JPH0666701U - 絆創膏 - Google Patents

絆創膏

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JPH0666701U
JPH0666701U JP008145U JP814593U JPH0666701U JP H0666701 U JPH0666701 U JP H0666701U JP 008145 U JP008145 U JP 008145U JP 814593 U JP814593 U JP 814593U JP H0666701 U JPH0666701 U JP H0666701U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 さらに治療効果を奏する絆創膏を提供するこ
とである。 【構成】 電気化学ポテンシャルの異なる2種の物質か
らなる金属箔3、4をそれぞれパッド2の左右に配置し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、傷口等を保護するために所定長の接着テープの中央部分にパッド を有する絆創膏の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の絆創膏は、図4に示すように、所定長の接着テープ1の中央部分にパッ ド2が配置されている。接着テープ1はパッド2を皮膚の傷口上に当接させて固 定するためのもので皮膚に貼着される。パッド2はガーゼを数枚積層したもの或 いは脱脂綿とガーゼを積層したもので、傷口の上に当てられ、傷口が外部に露出 して他の物に触れたり、傷口に細菌等が侵入するのを防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来の絆創膏は接着テープ1上にパッド2が配置されている だけで、パッド2は傷口を保護するのみで傷口を積極的に治癒させる機能を有し ていない。
【0004】 この考案は上記事情を考慮してなされたものであり、その目的は傷口等の治療 効果を奏することのできる絆創膏を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの考案では、所定長の接着テープの中央部分にパッ ドを有する絆創膏において、電気化学ポテンシャルの異なる2種の物質からなる シート片または線材をそれぞれ前記パッドの左右に配置したのである。
【0006】
【作用】
この考案による絆創膏においては、パッド2は傷口等を覆って外部からの影響 を防止し、電気化学ポテンシャルの異なる2種の物質は、パッドに吸収された体 液または水分を介して相互に電気的に接続されるとともに、傷口部分等の皮膚を 通して微電流を流すので、その傷口部分等の細胞を活性化させ、人体の自己治癒 力を促進し、これによって傷口等が早期に治癒されることになる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案による絆創膏の一実施例を図面を用いて詳細に説明する。図1 はこの考案に係る絆創膏の接着面側を示す平面図であり、接着テープ1の中央部 分にはガーゼの積層或いは脱脂綿とガーゼの積層からなるパッド2が配設されて いる。このパッドの左右にはパッドに接してアルミニウム箔3及び銅箔4がそれ ぞれ配置され、これらの箔3、4は接着テープ1の上に接着されている。なお、 接着テープ1には適宜の間隔で従来同様の通気孔5が多数形成されている。
【0008】 このような構成の絆創膏を傷口に取り付ける場合、第3図に示すようにパッド 2が皮膚6の傷口の上に接触し、アルミニウム箔3および銅箔4が傷口の両側の 皮膚に接触し、その外側の皮膚に接着テープが接着される。これにより、パッド 2は皮膚の傷口を保護するとともに、アルミニウム箔3と銅箔4とは、次に述べ るような治療効果を奏する。
【0009】 上述したアルミニウム箔3と銅箔4とはパッドに吸収された水分、血液、その 他の体液を介して相互に電気的に接続し、さらに導電性を有する人体を介して電 気回路を形成する。この電気回路には、アルミニウム箔3と銅箔4との電気化学 ポテンシャルが異なることにより、銅箔4をプラスとしアルミニウム箔3をマイ ナスとする起電力が発生し微小電流が流れる。この微小電流はアルミニウム箔3 と銅箔4との間の傷口部分にも流れる。人体に微小な電流が流れると、その部分 の細胞が活性化され血液その他の体液の循環が良くなり、その結果人体の自己治 癒力が促進され傷口等が早期に治癒されるのである。
【0010】 上記実施例では金属箔としてアルミニウム箔と銅箔を示したが、この考案はこ れに限らず、その他の電気化学ポテンシャルの異なる種々の物質の組み合わせが 考えられる。2種の物質としては、上記以外にカーボンをプラスとしアルミニウ ムをマイナスとする組み合わせ等、両者の電気化学ポテンシャルの差が大きいほ ど良い。また、これら電気化学ポテンシャルの異なる2種の物質は好ましくは箔 の状態で使用することが好ましいが、皮膚に違和感がない程度に柔軟性を有する シート状または線状の形でも使用することができる。
【0011】 更に、上記2種の物質はパッドに接触して取り付けるとパッドに吸収保持され た比較的多量の水分によって両者の良好な電気的結合が得られるため好ましいが 、パッドから若干離れていても良い、この場合には2種の物質間はパッドに吸収 された水分等と更にパッドと各物質との間の接着テープの面に付着した水分を介 して相互に電気的に接続されることになる。
【0012】 なお、本願考案の上記実施例の絆創膏は傷口に取り付ける場合について説明し たが、本願考案の適応例はこれに限られるものではなく、火傷、水虫、突き指、 筋肉疲労等傷口がない部分にも適応することができる。
【0013】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、この考案による絆創膏においては、電気化学ポテ ンシャルの異なる2種の物質は、パッドに吸収された体液または水分を介して相 互に電気的に接続されるとともに、傷口部分等の皮膚を通して電気回路を形成す るので、その傷口部分等には微電流が流れて細胞が活性化され、人体の自己治癒 力を促進し、これによって傷口等が早期に治癒されることになるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による絆創膏の一実施例を示す平面図
である。
【図2】この考案による絆創膏の一実施例を示す正面図
である。
【図3】この考案による絆創膏を人体に貼り付けた場合
の微電流の流れを示す説明図である。
【図4】従来の絆創膏を示す平面図である。
【符号の説明】
1 接着テープ 2 パッド 3 アルミニウム箔 4 銅箔 5 通気孔 6 皮膚

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長の接着テープの中央部分にパッド
    を有する絆創膏において、電気化学ポテンシャルの異な
    る2種の物質からなるシート片または線材をそれぞれ前
    記パッドの左右に配置したことを特徴とする絆創膏。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011518605A (ja) * 2008-04-23 2011-06-30 イーエルシー マネージメント エルエルシー 局所用または美容用微小電流発生システム、ならびにその製造方法および使用方法
JP2018502637A (ja) * 2014-12-17 2018-02-01 エム.モワー モートン 創傷治癒を改善するための方法及び装置

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