂綿とガーゼの積層から
なるパッド2が配設されている。このパッドの左右には
パッドに接してアルミニウム箔3及び銅箔4がそれぞれ
配置され、これらの箔3、4は接着テープ1の上に接着
されている。なお、接着テープ1には適宜の間隔で従来
同様の通気孔5が多数形成されている。
【0008】このような構成の絆創膏を傷口に取り付け
る場合、第3図に示すようにパッド2が皮膚6の傷口の
上に接触し、アルミニウム箔3および銅箔4が傷口の両
側の皮膚に接触し、その外側の皮膚に接着テープが接着
される。これにより、パッド2は皮膚の傷口を保護する
とともに、アルミニウム箔3と銅箔4とは、次に述べる
ような治療効果を奏する。
る場合、第3図に示すようにパッド2が皮膚6の傷口の
上に接触し、アルミニウム箔3および銅箔4が傷口の両
側の皮膚に接触し、その外側の皮膚に接着テープが接着
される。これにより、パッド2は皮膚の傷口を保護する
とともに、アルミニウム箔3と銅箔4とは、次に述べる
ような治療効果を奏する。
【0009】上述したアルミニウム箔3と銅箔4とはパ
ッドに吸収された水分、血液、その他の体液を介して相
互に電気的に接続し、さらに導電性を有する人体を介し
て電気回路を形成する。この電気回路には、アルミニウ
ム箔3と銅箔4との電気化学ポテンシャルが異なること
により、銅箔4をプラスとしアルミニウム箔3をマイナ
スとする起電力が発生し微小電流が流れる。この微小電
流はアルミニウム箔3と銅箔4との間の傷口部分にも流
れる。人体に微小な電流が流れると、その部分の細胞が
活性化され血液その他の体液の循環が良くなり、その結
果人体の自己治癒力が促進され傷口等が早期に治癒され
るのである。
ッドに吸収された水分、血液、その他の体液を介して相
互に電気的に接続し、さらに導電性を有する人体を介し
て電気回路を形成する。この電気回路には、アルミニウ
ム箔3と銅箔4との電気化学ポテンシャルが異なること
により、銅箔4をプラスとしアルミニウム箔3をマイナ
スとする起電力が発生し微小電流が流れる。この微小電
流はアルミニウム箔3と銅箔4との間の傷口部分にも流
れる。人体に微小な電流が流れると、その部分の細胞が
活性化され血液その他の体液の循環が良くなり、その結
果人体の自己治癒力が促進され傷口等が早期に治癒され
るのである。
【0010】上記実施例では金属箔としてアルミニウム
箔と銅箔を示したが、この考案はこれに限らず、その他
の電気化学ポテンシャルの異なる種々の物質の組み合わ
せが考えられる。2種の物質としては、上記以外にカー
ボンをプラスとしアルミニウムをマイナスとする組み合
わせ等、両者の電気化学ポテンシャルの差が大きいほど
良い。また、これら電気化学ポテンシャルの異なる2種
の物質は好ましくは箔の状態で使用することが好ましい
が、皮膚に違和感がない程度に柔軟性を有するシート状
または線状の形でも使用することができる。
箔と銅箔を示したが、この考案はこれに限らず、その他
の電気化学ポテンシャルの異なる種々の物質の組み合わ
せが考えられる。2種の物質としては、上記以外にカー
ボンをプラスとしアルミニウムをマイナスとする組み合
わせ等、両者の電気化学ポテンシャルの差が大きいほど
良い。また、これら電気化学ポテンシャルの異なる2種
の物質は好ましくは箔の状態で使用することが好ましい
が、皮膚に違和感がない程度に柔軟性を有するシート状
または線状の形でも使用することができる。
【0011】更に、上記2種の物質はパッドに接触して
取り付けるとパッドに吸収保持された比較的多量の水分
によって両者の良好な電気的結合が得られるため好まし
いが、パッドから若干離れていても良い、この場合には
2種の物質間はパッドに吸収された水分等と更にパッド
と各物質との間の接着テープの面に付着した水分を介し
て相互に電気的に接続されることになる。
取り付けるとパッドに吸収保持された比較的多量の水分
によって両者の良好な電気的結合が得られるため好まし
いが、パッドから若干離れていても良い、この場合には
2種の物質間はパッドに吸収された水分等と更にパッド
と各物質との間の接着テープの面に付着した水分を介し
て相互に電気的に接続されることになる。
【0012】なお、本願考案の上記実施例の絆創膏は傷
口に取り付ける場合について説明したが、本願考案の適
応例はこれに限られるものではなく、火傷、水虫、突き
指、筋肉疲労等傷口がない部分にも適応することができ
る。
口に取り付ける場合について説明したが、本願考案の適
応例はこれに限られるものではなく、火傷、水虫、突き
指、筋肉疲労等傷口がない部分にも適応することができ
る。
【0013】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、この考案に
よる絆創膏においては、電気化学ポテンシャルの異なる
2種の物質は、パッドに吸収された体液または水分を介
して相互に電気的に接続されるとともに、傷口部分等の
皮膚を通して電気回路を形成するので、その傷口部分等
には微電流が流れて細胞が活性化され、人体の自己治癒
力を促進し、これによって傷口等が早期に治癒されるこ
とになるのである。
よる絆創膏においては、電気化学ポテンシャルの異なる
2種の物質は、パッドに吸収された体液または水分を介
して相互に電気的に接続されるとともに、傷口部分等の
皮膚を通して電気回路を形成するので、その傷口部分等
には微電流が流れて細胞が活性化され、人体の自己治癒
力を促進し、これによって傷口等が早期に治癒されるこ
とになるのである。
【図1】この考案による絆創膏の一実施例を示す平面図
である。
である。
【図2】この考案による絆創膏の一実施例を示す正面図
である。
である。
【図3】この考案による絆創膏を人体に貼り付けた場合
の微電流の流れを示す説明図である。
の微電流の流れを示す説明図である。
【図4】従来の絆創膏を示す平面図である。
1 接着テープ 2 パッド 3 アルミニウム箔 4 銅箔 5 通気孔 6 皮膚
Claims (1)
- 【請求項1】 所定長の接着テープの中央部分にパッド
を有する絆創膏において、電気化学ポテンシャルの異な
る2種の物質からなるシート片または線材をそれぞれ前
記パッドの左右に配置したことを特徴とする絆創膏。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008145U JP2596176Y2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 絆創膏 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008145U JP2596176Y2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 絆創膏 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666701U JPH0666701U (ja) | 1994-09-20 |
JP2596176Y2 true JP2596176Y2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=18528374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993008145U Expired - Lifetime JP2596176Y2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 絆創膏 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596176Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2009238548B2 (en) * | 2008-04-23 | 2013-01-17 | Elc Management Llc | Microcurrent-generating topical or cosmetic systems, and methods of making and using the same |
CA2968868C (en) * | 2014-12-17 | 2023-12-12 | Morton M. Mower | Method and apparatus for improved wound healing |
-
1993
- 1993-03-02 JP JP1993008145U patent/JP2596176Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0666701U (ja) | 1994-09-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |